2023-06-30

QED進学塾の旧教室~今日が最後のお別れ日

QED進学塾の旧教室は、今日が最後のお別れ日でした。

教室が「QED進学塾蓮根校」から「QED進学塾川口校」に移転してきたのは、2007年の3月9日のことでした。
早いもので、その日から16年と4か月が経ちます。
「長い間ありがとう。」
塾長は最後にこう言って、旧教室にお別れを告げました。

本日塾長は、旧教室の最後の後片付けを済ませてきました。
再生紙のリサイクルに出そう出そうと思いながら、だんだんとたまってきた紙類は、なんと段ボール9箱分にもなりました。
塾長は、それを今日1日でベルクのリサイクルボックスに投入しました。
股関節インピンジメント症候群という爆弾を抱えている塾長は、痛みが出ないかひやひやしながら作業していましたが、何とか無事に作業を終えることができました。
けがの回復を待ってぎりぎりまで作業日程を遅らせる作戦は奏功しました。

ところで、教室が東京から埼玉に移転してからしばらく経って「QED進学塾川口校」は「QED進学塾」に名称変更しました。
そして、教室が川口市内のお引越しを済ませた今も「QED進学塾」です。
塾長は、複数教室展開は考えていないので、ずっと「QED進学塾」のままでしょう。
今後とも末永く「QED進学塾」をよろしくお願いいたします。

塾長は、新教室の開校日を2023年6月21日と定めました。
なぜならば、その日が新教室での初授業の日だからです。
記念すべき第1回授業を受講したのは高校2年生のSくんで、受講科目は英語(英検準2級の2次試験=面接試験の対策授業)でした。
その日に、新教室の初授業のお祝いと、Sくんの英検準2級の1次試験=筆記試験の合格のお祝いと、お祝いごとが2つが重なったのは幸運なことでした。
おかげさまで、忘れられない1日になりました。

おまけですが、6月21日はふたご座の最終日でもあります。
翌6月22日に生まれた人は、次の星座(かに座)ですから。
もひとつおまけに、塾長の愛車のナンバーの下3桁も621です。
おまけのおまけに、621=23×3×3×3。
3ばっかりですね(笑)

さて、明日から7月です。
気持ちも新たに勉学に励んで行きましょう。
次なる定期試験である、2学期中間試験は3か月半後です。
7月8月の2か月間の勉強如何で、同試験の成績は大きく左右されます。
そのつもりで1日1日を大切に、日々学習を積み上げて行きましょう。

2023-06-29

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の英文法

QED進学塾の中学1年生のEくんの今回の英文法です。

Eくんの家庭学習は、もうこれ以上望むものが何もないほど理想的です。
Eくんは、5教科を少しずつ、しかも学校授業の進度に合わせて、毎日欠かさず家庭学習しています。
ですから、塾長はEくんの家庭学習ノートを見るのを毎回楽しみにしています。
Eくんが今の家庭学習を継続していけば、学力も成績も自然についてくることは間違いないので、塾長はEくんの2学期の飛躍が楽しみでしかたありません。

今回のEくんの家庭学習も素晴らしかったです。
中でも、理科の密度の計算問題は特筆すべきで、Eくんは先週塾で習ったばかりの解法を完全に自分のものにしていて、先週塾で解いたページの次のページを1ページ丸ごと満点でした。

そんな中、塾長が唯一気がかりだったのは英文法です。
今Eくんは、学校授業で「現在進行形」を学習しています。
ですが、学校では英文法をほとんど教えていないのではないかと、疑いたくなるようなことがありました。

それが今回の塾の授業での口頭試問です、

塾長「進行形の公式は?」
Eくん「うーん。」
塾長「ヒント。たし算だよ。」
Eくん「・・・・・」

答えは「beV+Ving」(be動詞+現在分詞)です。

というわけで、Eくんは今回の授業時間のほとんどを英文法の学習に投じました。

Eくんの言語感覚、すなわち言語学習のセンスは抜群です。

先々週のことです。
塾長の「何詞ですか?」の問いに、Eくんが「主語」と答えたことがありました。
これは厳密にいえば間違いです。
塾長の質問は品詞(単語の種類)を問うているのに、Eくんは文節の種類(主語)を答えたからです。

ですが、塾長はEくんを褒めちぎりました。
主語を構成する単語は、「名詞+助詞(格助詞または副助詞)」であり、「名詞」が答えとなる塾長の問いに対して、Eくんが「主語」と答えたことは、Eくんの言葉に対するセンスの良さを物語っていたからです。

しかしながら、感覚的に答えているのみでは間違ってしまうのが英文法・国文法です。
しかも、その間違いを犯すであろう受験生が多いことを見越して、そこを突いてくるのが入試問題です。
その陥穽にずっぽりと嵌ってしまわないためには、やはり文法力を養うよりないのです。

塾長は、昨日の『QED日誌』に「塾生ひとりひとりの持ち味を生かした英語教育をしたい。」と書きました。
Eくんに最も適した英語の勉強法は、Eくんの優れた言語感覚を最大限に生かしながら、同時に文法力を育てて行くことだと塾長は考えています。

今学校で習っている、数学の文章題や理科の密度の計算を得意気に解きまくっているEくんの、論理力が低かろうはずがありません。
論理的思考のできるEくんだからこそ、学校であまり詳しく教えていないであろう文法を、塾でしっかりと学ぶ価値は大いにあるのです。
それを学ばないことは、せっかくのEくんの論理的思考能力を生かし切れていなことに他ならないからです。

英語長文読解問題でも英作文問題でも、それを解くための基礎基本、すなわち土台となっているのは英文法です。
Eくんが堅牢な土台の基礎工事(英文法の力)の上に、立派な高層建築(総合的な英語の力=4技能)を築き上げてくれることを、塾長は切に願っています。

2023-06-28

QED進学塾の高校2年生(S)~英検準2級の1次試験に合格

QED進学塾の高校2年生のSくんは、英検準2級の1次試験に合格しました。
合格おめでとう。
塾長は、Sくんの英語の実力をもってすれば、まず合格は間違いないであろうと思っていました。
そのため、Sくんの合格に対する塾長の反応がやや薄いものとなってしまったことを、塾長は反省しています。
もっと大げさに褒めればよかったのかなあ・・・・・
とは言え、Sくんがこの『QED日誌』の記事を読めば、塾長の反応の理由が分かることでしょうから、特段問題はなかったのかもしれません。

1次試験に見事合格を果たしたSくんは、早速今回の英語の授業から2次試験(面接試験)対策の勉強を始めました。
2次試験は、本文のリーディング(黙読)→リスニング→質疑応答の順で進行していきます。
第1段階の黙読でどれだけ題意を把握できているかによって、その後の展開が大きく左右されます。

というわけで、今回の授業でSくんは、本文中に未知の英単語・英熟語が登場することを前提に(実際に過去問演習ではそうでした)その状況でも黙読で如何に正確に本文の内容を理解することができるかという、その1点に絞った勉強をしました。
具体的には、語彙力の不足を英文法で補ったり、英単語を構成する要素に関する知識で補ったりする演習を行ったのです。

この演習には、2つの意味があります。
1つは本文の内容理解の理解のため。
もう1つは心の安定のため。

面接試験は、自分のペースで試験時間の配分をして落ち着いて問題を解くことができません。
自分が英語をすんなりと理解できていても、まったく理解できていなくても、面接試験は淡々と進行していくからです。
そのため、本文中に分からない単語がいくつも登場してそこで動揺してしまえば、「どうしよう。どうしよう。」と思っているうちに試験は終わってしまいます。

そうならないためには、「知らない単語が複数あるのが当たり前。それでも自分は本文の概要を把握できる訓練を積んできた。」こう思えるだけの心の余裕が必要です。
たとえば、company(会社)という英単語を知らなくても、comが「ともに」という意味であることを知っていれば、com(いっしょに)pan(パン)を食べる、pan(パン)を食べるとは生活の糧すなわちお金を稼ぐこと、こういった想像から「会社」をイメージすることはそう難しくありません。
実際、companyは過去問演習に登場したので、塾長は上記のように授業解説しました。

日本語でも同じような表現はあります。
進路指導の先生が生徒に対して「あなたは何でご飯を食べて行くつもりですか。」と問えば、その答えは「箸で食べる。」ではありません。
「何でご飯を食べる?」とは、職業選択について聞いている質問であることは自明です。
英語では、この「ご飯」が「pan(パン)」に置き換わっているだけなのです。

母国語を超える外国語はない。
これは、語学学習において昔から言われていることで、いわば数学における公理のようなものです。
であるならば、英語力の不足分を国語力で補完しようという考え方は、邪道でも何でもなく、むしろ言語学習の本筋とも言えるのではないでしょうか。

幸いなことに、Sくんは高い国語力を持ち合わせています。
その国語力を最大限に生かして、生かすだけでなくさらに伸長させながら、それを英語学習に活用しない手はないと、塾長は考えています。

ひとりひとりの持ち味を目一杯に生かした英語教育をしたい、塾長は常にそう考えています。
数学が専門の塾長に英語を習ったから私は英語が伸びなかった、決して生徒にそう言わせてはならないと塾長は心に誓っています。

