2023-01-31

QED進学塾の塾長~お誕生日おめでとう

QED進学塾の塾長は、つい先日にまた1つ年を取りました。
病気やけがはありましたが、いずれも大ごとになることなく、1年間無事に過ごせたことに感謝したいと思います。
というわけで「お誕生日おめでとう。」です。
塾長は56歳になりました。
計算上は還暦まであと4年ですが実感がありません。
それだけ元気な証拠なのでしょう。

60の手習い。
この言葉は「還暦を過ぎてもまだまだ新しいことを習得できる。」という意味です。
どうしてそんな言葉ができたのかを、塾長はよくよく考えてみました。
すると、現実には「60歳を過ぎてから新しいことを覚えるのは大変。」だからこそ、生まれた言葉なのではないかという結論に至りました。

要約すると、
60歳になってもできるんだよ。(ものすごく大変だけど。)
こんな感じです。

塾長がそのように思ったのは、今はまだ新しいことを覚えるのが大変ではないからです。
それでも、「それがいつまでも続くと思わないほうがいいよ。」と自分に言い聞かせるつもりで、塾長は「60の手習い。」という言葉を反芻しています。

還暦までまだ4年もある。
4年間もあれば、非常に多くのことを学べます。

還暦までもう4年しかない。
限られた時間を有効活用すべく、毎日毎日勉強します。

どのように考えようとも、結論は1つです。
「今日学べ。」

これは、とある私立校の校訓です。
塾長は、この言葉が大変気に入っています。
もともと、塾長はこのような考え方を持っていました。
それをわずか4文字で端的に表現してくれた言葉だから大好きになったのです。

塾長は、塾生にも「今日学べ。」を勧奨しています。
特に、高校受験生のRくんにはよく言っています。

今日塾で習ったことを今日復習テストしよう。
疲れていたら無理せず寝よう。
明日起きたら(その日は「今日」なので)復習テストしよう。
明後日も(その日は「今日」なので)・・・・以下略。

一生忘れることのない知識は、自分が「もう覚えた。」と思ったその先まで、これでもかと反復演習を繰り返して、初めて身に着くものであると塾長は考えています。
自らの血肉となる知識を身に着けて行きましょう。

2023-01-30

QED進学塾の中学1年生(U,K,A,S)~『北辰テスト』締め切り2週間前

QED進学塾の高校受験生のRくんは、『北辰テスト』の最終回(第8回=3月号)を昨日受験しました。
これにて、Rくんは、中学3年生を対象とする全8回の『北辰テスト』の皆勤賞を見事達成しました。
本当によく頑張りました。

Rくんは、第1回『北辰テスト』(4月号)を受験する。→毎日毎日受験勉強に勤しむ。→第2回『北辰テスト』(6月号)を受験する。→5教科偏差値が上昇する。→ますますやる気を出して勉強する。→第3回『北辰テスト』(7月号)を受験する。→5教科偏差値の自己ベストを更新する。→さらに学習意欲が向上する。→以下繰り返し。
このような好循環をずっと回し続けて偏差値を上げ続けてきました。
(1度だけ0.4ポイント下げたことはあるものの。)

2023年度の中学3年生の『北辰テスト』は全て終了しました。
そして、中学1年生の『北辰テスト』がこれから始まります。
QED進学塾の中学1年生のUくんとKくんとAくんとSくんの4名が、2学年先輩のRくんのように、あるいはそれ以上の勢いで、各自の学力と北辰偏差値を伸長させ続けてくれることを、塾長は大いに期待しているところです。

中学校の3年間で『北辰テスト』は、全11回実施されます。
その内訳は、
1.中学1年生=1回。(3月実施)
2.中学2年生=2回。(6・3月実施)
3.中学3年生=8回。(4・6・7・9・10・11・12・1月実施)
以上の計11回です。

中1生の4名は、3月5日(日)に初めての『北辰テスト』を、その名も『中1北辰スタート号』を受験します。
特に、中学受験を経験していない2名にとっては、生まれて初めての「公開会場模試」受験となります。
緊張しやすい生徒は、模試で普段の学力を存分に発揮できないこともあろうかと思われますが、そこは少しずつ「場慣れ」して行くことによって改善されて行くことでしょう。

気付けば今日が『中1北辰スタート号』の受験申し込みの締め切り日の2週間前です。
今週、塾長は中1生の4名に改めて同模試の案内をします。
4名には、学友を同模試に誘ってほしいところです。
塾生も塾外生も互いに切磋琢磨しながら、共に学力を積み上げて行ってくれれば、これほど嬉しいことはありません。
来週の木曜日の深夜に、塾長は『中1北辰スタート号』の受験申し込み書を最寄りのポストに投函します。

