2023-12-31

QED進学塾の2023年~本日は大みそか

QED進学塾の2023年が終わります。
残り1時間を切りました。
本日は大みそかです。
関係者の皆様がたには大変お世話になりました。
また来年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年一番の大イベントは、何と言っても新教室へのお引越しでしょう。
決して自ら望んだ移転ではなかったものの、新教室が塾生たちに大好評で、結果的にはよかったのだと思います。
新教室移転から早くも半年が経過しましたが、特に収納関係を中心に着々と教室の整備が進んでいます。
来年も塾生たちがより良い環境で勉強できるよう、ハードとソフトの両面で万全の準備をしたいものです。
本当に1年間ありがとうございました。

2023-12-16

QED進学塾の小学5年生(Y)~英語の4技能

QED進学塾の小学5年生のYくんは、アルファベット+フォニックスのカードを毎日学習しています。
その甲斐あって、Yくんは少しずつですが英字が読めるようになってきました。

文部科学省発表の英語の4技能に関する資料
https://www.mext.go.jp/content/20191224-mxt_daigakuc02-000003411_6.pdf

4技能とは、
1.聞く。
2.話す。
3.読む。
4.書く。
の4つを指す言葉です。

言語学習のステップは、まだ赤ちゃんのときは1.だけ、そして成長に伴って2.→3.→4.へと進行して行きます。
つまり、だんだんと技能の範囲が広がって行くのです。
そして、最終段階は4技能を相互に結びつけながらスムーズに言語を学んで行ける体勢が整うわけです。

いよいよYくんは、今週からその段階に入ります。
ノートにアルファベット26文字×2(大文字と小文字)+フォニックスを全て書くテストを、毎日自宅で実施します。
テストで間違ったところを決して消してはいけません。
消さずにテスト直し(やり直し)をするのです。
ノートには、日付けを毎日記入します。
つまり、1つの日付けに対して、その日のテストと直しの2つがノートに書き出されるわけです。
登塾のたびにYくんは、日々の努力の詰まったノートを塾長に見せます。
このときに、Yくんは塾長と一緒におさらいをします。
その記憶の新しいまま、直ぐに小テストを実施します。
小テストの内容は、Yくんが毎日自宅てテストしているものと完全に同一です。
だから、Yくんの自宅学習の成果がそのまま小テストの成績に反映されるのです。

自宅でも塾でも、Yくんがこのテストを実施するときの約束事があります。
それは、必ず発音しながら書くことです。
こうすることで、
(1)自分が発音した音は、当然ながら自分の耳に入る。(話す+聞く)
(2)自分が書いた文字は、当然ながら自分の目に入る。(書く+読む)
が同時進行で学習できます。
つまり、Yくんは、英語の4技能を同時に鍛える訓練を毎日積むのです。

人間の脳は、多くの感覚器を同時に使うと活性化します。
新しいことを覚えやすく、かつ忘れにくくなるのです。
英語の4技能=聞く+話す+読む+書く=耳+口+目+手。
4つの器官を同時に使って学習効率upです。

Yくんの次回の登塾日が、記念すべき第1回英語小テストの日です。
Yくんがどんなスタートダッシュを見せてくれるのか、今から塾長は楽しみにしています。

2023-12-15

QED進学塾の中学1年生(E)~失敗から学ぶこと

QED進学塾の中学1年生のEくんは、塾で習ったばかりの「時差の計算問題」を家で練習するために、塾の蔵書から『My Juck(マイジュック)社会のまとめ 』を借りて帰りました。
そして、同問題集の『別冊解答』を失くしてしまいました。
解答なしの問題集を持参して登塾してきたEくんは「もっと怒られると思った。」
塾長はEくんの失敗を責めずに、以下のように教え諭しました。

だれかがEくんに物を貸してくれるのは100%厚意。
それを失くしてしまうのは恩を仇で返す行為。
決してやってはいけないこと。
大事なのはここから何を学ぶか。
「今後気を付けよう。」は対策ではない。
具体的な対策案が必要。
問題集の解答は本体に貼り付けること。
(貼り方の例を3種類提示。)

それから、さらに発展させます。

小さいものは大きいものと一体化させると失くさない。・・・(1)
一つの失敗から、その対策だけでなく(1)のように拡張できるとなお良い。
それが、失敗を今後に最大限生かす道。

今回授業の冒頭に塾長は、以上のような話をEくんにしました。
今後の教訓としてほしいところです。
次回授業でEくんが、持っている問題集の全冊にそれぞれの解答を貼り付けて持ってきてくれることを、塾長は期待しています。

2023-12-14

QED進学塾の高校2年生(S)~3日間連続開催の学校行事(勉強会)

QED進学塾の高校2年生のSくんの通う学校では、3日間連続開催の学校行事(勉強会)が今週開催されました。
そのため、Sくんは今週の塾の授業を1回お休みしました。
勉強会と言っても、塾や予備校の勉強合宿のようなものではなく自宅からの通学です。
それでもSくんが塾をお休みしたい旨を事前に伝えてきたところを見ると、おそらく相当な勉強量であることが容易に予想されます。
Sくんが次回の登塾日に何を持ち帰ってくるのか塾長は楽しみに待ちたいと思います。
これまでのSくんの勉強ぶりを振り返ると、いつも具体的な学習目標を設定して計画的な学習ができていました。
塾の授業の冒頭に塾長が「何を勉強したい?」とSくんに尋ねると、必ず明確で詳細な答えが返ってきます。

【返答例その1】
「(高校2年生で履修する)化学がよく分からなくなっている。その原因はどうも(高校1年生で履修した)化学基礎にあると自己分析している。だから、高1の復習(化学基礎)をしながら、今学校で習っている化学の勉強をできないだろうか。」

【返答例その2】
「来月受検予定の英検の過去問を解いてみた。すると、大問の3番と4番で得点できていなかった。前回(英検の)同級の受検に失敗したときにも、やはり大問3.4.で点数を落としていた。だから、この2つの大問に絞って英検対策授業をしてほしい。」

(そして、Sくんは英検の同級の1次試験(筆記試験)に見事合格しました。)

これだけしっかりしているSくんのことですから、たとえ3日間の学習量がどれだけ膨大なものであったとしても、その大きな山の中から自分にとって喫緊の学習課題(たからもの)を見つけ出して、「塾長、これを教えてほしい!」と言うに決まっています。
前述の【返答例その1】や【返答例その2】のように、今回も非常に詳しい内容を述べてくれることでしょう。
塾長は、それに全力で応えるのみです。

Sくんが塾に持ってきてくれる「たからもの」は、そのまま冬期講習会の学習テーマとなります。
それ以上に優先されることがあるとすれば、英検の同級の2次試験(面接試験)の対策授業くらいしか、塾長の頭には思い浮かびません。
いずれにしろ、Sくんが明確な学習目標を持ってこの冬の勉強に取り組み、その結果として充実した冬期講習会となることは、まず間違いありません。
そんなSくんの帰還を楽しみに待つ塾長です。

2023-12-13

QED進学塾の中学1年生(E)~小学4年生の復習から中学2年生の予習まで

QED進学塾の中学1年生のEくんの通う学校では、2学期期末試験の答案返却が既に先週で完了しています。
今塾でEくんは、返却された答案を見ながらテスト反省をしている最中です。
そして、目下のところ数学の「関数」がターゲットです。
翻って、テスト答案返却直前の塾の授業では、Eくんは中学1年生の地理の「時差の計算問題」を2時間みっちり勉強しました。
今回の授業でEくんは、「時差の計算問題」と「関数」を繋げて学習しました。
期末試験の関数の問題には面積に関する設問があり、そこで出題された問題を残念ながら正答できなかったEくんに、塾長はEくんが小学校で習った「面積公式」の小テストを課しました。
結果、面積公式の積み残しが発見されました。
早速、小学校の復習です。
算数の教科書に「面積」という言葉が初登場する小学4年生の学習内容から小学6年生のそれまで、「円」を除いた面積公式の総復習を行ったのです。
そのうえで、Eくんは、中学2年生で習う「1次関数」の増加量の計算の予習まで範囲を広げて学習しました。
なんと5つの学年の大縦断です。
これだけの学習内容を断片的に学べば莫大な時間と労力がかかるところですが、すべての学習項目がきれいに繋がっていれば話は違います。
学問体系に沿って無理なく学習して行けば、「労少なくして、功多し。」が可能なのです。
ただし、「労少なく」には限度があります。
たとえば今回授業で学んだ内容ならば、その全内容を2時間の授業時間時間内にEくんが、自分の頭の中に完全に入れ切ることはまず不可能でしょう。
そうするには少なくとも3日間の復習が必要であると判断した塾長は、その旨をE君に伝え、具体的にどんな勉強をすればよいか指示を出しました。
それをEくんが完遂したとしても習熟度100%となる保証はありません。
ですが、習熟度の不足分がたとえあったとしても、それは次回授業で補えばよいだけの話です。

Eくんが1つの学習項目のみを1時間かけて学習したときに得られる学習効果を仮に1単位としましょう。
1つの学習項目を3時間かけて学習した結果、関連する5つの学習項目をも学ぶことができ、しかもその5つが密接に結びついてEくんの頭の中で整理できたとき、得られる学習効果はその倍の10単位もしくはそれ以上と推定されます。
つまり、時間をかけて丁寧に勉強した分の元を回収するどころか、時間効率的に3.3倍以上の得をしている計算です。

楽しく学びながら学力を伸長させ続けること。
QED進学塾のこの教育理念を実現するためには、「時間投下は大きいけれども得られる学習効果はそれ以上に大きい」学習を継続して行くよりないと、塾長はそのように考えています。
そして、その路線に喜んで飛び乗ってくれているのがEくんです。
これからのEくんの成長が塾長は楽しみで仕方ありません。

2023-12-12

QED進学塾の塾長~半年ごとに歯科検診

QED進学塾の塾長は半年ごとに歯科検診を受診しています。
検診は歯のクリーニングとセットになっていて、定期的なプラークコントロールができるので大変助かっています。
年に2日の検診日のうちの1日が今日でした。
虫歯の1本もなく、歯茎の異常もなく、とりあえず一安心の塾長でした。
また、同日にはブラッシングの指導もしてくれます。
毎日の歯のお手入れが何よりも大切だからです。
塾長は、
1.歯間ブラシ。
2.デンタルフロス。
3.電動歯ブラシ。
の順番で毎日お手入れを実施しています。
上記の1.に関しては歯茎にやさしいゴム製のものを使用しているのですが、ブラシの軸が直線のため、歯の表側からの操作は用意です。
ただ、裏側からブラシを入れることは、持ち手の構造の問題で難しく、その結果として葉の裏側に取りこぼしが生じていたのです。
そのことを指摘された塾長は、「歯間ブラシをL字型のものに代えたほうが良いですか?」と質問しました。
すると、その必要はないとのこと。
上記の2.の角度を工夫するだけで歯の裏側のケアができることを教えてもらいました。
歯の健康は体全体の健康に大きく影響します。
塾長は、年に2回の「歯科検診+クリーニング+お手入れ指導」に漏れなく参加して、歯はもちろんのこと全身の健康を維持しています。
当然これからもそれを続けます。
いつまでも教壇に立ち続け、教鞭を執り続けるために。
目指せ生涯現役です。

2023-12-11

QED進学塾の教室~この師走に模様替え(2)

QED日誌の2023年12月2日の記事のつづきです。

追加で注文していた2台のメタルラックが塾に一昨日届きました。
一足先に教室で活躍している、既存の2台と合わせて計4台になりました。
これで教室のお片付け・整理整頓がより一層進行すること間違いなしです。
学習環境が少しずつ改善されていくのは大変気分の良いものです。
きっと塾生もそう感じているでしょう。
まあ児童・生徒は塾長ほどには喜んではいないかもしれませんが。
それでも塾長が前にも増してご機嫌で授業をするのですから、塾生にとっても悪かろうはずはありません。
メタルラック4台の収納力は4立方メートル!
これだけの容積があれば片付かないほうがおかしいくらいです。
ただそれだけの大物を導入するとなると、その他の物を移動させる必要がどうしても出てきます。
そこは塾長が得意とするパズルを解くように何とかするよりありません。
早速、黒板下のデッドスペースだった場所に、隣の部屋にあった小型の棚を1台移動させました。
丁度その黒板下のスペースが勉強机に近かったこともあり、筆記具やノートやプリントなどの置き場として、移籍してきたばかりの棚がもう既に大活躍してくれています。
他にもいろいろなもの(主として小型の収納具など)が続々と民族大移動中です。
来週はダスキンさんの来る週(隔週の定期便)なのでその助力を得て、3台目と4台目の計2台のメタルラックの組み立てから、その2台に物を収納するところまでを一気に片付ける算段の塾長です。
来週中に大物ラック4台が収まれば、再来週中にはその他の細々とした物の移動や片付けを塾長一人でもできます。
準備万端で新年を迎える準備は着々と進行中です。
来年は今年以上に良い年にしたいものですね。

2023-12-10

QED進学塾の小学5年生(Y)~日常生活が学びの場

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

机に向かって勉強する時間を確保することはもちろん大切です。
ですが、その時間だけが勉強時間ではありません。
日々の生活の中から学べることは多いものです。
今回Yくんは、塾のおやつの時間に食べるオムレツの材料(Eくんが差し入れてくれたcoopの卵)のパッケージに印字された「産直」を詳細に学びました。

【産直とは、生産地から直接送られてくること。また、その商品を指す言葉。】

Yくんは、「産直」という言葉を、上記のような文章で理解しました。
そして、それをすらすら言えるまで練習しました。
そのあとで、「生『産地』から『直』接『送』られてくる。」から『産地直送。』
その短縮形(略語=省略した言葉)が「産直。」
この一連の流れで「産直」を説明できるようになったYくんでした。

筋道を立てて物事を説明する能力が身に着くと、併せて論理的な思考力も身に着きます。
この思考力は、算数・数学はもちろんのこと、他の教科の勉強でも強力な武器となります。
また、何かを人に説明することで、そのことに対する自分自身の理解度を高めることもできます。
さらに、説明することを「楽しい」と感じられるようになれば、学習意欲が自然と湧いてきて、結果勉強するようになり、学力が向上するわけです。
しかも、身に着けた論理的思考力によって、単位時間当たりの学習量も増えます。
端的に言えば、学習の質が上がるということです。
学習の量も質もupするので、その積(かけ算した答え)は非常に大きくなります。
学力が飛躍的に伸びる子の中では、往々にしてこんなことが起こっているものなのです。

昨日の『QED日誌』に塾長は、「Yくんが軌道に乗り始めたところ」と書きました。
Yくんが軌道の周回を重ねるたびに成長し、今日の『QED日誌』に書いたような発展を遂げてくれることを塾長は願い、またYくんならば近い将来そうなってくれると信じています。

2023-12-09

QED進学塾の小学5年生(Y)~学力の基盤は国語力

QED進学塾の小学5年生のYくんは、食べることが大好きです。
今回はおやつの時間に学びがありました。
塾には30種類以上のおやつが常備されています。
その中からYくんが選んだのは「丸美屋のオムレツ(カップ)」と「きのこの山」でした。
中学1年生のEくんがたまごを差し入れてくれたおかげさまで、レンジでオムレツが作れます。
感謝感謝です。
その卵はcoopで『産直』とパックの表面に印字されています。

Yくん「せいちょく?」
塾長「うーん、それは間違っているけど、いい間違いよ。」

Yくんは、産直の産の字に「生」が含まれていることに着目して、「せいちょく」と読んだのでした。
漢字の大半は形声文字です。
形声の形は「意味」で、声は「音読み」を表します。
この2つの合体によって、多くの漢字が構成されているというわけです。

Yくんは、ずいぶん前に塾で習った「形声文字」を覚えていて、読めない漢字(産)を何とか読もうと頑張ったのです。
Yくんがせっかく「生」を見つけて「せい」と読んだのに、それは残念ながら正解ではありませんでした。
それでも、Yくんが採った「読めない漢字の一部に注目して、『音読み』を推測する。」という作戦は、成功率の高い作戦です。
また、この作戦を常用していれば、自然と「一部」に目を向ける習慣が身に着き、その結果として新出漢字を学ぶのに同習慣が役に立つという、嬉しい副産物もついてきます。

すべての教科・科目の試験問題は、国語で書かれています。
たとえ英語のテストであっても、問題文は国語なのです。
また、論理的な思考をするときの頭の中は国語が駆け巡っています。
だから、学力を支える基盤は国語力であると言えるのです。

その国語力を支えるのが文字力すなわち漢字の力です。
文字力が増せば、自ずと語彙力もupします。
すると、文章が読めるようになり、国語力が向上します。
その国語力は、他の教科の勉強にも生きてきます。
結果、総合的な学力向上が達成できるのです。

そして、Yくんは既にその軌道に乗りつつあります。
今後の伸びが大いに期待できるというものです。

2023-12-08

QED進学塾の中学1年生(E)~1年1学期の地理の復習(4=最終回)

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

すると、塾生は、社会科を学びながら同時に理科や算数・数学をも学んだりすることができます。
そのような学習を日々重ね続けた子は、5教科の成績が総合的に伸びて行く素地が自然と出来上がってくるのです。

そうです。
もうひとつの理由は「総合的学力の伸長」なのです。
特に、高校入試においては「5教科の総得点+内申点」の和が、合格点に到達しているかどうかで合否が決まります。
だからこそ、塾長は塾生の5教科の学力を総じて底上げすることを、どの教科・科目の授業であっても常に念頭に置いて、毎日の授業を組み立てているのです。

Eくんが質問したのは、地理の「時差の計算問題」でした。
そして、Eくんが2時間授業の中で解いた、同計算問題はたった1問だけでした。
その1問からEくんは、経度の基準となる地点や日本標準時子午線といった「地理」の勉強はもとより、理科(地学)の地球の自転と公転を学び、算数・数学の比例式の解法までも習得することができました。

もしも3時間授業だったら(授業時間がもう1時間長ければ)、
塾長は、大航海時代から産業革命に至るまでの「歴史」の授業をしたでしょう。
なぜならば、その歴史を学ぶことで「どうしてイギリスのロンドンの旧グリニッジ天文台が経度0度なのか。」をEくんが理解することができるからです。

もしも4時間授業だったら(授業時間がもう2時間長ければ)、
塾長は、地図の様々な図法の美点と欠点とを教えます。
「歴史」からもう1周回って「地理」に戻ってきましたね(笑)
すると、Eくんは、大航海時代の船乗りの地図がどうしてメルカトル図法だったのか、どうして経度0度が「天文台」だったのか、それらの理由を知るところとなるでしょう。

「なぜ」「どうして」の疑問が次々と解き明かされていく授業は、授業を行う先生も、それを受講する生徒も、双方が楽しめるものです。
楽しく学びながら、学力が総合的に伸びて行く。
これがQED進学塾の目指すところです。

Eくんは、授業を楽しんでいて、学力も順調に伸びています。
塾生全員がそうなってくれることが、塾長の願いであり、これからの努力目標でもあり、もっと厳しい目で見れば「義務」であると言えるでしょう。

2023-12-07

QED進学塾の中学1年生(E)~1年1学期の地理の復習(3)

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

Eくんは「時差の計算問題」というたった一つのテーマで2時間みっちりと勉強しました。
その間に解いた問題はわずか1問。
この1問の類題の2問は宿題にしました。

1問を解くのに2時間?
と不思議に思った人もいるでしょう。
それは「解くだけ」ではないからです。

解き方を学び、類題演習を数多く解く、この反復によって同タイプの問題が試験に出題されたときに確実に得点できるようにするのが「パターン学習」です。
この学習法の有効性はよく知られていて、これを主軸としている塾が多いのが現状です。
特に、塾生の志望校が上位校であるような進学塾において。

しかしながら、QED進学塾ではこれを多用しません。
塾長は、塾生に宿題などで最低限の演習量こそ課すものの、その量は決して多くはないのです。
その理由は、大きく分けて2つ。

ひとつは、塾生に変化球への対応力を身に着けてほしいからです。
パターン学習に終始している生徒は、ほぼ同型の問題が試験に出題されたときはいいのですが、変わった切り口から試験問題を作成されたり、設問の質問のしかたを変えられたり、そんな少しの変化で急に問題が解けなくなってしまうのです。

その問題はを学ぶための問題なのかという、根源的な問いに答えられる児童・生徒は、直球も変化球も何でも打てる子になれるのです。
だからこそ、塾長は問題の根本である法則性や仕組みと言った、問題背景から丁寧に学ぶ授業をいつも心がけています。

つづく

2023-12-06

QED進学塾の中学1年生(E)~1年1学期の地理の復習(2)

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

Eくんの言う「時間の計算」とは時差の問題のことで、たとえば下記のような問題が学校の定期試験や『北辰テスト 』(埼玉県の中3生の9割が受験する公開会場模試。70年以上の歴史がある。)の試験問題としてよく出題されます。

【問題】
今ロンドンは2023年の12月31日の午後6時です。
東京は何年何月何日の何時ですか。
「午前」または「午後」のいずれかを付けて答えなさい。

【答え】
2024年1月1日の午前3時。

塾長が上記のような問題を即興で作って、「こんな感じの問題のこと?」とEくんに尋ねると、Eくんは「うんうん。」と大きく頷きました。

Eくんが言うには「(上記問題の類題が)1学期の中間試験に出題されて、手も足も出なくて悔しかった。」のだそうです。
そんな気持ちを持ち続けていたEくんだからこそ、塾長の「もっと前の復習でもいいよ。」に対して、「時間の計算」と即答できたのです。