明日の『QED日誌』も英語についての記事です。
今回の記事が長文になってしまったので、手短にまとめたいと思います。

2023-06-27

QED進学塾の新教室~早速のお問い合わせ

QED進学塾の新教室に早速のお問い合わせがありました。
ありがとうございます。
現在の学年は中1ということでしたので、在塾生のEくんと同学年です。
Eくんは、中学入学後わずか2か月で学習のリズムを確立した優等生ですから、他の生徒に好影響を与えることはあっても、悪影響はありません。
その点を心強く思っている塾長です。

心細く思っている点もあります。
それは、塾長のミスによるものです。
お問い合わせがあってから丸2日間、塾長はそのメールに気づいていませんでした。
どんなにばたばたしていても、毎日のメールチェックだけは決して怠ってはいけないと、塾長は肝に銘じました。
お返事が遅れたことを塾長は大変申し訳なく思っています。
もし名誉挽回の機会をいただけるのならば、これほどありがたいことはありません。

学習のリズムに話を戻します。
Eくんは、学校授業・塾の授業・家庭学習の3つのサイクルを順調に回し続けています。
学校授業で分からなかったことを塾で聞いて、それを家庭学習で定着化させているのです。
それを実現するためにEくんは、3サイクルのすべてにおいて、学習した日付けとページと問題番号を記録しています。
また、Eくんは家庭学習で最小でも1日5問(5教科を1問ずつ)を解くと心に決め、それを毎日実行しています。
この毎日の積み重ねが学習の好循環を生んでいる最大の要因です。

お問い合わせの中1生が入会してくれることを、そして1日も早く学習のリズムをつかんでくれることを、その結果として学力を日々積み上げてくれることを、その学力どおりの成績上昇が見られることを、塾長は願わずにはいられません。

2023-06-26

QED進学塾の新教室~荷解き(開梱作業)が本日完了

QED進学塾の新教室の荷解き(開梱作業)が本日完了しました。
引っ越しが終わった日から6日間かかってようやくです。
本日の作業は、ダスキンさん×2名に助っ人を頼んで、塾長と合わせて3名で行いました。
3名×3時間=延べ9時間。
これだけの時間を投入すれば一気に片付くものですね。
これにて一件落着です。

旧教室では2室に2枚の黒板(パイロットのチョークレスボード=横180㎝×縦90㎝)を設置。
新教室では1室に2枚の黒板(同上)を設置。
機能面で圧倒的に後者に軍配です。
また、黒板の真下のデッドスペースも有効活用できました。

新教室の順調な仕上がりに気を良くした塾長は、自分の部屋も3人がかりで荷解きすると決めました。
本日塾長は、最短の日程でダスキンさんの予約を入れたのですが、それでも1週間以上先です。
教室が先、自室は後、これが大正解でした。

2023-06-25

QED進学塾の中学1年生(E)~満点の家庭学習

QED進学塾の中学1年生のEくんの家庭学習です。

Eくんは、家庭学習で毎日5教科を勉強しています。
勉強した日付けを記入しています。
問題集のページや問題番号も記録しています。
もれなく丸付けもしています。
間違った問題は赤で修正しています。
これ以上望むものが何もないほど、満点の家庭学習ができています。
もし塾長が望むとすれば、それはEくんが「頑張りすぎない」ことだけです。
なぜならば、無理なく長続きさせることが、継続的に成績を上げ続けるこつだからです。

Eくんが家庭学習で解いてきた『定期テスト対策ワーク (栄光ワーク) 』の選択式穴埋め問題に「客観的」という言葉が登場しました。
塾長は、塾生に空所補充問題の全文を音読してもらうことがよくあります。
今回の音読では、Eくんが「客観的」を「主観的」と誤読してしまいました。
そこで、塾長がEくんに口頭試問したところ、Eくんは観の主客を見事に説明することができたのです。
分かっているのに言い間違えてしまう、たまにそんなことが起こり得ます。
こうして起こったことは、試験本番でも起こり得ます。
というわけで、Eくんは主観と客観についてさらに詳しく勉強しました。

前回授業でEくんは、英語の助動詞を学習しました。
そして、今回授業でEくんは、
助動詞=主観。
助動詞の代用表現=客観。
であることを学習しました。

Eくんが学校で習ったこと、塾で習ったこと、それらを家庭学習で復習したこと、以上がリンクして相乗効果を生んでいます。
そして、今回授業のように教科の垣根を超えた学習までできれば、さらに学習効果は高められます。
何より、Eくんは今こうして学習を積み重ねていくことを楽しんでいます。
これで学力が向上しない道理がありません。
継続は力なり。
Eくんがこの好循環を細く長く回し続けてくれることを塾長は願わずにはいられません。

2023-06-24

QED進学塾の中学2年生(Y)~お父様とのプチ面談

QED進学塾の中学2年生のYくんのお父様とのプチ面談です。

塾長が毎日通うフィットネスクラブからの帰り道、塾長は毎日決まったお店でお買い物をして帰宅します。
つい先日、塾長は同店でYくんのお父さまとばったり出会いました。
塾長は、この邂逅を逃す手はないとばかりにプチ面談を実施したのでした。
面談内容は、Yくんの家庭および学校での生活の様子、Yくんの通塾に対するお父さまの希望、それを聞いた塾長が考え得る今後のYくんの指導方針、1年8か月後の埼玉県公立高校入試、などなど多岐に渡りました。
それでも、所要時間はものの5分ほどで、大変密度の高い面談ができました。
その中で、今はとにかく英数に注力することで、さらに詳しく言えば、英語は英文法と英作文に、数学は計算問題に全力投球することで、コンセンサスを得ることができました。
これからYくんが何をどう勉強していくのか、またそのような勉強をする理由は何なのか、そこを言語によって明確化できたことが、このプチ面談の最大の収穫であったと塾長は考えています。
これからも機会あるごとにプチ面談を、それで不足があったり急を要したりする場合は塾で面談を、積極的に行って情報交換を密にして行きたいものですね。

2023-06-23

QED進学塾の中学1年生(E)~お母様とのプチ面談

QED進学塾の中学1年生のEくんのお母様とのプチ面談です。

Eくんの自宅は旧教室に近く、これまでEくんは徒歩で通塾していました。
新教室移転に伴い、Eくんの通塾距離が1㎞も遠くなってしまったことに対して、塾長は何だか申し訳ないような気持になってしまいます。
お母さまがEくんの送迎をしてくれていて、その際にプチ面談を行うことができました。
Eくんの家庭学習の様子などは、塾長がEくんのノートを見ればそれなりに分かります。
(家庭学習については、別の記事にて掲載します。今のところ明後日を予定しています。)
とはいえ、Eくんのご家庭での様子をいちばんご存じなのは保護者様にほかならず、塾長は送迎時のプチ面談をEくんについてより詳細な情報を得るための貴重な機会だと捉えています。
塾長は、お母様より「送迎の送りより迎えのほうが大変」とのお話を伺いました。
そこで、Eくんの授業終了後に塾長がEくんを家まで送り届けることにしました。
その足で塾長はフィットネスクラブへと向かうわけですが、送り届けによるタイムロスはほとんどなく、それでいてお母さまが喜んでくださるのならばやらない手はないでしょう。
これからもこまめに情報交換をしながら、生徒・保護者さま・塾長の三方よしとなるような改善を進めて行きたいと塾長は考えています。
三位一体で生徒の成長を後押しできれば、これほど心強いことはありません。

2023-06-22

QED進学塾の通信環境~新教室の光回線が本日開通

QED進学塾の通信環境です。

新教室の光回線が本日開通しました。
インターネット回線が使用できるようになって、塾長が真っ先にやったのは、昨日の日付けの『QED日誌』の記事を書くことでした。

昨日塾長はフィットネスクラブにラップトップコンピューターを持参しました。
その目的は『QED日誌』の執筆にあって、ジムのWi-Fiを利用させてもらったのですが・・・・・
残念なことに、回線が頻繁に切断されてしまって目的を果たすことができなかったのです。

今こうして、優良な回線環境のもとに仕事ができていることを、塾長はありがたく感じています。
快適なインターネット環境は、日常生活に欠かすことのできないもので、それが失われた瞬間に塾長は、陸の孤島に取り残されたような気持になりました。
電子と陸との両方の交通網が確保されて初めて、平和な生活が送れるのかもしれません。

たとえば、ネットショッピング。
amazonで買い物1つするにも、電子の交通網(ネット環境)と陸の交通網(宅配環境)の両方の環境が不可欠です。
そのことを再認識させられた、今回のお引越しでした。 

2023-06-21

QED進学塾の新教室~初授業は高校2年生のSくん

QED進学塾の新教室への移転が昨日完了しました。
そして、新教室の記念すべき初授業は、高校2年生のSくんでした。

1.Sくんが自転車でQED進学塾の旧教室に到着する。
2.Sくんが塾長の車に便乗して新教室に移動する。
3.移動しながら、塾長が通塾路を説明する。
4.Sくんが新教室に荷物を置く。
5.Sくんが塾長の車に便乗して旧教室に移動する。
6.Sくんは自転車で、塾長は車で、それぞれ新教室に移動する。
7.新教室での初授業が始まる。