塾長は、中1生に北辰テストの対策講座を開講しないつもりです。
その理由は「平素の学力」を知ることにあります。
中1生が普段通りの勉強をして、どのくらいの偏差値が取れるのかを、中1生と塾長とがまずは把握しておくことが先決です。

もちろん、テスト反省は行います。
中1生の4名は、塾長といっしょに各自の改善点をよく考えて、ひとりひとりの学習計画を練り直します。
そして、それを即実行に移します。

『中1北辰スタート号』の3か月半後には『中2北辰6月号』があります。
ここで、どれだけ北辰偏差値を上げることができたかで、テスト反省とその後の勉強の効果測定ができるのです。

翻って、学校の定期試験。
内申点の7割を決める試験ですから、重要度が極めて高いことは言うまでもありません。
しかしながら、生徒が自らの学力を正確に把握するには『北辰テスト』のほうが向いているのです。

極端な例を1つ挙げます。
英語が苦手な生徒の中には、テスト前になると教科書の日本文を暗記する子がいます。
しかし、これでは英語の学力が身に着くはずがありません。

国語や英語で出題される文章が予め分かっている定期試験。
どんな文章が出題されるか分からない『北辰テスト。』
どちらのテストが学力を正確に測定できるのかは自明です。

『北辰テスト』を受験することのメリットは多数あります。
ですが、デメリットは1つだけです。
それは、保護者さまに「受験料」の負担が生じること。

先週、塾長は「物価上昇4%」のニュースを聞きました。
そのような折に「受験料」をお願いするのは心苦しいとの思いはもちろんあります。
それでも、塾長は生徒に「受験させたい。」と思うのです。
それは、塾長が『北辰テスト』にそれだけの価値があると考えているからです。
どうぞよろしくお願いいたします。

追記。

中学校の3年間(36か月)で11回の『北辰テスト』を全て受験したとして、1か月あたり1445円の受験料がかかる計算です。
(受験料の値上げがなかったと仮定。)

もし、値上げがあれば(もちろんないことを祈っていますが)、確実に1500円を超えてしまうことでしょう。
家計にご負担をおかけして大変申し訳ございませんが、何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。

2023-01-29

QED進学塾の高校受験生(R)~本日は北辰テスト(第8回=最終号)

QED進学塾の高校受験生のRくんは、埼玉県の公開会場模試の『北辰テスト』を毎回受験しています。
Rくんが同模試を受験しなかったことは、ただの一度もありません。
今日で「皆勤賞」達成です。
9か月間の長期に渡って良く頑張りました。

本日は、北辰テスト(第8回=最終号)の試験日です。
Rくんは、同模試の前の最後の授業で国語と数学を学習しました。
国語は試験に出れば即得点に結びつく「熟語の構成」を、数学は試験に出やすい「関数の増減(定義域あり)」を、それぞれ勉強しました。

Rくんは、これまでの北辰テストの第1回(4月号)から第7回まで、5教科の北辰偏差値の自己ベストを毎回のように更新し続けてきました。
(ただ1回だけ、5教科偏差値を下げてしまったこともありましたが、その下げ幅は0.4ポイントで、誤差の範囲とも言えるほど微小です。)

Rくんは、学校授業も家庭学習も塾の授業も一生懸命に勉強します。
そして、Rくんの毎日毎日の学習の積み重ねの成果は、北辰偏差値に如実に表れています。
このように、自らの努力が偏差値という数字となって顕現しているのですから、それはもうやる気が出ないはずがありません。

Rくんは、学習意欲を高値安定に保ちながら、これまでの受験勉強を積み上げてきました。
その蓄積を本日の模試の最終号に全てぶつけましょう。
今日は練習試合の最終戦のようなものです。
ここを勝利して、その勢いのまま本大会へと、すなわち埼玉県公立高校入試へと向かいましょう。
武運を祈ります。

2023-01-28

QED進学塾の中学1年生(L)~今回の数理英(3)

QED日誌の前回記事(本日の記事)のつづきです。

【数学】
Lくんは、作図を学習しました。
1.垂直2等分線。
2.角の2等分線。
Lくんが質問したのは、1.が円と2点で交わる作図でした。
Lくんは、同図に2等辺三角形が2つ書けることを知ると、直ぐに納得してくれました。

さて、もう一度英語に戻ります。

Lくんは、発展学習で「SVO(sv)」の文を学習しました。
この文は、SV(大きなSと大きなV)とsv(小さなsと小さなv)とを含んでいるのですから、まぎれもなく「複文」です。
ですが、塾長はこの授業で「複文」という言葉は一度も使いませんでした。
もちろん意図的に。

塾長がLくんに教えられるだけ教えてしまえば、Lくんの頭はパンクしてしまいます。
授業時間だって足りなくなります。
「どこまで教えるべきか。」に、言い換えれば「どこで止めるべきか。」に、塾長はいつも気を配っています。
このさじ加減が、塾長が授業をしていて一番難しいと感じている点です。