この「できなくて悔しい。」気持ちは、学力向上のための大きな原動力となってくれます。
逆に言えば、「問題が難しいからできなくて普通。」「できなくてもまあ仕方ないよね。」のような考え方をする癖の付いている子は、なかなか学力が伸びて行きません。
学習に対する姿勢・態度・考え方は、学力向上に大きく影響するのです。
解法のテクニックを学ぶなどの技術面も大切ですが、それ以上に学習に取り組む姿勢などの精神面のほうが学力・成績を左右すると、四半世紀も児童・生徒を見続けてきた塾長は感じています。

Eくんの学習姿勢は素晴らしいです。
技術の習得に対する熱意があり、そのため吸収力も抜群です。
伸びる要素が満載です。
もちろん塾長はEくんに大きな期待をしています。

しかしながら、ひとたびそれがEくんのプレッシャーになってしまえば、今後の勉強に悪影響が出ます。
肩の力を抜いて、いつも笑顔で、それでいてやるべきことはきちんとやる。
そんな学習をこの先もずっと継続して行けば、結果は自ずとついてくると信じて疑わない塾長です。

つづく

2023-12-05

QED進学塾の中学1年生(E)~1年1学期の地理の復習(1)

QED進学塾の中学1年生のEくんの1年1学期の地理の復習です。

いつもEくんは、その日の学習テーマを自分で設定してから登塾して来ます。
学習意欲満点です。
このような学習姿勢が、Eくんの学習効果を高めるのに大いに役立っていることは間違いありません。
毎授業の冒頭に塾長は「Eくん、今日は何から勉強したい?」と尋ねます。
すると、Eくんは「今日は英語の現在分詞を勉強したい。」などと明確に答えてくれます。
さらに、「この英文のこの部分がどうしてそうなるか分からない。」のように、質問の内容も非常に具体的です。
Eくんの授業は、毎回こんな感じで始まるのです。
これで学力が向上しないわけがありません。
Eくんは「The優等生」と言えるほど模範的な生徒なのです。

そんなEくんが、塾長の「今日は何の勉強をしたい?」の問いに対して、今回だけは珍しく「うーん、何を勉強しようか。」と答えました。
折しも2学期期末試験が終わったばかりのタイミングだったのですが、それでも塾長は「テストが終わってEくんの気が抜けている。」とは露ほどにも思いませんでした。
常日頃のEくんの学習態度・姿勢が素晴らしいので、自然とそうなったのでしょう。

そこで、塾長はEくんに「予習か復習か迷ったの?」と尋ねました。
すると、Eくんは「うん。」と肯定し、さらにこう続けました。
「テスト範囲の復習は、答案返却を待ってからのほうが勉強しやすい。」
「今週の学校授業はおそらくテスト反省一色だろうから、学校の予習をするタイミングでもない。」
なるほど、よく考えられています。

塾長は、こう提案しました。
「もっと前に習ったことの復習でもいいよ。」
「(1年生の)1学期に習ったことでもいいし、小学校の復習でもいい。」
それを聞いたEくんの目が輝きました。
「(1学期に習った社会科=地理の)時間の計算を教えてほしい!」
塾長は「よし、今日は(授業時間の)2時間全部それを勉強するよ。」と弾んだ声で答えました。

つづく

2023-12-04

QED進学塾の中学2年生(U)~2学期期末試験の答案を総点検

QED進学塾の中学2年生のUくんの2学期期末試験の答案が今週出揃います。
というわけで、今週は答案の総点検ウイークです。
Uくんは、テスト前の体調があまり優れませんでした。
そのような状況下にあっても、Uくんは一生懸命に勉強しました。
Uくんは、自らの体調不十分を承知の上で登塾し、「1時間だけでも。」と短縮授業を受講して帰宅した日もありました。
その努力は必ずや報われます。
Uくんの答案返却を心待ちにしている塾長です。
Uくんがテスト直前の2回の授業で教えてほしいと指名した教科は、英語と数学でした。
どちらもUくんの納得の行くまで勉強できたようです。
この2教科では、特に試験直前に勉強した単元の試験問題に注目して、塾長はUくんの答案を精読したいと思います。
直前授業でUくんは「必ずテストに出る」問題を勉強したので、Uくんが該当問題の答案をどのように書き上げているのかを塾長が精査して、今回のテスト反省と次回の学年末試験のテスト勉強とに生かしたいところです。

2023-12-03

QED進学塾の小学5年生(Y)~よく学び、よく遊べ。

QED進学塾の小学5年生のYくんは、塾の休み時間にいつもたくさんお話をしてくれます。
今回の話題は曜日についてでした。
Yくんは、なんと「日曜日が嫌い。」だと言うのです。
「学校がある日のほうが楽しいから。」だそうです。
学校が楽しいのは大変良いことです。
塾長がYくんに楽しい理由を尋ねると、「大勢の友達と一緒に遊べるから。」
さらに、塾長が学校授業はどうなのかを聞くと、「授業はなくてもいい。」との返答。
Yくんは、学校授業があまり面白くないそうです。
それを聞いた塾長は、Yくんがそんなに勉強が嫌いなのかと心配になって、「○曜日(Yくんの通塾日)は?」と尋ねたところ、Yくんの返事は「○曜日はないと困る。」とのこと。
その理由は「塾があるから。」だそうです。
なんて嬉しいことを言ってくれるのでしょう。
Yくんは、続けて「塾の勉強は楽しいけど、休み時間はもっと楽しい。」
特に後半は本音でしょう(笑)
明朗快活なところがYくんの最大の美点だと塾長は思っています。
よく学び、よく遊べ。
Yくんが勉強も遊びも全力で取り組んで、活力に満ち溢れた日々を日常としてくれることを塾長は願い、それを心から応援するものであります。

2023-12-02

QED進学塾の教室~この師走に模様替え

QED進学塾の教室を隔週でダスキンさんが清掃してくれています。
おかげさまで年末の大掃除をしなくて済みます。
ありがたい限りです。

教室の美化に関しては、掃除の必要は全くありませんが、整理整頓の必要はありそうです。
塾長は、もっともっとすっきりと片付けたいのです。
というわけで、収納力に富んだスチールラックを2台購入しました。
このタイミングに合わせて、教室の模様替えもしました。

スチールラックは、横幅1.2m×高さ1.8m×奥行0.45m×2台=約2立方メートル。
これだけ大きな体積のものを新たに導入したにもかかわらず、教室の広さはむしろ導入前よりも広く見えるというのですから不思議です。
塾長の目の錯覚ではありません。
塾生も「広い。」と言っていたのですから。
おそらく整理整頓されている部屋は、そうでない部屋よりも広く見えるということなのでしょう。

これに気を良くした塾長は、同型のラックをもう2台注文しました。
来週末にはその2台が教室に届く予定です。
すっきりと片付いていて、掃除も行き届いている、そんな美しい教室で新年を迎えるための準備が、着々と進行中のこの師走です。

2023-12-01

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の臨時授業(2学期期末試験の対策授業)

QED進学塾の中学1年生のEくんの今回の臨時授業(2学期期末試験の対策授業)です。

Eくんの通う学校では、本日が2学期期末試験の最終日です
試験が終わったその日はゆっくりしたいのが人情というもの。
同日に勉強しても身が入らないのが普通です。
というわけで、昨日はEくんの通塾予定を1日繰り上げての臨時授業を行いました。
当然のことながら臨時授業の学習内容は、その翌日(試験最終日=本日)のテスト勉強です。
授業の冒頭に塾長がEくんの勉強したい科目を尋ねたところ、Eくんは即答で「英語。」と言いました。
そして、塾長がEくんの机を見ると、既にEくんは『定期テスト対策ワーク (栄光ワーク)』を開いており、「『ed』(過去形)を勉強したい。」とリクエストしてきました。
それに即応して塾長は、開かれたページの「基本文」から授業を開始しました。
Eくんが「基本文」を理解する速度は驚くほど速かったです。
これは、Eくんのやる気のなせる業でしょう。
Eくんは、塾に来る前から「今日塾でどうしてもこれを習得する。」と心に決めていたのですから、学習意欲満点で登塾していることは自明です。
なればこその高速学習だったということです。
塾長は、Eくんのやる気に全力で応えるべく、即興で3問の英作文を自作してEくんに出題しました。
テキストの「練習問題」には目もくれず。
Eくんが英作文を勉強する目的の第1は、翌日の試験に英作文が出題されることを想定してのテスト対策にあるわけですが、単にそれだけならばテキストの英作文問題を解けばよいのです。
それなのにわざわざ塾長が問題作成したのは、Eくんが英文法を丁寧に学習することで、さまざまな出題形式への対応力を身に着けてほしいと考えたからです。
そして、分からないところは塾長にヒントをもらいながらも、塾長の自作問題を全力で解き切ったEくんは、たった3問の英作文問題から非常に多くを学ぶことができました。
本当によく頑張りました。
このEくんの頑張りが本日の試験に生かされることを、塾長は信じて疑いません。
果報は寝て待て。
Eくんの答案返却を楽しみに待っている塾長です。

2023-11-30

QED進学塾の中学1年生(E)~本日より2学期期末試験

QED進学塾の中学1年生のEくんの通う学校では、本日より2学期期末試験が始まります。
今回Eくんは国語のテスト勉強をしました。

今試験のテスト範囲の中で、最も出題されやすそうだと塾長が判断した単元は「詩歌」(しいか)です。
その中でも特に出題が予想されるのが「詩歌の分類」で、その理由は2つ。
ひとつは「先生が問題を作成しやすいから。」
もうひとつは「先生が採点しやすいから。」
シンプルイズベストです(笑)

「詩歌の分類」の中から、さらにさらに塾長が厳選した用語はたった2つ。
ひとつは「文語定型詩。」
もうひとつは「口語自由詩。」
その理由は・・・・(略)
前文に同じです。

ほかに、「定型詩」にも「自由詩」にも当てはまらない、普通の文章に近い形の「散文詩」を覚えておけばもう完璧です。
ちなみに、「文語詩」にも「口語詩」にも当てはまらない詩はありません。
必ずどちらかの2択です。

Eくんが「詩歌の分類」に関する問題を全問正解して、着実に得点を稼いでくれることを、塾長は大いに期待しています。

2023-11-29

QED進学塾の中学1年生(E)~明日から2学期期末試験

QED進学塾の中学1年生のEくんの通う学校では、明日から2学期期末試験が始まります。
今回Eくんは英語のテスト勉強をしました。
英語の試験範囲は40ページもあってなかなかに大変です。
Eくんは、その中でも特に出題が多そうな単元に絞って、テスト前の仕上げの勉強をしました。
その単元とは「疑問詞のある疑問文」です。
同単元の定番問題に「下線部を問う疑問文を作りなさい。」という英作文問題があります。
単元から出題形式まで絞れたとあっては、類題演習を重ねるパターン学習が有効なのは言うまでもありません。
とは言え、そればかりを練習していたのでは、学校の英語の先生に問題の出し方を少し変えられただけでも対応が難しくなってしまいます。
そこで、Eくんは今回の英語の授業で次のような勉強をしました。

1.定期テスト対策ワーク (栄光ワーク) の基本文の質問(疑問詞のある疑問文)とその答えを見て、
2.上記の1.を1つの英文にまとめた普通文(肯定文・平叙文)を作文して、
3.次に2.を「疑問詞のない疑問文」に書き換える。
4.そののち3.の一部(たとえば前置詞句など)に下線を引いて、
5.最後に4.を「疑問詞のある疑問文」に書き換える。
6.おまけに5.の答えとなる英文をも作文する。
これだけ段階を踏んだ勉強をしていれば、どの部分をどんな出題形式で問われても答案作成に困ることはありません。
Eくんは、どのコースにどんな変化球を投げられても、難なく打ち返すことができるでしょう。

今回のテストで最も多くの問題数と配点が期待できる単元が「疑問詞」です。
そこでEくんがどれだけ点数を稼いでくれるのか、またどれだけ「変化球」への対応力を見せてくれるのか、塾長は今からEくんの英語の答案返却を待ち遠しく感じています。

2023-11-28

QED進学塾の小学5年生(Y)~今回の英語(5=最終回)

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

「c=coolくん(クールくん)」と「c=cuteちゃん(キュートちゃん)」の学習には、以下に述べるような2つの副次的効果があります。
その効果は、児童・生徒の今後の英単語学習に非常に役立つ知識が得られることです。

(1)2文字セットのフォニックスを学ぶ。
coolくんのooは「ウー」と発音しています。
また、bookのooは「ウ」です。
このことから、児童・生徒は「2文字セットのフォニックス」が存在することを学びます。
そして、「2文字セットのフォニックス」には「1文字のみのフォニックス」と同様に、複数の読み方のあることも学べます。
このタイミングで塾長は、「2文字セットのフォニックス」が12組あることを教えます。
これが、児童・生徒の今後の英単語学習の糧となるのです。

2.英単語の発音の法則と黙字(書くけれども発音はしない文字=サイレント)を学ぶ。
cuteちゃんのeは発音していません。
このことから児童・生徒は、英語には黙字があることを学びます。
さらに、通常は「ア」と発音するuを、今回は「ユー」発音していることに気付きます。
ここまでくればもうしめたものです。

【法則】
最後がeで終わる英単語は、
最後のeを発音しないで、
1つ前の母音(a i u e o)を、
アルファベット読みする。
【法則終わり】
この法則を知ることも、児童・生徒の英これからの英単語学習の大きな推進力となってくれます。

QED進学塾の英語の授業では、
「ブス子ちゃん→クールくん←デブ子ちゃん。」
「ブサ男くん→キュートちゃん←デブ男くん。」
以上の6名が毎年大活躍してくれています。
その理由は言わずもがな。
これまで述べてきたようなメリットが大きいからに他なりません。

2023-11-27

QED進学塾の小学5年生(Y)~今回の英語(4)

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

アルファベットの小文字の最初の4文字は、言うまでもなくabcdです。
ここで「c=coolくん(クールくん)」とします。
coolくんは、その名の通りイケメンです。
そして、彼に熱視線を送っているのが「b=ブス子ちゃん」と「d=デブ子ちゃん」の両名です。
両名の顔の向きの通りに視線を図示すると、「b→c←d」です。
cくんにしてみれば「前門の虎(b)後門の狼(c)。」
さぞ生きた心地のしないことでしょう。

今度は「c=cuteちゃん(キュートちゃん)」とします。
cuteちゃんは、その名の通りかわいい子です。
そして、彼女に熱視線を送っているのが「b=ブサ男くん」と「d=デブ男くん」の両名です。
これも先ほどと同じく、両名から前後に挟まれたcuteちゃんは、たまったものではありません。

以上のような物語のインパクトが強いためか、児童・生徒は一発で「b→c←d」の並びを覚えてくれます。
たとえ一瞬だけ分からなくなっても帰るおうち(b→c←d)があるので、迷子になる心配はありません。

つづく

2023-11-26

QED進学塾の小学5年生(Y)~今回の英語(3)

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

その「事件」は、高校1年生の英作文の授業で起きました。

「彼は危機に陥っている。」
He is in danger.

「彼は危険人物である。」
He is dangerous.

この英作文に対する生徒の答案はこうでした。
He is in banger.
He is bangerous.

塾長は、自分の目を疑いました。
「in danger」と「dangerous」の使い分けができるほど英語力のある子が、「b」と「d」の使い分けができていないことに、こんなことが本当にあるのかと信じられない思いでした。

塾長は、その子に尋ねました。
「どうして『b』だと思ったの?」
その子は答えました。
「だって、Dは顔が右を向いているから。」
「あっ!Bも右だった。」

この生徒は、過去に何度も「b」と「d」とを書き間違えてしまったことがあったそうです
その原因は、自分でもよく分からないとのことでした。
ただひとつ言えることは、この種の間違いは繰り返す傾向にあるということです。

【再掲】
He is in banger.
He is bangerous.
【再掲終わり】
たとえば、学校の定期試験でこんな失敗をしてしまったとしても、1行あたり「-1点」で済みます。
2問で2点の減点ですから、悔しい思いはするものの、それが致命傷とはなりません。
だから、この子はときどき「b」と「d」を間違えながら高1まできてしまったのかもしれません。

しかしながら、大学入試においては「1点」が命取りになることだって十分にあり得ます。
ですから、塾長は何としてでも解決策を見出さなければなりません。
そして、その解決策のヒントは、この高1生の「顔が右を向いている。」という発言にあったのでした。

つづく

2023-11-25

QED進学塾の小学5年生(Y)~今回の英語(2)

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

何か覚えものをしようとするとき、反復練習は強力な武器となってくれます。
30代の頃の塾長は、bとdの識別のできない子に反復練習を課すことで、これを克服してもらっていたのです。
ですが、克服したはずの子たちが時間の経過とともに、再び識別できなくなってしまうのを複数例見るにつけ、何か救済策を設けなくてはいけないと考えるようになりました。

そこで、40代の頃の塾長は、bとdのどちらか一方だけでも完璧に習得してしまえば、残る一方は「じゃないほう」でクリアできると考えました。
当時の塾長がターゲットに選んだのは「Bb=ビー・ブ」でした。
大文字の「B」は血液型でも用いられることから、理解している児童・生徒が大多数です。
まずは、その「B」が「たて棒×1本+弧×2本」で構成されていると、児童・生徒に認識してもらうのが第一歩です。
そして、「B」の「弧×2本」のうちの上側の1本を消すとあら不思議、「b」の出来上がりです。

この教え方は上手く行きました。
「Bb=ビー・ブ」を完璧に覚えた子たちは、「Dd=ディー・ドゥ」を「じゃないほう」と覚えてくれて一件落着です。

ところが、話はそう簡単ではありませんでした。
QED進学塾でこの教え方が定番になってからしばらくは上手く行きましたが、ある日突然塾長を奈落の底へと突き落とす「事件」が発生するのです。

つづく

2023-11-24

QED進学塾の小学5年生(Y)~今回の英語

QED進学塾の小学5年生のYくんの今回の英語です。

Yくんは、アルファベット・フォニックスカードを毎日学習しています。
Aa=エイ・ェア。
Bb=ビー・ブ。
から、
Zz=ズィー・ズ。
までの全26文字の、
1.大文字。
2.小文字。
3.アルファベット読み。
4.フォニックス読み。
以上の4つを合致させるべく、日々練習に励んでいるのです。
初めはアルファベットの順番通りに学習していたYくんですが、今ではカードをシャッフルして練習を積み重ねています。
前回授業でYくんが読めなかった「Ll=エル・ル。」を、今回授業ではすらすら読めるようになっていたり、Yくんの上達ぶりがうかがえます。

ですが、まだまだ識別の難しい文字もあります。
今回Yくんが分からなくなってしまったのは、bとdとの識別でした。
この2つの識別が分からない子は多数いて、塾長の経験則上は約半分の生徒が混乱してしまいます。
概ね半数の児童・生徒は、この2文字の識別を1回で覚えます。
そして、その子たちは、その後もこの2文字を取り違えることはありません。

しかしながら、残る半数の児童・生徒は、これらの識別に苦労します。
そして、その子たちが努力してこれを克服したとしても、時間が経つと再度どっちがどっちか分からなくなってしまう傾向があり、塾長はどう教えたらよいものか長年苦慮してきました。
いったんは識別できるようになった子たちが、再び分からなくなってしまったときの、救済策について試行錯誤を繰り返してきたのです。

つづく

2023-11-23

QED進学塾の中学1年生(E)~門前の小僧、習わぬ経を読む

QED進学塾の中学1年生のEくんは好奇心旺盛です。
他学年の授業にも興味津々なのです。
また、学習意欲も旺盛。
そのことは、Eくんが毎日の家庭学習を欠かさず、それを毎授業で塾長に見せてくれることや、授業中の態度などからよく分かります。

門前の小僧、習わぬ経を読む。
習わなくても読めるのならば、習ったらもっとよく理解できるのは道理です。
というわけで、Eくんは高校2年生のSくんの授業を「習わずに」見ていて、Eくんの理解の及ぶところだけを「習い」ました。
特に「平行移動」は入念に。

高校数学の関数と言うと、まだ中1のEくんには遠い先のことと思えるかもしれませんがそうではありません。
Eくんが「今」習っている「比例」の学習に生かせることなのです。
Eくんが数か月後に学ぶ「1次関数」は、「比例」の「平行移動」ですから、これまた直ぐに生かせます。

そんな話を、つまり今学んだことがこの先どう生かせるかという話を、塾長はEくんによくします。
もともと高いEくんの学習意欲をさらに高めることが、その話の狙いです。
それを聞いたEくんは、わくわく感いっぱいの表情でいつも授業を受講してくれます。

塾長は、その顔を見ただけでEくんの学習効果の高いことが容易に想像できます。
だから塾長もわくわくします。
塾長は、思っていることが顔に出やすいとよく言われるので、きっと表情に表れていることでしょう。

というわけで、教室の雰囲気は大変良好です。
そんな学習環境の中でEくんの学力がすくすくと伸びて行ってくれることを、塾長は期待せずにはいられません。

2023-11-22

QED進学塾の高校2年生(S)~関数を学ぶ

QED進学塾の高校2年生のSくんは、現在「放物線」を学習中です。
と言っても、放物線「だけ」を学ぶのは非効率というか勿体なさすぎるので、放物線以外の関数にも応用できる学習事項が盛りだくさんの学習をしているところです。
関数を学ぶには様々な角度からのアプローチがあります。
そして、それらを上手に組み合わせることによって理解が深まって行くのです。