上記の行程のうち、6.以外はスムーズでした。
Sくんは、6.の途中で少しだけ道に迷っていたようです。
このことからして、もし塾長が新教室の住所と地図だけをSくんに渡して「新教室はここです。」と言っていたら、おそらくSくんが道に迷いまくっていたであろうことは、想像に難くありません。
やはり、手順を尽くして道案内をして正解だったと塾長は改めて思いました。

高校生にして一瞬道に迷ってしまうくらいですから、中学生ならばなお不安ですし、いわんや小学生をやです。
塾長は、中学1年生のEくんや小学5年生のYくんに、新教室への通塾ルートの説明をもうこれ以上ないほど懇切丁寧に行います。
両名の新教室への初回通塾が無事成功することを塾長は願っています。

2023-06-20

QED進学塾のお引越し~本日は最終日

QED進学塾のお引越しは本日が最終日です。
2日目の本日は、荷解きと配列です。
今日は「アート引越センター【公式】」の第3部隊の方々にお世話になります。

昨日の午前中は第1部隊の方々に荷造りを、午後は第2部隊の方々に運搬を、それぞれ実施していただきました。
なお、「大〇部隊」という言い方は、塾長が便宜上そう呼んでいるだけで、アート引越センターの公式の呼称ではありません(笑)
これだけ分業が進んでいるのは、さすが引っ越しの大手といったところでしょう。

塾長は引っ越し費用の安さに驚きました。
業者さんに一番安い時期を聞いて、1日で引っ越しを全部済ますよりも2日間に分けたほうが安くできる(今回のケース)ことも聞いて、「フルパック」の注文を目一杯安くしてもらったのです。
税込みで総額24万円♪
これは16年前に塾長が同社にお引越しを「フルパック」でお願いしたときよりも安い金額です(^^)

昨日の19日の朝10時ごろから、明後日の午前中まで、塾長はインターネット回線が使えません。
残念ながら、回線の工事日の関係でそうなってしまったのです。
というわけで、この『QED日誌』の記事は、昨日の朝6時に予約投稿したものです。
塾長が明日に書くべき記事が1日遅れになってしまうことがほぼ確定していますが、どうぞご了承ください。

追記。
「フルパック」をさらに安くできる方法をご存じの方は、塾長にこっそり教えてくださいね(#^^#)

2023-06-19

QED進学塾のお引越し~本日は初日

QED進学塾のお引越しがいよいよ始まります。
初日の本日は、荷造りと運搬です。
塾長は「アート引越センター【公式】」にお願いしました。
塾長が同センターに発注したのは「フルパック」と言って、お引越しの全ての工程がセットになっています。
塾長は特に忙しくする必要もないのですが、何だか気持ちがそわそわします(笑)
これからいろいろと準備します(^^)/

2023-06-18

QED進学塾の中学1年生(E)~日々是成長

QED進学塾の中学1年生のEくんは、一歩一歩着実に成長を遂げています。
毎日5教科を勉強する習慣を身に着けました。
日付けを書き込む習慣も。
丸つけをする習慣も。
以上を今回の授業で確認できた塾長は、確かな手応えを感じているところです。

次にEくんが身に着けるのは、問題集のページを書き込む習慣です。
これもまた遠からず実現することでしょう。
日々是成長。
これが今のEくんにぴったりです。

1.理科(計算あり)は、『定期テスト対策ワーク (栄光ワーク) 』の「計算のトレーニング」を勉強しましょう。

2.理科(計算なし)は、『定期テスト対策ワーク (栄光ワーク) 』の「確認問題」を勉強しましょう。

上記のように塾長が指導したことを、Eくんはちゃんと覚えています。

ですが、Eくんは「密度」の単元の家庭学習で「確認問題」を解いて登塾してきました。
「密度」は(計算あり)の単元なので、本来ならば「計算のトレーニング」を解くべきところなのに。

それでも、Eくんが解く問題を間違えたのではないことに、塾長は直ぐに気付きました。
Eくんは、塾の授業で計算問題を1問も解いていない状態で「計算のトレーニング」を解くのはハードルが高すぎると自分で判断して、「確認問題」を解くことに切り替えたのです。

これは本当に素晴らしいことです。
(a)この問題を解くのは自分には無理そう→あきらめて何も解かない。
(b)この問題を解くのは自分には無理そう→その代替に今自分の解ける問題を探して解く。
Eくんは、塾長に何も言われずとも、(b)を選択することができたのです。
塾長はこのことに心からの拍手を送ります。

(1)学校授業。
(2)家庭学習。
(3)塾の授業。
束ねた3本の矢は折れません。
1つの単元を学習するのに、この3つが束になってかかれば、攻略できない単元などないのです。
そして今、Eくんは「束」の強さを実感しつつあります。
Eくんは、自分の勉強に手ごたえを感じながら、毎日の学習を積み重ねています。
何より、楽しく勉強できているのが最大の強みです。
この調子で日々の勉強をがんばって行きましょう。

2023-06-17

QED進学塾の塾長~健康について考える1週間

QED進学塾の塾長の1週間をロシア民謡の「1週間」の曲に乗せて振り返ります。

月曜日に大学病院。
火曜日はMRI。
水曜日に銀歯を作り。
木曜日は皮膚科と内科。
金曜日も大学病院。

月・火・金曜日は、股関節インピンジメント症候群の治療と検査のため、水曜日は取れてしまった銀歯を作成するため、木曜日はアトピーとぜんそくの治療のため、塾長は平日の5日間を連続で病院通いでした。

特に驚いたのが金曜日。
痛い左股関節ではなく、全く痛みを感じていない右股関節のほうが、実は関節唇の損傷が激しいことを、塾長は大学病院の先生からMRI画像を見ながら説明されたのでした。

先生は、塾長が元陸上部だったことも、今フィットネスクラブに毎日通っていることも、最も力を入れているスポーツが卓球であることも、知っています。

先生「マスターズ陸上への出場は?」
塾長「ないですよ(笑)アスリートじゃないですから。」
先生「そうですか。でも相当傷んでますよ。特に右が。」

それを聞いた塾長は、自分が毎日全力で運動してきたことが、かえって健康を損なう結果を生じさせてしまったことを自覚しました。
とはいえ、運動は全力でやってこそ楽しさや充実感が味わえるのもまた事実です。
今後は「全力で動いても故障のリスクの小さいプログラム」を選んで運動しようと、塾長は心に決めたのでした。

次回、塾長が大学病院に行くのは9月の初旬です。
それまでの2か月半の「リハビリプログラム」の冊子を、先生は塾長に手渡してくれました。
塾長は、そこに書いてあることに忠実にリハビリに励みます。
塾長の9月時点での回復の度合いを先生が見て、今後の治療方針を再考してくださるそうです。

塾長の左股関節の痛みは、股関節インピンジメントと併発している「骨挫傷」によるものとの先生の見立てです。
塾長は、その痛みのおかげで右股関節が左よりもっと大変なことになっていることに気付けたということになります。
その発見が不幸中の幸い、いいえ、不幸を超えた幸いと言えるでしょう。
塾長がずっと気付かないまま激しい運動を続けていて、気づいたときにはとんでもないことになっていた、などという最悪の事態だけは回避できたのですから。

塾長が自分の健康について未だかつてないほどに深く考えさせられた、この1週間でした。

2023-06-16

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の5教科(2連載記事=その2)

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

【国語】
Eくんが家庭学習で解いてきた、漢字と語句を塾長が点検しました。
昨日の『QED日誌』に掲載したとおり、Eくんが難しい問題を飛ばして解いていたため、塾長は授業解説を行いませんでした。

【歴史】
Eくんが家庭学習で解いてきた、1問1答問題を塾長が点検しました。
Eくんは「墾田永年私財法」が意味不明だったというので、塾長は同用語と「公地公民」とを合わせて授業説明しました。

墾田=新しく作った(開墾した)水田。
永年=永久。水田を作った人が死んだ後も、その子々孫々が永久的に相続できる。
私財=個人の財産。
法=法律。

Eくんは「墾田永年私財法」を上記のように分解して理解し、なおかつこれにより「公地公民」(土地も国民も全て天皇の所有)が崩れたことも合わせて理解しました。

【英語】
Eくんは、
1.一般動詞の否定文。
2.一般動詞の疑問文。
3.助動詞の「do」(does)。
4.名詞の複数形。
5.三単現のS。
6.上記の4.と5.とが「es」になる場合と、「yをieに代えてから+s」になる場合。
以上を学習しました。

【理科】
Eくんは、密度の単位と計算とを学習しました。
Eくんが具体的な数字を代入して計算する実践演習まで授業中に行えたので、塾長は『定期テスト対策ワーク (栄光ワーク) 』の「計算のトレーニング(密度)」の問題を宿題としました。

【数学】
Eくんは、文字式の計算(分数式・展開)を学習しました。
Eくんは、
(1)班分け。(項に分けること)
(2)各班(各項)を「プラス長い棒」と「マイナス長い棒」とに分類すること。
(3)最後に(2)をまとめて計算すること。
を手順を踏んで実行する演習を行い、流れるように問題を解けるようになりました。

