2022-01-31

QED進学塾の中2生(T,M,R)~高校受験の戦い方(連載記事その4)

QED日誌の短期集中連載記事の第4回目です。

【2016年度 北辰テスト日程】(得点)[偏差値]

4月 3日(日)自宅受験 ・・・ 『北辰のかこもん』 第1回-数学(   )[   ]
4月 9日(土)自宅受験 ・・・ 『北辰のかこもん』 第1回-理科(   )[   ]
4月10日(日)自宅受験 ・・・ 『北辰のかこもん』 第1回-英語(   )[   ]
4月16日(土)自宅受験 ・・・ 『北辰のかこもん』 第1回-社会(   )[   ]
4月17日(日)自宅受験 ・・・ 『北辰のかこもん』 第1回-国語(   )[   ]
第1回『北辰のかこもん』・・・・ 3科(   )[   ]・5科(   )[   ]

4月24日(日)第1回 北辰テスト(会場)3科(   )[   ] 5科(   )[   ]
数(  )[  ]理(  )[  ] 英(  ) [  ]国(  )[  ]社(  )[  ]

ーーーーー中略-----

11月13日(日)自宅受験・・・ 『北辰のかこもん』 第7回-数学(   )[   ]
11月19日(土)自宅受験・・・ 『北辰のかこもん』 第7回-理科(   )[   ]
11月20日(日)自宅受験・・・ 『北辰のかこもん』 第7回-英語(   )[   ]
11月26日(土)自宅受験・・・ 『北辰のかこもん』 第7回-社会(   )[   ]
11月27日(日)自宅受験・・・ 『北辰のかこもん』 第7回-国語(   )[   ]
第7回『北辰のかこもん』・・・・ 3科(   )[   ]・5科(   )[   ]

12月4日(日)第7回 北辰テスト(会場)3科(   )[   ] 5科(   )[   ]
数(  )[  ]理(  )[  ] 英(  ) [  ]国(  )[  ]社(  )[  ]

ーーーーー後略-----

上記は2016年度の北辰テストの日程です。
今年2022年と曜日が一致しているので、ここに掲載しました。
この日程表を見ただけでは、何のことか分からない読者も多いと思われますので、説明します。

北辰図書から『北辰のかこもん』という書籍名で、前年度に1学年先輩が受験した問題を集めた過去問集が毎年出版されています。

QED進学塾の高校受験生のTちゃん、Mちゃん、Rくんの3名は、『北辰のかこもん』(第1回)を自宅受験したのち、「北辰テスト」(第1回)を会場受験します。
つまり、去年の第1回北辰テストの問題を練習してから、今年の第1回北辰テストを受けるのです。
そして、第2回以降も同じパターンでの受験を繰り返します。
3名が「北辰テスト」の1年前の問題を『北辰のかこもん』で1度練習しておくだけでも、練習していない子よりはだいぶ有利に「北辰テスト」の本番を戦うことができるのです。

『北辰のかこもん』を解くメリットがもう1点あります。
それは、受験生が自分の現在地を知ることができる点です。
たとえば、Tちゃんが『北辰のかこもん』の第1回の数学で、偏差値50を取ったとしましょう。
すると、この「50」がTちゃんの現在地ということになります。
Tちゃんは、本番の「北辰テスト」の第1回の数学で、おそらく偏差値50前後を取れるであろうという見通しを立てることができます。

Tちゃんは、数学以外の4教科でも同じことをします。
そうすれば、Tちゃんの『北辰のかこもん』の5教科の偏差値が判明します。
そして、Tちゃんは、自分がもっと偏差値を上げたい教科はどれなのか、どんな優先順位で勉強を進めればよいのか、といったことが明確になって学習計画を立てやすくなるのです。

塾長は、高校受験生の3名が『北辰のかこもん』を最大限に有効活用して、「北辰テスト」の試験本番でそれぞれが持てる力を存分に発揮するための準備を整えてくれることを望んでいます。

追記。

3名は、素点を(   )に記入します。
弱い筆圧で。
小さい字で。

3名は、偏差値を[   ]に記入します。
強い筆圧で。
大きい字で。

こうすることで最も大切な指標である「偏差値」を見やすくする作戦です。

2022-01-30

QED進学塾の中2生(R)~前回の数学と明日の学習予定

QED進学塾の中2生のRくんの前回の数学と明日の学習予定です。

Rくんは、年明けからずっと図形の証明問題を学習しています。
前回授業では、三角形の合同条件3つと直角三角形の合同条件2つとの計5つを覚えました。
そして、Rくんは、教科書113ページの証明問題で用いる合同条件を5つのうちの1つに絞り込むことに成功したのでした。
それに加えて、Rくんは証明の書き方(書き順)も9割程度まで覚えることができています。
ここでもう一押し!
Rくんは残りの1割さえコンプリートしてしまえば、もう自力で証明を最初から最後まで書き上げられるところまできています。

たかが1問、されど1問。
Rくんが1問を完璧に解き切ってしまえば、それは大きな成功体験となります。
とてつもなく大きな自信をRくんは手にすることができます。
これがRくんの明日の学習予定であり目標であるのです。

明日の冒頭にRくんは小テストを受験します。
Rくんが「残り1割」を家庭学習で覚えてきているのか、そうでないのかが問われるテストです。
これにRくんが合格すれば即、113ページの証明に挑戦してもらいます。
あまり考えたくはないのですが残念ながら不合格だった場合は、前回授業のおさらいからやり直しです。

学年末試験まであと4週間です。
数学の試験問題は証明問題のオンパレードとなることはもう分かっています。
Rくんが早期に「1問完答」を果たしてくれることを塾長は期待しています。
それがテスト勉強のスタートラインなのですから。

2022-01-29

QED進学塾の中2生(T)(M)~一昨日の数英と明後日の学習予定

QED進学塾の中2生のTちゃんとMちゃんの一昨日の数英と明後日の学習予定です。

【一昨日の数学】
分数式の計算を学習しました。
学習した問題の質問者はTちゃんでしたが、Mちゃんも一緒になって熱心に授業を聴講していました。
というのも、入塾したばかりのMちゃんにはまだ耳慣れないことがあったからです。

QED進学塾では、分数の読み方を2通り教えます。
「3/4」を下から読むと「4ぶんの3」、上から読むと「3わる4」のように。
また、四則混合計算(加法・減法・乗法・除法)において、「班分け」(たしざん・ひきざんの前で切ること)を教えます。
これらを初めて見たMちゃんは、集中して授業を聞いていたのです。
そして、Mちゃんは分数を上から読むことも、計算で班分けをすることも、見事習得してくれたのでした。

【明後日の数学】
TちゃんとMちゃんの質問を受け付けます。
質疑応答形式の授業です。
聴講するのは、質問者だけでもよいですし、両名ともでもよいのです。
それは、問題によって使い分けます。

【一昨日の英語】
現在分詞と関係代名詞を学習しました。
1.進行形の公式と時制の使い分け。
2.現在分詞の前置修飾。
3.現在分詞句の後置修飾。
4.関係代名詞節を用いて現在分詞句の書き換え。
5.品詞分類。
6.形容詞の限定用法と叙述用法。
7.第2文型。(be動詞)
8.第1文型SVと第3文型SVO(一般動詞)の見分け方。
塾長は、黒板を上から下までびっしり使って上記を授業解説しました。
TちゃんとMちゃんは板書を写すのはもちろんのこと、塾長の説明したことをそれぞれ自分の言葉でノートに書き込んでいました。
両名の授業に取り組む姿勢も集中力も素晴らしく、授業理解度も抜群でした。

【明後日の英語】
一昨日の英語と対比させるようにして、過去分詞と関係代名詞を学習します。
温故知新。
TちゃんとMちゃんは、過去分詞を新たに学びながら、現在分詞の復習もできる仕組みです。

過去分詞の学習ですから、当然「受け身」(受動態)も学習します。
そのあとで、Tちゃんが前々回授業で質問した「受動態なのに能動態のように訳す動詞」について改めて学習します。

QED進学塾の中2生(T)~お誕生日プレゼントに感謝感激(2)

QED進学塾の中2生のTちゃんは、塾長がフィットネスクラブに毎日通っていることを知っています。
なので、Tちゃんは、ジムで必需品のタオルを塾長のお誕生日プレゼントに選択しました。
また、Tちゃんは、塾長がピンクを大好きなことも知っています。
だから、Tちゃんは、ピンクのマフラータオルに決めたのでしょう。
adidasと言えば3本線ですから、3色ストライプのタオルでした。
それは、サーモンピンク+カーマイン+(ワイン色に近い)濃いスカーレットの3色でした。
さらに、Tちゃんは、タオルに塾長の名前の刺繍まで入れてくれました。
タオルの3色が全て赤系統、刺繍はライムグリーン、赤と緑は補色の関係にあるのでよく目立ちます。
美術部であるTちゃんの色やデザインのセンスが光るタオルでした。
Tちゃんの卓越した芸術性が如何なく発揮されていました。

Tちゃんが塾長の運動習慣や好きな色など、本当に塾長のことを考えてプレゼントを選んでくれたことが、ひしひしと伝わってくるタオルでした。
塾長は、Tちゃんの心遣いに胸が熱くなる思いでした。

Tちゃんは、塾長がおやつを毎日食べていることを知っています。
塾長が甘いものが大好きなことも、月曜日から金曜日までは体のことを考えて大好きな洋菓子を我慢して和菓子にしていることも、土日は洋菓子が解禁になることも、全部知り尽くしています。
また、Tちゃんは、塾長が派手な色を大好きなことも知っています。
そこで、Tちゃんは、カラフルなマカロンを塾長へのプレゼントに選択しました。
塾長は、Tちゃんの目の前でプレゼントを思わず両手で抱きしめてしまったほど感激しました。
Tちゃんの記憶力・思考力・芸術性・心根の優しさ・・・・・
そんなTちゃんの持つ美点の数々を、塾長は肌で感じられたことが嬉しかったのです。

塾長は、約半年後のTちゃんのお誕生日のプレゼントを何にしようか思案中です。
今のところ、Tちゃんの大好きな「焼肉キング」ぐらいしか思いついていません。
Tちゃんが「焼肉はタンしか食べない。」と言っていたので、上タン塩がとてもおいしい「豊田屋」のほうがいいかな?
でも「豊田屋」だとデザートなどの焼肉以外の品が「焼肉キング」には敵わないし・・・
などと塾長は考えています。
塾長の心遣いやセンスがTちゃんに遠く及ばないことは知っています。
だから、素直に「Tちゃん、何がいい?」と聞くしかないのかもしれません。