Sくんの関数への最初のアプローチは図形から。
グラフの平行移動を視覚的に理解するところからスタートしました。
次は代数的なアプローチ。
感覚的には「たしざん」になりそうな平行移動が、どうして「ひきざん」になるのかを代数で理解しました。

今Sくんが同単元を学習しているのは、学校のレポートの提出期限が近づいているからです。
しかしながら、塾長はSくんが単に提出物を仕上げるだけの勉強になってしまうことを潔しとはしませんでした。
また、Sくんもそのような味気ない授業を望んでいません。
それに加えて、この記事の冒頭でも述べた「勿体ない」精神から、応用範囲の広い学習が現在進行形です。

そんなSくんの授業に興味津々なのが、中学1年生のEくんです。
そのお話は明日の『QED日誌』にて。

2023-11-21

QED進学塾の中学2年生(U)~明日から2学期期末試験

QED進学塾の中学2年生のUくんの通う学校では、明日から2学期期末試験が始まります。
今回の授業が同試験前の最終便でした。
最後の授業でUくんは、迷うことなく「英語を勉強する。」と言い切りました。
そして、授業開始と同時に学校配布プリントを机上に広げ、すぐさま勉強に取り掛かりました。

1.第3文型SVO。
2.不定詞 to Vの名詞的用法「すること。」
3.現在分詞Vingの名詞的用法「すること。」
4.1.の目的語「O」が2.のみしか許されない述語動詞「V」(気持ちが前向き・未来志向。)
5.1.の目的語「O」が3.のみしか許されない述語動詞「V」(気持ちが後ろ向き・過去志向。)
6.一見4.と間違えやすいけれども、実は5.に該当する述語動詞「enjoy。」

Uくんは、以上の6項目を2時間みっちり勉強しました。
Uくんが今回授業で学んだことを、学校配布プリントにて演習を繰り返し、万全の態勢で明日の試験本番を迎えてほしいところです。

2023-11-20

QED進学塾の中学1年生(E)~2学期期末試験の10日前

QED進学塾の中学1年生のEくんの通う学校では、来週から2学期期末試験が始まります。
今日はその10日前です。
学校の定期試験が迫りつつあっても、Eくんは自分の学習の型を崩しません。

『日々是決戦。』
これは、とある大学受験予備校の校訓です。
Eくんは中1にして1日1日の積み上げの大切さを知り、毎日毎日学力を積み上げ続けることを実践しています。
本当に素晴らしいと思います。

今回の授業でEくんが指名したのは、理科の「力」と数学の「図形」です。
もちろん、どちらも試験範囲。
今回授業ではいつも以上に実戦を意識して、理論と演習とを交互に織り交ぜながらの2時間授業でした。
Eくんの習熟度は爆上がりで、今から試験本番が楽しみで仕方のない塾長です。

2023-11-19

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の歴史

QED進学塾の中学1年生のEくんの今回の歴史です。

Eくんは、いつも授業の冒頭に「今日はこれを勉強したい。」と意思表示します。
このことは、Eくんがその日の明確な学習目標を持って登塾してきている証左であり、塾長はぜひこの習慣を継続してほしいと願っています。
今回Eくんが指名した科目は、珍しく歴史でした。
Eくんが社会科を教えてほしいと言うことは、そう多くないのです。

Eくん「これは何?」
塾長「それは六波羅探題(ろくはらたんだい)と読むのよ。」
社会科の用語(特に歴史や公民)には、難読漢字や読めても意味の取りづらいものが多いのです。

塾長は、その用語の意味と、なぜそれが設置されたかの時代背景・歴史的経緯を物語仕立てで授業解説しました。
ちゃっかりと国語の授業も織り交ぜながら。
30分間にも及ぶ物語を、Eくんは興味深そうに傾聴してくれました。

歴史を学ぶのに大切なことのひとつに、その時代時代の勢力図を把握することがあります。
もう少し詳しく言えば、政治の実権は誰が握っているのか、そしてその基盤はどのくらい強固なものなのか、対抗勢力にどんなものがあって、権力者との力関係はどうなっているのか、などなどを理解しておくことです。

今回の授業でEくんは「六波羅探題」の質問から、関連事項や経緯などを学習するとともに、
「歴史の学び方」をも学ぶことができました。
特に後者は、目の前の2学期期末試験のみならず、この先の中高6年間の学びに好影響を与えるものであったことでしょう。
Eくんの今後の成長を促しそれを見守ることが、塾長の大きな楽しみの一つとなっています。

2023-11-18

QED進学塾の小学5年生(Y)~毎日のカード学習

QED進学塾の小学5年生のYくんの毎日のカード学習です。

Yくんは毎日2種類のカード学習をしています。
・・・・・と言い切りたいところですが、学習習慣の完全定着まであと一歩です。
今回の授業中にはこんなやりとりがありました。

塾長「昨日はちゃんと2つとも勉強した?」
Yくん「『フォニックスカード』はやった。」
塾長「『九九カード』は?」
Yくん「うーん、やんなかった。」

そこで、塾長はYくんにこんな提案をしました。
1.2種類のカードを袋に入れて、冷蔵庫に磁石で貼り付けておく。
2.Yくんのお母さんが晩ご飯の支度をするときに、Yくんのカード読み上げを聞いてもらう。

この作戦が奏功してくれることを塾長は期待しているところです。
Yくんが昨日1つのカードしか勉強できなかったことを叱るよりも、何とかして2つともできる「習慣化」をあの手この手で図りたいものだと、塾長はそう考えています。

2023-11-17

QED進学塾の塾長~来年2月6日の手術を回避

QED進学塾の塾長は、来年2月6日の手術を回避できることになりました。
本日11月17日に主治医の先生がそう判断してくださいました。
当面は体にメスを入れずに済むことを喜びたいと思います。

塾長の病名は「股関節インピンジメント症候群」です。
右足と左足に3か所ずつ、計6か所の穴が空いているのです。
塾長の骨密度が低くて骨がスカスカなのではありません。
逆に人並み以上に密度が高いくらいです。
にもかかわらず、穴が空いてしまった原因を一言でいえば、「過度な運動」これに尽きます。

この治療のために、
1.股関節鏡手術。
股関節そのものが10年もつ状態ではないので、いずれは、
2.人工関節手術。
以上2回の手術が必要であると、塾長は初診時に主治医から言われたものでした。

ところが、主治医の先生が驚くほどの回復を塾長が見せたがために、上記1.の手術を見送ることができたのです。
主治医は「体に2回メスを入れるより、1回で済むのならばそのほうが良い。」とおっしゃいました。

このような好結果を招いたのは、塾長のリハビリが殊の外うまく行ったからです。
3年前から塾長がお世話になっている、筋トレのパーソナルトレーナーの先生も週に2回のリハビリ(ペアストレッチ)をしてくださいました。
その協力もあっての結果です。
本当に心から感謝感謝です。

さあ、塾長は今まで抑えていた分まで張り切って運動します(●^o^●)
またやりすぎて体を壊さないように、適宜に休みを入れながら。
塾長は、ひとたび動き始めると夢中になって全力で運動してしまうのが常です。
動きをセーブしながら、などということはできません。
というわけで、「体を休める日」を作る以外に自分の体を守る手段がなさそうなのです。

完全週休2日制。
今まで週に1度の休みしかなかった運動スケジュールを見直して、何が何でも2度休むようにしようと、塾長は心に誓いました。
決めたことは即実行!
本日17日は完全休養日としました。
ジムには行ったものの、お風呂とミストサウナとマッサージだけで、筋トレも有酸素運動も一切行いませんでした。

ジムに毎日通う生活を死ぬまで続けたい、これが塾長の本音です。
そして、それを実現するためには「休養」が欠かせません。
今後も快適なスポーツライフを送り続けたいものです。

2023-11-16

QED進学塾の塾長~本日はジムの休館日

QED進学塾の塾長が毎日通っているメインジムは、昨日と今日が休館日でした。
昨日は同ジムの系列店に行きましたが、今日はあいにくその系列店も休館日でした。
というわけで本日、塾長は24時間ジムに行ってきました。
「塾長は一体いくつジムに通っているんだ?」
そんな質問にお答えするために、以下に整理しておきましょう。

1.メインジム。=毎日通うジム。お風呂あり。
2.メインジムの系列店。=お風呂あり。上記の1.の休館日に行く。
3.24時間ジム。=早朝(主に出勤前)に行く。お風呂なし。シャワー個室あり。
4.卓球専門ジム。=週末にマンツーマン指導のコーチあり。お風呂なし。シャワー個室あり。
以上をまとめると、3系列・4店舗です。

年に数回、「お風呂あり。」の1.と2.の休館日が重なってしまうことがあります。
そんな日は、塾長はお風呂をあきらめてシャワーで済ますこととなります。
塾長のお引越しからもうすぐ5か月が経ちますが、塾長は今までに自宅のお風呂を使ったことは一度もありません。
自宅の狭いお風呂に入って、そのあとお風呂掃除をするという選択肢はないからです。

本日塾長は、上記3.の24時間ジムでいつも以上に入念にストレッチをしてから、筋トレを行いました。
どうして「入念に」だったのかは、明日の『QED日誌』にて。

2023-11-15

QED進学塾の高校2年生(S)~お手紙付きの差し入れ(2)

QED日誌の昨日の記事の続きです。

塾長は、一昨年の2月から今年の2月まで、ちょうど2年間をかけて増量しました。
42㎏しかなかった体重を、その1.5倍の63㎏まで増量することに成功したのです。
塾長が40・50歳代に2回も肺炎にかかってしまったことや、新型コロナウイルスへの恐怖感もあって、「病気に対する抵抗力を身につけなければ。」と思ったからです。
つまり、42㎏の体では戦えないということです。

ところが、一緒に野球や買い物や焼き肉などに行き親しくしてくださっていた大家さんが今年の3月に亡くなったこと、そのために塾長が引っ越しを余儀なくされたこと、5月に股関節インピンジメントを発症して運動が制限されたこと、6月の引っ越しのストレス、それによるアトピーの悪化・・・・・
などなどが重なってしまい、塾長の体重は急速に減って行きました。
3月から6月までの4か月間でなんと10㎏減。
2年かけて増やしてきた21㎏のうちのおよそ半分が、わずか4か月で消し飛んでしまったのです。
増やすのは大変で、なくすのは一瞬、体重は体の「貯金」なのかもしれません。

今塾長は、体重52~53kgを維持できています。
これは、塾生の協力によるところが大きいです。
塾の休み時間に、塾生は塾長と一緒にご飯やおやつを食べてくれます。
この時間に塾長は、おそらく一人では決して食べないであろうカロリーを摂取することができているのです。

Sくんのお母さまからのお手紙に『ご飯もいただいて、』と記されていましたが、塾長の気持ちとしては「食べさせてあげている。」のではなく「塾長の体重・健康の維持に協力してもらっている。」が正しいです。
塾生の保護者の方々には、そう思っていただければ幸いです。

おいしいものを食べていれば、塾生と塾長の士気も自ずと高まります。
教室の雰囲気もよりよいものとなります。
これは、塾生の学力向上の味方であると塾長は考えています。

楽しく学び続けること、その結果として学力が積み上げられていくこと、これがQED進学塾の目指す理想形です。
塾生・保護者さま・塾長が三位一体となって、子どもの成長の手助けができれば、これほどよいことはありません。
どうぞ今後ともご協力のほどをよろしくお願いいたします。

2023-11-14

QED進学塾の高校2年生(S)~お手紙付きの差し入れ

QED進学塾の高校2年生のSくんのお母さまより、お手紙付きの差し入れをいただきました。
ありがとうございました。
いただいた次の日の塾生の登塾まで待てなかった塾長は、その日の夜のうちに1枚だけ食べてしまいました(笑)
大変おいしゅうございました。
ちなみに、いただいたのはリーフパイです。
塾生たちのおやつとして有効活用させていただきます。

おいしいお菓子と同じくらい、またはそれ以上に塾長がうれしく思ったのは、同封されていたお手紙でした。

塾長先生へ。
『いつも大変お世話になっております。
ご飯もいただいてしまっている様ですみません。
ほんの少しですが宜しければ召し上がってください。』
Sの母より。

塾長の体の奥底から力が湧いてくるようです。
本当に励みになります。
この仕事をやっていてよかったと思います。
今まで以上に熱心に指導いたしますので、今後ともよろしくお願いいたします。

ところで、ご飯についてもう少し詳しく書きたいのですが、それはまた明日の『QED日誌』にて。

2023-11-13

QED進学塾の小学5年生(Y)~クリスマスケーキ(アイス)のおすそ分け(2)

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

心に邪念のある塾長は、一瞬「できればお母さんも連れて来て。」と言いそうになりました。
しかしながら、その言葉を発する前に何とか飲み込むことができました。
邪念とは「あわよくばクリスマス会をAくんの入塾に結び付けられないか。」という気持ちのことです。
塾長は、一瞬でもそう考えたことを恥ずかしく思いました。
Yくんは純粋にAくんとと一緒にクリスマス会を楽しみたいと思っただけなのに、塾長は余計なことを考えてしまったからです。
「言わなくてよかった。」
塾長は今そう思っています。

成績upの特効薬は、児童・生徒の学習意欲です。
子どもが「勉強したい。」と思った瞬間に、その子の学力と成績の向上は約束されたも同然なのです。
「勉強したい。」と思うきっかけは、向学心や自己研鑽といった崇高なものである必要はありません。
何となく、先生が好きだから、教室の雰囲気が居心地いいと感じるから、といったふんわりしたものでよいのです。

勉強という言葉をその字の通りに読めば「つとめしいる」(勉め強いる)です。
嫌なものを無理やり頑張って努力するという意味です。
であるならば、児童・生徒が「勉強はそんなに嫌じゃない。」と思った時点で勝ちなのです。
ましてや、先日の中学2年生のUくんのように「(塾で居残り勉強をしてでも)もう1問解きたい!」と言わせたら、それはもう大勝です。

勉強を教えるには、教える側の学力や技術が必要なことは言うまでもありせん。
先日の中学1年生のEくんの理科の授業で塾長は、高校の物理の学習内容を小学校の算数レベルに落とし込んで教えることができました。
塾長は心の中でガッツポーズをして、その授業を自画自賛していました(笑)

そんな技術面と同等かそれ以上に、心理面が大切なのではないか、そう塾長が気づいたのは50歳を過ぎた頃でした。
気付くのが遅すぎたのかもしれませんが、一生気付かないよりはましだと、塾長は自分に言い聞かせています。
児童・生徒が「勉強したい。」という気持ちになれるように、そうなれば勝ちだと信じて、そのために塾長はこれからも努力し続ける所存です。

2023-11-12

QED進学塾の小学5年生(Y)~クリスマスケーキ(アイス)のおすそ分け

QED進学塾の小学5年生のYくんが塾長に「お友達を連れて来てもいい?」と聞いてきました。
それは先週のことでした。
その意図するところは、塾でクリスマスのアイスケーキを食べる日に、いちばん仲の良いお友達のAくんを連れて来て、いっしょに食べたいということでした。


そのアイスケーキは上記のように、1台が8種10ピースで構成されているアソートケーキです。
これを5人で分けるので、1人が5ピースずつ食べることができます。
Yくんは、自分の分の2ピースのうちの1ピースをAくんにあげようと言うのです。
食いしん坊のYくんがそんなことを言うのですから、Aくんはよほど仲の良いお友達なのでしょう。
塾長は「ぜひAくんを連れて来てね(^o^)大歓迎よ。」と快諾しました。
それを聞いたAくんは「ありがとう。」と言って、とても嬉しそうな顔をしていました。

そんなやり取りのあった次の週に、Yくんは塾長にこう言いました。
「実は(Aくんのほかに)もう一人だけ『来たい。』と言っている子がいるんだけど・・・
それを聞いた塾長は、瞬時にこう答えました。
「ぜひ連れて来て(^^♪そしたら塾長の分のアイスケーキを1ピースあげるから。」
Yくんは、弾んだ声で「分かった!」と言いました。

つづく

2023-11-11

QED進学塾のおやつ~本日はポッキーの日(つづきの記事は10月7日付、勉強の記事は10月8日付)

QED進学塾のおやつは多種多様、いつも30種類以上を常備しています。
(勉強の記事は10月7日付の『QED日誌』に掲載します。)

本日11月11日はポッキーの日。
塾長は塾の常備品のおやつにポッキーがないかと探してみましたが・・・
残念なことにそれはありませんでした。
しかし、もっと美味しそうなものがありました。
それは「Fran」です。

塾長は、毎日ジムに通っています。
そして、ジムから自宅までの道程のほぼ中間点にあるセブンイレブンに毎日立ち寄ります。
その7-11は、期間限定商品の回転が速く、短いもので発売から2週間、長いものでも1か月程度で「半額コーナー」に限定商品が置かれることとなります。
7-11の限定商品はほぼ間違いなくおいしいことを、塾長は経験則で知っています。
そして、それは例外なく高額商品であることも。

その値段の高さ故に、塾長は手出しができないのですが、「半額コーナー」に並んでしまえば話は別です。
だって「半額」なら塾長がいつも行っているスーパーマーケット(ベルクやヤオコーなど)のお菓子よりも安価だからです。
おいしいお菓子が安く入手できるのですから、これを利用しない手はありません。

わざわざおやつのチェックのためだけに毎日7-11に行くのならばそれは重労働ですが、塾長はセブンカフェのコーヒーを買って帰宅するのが日課です。
そのついでに「半額コーナー」の棚を覗くだけでよいのですから、まったく苦になりません。
半額コーナー、まんせー(万歳)♪

塾長のジムからの帰路には7-11が2軒あるのですが、塾長が決まって立ち寄るのは「半額コーナー」の充実しているお店です。
そのお店は、オーナーが新しいもの好きで、期間限定商品を積極的に売り場に並べているだけかもしれません。
しかしながら、その副次効果として「半額コーナー」の棚の商品が増え、それを目当てに固定客が付き、といった流れを考えると、期間限定商品そのものの売り上げもさることながら、むしろ固定客を獲得する効果のほうが大きいのではないかと、塾長はそのように考えてしまいます。

つづく
(つづきの記事は10月7日付、勉強の記事は10月8日付)

2023-11-10

QED進学塾の塾長~24時間営業のジムより帰還

QED進学塾の塾長はたった今、24時間営業のジムより帰還しました。

昨夜塾長は、ちょっと仮眠のつもりが熟睡してしまい、22時45分に入館締め切りのジムに間に合いませんでした。
要は寝過ごしてしまったわけです(笑)
自宅のお風呂を使ってしまうとあとあとの掃除が面倒なので、塾長は24時間ジムに行ってきたのでした。
ちなみに同ジムにお風呂はなく、シャワー室は5室あります。
塾長は、今日の早朝に予定していたトレーニングを数時間繰り上げる形で筋トレをして、そのあとシャワーを浴びて今しがた帰宅したところです。

こんな時間にもかかわらず、ジムの専用駐車場には3台の車が停まっていました。
不法駐車かと思いきや、ジムの会員さんだったようです。
なぜならトレーニング中の人がちょうど3名いましたから。

塾長は深夜にトレーニングをしたので、今朝の筋トレはお休みです。
その分だけ朝ゆっくり眠れます。
そろそろ3時半になります。
おやすみなさい。

2023-11-09

QED進学塾の教室美化~ダスキンさんが隔週で

QED進学塾の教室美化にダスキンさんが大活躍してくれています。
定期便(隔週)での教室清掃をお願いしているのですが、これが丁度よいペースで、教室は常に美しく保たれています。
2週間に1度のその日が今日で、今教室はピカピカです。
ダスキンさんのおかげで塾長の掃除が楽ちんです。
たとえばトイレ掃除ひとつとっても、ダスキンさんの作業後は汚れ落ちがよいので、さっとひと拭きできれいになります。
これと同じことは床や机や本棚などにも言えます。

プロの清掃→作業後の塾長の清掃も楽→掃除が苦にならない→こまめに清掃する習慣→いつもきれいな教室。
このような好循環ができあがっています。

QED進学塾には30種類を超えるおやつが常備されています。
ほぼ毎日お惣菜もあります。
飲み物の種類も豊富です。
(コーヒー2種類+炭酸飲料3種類+お茶2種類=計7種類)
QED進学塾は、飲食の機会が非常に多い塾だと思います。
にもかかわらず、飲食をしない塾よりも教室がきれいに違いないと塾長は確信しています。
また、先日に塾長がQED日誌の記事に書いた「チョークレスボード」も教室美化に一役買ってくれています。

ダスキンさんは、塾長がうっかり見逃してしまいそうな細かいところにも気が付いてくれます。
今日は、教室の空気清浄機廉加湿器(ダイキン製)のお掃除をしてくれました。
同機器のフィルターが交換時期に来ていたことに気付いた塾長は、早速amazon primeで新品フィルターを発注しました。
翌日発送の便で、明日の授業には間に合う予定です。
常に快適な学習空間を維持し続けたいものです。