【家庭学習】
Eくんがわずか2時間の授業時間にこれだけ多くのことを学習できたのは、Eくんの毎日の家庭学習があればこそです。
これからもEくんがこの調子で頑張ってくれれば、Eくんの学力と成績の向上は間違いなしです。

さらに特筆すべきは、Eくんが「頑張りすぎ」ていない点です。
Eくんは、国語の語句や漢字で「難しすぎる」と自己判断した問題を飛ばして解いていたように、「パス」する術を知っています。
このように、Eくんが毎日5教科の家庭学習をスムーズに行うには、1つの難所に長時間引っかからないことが肝要なのです。
家庭学習でたまには無理する日があってもいいですが、毎日が高負荷では長続きしません。
あくまでもEくんが「できる範囲で」毎日頑張り続けることが大切です。

Eくんは、塾でもゆっくり落ち着いて勉強できています。
無理に先を急ごうとはしていないのです。
それでいいのです。
Eくんは「ゆっくり」でも、塾長が今日の記事に書いたような、膨大な学習量を確保できてしまうのですから。
Eくんが自宅でも塾でも快適に勉強を続けてほしいと、塾長はいつも願っています。
それを無理なく毎日実行できさえすれば、学力も成績も自ずとついてくるのですから。

2023-06-15

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の5教科(2連載記事=その1)

QED進学塾の中学1年生のEくんの今回の5教科です。
今日は2連載記事の第1回目です。

Eくんは、家庭学習で5教科を毎日勉強しています。
しかも、勉強した日付けを問題集に記入しているので、いつどの問題を解いたのか一目瞭然です。
こうして、自分が勉強した足跡を記録することは、毎日の学習のリズムを快調にします。
記録は、学習習慣を身に着けるにも、一度身に着いた習慣を手放さないためにも、大いに役立ってくれるのです。

そのうえ、Eくんは、自分が解いた問題を決して解きっ放しにしません。
問題を解く→丸つけをする→赤ペンで間違い直しをする、ここまでがワンセットで、それを毎日確実に実行しています。

しかも、Eくんは、自分が勉強しやすいように様々な工夫をしています。
たとえば国語。
Eくんは、国語の家庭学習で『定期テスト対策ワーク (栄光ワーク)』の漢字と語句のコーナーを毎日少しずつ勉強します。
この「少しずつ」が肝要なのです。

1.分散学習効果。
人間の脳は、一度に大量の覚えものをするよりも、小分けにして覚えたほうが覚えやすく、なおかつ忘れにくいという性質を持っています。

2.心に余裕。
毎日国語を1ページ、などと自分に義務を課してしまって、それがだんだんつらくなってきてしまう子がよく見受けられます。
今日は調子がいいから漢字・語句を5行勉強しよう、今日は疲れているから2行だけ、今日は理科の密度の計算問題に集中したいから【1行でいいや】、こんなふうに臨機応変に勉強することが当たり前になってくると、心に余裕が生まれます。
自分の体調やほかの教科との兼ね合いなどによって、柔軟に対応するのが長続きのこつです。

塾長が【1行でいいや】をすみつきかっこで括ったのは、「0と1では大違い。」と言いたかったからです。
たとえ1行でもいいから、5教科を毎日勉強する習慣をEくんが身に着けてくれることを塾長は切に願い、Eくんはその習慣がもうほとんど身に着いています。
ぜひこれを継続してほしいところです。

3.自分なりの工夫。
Eくんが家庭学習で、漢字と語句の問題を途中の2行ほど解いていないところがありました。
その2行だけ紙が白いので、塾長は直ぐに見つけることができました。

塾長「ここ(白い2行)は、問題が難しかった?」
Eくん「うん。」
これでいいのです。
ボスキャラと戦うのは、体力・気力の充実しているときがいいに決まっているからです。

このやり方は、塾長が学習指導したものではありません。
Eくんが自分で編み出したものです。
自分の頭で自分に合ったやり方を考えられることは素晴らしいことです。

ボスキャラとの対戦は、日を改めて再挑戦するもよし。
敵が強大すぎると思えば、次回登塾日に塾長に聞くもよし。
決して無理をしないことです。

勉強量、勉強時間、問題レベル、この3つのうち1つでも無理をしてはいけません。
ですが、「今日はこの教科の問題を1問も解かなかった。」という日を作るのもいけません。

最小の勉強量=1問×5教科=5問。
最大の勉強量=Eくんが気分よく勉強できる量まで。
1日1日、学力を積み上げて行ってほしいものです。

2023-06-14

QED進学塾の塾長~大学病院を初体験(3)

QED日誌の本日の記事のつづきです。

患者さんの病気を診るのも、患者さんという1人の人間を丸ごと診るのも、どちらもお医者さんの仕事だと塾長は思っています。
今回、塾長の股関節の治療のバトンを引き継いでくれた、3人の先生方には本当に感謝しています。

大学病院を紹介されるときに「手術の上手な先生ですから安心してください。」との説明を受けた塾長は、「プロ中のプロにお任せすれば大丈夫。」という安心感とともに、「手術の必要があるほど重篤なの?」という不安感をも覚えました。
もちろん、塾長を安心させるための言葉であることは、先生の笑顔や穏やかな口調からも分かっていますが、それでも塾長は不安感をぬぐい切れなかったのです。

大学病院での説明を受けて、塾長は自分のケガが「股関節インピンジメント症候群」という、病名も治療法も新しいものであると知りました。
そして、それに詳しいお医者さんがまだまだ少数であることも。

その専門医が大学病院にいらっしゃるという意味での、大学病院への紹介状であったことを、塾長は昨日知りました。

「研究の歴史の浅い病気なので専門の先生が少ないですが、幸いなことに大学病院に専門の先生がいらっしゃいます。紹介状をお書きしますので診てもらってくださいね。」
もし、塾長がこのような説明を受けたならば、心から安心できたのではないか、大学病院に行く前夜に不安で寝付けないこともなかったのではないか、と思うのです。

患者に安心感を与えるのも仕事だとお考えのお医者様は多いことでしょう。
そのことを先生の患者への接し方のひとつひとつから塾長は感じ取ることができます。
わざわざ患者を不安にさせようとする医師など1人もいないでしょう。

我が身を振り返って。
「自分は必ずできるようになる。」
生徒が心からこう思えるような安心感を与えることは、塾長の重要な任務のひとつです。
もちろん、その職責を果たすために塾長は言葉を選び、伝え方を工夫しています。
ですが、本当に生徒が100%の安心と信頼を得られているかについては、決して過信してはいけないと塾長は思うのです。

実際、塾長を安心させるためのお医者様の説明を聞いて、塾長は「もしかして重症?」との不安を抱きました。
ということは、塾長が生徒を盛り立てるために発している言葉の数々の、そのうちの1%は生徒を不安にさせる要素を内包しているかもしれないのです。

「(その問題の解き方はもう)大丈夫?」
塾長がこの言葉を笑顔とともに穏やかな口調で話せば、生徒は安心するでしょう。
同じ言葉でも、塾長が不安そうな表情と口調で話せば、生徒は不安になるでしょう。

生徒が気分よく勉強できて、その結果として学習意欲が高値安定に保たれ、最終的には学力と成績とが向上する、これが塾長の思い描く理想形であり、また生徒にとっても理想でしょう。
それを実現するために、言葉の選び方、話し方・伝え方、そのときの表情や口調などに、今まで以上に気を配りたいと、塾長にそう思わせる今回の出来事でした。

2023-06-13

QED進学塾の塾長~大学病院を初体験(2)

QED日誌の今日の記事のつづきです。

先々週の水曜日の朝、歩くことすらままならないほどの、左股関節の痛みと共に目覚めた塾長は、「これはただの筋肉痛じゃないのでは?下手をすれば骨の異常もあり得る。」と思いました。
そこで、塾長は塾長のテニス肘を4か月半で完治させてくれた実績を持つ、中青木整形外科をその日のうちに受診しました。

(塾長の病院受診・1日目)中青木整形外科。
同院での股関節の受診1回目で川口市医療センターへの「紹介状」を書かれたことに対する、塾長の受け取り方。
=念のために大きい病院でのより詳しい検査・治療を目的としてのことだろう。

(塾長の病院受診・2日目)川口市医療センター。
同院での股関節の受診1回目で独協医大病院への「紹介状」を書かれたことに対する、塾長の受け取り方。
=またもや一発で「紹介状」。
しかも川口市医療センターの先生が、紹介先の大学病院の先生を「股関節のスペシャリストで、手術の上手な先生ですから。」と言っている。
え?手術が前提なの?川口市医療センターほどの大きな病院でも手に負えないほどの重症なの?