そんなことで頭も心もいっぱいだった塾長は、昨日の夜にQED日誌を書くことができずに、いつもの時間よりも半日遅れ(約12時間遅れ)の日誌更新となってしまいました。
更新が遅くなったことをお詫びします。

翻ってMちゃん。
MちゃんはTちゃんの大親友です。
ところが、塾長はMちゃんのお誕生日をまだ知りません。
というわけで、次回授業で塾長はMちゃんにそれを聞きたいと思います。

2022-01-28

QED進学塾の中2生(T)~お誕生日プレゼントに感謝感激

QED進学塾の中2生のTちゃんが昨日塾長にお誕生日のプレゼントをしてくれました。
ありがとうございました。
(塾長のお誕生日はもう少し先です。)
Tちゃんが塾長のために考えに考え抜いて選んだことがが分かるプレゼントでした。
Tちゃんの心がどれだけこもっていることか。
それが塾長にひしひしと伝わってきました。
塾長はもう嬉しくて仕方ありません。

2022-01-27

QED進学塾の中2生(R)~前回授業と本日の学習予定

QED進学塾の中2生のRくんの前回授業と本日の学習予定です。

【前回授業】
Rくんは、「三角形の合同条件」の3つと「証明の書き方(書き順)」のおさらいをしました。
また、新たに「直角三角形の合同条件」の2つを学習しました。
覚えることが多過ぎて、Rくんが授業中に覚えきることはできませんでしたが、そこは自宅学習に期待です。
Rくんは、家庭学習の習慣が完全に身に着いているので、きっと覚えて来てくれると塾長は期待しています。

Rくんは、図形の証明問題の「知識・理解・技能」のうちの「理解」はできています。

Rくんの次なる目標は「知識」の習得です。
「斜辺と1つの鋭角がそれぞれ等しい。」のような定型文を、Rくんが正確に覚えて、それを学年末試験にそっくりそのまま書いて、学年末試験で得点を挙げてほしいと塾長は願っています。

【本日の学習予定】
本日Rくんは「知識・理解・技能」の第3の矢「技能」を学びます。
Rくんが前回の授業中に「理解」したことを、家庭学習で「知識」として定着化してくれていて初めて、「技能」の習得にチャレンジできるのです。

Yくんは、「知識・理解」を正しい手順で組み上げて、「証明」を最初から最後まで自力で書き上げるための「技能」を今日学びます。
Yくんが学んだことを目に見える形(学年末試験の得点)で表現するには、「技能」の最後の一押しが必要不可欠です。
ぜひとも繰り返し演習して身に着けてほしいものです。

2022-01-26

QED進学塾の大学受験生(Y)~前回授業と明日の学習予定

QED進学塾の大学受験生のYくんの前回授業と明日の学習予定です。

【前回授業】
Yくんは、塾の数学の宿題で解けなかった問題を学習しました。
学習教材は『計算の級別トレーニング』です。
同書はYくんにとって難しすぎず易しすぎずで、これからYくんが勉強するのにぴったりの教材だと塾長は判断しました。
なので早速今日、塾長は同書を発注しました。

Yくんは、数学の学校教材を学習しました。
学習単元は「度と弧度法(radian)(ラジアン)」です。
同単元を学習するためにYくんは、比・比例・比例式の解法にまで遡って、そこからの積み上げ学習を行いました。
そして、Yくんは、同単元の2問を見事自力で解くことができました。

この成功体験は、Yくんの大きな自信となったことでしょう。
また同時に、基礎から積み上げて行く学習法が、数学の学習に欠かせないことを学んだことでしょう。
Yくんがこの成功体験を自信に、そして今後の学習の指針に、ぜひ生かしてくれることを塾長は望みます。

【明日の学習予定】
明日のYくんの授業は試験勉強一色です。
Yくんが明後日の試験科目の問題の質問をして、塾長がそれに答えるという、質疑応答形式の授業を行います。
1点でも多く得点できるよう、集中してテスト勉強しましょう。

2022-01-25

QED進学塾の中2生(M)~QED進学塾へようこそ

QED進学塾の中2生のMちゃんは新入塾生です。
QED進学塾へようこそ。
現在中2のMちゃんは、あと1か月強で新高校受験生になります。
これから一緒に受験勉強を頑張って行きましょう。

Mちゃんは、Tちゃんと同じ学校に通っていて部活も同じ美術部です。
昨日Mちゃんは、Tちゃんと一緒に登塾してきました。
これで塾の場所が分かったので、次回からは一人でも塾に来ることができそうです。

昨日の体験授業でMちゃんは、塾長の指示を待たずして数学の『学校ワーク』の勉強に直ぐ取り掛かりました。
塾長は、Mちゃんの自主性と積極性を見て、これからの成長への期待が高まりました。

Mちゃんは、塾長の板書をノートに書き写すのみならず、塾長が説明したこと自分の言葉でノートに記入していました。
Mちゃんのこの行動を見た塾長は、Mちゃんの今後への期待をますます大きくしたのでした。

昨日Mちゃんは、自分から塾長に質問をしました。
どの問題の何が分からないのかが塾長に伝わる、的確な質問でした。
もう塾長のMちゃんへの期待は上昇一途です。

Mちゃんは、伸びる要素が満載です。
塾長は、Mちゃんがこれからも自信を持って勉強を続けてほしいと思います。

Mちゃんの隣には、努力と継続力の塊のようなTちゃんがいます。
塾長は、MちゃんがTちゃんから盗めるものはたくさんあると思います。
Mちゃんがそれを吸収して、自身の成長の追い風としてくれることを塾長は望んでいます。

Mちゃんは、学習意欲も集中力も申し分ありません。
これからMちゃんが自信満々で、楽しみながら学習し続けてほしい。
そして、学力を伸ばし続けてほしい。
塾長はそう願わずにはいられません。
そうなることを信じて疑いません。
そしてMちゃんもまた、自分を信じて学び続けてほしいと塾長は思うのです。

QED進学塾の中2生(T)~昨日の数学と次回の学習予定

QED進学塾の中2生のTちゃんの昨日の数学と次回の学習予定です。

【昨日の数学】
昨日Tちゃんは『学校ワーク』にて証明問題を学習しました。
命題と命題の逆・真と偽・反例の見つけ方を学びました。
塾長がTちゃんにヒントを小出しにしながら授業説明をすると、Tちゃんは塾長の説明の途中でその先にあるものに気付いて発言をしていました。
Tちゃんの発言はことごとく当を得ていて、塾長はTちゃんの思考力が育っていることを実感できました。

【次回の学習予定】
昨日もTちゃんは『家庭学習ノート』をみっちり勉強してきました。
その中の英作文には、意味は能動態のように見えるのに、実は受動態(受け身)で書くのが正解という、やや難易度の高い英作文もありました。
Tちゃんは、どうしてそのようなことが起こるのか理解できなかったようなので、次回の授業で「結果的に能動態の意味を表す受動態の文」について詳しく勉強する予定です。

翻って理科。
Tちゃんは、化学反応式を自宅学習してきました。
化学反応式をそのまま暗記しようとして苦労したようです。
式そのものを覚えなくても、酸化数や原子の表を活用して「化学反応式を作る」ことは可能です。
次回塾長は、「化学反応式の作り方」を授業解説します。

2022-01-24

QED進学塾の中2生(R)~前回授業と本日の学習予定

QED進学塾の中2生のRくんの前回授業と本日の学習予定です。

塾長は、Rくんの前回授業で嬉しく思うことが2つありました。

(1)「今日学校で平行四辺形の条件を習った。」
Rくんは、前回登塾して席に座ると直ぐにこう言ったのです。
これを聞いて塾長は喜びました。

塾長「覚えられた?」
Rくん「まだ全然。」
それでもいいのです。

質問をしようにも自分が何が分からないのか分からない、今学校で何を習っているかも分からない、こんな生徒が相当数いるのが現実です。

だから、Rくんが今学校で何を勉強しているかが理解できていて、自分が分からないところがどこかも分かっているというのは評価できます。

しかも、Rくんは、塾長に聞かれる前に「今日学校で習ったこと」を報告しています。
これは、「自分はそれを勉強したい。」という意志、学習意欲の表れです。

以上が「嬉しいこと」の1つ目でした。

(2)「証明の書き順をまだ覚えていません。」
Rくんは、こう自己申告してきました。
これも塾長に聞かれる前の報告です。

塾長は、Rくんの『家庭学習ノート』を見て、Rくんが毎日欠かさず3ページ勉強していることを知っています。
だから、宿題の「書き順を覚える」ができていなくても、全く責める気にはならなかったのです。

そこで、塾長は、Rくんが前回授業で学習した「教科書P113の証明」の書き順(完全解答ではない)を覚えてくることを宿題にしました。
この書き順は、前回宿題の書き順よりもやや易しいです。

塾長「前回よりは易しいから覚えられる?」
Rくん「覚えてきます。」
Rくんは力強く言い切ってくれました。
塾長は、次回のRくんの小テストの満点に期待しています。

Rくんができなかったことを正直に自己申告してくれて、それを次回に必ず挽回する決意を明示してくれたことが、塾長の嬉しかったことの2つ目です。

(3)本日の学習予定。
というわけで、塾長は前回の授業時間の全てを「図形の証明」の学習に充当しました。
本日の授業では「書き順」の小テストを実施します。
前回授業の問題が難しかったので、その中からRくんの質問もあることでしょう。
だから、塾長は質疑応答の時間を多めに設定しています。

前回授業では、図形の証明問題のみに全力投球した結果、計算を学習する時間がありませんでした。
そこで、今日は『計算の級別トレーニング』7級の「文字式の計算」(乗法・除法。累乗を含む。)を学習します。

本日もRくんが前回授業のように集中して勉強してくれることを塾長は期待しています。

2022-01-23

QED進学塾の塾長~2022年「大学入学共通テスト」を終えて1週間(3)

QED日誌の前回記事の続きです。

2.計算力。(つづき)

力10、技90。
塾長はこれです。
極端な例を挙げれば、4×16=64。
(よくある数字なので塾長は答えを覚えてしまっていますが。)
塾長は、筆算もしないし筆算を思い浮かべて暗算することもしません。

そして、生徒にはこう教えます。
8×8=64。
塾長は、どうしてこの計算が成り立つのかも教えます。
(1)反比例。
(2)(素)因数分解。
これらの仕組みを授業解説するのです。

しかしながら、「8×8=64」が大好きという生徒は、どちらかと言えば少数派です。
「4×16」を「16×4」にして筆算する子が多数派です。
塾長は、どちらかの解き方を強制することはしません。
生徒が解きやすいのが一番だと考えているからです。