2023-11-08

QED進学塾の磁石式黒板~チョークレスボードが2枚

QED日誌の昨日の記事のつづきです。
中学2年生のUくんのお父さまが興味津々だった、チョークレスボードのお話です。

QED進学塾で現在使用中の黒板(チョークレスボード)は、まだ教室が東京都板橋区の蓮根駅前にあった20年前に購入したものです。
20年選手ですが、造りが丈夫で傷みもへたりもありません。
2枚まとめ買いの大特価で10万円でした。

チョークレスボード < ホワイトボード < 黒板。
教室の空気の汚れの少ない順に並べると上記のようになります。
黒板は白い粉が舞い、ホワイトボードは黒い粉が下に落ちます。
それに対してチョークレスボードは、空気を全く汚しません。
ネックはイニシャライズ(導入価格)の高さのみでした。

QED進学塾蓮根校の開校準備中にもかかわらず、教室を訪ねてきた親子がありました。
まだ黒板も購入していない時期でした。
その子が小児ぜんそくだったため、塾長は迷わずチョークレスボードを選択しました。
それから20年が経過した今、この選択が大正解だったことを塾長は実感しています。

黒板やホワイトボードの筆記具は、前者がチョーク、後者がボードペンで、どちらも消耗品です。
消耗品と言っても、物質が消えてなくなるはずもなく、それは粉となって教室の空気を汚します。
また、ランニングコスト(消耗品代)もかかります。
一方、チョークレスボードの筆記具はマグネットペン(永久磁石)ですから、半永久的に使えて粉も発生しません。
本当にいいことずくめです。

チョークレスボードの唯一の欠点は、色分けができないことです。
黒板のチョークやホワイトボードのボードペンならば「赤」がありますが、チョークレスボードのマグネットペンにはそれがありません。
それでも「太字」はあるので、それを赤の代用としています。
そして、今のところ不都合はありません。

現在チョークレスボードの大サイズは生産されていません。
買い直しが効かない品ですから、大事に長く使い続けたいものです。

2023-11-07

QED進学塾の教室見学・授業参観~随時受付中

QED進学塾では、教室見学・授業参観を随時受付中です。
無料体験授業も受け付けています。
どうぞお気軽にご参加くださいませ。

昨夜は中学1年生のUくんのお父さまが教室見学・授業参観にいらっしゃいました。
Uくんの授業が延長戦になったので、Uくんをお迎えにいらしたお父さまを塾長が教室にお招きしたのです。
お父さまご自身には通塾の経験がないと伺いました。
なのでお父さまの目には教室の様子が新鮮に映ったのではないでしょうか。
Uくんがどんな教室で何を勉強しているのかを目の当たりにしたお父さまが、一安心してくださったのなら幸いです。

お父さまの興味関心は、わが子の授業風景以外にも向いていました。
特に注目はQED進学塾の名物の磁石式黒板でした。
同黒板はパイロット社製で、商品名は「チョークレスボード」と言います。
チョークレスボードの販売自体は現在も継続中ですが、QED進学塾の黒板と同じサイズ(横180㎝×縦90㎝)はもう製造されていません。
よって、チョークレスボードの大サイズの新品はもう入手不可能なのです。

あ。もう22時10分です。
塾長はフィットネスクラブに行ってきます。
記事の続きはまたのちほど(^o^)丿

2023-11-06

QED進学塾の小学5年生(Y)~今回の英語・国語

QED進学塾の小学5年生のYくんの今回の英語・国語です。

Yくんは、中学1年生のEくんの授業に便乗して「第3文型SVO」を学習しました。

【例文】
I do not have any pens.
私はペンを1本も持っていません。

Yくんは上記の例文を、下記の3つの準備段階を経て理解することができました。

【準備1】
I  have a pen.
私はペンを1本持っています。

【準備2】
I do not have a pen.
私はペンを1本持っていませn。

【準備3】
not + any .
まったくない。

小学5年生のYくんにとっては、相当に高度な学習内容でしたが、よくぞ付いて来てくれました。

塾長がYくんに「ここまででもう十分すぎるくらいよ。」と言っても、興の乗ったYくんはその先も授業に付いてこようとします。
そんなとき、塾長はYくんのやりたいようにさせています。
なぜならば、せっかくのYくんの伸びる芽を摘んでしまっては勿体ないからです。

Yくんは、中1の英語の授業に付いて行けなくなった段階で、自ら授業を離脱して漢字の勉強を始めました。

Yくんは、
1.中1の英語の勉強に可能な限り付いて行く。
2.その結果、その日の限界値まで英語力を伸長させることができる。
3.「もうこれ以上は授業に付いて行けない。」とYくんが自己判断した時点で、ほかの勉強を始める。
このような受講スタイルが定着しつつあります。
これからもYくんが自分の学びやすい「型」で勉強して、学力を伸ばしてほしいと塾長は願っています。

2023-11-05

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の英語・理科・社会

QED進学塾の中学1年生のEくんの今回の英語・理科・社会です。

いつもEくんの授業の冒頭に塾長は「今日は何から勉強したい?」と質問しています。
今回Eくんは「英語。」と迷わず回答しました。
anyとmanyは1文字違い。
どうもこれがEくんの頭の中で混同されていたようでした。

肯定文のsome「いくらかの。」
疑問文のany「いくらかの。」
否定文のnot+any「全くない。」
肯定文のany「どんな。」

数えられる名詞のmany「たくさんの。」
数えられない名詞のmuch「たくさんの。」
どちらでも使えるa lot ofとlots of「たくさんの。」

原級-比較級-最上級。
「たくさんの-よりたくさんの-いちばんたくさんの。」
many-more-most.
much-more-most.

Eくんは、以上の学習内容を整理整頓して覚えることができました。
英語の授業時間が少しだけ余ったので、理科の「音の速さ」と社会科の「修正資本主義」も勉強しました。

2023-11-04

QED進学塾の中学2年生(U)~志願の居残り勉強

QED進学塾の中学2年生のUくんの志願の居残り勉強です。

Uくんは、今学校で「三角形の合同条件」を学習したばかりです。
それを文章でも図示でも的確に表現できるUくんは、本当によく勉強しています。
今回の数学の時間は、Uくんが覚えた合同条件を活用する問題の演習を行いました。
塾長が「今日はここまでにしようか。」と授業を終えようとすると、Uくんが「最後にもう1問解きたい。」と言いました。
その志やよし!
こうしてUくんは志願の居残り勉強をしたのでした。

ところで、今日のおやつは盛りだくさんでした。
温野菜、コロッケ、椎茸の肉詰め、九条ねぎ、ソース焼きそば、具だくさんのおから、スイートポテト、チョコパイ、三ツ矢サイダー。
これだけ食べていれば、Uくんのお腹が空いているはずもなく、だからこそ残って勉強しようという気になったのかもしれません。

授業終了後にUくんが塾長に「ありがとうございました。」とお礼を言いました。
塾長は一瞬(居残り勉強のことかな?)と思いましたがさにあらず。
それは食べ物に対するお礼でした(笑)
食べ物だけでなく勉強も質・量ともにボリューム満点の1日でした。

【『QED日誌』の記事追加のご案内】
(1)11月1日。
(2)10月3日。
(3)10月4日。
(4)10月5日。
(5)10月6日。

以上5件の記事を追加しました。
今回記事と合わせてご覧いただければ幸いです。

2023-11-03

QED進学塾の文化の日~本日は通常通りに授業を開講

QED進学塾の休塾日は日曜日と国民の祝日です。
ですが今年に入ってからは、祝日であっても平日同様に授業を開講することが増えてきました。
その理由は、塾生が「休日出勤」を嫌がらなくなったこと、単純に塾長が授業したがっていること、この2つです。
国民の祝日のある曜日の授業が、その月に5回あるときは祝日休講、4回のときは開講、そんな使い分けをするのもよいかと思っている塾長です。
例外は学校の定期試験の直前。
この時期だけは開講の一択です。

さて、昨日塾長は、本日の授業を開講することを塾生一人一人に連絡しました。
前回授業で塾長は塾生に「開講」の旨を伝えてあるのですが、それでも生徒が忘れてしまっていることを心配したからです。
そして、塾長は『QED日誌』が連絡板の役目も担っていることを再認識しました。
これが執筆再開の契機となったわけです。
今後とも『QED日誌』をどうぞよろしくお願いいたします。

2023-11-02

QED進学塾の『QED日誌』~本日より執筆再開

QED進学塾の『QED日誌』の更新が9月25日から止まっていましたが、本日より執筆を再開します。
38日間に及ぶ長期の休載でした。
過去10年間でこれほど長く筆が滞ったことはありませんでしたので、ご愛読者の方々にはご心配をおかけしてしまったかもしれません。
そのことをここにお詫びいたします。

休載のきっかけは情報処理技術の問題でした。
同問題は3日ほどで解決したのですが、塾長の筆がどうにも重く、執筆再開に1か月以上もの期間を要してしまいました。
本日、塾長はとある理由で急に筆を執りたくなりました。
その理由はまた次回です。

2023-11-01

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の数学(2本立て)

QED進学塾の中学1年生のEくんの今回の数学は、
1.質量パーセント濃度(溶液の混合)。
2.反比例。
以上の2本立てでした。

『QED日誌』の11月4日の記事に書いたように、今回のおやつは品数が多く、その分だけ準備に時間がかかってしまいました。
その時間を有効活用すべく、数学の2学期中間試験の「溶液の混合」に関する問題の小テストを実施しました。
(1)Eくんが学校で習ったであろう、てんとうむし3つをひとつひとつ埋めて行く解法。
(2)Eくんが塾の化学の授業で習った、内分点を利用した解法。
Eくんは、どちらの解法でも問題を最後まで解き切り、見事正解することができました。
このことから、Eくんが塾で習ったことを家でよく復習し、自らの血肉としていることが良く分かります。
ぜひこれを継続してほしいと思います。

さて、『定期テスト対策ワーク (栄光ワーク)中1数学 』の「比例」の問題を全問正解して自信を着けたEくんは、自然な流れで「反比例を勉強したい。」と言いました。
ということでEくんは、今回の数学の時間に反比例を学習したわけですが、その理解があまりにもスムーズだったため、塾長は欲張って発展学習の授業をしました。
折しも、日本のプロ野球の日本シリーズ(4戦先勝の日本一決定戦)が開催されている、絶好のタイミングです。
塾長は野球のダイアモンド(1塁→2塁→3塁→ホームの4つのベースで囲まれた正方形)を、数学のxy平面に重ね書きして、「4象限」(1象限→2象限→3象限→4象限)を教えました。

塾長「Eくんはあんまり野球に詳しくない?」
Eくん「うーん、でも大谷選手のおかげでダイアモンドは分かった。」
投手でも野手でも数学の教材でも、大谷選手はいつも大活躍です。

2023-10-08

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の理科

QED進学塾の中学1年生のEくんの今回の理科です。

「今回」と言っても、授業日は11月の上旬です。
『QED日誌』の10月分の記事数があまりにも寂しいので、塾長が11月の記事を1日に複数本upするときに、その複数記事の2本目以降を10月分に回しています。

今回Eくんは、登塾すると直ぐに理科のテキストを机上に出して、「音」を教えてほしいと言いました。
Eくんが登塾直後にその日の勉強のリクエストをするのは、今回に限ったことではなくほぼ毎回のことです。
なので、Eくんが自宅で、あるいは通塾の途中で、「今日はこれを勉強する!」という明確な目標・目的を持って登塾してきていることが容易に想像できます。
Eくんは、学習意欲満点のえらい子なのです。

さて、今回のEくんの理科の授業内容を振り返ります。
今回の授業テーマの「音」ですが、「音波」と言う言葉があるように、音とは波に他なりません。
振動数(周波数)、周期、波長、振幅、・・・・
こういった「波」の学習に欠かせない用語を2時間の授業時間で網羅して、Eくんは充実した学習をすることができました。

学習内容は高校の物理。
途中の計算は小学校の算数。
Eくんは、「難しいことを易しい言葉と計算で」習得することができました。
Eくんは、今学校で習っていることで生じた疑問点を塾で解決しながら、同時に小学校の復習や高校の予習をも同時に学習しているのです。

そんなボリューム満点の授業をEくんは楽しく受講して、しかもその学習内容を余すことなく吸収して行っています。
塾長は、Eくんの目の前の2学期の期末試験の成績はもとより、その先の成長にも思いをはせながら、Eくんのこれからの成長が楽しみで仕方ありません。

2023-10-07

QED進学塾のおやつ~本日はポッキーの日(続編)

QED日誌の11月11日(ポッキーの日)の記事のつづきです。

さて、話を「Fran」に戻します。
塾の常備品のおやつの中にFranが2種類(金と銀)ありました。
ポッキーがなかったのは残念ですが、ポッキーの上位互換の「Fran」があったことはむしろ僥倖かもしれません。
せっかくですので、ポッキーの日に登塾した塾生たちと塾長とで、両方ともおいしくいただきたいと思います。

ポッキーにせよFranにせよ、「チョコレート×サクサク」は黄金コンビなのかもしれません。
塾の常備品のおやつを塾長がちょっと探して見ただけで、このコンビのおやつは他にも多数ありました。
きのこの山、たけのこの里、チロル(ビスミルクチョコ)、アルフォート、・・・・
塾にあるだけでもこれだけの種類です。
(ざっと見ただけなので、本気で探せばもっとありそうです。)
おやつ界でこの組み合わせは「王道」と言われているのではないでしょうか。

ちなみに、同ジャンルのおやつで塾長が今までに一番おいしかったと思うのは「あまおうのイチゴポッキー」です。
そういえば、これも7-11の期間限定品でした。

2023-10-06

QED進学塾の『QED日誌』~1記事あたりの文章量

QED進学塾の『QED日誌』の1記事あたりの文章量です。

38日間の長期休載以前の塾長は、『QED日誌』に長文を投稿していました。
長文のほうが書きたい内容を存分に書けるし、書き上げた後の充実感もあるし、それでよしとしていたのです。
しかしながら、長文を書き続けるにはそれ相応の時間を投入し続ける必要があるわけで、そのことを負担に感じる日もありました。
一方、読み手側の立場に立ってみると、長文を最後まで読むことに対する負担もあったのではないかと思い当たりました。
というわけで、これからはもっと短文を投稿して行こうという考えに至りました。
どうしても長文でないと書けないような内容ならば、連載時事として分割するもよし、1日に2投稿するもよし、長文化を回避する策ならばいくらでもありそうです。
毎日のことですから、書き手にも読み手にもやさしい『QED日誌』でありたいものです。

2023-10-05

QED進学塾の塾長~7回目のワクチン接種(XBB対応ワクチン)その3

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

塾長が感染症対策にここまで気を遣うのには、もうひとつの理由があります。
それは、塾長の実弟のことです。
弟はちょうど1年前に新型コロナウイルスに感染しました。
塾長と同じく、持病を抱えている弟も十分すぎるほどの感染対策を実行していました。
しかしながら、弟には5人の子どもがいます。
独身の塾長と7人家族の弟とでは、感染リスクに大きな差があるのは自明で、弟は感染を回避することができなかったのです。

弟は軽症でした。
感染から3日後には、普段通りの生活ができるまでに快復していたそうです。
ところが、問題はそのあとでした。
感染から1年が経過した今でも、弟は2つの後遺症に苦しんでいます。
1つは聴覚障害、もうひとつは味覚障害です。
前者は携帯電話の受話音量を最大まで上げても聞き取れないことが多々あるほど、後者は塩を以前の3倍使わないと塩味を感じられないほど、どちらも日常生活に支障をきたすレベルです。
弟は「これが何年続くか分からない。最悪の場合、一生治らないかも。」と言っています。
新型コロナウイルスの本当の恐ろしさは、この後遺症にあるのではないかと塾長は考えています。
感染症の流行が1日も早く収束してくれることを願いつつ、その日まで何が何でも逃げ切らなければならないと思うのです。

2023-10-04

QED進学塾の塾長~7回目のワクチン接種(XBB対応ワクチン)その2

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

感染対策は、全7回のワクチン接種だけではありません。
手洗い・うがいの励行、密を回避する、手で顔を触らない、などの基本的な対策も大切で、むしろこちらのほうが主軸なのかもしれません。
ちなみに塾長は、2020年の1月8日に新宿に行ってから今までの4年近くの間に、埼玉県内から一歩も外に出ない生活を続けています。
また、この4年間で外食したのもだだの1回きりです。
ここまでやっても、万に一つは感染してしまうことがあるやもしれませんが、そんな日には「もうそれは仕方のないこと。」と割り切ることができるでしょう。
生徒のため、自分のため、これからもできることを精一杯続けて行く所存の塾長です。

つづく

2023-10-03

QED進学塾の塾長~7回目のワクチン接種(XBB対応ワクチン)

QED進学塾の塾長は、昨日の10月2日の13時に7回目のワクチン接種(XBB対応ワクチン)をしました。
2回目の接種から6回目までの5回連続で40度近い高熱を出していた塾長は、今回も発熱を覚悟していました。
そして予想通り、日付けの変わった直後の10月3日の0時10分ごろに急に体がだるくなり、そののち熱は39.9度まで上がりました。
そして、発熱から16時間後の午後4時過ぎに平熱に戻るという、これまでのパターンを踏襲しました。

前回の6回目がオミクロン株対応ワクチン、今回の7回目がXBB対応ワクチン、ワクチンの種類が少し変わったくらいでは、塾長の高熱に変わりはないようです。
そもそも8回目の接種があるのか、あるとすればいつ頃なのか、今後のことはまだ分かりません。
ですがもし8回目があるならば、塾長は接種の一択です。
職業上の理由(日々生徒に接する仕事)、健康上の理由(呼吸器疾患の持病)、この2点からワクチン接種をしないわけにはいきません。
発熱はきついですが、それでも16時間の辛抱で済むのですから。

つづく

2023-09-24

QED進学塾の塾長~7回目のワクチン接種を前に

QED進学塾の塾長は、2023年5月15日に新型コロナウイルスのmRNAワクチンの6回目を接種しました。
(6回ともファイザー)
そして、来週が7回目の接種で、既に塾長はその予約を済ませています。
ところが、つい先日に塾長は37度1分の微熱を出してしまいました。
塾長は、もしかしたらワクチン接種の目前で感染してしまったのではないかと思い、大事を取って1日お休みをしました。
その日に授業のあった、小学5年生のYくんと中学1年生のEくんの両名には、臨時休講というご迷惑をおかけしてしまい大変申し訳ないことです。
塾長の熱は1番寝たら直ぐに平熱に戻りました。
大変なご心配をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
2007年の3月にQED進学塾が川口に開校してから、早いもので16年半の年月が経過しました。
その間に、塾長は5回熱を出しています。(ワクチンの副反応を含めると10回)
おおよそ3年に1度発熱している計算で、塾長の日頃の体調管理の甘さを今猛省しているところです。
ついこの間までの厳しい残暑から打って変わって、ここ数日は気温が大幅に下がっています。
季節の変わり目は皆さん体調を崩しやすい時期ですので、くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。

2023-09-23

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の英語

QED進学塾の中学1年生のEくんの今回の英語です。

Eくんは、助動詞の慣用表現を学習しました。

1.助動詞の現在形を用いた慣用表現。
2.助動詞の過去形を用いた慣用表現。

上記の1.では、『定期テスト対策ワーク (栄光ワーク) 』の基本文に「Can I ?」が登場しました。
これを直訳すると「私は○○できますか?」です。
たとえば「Can I have ・・・?」ならば、「食べることができますか?」となるわけです。
しかしながら、この文は、食べることが物理的に可能かどうかを尋ねているのではありません。
この文の真意は「できれば食べたい。」という意思表示なのです。
国語が得意なEくんは、これをすんなりと納得・理解することができました。

上記の2.では、『定期テスト対策ワーク (栄光ワーク) 』の基本文に「You would like 名詞.」が登場しました。
この「would」は、助動詞「will」の過去形ですが、意味は過去ではなく現在です。

【助動詞の過去形は「過去」ではない!】
過去とは、現在から時間を遡ったもので、今とは「時間的距離」があります。
一方、助動詞の過去形が表すものは「心理的距離」あることです。
だから、助動詞の現在形よりも過去形のほうがより丁寧な表現となるわけです。
Eくんは、このことを「友達に話す場合」と「校長先生に話す場合」の言葉遣いの違いを例に理解することができました。

慣用表現とは、文字通り「慣用」なのですから、「こんなときは、このような言い回しをするものだ。」と丸暗記してしまっても、「今」は何の問題もありません。
しかしながら、Eくんの英語学習の「この先」を考えるのならば話は別です。
Eくんが「助動詞の過去形は時間的距離ではなく心理的距離」という本質を今のうちから理解しておくことで、これから習う英文法(中3で習う仮定法など)の理解がし易くなるのです。

(1)「今」学校で習っているところを理解すること。
(2)「この先」の勉強に「今」の勉強がより役立つための布石を打つこと。(先行投資)
この2つは両立可能です。
そして、塾長はいつも両立を意識して授業しています。
また、Eくんもそのことを熟知していて、塾長の授業が「今も今後も役に立つ。」と信じて、本当に熱心に授業を受講しています。
これからも一緒に頑張って行きましょう。

2023-09-22

QED進学塾の中学1年生(E)~お楽しみは総合学習の時間

QED進学塾の中学1年生のEくんは、いつも楽しんで塾の授業を受講しています。
いや、授業を「受講」するという、受動的なイメージの言葉が似つかわしくないほど、能動的・積極的に授業に「参加」しています。
中でもEくんのお楽しみは総合学習の時間です。
QED進学塾における総合学習の時間とは、教科の垣根を超えた学習の時間を指します。
いつも熱心な学習姿勢のEくんが、さらに集中力を増すのがこの時間なのです。