そう思った塾長は、不安な気持ちで昨日大学病院を訪ねたのでした。

(塾長の病院受診・3日目)大学病院。
同院での股関節の受診1回目で「メディカルスキャニング川口」への「紹介状」を書かれたことに対する、塾長の受け取り方。
=またもや一発で「紹介状」。
ただ今までと違うのは、「どうして?」という不安な気持ちがないこと。

今後の予定。
(塾長の病院受診・4日目)メディカルスキャニング川口。
MRIを撮影します。

(塾長の病院受診・5日目)大学病院。
MRIの画像を見て、今後の治療方針を固めます。

つづく

QED進学塾の塾長~大学病院を初体験

QED進学塾の塾長は、昨日生まれて初めて大学病院に行ってきました。

ここに至るまでの経緯について書き記します。

1.5月30日の火曜日、塾長は左股関節の痛みを感じつつも、下半身を酷使しているせいで筋肉痛になっただけとの自己判断で、元気いっぱいに運動。(レッスンプログラム5本)

2.翌31日朝、左股関節の痛みが急騰。歩くのもつらい状態に驚いた塾長は、中青木整形外科を受診。

3.同院でレントゲンを撮影。レントゲン写真を見た瞬間に院長先生が川口市医療センター宛てに紹介状を書き始めた。
この時点で塾長は、「何かおおごとになっているのでは?」との不安を抱く。
左股関節の関節唇損傷と診断される。

4.翌週の月曜日に塾長は、紹介状とレントゲン写真とをを持参して川口市医療センターに行く。
CTスキャンを撮影。
骨盤骨折と診断される。
同院の先生が越谷市の独協医大病院の橘先生宛てに名指しで紹介状を書いてくれる。
「橘先生は股関節のスペシャリスト。手術の名人です。」と言われる。
この時点で塾長は手術を覚悟する。

5.昨日の月曜日、塾長は紹介状1枚とCD2枚(レントゲンのCD1枚+CT写真のCD1枚)とを持って、独協医大病院を受診しました。
診断結果は、「股間節インピンジメント症候群」でした。
この病名は、最近名づけられたもので、その治療法もここ1年で急速に進歩しているとのこと。
その研究者として明るい橘先生が、川口市医療センターの先生から名指しで紹介されたのだと、塾長は昨日初めて知りました。

つづく

2023-06-12

QED進学塾の小学5年生(Y)~今回の英語(2)

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

英語は、例外則の多い言語と言われています。
例外則の多さは、ラテン語との距離と正の相関関係があるとも言われています。
大学で第2外国語としてドイツ語やフランス語を学ぶ学生は多いですが、両言語と比べて英語はラテン語から遠く離れているので、英語に例外則が多いのは致し方のないところなのでしょう。

例外則が多い→法則性だけでは学べない→全部覚えるしかない。
このような思考回路で英語学習に取り組むことに、塾長は賛成できません。
たとえ例外則が多かったとしても、やはり英語学習の正攻法は「法則性」を学ぶことにあると考えているからです。

昨日の『QED日誌』記事の「b」「m」「p」にしても然りです。
まずは、一般的な法則として「ン」は「n」と表記することを学ぶ。
そのうえで、例外則として「b」「m」「p」の前の「ン」は「m」と表記することを学ぶ。
これでいいのです。
さらに、その例外則がどうしてそうなるのか(この場合は口を閉じる事前準備が理由)を知って覚えればなおよしです。

上記を理解している子は、「conquer」(征服する)の「con」は「n」で、「company」(会社)の「com」は「m」で、などと1つ1つ覚える必要がありません。
英語学習の最大のネックは英単語の学習、こう思っている生徒は多数います。
英単語学習の負担を小さくできるのならばそれに越したことはありません。
「フォニックス」をはじめとする「法則性」は、英語学習をより楽に進めるための心強い味方なのです。

中1で習う英単語に「beautiful」(美しい)があります。
この単語の文字数が9文字で長いこともあって、覚えづらいと言う中1生は多いものです。
同単語の最初の4文字「beau」に注目します。(後の5文字は覚えやすいので)

塾生は、「b」を「ブ」と発音することを、フォニックスの学習を通して知っています。
また、「エウ」(eu,ew)を「ウー」と発音したり、「ユー」と発音したりすることも知っています。(2文字セットのフォニックス)
ここまでの知識があれば「ビュー」を「beu」と書くことは容易です。

最後に注目するのは「a」の1文字です。
「ユー」(eu)の間になぜか「a」が割り込んでしまうことを覚えるのです。

塾長はどうして「a」が割り込むのか、その理由を説明できません。
どなたかご存じの方がいらっしゃったならば、ぜひご教授ください。

話を戻します。
このような覚え方をした子は、「英語では、発音に関係しない文字が割り込むことがある。」と学ぶことができます。
すると、「サイレント」(綴り字にあっても発音はしない文字)を受け入れることに抵抗感がなくなります。
「どうして?」「これは納得が行かない。」といった抵抗感は、学習の妨げになることがあるので、「サイレント」の受容はそうなる恐れを事前に除去しているようなものです。

「eau」の3文字は、「eu=ユー」であること(規則性・法則性)の中に、「a」(不規則性)が紛れ込んで「例外則」に分類されます。
ところが、「例外則」であるはずの「a」でさえも、「サイレント」という「よくあること」を学ぶための一助となってくれています。

「beautiful」という1単語を覚えるだけならば、ここまで深く学ぶ必要はないかもしれません。
しかしながら、英語学習の道のりはとてつもなく長いです。
本格的に英語を学び始める学年は、小学5年生です。
小学校で2年間+中学校で3年間+高校で3年間+大学で4年間=3×4=12年間。
たとえ大学院に進学しなかったとしても、12年間は英語を学び続けることになります。
つまり、最初の1年間で英語の法則性と例外となるパターンについて深く学んだ子は、12年間もの長期に渡ってずっと得をし続けるのです。

Yくんの小学5年生の1年間の英語学習が、その後の11年間の英語学習をスムーズに進められるか否かを、大きく左右すると塾長は考えています。
幸いなことに、Yくんは英語学習を楽しんでくれています。
この先もずっとYくんが英語を好きでいてくれて、楽しんで勉強を積み重ねて行ってくれて、しかも人より少ない労力で多くのことを覚えられて、おかげで英語の成績を高値安定に保つことができて、その結果ますます勉強が楽しくなって・・・・・

こんな理想的な好循環を生み出したいと塾長は願っています。
塾長はそれを実現するために授業計画を練ります。
ですが、せっかく練った授業計画を捨ててでもやる価値があると判断すれば、ダンボのTシャツ1枚で授業内容を差し替えることもいといません。
そして、今回に限らず今後の授業もこのように展開して行くことでしょう。
Yくんがいつもにこにこしていて、それでいて知らないうちに英語力が身に着いてくれれば、塾長がこれ以上望むことは何もありません。

2023-06-11

QED進学塾の小学5年生(Y)~今回の英語

QED進学塾の小学5年生のYくんの今回の英語です。

今回Yくんは、象のダンボのTシャツを着て登塾して来ました。
たとえ勉強嫌いな児童・生徒でも、その勉強が好きなものと結びつくと、途端にやる気を出す子は多いものです。
これは、英語に限らずどんな教科にも言えることですが。
ましてや、英語が大好きなYくんのことです。
塾長がYくんに「今日はダンボの勉強をしよう。」と言うと、Yくんは目をキラキラさせて「うん♪」と返事をしました。

塾長「『D』のフルネームを言って。」
Yくん「ディー・ドゥ。」
塾長「よくできました。じゃあ、『ドゥ』を5文字に増やして。」
Yくん「ダ・ディ・ドゥ・デ・ド。」
塾長「お見事。次は『u』のフルネーム。」
Yくん「ユー・ア。」
塾長「正解。母音(アイウエオ)が登場したら何をする?」
Yくん「前の子音とたし算する。」
塾長「たしてみて。」
Yくん「ダ。」
塾長「大正解。ほら、ダンボのダになったでしょ。」
Y「ほんとだ。」

このようにして、Yくんは、毎日家庭学習しているフォニックスをフル活用して英語を発音します。
つまり、塾の英語の授業でYくんは、毎日の家庭学習の演習問題を解いているようなものです。

さらに、今回授業でYくんは「ン」の使い分けを初めて学習しました。
英語やヘボン式ローマ字では、「b」(ブ)「m」(ム)「p」(プ)の前の「ン」に「n」ではなく「m」を用います。
今回Yくんはその理由を学びました。

「b」「m」「p」を口を開けたまま(上唇と下唇をくっつけないで)発音することはできません。
そこで、この3つを発音する前の「ン」は「m」を用いるのです。
つまり、次の音を発音するために口を閉じなくてはならないことが確定しているので、あらかじめ「m」で口を閉じて次の音の事前準備を済ませておくということなのです。

この知識があれば、英語の綴り字で「ン」を「n」で書くべきか「m」で書くべきかを、いちいち覚えたりする必要もなければ、「どっちだっけ?」と考える必要もありません。
余計なストレスを感じたり、無駄に勉強時間を使ったりすることがないのです。

Yくんは、「Dumbo」(ダンボ)のTシャツ1枚から、実に多くのことを学びました。
名前(固有名詞)の最初の1文字は必ず大文字で書き始めること、Yくんが毎日音読しているフォニックスの実践演習、「ン」の使い分けなど。