塾長は、生徒が「8×8=64」を採用してくれる確率が低いと知っていても、それでも(1)(2)を教えます。
その理由は2つ。
1つは、生徒に反比例や(素)因数分解を理解してほしいから。
2つは、「何も考えず筆算」ではなく、「何か工夫ができないか」と考える習慣を身に着けてほしいから。
以上のことから、(1)(2)を学んだことは決して無駄にはならないのです。

ただ力任せに解く、機械的に解く、何も考えずに計算する、これでは真の計算力は身に着きません。
「何か上手い解き方はないか。」
こう考えるのが当たり前になってこそ、技術力も思考力も伸びるというものです。

生徒が「4×16」を呼吸をするように自然に「8×8=64」と一瞬で変換して答えを出すことが理想だと塾長は考えています。
しかし、生徒がそうはならなかったとしても(1)(2)について考えたという「経験」は、生徒のその後の数学の学習に必ずや好影響を与えることでしょう。

計算力を育てるには、常に考える習慣、工夫する習慣を身に着けること。
そしてその習慣は、同時に思考力をも育ててくれること。
生徒がこのことを忘れないでいてくれたら幸いです。

QED進学塾の塾長~2022年「大学入学共通テスト」を終えて1週間(2)

QED日誌の前回記事の続きです。

2.計算力。
最初に当たり前のことを言います。
練習あるのみ。
計算問題を数多く演習することです。
これは誰もが考えつくことでしょうが、有効な手段であることは間違いありません。

とにかくガリガリ計算する。
日々計算を繰り返して、計算力を鍛える。
力で押し切る。
パワー勝負。
こんな筋力にものを言わせる戦い方もありだとは思います。
この戦型が得意な子もいます。

とはいえ、力だけではどうしようもないこともあります。
たとえば京都大学の理系数学入試。
これを力任せに解こうとすると、計算量が膨大になり過ぎてしまいます。
どんな計算の達人でも2時間半の試験時間内に問題を解き切ることはできません。
時間内に解くためには、論理を飛躍させる思考力も計算を工夫する技術力も持ち合わせていなければならないのです。

逆に、技だけでもいけません。
何をするにも最低限の筋力(計算力)は必用なのですから。

力も技も申し分なし。
こんなスーパーマンのような人は実在します。
ですが多くはありませんし、現実的ではありません。

力任せに計算するのが性に合っている生徒でも、最低限の技は身に着ける必要があります。
がりがり計算をするのが大嫌いで、技を駆使して楽に答えを導き出す生徒もいます。
そんな生徒でも最低限の力は必用です。
要は、生徒それぞれの特性・性格に合った形で、力と技のバランスをとることです。
それが50:50でも10:90でも90:10でも、問題が解ければよいのですから。

つづく

QED進学塾の塾長~2022年「大学入学共通テスト」を終えて1週間

QED日誌の前回記事の続きです。

先週の日曜日が「大学入学共通テスト」の2日目でした。
同テストを終えて、今日でちょうど1週間が経過しました。
本日は、例年より一気に難化した「大学入学共通テスト2022年」を振り返り、その対策について考えてみたいと思います。
ターゲットを「数学Ⅰ・A」に絞っての考察です。

今年の「数学Ⅰ・A」の試験問題には、思考力と計算力の両方が高いレベルで要求される問題が出題されました。
そして、この傾向は来年以降も続くと思われます。
つまり、「1年限りの難化」ではないということです。

極端に平均点の低かった今年の反動で、来年の問題が少しだけ易化することはあり得るかもしれません。
ですが、出題傾向が昔に戻るということは考えにくく、思考力と計算力は今後も求められ続けることでしょう。

さて、その対策です。

1.思考力。
最初に当たり前のことを言います。
練習あるのみ。
思考力が求められる問題を数多く演習することです。
これは誰もが考えつくことでしょうが、有効な手段であることは間違いありません。

塾長は、普段の生活・学習から思考力を養うことはできると考えています。
そのためには、普段から視野を広く持つ習慣を身に着けることです。
QED日誌の前回記事に塾長が書いた「教科の垣根を越えた勉強」は、5教科の得点を総合的に押し上げるのみならず、視野を広く保つ訓練にもなるのです。

この問題は数学だから・理科だから、今勉強している単元は代数だから・関数だから、こういった狭い視点で勉強する癖をつけないでほしいと塾長は思うのです。
自分の持てる知識・理解・技能・論理・判断推理・数的推理・・・・・とにかく使える道具は何でも使ってやろうという精神と、それを実践する習慣とを身に着けてほしいのです。
その習慣を身に着け、それを日々繰り返すことで自ずと思考力は育つと塾長は考えています。

つづく

2022-01-22

QED進学塾の塾長~2022年「大学入学共通テスト」の初日から1週間

QED進学塾の塾長が「大学入学共通テスト」について思うところを書きます。

ちょうど先週の今日(土曜日)が「大学入学共通テスト」の初日でした。
その「大学入学共通テスト」の平均点は、例年と比べて大幅にダウンしました。
どうしてこんなにも難化してしまったのか。
その要因を探っていきたいと思います。
数学が専門の塾長の視点で。

「大学入学共通テスト」の数学で、最も受験者数が多い科目が「数学Ⅰ・A」です。
その「数学Ⅰ・A」の平均点が過去最低点(40点)を記録しました。
「大学入学共通テスト」の前身である「大学入試センター試験」の同最低点が48点でしたので、それを一気に8点も下回る大幅な記録更新です。

「数学Ⅰ・A」の何がそんなに難しかったのでしょうか。
結論から申し上げますと、
1.思考力。
2.計算力。
その両方が高いレベルで要求されたのが難化した理由です。

この1.と2.を考えるために「数学Ⅰ・A」の試験問題の1問にスポットを当てます。

その問題を一見すると、高校入試の社会科(地理)の問題のようにも見えます。
地図(地形図・断面図)が図示されているからです。
また、その問題を一見すると、中学入試の適性検査の問題のようにも見えます。
「太郎くんと花子さん」の会話文を通して、論理が展開されているからです。
これらを見ただけでも高度な「思考力」が試される1問であることが容易に想像できるのではないでしょうか。

想像通り、この問題は一筋縄では行きません。
いくつもの段階を経てようやく答えにたどりつくことができる問題です。
ステップ数が多いということは、すなわち計算量も多いということです。
今年の「数学Ⅰ・A」の問題を試験時間内に解き切れなかった受験生がさぞ多かったことでしょう。

と、分析はここまで。
ならば、どのように対策をすればよいのでしょうか。
その話はQED日誌の次回記事にて。

2022-01-21

QED進学塾の中2生(T)~昨日の国英数と次回の学習予定(3)

QED日誌の前回記事の続きです。

Tちゃんの次回の授業でも、塾長はまず『家庭学習ノート』を見て、Tちゃんの質問を受け付けます。
また、前回授業が国数英ともに難しい内容だったので、その中にTちゃんがもう一度聞きたいことがあるかもしれません。
それも含めて質疑応答の時間を多く設けたいと塾長は考えています。

塾長は、Tちゃんの前回授業のように教科の垣根を越えた授業をします。
Tちゃんの5教科の学力を総合的に押し上げたいと考えているからです。
埼玉県公立高校入試は5教科の合計得点の勝負なので、総合的な学習は理に適っていると思います。

話は飛躍して大学入試。
「教科の垣根を越えた総合的な学習」をする習慣を身に着けると、知らず知らずのうちに思考力が育っていきます。
自分の持てる知識・理解・技能などを総動員してものごとを考える過程が思考力を鍛えるのです。
この「思考力」こそが、大学入試を戦うための最大の武器となります。
そのことは、つい5日前に終わったばかりの「大学入学共通テスト」の試験問題からも見てとれます。
この話はQED日誌の別記事にて。

QED進学塾の中2生(T)~昨日の国英数と次回の学習予定(2)

QED日誌の前回記事の続きです。

【英語・国語】
3.不定詞。
昨日Tちゃんは、不定詞の3用法と5つの日本語訳とを学習しました。
「こと」・・・・・・・・名詞的用法。
「べき」「ための」・・・形容詞的用法。
「して」「ために」・・・副詞的用法。

4.比較級・最上級。
昨日Tちゃんは「比較」を学習しました。
「比較」は学校の英語の読みもののコーナーに1度登場しただけなので、詳しいことはまだ何も習っていない単元です。
にもかかわらず、Tちゃんの口から「than」という単語が出てきました。
塾長が説明する前に。
Tちゃんがどれだけ学校の授業をよく聞いていて、家でもよく復習しているかが分かります。

Tちゃんは、
good「よい」「上手な」(形容詞)と、
well 「よく」「上手に」(副詞)の、
違いを理解しました。

そのうえで、
good-better-best
well -better-best
の不規則変化を覚えました。

5.国語の文法・英語の文法。
Tちゃんが上記の3.4.を学習するのに、
用言(動詞・形容詞・形容動詞)・連用修飾語、体言(名詞)・連体修飾語などの、
Tちゃんの国文法の知識が生きました。
Tちゃんが忘れていたところもあったのですが、そこは授業で補いながら。

Tちゃんは、
英語の用言に形容動詞はないが、その代わり副詞があること、
英語の副詞が用言(動詞・形容詞・副詞)を修飾する「連用修飾語」であること、
日本語の副詞は活用がないが、英語の副詞には「比較」で学んだような活用があること、
以上のことを国語と英語の文法を比較対照しながら深く学びました。

つづく

QED進学塾の中2生(T)~昨日の国英数と次回の学習予定

QED進学塾の中2生のTちゃんの昨日の国英数と次回の学習予定です。

Tちゃんは、毎日の自学自習の習慣が完全に身に着いています。
昨日もTちゃんは、学習の質・量ともに十二分な『家庭学習ノート』を塾長に見せてくれました。
塾長は、Tちゃんの『家庭学習ノート』の中から解説が必要と思われる問題を選んで授業をしました。

Tちゃんは、家庭学習で生じた疑問点を直ぐ塾長に質問します。
いつもTちゃんが「今日塾でこれとこれを勉強したい。」という目的意識を持って登塾してくるので、Tちゃんの学習意欲も集中力も学習効果も高値安定です。
塾長は、Tちゃんの日々の努力とそれを続けられる根気・継続力に尊敬の念を抱いています。

【数学・理科】
1.方程式。
Tちゃんの『家庭学習ノート』に複数回の解き直しがある問題を、塾長がピックアップして授業解説しました。
Tちゃんは、自分が間違えやすいところがどこなのかを十分理解できたようです。
家庭学習が身に着いているTちゃんですから、同じ問題を反復学習して定着させてくれることを塾長は期待しています。