さじ加減に絶対的な基準はありませんが、相対的な基準はあります。
基準は「Lくんの反応」です。
なぜなら、授業の主人公はLくんだからです。

塾長の教えることがこれ以下だと、Lくんが持てる能力を余してしまって勿体ない。
塾長の教えることがこれ以上だと、Lくんが過負荷になってしまう。
そのぎりぎりのラインを常に攻めたいと塾長は考えています。
実は「ちょうどいい。」がいちばん難しいのかもしれません。

Lくんには高い目標があります。
Lくんがそこに到達するために、塾長はLくんの授業に「発展学習」を毎回ちょっとだけ加えます。
その「ちょっとだけ」が、いつもLくんの適量だといいなと思いながら。

Lくんが楽しく学びながら、学力を伸長させ続けること。
Lくんにとっての理想形はこの1行に尽きます。

こう言い換えることもできるでしょう。
Lくんが無理をしていない、それでいてLくんの高い能力値を持て余してもいない。

これからも一緒に楽しく学んでいきましょう(^^)/

QED進学塾の中学1年生(L)~今回の数理英(2)

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

【英語1】
Lくんは、先週塾長から配布されたばかりの『みるみるわかる ステップ式英語ー中1 』を早速学習中です。
塾長の指示を待つまでもなく、Lくんは、同書をどのページから学習するかを自分で決定しました。
Lくんの自ら学ぶ学習姿勢に拍手です。

Lくんは、「I like music.」の文から同書を履修開始しました。

塾長「Lくんは第3文型から勉強するのね。」
Lくん「ん?」

このやり取りから、どうやら学校では英文法をあまり教えていないことが判明しました。
それでも、Lくんは同書の問題をすいすいと解き進めて行きます。
それを見た塾長は、Lくんの同書の初回授業は問題演習の時間にして、2回目の授業から本格的に英文法を教えることにして、その旨をLくんに伝えました。

そして、2回目の授業。
第3文型=SVO。
S=主語=「だれが」「なにが。」
V=述語動詞=「する。」
O=目的語=「何を。」
英語の文型は全部で5つ。
中1生は、第3文型まで覚えればOK。
(第4文型は中2履修範囲。第5文型は中3履修範囲。)
第4文型と第5文型は第3文型に「1個」(OやCを)足すだけ。

【英語2】(国語・数学)
中学国語では、「熟語の構成」を学習します。
その一つが「VO」の構成で、読書(書を読む)などがこれに当たります。
Lくんの隣の席で高校受験生が「放物線」を勉強していたので、
塾長はちゃっかり便乗して「放物」(物を放る)もついでに教えました。
(このライブ感が塾長が授業をする楽しみの一つとなっています。)

【英語3】(発展学習)
Lくんは「twice」の音楽を好んで聴きます。
そこで、塾長は、同アーティストの最新曲(全編が英語曲)を教材にして、Lくんに第3文型を教えました。

【例文】(twiceの最新曲の歌詞の1節)
I guarantee I gotcha.

「I gotcha」を「大きなO」(目的語)とすると、上記の文は第3文型SVOです。
この「大きなO」の中身を細かく見ると「小さなs+小さなv」で構成されていることが分かります。

Lくんは、大好きなK-popアイドルの曲で英語を勉強できて終始ご機嫌でした(^^)
Lくんは、少し難しい例文をすっきりと理解することができました。

つづく

2023-01-27

QED進学塾の中学1年生(U,L)~今回の数理英

QED進学塾の中学1年生のUくんとLくんの今回の数学・理科・英語です。

【数学】
両名は、関数(xy座標平面)と図形(立体の表面積と体積)とを学習しました。

【関数】
yが「高さ」を表わすこと、xが「右さ」(造語)を表わすこと、x軸に平行な直線(横線)が「y=定数」であること、またx軸が「y=0」であること、y軸に平行な直線(縦線)が「x=定数」であること、またy軸が「x=0」であること。
両名は、以上を学習しました。
「なぜそうなるのか。」を十二分に(中学履修範囲外のことも少しだけ含めて)理解できた両名でした。

【図形】
両名は、柱・錐・球の表面積と体積とを学びました。

1.三角形の面積が長方形の2分の1であること+面積の単位が「平方(2乗)」センチメートル(またはメートルなど)で表されること。

2.錐の体積が柱の3分の1であること+体積の単位が「立方(3乗)」センチメートル(またはメートルなど)で表されること。

両名は、1.が「2分の1」「2乗」であることから、2.が「3分の1」「3乗」であると推論できることを、納得したうえで覚えてくれました。

錐の体積が柱の3分の1であることは、両名が高校生になって微積分を学んだときに証明できれば良いことで、今は「感覚的に」あるいは「数字の法則的に」納得できれば十分なのです。