「Dumbo」を完全習得してご機嫌のYくんに、塾長はこう問いかけました。
塾長「アンパンマンは好き?」
Yくん「好き。」

アンパンマンの3つの「ン」にかぎかっこ「」をつけます。
A「m」pa「m」ma「n」

Yくんは、「Dumbo」で「b」の前の「m」(ン)を、「Ampamman」で「p」と「m」の前の「m」(ン)を、それぞれ学習しました。
これにて「b」「m」「p」の三役揃い踏みです。

つづく

2023-06-10

QED進学塾の中学1年生(E)~5教科の家庭学習(2)

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

1.フォニックス=2分半。(1文字+2文字セット)
2.『逆引き九九』=2分半。(順引き+逆引き)
3.『定期テスト対策ワーク (栄光ワーク)』=25分。(5分×5教科)

前回授業で塾長はEくんに、上記1.2.3.を毎日家庭学習するように指示しました。
家庭学習の習慣を身に着けた、今のEくんならばできると踏んでのことでした。
以下に記すように、1教科1教科について詳細説明しました。

【5教科共通】
学校授業でも家庭学習でも、
(1)学習した日付。
(2)学習したページ。(できれば問題番号も)
を教科書・問題集・ノートに書き込む習慣を身に着けましょう。
これが自然にできるようになれば、成績は勝手に上がります。
何月何日にどのページの(できればどの問題かも)勉強をしたのか、教科書・問題集・ノートのどれを見ても一目で分かる、これだけで勉強がはかどるのです。

さて、前述の、
3.『定期テスト対策ワーク (栄光ワーク)』=25分。(5分×5教科)
の学習法について詳細を記します。

【国語】=漢字+語句。
まとめてやる必要はありません。
1日5分で勉強できる範囲で、毎日学習しましょう。

【数学】=例題+確認問題。
今日習ったばかりの問題を、その日のうちに学習しましょう。

【英語】=基本文。
日本文→英文。
英文→日本文。
どちらもすらすらできるまで練習しましょう。
基本文の文型・品詞などを塾長に説明できるほど、英文法を徹底的に学習しましょう。
少なくて1行、多くて2行、基本文はこれだけしかありません。
少数精鋭でどこまで学習の質を高められるかが勝負です。

【理科(計算あり)】=計算のトレーニング。
『栄光ワーク』の理科には、計算問題専用の特設コーナーがあります。
今日習ったばかりの問題を、その日のうちに学習するのは、数学と同様です。

【理科(計算なし)】【社会】=確認問題。
重要単語の意味を文章で説明できるまで(逆引きできるまで)1問1答式問題を反復演習しましょう。

ここまで、前回の授業時間にEくんは塾長から説明を受けました。
次の授業のために、塾長はこの記事を印刷します。
そして、Eくんは印刷物と栄光ワークとにらめっこしながら、いつどこを勉強すればよいのか確認します。

たかが30分。
されど30分。
1日30分の家庭学習を本当に毎日続けられるのか、また理想的なタイミングと手順で学習できるのか、このことが学力と成績を大きく左右します。

この30分は、1か月もしないうちにすっかりルーチンワークと化します。
最初の3週間はぎこちなくて当たり前ですから、このプリントを見ながら勉強すればよいのです。
継続は力なり。
毎日続けて行きましょう。

2023-06-09

QED進学塾の中学1年生(E)~5教科の家庭学習

QED進学塾の中学1年生のEくんの5教科の家庭学習です。

Eくんが中学校に入学してから2か月が経過しました。
たった2か月ですが、早くも家庭学習の習慣が身に着いてきました。
Eくんは、直近の授業で塾の宿題を完璧にやってきましたし、フォニックスを家庭学習の冒頭に音読することも自然にできています。

塾長は『QED日誌』の昨日の記事に「アルファベットの擬人化」について書きました。
これは、塾生の学習の理解度が塾長の説明の仕方ひとつで大きく左右される好例でしょう。
今回のEくんの数学の宿題もまた然りで、塾長がEくんの宿題を日割りで、しかも歴ストの順番通りではない順番で、工夫して出題したことによって、Eくんは宿題がやりやすかったようでした。

〇塾長が何度も説明したことを塾生が覚えてくれない。
  →塾長の教え方に改善の余地はないか。
〇塾生が宿題をやってこない、あるいは宿題の解き方が見当違い。
  →塾長の宿題の出し方に問題はないか。
塾長は、このように考える習慣が50歳を過ぎてようやく身に着いてきました。

塾長は、塾の授業時間に頻繁に口頭試問を行います。
塾生の理解度を確認する、塾生の集中力を高値安定に保つ、インプットとアウトプットの繰り返しによって記憶を定着化する、塾生からの質問を誘発して質疑応答を活性化する、などを目的とした口頭試問です。

Eくんの口頭試問の受け答えの質とその速度から、塾長はEくんの頭の回転の速いことを知っています。
そして、その能力の高さの割には、1学期の中間試験の得点が低いようにも塾長は感じていました。

そこで、塾長はEくんの5教科の勉強法について再点検を行いました。
Eくんの主教材の『計算の級別トレーニング 』(数学)と『定期テスト対策ワーク (栄光ワーク)』とが塾に届いた直後に、5教科の勉強法について1度説明はしていたのですが、今回改めて確認したのです。
すると、Eくんが勘違いしていて説明とは違うページを勉強している教科が、複数あることが判明しました。

せっかくEくんの学習習慣が身に着いてきたタイミングです。
この機を逃す手はありません。
というわけで、塾長はEくんに、授業時間のうち40分間を割いて事細かに、5教科の家庭学習の進め方を説明しました。

つづく

2023-06-08

QED進学塾の塾長~小さな気付き・大きな進歩(2)

QED日誌の6月5日(月)の記事の続編です。

QED進学塾の小学5年生のYくんは、毎日フォニックスを音読していて、お母さまがそれを聞いてくれています。
その成果は如実に表れていて、今ではYくんは「a」から「z」までのアルファベット読みとフォニックス読みを一気に淀みなく言えるようになりました。
本当に素晴らしいことです。

直近のYくんの英語の授業でこんなことがありました。
塾長が「h」の1文字の発音をYくんに口頭試問したところ、Yくんはアルファベット読みの「エイチ」もフォニックス読みの「ハッ」も言えなかったのです。
つまり、Yくんは「a」から順を追って読み上げて行かないと、正解にたどり着けないということが判明しました。

塾長「それだと時間もかかるし、毎回『a』から読み上げるのは大変でしょう?」
Yくん「うん、大変。」
塾長「最後の『z』まで行ったら何文字たどることになる?」
Yくん「・・・・・」
塾長「そもそもアルファベットって何文字あったっけ?」
Yくん「うーん・・・・何人だっけ。」

授業中に以上のようなやりとりがあった直後、塾長は以下のような説明の仕方が閃きました。

1.アルファベットは26人クラスです。
2.クラスのお友達26人の顔と名前を覚えましょう。
3.表情は2種類、大文字と小文字があります。
4.「みょうじ」の読み方が「アルファベット読み」です。
5.「なまえ」の読み方が「フォニックス読み」です。
6.この4.の「みょうじ」と5.の「なまえ」とをつなげて「フルネーム」が言えるように練習しましょう。(毎日の音読)
7.イギリスにもアメリカにも、親しい人をファーストネーム(なまえ)で呼び合う習慣があります。
8.だから、お友達の呼び方は通常「フォニックス読み」(なまえ)です。(8割)
9.ですが、たまに「アルファベット読み」(みょうじ)で呼ぶこともあります。(2割)
10.「アルファベット読み」をしなさい、という命令を出す人がいて、その代表例が「英単語の最後の『e』」です。

塾長がYくんに1.~10.の説明をしたところ、Yくんの表情が明るくなりすっと腑に落ちた様子でした。

塾長は、これから入塾してくる新入会生にも、「フォニックス」のお手製プリントを今まで通り漏れなく配布します。
その配布時に上記の10.までを必ず説明することに決めました。

ものごとを説明するのに、分かりやすい「たとえ話」が聞き手の理解を促進することはよくあります。
塾長がアルファベットを擬人化して説明し、塾生がアルファベットを「26人学級のイメージ」で理解することが、今回Yくんにたまたま上手く行ったのではないと塾長は感じました。
だれに対しても一定の効果があるように思ったのです。

塾生は、塾長から多くのことを学びます。
一方、塾長が塾生から学ぶことも多いのです。

塾長「そもそもアルファベットって何文字あったっけ?」
Yくん「うーん・・・・何人だっけ。」

授業中のこんな何気ないやりとりから、塾長はアルファベットの擬人化を思いつき、即興で前述の10項目を授業説明しました。
Yくんの反応がすこぶるよかったので、塾長は10項目の説明を今後も欠かさず行うことを決めました。

どうすればもっと分かりやすい授業ができるのか。
塾長は、いつもそのことを考えています。
そして、たまにですが良案が浮かびます。
そのためのヒントをくれるのは、いつも塾生です。
だから、塾生は塾長の成長に欠かすことのできない存在なのです。