2.単位変換・割合・歩合(割・分)・百分率(%)
昨日Tちゃんは、『計算の級別トレーニング』の10級の問題(上記の2.)から質問したい問題を4問抱えて登塾してきました。
それを受けて塾長は、そのうちの2問を授業解説しました。
(1問を3通りの解法で)

(1)基本に忠実に、地道に解いて行く解法。
(2)少し工夫をすることで、より快速に解ける解法。
(3)高度な知識・技能を要するが、最短・最速の解法。

なんとTちゃんは、上記のような3つの解法をあっという間に習得してしまいました。
特に(3)は、Tちゃんが前回学習したばかりの「比例式の解法」と「比の値」を活用した解法で、Tちゃんは新たに分数式の「斜めはかけ算も入れ替えも自由自在」であることを理解しました。
Tちゃんが同解法をもう少し自主練すれば、その技能を身に着けることができそうなので、ぜひ自宅学習してほしいと思います。

つづく

2022-01-20

QED進学塾の中2生(T)(R)~高校受験の戦い方(連載記事その3)

QED日誌の短期集中連載記事の第3回目です。

塾長は、第1回目と第2回目の記事に「偏差値」という言葉を当たり前のように使ってきました。
しかしながら「偏差値」は、国公私立中学受験を経験していない大多数の生徒たちにとって、耳慣れない言葉であることもまた事実です。

前回授業でTちゃんは、「もうすぐ学校で実力テストがある。偏差値が出る初めてのテスト。」と言っていました。
これを聞いた塾長は、Tちゃんの興味関心が「偏差値」に向いている今こそが、「偏差値」という用語説明をする最適なタイミングだと思いました。
そこで、前回授業の休み時間に塾長は、Tちゃんに次のような例を挙げて「偏差値」の説明をしました。
もし、学校の定期試験で偏差値が出たら、という設定で。

1.1学期期末試験の数学。(試験範囲の中心は計算で、点数が取りやすかった。)
平均点=75点。
Tちゃんの点数=70点。
Tちゃんの偏差値=47ポイント。

2.2学期中間試験の数学。(試験範囲の中心は1次関数で、点数が取りにくかった。)
平均点=55点。
Tちゃんの点数=60点。
Tちゃんの偏差値=53ポイント。

点数だけに着目すれば、「数学の成績が10点も下がった。」と思うかもしれません。
ところが、これは大きな誤りです。

「平均点が20点も下がったのに、自分の(Tちゃんの)得点は10点しか下がらなかった。ということはTちゃんの成績は実質的に『10点上がった』と考えるのが妥当。」
これが正解です。

しかしながら、5教科のひとつひとつについて上記のような計算をするのは、あまりにも煩雑過ぎるし、分かりやすさという点で及第点を与えることはできません。

そこで、単純明快な指標が登場します。
誰もが一目で成績の良し悪しを判断できる指標です。
これがまさに「偏差値」なのです。

偏差値は、いついかなるときでも「平均点=50ポイント」と決まっています。
先ほどの例ならば、
1.の1学期期末試験の数学で平均点、すなわち75点を取った子の偏差値は50ポイント。
2.の2学期中間試験の数学で平均点、すなわち55点を取った子の偏差値は50ポイント。
ということになります。

つまり、「自分がみんなより(平均点より)どれだけ上なのか下なのか。」を判断する明確な基準として、最も分かりやすい数値が「偏差値」であると言えるのです。

前回授業でTちゃんが「もうすぐ偏差値が出るテストを初めて受ける。」と塾長に教えてくれたことを発端に、塾長はTちゃんに「偏差値とは何か。」を詳しく説明しました。
これにてTちゃんの「偏差値が出るテスト」に対する、不安・もやもや感が払しょくされたことでしょう。

Tちゃんは、塾長に何でも話してくれます。
塾長は、Tちゃんの言うことに熱心に耳を傾けます。
そのうえで塾長が話すことを、Tちゃんは集中して聞いてくれます。
こうして、Tちゃんと塾長は綿密にコミュニケーションを取っています。
会話のキャッチボールが密であることは、Tちゃんの不安の種をなくしてくれます。
塾長にとっても安心材料となります。

Tちゃんが学力的にも心理的にも何ら問題なく、長丁場の受験勉強に安心して取り組んでくれることを塾長は願わずにはいられません。
Tちゃんがそのような環境で勉強を続けられるためにできることは、何でもしようと塾長は心に決めています。
Tちゃんがずっと笑顔で学び続けてくれますように。
Tちゃんが最後に笑って合格発表の掲示板を見ることができますように。

2022-01-19

QED進学塾の中2生(R)~一昨日の数学と次回の学習予定

QED進学塾の中2生のRくんの一昨日の数学と次回の学習予定です。

一昨日Rくんは、『計算の級別トレーニング』の7級を学習しました。
なお、同級は文字式の四則演算を学習する級です。
ここで自信を着けたRくんは、『新演習標準問題集』のB問題にチャレンジしました。
そして、Rくんは同問に大苦戦しながらも、授業時間の最後の最後に見事完答することができました。

Rくんは、『家庭学習ノート』を毎日3ページずつ解いています。
その3ページには、国数英の主要3科が必ず含まれています。
これをRくんは昨年の12月からずっと継続することができています。

前述したB問題は、Rくんが毎日家庭学習している問題よりも1ランク~2ランク難易度の高い問題です。
塾長は、RくんにB問題を家で毎日解くように指示を出しました。
『計算級別』の7級の代わりに。
Rくんは、嫌な顔ひとつせず「はい。」と快諾しました。

そのときのRくんの表情は、自信に満ち溢れていました。
Rくんが「自分は解ける。」という確かな手ごたえを掴んでいることが、塾長に伝わって来るようでした。

翻って図形です。
一昨日Rくんは、数学の学校プリントを一式揃えて塾に持参しました。
Rくんが準備を整えて登塾してきたその姿に、塾長はRくんの成長を感じて嬉しくなりました。

そのプリントを見た塾長は、Rくんに「次回授業では教科書P131の証明問題を学習します。」と宣言しました。
続けて、塾長は「そのための準備として、前回授業でRくんが学んだ『証明の書き方の手順』をもう一度覚え直してきてください。」と言いました。

『証明の書き方の手順』は、Rくんが次回授業で教科書P131の証明問題を解くための必要かつ十分な準備となっています。
これを言い換えれば「次回授業のための最善の予習」です。

Rくんが「持ってくるもの」と「頭に入れてくるもの」の両方を準備して、万全の状態で次回授業に臨んでくれることを塾長は期待しています。

もう既にRくんは、家庭学習の習慣を完全に身に着けています。
しかも、毎日3ページです。
学校授業がある日の勉強量としては十分でしょう。
(入試が近づいてくると十分とは言えなくなってきますが。)
となれば、次に考えることは「如何に質を高めるか。」です。

今回の宿題には、次回授業の予習内容が含まれています。
そして、塾長はRくんに「予習課題」であることを明確に伝えました。
この予習ができているだけで、Rくんの次回の塾の授業内容の理解が格段によくなります。
Rくんの学習内容の吸収速度が速くなるのは勿論のこと、知識・理解の深度も大きくなります。

学校授業と家庭学習と塾の授業。
これらが三位一体となって効率的な学習ができたとき、Rくんの学力の伸びがさらに加速することに間違いはありません。

学校プリントをきちんと揃えて塾に持参することができるようになったRくんが、もう一歩だけ歩を進めて塾の予習までできるようになる日は近いと塾長は思っています。
Rくんがきっと直ぐにそうなると大いに期待しています。
更なる高みを目指して共に頑張って行きましょう。

2022-01-18

QED進学塾の中2生(T)~昨日の英数と次回の学習予定

QED進学塾の中2生のTちゃんの昨日の英数と次回の学習予定です。

Tちゃんは、『家庭学習ノート』に英作文問題や計算問題を数多く解いて塾に持参しました。
実によく勉強しています。
TちゃんのQED進学塾での初授業は、昨年の6月11日でした。
それから7か月以上が経過しました。
Tちゃんは、その間ずっと毎日の家庭学習を欠かしません。
塾長は、そんなTちゃんの頑張りに頭が下がる思いです。

昨日Tちゃんは、1時間半をかけてみっちり英語を学習しました。
助動詞=主観的、助動詞の代用表現=客観的、can=能力・可能性がある(と話者・筆者が主観的に思っている)、be able to=(客観的に見て)能力・可能性がある、will=100%(と話者・筆者が主観的に思っている)、willは未来のことによく用いられるが結果としてそうなっているだけで本来の意味が未来ではない、助動詞の過去形の本来の意味も過去ではない、助動詞の過去形は距離感(物理的・心理的・時間的)を表す、定冠詞のtheも仮主語のit(「それは」と訳さないit)も「共通認識があるもの」(と話者・筆者が主観的に思っているもの)に用いられる・・・・・
Tちゃんは、これだけたくさんの学習事項をスポンジが水を吸うようにぐんぐん吸収しました。

翻って数学。
昨日Tちゃんは、比例式を含む種々の計算問題の解法を学びました。
Tちゃんは、文字式の計算で加減乗除の全てのパターンを演習して、四則演算の計算法則を身に着けることができました。
さらに、Tちゃんは比例式の解法で「たすきがけ」(斜めにかけ算した答え、すなわち積が等しい)による解法と、約分・通分による解法との、2つの解法をマスターしました。

さて、塾長とTちゃんが休み時間にお話した内容に「偏差値」などの受験生必須の知識が含まれていました。
その詳細については、明後日のQED日誌に塾長が改めて記事を書きます。

2022-01-17

QED進学塾の新受験生たちへ~昨日の自分より今日の自分

QED進学塾には、新高校受験生と新大学受験生の両方が在籍しています。
本日のQED日誌のテーマは受験生心理についてです。

受験戦線は長丁場の戦いです。
それを受験生が最後まで戦い抜くのは実に大変なことです。
と言うと、受験勉強の大変さを思い浮かべる人が多いことでしょう。
しかしながら、それよりも大変なのは心の負担です。

受験生は、常にプレッシャーにさらされています。
受験生が周りから受ける重圧があります。
受験生が自分で自分にかけてしまっている重圧もあります。
それらをはねのけることができるかどうかは、心の持ちよう次第です。

気の持ちようを一言で表せばこうです。
「人は人。自分は自分。」
受験とは常に孤独な戦いなのです。

卓球の試合は目の前の相手と戦います。
対人ゲームならではの駆け引きもあります。
相手をよく見ながら戦うことが大切です。

でも、入試は違います。
受験生がよく見るべきは問題用紙です。
戦闘中(試験時間内)に相手の動きは関係ありません。
相手次第で合格点(ボーダーライン)は変わりますが、それは試験時間が終わった後に分かることです。
だから、受験生が試験中にそれを考えても仕方ありません。