早速、直近の総合学習の時間を例に取りましょう。
その日、Eくんは、小学5年生のYくんと席を並べて授業を受講(授業参加)していました。
Yくんが学校の家庭科で「炭水化物」が「熱や力のもとになるもの」であることを習いました。
Eくんは、「炭水化物は『炭』素と『水』が『化』合した『物』質である。」と理解しました。
さらに、Eくんは原子番号1番から20番までを完全に覚えたその知識を生かして、「Cx(H2O)y」という化学式をも理解することができました。
そこから、連綿と発展していく学習事項を、Eくんは次々に習得して行きます。

小学校の家庭科の「栄養」、中学校の理科(生物)の「光合成」、高校の化学の「糖」、高校の物理の「比熱」、中学校の社会科(地理)の「甲府盆地」「特産物」「日較差」「年較差」、中学校の社会科(公民)の「経済」「農業の6次産業化」、高校の生物の「環境変異」、以上を1時間半の映画、すなわち繋がった一つの物語として、Eくんは味わい尽くすように勉強したのです。

その間じゅうずっと、Eくんの目は輝いていました。
Eくんは、熱心に板書を取り、塾長が板書せずに口答説明したことまでメモして、そのメモがあまりにも多いために塾長が授業進行を一時停止して待っていたり、とにかくEくんがのめりこむように授業に入り込んでいることは、十二分に塾長に伝わりました。
こうなると、授業している塾長も楽しくて仕方ない訳で、そんな塾長の気持ちが自然とEくんにも伝わって、その相乗効果によって教室の雰囲気は最高潮、学習効率も最大化、もうこれ以上望むものは何もないくらいの充実した時間となりました。
インターネット回線を通じた授業、とある予備校の「衛星」と呼ばれる授業、そんなものにはない「ライブ感」溢れる授業でした。

塾長は、授業の前日に授業計画を練ります。
ですが、その通りに授業が進行した例(ためし)がありません。
しかしながら、そのことを塾長が「無駄」と感じたことは一度もありません。
授業計画は、あくまでも「ガイドライン」と割り切っているからです。

そんな計画に縛られるよりも、塾長は「生徒の反応」をいちばんに考えて日々の授業をしています。
生徒の反応を見ながら自在に動く授業だから、塾長は「ライブ」と表現したのです。
そして、「ライブ」こそが塾生も塾長も共に楽しめて、その結果として学習効果を最大化できる授業であることに、塾長が気づいたのは教壇に立って10年目のことでした。

それから四半世紀が経ちました。
塾生も塾長も楽しい授業を日々積み重ねること、その積み重ねの先に継続的な学力の伸長があること、これを塾長は信じて疑いません。
だから「楽しく学びながら学力を伸ばし続けること」が、四半世紀ずっと変わることのないQED進学塾の「教育理念」となっているのです。
これからも一緒に学び続けて行きましょう。

2023-09-21

QED進学塾の小学5年生(Y)~今回の英語

QED進学塾の小学5年生のYくんの今回の英語です。

Yくんは、英作文に挑戦しました。
その問題は、先先週に中学1年生のEくんが書き上げた英作文と同一問題で、
『私は読書が好きです。』を英訳しなさいという英作文問題です。

Yくんは、この日本文を「私は本を読むことを好みます。」と和文和訳することに成功しました。
本当に素晴らしいです。

さらに、Yくんは、「を好む。」の「を」が「なにを」であることに即座に気付きました。
そして、間髪を入れず「第3文型SVO」と自信満々で言い切りました。
こんな芸当(日本文を見て瞬時に英語の5文型のどれに該当するかを見抜く芸当)ができる小学5年生が、そうそういるものではありません。
Yくんに英語を教えている塾長自身が驚いてしまうほど、Yくんは英文法の力を着々と身に着けています。

Yくんが非の打ちどころのない文法力を身に着けているのとは対照的に、語彙力(英単語・英熟語)はまだまだ不十分です。
しかしながら、今この段階で焦ってYくんの語彙力を強化しようとするのは得策ではない、そう塾長は判断しています。
その理由は、Yくんのフォニックスの定着度が未だ小さいことにあります。
まずは、英単語を覚えようとするよりも先に、英単語を構成する「部品」であるフォニックスを練習したほうがよいのです。

次回のYくんの英語の時間に塾長は、「部品」(1文字+2文字セット)を網羅した、塾長お手製のカードを、Yくんに手渡すつもりです。
(今日セブンイレブンで既に同カードをコピー済みで、あとはYくんに渡すだけ)
Yくんは、このカードをお母さんと一緒に遊びながら、

1.アルファベットの大文字と小文字の形と、それらの文字を書く位置。
2.1.の発音。
3.アルファベットの順番通りでなくても、1.と2.とが完全に一致すること。
4.2文字セットと1文字との発音の違い。(それぞれの発音)

以上の4つをこれから勉強して行きます。
1日も早く習得できるように、毎日の家庭学習を頑張って行きましょう。

2023-09-20

QED進学塾の中学1年生(E)~今まさに復習の絶好機

QED進学塾の中学1年生のEくんは、今まさに復習の絶好機を迎えています。
なぜならば、部活動の大会のために学校授業の進度が一時停止状態にあるからです。
とは言うものの、ただ漫然と復習しているだけでは芸がありません。
そこで、Eくんは、今まで通りの家庭学習を続けています。
Eくんが通常通りに新しい問題を解き進めて行く中で、塾長が即興で復習問題を作成します。
Eくんが塾長の自作問題を解きながら、自然と復習ができてしまう仕組みです。

今回の英語の時間にEくんは、一般動詞の3人称単数現在形の疑問文・否定文に登場する「does」「does not」を学習しました。
そして、一般動詞の3人称単数でない現在形の疑問文・否定文に登場する「do」「do not」を復習しました。
さらに、be動詞の現在形の疑問文・否定文の作り方を復習しました。

ここまでの学習・復習において、Eくんの頭の中でbe動詞と一般動詞とが混ざってしまっていることが判明しました。
その結果、Eくんは、be動詞と一般動詞とを1つの英文で同時に用いてしまう過ちを犯したり、be動詞にのみ通用する法則を一般動詞にも適用してしまったり、あるいはその逆の適用をしてしまったり、これらの間違いを複数回やってしまったのです。

ピンチはチャンス!
これは、Eくんがもう一度英文法の知識を再整理する好機なのです。
そこで、塾長はEくんに以下のような宿題を出しました。

1.be動詞の否定文の作り方。
2.be動詞の疑問文の作り方。
3.一般動詞の否定文の作り方。
4.一般動詞の疑問文の作り方。

以上の4つを日本文で説明する宿題です。

このような学習の仕方で復習したことは、今学校で学習していることと密接にリンクして、より定着度を増し、決して忘れない知識すなわち「血肉となった知識」と化すのです。

Eくんは、文化部に所属しています。
ですが、運動部が大会で忙しいがために学校授業がストップしている今、塾長はこの好機を最大限に活用したいと、そのための授業プランを練っています。
嬉しいことに、Eくんもそんな授業を楽しんでいます。

Eくんが今まで通りの家庭学習で問題を解き進めていたら、知らず知らずのうちに1学期の履修事項の総復習までできていた、塾長はそうなることを期待して、また是非そうしたいという強い意志を持って、部活の大会期間中の塾の授業を進めて行く所存です。

2023-09-19

QED進学塾の『QED日誌』~5日間の休載

QED進学塾の塾長は、『QED日誌』の記事を毎年360日以上書き続けることを、10年以上継続しています。
360本×10年=3600本。
また、それ以前にも記事を書いてきたわけですので、本日の時点での『QED日誌』の記事の本数は5115本です。
我ながら良く続けられていると思います。
塾長は、先週と先々週と2週間連続で大学病院に通院したことや、塾長にとって大切な恩師の運転手を務めたことなどもあり、やや疲れを感じていたためでしょうか、どうにも筆の進みが悪くなってしまいました。
そして、5日間連続での休載と相成ったわけです。
まあ、長くやっていればたまにはこんなこともあるのでしょう。
ともあれ、今日から執筆再開です。
休載した5日間分の記事は、日付けを遡って埋めて行くこととします。
これからも『QED日誌』をよろしくお願いいたします。

2023-09-18

QED進学塾の小中高生~算数・数学の文章問題と理科の計算問題(4/6)

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

どのように「表現」するかは自由ですが、やはり自然な書き方のほうが分かりやすいでしょう。
たとえば、時間の流れは上から下、あるいは右から左へと流れて行くように書くのが自然ですし、中心角は円の中心に、円周角は円の演習に、それぞれ書き込むのが分かりやすいです。

自然で分かりやすい書き方を常日頃から心がけておくと、こんないいこともあります。
それは、中学1年生のEくんが塾で年齢算を学習した日のことです。
塾長は、表を書いてその左側に「さとるくん」を、右側に「父」を並べて書きました。
そして、塾長がEくんに「上の段と下の段に何を書くか分かる?」と質問したところ、Eくんは「現在と未来」と即答しました。
Eくんのレスポンスの速さに驚いた塾長は、Eくんに「どうして直ぐ分かったの?」と尋ねました。
すると、Eくんは「夏休みに化学反応式の計算問題の解き方を習ったときに、上段に『反応前』を書いて下段に『反応後』を書いたから。」と答えました。

自然な表現のパターンを覚えて、そのパターンを自分がより分かりやすいようにアレンジする、そしてそれを演習して定着化させる、これがEくんのいつもやっていることです。
このような習慣が身に着いているEくんだからこそ、化学で習ったことを瞬時に数学に応用できたのでしょう。

つづく

2023-09-17

QED進学塾の小中高生~算数・数学の文章問題と理科の計算問題(3/6)

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

さて、塾長は、連載記事の第1回と第2回で「読解」に焦点を当てて話を進めてきましたが、連載3回目の今回は「表現」についてです。
生徒が題意を正確に把握できたとしても、それらを全て頭に入れたままで次の作業(立式や計算など)を進めて行くことは困難です。
(学年トップ10などのごく一部の生徒を除く)
よって、生徒は自分が題意把握した内容を「自分にとって」より見やすい形で「表現」する必要があります。
つまり、図や表などで「表現」することで視覚的に理解しやすくするわけです。

前回同様に「おいかけ算」の例で説明します。
この問題の基本となる式は、
1.道のり=速さ×時間。
2.速さ=道のり÷時間。
3.時間=道のり÷速さ。
の3つです。

ですが、これを3つともすらすら言える子は少数派ですし、また覚える必要もありません。
覚えるべきは以下の(1)(2)の2つなのです。

(1)てんとうむし(円図)
(2)縦書きの式(文字と数字の表)

上記の(1)は、縦棒をかけ算、横棒をわり算とすることで、1.2.3.の関係式を一目瞭然にしたものです。
また、(2)は、下から読むとかけ算、細い棒や太い棒を入れるだけでわり算、が表されてこれまた一目瞭然です。
生徒諸君は(1)(2)の両方を覚えて、問題によってどちらかを選択したり、「自分にとって」分かりやすいほうを選択したり、解法を「選べる」身分になってください。
これだけで問題がぐっと解きやすくなりますよ。

現実的には、「選べない」こともあります。
なぜならば、人間は忘却の生き物だからです。
生徒が自分では2つの解き方を「覚えた!」つもりでいても、いざ学校の定期試験本番となると「1つしか浮かばない。」ということはままあります。
つまり、もう1つを忘れてしまっているわけです。

それでもいいのです。
2つ覚えたからこそ、一方を忘れてしまってももう1つの解法で問題を解くことができるのです。
これが、1つ覚えて1つ忘れたとしたら・・・・
もうお手上げです。
こんな悲劇を未然に防ぐための「保険」としての役割も、「2つ覚える」作戦が担ってくれているのです。

【最善】
2つの解法を駆使できる。
問題によって最短最速の解法を選択できる。

【次善】
1つ忘れてしまっても、もう1つの解法で問題を解ける。

【最悪】
2つとも忘れてしまって、手も足も出ない( ノД`)シクシク…

せめて真ん中でとどめたいものですね。

つづく

2023-09-16

QED進学塾の小中高生~算数・数学の文章問題と理科の計算問題(2/6)

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

学校の定期試験や入試等に出題される国語の読解問題には、説明文や論説文、物語文、随筆、詩歌など様々なジャンルがあります。
そして、それぞれのジャンルごとに目の付け所や読み方のコツのようなものがあって、それを知ることで読解の助けになったりします。

算数・数学の文章問題と理科の計算問題においても同様のことが言えます。
たとえば、中学1年生のEくんが今ちょうど勉強している「追いかけ算。」
先に家を出て徒歩で学校に向かった弟の忘れ物に「3分後に」気付いた兄が、それを届けようと自転車で追いかける問題、これをEくんは先週学びました。

【等しいもの】
(1)弟と兄の「道のり」
兄が弟に追いついたのが家から300m離れた地点だったとすると、
弟が兄に追いつかれたのも家から300m離れた地点です。
つまり、2人の動いた道のりは等しいのです。

(2)兄と弟の「時刻」
兄が弟に追いついたのが9時15分だったとすると、
弟が兄に追いつかれたのも9時15分です。
つまり、2人が出会ったのは当たり前のことですが同時刻なのです。

【等しくないもの】
(3)兄と弟の「時間」
出会った「時刻」は同じでも、動いた「時間」は同じではありません。
なぜならば、弟が家を出た「時刻」は、兄のそれよりも3分早いからです。
よって、兄の移動時間よりも、弟の移動時間のほうが「3分間」長いことになります。
したがって、両者の移動時間を「兄がx分」「弟がx+3分」と置くことができます。

【まとめ】
算数・数学の文章問題と理科の計算問題において、何が等しくて何が違うのかをまず把握することが肝要です。
そのうえで、等しいものを同じ文字で表したり、等号で結んだりします。
等しくないものは、その違いを明示(前述の「x分」と「x+3分」のように)します。
ここまでできれば、もう問題の過半を解き終わったも同然なのです。

つづく

2023-09-15

QED進学塾の小中高生~算数・数学の文章問題と理科の計算問題(1/6)

QED進学塾の塾生たちは、学校授業で算数・数学の文章問題や理科の計算問題を習います。
そのタイミングに合わせて塾でも同問題の授業をします。
この9月なら中学1年生のEくんが「方程式の利用」という単元で、今ちょうど数学の文章問題を履修中です。
「文章問題」と聞いただけで毛嫌いしてしまう児童・生徒の多い現状にあって、それを塾生たちがどう乗り越えて行くのか、また塾長がどのように指導して行くのか、それらに関する連載記事をこの『QED日誌』に掲載します。
今のところ塾長は、全6回の記事を予定していて、今回がその第1回目です。

算数・数学の文章問題でも、理科の計算問題でも、当たり前のことですが問題文は国語で書かれています。
「文章問題が苦手。」と言っている子の多くが、この国語を正しく理解することができなくて苦戦しているのです。
つまり、読解力を鍛えることが同問題を得意になるための第1歩です。

では、読解力を総合的に鍛えるには何が最適解なのでしょうか。
その答えは読書量。
この一言に尽きます。
ですから、積極的に本を読みましょう。
理想的には幅広いジャンルの本を読むことですが、現実的には自分の好きなジャンルの本を読み漁るのが良いでしょう。
そのほうが入り口に抵抗感がなく、また長続きもするからです。
以上読書の薦め、偏読の薦めでしたが、これは「遅攻法」です。
積み上げた読書量が読解力を育てるには時間がかかるのです。
次回の『QED日誌』のこの連載の第2回目では、「速攻法」について書きたいと思います。

つづく

2023-09-14

QED進学塾の小学5年生(Y)~今回の算数

QED進学塾の小学5年生のYくんの今回の算数です。

Yくんは『計算の級別トレーニング 』にて「分数のたし算・ひき算」を継続して学習中です。
Yくんが家庭学習と塾での勉強とをこつこつと積み重ねてきた結果、Yくんの計算力は着実に向上し、計算の工夫も随所に見られるようになってきました。
その工夫のひとつが「帯分数」の計算です。
「分数のたし算・ひき算」においては、仮分数よりも帯分数のほうが計算が分かりやすく、速く正確に計算することができます。
帯分数は、整数部分と真分数部分の和で構成されています。
つまり、整数と分数とが入り混じったたし算・ひき算を効率よく行うには、整数は整数同士、分数は分数同士、それぞれを別々に計算したほうがよいのです。
そして、その計算結果を最後に帯分数の形に書けば、最短最速で計算を終わらせることができます。
ところが、分数部分が「引けない」という問題がときとして発生します。
今回の授業でYくんが「家で解いたけど計算できなかった。」と言って塾長に質問してきたのが、まさにこの「引けない」タイプの問題でした。

ところで、整数の引き算の筆算でも「引けない」問題は発生します。
たとえば、「35-17=18」のような問題です。
なぜなら、1円玉5枚から7枚を引くことはできないからです。
このとき、3枚ある10円玉(10の位)のうちの1枚を、1円玉(1の位)10枚に両替してもらいます。
すると、10円玉が1枚減って2枚になる代わりに、1円玉が10枚増えて引くことができるようになるのです。
1円玉10枚から7枚を引いて3枚。
その3枚にもとからあった5枚をたして8枚。
だから、1の位は8になるのです。

Yくんが素晴らしかったのは、このひき算の筆算のシステムを、帯分数の計算に応用できたことです。
Yくんは、整数の「3」すなわち1円玉3枚を、現実には存在しないお金(6分の1円)6枚に、つまり6分の6に変換して、そのままでは引けなかった分数部分を、無事に引くことに成功したのです。
もちろん、塾長はYくんの機転を褒めちぎりました。
さらに、塾長は「中1の1学期に地理で習う『時差の計算』でも、今日Yくんが自力で気づいた計算のやり方は、大いに役立つよ。」と付け加えました。
それを聞いたYくんは、勝ち誇ったような自信満々の表情と、褒められすぎて少し照れたような表情とを浮かべていました。
Yくんは、とても嬉しそうにしていて、ご機嫌でおやつを食べていました。

次の塾の算数の時間に、Yくんは新単元の「速さ」を学びます。
これは、Yくんが学校でまだ習っていない単元です。
いつも机を並べて勉強している中1のEくんの「速さ」の授業に、Yくんも便乗してもらう算段です。
中1の授業に小学5年生のYくんがそのまま便乗するのは難しいのですが、そこを何とかするあの手この手を塾長は既に考えてあります。
分数の計算で自信を付けたYくんが、その勢いのままに新単元の「速さ」を習得してくれることを、塾長は大いに期待しています。

2023-09-13

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の数学(2)

QED日誌の一昨日の記事のつづきです。

Eくんは、同問題を表を作成して解きました。
まず、1行目に登場人物の「かんた」くんと「父」を左右に並べて書きます。
そして、2行目に「現在」の年齢を、3行目に「x年後」の年齢を書きこみました。
ここで、2行目と3行目の縦幅を広くしておくのがみそです。
なぜなら、破線で上段と下段に分割するからです。
上段には文字を、下段には(分かり次第)数値を、それぞれ記入することで、視覚的にも分かりやすいうえに、たしかめ算も容易になります。

なんと、Eくんは塾長が表の書き方を説明している途中にもかかわらず、その先の表の書き方を知っていました。
Eくんは、夏期講習会の化学反応式の授業で同様の表の書き方を1度経験していたからです。

1行目の「かんた」くん=化学反応式の左辺。
1行目の「父」=化学反応式の右辺。
2行目の「現在」=反応前。
3行目の「x年後」=反応後。

以上のように置き換えると、Eくんが夏休みに勉強した化学反応式の表と、今回授業で学習した年齢算の表とが、きれいに対応しているのです。
その点を塾長が説明する前に、自分で気づいたEくんは立派です。
それだけEくんが塾の授業を真剣に聴講していることも、それを正しく理解していることも、さらには理解したことを家庭学習で定着化させていることも、この「気づき」が証拠となって説明が付きます。
塾長は、Eくんが現在の学習習慣を今後も継続して、学力を積み上げ続けてくれることを大いに期待し、またEくんがそれを何事もなかったようにやってのけることを信じて疑わないのです。

2023-09-12

QED進学塾の塾長~理学療法士と初顔合わせ

QED進学塾の塾長は、大学病院で股関節インピンジメント症候群の診察を受けたのち、同院内にあるリハビリテーション室にて理学療法士と初顔合わせしました。
塾長は、来年の1月に手術の予約をしています。
手術の前日から入院して手術日を迎え、そののち2週間程度の入院と3か月から半年のリハビリが必要であることを、主治医兼執刀医の先生から聞いています。
手術そのものに対する恐怖心はもちろんありますが、それ以上に生まれて初めての全身麻酔が心配です。

さて、リハビリに話を戻します。
塾長は1月の手術を前に、9・10.11・12月の4か月連続で月に1回のペースで大学病院に通院して、主治医兼執刀医の診察と今回初顔合わせの理学療法士のリハビリとを同日に連続で受けます。