塾生の成長を促進することが塾長の仕事です。
逆に、塾長が生徒のおかげで成長できることも多いのです。
これからもいっしょに頑張って行きましょう。

2023-06-07

QED進学塾の塾長~生家から宮崎マンゴー

QED進学塾の塾長の生家から宮崎マンゴーがつい先ほど届きました。
(男子の場合は「生家」で女子の場合は「実家」が正しいです。)
この時期になると母が毎年送ってくれるのです。
今年は母が「お隣さんの分も。」と言って、例年より1つ多かったです。
せっかくクール宅急便で届いたので、塾長は「冷たいうちに。」と思って、到着直後におすそ分けしました。
塾長がマンゴーを触った感じでは、まだ少し硬いような気がしました。
2~3日後が食べごろでしょうか。
直近の塾長は、お引越しの日まで2週間を切ってその準備が忙しいところに、左股関節の関節唇損傷+骨盤骨折のため大学病院に来週行かなければならない、今は運動することもままならない、そんな状況でストレスがかかっていました。
甘いマンゴーで気分を上げたいと思います。

塾長が来週診ていただく大学病院の先生は、股関節治療・手術のスペシャリストです。
一昨日、川口市医療センターの整形外科の先生がその先生宛に紹介状を書いてくれました。
もちろん塾長は、先生の薦める治療法に素直に従います。
1日も早い快復を願わずにはいられません。
塾長は、先生に今できる運動はないか質問をします。
たとえば腹筋など。
そして、先生から許可の出た運動をパーソナルトレーナーに伝えて、トレーニングメニューを組んでいただきたいとお願いするつもりです。
今できることを今やる!
ピンチのときこそこれに尽きます。

塾生にも病気やけがで苦境に立たされている子がいます。
そんな子たちにも塾長は「今できることを今やろう。」と言いたいです。
できないことを無理にやろうとする必要は全くありません。
早く快復・復帰しようと急ぐことも焦ることもありません。
できる範囲のことを少しずつやって行けばよいのです。
その少しずつの積み重ねによって、いつの間にか元の生活に戻れるのですから。

塾長は、マンゴーひとつで喜んでいます。
ちょっとしたことで喜べたり、楽しいと感じることができたりすれば、それは快復の助けとなります。
高校の保健体育で「心身相関」という言葉を習うように、心と体は切っても切り離せません。
心を喜ばせてあげれば、自ずと快復も早まるというものです。

2023-06-06

QED進学塾の塾長~大学病院への紹介状

QED進学塾の塾長は、30年ぶりの「川口市医療センター」に昨日行ってきました。
(30年前は「川口市民病院」でした。)
中青木整形外科の先生が書いてくれた紹介状と、同院で撮ったX線写真とを持って。

医療センターではCTスキャンを撮りました。
診断結果は、左股関節の関節唇損傷および骨盤の骨折。
まさか折れているとは・・・・・

同院の整形外科の先生の「より専門的な診断・治療が必要で、場合によっては手術。」との判断で、大学病院への紹介状を書いてもらいました。
その大学病院には、股関節に関する高度な専門性をお持ちの先生がいらっしゃるそうで、紹介状をその先生あてに書いてもらったのです。

早速、塾長は大学病院の電話予約をしました。
最短の日時で予約しましたが、今週中はbook fullで来週になってしまいました。
塾長が大学病院に行くまでに患部を悪化させてしまわないように、今週は細心の注意を払って生活したいと思います。

塾長は、ボディアタックなどのレッスンプログラムで、膝が胸に着くくらい高く脚を上げます。
その時に脚の骨が骨盤に勢いよくぶつかっていて、それを何十回と繰り返した結果、骨盤の骨が衝撃の反復に耐え切れなくなって折れてしまった、というのが医療センターの先生の見立てでした。

過ぎたるは猶及ばざるが如し。
何事もやり過ぎてはいけないということですね。
塾長は、自身の運動強度をもう一度見直して、ケガの再発に努めようと思います。
その前に、左股関節を完治させることが先決ですが。

翻って頭。
体と違って、頭はどんなに使っても壊れません。
しかしながら、心が壊れることはあります。

QED進学塾の16年と3か月の歴史の中で、2番目と3番目の塾生がまさにそうでした。
当時、両名がまだ小学4年生の冬のことです。
両名は都内にある大手の中学受験専門塾に通っていたのですが、塾で毎日の夜遅くまでの授業に加えて、大量の宿題に苦しめられていました。
遊びたい盛りの4年生のことですから、相当なストレスだったと思われます。
そんな両名の駆け込み寺となったのがQED進学塾でした。

両名のお母さまの「(パートの関係で)できれば午前中いっぱい子どもを預かってくれたら助かります。」という希望に沿って、春期・夏期・冬期の季節講習会では朝の9時から昼の12時までが講習時間でした。

1時間目=9時から10時まで=算数。
2時間目=10時から11時まで=外出(近くの公園だったり環境センターだったり)とおやつ。
3時間目=11時から12時まで=国語・理科・社会。

この2時間目のおかげで、両名はみるみる元気を取り戻していきました。
何事もバランスが大切ということですね。

塾長は、やりたいことがあると夢中になってやり過ぎてしまう傾向があります。
その結果が大学病院のお世話になるほどのケガだったのですから、代償は大きかったと思います。

ですが、夢中になりすぎる性格は直らないとも思っています。
ならば、運動強度は下げずにプログラムの本数を減らすとか、強度の高い運動をした翌日は完全休養日に充てるとか、ほかの方法で自分の身を守るよりありません。

今回のケガは完治する見込みが大いにありそうだと、塾長は楽観的に捉えています。
そのために大学病院まで行くわけですから。
きっと治ると信じています。

塾長は、あと3年半で還暦を迎えます。
その年齢で大怪我をしてしまえば、今ケガするよりも大変なことになるでしょう。
今回のケガがいい教訓になった、おかげで60歳になっても70歳になっても運動を続けていられた、将来そう言える日が来ることを塾長は願っています。

6人兄弟のうち、長女→長男→次女の順番で通塾を続けてくださっているご家庭があります。
長女が高校に合格→入れ替わりで長男が入塾→長男が高校に入学→入れ替わりで次女が入塾(現在ここ)という流れです。

保護者さまは当たり前のように子どもを塾に預けてくださいますが、塾長はそのことを決して当たり前とは思っていません。
これ以上ないほどありがたいことと思っています。

塾長は、保護者さまがこんなにも塾長を信頼してくれていることを意気に感じて、いつもやりがいに満ちて学習指導ができています。
本当にありがたいことです。

末っ子(6人目)が埼玉県公立高校入試を受験するとき、塾長はちょうど70歳です。
そのとき塾長がすこぶる健康体で受験指導ができますように。
いえ、これは願望ではなく必ず実現しなければならない義務です。
そして、そのための準備は今まさに現在進行形です。

2023-06-05

QED進学塾の塾長~小さな気付き・大きな進歩

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

「7×8」を「しちいちがしち」「しちにじゅうし」「しちさんにじゅういち」「しちはごじゅうろく」と順に追って行って「しちはごじゅうろく」にたどり着く(昨日の記事の第1段階)のでは時間がかかり過ぎます。
児童がこの方式でかけ算の問題を解いていては、宿題ひとつやるのにも疲れ果ててしまいます。
よって、第2段階の「しちはごじゅうろく」が一発で出るところまで練習しなければなりません。
この段階まで来て、ようやく実戦で使えるレベルに到達したと言えるのです。

英語のフォニックスについても、これと同じことが言えます。
「エイ・ェア」「ビー・ブ」「スィー・ク、ス」「ディー・ドゥ」・・・・と順に辿って行けば何とか「エイチ・ハッ」が言える、ではまだ不十分です。
hを見た瞬間に「エイチ・ハッ」が言えて初めて実戦レベルなのです。

今回のYくんの授業で塾長は、Yくんがまだ第1段階から脱却し切っていないことに気付きました。
とはいえ、文字によっては、Yくんが第2段階に到達しているものもあります。
現在のYくんは第2段階の学習の途中で、いわば第1.5段階といったところでしょうか。

Yくんが第2段階のクリアに時間がかかっているのを、塾長はYくんの努力不足だとは思っていません。
Yくんは毎日の音読を本当によくがんばっています。
ですから、塾長の教え方に問題があったと反省しています。
では、その改善策は?
それはのちほど記述します。

小学校の算数の範囲では、かけ算九九のレベルが(昨日のQED日誌に塾長が書いた)第2段階でも事足ります。
しかしながら、中学数学では第3段階が必要不可欠です。
この段階をクリアしていない子は、中3で習う因数分解の問題を解くことができないからです。

因数分解の問題は、埼玉県公立高校入試に毎年必ず出題されています。
決して避けて通ることはできません。
だから塾長は手作りで『逆引き九九』のカードを作りました。
高校受験生はどうしても第3段階をクリアしなくてはならないのですから。

英語学習においても、できれば第3段階まで行きたいところです。
たとえば、大谷投手の得意な「スライダー」を正しい英語の発音で聞いた子が、生まれてこのかた一度も書いたことのない「slider」を書くことができれば、フォニックスの第3段階クリア=免許皆伝です。
(これは、かけ算九九の第3段階に相当します。)

ここまでは行かずとも、生まれて初めて「slider」を目にした子が、「スライダー」を正しく発音すること、すなわち第2段階はどうしてもクリアしておきたいところです。
なぜならば、この単語はフォニックス(+α)で「法則通り」に読める単語だからです。