受験生が受験勉強中に周りのことを気にしてもいいことは何もありません。
同期のライバルたちと自分とを比較しないことが肝要です。
○くんができていることが自分はできない。
△ちゃんはできているのに自分は・・・
そんな考えは一切捨ててください。

「昨日の自分より今日の自分。」
もし、比較するのならば、過去の自分と現在の自分を比べてください。
自分が昨日までできなかったことが、今日できるようになった。
こうした日々の積み重ねが大切です。
毎日の小さな一歩を繰り返して行くこと。
気付けばそれが大きな飛躍となっています。

Tちゃんは、大跳躍を見せてくれました。
Rくんは、歩幅こそ小さいものの、学年順位の自己ベストを学校の定期試験のたびに毎回更新中(100%)です。

Yくんもそれに続くことができます。
必ずできます。
自分をしっかりと持つことができさえすれば。

そのためには何をすればよいのか。
どのような考え方をすればよいのか。
今日の授業でYくんが一人になる15分間に、塾長はそれについてお話をします。

「人は人。自分は自分。」
「昨日の自分より今日の自分。」
Yくんが自然とそう思えるための魔法を、塾長はその15分間にかけてしまいます。

2022-01-16

QED進学塾の中2生(T)(R)~高校受験の戦い方(連載記事その2)

QED日誌の短期集中連載記事の第2回目です。

前回記事で塾長は、「北辰テスト」の偏差値を以って私立高校の併願推薦の合格内定の「保険」を確保するための、一連の流れについて記述しました。

7月以降の北辰テストの3科または5科の偏差値の上位2回の平均(クロスあり)が基準点に達していること。(小数点以下は四捨五入)
これが、併願推薦の合否判定の最もよくあるパターンです。
なので、塾長は連載記事の第1回にこの最頻値パターンを取り上げました。

Tちゃんが、
1.公立高校を第1志望校としている。
2.私立高校を第2志望校としている。(保険)
塾長は、これを前提として連載の第1回記事を書きました。

今日は、上記よりも頻度の少ないパターンについての記事を書きます。
というのは、Tちゃんが内定の早期獲得を切望しているからです。

4月以降の北辰テストの3科または5科の偏差値のベスト1回が基準点に達していること。(小数点以下は四捨五入)
このような合否判定基準を採用している私立高校のコース・学科もあります。

そこで、
3.「4月以降1回」パターンの私立高校の内定をいち早く確保する。
これが、Tちゃんの意に沿った作戦です。

その高校がTちゃんの第3志望校でも構いません。
第2志望校であればなおよしです。

受験生心理は繊細です。
そして、受験戦線は長丁場の戦いです。
この長期間に渡ってTちゃんが、精神衛生上よい状態を保ってほしいと塾長は願っています。
Tちゃんがいちばん安心感を得られる方法、すなわち心の健康を保てる方法を選択したいと塾長は思うのです。

QED進学塾の大学受験生~明日の学習予定(補足)

QED進学塾の大学受験生のYくんの明日の学習予定の補足です。
塾長は、QED日誌の過去記事にYくんの学習予定を既に書いていますが、今日の記事はその記事の補足・加筆です。

1.問題演習。

Yくんが授業中にじっと紙と向かい合う時間を増やしたい、塾長はそう考えています。
演習中心の授業にするのです。
塾長は、そのための演習問題をたった今準備しました。

明日の授業の冒頭に、Yくんはその中の1問を解きます。
そして、間髪を入れず丸付けをします。
Yくんが見事正答すれば次の問題へと駒を進め、そうでなければ同問題を再学習したのちに再挑戦します。
Yくんが塾長の用意した問題を演習する時間は、15分程度を予定しています。
Yくんは、その15分間で学習のリズムをつかみます。

2.質疑応答。

冒頭の15分で作ったリズムをそのままに、次の15分は質疑応答の時間です。
塾長は、Yくんの質問を受け付け、それを授業解説します。
ここでもYくんは紙と向かい合います。
そして、新しい知識・技能を身に着けて行くのです。

3.学習計画。

次の15分は、Yくんが塾長と相談しながら今後の学習計画を立てる時間です。
事細かに決める必要はありません。
数ある学習事項の優先順位やおおよその時間配分がつかめればそれで十分です。

ここまで(1.2.3.)で45分間です。
なお、この3つはYくんの希望により入れ替え自由です。
Yくんが取り掛かりやすい順番を選択してくれれば幸いです。

2022-01-15

QED進学塾の中2生(R)~一昨日の数学と次回の学習予定

QED進学塾の中2生のRくんの一昨日の数学と次回の学習予定です。

一昨日Rくんは、『計算の級別トレーニング』の7級(文字式の計算)を学習しました。
1.文字式の筆算。
2.分数式の計算。(加法・減法)
Rくんは、上記1.2.の解法を習得し、一昨日の演習問題の全てに正答して気分よく帰宅しました。

Rくんの次回の学習予定は、
3.分数式の計算。(累乗を含む乗法・除法)
です。
Rくんがここまでを学習すれば、7級の問題の全問を解き切ることができるでしょう。
Rくんの7級の免許皆伝の日は近いです。

Rくんは、前々回授業で「証明の書き方」を学びました。
次回授業では、そのおさらいテストをします。
Rくんがテストに見事合格した暁には、学校で習った証明問題を「証明の書き方」と同じやり方で解き切るための演習を行います。

次回授業で塾長は、Rくんの公立高校受験に直結するお話をします。
4.今後の塾の授業について。
5.北辰テストの会場受験について。
6.『北辰のかこもん』の自宅受験について。
塾長が話すのは以上の3つです。
Rくんが新高校受験生となる日まであと1か月半です。

2022-01-14

QED進学塾の大学受験生~昨日の初授業と次回の学習予定

QED進学塾の大学受験生のYくんは、昨日が初授業の日でした。

昨日Yくんは、様々な教材を塾に持参しました。
Yくんが重い荷物を抱えて登塾したのは、自分の学習教材を塾長に見せて、塾長とYくんが今後の学習の進め方のアウトラインを話し合うためでした。
しかしながら、それは次回に持ち越しとなりました。
昨日は『計算の級別トレーニング』の学習に手一杯だったからです。

Yくんは、荷物を自転車の前かごに入れています。
塾長は、荷物が自転車のハンドル操作に影響を与えなかったかをYくんに尋ねました。
すると、Yくんは「影響なし」と答えました。
塾長の心配の種が一つ消えました。

昨日Yくんは、数学をみっちり3時間勉強しました。
Yくんはさすがにおなかが空いたようで、塾長はYくんに悪いことをしたと反省しました。
次回はYくんが2時間勉強したら直ぐにお家に帰してあげたいと思います。

Yくんが3時間集中して学習した成果はありました。
複雑な分数式の計算(長い棒やまぼろしの括弧などを複数含む問題)や文字式の筆算を、Yくんが自力で解くことができるまでに習熟度が上がりました。

塾長は、Yくんにプリントを1枚配布しました。
それは、Yくんが昨日習得したばかりの計算技能を家庭学習で定着させるためのプリントです。
Yくんがプリントの問題を1問でも多く解いてきてくれることを塾長は期待しています。

さて、Yくんの次回の学習予定です。

【数学】
塾長は前回プリントの宿題を見たのち、Yくんの質問を受け付けます。
そのプリントの級が「免許皆伝」となったら、次の級へと駒を進めます。

【英語】
昨日の初授業でYくんは、英語をほんの数分だけ学習しました。
学習したのは「人称代名詞一覧表」です。
まだ不完全なところがあったので、次回授業でも引き続き代名詞を学習します。

【その他】
Yくんの希望するものを学習します。
その希望は、上記の【数学】【英語】に優先します。

QED進学塾の中2生(T)~昨日の英数と次回の学習予定

QED進学塾の中2生のTちゃんの昨日の英数と次回の学習予定です。

【数学】
昨日Tちゃんは、学校教科書の論理の問題について塾長に質問をしました。

命題:川口市民ならば、埼玉県民である。
「川→埼」 真 〇 T

命題の逆:埼玉県民ならば、川口市民である。
「埼→川」 偽 × F
反例:戸田市民

集合の包含関係(ベン図)(大きい円に小さい円がすっぽり入った図)
小→大 真
大→小 偽

Tちゃんは、以上のようにして、命題と命題の逆とその真偽について理解しました。
さらに、その発展学習として集合論(含む・含まれるの関係のベン図)をも学習し、それを習得しました。

奇数±奇数=偶数。
偶数±偶数=偶数。
よって、偶奇が同じ整数の和・差は偶数。

奇数±偶数=奇数。
偶数±奇数=奇数。
よって、偶奇が異なる整数の和・差は奇数。

Tちゃんは、整数論の命題の真偽を、上記の和・差の偶奇によって判別することができるようになりました。

【おまけ】(整数の積について)
Tちゃんは、『逆引き九九』を毎日練習しています。
なので、もしかしたら既に気付いているかもしれませんが、整数の積についても書いておきます。

奇数×奇数=奇数。
積が奇数になるのはこの場合のみ。

そのほかの積はすべて偶数。
奇数×偶数=偶数。
偶数×奇数=偶数。
偶数×偶数=偶数。

次回の数学の時間もTちゃんの質問を受け付けるところから始めます。

【英語】
Tちゃんは、『みるみる(1)』の巻末の英作文を全問書き上げました。
本当によくがんばりました。
そして、昨日からTちゃんは、『みるみる(2)』の巻末の英作文を履修開始しました。
Tちゃんは、英作文の演習を通して、「現在形」「前置詞」「名詞」を学びました。

現在形:過去でも現在でも未来でも起こる形(けい)。

前置詞:図示してイメージで覚える。
in,at,on,by,withなど。

名詞:形がはっきりしているもの→a,sがつく。
そうでないもの(量・目的)→a,sがつかない。

Tちゃんは、次回の英語の時間も引き続き英作文を学習します。
そして、英作文に関連する英文法を合わせて学びます。

【休み時間】
塾長は、Tちゃんを小さくてかわいらしい女の子だと思います。
しかしながら、塾長はTちゃんを子ども扱いしているわけではありません。
塾長は、Tちゃんが人格ある一人の人間であることを認め、Tちゃんに対して尊敬の念を持っているからです。