1.月に1回の理学療法士とのリハビリ。
2.週に2回のトレーナーとのリハビリ。
3.毎朝毎晩の自宅でのリハビリ。
これがリハビリの3点セットです。

確率は低いものの、リハビリがものすごく上手く行けば手術を回避できる可能性もあるというお話を、塾長は主治医兼執刀医と理学療法士の両者から聞いて、俄然やる気になっています。
回避できなくとも、目一杯リハビリをすることで少しでも良好な状態で手術当日を迎えることはできると、塾長はそう自分に言い聞かせて120%の力でリハビリに取り組みます。
塾長は、体の心配を何もしないで、再びフルパワーで卓球にダンスに筋トレに打ち込める日が1日も早く来ることを、股関節を故障する前のようにへとへとになるまで全力で動き回っている自分の姿を、思い描きながらこれからの4か月間を頑張ります。

日常生活には困らないものの、激しい運動はできない。
上記の言葉、あるいはそれに類する表現を、塾長は何度も目にしたことがあります。
ですが、塾長はそのような表現に違和感を覚えます。
なぜならば、スポーツは塾長の日常生活の一部、いやそれ以上に「生活の半分」を占めるくらいの「大切な日常」だからです。
塾長が塾生に「文武両道」を推奨するのは、「若者よ頑張れ。」ではなく、「一緒に頑張ろう。」という意味なのです。

人は何かに執着する思いが強ければ強いほど、そのことに対して努力できるし、その結果としてうまく行くことも多くなる、塾長はそのように考えています。
塾長の「文武両道」に対する執着心が、必ずや好結果を生むことと信じて、塾長はリハビリに励みます。

2023-09-11

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の数学

QED進学塾の中学1年生のEくんの今回の数学です。

今学校でEくんは、「方程式の計算」の小数を含む問題を履修中です。
方程式の分数・小数の計算を履修完了すれば、次なる学習単元は「方程式の利用」です。
同単元でEくんは、方程式を用いた文章問題の解き方を学びます。
また、Eくんは、家庭学習でも『計算の級別トレーニング 』の8級の「方程式の計算」の分数・小数を含む問題を毎日解いていて、学校の勉強には余裕で付いて行けているとのこと。
ならばとばかりに塾長は、Eくんの今回の塾の数学の時間から「文章題」の予習を始めたのでした。

さて、Eくんの方程式の文章問題の授業の第1回目の学習テーマは「年齢算」でした。
「年齢算」を解くうえで最も大切な知識は「年齢差はいつも一定」であること。
その基本をEくんに再認識してもらうために塾長は、あえて「x」を用いないでEくんに同問題をといてもらいました。
とはいっても、Eくんが小学校の「算数」で習った解き方をそのまま使っても面白くありません。
というわけで、Eくんは、「年齢差」をいきなり1行目から押し出す解法で、方程式を用いずに「算数」の範囲内で同問題を解いたのでした。
これで基本はばっちりです。

ところで、学校の定期試験で「方程式の利用」が出題されるとき、数学の先生は以下のような出題形式を取ることが多い傾向にあります。
『何をxと置いたかを1行目に書いてから解きなさい。』
文章形式がこの通りとは限りませんが、文意の同じ文章の但し書きがついていることが多いのです。
その定期試験対策として、塾長は次のような手順で授業を組み立て、Eくんはその流れに沿って同問題を解き進めました。

つづく

2023-09-10

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の英語

QED進学塾の中学1年生のEくんの今回の英語です。

今回Eくんは、前回授業で学習した英作文の2行を、小学5年生のYくんに授業解説しました。
その2行は、現在分詞の名詞的用法(動名詞)と不定詞の名詞的用法とをそれぞれ用いて、同じ意味の英作文を書くというものでした。
どちらの英作文も第3文型SVOで、しかもOの中身が「v+o」(小さな述語動詞vと小さな目的語o)と言う細部まで完全一致しています。
Eくんは、Yくんに上記のような「英文法詳解」の授業をしたのでした。
授業時間は20分間と短めでしたが、Eくんは、文法用語が分からないところなどを塾長に聞きながら、無事に授業を終えることができました。

塾長から「英文法詳解」の授業をしてほしいと聞かされたEくんは、「うわー、ハードルを上げられた><」と言って重圧を感じていたようです。
つまり、Eくんがそれだけ真剣に授業していたということです。
Eくんは、塾長に聞いたところを120%の力で覚えて(インプット)、今覚えたばかりのことをYくんに分かりやすい表現に置き換えて授業説明して(アウトプット)、頭から煙を出しながら奮闘していました。
相当な知力・体力を消耗したことでしょう。
おそらく20分間がEくんの限界値であったように塾長は感じています。

Eくんにしてみれば、この20分間はものすごいハードトレーニングです。
短時間で大きく学力を向上させる効果が見込めます。
来週からも週1回ペースで、EくんはYくんに英語の授業(長くても20分間まで)をします。
その授業教材は『定期テスト対策ワーク (栄光ワーク)』の英作文問題で、Eくんは単に作文の書き方のみならず、同文で用いられている英文法の知識のすべてをYくんに教えます。
この勉強を通してEくんが、英語の表現力と文法力とを同時に磨いてくれることを、塾長は期待せずにはいられません。

2023-09-09

QED進学塾の小学5年生(Y)~中学1年生(E)に英語を教わる

QED進学塾の小学5年生のYくんは、今回授業の120分間のうちの20分間だけ、中学1年生のEくんに英語を教わりました。
(100分間は通常授業)
2学年ほど上級生のEくんが下級生のYくんに教える時間を、予め20分間用意しておいてから授業したのは今回が初めての試みでしたが、その結果は大成功でした。

大成功の要因は、
EくんがYくんを大変かわいがっていること。
YくんがEくんにものすごく懐いていること。
Yくんが塾長以外の授業を(Eくんの授業を)新鮮な気持ちで熱心に聴講していたこと。
Eくんが「アウトプット」専門の勉強時間を確保できたこと。
(口頭試問以外のアウトプットの時間は珍しい。)
1個230円の高級フルーツゼリー(実際は半額で115円)を食べながらの勉強で、先生役(Eくん)生徒役(Yくん)双方のテンションがアゲアゲだったこと。
Eくんが十分に説明できなかったこと=Eくんの理解度・習熟度が」不十分だったところを、塾長が補ったこと。
それを、Eくんが最大限の集中力で自分の頭にインプットしたこと。

上記のような様々な複合要因によって、もうこれ以上は何も望めないほど上手く行った、上級生による下級生への授業説明となったのです。
EくんとYくんの両者ともが、高い学習効果を得ることができて、しかも充実感・満足感をも得られて、塾長は本当にこの20分間の企画をしてよかったと、心から思うことができたのでした。
塾生が楽しく学びながら、学力と成績を伸長させ続けることが、QED進学塾の理想とする教育すなわち教育理念で、これは開学・開校当初から一貫して変わることがありません。
生徒がいつも笑顔でいることと、学期が終わるごとに生徒が学校通知表を誇らし気に塾に持参することと、この2つの両立こそが塾長の喜びであることも変わりません。

塾長は、科学技術の発達とともに、時代に合わせて授業内容を毎年変革して行っています。
たとえば、囲碁・将棋ソフトやチャットGPTに代表されるように、AIが急進的な発達を遂げている昨今、言語の自動翻訳機も急速な発展を遂げています。
それに呼応して塾長は、今年度から英語の授業を一部変更しました。

日本語→英語。(英作文)
英語→日本語。(和文英訳)
この2つを自動翻訳機が瞬時に、しかも正確に訳すことができたと仮定して、日本文と英文、あるいは英文を日本文とを併記したうえで、それぞれの言語のどの部分が他言語のどこに対応しているのか、塾生に考えさせる授業を今年から実施しています。
この授業は、生徒が「機械が翻訳してくれるから、英作文も和文英訳もテスト対策以外は必要ないんじゃね?」と思って思考停止するのではなくて、自動翻訳機の翻訳結果から「日本語と英語の仕組み」を学ぶという、AI全盛時代の今だからこそできる勉強法を生徒が自分の頭で考えながら構築して行って欲しいという、塾長の願いの込められた授業でもあるのです。
それは、時代から取り残された人間はやがて淘汰されて行くと、塾長がそのように考えていて、だからこそ塾生が将来「取り残される」側に回って欲しくないという、塾長の願いでもあります。

決して変わってはいけないもの=教育理念。
時代に適合して変わって行かなくてはならないもの=授業のあり方。
一見すると相反するようなこの両者を、ごく自然に共存させることができてこそ、塾長の理想とする教育ができるのだと、塾長はそう信じているのです。

2023-09-08

QED進学塾の中学1年生(E)~ノートのお手本

QED進学塾の中学1年生のEくんのノートは非の打ちどころがありません。
「これぞノートのお手本!」と言いたくなるようなノートなのです。
Eくんは、板書をノートに記録します。
そして、塾長が板書しないで口頭で説明したことも記録します。
これだけでも十分に素晴らしいのですが、更に特筆すべきは、Eくんが「自分の言葉」でノートを取っている点です。
次回のEくんの授業日には、小学5年生のYくんも同時間帯に机を並べて授業を受講します。
その時間に、塾長はEくんにYくんのノート指導をお願いする予定です。
Yくんは、Eくんにとてもよく懐いています。
大好きなEくんの指導であれば、Yくんが喜んで受けること間違いなしです。

良いノートとは、ただ単にきれいなノートのことではありません。
ノートを美しくデザインすることが趣味になっている子は、肝心の学力が身に着かないことが往々にしてあります。
それは、その子がノートをきれいに書いたことに満足してしまって、「覚える」「理解する」といった最も大切なことが疎かになってしまっていることが原因です。
良いノートとは、自分にとって勉強しやすいノート、すなわち「覚える」「理解する」に特化したノートのことなのです。

というわけで、塾長はEくんにYくんのノート指導をお願いします。
実は、ノート以外にも指導してほしいことがあるのですが、それは『QED日誌』の次回の記事に譲ります。
ところで、QED進学塾の授業時間は120分=2時間です。
塾長は、そのうちの20分を指導に、100分を通常授業に割り振るつもりです。
もちろん、その20分がEくんにとっても非常に有益な時間となるような仕掛けを塾長は用意しています。

2023-09-07

QED進学塾の中学2年生(U)~保護者さまとプチ面談

QED進学塾の中学2年生のUくんの保護者さまと塾長とでプチ面談を行いました。
面談は予定されていたものではなく、たまたまフィットネスクラブで塾長がUくんのお父さまとお会いしたり、同日にセブンイレブンでご両親とお会いしたり、こうした邂逅によるものでした。
ちょうど同日がUくんの登塾日だったこともあり、当日の塾でのUくんの様子も含めて、これからの学習や部活のことなど様々なお話ができました。
塾長がUくんのご両親とお話したのは、2回合わせても10分に満たないくらいの短時間でしたが、それでも密度の高いお話ができて幸いでした。

喫緊の課題があれば、塾長は保護者さまを塾にお招きして三者面談を行います。
保護者さまのほうから塾長に面談のお申込みをされることも大歓迎です。
ですが、保護者さまにそのようなご負担をおかけすることなく、今回のように「ジムのついで」や「お買い物のついで」にミニ面談ができればそれに越したことはありません。
児童・生徒とその保護者さまと塾長とが三位一体となって、可能な限り密に連絡を取り合いながら、塾生の学力と成績を順調に伸長させていきたいものですね。

さて、Uくんの今回の数学です。
Uくんは、登塾すると直ぐに「この問題」と指定して、1次関数の質問をしてきました。
「今日はこれを勉強したい。」という課題を持って登塾してくる生徒は、「ただ何となく。」塾に来ている生徒の何倍も、1日の勉強で得るものが大きいです。

授業の冒頭にいつも塾長は、「今日は何から勉強したい?」と生徒に尋ねます。
そこで明確な答えが返ってくると、それだけで塾長は喜んでしまいます。
「よし、今日は勝ち確♪」
塾長がそう思ってしまうのは、生徒が目的意識を持って登塾してくることで、その日の学習効果が大幅に向上することを知っているからです。

(い)1次関数の式
  直線の式
  y=ax+b
(あ)a=傾き=↑/→=Δy/Δx=y2-y1/x2-x1=速さ=変化の割合
(う)b=y切片=y軸との交点(0,b)=定数
  b=y-ax
(え)平行=傾きが等しい
(お)交点=連立方程式

今回のUくんの宿題は、1次関数の「いあうえお」の「いあう」までを覚えてくることです。
それをUくんが完璧に覚えて来て、次回授業に生かしてくれることを塾長は期待しています。

2023-09-06

QED進学塾の通塾時間~勉強と部活の両立

QED進学塾では「勉強と部活の両立」を推奨しています。
そのため、塾生の通塾時間のご相談には常に柔軟に対応しているのです。
塾長が今日の『QED日誌』の記事のテーマに何故「両立」を選んだかと言うと、昨夜に保護者さまから『部活で登塾が遅くなるけど塾長の時間の都合は大丈夫?』という旨のメールをいただいたからです。
それに対して塾長は「ゆっくり登塾してきてください。」と返信しました。
急いで来て事故にでもあったら元も子もありません。
部活で汗をかいたならひとっぷろ浴びてくるもよし、お腹が空いたならたくさん食べてくるもよしです。

ところで、川口市の場合、塾生の帰宅が夜の23時を回ってしまうと「補導対象」となってしまいます。
また、塾長がジムに行く時間が遅くなりすぎると「入館不可」となってしまい、お風呂に入れなくなってしまうのです。
そのような理由から、QED進学塾の授業の最終便は22時15分に設定してあります。
この時間に授業が終われば、補導もお風呂も心配ないからです。

「文武両道」には多くのメリットがあります。
運動をすると脳が活性化すること。
部活で鍛えた集中力や体力は、勉強にも大いに役立つこと。
特に、これらは受験戦線の最終盤戦の追い込みで威力を発揮します。
更に言うと、文化部に所属している生徒は、体力的には運動部ほどではないものの、集中力の点では全く引けを取らないので、やはり部活は勉強に役立つものだと塾長は考えています。
勉強に運動に文化活動にボランティアに、塾生たちが何でも精力的に行動してくれることを塾長は願っています。
その経験が一生の財産になるのですから。

2023-09-05

QED進学塾の小中高生~今週より2学期の学校授業開始

QED進学塾の小中高生は、先週が2学期の始業式で、今週より2学期の学校授業が始まります。
夏期講習会の期間中に塾生は、5教科の2学期の最初の単元の予習を済ませています。
そのため、塾長は塾生が2学期の好スタートを切ってくれることを大いに期待しているところです。
今週の塾の授業では、まずは塾生が今学校で習っている単元の習熟度の点検を行います。
塾長は、点検結果に不足があれば直ぐに補充し、なければ次の単元の予習と夏期講習会で「もう少し詳しく勉強したかった。」ことの復習と補足とを行うつもりです。
以上のような予定ではあるものの、塾生の質問が最優先事項であることは2学期も変わりません。
学校授業で習ったことを、習ったその日のうちに家庭学習で復習して、そこで発生した疑問点を塾で質問するという、「学校→家庭→塾」のサイクルは今まで通りです。
2学期も1学期同様に上記3つの好循環を回し続けて、学力を伸ばして行ってほしいものです。
一番近い目標は来月の2学期中間試験です。
1学期以上の好成績を挙げられるよう一緒に頑張って行きましょう。

2023-09-04

QED進学塾の塾長~手術日程が本日決定

QED進学塾の塾長の手術日程が本日決定しました。
2024年の年明け早々に大学病院で手術します。
まだ4か月以上先の話ですが、それでもこれが最短の日程でした。
手術の内容は、股関節インピンジメントの股関節鏡手術です。
手術の前日から入院して、手術後は2週間程度の入院が必要とのこと。
退院後のリハビリは、早くて3か月、長ければ半年かかることもあるそうです。
本日は、レントゲンを始めとする様々な検査に時間がかかってしまいました。
いずれも手術を視野に入れたもので、致し方のないところでしょう。

塾長が大学病院を出る時間が遅くなってしまったため、18時まで受付の呼吸器内科(喘息の治療で通院中)に行く時間が無くなってしまいました。
同医院には、先月受けた人間ドックの検査結果をもらい受けに行く予定だったのですが、また日を改めて行くこととします。
塾長は、おそらく「便潜血が陽性→後日に大腸内視鏡検査→即日大腸ポリープ切除手術」となるだろうと、結果を見る前から予期してしまいます。
塾長には痔の症状が全く見られないのに、便に血が混じっているのを何回も目撃しているからです。

この先の4か月間に2つの手術が待っていると思えば気が滅入りそうですが、実はそうではありません。
どちらも成功率の非常に高い手術で、術後の良化が大いに期待できるからです。
「もっと大事になる前に見つかってよかった。」
そう思えることが救いです。

塾長の体調のせいで生徒に迷惑をかけることは、決してあってはならないことです。
こまめに検査をする。
異常があればすぐに手を打つ。
考えられる予防策を全て打つ。
このような心構えを常に持っていれば、被害は皆無もしくは最小限にとどめられると、塾長は思うのです。

予防策と言えば、来月は新型コロナウイルスのワクチン接種があります。
塾長は、これが7回目の接種です。
(6回目は今年の5月15日)
塾長は、1回目こそ何の副反応もなかったものの、2・3・4・5・6回目は5回連続で40度近い高熱を出しています。
昼13時に接種→深夜23時過ぎに高熱→翌日16時に平熱。
このパターンが5回連続で発生しています。
来月もこのお決まりのパターンが予想されるので、塾長は、接種翌日の16時まで何も予定を入れないでおきます。
ということは、接種の当日も翌日も塾の授業に影響はありません(^o^)
いつも通りに通塾してきてくださいね。

2023-09-03

QED進学塾の小学5年生(Y)~珍しく英語の居残り勉強(2)

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

Yくんが中1生のEくんと同じ時間に同じ教材で同じ授業を受けていると言っても、両者間には2学年の差があります。
ですから、塾長は学習のレベルに差をつけて授業をします。

Eくんは、
私は読書が好きです。
→私は本を読むことを好みます。
→I like reading books.
という手順を踏んで、英作文を完成させることに見事成功しました。

一方、Yくんは、
(あ)私は本を読むことを好みます。
(い)I like reading books.
の2行を見て、日本語と英語の対応を調べます。

日本語では、句点(。)が付いているのが述語。
(最後の文節が述語)
上記の(あ)ならば「好みます。」が述語。・・・・・(ア)

英語では、述語動詞Vが2番目。
なぜなら、「S+V=主語+述語動詞」の順番だから。
上記の(い)ならば「like」が述語動詞V。・・・・・(イ)

したがって、(ア)(イ)より、
「like=を好む」だと分かる。

このようにして、Yくんは「見つける」ことを頑張ります。
つまり、たとえYくんに語彙力がなくても(英単語を知らなくても)何とか調べられるように、塾長は日本語と英語を併記して授業しているのです。
そうすれば、YくんがEくんと同じ英文で勉強をすることができます。
と同時に、Yくんは英文法を勉強しながら国文法の勉強もできるのです。

Yくんは、英語が好きなので英語の勉強をしたがります。
Yくんは、Eくんが好きなので同じ教材で勉強をしたがります。
塾長は、Yくんが最も喜ぶ「Eくんと一緒に英語の授業」をします。
とは言え、両者には2学年の差があります。
塾長は、Eくんには「英作文」を課す一方で、YくんにはEくんの「英作文」と同じ日本文・英文を「比べるだけ」にレベルダウンさせたりして、2学年差のある両者が双方とも無理なく授業に付いて行けるよう工夫します。

このようにして、両者に求められるレベルに大きな差をつけても、それでもYくんが授業に付いて行けないとなると、もはや「一緒に」勉強することは不可能になります。
そうならないために、塾長はYくんの基礎知識の底上げを図るべく急遽「居残り」してもらうことにしたのです。
これは、「Eくんと一緒に英語を勉強するには、もっと家庭学習をがんばらなくちゃ。」とYくんに思ってほしいという、塾長からのメッセージでもあります。
言い換えれば、自分がやりたいことをするには、そのための準備や努力が必要だということに、早くYくんが気づいてほしいという塾長の願いです。

塾は勉強を教える場です。
英語を勉強した。→英語の学力が身に着いた。→英語の成績が上がった。
これはこれで成功と言えるでしょう。

でも、塾長は欲張りです。
教科の勉強を通して、勉強した教科の学力を伸ばすだけでなく、ほかにも多くのことを学んでほしいと常に願っています。
忘れ物をしない、提出物をきちんと出す、準備や努力を怠らない、こういった基本姿勢を身に着けてほしいのです。
これからも教科の勉強と、勉強によって学ぶことのできる様々な教訓と、その両方を貪欲に吸収して行きましょう。

2023-09-02

QED進学塾の小学5年生(Y)~珍しく英語の居残り勉強

QED進学塾の小学5年生のYくんは、珍しく英語の居残り勉強をしました。
おやつとコーラで元気を付けながらの勉強でした。
Yくんの英単語と英文法の基礎が、わずか1日で大幅に強化されました。

Yくんは、いつも塾に来ると直ぐに漢字を勉強します。
学校の宿題で漢字が大量に出題されるからです。
そして、塾長が「国語の次は何を勉強したい?」と尋ねると、Yくんはいつも判で押したように「英語。」と答えます。
決して「算数。」とは言わないのです。
このやり取りを中1生のEくんが、笑いながら聞いているのもすっかり日常になりました。

今回、Yくんは初めて算数の宿題を忘れて気ました。
Yくんは「家に置き忘れた。」と言います。
塾長は「勉強した証拠がないのはやってないのと一緒だよ。」と言って、それ以上の追及はしませんでした。
「よし、今日は英語をみっちり勉強しよう。」
塾長はそう言って、この日の授業時間のすべてを英語に充当したのでした。

【中1生のEくんの前回授業の英作文問題】
私は読書が好きです。

【同英作文問題の解法】
問題文の日本語を英作文の書きやすい日本語に書き換える。
→私は本を読むことを好みます。

文型を決める。
→「何を」があるので第3文型SVO。

決めた文型に当てはめてその順番通りに英語を書く。

【同英作文問題の答え】
(1)I like reading books.
(2)I like to read books.

