2023-08-17

QED進学塾の中1生(E)・中2生(U)~今回の理科(1/2)

QED進学塾の中学1年生のEくんと中学2年生のUくんの今回の理科です。

Uくんが登塾して直ぐに塾長が何を勉強したいかを尋ねると、即答で「理科」と返ってきました。
Uくんが言うには、自分が体調不良で学校をお休みしているときに、学校で理科(化学反応式)の授業があり、そこがさっぱり分からないので教えてほしいとのこと。
というわけで、塾長は今回の授業時間の2時間を全投入して、『定期テスト対策ワーク (栄光ワーク)中2理科 』の一番最初のページ(1年生の復習を除く)を教えました。

先々週にUくんは、原子番号1番から20番までの原子記号とその覚え方をEくんに習ったばかりです。
授業の冒頭に両名は、原子記号の小テストを受けました。
塾で初めて原子記号を習ってから1か月以上が経過しているEくんが100点、まだ日の浅いUくんが99点、両名とも素晴らしい出来栄えでした。
そのご褒美については、明日の『QED日誌』の記事に書くこととして、今日は学習内容について記述します。

今回の学習のテーマを一言で書けば「酸化銀の加熱分解」です。
両名は、「化学変化」のうちのひとつが「分解」であることを知り、「分解」が加熱によって起こるときに特に「加熱分解」と言うことも学びました。
このような用語をひとつひとつ丁寧に学びやすい構成になっているのも、塾長が『栄光ワーク』を気に入っている理由の一つです。

まずは言葉の式から。
酸化銀→(加熱分解)→銀+酸素。
両名はこの式を難なくクリアしました。

続いて化学反応式。
()Ag()O()→()Ag+()O2
この式の()を左辺から埋めて行きます。

ちなみに、両名は、右辺がどうしてAgであってAg2でないのかも、なぜO2であってOでないのかも、その理由を正しく理解しています。
また、両名は酸化数についても正しい計算方法を知っています。

左辺の酸化数は、「+1-2」なので「+軍」が足りない。
だから、「+軍」を2倍して、「+1【×2】-2=0」にする。
よって、左辺は「Ag(2)O(1)」すなわち「Ag2O」となる。
これで、2番目と3番目の()が無事に埋まりました。

続いて、両辺の酸素原子の数を比較すると左辺が足りない。
だから、最初の()は2。(2段ベッド)
よって、左辺は「2Ag2O」で完成。

今度は、続いて、両辺の銀原子の数を比較すると右辺が足りない。
だから、4番目の()は4。(4段)
よって、右辺は「4Ag+O2」で完成。

これで、両辺とも釣り合ったので、
2Ag2O→4Ag+O2
化学反応式が無事に完成しました。

つづく

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