昨日の休み時間に、塾長はTちゃんにこんな話をしました。
Tちゃんは、それを肯定的に捉えていました。
Tちゃんがノートに『少し成長したTさん』『大人になったTさん』などのフレーズを良く書きます。
そう書くTちゃんの自己認識と、塾長のTちゃんに対する認識とは、合致しているのかもしれません。
塾長は、Tちゃんが着実に成長を続けていることを、勉強面でもそれ以外でも確かに感じています。

2022-01-13

QED進学塾の中2生(T)(R)~高校受験の戦い方(連載記事その1)

QED進学塾の中2生のTちゃんとRくんは、およそ1か月半後に新高校受験生になります。
今日から塾長は、QED日誌に『高校受験の戦い方』と題した記事を連載します。
受験戦線は長丁場の戦いです。
TちゃんとRくんがこの連載記事を読んで、これからの戦いの進め方の道しるべとしてくれることを塾長は望みます。

「埼玉県方式」という言葉があります。
まずは、それについて説明しましょう。

1.私立高校の併願推薦の合格内定を確保する。
2.1.を保険として、1.よりも偏差値の高い公立高校(第1志望校)を受験する。
3.見事公立に合格→公立高校に進学。
4.残念ながら公立に不合格→私立高校に進学。

以上が「埼玉県方式」の概略です。

さて、この「埼玉県方式」について、以下に具体例を交えながらもう少し詳しく見て行くこととしましょう。

埼玉県に在住の高校受験生の多くは、公立高校を第1志望校としています。
話を分かりやすくするために、仮にTちゃんの第1志望校の偏差値が52であったとしましょう。
Tちゃんは、(あまり考えたくないですが)公立高校の受験に失敗したときの保険として、埼玉県内にある私立U高校のSコース(以下USと略す)の併願推薦の合格内定を取りたいと思いました。

USの併願合格の基準点はこうでした。
7月以降の北辰テストの5科または3科(※クロスあり)の上位2回の平均偏差値が50以上であること。
ただし、小数点以下は四捨五入とする。

Tちゃんの、2022年の7月の北辰テストの偏差値は、5科よりも3科のほうが高く、3科で49でした。
(未来のことなのであくまでも仮定です。)
Tちゃんの、2022年の9月の北辰テストの偏差値は、3科よりも5科のほうが高く、5科で50でした。
(Tちゃんの学力がもっと高いことを塾長は知っていますが、あくまでも仮定です。)

「クロスあり」なので、上記の2回の平均偏差値は49.5、これを四捨五入すると50となります。

ここで、一旦「クロス」の説明をします。
もし「クロスなし」だったら、「3科と3科」あるいは「5科と5科」の平均を取るしかありません。
しかし、「クロスあり」であれば、上記の「3科と3科」「5科と5科」の平均でも、「3科と5科」「5科と3科」の平均でも、生徒の偏差値が最も高くなる組み合わせを自由に選べます。

というわけで、Tちゃんは「3科と5科」のクロスと四捨五入の繰り上げによって「偏差値50」の条件を見事にクリアして、USの併願合格の基準を満たし、晴れて内定を手にすることができました。

つづく

この「合格内定」は、かなりの長文になります。
よって、塾長はこれをQED日誌の連載記事として、10回程度に分割して記述します。
短期集中連載を予定しています。

QED進学塾の大学受験生(Y)~本日は初授業

QED進学塾の大学受験生のYくんは、今週月曜日に入塾したばかりです。
そして本日、Yくんの初授業の日がやってきました。
今日Yくんは重い荷物を自転車に積んで登塾してきます。
(書籍やプリントなどの紙類は重いですから。)
体格の良い男の子とは言え、自転車の前かごが重くてハンドルがふらつかないか、塾長はつい心配してしまいます。
自転車の後ろに荷台があればいいなあ。

今日Yくんにたくさんの紙類を持って来てもらうのは、今日1日でそれを全て勉強するためではありません。
(2時間で勉強できる量は限られていますから。)
持参してもらう本来の目的は、今後の学習計画を立てることです。
Yくんが直ぐにでも勉強に取り掛かりたいところ(急場)、学習の主軸に据えたいところ(大場)、時間に余裕ができたら学びたいところ(小場)、これらを明確にして今後の学習をスムーズに進めて行けるようにしたいと塾長は考えています。

大場より急場。
これは囲碁の格言です。
より広い面積を取ったほうが勝ちとなるのが囲碁ですから、碁打ちの目線がどうしても大きい陣地を取れそうな場所(大場)に向いてしまうのは仕方のないところです。
ところが、話はそう簡単ではありません。
急いで打たなければならない場所(急場)、例えば直ぐに助けに行かなければ自分の大石が丸ごと取られてしまって負けが確定してしまうような場所があれば、何をおいてもそこに向かうしかないでしょう。
だから「大場より急場」なのです。

勉強も同様です。
合計点のより多いものが勝ち(合格)となるのが入試ですから、受験生の目はどうしても得点を大きく稼げそうなところ(大場)に向きます。
しかし、急場は別のところにあります。
受験生に限ったことではなく、全ての生徒にとって勉強の急場は英数の基礎です。
(小学生児童は国算。)
まずは急いでそこを打ちましょう。

といったことを考えながら、塾長は今日のYくんの初授業を楽しみにしています。

2022-01-12

QED進学塾の中2生(R)~明日の学習予定

QED進学塾の中2生のRくんの明日の学習予定です。

Rくんは、昨年12月から『家庭学習ノート』を毎日3ページずつ勉強しています。
そしてその3ページには、国数英の主要3教科が漏れなく付いてきます。
2022年もRくんは、これを継続しています。
本当によく続いています。
塾長は、Rくんの継続力に拍手を送ります。
明日の授業でもその冒頭に、塾長はRくんの『家庭学習ノート』を見ます。
そして、Rくんの質問を受け付けます。

昨年の12月の後半から今年にかけて、Rくんは塾で数学を集中学習しています。
その学習の主教材は『計算の級別トレーニング』です。
とりわけ同書の10級を徹底的に学習しています。

Rくんは、前回授業が2022年の初授業でした。
その日にRくんは塾長から10級の「免許皆伝」と言われました。
明日の授業では9級よりも先へと駒を進めます。
Rくんの『計算級別』の学習目標は、3学期中に13級から5級までの9つの級の「免許皆伝」です。

計算から翻って図形です。
Rくんの通う学校では、2学期に引き続き3学期も「図形の証明問題」を学習します。
Rくんは、塾の前回授業で初めて「通し」で証明の書き方を学習しました。
「通し」とは、「証明」に始まって「証終」で終わる、証明の論述の全てのことを指します。
明日の授業でRくんは、学校授業で習った証明問題を自力で「通し」で書く演習をします。
100点満点の論述ができるまで頑張りましょう。
1問を完璧に解き切ることで「根拠のある自信」を獲得しましょう。

QED進学塾の中2生(T)~明日の学習予定

QED進学塾の中2生のTちゃんの明日の学習予定です。

【家庭学習ノート】
2022年も昨年同様に、塾長がTちゃんの『家庭学習ノート』を見て、Tちゃんが同ノートの質問をするところから授業開始です。

【学校授業】
Tちゃんの今年最初の授業日には、まだ3学期の学校授業が始まっていませんでした。
そのため、前回授業では2学期までの復習に専念しました。

明日はTちゃんの2022年の2回目の授業日です。
すでに3学期の授業が始まっていて、Tちゃんに新たな疑問点が発生しているかもしれません。
(数学の証明問題を筆頭候補に。)
その質問を受け付けます。

【数学】
Tちゃんは、今年も計算演習を継続学習します。
そのための主教材は『埼玉県公立高校入試 数学大問1』です。
それと並行してTちゃんは、お家で毎日1分だけ『逆引き九九』を学習します。

【英語】
Tちゃんは、昨年からずっと『みるみるわかるステップ式英語(1)』の巻末の英作文を学習してきました。
そして、Tちゃんは同書の英作文の履修完了間近です。
今年は『みるみる(2)』の英作文を学習します。

2022-01-11

QED進学塾の新大学受験生~ようこそQED進学塾へ

QED進学塾の新大学受験生のYくんは、保護者さまとともに昨日初めてQED進学塾の門戸を敲きました。
そして、早速今週から通塾を開始します。
Yくんが第一志望校合格の栄冠を勝ち取るその日まで、塾長とともに受験戦線を戦い抜いて行きましょう。

初心不可忘。
高い目標を掲げ、それを決して忘れずに勉学に励みましょう。
この「初心」は、実は「最初の決意」のみを指す言葉ではありません。
「その時々に積み重ねて身に着けたもの」という意味もあります。
これは「継続は力なり。」に通ずるところがあります。
日々の家庭学習の積み重ねこそが学問の王道です。

脚下照顧。
上を見ること、向上心を持ち続けることはもちろん大切ですが、同時に自分自身を見つめ直すことも大切です。
自己の現在の立ち位置、すなわち学力の現在地を確かめながら、一歩一歩階段を上って行きましょう。
特に、英語・数学は積み上げ学習が必須の教科です。
英数の基礎・基本から丁寧に学んで行きましょう。
塾長は、そのための2冊=英語・数学の各1冊ずつを急いで発注します。
(2022年度の新刊・改訂版などの有無を教材出版社に確認したのち)

教材は自由。
上記の2冊にこだわる必要はありません。
Yくんが今勉強したい教材を塾にどんどん持って来ましょう。
学校教材、プリント、レポート、その他の提出物、次回の定期テスト範囲・・・
何でも持って来てください。
塾長は、Yくんがその日に持ってきた質問に即答します。
瞬発力勝負は大歓迎です。
塾長は、Yくんの説明をよく聞いて長期の学習計画を立てます。
持久力勝負も大歓迎です。

勉強は楽しく。
勉強が苦しいと感じることも多いでしょう。
ですが苦行の連続では長続きするはずもありません。
受験勉強は長丁場の戦いです。
Yくんが勉強に楽しみを見いだしながら日々学び続けることが、学力向上そして志望大学合格への近道です。
塾長は、Yくんがその道を進むための助力を惜しみません。
ともに学び続けて行きましょう。

QED進学塾の中2生(T)~2022年の初登塾(その2)

QED日誌の前回記事の続きです。

【数学】
Tちゃんは、文字式の乗法・除法(累乗を含む)と正負の数の四則混合計算(同じく累乗を含む)との両方の計算で、「+長い棒」「-長い棒」を活用することを改めて学習しました。
Tちゃんは、長い棒の活用で計算が楽に速く正確にできることを身をもって理解しました。