さて、今回Yくんが勉強したのは(1)の文でした。

YくんはいつもEくんといっしょに机を並べて勉強しています。
そのため、塾長は、Yくんの授業教材にEくんと同じ英文を選んで、2人一緒に勉強してもらうことが多いのです。

つづく

2023-09-01

QED進学塾の塾生たち~本日は2学期の始業式

QED進学塾の塾生たちは、本日2学期の始業式を迎えます。
3学期制の学校で最も長い学期の始まりです。
昨日までの夏期講習会で塾生たちは、長距離を走り抜くだけの体力、すなわち基礎学力を身に着けました。
それにものを言わせて、長い2学期を元気に走り抜けてほしいところです。

夏休みが終わって2学期が始まると、塾の授業の進め方も変わります。
学校の授業進度に合わせて塾の授業を進める必要性があるからです。
今日からは、夏休みのようにテーマを絞り込んで深化学習をする余裕がなくなります。
それでも、複数教科の融合学習など、少しの余裕を見つけてはできる勉強もあります。
学校授業を塾の授業のペースメーカーとしながらも、ただ学校補習に追われるだけの授業になってしまっては面白くないので、常に「楽しいこと」を見つけながら勉強して行きたいものですね。

先取り学習は楽しいものですが、1学期の復習も大切です。
Eくんの数学の先生は、1学期の期末試験の一部の問題で、1学期の中間試験のテスト範囲の計算問題を出題しました。
塾長は、その先生の出題の意図を理解できます。
計算の基礎の基礎を疎かにしていては、その先の積み上げ学習がままならない、だから基礎を大切にしよう、学校の先生のそんなメッセージが込められた、期末試験の「計算問題」の出題だったと、塾長はそのように受け取ったのです。

英語についても同様のことが言えます。
英語も数学と同じく積み上げの教科だからです。
たとえば、be動詞の現在形のis,am,areの理解が不十分な子が、be動詞の過去形のwas,wereを勉強したらもっと分からなくなるように。
つまり、前段階のことが分からないと、その次はもっと分からないというわけです。

塾生が今学校で習っていることが分からなくなっているからと言って、「今」の勉強だけにフォーカスするのは得策ではありません。
先ほどのbe動詞の例のように「以前」習ったことが分からなくなっていることが、「今」分からない原因となっているかもしれないからです。

分からない原因がどこにあるのかを見つけるのは、塾長の仕事です。
塾生の仕事は、分からないことを「分からない。」と正直に言うことです。
だから、少しでも疑問を抱いたらどんどん質問してください。
学校授業と、塾での質疑応答と、それらを復習するための毎日の家庭学習と、この3つが上手く循環してこそ継続的な学力の伸長が望めるというものです。
この2学期もいっしょにがんばって行きましょう。

2023-08-31

QED進学塾の中1生(E)・中2生(U)~夏期講習会を終えて

QED進学塾の中学1年生のEくんと中学2年生のUくんは、夏期講習会を本日修了しました。
夏期講習会最終日に両名が勉強したのは、国語・理科・社会科の3教科でした。
塾長は、その時間割で授業時間の大半を占めた「酸性雨」について、今回の『QED日誌』に書き記します。

Eくんは、家庭学習で5教科を1問ずつ、あるいはそれ以上を毎日解いています。
つまり「今日はこの教科を勉強しなかった。」という日がありません。
Eくんは、毎日5教科の問題を解くことで、総合的な学力の底上げを図っているのです。
継続は力なり。
とにかく毎日それを続けているEくんは立派です。

Eくんは、社会科の1問1答式問題を毎日解いています。
その中の1問に答えが「酸性雨」となる問題がありました。
Eくんは、「酸性雨」の説明文を読んでも今一つぴんと来なかったようで、塾長に質問をしてきました。

折しも、EくんとUくんは原子記号の20番までを覚えて、さらに結合手と酸化数について詳細に学習したばかり、今このタイミングならば以下のことを両名が理解できると判断した塾長は、授業時間の8割を投入して「酸性雨」の勉強に充当したのでした。

酸性雨の元凶は、窒素酸化物NxOyと硫黄酸化物SmOnです。
(x,y,m,nは自然数)
たとえば、(x,y,m,n)=(1,2,1,3)の場合、
窒素酸化物と硫黄酸化物が水に溶けると、硝酸と硫酸が生成します。
両名は、これを化学反応式を書いて理解することができました。

そこから、さらに両名は関連事項を次々と学んでいきます。
硝酸、硫酸、水溶液、電離、水素イオン、酸性、pHが7より小、硝酸イオン、硫酸イオン、水酸化物イオン、アルカリ性、pHが7より大、水のイオン積(和がー14になる法則)、酸化数の絶対値の和が8になる法則(N=-3,+5やS=-2,+6など)、金属の酸化物、酸性酸化物、非金属の酸化物、塩基性酸化物、・・・・・
よくこれだけのことを学習できたものです。
両名の高い集中力に拍手です。

さあ、明日から2学期が始まります。
学習意欲と集中力とを高値安定に保ったまま、2学期も勉学に勤しんで行きましょう。

2023-08-30

QED進学塾の夏期講習会~いよいよ明日に最終日

QED進学塾の夏期講習会は、いよいよ明日に最終日を迎えます。
この日を夏休みに塾生たちが学んできたことの総集編、総まとめの1日にしようと塾長は計画しています。

【国語と英語の融合】
この夏、小中学生は国語も英語も「用言」を学習しました。
用言の用は活用の用ですから、「用言」とは文字通り「活用する言葉」です。
塾長は、塾生に用言についての発表をしてもらう予定です。
そのテーマは、国語の用言と英語の用言の共通点と相違点について。
塾生が同テーマをどれだけ詳しく説明できるか塾長は楽しみにしています。

「活用」とは「形が変わる」ことを意味、国語の場合は6つの活用形があります。
6つの活用形のうちの1つである命令形には接続がない(も同然)として、残りの5つの活用形の接続を明日テストします。
そのうえで、未然形の補足として「ず・れる・せる」を追加します。
塾生は、がん細胞が遺伝情報のミスコピーによって発生することと結び付けて「ず・れる・せる」を覚えます。

【数学と化学の融合】
この夏に塾生が学んだ数学の「内分点」「平行移動」と理科の「気体」の知識・技能を、明日塾生がフル活用します。
明日、塾生はこれらの知識・技能の総まとめの問題に挑戦するのです。
それは、「混合気体の平均分子量を内分点と平行移動の線分図によって解く」問題で、もちろん塾長の自作問題です。

【地理と化学の融合】
この夏に塾生が学んだ地理の「甲府盆地」の果物と果物に含まれる「果糖」、化学で学んだ「炭水化物」と「加水分解」、塾生はそれらの知識をフル活用して、ショ糖(砂糖の主成分)の加水分解によってブドウ糖と果糖とが生成することを、明日学習します。
塾長は、塾生が学んできたことの見事に連携する瞬間を楽しんでほしいと思っています。
夏休みを気分よく締めくくって、2学期の勉強を頑張る活力にしましょう。

2023-08-29

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の英作文(2)

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

【昨日の英作文問題を再掲】
私は読書が好きです。
【再掲終わり】

同問題が初見のEくんは、じっと問題を見つめたまま手が動きません。
塾長が「どこで困ってる?」と尋ねます。
すると、Eくんは「『読書』という英単語を知らない。」と答えました。
塾長は、思わず「よかった!」と言ってしまいました。
心の中でガッツポーズをしていたのです。

そこで、塾長はEくんに問題文の「書き換え」を教えます。
「私は読書が好きです。」を、
「私は本を読むことが好きです。」に、
「書き換え」することを。

この書き換えをするには、Eくんが国語で勉強した「熟語の仕組み」の知識と、英語で勉強した「第3文型SVO」の知識と、その両方が役に立っています。

「読書」は、前が述語動詞で後ろが目的語、すなわち「VO」の形(漢文で言うところの「返り点」)の熟語であること。
ここで「書」は「書く」という意味ではなく、「書籍」すなわち「本」の意味であること。
「第3文型SVO」のOは、名詞または代名詞の目的格であること。

Eくんは、自分の持てる国語と英語の知識を総動員して、この難問を解決したのでした。
本当にお見事でした。

最後にもうひとつ、この英作文を書くにあたってEくんが大いに迷ったことがあります。
それは、「本」を「a book」にするか「books」にするかの選択です。
せっかくEくんが自分の頭で必死に考えているというのに、塾長が簡単に答えを教えてしまっては元も子もありません。
そこで、塾長はヒントを小出しにします。
3つ目のヒントの「本が好きな人が1冊読んで満足するかな?」を聞いたEくんは、「あ、これ絶対『books』だ!」と嬉しそうに言いました。
このような気づきと達成感とが勉強を楽しくするのです。
これからも英語を楽しく学びながら、英文法の確固たる土台を築いて行きましょう。

2023-08-28

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の英作文

QED進学塾の中学1年生のEくんの今回の英作文です。

【昨日の『QED日誌』より抜粋】
現在分詞Vingの、
(1)名詞的用法。する「こと」(動名詞)
以下略

不定詞to Vの、
(3)名詞的用法。する「こと」
以下略
【抜粋 終わり】

Eくんは、上記の2つの名詞的用法を知って、
下記の2通りで英作文を書きました。

【英作文問題・解答】
私は読書が好きです。
1.I like reading books.
2.I like to read books.
【問題・解答 終わり】

Eくんは、前回の授業中に1.を書き上げました。
そして、宿題で2.を書いてきました。
誇らし気に宿題を提出するEくんは、自信に満ちた表情をしています。
こうしてEくんが自らの成功体験から得た自信は、今後のEくんの財産になります。
Eくんは、O「何を」(目的語)に「reading」と「to read」すなわち「現在分詞」と「不定詞」の両方が使えることを知って、そのことをこれからずっと忘れないでしょう。
だから、塾長は「財産」と言ったのです。

ここでEくんが築いた堅牢な土台の上に、
(1)O「何を」(目的語)に「reading」すなわち「現在分詞」のみを取る述語動詞V。
(2)O「何を」(目的語)に「to read」すなわち「不定詞」のみを取る述語動詞V。
(3)O「何を」(目的語)に「reading」と「to read」すなわち「現在分詞」と「不定詞」の両方を取れるけれども、そのどちらを使うかによって意味が変わってくる述語動詞V。
以上の3種類をこれからEくんは学びます。
英文法の学習は、このような積み上げ学習の連続なのです。
ひとつひとつ築き上げて行きましょう

今回、Eくんは、もうひとつ大切なことを学びました。
それは、英作文を書くコツです。
具体的には、
1.日本語。(英作文の問題文)
2.日本語。(自分が英作文を書きやすいように問題文を書き換える)
3.英語。(英作文の答案)
のステップを踏んで作文します。
これは、英作文を書く際の常套手段と言えるものです。

つづく

2023-08-27

QED進学塾の小学5年生(Y)~今回の英語

QED進学塾の小学5年生のYくんの今回の英語です。

Yくんが塾で英語を勉強するとき、いつも隣に中学1年生のEくんがいます。
そして、Yくんは、中学1年生レベルの英語に何とか付いて行くことができています。
塾長が「さすがにこれはYくんには難しすぎるだろう。」と判断した1割については、「Yくんは○○を覚えなくてもいいよ。」と声をかけ、そうすることでYくんが過負荷とならないように配慮しています。
それでも、Yくんは9割Eくんと同じ勉強をしているわけで、2学年のハンデを抱えながらよくぞそれができているものだと、いつも感心させられている塾長です。

今回Yくんは、現在分詞Vingの、
(1)名詞的用法。する「こと」(動名詞)
(2)形容詞的用法。「している」
以上2つの用法を学びました。

そして、不定詞to Vの、
(3)名詞的用法。する「こと」
(4)形容詞的用法。「べき」「ための」
(5)副詞的用法。「して」「ために」
以上3つの用法を学びました。

Yくんは、現在分詞と不定詞とを左右に並べて書くことで、両者の共通点と相違点とを整理して覚えることができました。

英語がこれだけ高度な学習内容にもかかわらず、Yくんは「英語が楽しい。」と言います。
算数は基礎的な計算ですら嫌がる素振りを見せるのに(笑)
好きこそものの上手と言いますし、Yくんに合った勉強ができていればそれでよしです。

ところで、小学5年生の国語で「修飾・被修飾の関係」について学習します。
そして、今回Yくんが学んだ(1)~(5)では、その関係性がすっきりと表現できています。
言語学習においては(ごく一部の例外を除いて)母国語を超える外国語はありません。
英語学習の土台となるのは、やはり国語学習なのです。
これからもいっしょに言語能力を向上させて行きましょう。

2023-08-26

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の数学・算数(2)

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

Eくんは、カレンダーの学習の続きで「うるう年」を勉強しました。
Eくんは、末尾が「00年」である年を除いて、4の倍数の年が「うるう年」であることを知ったのです。
そして、Eくんは今得たばかりの知識を生かして、「1年=365.25日」であることを、平均値の計算で求めました。
さらに、平均値を用いなくても、線分図を書いて「内分点」を求めれば、やはり「1年=365.25日」であることを確かめました。
(「内分点」は高校2年生の数学で習うのですが、それを塾長が中1でも分かる形に書き直して教えました。)

そして、塾長はEくんにこう言いました。
「分からないことは、何回でも聞いてね。」
「塾長は、同じことを何回教えても嫌にならないよ。」
「むしろ、(何回も質問するのは)今回の『「十」(じゅう)と「一」(いち)は、「+」(たす)と「一」(ひく)とそっくりさん』みたいに、新しい知識を得るチャンスだからね。」
「塾長は、同じ質問をされたら少し違った角度から答えたりするよ。今回の『そっくりさん』がそうだったでしょう。」
Eくんは、本当にうれしそうに「分かった。」と答えました。

塾生は、塾長の心の中を直ぐに見透かします。
塾長が口だけで「何度でも聞いてね。」「嫌じゃないよ。」と言って、実はそう思っていなかったとしたら、それはたちどころにばれてしまうでしょう。

塾長は、同じ質問を受けたとき「せっかく教えたのに。」とは思いません。
むしろ、「分かったふりをされなくてよかった。」と考えます。
たとえば、かけ算に重大な穴のある子が「分かったふり」をして、そのまま「わり算」の学習に進んだとします。
その子が「わり算」の単元でぼろぼろになってしまうことは、火を見るよりも明らかです。
だから、生徒が質問してくれることは「大きな危険を回避できた。」ということです。
生徒が質問しやすい環境を整えることは、塾長の仕事の中で1・2を争うほど重要なことなのです。

授業が終わって、Eくんをお迎えに来たお母さまがEくんに「充実した顔してる。」と言いました。
塾長にとって何よりうれしい一言でした。

Eくんは、今回こう思ったことでしょう。
「同じ問題を何回質問してもいいんだ。」
「塾長は嫌がるどころか、嬉々として答えてくれる。」
「そして、前回とは違う教え方をしたり、新しい知識を教えてくれたりする。」

同じ質問を同じ答えでばかり返していると、その繰り返しを「停滞」ととらえて、がっかりしてしまう生徒は多いです。
同じ問題を再度質問することで、その問題を違う視点で見る方法を知ったり、関連知識を新規に習得できたりすれば、それは生徒にとって嬉しい「おみやげ」になります。
生徒が質問するたびに、何か一つでもいいから「おみやげ」を持たしてあげられれば、生徒は質問することが楽しみになるのではないか、そう塾長は考えているのです。

Eくんは、大変気分よく帰宅して行きました。
これが、Eくんのその日の夜から次の登塾日までの家庭学習に、次回授業冒頭のスタートダッシュに、好影響を与えることは間違いありません。
これからもずっとご機嫌で、楽しく学びながら学力を伸ばし続けて行きましょう。

2023-08-25

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の数学・算数

QED進学塾の中学1年生のEくんの今回の数学・算数です。

先週、Eくんは「11の倍数」の調べ方を勉強しました。
今回の授業の冒頭、早速塾長はEくんに口頭試問を行いました。
その試験結果を発表します。

Eくんは「+」「-」「+」「-」を1の位から順に繰り返すという、手順を正しく覚えていました。
そして、最終的にそれらの和が「0」となることを、Eくんの得意の化学の知識を生かして「酸化数の和が0」という覚え方で正しく覚えていました。
よくできました(●^o^●)

しかしながら、Eくんは以上の2つのことを正しく覚えていても、それが「11の倍数」であるという肝心なことを忘れていました。
これは大ピンチ!
・・・・・ではなく「大チャンス」かもしれないと、塾長は瞬時に考えました。

塾長「『小の月』って知ってる?」
Eくん「うーん・・・」

というわけでカレンダーの勉強です。
カレンダー問題(過去や未来のある時点の日付けや曜日を問う問題)は、受験算数の頻出問題です。
中学入試より頻度が少ないものの、高校入試でも(特に、考察の過程を問う思考力問題で)出題されることがあります。
ですから、塾長はEくんがこの機会にカレンダーを学んでほしいと思ったのです。

「小の月」が「31日のない月」という意味であること。
「小の月」を「西向く士」(にしむくさむらい=2・4・6・9・11)と語呂合わせで覚える方法があること。
「さむらい」は「武士」だから「士」であること。
「士」を分解すると「十」(じゅう)と「一」(いち)になるので「11月」であること。
Eくんは、以上のことを学習しました。

ここから更に発展して、
「十」(じゅう)と「一」(いち)は、「+」(たす)と「一」(ひく)とそっくりさんであること。
だから「+」「-」「+」「-」して(酸化数が)0になるのは、11の倍数であること。
Eくんは、このように関連付けて覚えることができたのです。

つづく

2023-08-24

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の国語・英語

QED進学塾の中学1年生のEくんの今回の国語・英語です。

Eくんは、サ行変格活用動詞(サ変)を学習しました。

(1)国語の勉強をする。
(2)国語を勉強する。

どちらも同じ意味ですが、
(1)の述語動詞が「する」単独なのに対して、
(2)の述語動詞は「勉強する」と複合語になっています。
(複合語については、次回の国語の授業でもっと詳しく勉強します。)

以上のことから、サ変には「する」と「○○する」の2つの形があることをEくんは学びました。
せっかくEくんがサ変を勉強したので、
Eくんの既習事項の「ない・う・よう」「ます・た・だ・て・で・、(てん)」「。()まる」「とき」「ば」に、次回の国語の授業で「ず・れる・せる」をプラスします。
余談ですが、「プラスする」もサ変ですね(笑)

さて、たし算したあとの、
「ない・う・よう・ず・れる・せる」「ます・た・だ・て・で・、(てん)」「。()まる」「とき」「ば」
が完成形です。
ちなみに、完成形は「未然形」「連用形」「終止形」「連体形」「仮定形」「(命令形)」の6つの活用形の接続を語呂良くまとめたものです。

「ない・う・よう・ず・れる・せる」(未然形の接続)は「がん細胞がなくてよかった♪」とこじつけて覚えます。
「ない腫瘍」→悪性腫瘍がなかった。
「ずれるセル」→セル(細胞)のDNA情報が正しくコピーされないのががん細胞が発生する原因ですから、このミスコピーを「ずれる」と表現したと思えばよいのです。
これで未然形は完璧!