ここで塾長は我が身を振り返ります。
塾長は、塾生がこの第2段階をクリアするための助力を、本当に最大限に行ってきたのだろうかと。
数学で『九九カード』を手作りしたような、努力と工夫をしてきたのだろうかと。
そして、その問いに対する答えは「努力不足」でした。

たしかに、塾長はフォニックスを学習するためのプリントを手作りしました。
そして、そのプリントを塾生にもれなく配布しています。
それでも、授業のし方に工夫が足りなかったことに、今回のYくんの授業で気付かされたのです。

つづく

2023-06-04

QED進学塾の小学5年生(Y)~今回の英語

QED進学塾の小学5年生のYくんの今回の英語です。

【英語1】(疑問詞)
Yくんは、今回の授業で初めて疑問詞(5w1h)を学習しました。
中学1年生のEくんが学校でwhereを習ったので、塾長はEくんにほかの疑問詞も合わせて覚えてもらおうと5w1hを教えていたのですが、その授業にYくんも便乗したのです。

Yくんが一番好きな教科は英語です。
塾で机を並べるEくんの英語の授業にもいつも興味津々の様子です。
そんな状態のYくんが、Eくんが英語を勉強しているその隣で分数のたし算・ひき算を勉強したとしても、計算に集中できるはずがありません。
だから、Eくんの英語の授業にYくんも参加してもらうことを、塾長は頻繁に行っています。

YくんがEくんと同じ授業を受講していても、求められる習熟度は異なります。
小学5年生が中学1年生の授業に付いて行くことは容易ではありませんから。
先ほど登場したwhereを例に取ります。
Eくんはwhereの発音・綴り・意味を全て覚えることが求められますが、Yくんは綴りを覚えても覚えなくてもok、塾長はこのようにしてYくんの負担を軽減しています。
Yくんは、同単語を「フェア」「ウェア」と発音できて、同単語の意味が「どこに」「どこで」と言えれば、それでミッションクリアなのです。

「綴りを覚えても覚えなくてもok。」
そう言われた塾生が、綴りを覚えてしまうシーンを塾長は数多く目撃しています。
「必ず覚えなさい。」と言われるよりも肩の力が抜けて、すっと頭に入るのかもしれません。

今回のYくんもそのパターンで、「wh=フ・ウ」と「e=エ」と「er=ア」とをたし算して、「where=フェア・ウェア」の発音と綴りと意味とを全部覚えてしまいました。
大変よく頑張りました。

【英語2】(フォニックス)
Yくんは、「エイ・ェア」「ビー・ブ」「スィー・ク、ス」「ディー・ドゥ」のように、アルファベット読みとフォニックス読みとを毎日音読して、それをお母さんに聞いてもらっています。
Yくんは、毎日の努力の甲斐あって、上記がスラスラ言えるようになってきました。
本当によく勉強しています。

翻って算数。
大多数の生徒がかけ算九九で最も難しいと感じているのが「7の段」です。
たとえば「7×8」が問題に出されたとき、
「しちいちがしち」「しちにじゅうし」「しちさんにじゅういち」・・・・と辿って行って、「しちはごじゅうろく」、
このようにして答えを出すことができた子は、第1段階クリアです。

辿らなくても「しちはごじゅうろく」が一発で出てきた子は、第2段階クリアです。

逆に「56」を見て、「しちはごじゅうろく」と「はちしちごじゅうろく」が直ぐに言えた子は、第3段階クリアです。
塾長のお手製の『逆引き九九』カードは、この第3段階クリアを目標に作られました。

第3段階に加えて「1×56」「56×1」「2×28」「28×2」「4×14」「14×4」までスラスラ言えれば、これはもう最終段階クリア、免許皆伝です。

つづく

2023-06-03

QED進学塾の土曜授業~本日開講

QED進学塾の土曜授業を本日開講します。
受講者の塾生たち、いつも通りに授業前準備をして登塾してきてくださいね。

台風2号の影響により、今も強い雨が降っています。
これからさらに強くなり、深夜1時から朝5時ごろまでの4時間が雨足の最も強い時間帯との予報です。

塾長は、ウエザーニュース社の予報をよく見ます。
市区町村レベルよりももっと詳しい「川口市朝日の天気」が調べられるうえ、以前からあった「1時間単位」での予報に加えて、ほんの数か月前から「5分間単位」での予報まで見ることができるようになりました。
ますます精度が上がって、より便利になったのです。
塾長は、今まで以上に同社の予報を頼りにしたいと思っています。

さて、本日の天気。
本日の土曜授業の開講時間のちょうど1時間前から「晴れ」のマークが出ています。
計ったように。ピンポイントで、
きっと、天の神様がQED進学塾の土曜授業に、格別の配慮をしてくださったのでしょう(笑)
塾長は、そのことに感謝しつつ、張り切って今日の授業をがんばります。
だから、塾生たちも楽しみにして登塾してほしいと思います。
何はともあれ、今週も無事に開講できて良かったです(●^o^●)

2023-06-02

QED進学塾の中学1年生(E)~文字式を履修開始

QED進学塾の中学1年生のEくんは、数学の学校授業で文字式を履修開始したばかりです。
今のところ、75分間(学校授業の1.5時間分)だけ文字式を習っています。
文字式の学習の冒頭には、「項」「係数」などの数学用語が登場します。
そして、学校の先生の大多数がこれらの用語を1学期の期末試験にサービス問題(点数を取らせるための問題)として出題してきます。
ここで点数を取らない手はありません。
というわけで、今回Eくんは、当初の学習予定(地理の時差の計算)を変更して、文字式を学習したのです。

数学が新単元となったこの機に、Eくんはもう一度5教科の勉強の進め方をおさらいしました。
Eくんは、『定期テスト対策ワーク (栄光ワーク) 』と『計算の級別トレーニング 』との2冊について、どの問題から解き始めるかの優先順位を再確認するとともに、学校授業と家庭学習の進捗が一目で分かるような日付けの記入方法も学びました。

自分がいつ何を習ったか、必修問題のうちどの問題が解けてどの問題が解けないのか、これらを正確に把握するだけで成績は向上します。
解けなかった問題は塾で質問して、その問題の類題を家庭学習で1問だけ解く、これを実行するのに必要な時間は少なく、その割には学習効果は多いのです。
そのことをEくんは、今回の授業の「整式の和と差」の問題を通して実感することができました。

5教科合計で1日30分。
Eくんが今日塾で学んだ勉強のし方を、毎日の家庭学習に生かしてくれることを、その毎日の反復が習慣として定着化してくれることを、塾長は切に願っています。
それが実現できれば、学力と成績は自ずとついてくるものだからです。

2023-06-01

QED進学塾の高校2年生(S)~本日は英検の3日前

QED進学塾の高校2年生のSくんは、6月4日の日曜日に『英検(実用英語技能検定)』の準2級を受検します。
本日は、その受検日のちょうど3日前です。
いよいよ検定前の最後の追い込みです。

さて、今回のSくんの英語です。
Sくんは、前回授業で学習した長文読解問題の残りを家庭学習してきました。
いつもいつも本当によく頑張っています。
そして、今回Sくんは英検準2級の英作文を学習しました。

準2級の英作文の出題傾向には、
1.英語の質問文があって、
2.その質問文に対して自分が肯定派なのか否定派なのか、立場を明示する。
3.さらになぜ自分がその立場なのか、その理由を2つ以上挙げて、
4.全体として50~60の範囲の単語数で英作文する。
というお決まりのパターンがあります。

今回Sくんは、上記のような出題傾向に即して英作文の実戦演習を行いました。
上記の中で最も英検準2級の受検者が陥りやすいのが、4.の単語数を気にするあまり作文に時間がかかりすぎてしまったり、肝心の英作文へ向ける意識や注意が疎かになってしまったりすることです。

塾長「小学生がかけ算九九でいちばん苦手なのは何の段?」
Sくん「7の段。」
塾長「正解。」

英作文の1行あたりの英単語数の平均値は7語です。
つまり、概数計算で「行数×7=英単語数」が成り立つのです。
今回の英作文演習でSくんが4行を書き上げた時点で、早速これに当てはめて実験をしてみました。
上記の公式のとおりならば、4行×7語=28語。
そして、Sくんが実際に英単語数を数えてみたところ26語でした。
これを率に直すと92%なのでおおむね合っています。

最終的には、英単語数が1語だけ不足していました。
Sくんは、これを補う方法として形容詞の前にveryを入れたり、巨大な目的語(複文の従属節)の前にthatを入れたりする手法を学びました。
さらに、5単語以上の不足があったり、逆に5単語以上の超過があったりした場合の、英単語数の調整方法についても学びました。

本日の『QED日誌』では、英検の受検生が英作文問題で最も神経をすり減らしたり、試験時間を消費してしまったりする「英単語数」の対策について、塾長は記事を書きました。

それ以外の英作文対策に関しては、また日を改めて記事を掲載します。
同記事の主たる内容は、
(1)日本語→日本語→英語。
(2)日本語→一部だけ英語。
(3)5文型。
(4)語順。
(5)准(準)体助詞。
(6)独立関係代名詞。
以上を予定しています。