一旦は習得したはずの知識・理解・技能が時間の経過とともに失われてしまうことはままあります。
しかし、一度習得したものはたとえ忘れてしまってもゼロにはなりません。
それを再学習するときにゼロからの再出発にはならないのです。
再学習を繰り返すたびに学習時間は短くなります。
反対に忘れるまでの時間は長くなります。
「忘れる→再学習→再習得」を何周もするうちに、知識・理解・技能は決して忘れることのない「一生もの」と化すのです。
だから、Tちゃんがもし一度習ったことを忘れてしまっても何も気後れすることはありません。
何度でも質問しましょう。
塾長は、何度でも教えます。
塾長がそれを嫌に思うことはありません。
なぜならば、塾長は、Tちゃんが「何度でも」学び直すことで「一生もの」の財産を手に入れることができると知っているからです。

【休み時間】
Tちゃんは、この2週間に料理の腕を上げたことを塾長に誇らしげに報告してくれました。
オムライスは、ごはんをぱらっと仕上げたり、卵をふわふわ半熟にしたり、難易度の高い料理だと塾長は思います。
Tちゃんは、そのオムライスを上手に作れたというのです。
Tちゃんは、字を書くのも絵を描くのも名人ですから、おそらく手先が人並外れて器用なのでしょう。
だから、塾長はTちゃんが料理上手と聞いても「さもありなん。」と思ってしまうのです。
Tちゃんの料理の次回作を塾長はぜひ見てみたいです。
味見はできなくとも写真だけでも見せてほしいです。

【私立高校の併願合格内定】
Tちゃんは、いち早く内定を手にすることを熱望しています。
塾長は、そんなTちゃんに「北辰テスト」と「学校成績」をフル活用する術と、具体的なタイムテーブルについて詳しく説明しました。
Tちゃんは、熱心に聞いてノートを取り、塾長の言わんとするところをよく理解することができました。
QED日誌の今回記事が(その2)まである長文になってしまったので、今日のところは「内定」に関するこれ以上の記述は控えます。
塾長は、後日(早ければ明日・明後日にでも)「内定」について詳述します。

QED進学塾の中2生(T)~2022年の初登塾

QED進学塾の中2生のTちゃんは、昨日が2022年の初登塾の日でした。
先日の雪のせいでTちゃんの初登塾の日が延びてしまって、塾長がTちゃんの顔を見るのは2週間ぶりでした。
これでようやく塾長のT分不足が補えました(笑)
Tちゃんが髪を切ったからでしょうか、以前にも増して小顔に見えて更にかわいらしさがupしていました。

【書道】
Tちゃんは、書道の作品を何枚も書いて持って来てくれました。
塾長は、Tちゃんの力強くて美しい文字を見て元気いっぱいになりました。
ありがとうございました。
早速、塾長はTちゃんの作品をジムに持って行って展示してもらいます。

【家庭学習ノート】
Tちゃんは、この2週間で40ページ以上も『家庭学習ノート』を勉強していました。
その間に年末年始をはさんでいたにもかかわらず、Tちゃんが毎日3ページの自宅学習を欠かさなかったのは立派です。
塾長はTちゃんの頑張りを心から称賛します。

「たくさん質問がある。」
授業の冒頭にTちゃんはこう宣言しました。
Tちゃんは、家庭学習をみっちりやって、そこで生じた疑問点を聞く気満々で登塾してきます。
Tちゃんの学習意欲・目的意識の高さが授業への集中力を増大させ、学習効果を高めているのです。

【英語】
Tちゃんは英作文の演習量が豊富です。
昨日Tちゃんは、この2週間に書いた英作文の疑問点を大量に質問しました。
塾長は、『みるみる』の説明を2行だけTちゃんに読んでもらってから、授業解説を行いました。
Tちゃんは「いる」(ある)を英訳するときの、「主語+is,are」と「There+is,are」との使い分けを習得しました。
また、単数、複数、not+any、これらの使い分けも合わせて身に着けました。

つづく

2022-01-10

QED進学塾の新大学受験生~本日初登塾+三者面談

QED進学塾の塾長はフィットネスクラブに毎日通っています。
そのジム仲間のお子さんが今日初登塾、そして三者面談を実施します。
お子さんは新大学受験生です。
現在の学習状況、上手く行っていることとそうでないこと、これからどのような勉強をしていきたいのか、最終目標はどこに置いているのか、それを達成するための教材選びと勉強法、登塾しやすい時間帯や曜日、マンツーマン指導を希望するのか、長い受験戦線を戦う心の持ち方、and so on・・・・・
三者面談でお話したいことがてんこ盛りです。
塾長は、親子のお話をよく聞いて、目標達成へのベストな道筋をご相談したいと考えています。

2022-01-09

QED進学塾の中2生(T)~明日は2週間ぶりの登塾日

QED進学塾の中2生のTちゃんが明日2週間ぶりに登塾してきます。
Tちゃんの先週の授業が雪のせいで臨時休講になってしまい、登塾間隔が空いてしまったのです。
塾長は「T分」が不足しています。
枯渇しそうです(笑)
明日のT分補給を楽しみに待っています。

明日まず塾長がすべきことは、Tちゃんの2週間分の『家庭学習ノート』を見ることです。
次にTちゃんの質問受け付け。
質疑応答が終わったら学年末試験のテスト対策。
さらには受験勉強のお話も。
明日はやることがてんこ盛りです。
この2週間には年末年始が含まれます。
塾長は、Tちゃんの2週間分のお話が聞ける休み時間も楽しみです。

2022-01-08

QED進学塾の塾長~今年の1字

QED進学塾の塾長は、フィットネスクラブに毎日通っています。
そのジムでは、書き初めを展示するイベントを今月14日まで行っています。
題して「今年の1字。」

塾長が真っ先に思い浮かべたのは「合格」でした。
その理由は、現中2生のTちゃんとRくんがあと2か月弱で「新受験生」となるからです。
しかし、「合格」は2文字。
ならば、合格・合否の「合」ではどうか。
うーん、「合」では見た人に伝わらないかもしれません。
では、受かるの「受」は?
「合」よりはやや伝わりやすい気もしますが五十歩百歩です。

次に、塾長が思いついたのは「筋」でした。
筋トレ・筋肉の「筋」です。
昨年7月から12月までのわずか5か月間で、塾長の筋肉量はなんと2㎏も増えました。
これに気を良くした塾長は、昨年にも増して意欲的に筋トレに励んでいます。
字の格好よさでは「合」や「受」よりも「筋」に軍配が上がるのではないでしょうか。

書道と言えばTちゃん。
Tちゃんの今年の書き初めは何という文字だったのでしょうか。
あ、今思いつきました。
Tちゃんに1文字書いてもらって、ジムに飾れたらいいなあ。
できれば「筋」で(笑)
もちろんTちゃんの署名入りで。
欲を言えば楷書と行書を1枚ずつ。
別に「筋」にはこだわりません。
Tちゃんの好きな1文字で。
もし、Tちゃんの作品をジムに展示することができれば、塾長は「Aさんのお孫さんの作品」とジム仲間に紹介します。
塾長がTちゃんに「書いて。書いて。」と強くプッシュする気はありません。
気が向いたら書いて塾に持参してくれれば、くらいの気持ちです。

また思いつきました。
飛躍の「飛」も「躍」も格好のよい字です。
この2022年が、TちゃんもRくんも塾長もみんなみんな飛躍する年になりますように。

2022-01-07

QED進学塾の中2生(R)~昨日の数学(数量+図形)

QED進学塾の中2生のRくんの昨日の数学(数量+図形)です。

【数量】
昨年12月からRくんは、『計算の級別トレーニング』の13級から5級までの各級の問題を1問ずつ、計9問を毎日学習しています。
もし、Rくんの解けない問題が3問あれば、その代わりに10級の問題を3問解きます。
このようにして、Rくんは1日9問を確実に毎日解くことができているのです。

昨日の授業でRくんは、10級の問題を2問質問しました。
前述のように10級はRくんの「最後の砦」「命綱」ですから、塾長は昨日の授業時間の半分以上を投入して2問を丁寧に授業しました。
Rくんは「もう10級に解けない問題はない。」と言えるほどの自信を手にしました。

【図形】
Rくんの通う学校では、2学期から3学期にまたがって「図形の証明問題」を学習しています。
もちろん学年末試験のテスト範囲です。
その試験対策として、昨日からRくんは「証明の書き方」を塾で履修開始しました。

【昨日の例題】
(前略)・・・が2等辺三角形であることを証明せよ。
→結論:AB=AC

Rくんは、上記の例題を「証終」から「証明」へと逆順で解くことを学びました。
あたかも迷路をゴールからスタートへと辿るように。

最後の行が「証終」
その上の行は、結論の「AB=AC」
その上の行は、「2角が等しいので」
その上の行は、「角ABC=角ACB」
その上の行は、「合同な図形の対応する角は等しいので」
・・・(中略)
最初の行が「証明」

このようにして、Rくんは「ゴール」から「スタート」までを完走することができました。

次回授業でRくんは、学校プリントや学校ノートを塾に持参します。
Rくんが学校授業で習った図形の証明問題を、塾でもう一度解き直して学年末試験に備えます。

QED進学塾の中2生(T)~雪のため臨時休講

QED進学塾の中2生のTちゃんの昨日の授業は、雪のため臨時休講にせざるを得ませんでした。
塾長は、10日ぶりにTちゃんに会える昨日を心待ちにしていましたが、自然には勝てないので致し方ありません。

Tちゃんのお母さまが塾長にメールしてくださいました。
その本文中の個人情報に関する部分を修正のうえ引用させていただきます。

【本文】
今年も宜しくお願い致します!
Tはたくさんノートをやり、今日先生に会えるのを楽しみにしておりました♪
この雪、本当に残念です(>_<)
ピンポイントで今日降るなんて…
次回はノート確認が大量で大変かと思いますが、すみませんがどうぞ宜しくお願い致します。
T母
【本文終わり】

年末年始を含むこの冬休みにTちゃんは、『家庭学習ノート』を大量に学習したようです。
いつもいつも本当によく頑張っています。
塾長は、努力し続けるTちゃんを心から尊敬しています。

Tちゃんは、2学期期末試験が終わって直ぐに「アウトプット型」の勉強法へとシフトしました。
なので、Tちゃんは『家庭学習ノート』にテストをしまくっているのです。
そのため、2学期期末試験前よりも試験後のほうが、Tちゃんの学習の負荷は大きくなっています。
つまり、Tちゃんが『家庭学習ノート』を勉強するのに、試験前の1ページより試験後の1ページのほうが大変なのです。
にもかかわらず、Tちゃんは『大量に』勉強しているというのですから、勉強の質・量ともに十二分です。