あとはサ変の未然形の「さ」「せ」「し」の3つに「ない・う・よう・ず・れる・せる」のどれが接続するのか確かめるだけ。
Eくんは、この確認作業によって「なるほど!」と納得してサ変の活用を覚えることができるでしょう。

翻って英語です。
Eくんは、この記事の冒頭の(1)(2)を用いて第3文型SVOの復習をしました。
さらに、Eくんは疑問文とその答え方を塾長との英会話の口頭試問によって演習しました。
Eくんは、この演習で、
1.助動詞のdo。
2.一般動詞のdo。
3.代動詞のdo。
の3つを完璧に識別することができるようになりました。

国語に戻ります。
文法に強くなるには、基礎からひとつづつ「積み上げ学習」するのが一番の近道です。
1日に積む量はほんの少しでいいのです。
一歩一歩いっしょに前に進んで行きましょう。

2023-08-23

QED進学塾の塾長~問題作成者の視点から

QED進学塾の塾長の数学の授業には、必ずと言っていいほど「別解」が登場します。
つまり、塾生は1つの問題から複数の解法を学ぶのです。
塾長が直ぐに別解を思いつくのは、問題を解き慣れているせいもありますが、それ以上に「作り慣れているから」という理由が大きいと思います。

たとえば、中学1年生のEくんの1学期期末試験の数学のテスト問題。
同試験に『1386を素因数分解しなさい。』という問題が出題されたことを、塾長は一昨日の『QED日誌』に書きました。

かつて、塾長が中学受験生向けに『693を素因数分解しなさい。』という問題を作ったことがあります。
「1386」は「693」を2倍した数なので、おそらくこの問題を作った学校の数学の先生が、塾長と同じ手法で期末試験問題を作成した可能性はあります。
もちろん、この先生が単純に電卓で掛け算をしただけという、原始的な方法で問題を作った可能性もあります。

さて、後者の可能性には何の面白味もありませんので、ここでは前者について考えます。
この先生が「11の倍数の見つけ方を知っている子が、数は少ないけれどもいるかもしれない。」「9の倍数の見つけ方を知っている子は、11の倍数よりは多いかな。」「まずは地道に2で割る方法で解く生徒がほとんどだろうから、偶数にしておこう。」「ついでにかけ算九九で最も難易度の高い7の段(7の倍数)にもしたいなあ。」などと考えたとします。

11×9=99。
つまり11の倍数でかつ9の倍数にもなっている最小の数は99です。
(11と9の最小公倍数。)

2×7=14。
つまり2の倍数でかつ7の倍数にもなっている最小の数は99です。
(2と7の最小公倍数。)

14×99=1400-14=1386。
99は100よりも1少ない、すなわち100をかけてから1%引きにすればよいので、上記のような計算式になります。

塾長ならば、まず間違いなく以上のような手法で問題を作成します。
電卓も手計算もせず、ほとんど計算力を必要としない暗算のみ、頭の中だけで組み立てて「はい、1問できあがり。」です。

塾長は、このようにして問題作成者の視点から別解を考え、それを日々の授業に生かしているのです。
これに慣れた塾生は、やがてこう考えるようになります。
「この問題は、ここをこうして作られたのかな?」
そんな発想が問題を解く糸口になることは多いのです。
特に、整数論の世界においては。

最後に、『1386を素因数分解しなさい。』が大変優れた「良問」であることの説明をします。
これは同時に、Eくんの学校の数学の先生が優秀であることの説明にもなっています。

(1)2の倍数。(難易度低)
1の位の数だけを調べる。

(2)9の倍数。(難易度中)
各位の数の和を調べる。

(3)11の倍数。(難易度高)
各位の数を1の位から順に足したり引いたりを交互に繰り返しながら調べる。

この問題は、以上のような3つの難易度の調べ方がミックスされた「良問」だったのです。

2023-08-22

QED進学塾の塾長~夕立でずぶぬれ

QED進学塾の塾長は、フィットネスクラブに毎日通っています。
今日は卓球のある日だったので、ラケットと卓球シューズを持って行きました。
ジムに行く途中で雨が降り始め、5分も経たないうちに土砂降りに。
塾長は、ジムの駐車場で雨宿りしていましたが、一向に止む気配がありません。
そして、卓球の時間の4分前に塾長は靴下をポケットに入れて、駐車場を出てジムに向かいました。
案の定、塾長のサンダルとひざから下はずぶぬれになりました。
駐車場からジムまでは徒歩1分だというのに。

そんなひどい雨の中、塾長は駐車場で10分間待機していたわけですが、その間に塾の理科・社会の授業のことを考えていました。
塾長は、日本の雨の降り方が熱帯のそれに近づいている気がしています。
今日の夕立は、雨の強さもさることながら、同時に風も強まって横殴りの雨でした。
まるで熱帯雨林気候のスコールを想起させるような。
そう思った塾長は、これを中学生の次回授業の「枕」にしようと決めました。

「枕」とは、落語家が噺の本編に入る前に、それに関連した話をすることです。
現代のお笑いならば「つかみ」に相当するでしょうか。
ちょうど今、中学生が理科で「物質の三態」を学習していて、同単元には当然「熱」が関与します。
塾長が夕立にたたられた話を枕にすれば、そのついでに「熱帯雨林気候」「スコール」といった社会科の地理の用語を教えることができます。
そのまたついでに、なぜ激しい夕立が降るのかの説明で「上昇気流」「断熱膨張」「雲のでき方」「飽和水蒸気量」「露点」といった理科の気象の用語を教えることもできます。
このようにして、生活に密着した事象を題材に勉強したことは、塾生の頭に入りやすく、しかも忘れにくいのです。

2023-08-21

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の数学(2)

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

「塾長がどんな技を使ったのだろう。」
塾生がそんな興味関心を持ってくれれば、これでもう「つかみはOK」です。

ただ、塾長は塾長の思考回路をそのまま塾生に教えることはしません。
さらっと口述することはあっても、そのまま板書解説はしないのです。

塾長「1より大きい数で割ると、答えはもとの数(割られる数)より大きくなる?小さくなる?」
塾生「小さくなる。」

塾長「うーんと大きい数で割ったら、その答えは?」
塾生「ものすごく小さくなる。」

塾長「じゃあ、大きい数と小さい数はどっちが分かりやすい?」
塾生「小さい数。」

塾長「だったらなるべく大きい数で割ったほうが、一気に数字が小さくなってお得だよね。」
塾生「うんうん。」

このような質疑応答を経てから、1386をなるべく大きい数で割るにはどうした良いかを塾生に考えてもらうのです。

そのための基礎知識として、「倍数の見つけ方」を復習します。
今回の授業では、Eくんの隣の席が小学5年生のYくんで、Yくんがこの授業に興味津々だったため参加してもらいました。
「11の倍数」は小学生にはやや難しいので後回しにします。
(「11の倍数」は、あとでEくんにだけ教えました。)

【倍数の見つけ方(調べ方)】
(1)1の位だけ見て調べる。・・・・・2の倍数と5の倍数。
2の倍数は1の位が0,2,4,6,8。
5の倍数は1の位が0,5。

(2)各位の数をたし算して調べる。・・・・・3の倍数と9の倍数。
3の倍数は、各位の和が3の倍数。
9の倍数は、各位の和が9の倍数。

(3)1の位の数から順番に「+」「-」「+」「-」して調べる。・・・・・11の倍数。
「11の倍数」については、QED日誌の昨日の記事に詳述したので、ここでは割愛します。
【調べ方おわり】

今回の授業でYくんは(1)(2)を、Eくんは(1)(2)(3)を、それぞれ習得することができました。

ここで、塾長はEくんに問題を出しました。
Aは2の倍数である。
また、Aは3の倍数である。
よって、Aは(  )の倍数である。

この問題にEくんは即答で「6」と答えました。
「2×3=6」が直ぐ浮かんだようです。
これならば、Eくんが昨日塾長がQED日誌に書いた「99の倍数」を理解するのは難しくなさそうですし、さらに簡単にするために「100の倍数」に代えることもハードルが低そうです。
なので、次回の授業では、Eくんには昨日の「塾長の思考回路」のトレースに挑戦してもらいましょう。

Eくんがこうした訓練を積むことにより、いろいろな「技」を身に着けてほしい、さらに欲を言えばEくんが自分の頭で考えてオリジナルの「技」を編み出してほしい、そんな期待をいつもしてしまう塾長です。
これからも一緒に頑張って行きましょう。

2023-08-20

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の数学

QED進学塾の中学1年生のEくんの今回の数学です。

この夏休みにEくんは、1学期期末試験の数学のテスト問題の解き直しをしています。
今回Eくんが勉強したのは、同試験の大問2の「素因数分解」でした。
その中の1問に「1386を素因数分解しなさい。」という問題がありました。

【塾長の解法】
100×14=1400
1386=1400-14
よって、
1386=99×14
したがって、
1386=2×3×3×7×11・・・答え。
(小学生がこの問題を解くことを考慮して、累乗は使っていません。)

【補足説明】
1386を右から順に「+-+-」(6,8,3,1)すると合計が0になるので、
1386は11の倍数である。
これを式に書くと、「1-3+8-6=11」となるのですが、
塾長は「1+8=9」「3+6=9」「よしできた!(11の倍数)」というように、ほぼ無意識にやってしまいます。

1386→1+3+8+6=18
18は9の倍数なので、1386も9の倍数。
これも塾長は、つい先ほど「1+8=9」「3+6=9」とやっていますので、
和が9の倍数になることは計算しなくても分かります。
(9の倍数どうしの和は9の倍数です。)

以上のことから、1386は11の倍数でもあり、9の倍数でもあるので、
「1386は99の倍数」であることが分かります。
「99の倍数=99×整数」なのですが、
より計算しやすいのは「100×整数」ですよね。

だから、塾長は前述のように、
100×14=1400
1386=1400-14
とやったわけです。

塾長が「1386=2×3×3×7×11・・・答え。」を暗算で即答すると、
通塾を開始してから日の浅い生徒は「塾長の計算力はすごい!」と勘違いしますが、
長年通塾している生徒は「塾長がまた何か技を使ったな。」と思うのです。

つづく

2023-08-19

QED進学塾の小学5年生(Y)~2週間ぶりの登塾

QED進学塾の小学5年生のYくんは、このお盆に帰省をしました。
なので、今回は2週間ぶりの登塾となりました。
塾長は、Yくんのその間の宿題に『計算の級別トレーニング 』の16級(分数のたし算・ひき算)を出題していました。
すると、Yくんは自信満々で宿題のノートを塾長に提出します。
塾長が宿題の話をする前に、Yくんのほうから進んで提出してきたので、塾長は「これは宿題の出来栄えが楽しみ。」とばかりに、わくわくしながらYくんのノートを隅々まで熟読したのでした。
果たして、期待通りの素晴らしい出来でした。
Yくんは、『計算級別』を毎日1問ずつ解いています。
そして、問題を解いた日付けを、ノートに欠かさず記録しています。
しかも、「計算の工夫」が随所に見られます。
「よくできました!」
塾長は思わずそう言っていました。
それを聞いたYくんはご満悦でした。
Yくんがこんなに完璧な宿題のやり方をしていて、計算力が身に着かない道理がありません。
ぜひ今後もこれを継続してほしいです。

さて、前述のYくんの「計算の工夫」について、その内容を詳述します。
Yくんは、塾で塾長と一緒に解いた問題を見ながら、そこで学んだ計算の工夫が今回の宿題で初めて解く問題にも適用できないかを「自分の頭で」考えました。
そして、実際にYくんは塾で習ったことをトレースして、「自力で」新問題を解くことに成功したのです。
分数のたし算・ひき算は、仮分数よりも帯分数を用いたほうが速く正確に楽に解くことができます。
Yくんは、その帯分数の扱いが抜群に上手くなっていました。
Yくんは、帯分数の整数部分を先に書いて、分数部分を後回しにすることが自然とできるようになっていたのです。
Yくんの上達が目覚ましいのは、Yくんが「毎日」欠かさずに1問以上の問題を解いている、その日々の積み重ねによるものです。
学習習慣を身に着けること。
学び方を学ぶこと。
Yくんは10歳にして早くもこれができつつあります。
大変に素晴らしいことです。
これからも自信を持って勉強しましょう。

2023-08-18

QED進学塾の中1生(E)・中2生(U)~今回の理科(2/2)

QED日誌の昨日の記事の続きです。

【昨日の記事から再掲】
2Ag2O→4Ag+O2
【再掲終わり】

よくぞ両名はこの式を完成させたものです。
もし、既に高1で「化学基礎」を履修完了し、現在高2で「化学」を履修中の子が、この式をいきなり書けと言われたら、完璧に書ける確率は半々といったところでしょうか。
(もちろん高2のSくんは書けます。)
それを中1・中2のEくんとUくんが完成させたのですから、実に大したものです。

そこで両名にご褒美です(●^o^●)モグモグ
1.匠どりの手羽元(チューリップ)×8本。
2.黒毛和牛のみすじ×6枚。

両名は、九条ねぎ、ヒマラヤピンクソルト、ヒハツ、ターメリック、一味唐辛子、ペッパー(ミル)、ワサビ塩などから、自分が好きなものをお肉にかけて食べました。
特に和牛は両名とも「おいしい。おいしい。」と喜んでいました。

塾長は、和牛を概数計算の教材にしました。
6枚で1301円なので、1枚当たり200円以上するのだと、両名は瞬時に理解しました。
それを半額で買ったのだから、100円以上であることも。
また、ちゃっかりと「質量保存の法則」の教材にもしました。
このように、印象に残る出来事とともに覚えた記憶(体験記憶・エピソード記憶)は、なかなか忘れないものなので、これを教材に活用しない手はありません。

さて、勉強に話を戻します。
せっかく両名が「加熱分解」を勉強したのですから、「加水分解」も合わせて教えたくなるのが人情というもの。
ですが、そこまでやると2時間の授業時間どころか2時間半でも足りなくなってしまうので、残念ながら今回は「加水分解」を割愛しました。

「加水分解」については、また別の機会に教えることとします。
(1)両名のうちのどちらかが、学校の家庭科の授業(栄養)で「炭水化物」を習ったとき。
(2)両名のうちのどちらかが、学校の理科の授業(生物)で「光合成」を習ったとき。
塾長は、このどちらかのタイミングを狙って「加水分解」を教えるつもりです。

そのときのおやつは「甘いもの」。
ショ糖(砂糖の主成分)を加水分解すると、グルコース(ブドウ糖)とフルクトース(果糖)に分解されることを例に「加水分解」と「糖の仕組み」とを同時に勉強します。

これからも楽しく学びながら、学力を伸長させ続けて行きましょうね。

2023-08-17

QED進学塾の中1生(E)・中2生(U)~今回の理科(1/2)

QED進学塾の中学1年生のEくんと中学2年生のUくんの今回の理科です。

Uくんが登塾して直ぐに塾長が何を勉強したいかを尋ねると、即答で「理科」と返ってきました。
Uくんが言うには、自分が体調不良で学校をお休みしているときに、学校で理科(化学反応式)の授業があり、そこがさっぱり分からないので教えてほしいとのこと。
というわけで、塾長は今回の授業時間の2時間を全投入して、『定期テスト対策ワーク (栄光ワーク)中2理科 』の一番最初のページ(1年生の復習を除く)を教えました。

先々週にUくんは、原子番号1番から20番までの原子記号とその覚え方をEくんに習ったばかりです。
授業の冒頭に両名は、原子記号の小テストを受けました。
塾で初めて原子記号を習ってから1か月以上が経過しているEくんが100点、まだ日の浅いUくんが99点、両名とも素晴らしい出来栄えでした。
そのご褒美については、明日の『QED日誌』の記事に書くこととして、今日は学習内容について記述します。

今回の学習のテーマを一言で書けば「酸化銀の加熱分解」です。
両名は、「化学変化」のうちのひとつが「分解」であることを知り、「分解」が加熱によって起こるときに特に「加熱分解」と言うことも学びました。
このような用語をひとつひとつ丁寧に学びやすい構成になっているのも、塾長が『栄光ワーク』を気に入っている理由の一つです。

まずは言葉の式から。
酸化銀→(加熱分解)→銀+酸素。
両名はこの式を難なくクリアしました。

続いて化学反応式。
()Ag()O()→()Ag+()O2
この式の()を左辺から埋めて行きます。

ちなみに、両名は、右辺がどうしてAgであってAg2でないのかも、なぜO2であってOでないのかも、その理由を正しく理解しています。
また、両名は酸化数についても正しい計算方法を知っています。

左辺の酸化数は、「+1-2」なので「+軍」が足りない。
だから、「+軍」を2倍して、「+1【×2】-2=0」にする。
よって、左辺は「Ag(2)O(1)」すなわち「Ag2O」となる。
これで、2番目と3番目の()が無事に埋まりました。

続いて、両辺の酸素原子の数を比較すると左辺が足りない。
だから、最初の()は2。(2段ベッド)
よって、左辺は「2Ag2O」で完成。

今度は、続いて、両辺の銀原子の数を比較すると右辺が足りない。
だから、4番目の()は4。(4段)
よって、右辺は「4Ag+O2」で完成。

これで、両辺とも釣り合ったので、
2Ag2O→4Ag+O2
化学反応式が無事に完成しました。

つづく

2023-08-16

QED進学塾の中学1年生(E)~地理・歴史の確認問題(1問1答式問題)

QED進学塾の中学1年生のEくんは、地理・歴史の「確認問題」(1問1答式問題)の1問以上を毎日家庭学習しています。
先週の授業では、Eくんが上記の問題の次のページの「基本問題」を家庭習してきました。
Eくんが言うには「学校で習ったところまで『確認問題』を全て解き終わったから。」だそうです。
Eくんが塾長の指示を待つことなく、自主的かつ意欲的に家庭学習に取り組んでいる姿勢が、「基本問題」を解いてきたことからよく分かります。
塾長は、学習意欲満点のEくんに心から拍手を送ります。

塾長はEくんに「確認問題」の2学期の予習をすることを推奨しました。
今から同問題を解き始めれば、10月半ばの2学期中間試験の2週間ほど前に「確認問題」のテスト範囲の全問を解き終えることでしょう。
そして、テスト前の2週間は「確認問題」の復習をしたり、「基本問題」や更にその先の問題を解き進めたり、Eくんの習熟度や熟練度に合わせて解く問題を自在に選択することができます。

さて、長い長い夏休みも残すところ半月です。
1学期までの復習と2学期以降の予習とをバランスよく勉強して行きましょう。
適正バランスは、教科によって異なります。
英数が復習9割、理科が予習9割、国語と社会が予習10割です。
あと半月の夏期講習会をいっしょに頑張っていきましょう。

2023-08-15

QED進学塾の中学1年生(E)~国語の文法学習

QED進学塾の中学1年生のEくんの国語の文法学習です。

この春からEくんは、英文法を習う傍らでそれと同時並行して、国文法を学習してきました。
たとえば、英語では連体修飾語が形容詞であることを学んだEくんは、日本語の形容詞は「い。」(終止形=言い切りの形)で終わることを、続けて学ぶというように。
このような文法学習の積み上げによって、Eくんの文法力は随分と向上してきました。

そして、この夏からEくんは、英文法とは独立した形で国文法の学習を開始しました。

(1)形容詞と形容動詞の活用を覚える。
形容詞=かろ・かっ・く・い・い・けれ。
形容動詞=だろ・だっ・で・に・だ・な・なら。

(2)上記の(1)に接続される言葉(または句読点)を覚える。
ない・う・よう。
ます・た・だ・て・で・「、」(てん)
「。」(まる)
とき。
ば。

(3)6つの活用形の名称を覚える。
未然形。
連用形。
終止形。
連体形。
仮定形。
(ここまでが上記(2)の5行にそれぞれ対応。)
命令形。

先週までにEくんは、(1)(2)(3)を履修完了しました。
国語の用言は「動詞」「形容詞」「形容動詞」の3つですが、Eくんはそのうちの2つ「形容詞」「形容動詞」を学んだことになります。

今週は国文法の「総まとめテスト」を実施します。
Eくんが同テストの合格点に達し次第、Eくんは最後の難関である「動詞」を履修開始します。
塾長が「動詞」の学習を用言の最後に回したのは、活用の種類が5つもあるからです。
それに対して、「形容詞」「形容動詞」の活用はそれぞれ1種類しかありませんから、簡単なほうから勉強しようということです。

文法学習をまとめて一気にやろうとするのは混乱のもとです。
学校で文法を学習する10倍くらい細かくステップを刻んで、分散学習を徹底することが有効な勉強法であると、塾長はそのように考えています。
いっしょに少しずつ文法力を増強して行きましょう。

2023-08-14

QED進学塾の塾長~本日のマンツーマン授業(筋トレ)

QED進学塾の塾長は、フィットネスクラブに毎日通っています。
本日はあいにく同ジムの休館日。
同ジムの系列店が開いてはいるものの閉店時間が異常に早く(6時半)、塾長が用事を済ませてから行ったのでは間に合わない。
というわけで、本日は塾長が今月入会したばかりの、24時間365日営業のジムに行ってきました。
本日のマンツーマン授業(筋トレ)すなわちパーソナルトレーニングのメニューは6種目でした。
1時間で6種目ですから、1種目当たりの平均値は10分間です。
メニューをテンポよく切り替えながら、充実したトレーニングができました。
塾長のメインジムが老舗で、セカンドジム(24時間)が比較的新しい店舗ということもあり、
今日の6種目のマシンはどれも新しいマシンでした。
メインジムよりもセカンドジムのほうが1世代から2世代ほど新しいマシンを設置しているのです。
さらに、塾長が8月の新規入会を機に、パワーグリップとリストバンドを購入したことと、最新式のマシンとの相乗効果により、トレーニングの充実度は飛躍的に向上しました。
前者の効果は手が痛くないこと、後者のそれは鍛えたいところとは関係ない部位に余分な負荷がかからないこと、この相乗効果が塾長の予想以上に大きかったです。

翻って、QED進学塾。
塾長は、新たな試みを毎年毎年しています。
挑戦して失敗することも何%かあるけれど、何も挑戦しないことは100%大失敗。
塾長はこう考えているからです。
新教室に移転してから早くも2か月近くが経とうとしています。
塾長は、新地移転を機に例年以上に思い切った試みをしました。
それは、中1生のEくんの理科の時間に『定期テスト対策ワーク (栄光ワーク) 中1理科』の学習進度に合わせて、高校の化学で習うことをも同時に発展学習することです。
これが殊の外うまく行っています。

しかしながら、塾長はこれで満足していません。
新規入会のジム、最新式のマシン、新たな補助器具(グリップとバンド)、これらの新機軸が大成功したように、塾でも「やってよかった。」と言える新しいことをまだまだ試して行きたい、塾長はそう考えています。
塾長が「やってて楽しい。」と感じながら授業をすることが、塾生に好影響を与えるのはまず間違いありません。
塾生・塾長ともどもこれからも生き生きと学び続けて行きたいものですね。