来週、2週間ぶりにTちゃんが登塾してきます。
塾長は、Tちゃんが来たら直ぐに『家庭学習ノート』を精読して、Tちゃんの頑張りを褒め称えます。
そして、『家庭学習ノート』のどこをどの順番で授業するのか優先順位を付けます。
Tちゃんは、その順番どおりに2~3の授業日に分けて少しづつ学習します。

Tちゃんがそれらを分けて学習して行くうちに、3学期の学校授業も進行します。
Tちゃんの学校授業に関する質問があれば、『家庭学習ノート』の授業を一旦置いておいて、先に質疑応答をします。
来月末には学年末試験が実施されます。
Tちゃんが2月末の学年末試験で好成績を修めてほしい、そして3月1日からの「受験生」のスタートを気分よく切ってほしい、塾長はそう願っています。
そして、そのためにできることは何でもやろうと思っています。

2022-01-06

QED進学塾の中2生(R)~本日は2022年の初登塾

QED進学塾の中2生のRくんは、本日2022年の初登塾をします。
塾長は、10日ぶりにRくんの元気な顔が見られることを楽しみに待っています。
明日も昨年同様、塾長がRくんの『家庭学習ノート』を見せてもらうところから授業開始です。
昨年12月からRくんは、1日3ページの家庭学習を毎日実施しています。
継続は力なり。
今年も是非それを続けてほしいと思います。

明日、塾長はRくんにこの1年(+2か月)の受験勉強についてのお話をします。
Rくんが受験戦線を戦う一連の流れの大まかなイメージだけでも掴んでくれれば幸いです。
1年2か月先の埼玉県公立高校入試を見据えて。

また、来月の学年末試験まであっという間です。
Rくんの学年末試験の目標の一つが「数学リベンジ」です。
2学期期末試験の5教科中、Rくんの得点が最も低かったのが数学で、次回こそは巻き返しを図りたいところです。
捲土重来を期す。

Rくんは『計算の級別トレーニング』を毎日9問解いています。
これによりRくんの計算力は日々増進中です。
2022年もこれを継続して行きましょう。

翻って、図形です。
学校では「図形の証明問題」を2学期から引き続いて3学期も学習します。
もちろん学年末試験のテスト範囲です。
Rくんが学校授業で習った証明を、塾でもう一度復習して学年末試験に備えます。
授業で証明した問題がそのまま、学年末試験の試験問題となることが多いからです。

数量・図形とも(計算問題・証明問題とも)バランスよく勉強して数学の学力を押し上げて行きましょう。

2022-01-05

QED進学塾の中2生(T)~明日は2022年の初登塾

QED進学塾の中2生のTちゃんは、明日が2022年の初登塾の日です。
塾長は、10日ぶりにTちゃんの元気な顔が見られることを楽しみに待っています。
明日も普段通りに塾長がTちゃんの『家庭学習ノート』を見せてもらうところから授業開始です。
このスタイルは2022年になっても変わりません。

明日は普段通りではないこともあります。
明日がTちゃんにとって新年が明けて初めての授業であり、今年はTちゃんが2か月後に「受験生」となる年でもあります。
そこで、塾長はTちゃんにこの1年(+2か月)の受験勉強についてのお話をします。
Tちゃんが受験戦線の戦い方の大まかなイメージだけでも掴んでくれれば幸いです。

1年2か月先の遠くに埼玉県公立高校入試を見ながらも、近くには来月の学年末試験が控えています。
明日は少しの時間だけ入試のお話もしますが、学年末試験のお話にはより多くの時間を割きます。
「木を見て森を見ず。」もその逆もいけません。
「木も森も見る。」で行きましょう。
目の前のことを精一杯頑張りながらも、遠くの目標を見失わないことが肝要です。

2022-01-04

QED進学塾の塾長~2022年の初登ジム

QED進学塾の中2生のTちゃんとRくんの2022年の初登塾は明後日ですが、塾長の初登ジムは本日です。
フィットネスクラブの年末年始の5連休のうち4日間連続で、塾長は卓球のパーソナルレッスンを受講したので体はなまっていません。
ジム開き初日の今日から目一杯に体を動かしたいと思います。

塾長は、卓球のレッスンでフットワークが良いと褒められました。
なので、調子に乗ってがんがん動き回っていました。
ですが、動いたあとの「止まる」で上体がぶれてしまうことが度々ありました。
そこで、今日のジムのパーソナルレッスンで塾長は、トレーナーの先生にお願いして体幹トレーニングのメニューを増やしてもらうつもりです。
動静自在のフットワーク+軸のぶれない強い体幹を目指して鍛錬します。

卓球レッスンで塾長は、相手の強打を止める「ブロック」という技術も教わりました。
今日のジムのレッスンプログラムに「卓球」と「卓球開放」の時間があります。
塾長は、この2時間で習ったばかりの「ブロック」を早速試してみたいと思います。
ジムの卓球にペンドラ(ペンホルダーグリップのドライブ主戦型)でボールスピードの速い方がいらっしゃいますので、その方に全力強打してもらって、塾長は守備(ブロック)の練習をします。

2022-01-03

QED進学塾の塾長~卓球のパーソナルレッスン

QED進学塾の塾長が毎日通っているフィットネスクラブの年末年始の休館日は、みそ日・大みそ日・お正月三が日です。
その5連休がようやく今日終わります。
明日から塾長は、毎日のジム通いを再開させることができます。
また日常が戻ってきます。

塾長が5日間も運動をしなければ、運動不足で体調がおかしくなってしまうかもしれません。
そこで塾長は、卓球のパーソナルレッスンに行ってきました。
12月30日・31日・1月1日・2日の計4日間連続で。

塾長は明日の1月3日の運動をお休みにして、明後日の1月4日はジムで思い切り体を動かします。
1.卓球。
2.卓球開放。
3.パーソナルレッスン。(筋トレ)
4.シバム。(ダンス)
5.ボディバランス。(ヨガ・ピラティス・太極拳)
6.ズンバ。(ラテン系ダンスエクササイズ)
計6本のレッスンプログラムを1日で行うハードスケジュールです。

話を戻します。
12月30日~1月2日の連続4日間の卓球のパーソナルレッスンで、塾長がいちばん練習したメニューは「バック⇔フォアの切り返し」でした。
その練習は、バックハンド対バックハンドのクロスの打ち合いから始まります。
そして、突然コーチがストレート(塾長のフォアハンド側)にコースを変えて、そこからオールコート(全面)での打ち合いです。

塾長は、バックハンドを比較的得意にしていますがフォアハンドは不得手です。
「フォア→バック」の切り返しは上手く行っても「バック→フォア」で失敗することが多く、そこの弱点補強をコーチにお願しました。

(1)立ち位置を中央寄りにする。→得意なバックの負荷が増す反面、苦手なフォアの負担が減る。
(2)バック→フォアの切り返しのフットワーク練習。→1歩目を大きく、2歩目を小さくする。
(3)構えるラケットの面をニュートラルにする。→これまで相手にバック面を見せて構えていたのを、バック面とフォア面の中間に変える。

塾長は、この3点を変えただけで以前とは比較にならないほど切り返しがスムーズになりました。
収穫の大きい4日間でした。
コーチに感謝です。

塾長は、今後も同コーチに週1ペースでレッスンしてもらうことになりました。
2022年を一気に腕を上げる1年にしたいと意気込んでます。

2022-01-02

QED進学塾の2022年~1年の計は元日にあり

QED進学塾の2022年が始まりました。
1年の計は元日にあり。
ということで今年も例年通り「計」について塾長の思うところを書き記します。

2か月後には中2生のTちゃんとRくんが「高校受験生」になります。
その少し前には学年末試験が実施されます。
まずはここが勝負です。
2年生最後の定期試験で好成績を修めて、気分よく受験勉強をスタートさせたいものです。

学年末試験終了後から春休みにかけては、TちゃんもRくんも英語と数学に全力投球です。
学習時間の9割を英数に割いてもよいでしょう。
(残りの1割は、Tちゃんが理科の計算問題を、Rくんが国語の文法を、それぞれ少しだけ勉強します。)
英語は、中1・中2の既習事項の英文法を復習します。
英作文を数多く演習しながら文法の復習をするのです。
数学は、計算問題の復習+予習です。
中1・中2の履修範囲を復習し+中3の乗法公式・因数分解の予習をします。

中3の1学期が始まれば、学校も塾も高校受験対策教材を受験生に配布します。
Tちゃんは学校教材がメインで塾教材が補助、Rくんはその逆、こんな学習パターンを塾長は想定しています。
それが両名にとって勉強しやすいことが既に分かっているからです。

7月からは、北辰テストを受験します。
北辰テストの実施状況は、新型コロナウイルスの感染拡大・縮小によって変動があると予想されますが、可能な範囲で受験します。

早ければ9月、遅くとも12月にはTちゃんもRくんも「保険」を手にしています。
「保険」とは、私立高校の併願推薦の合格内定を指します。
内定を得るための手段は、一に北辰テスト、二に学校成績です。

「保険」を掛けたらあとは埼玉県公立高校入試に向けて受験勉強に励むのみです。
第1志望校に合格すること、その1点を見つめて真っ直ぐに進むだけです。

塾長は「1年の計」と言いながらも「1年2か月の計」の概要をここに書きました。
これから新受験生となるTちゃんとRくんが、今後のタイムテーブルの大まかな流れだけでも把握してくれれば幸いです。

2022-01-01

QED進学塾の2022年~新年挨拶

QED進学塾の2022年が本日より始まります。
新年あけましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になりました。
生徒・保護者さま・公立校および私立校の先生方・教材出版社・予備校の先生方・・・・
たくさんの方々に支えられての1年間でした。
塾長ひとりの力ではどうにもならないことを、多くの方々に助けていただきました。
この場を借りて感謝の意と敬意を表します。

一昨年に続いて昨年もコロナ禍の1年でしたが、そんな中にあってもよいことがたくさんあった昨年でした。
よいことの筆頭は言わずもがな「生徒の成績上昇」です。
2番目が「塾長の筋肉増加」でしょうか。

【体】
何をするにも体が資本です。
受験勉強を続けて行くにも。
生徒も塾長も健康増進・体力強化に努めたいものです。

【技】
健康な体と十分な体力があってこそ勉学に励むことができます。
生徒も塾長も健康体で日々の学習に励み、知識・技能を身に着けて行きましょう。

【心】
体育も知育も充実していれば、良くないことを考える道理がありません。
心の健康は保たれます。
気を付けることと言えば、精神衛生上よくないことから極力距離を置くことぐらいでしょうか。

昨年同様に、あるいは欲張ってそれ以上に、心技体の全てが充実した2022年にしたいものですね。