両名が今回学習したことの応用として、以下の3.と4.を次回学習する予定です。

3.正三角形の重心は、中線を2:1に内分する点である。
たとえば、正三角形の高さを12㎝とすると、その重心の高さは4㎝である。

4.正四面体(4つの正3角形で囲まれた立体)の重心は、頂点から底面に下した垂線を3:1に内分する点である。
たとえば、正四面体の高さを12㎝とすると、その重心の高さは3㎝である。

この3.と4.も、面積の単位が「平方(2乗)」であり、体積の単位が「立方(3乗)」であることから、「2:1」や「3:1」を推測できるのではないでしょうか。

塾生たちが「規則性」や「法則性」に敏感になってくれることを、言い換えれば「何か決まりがあるのではないか」という目でものごとを見る習慣を身に着けてくれることを、塾長は願い、それを実現することをいつも頭の片隅に置きながら授業をしています。

【理科】
寒い日が続きます。
哺乳類と鳥類は恒温動物なので、外気温が急降下しても「ある程度」体温を保つことができます。
ところが、体の小さい恒温動物は、体の大きい恒温動物に比べて体温を維持しにくいことが分かっています。

1辺が1㎝の立方体(小さな恒温動物)は、
1辺が2㎝の立方体(大きな恒温動物)に比べて、
(1)表面積は4分の1ですが、
(2)体積は8分の1です。

よって、体の表面から熱が逃げて行く(空気によって冷やされる)とすると、
小さな恒温動物は、大きな恒温動物に比べて、「2倍も冷えやすい」ことになります。
(4分の1は、8分の1の2倍だから)

今回の数学で両名がせっかく『面積の単位が「平方(2乗)」であり、体積の単位が「立方(3乗)」』を学んだので、その知識を早速活用すべく、理科の勉強をしました。

このような総合的な学習によって、塾生たちが有機的に繋がりのある知識を身に着け、その結果として5教科(あるいは9教科)の学力を底上げして行ってほしいと、塾長はいつも願っています。

また、こうした学び方をすれば、学習の過程そのものが楽しく、学んだことが身に着きやすく、しかも忘れにくく、いいことずくめです。

楽しく学び続けていたら、いつの間にか学力が身に着いていた。
これが塾長の目指すところです。
これからも共に学んで行きましょう。

つづく

2023-01-26

QED進学塾の中学1年生(U,K)~今回の英語・理科

QED進学塾の中学1年生のUくんとKくんの今回の英語・理科です。

年明けから両名は、塾長の配布した『不規則動詞変化表』を継続的に学習しています。

本日両名が学習した不規則動詞の中に「fly」(飛ぶ)という動詞がありました。
一方、「fry」(揚げる)もカタカナで書けば同じ「フライ」ですから、この2つの動詞を両名が混同するのも無理からぬところです。

まずは、発音から。
両名は、前者の「フライ」と後者の「フぅらイ」とを、明確に違いが分かるように発音練習しました。

塾長は「字を先に覚えるのではない。正しく発音できれば、自ずと字が想像できる。」と両名に言いました。
英国人の子どもは、音が先で字が後という順番で英語を習得して行きます。
これは、英語に限ったことではなく、言語習得における正解共通の順序です。
ですから、この順に沿って学ぶのが理にかなっていると言えるでしょう。
正しく発音できてさえいれば、「ここは『l』だっけ?それとも『r』だっけ?」などと悩むことはなくなるのです。

また、両名は、規則動詞の「fry」が「子音字+y」で終わっていることに着目しました。
「子音字+y」で終わる可算名詞を複数形にするには、「yをieに変えて」から「s」を付けます。
同様に、規則動詞の「fry」を過去形や過去分詞形にするには、「yをieに変えて」から「d」を付けます。

さらに、両名は「ケンタッキー・フライド・チキン」の「フライド」が過去形なのか、それとも過去分詞形なのかについても考えました。

Kくん「鳥を揚げたんだから、過去形だと思う。」
塾長「日本人の発想はそうだよね。」
塾長「でも、英語なんだから英国人の考え方に合わせないとね。」

というわけで、英国人は被修飾語のチキンの立場に立って「揚げられた」と考えるのだと、今回の授業で両名は知ることができました。

Uくん「じゃあ過去分詞形だ!」
塾長「正解。」

ここから、さらに両名は発展学習をしました。
せっかく「飛ぶ」と「揚げる」を勉強したのですから、飛行機が空を飛べるのは「揚力」のおかげだということを学ばない手はありません。
さあ、流体力学(理科)の勉強です。
両名は「流速が大=圧力が小」の法則を学びました。
これにより、両名は「大谷投手のスライダーはどうしてあんなに曲がるのか。」という謎に対する解答を得ました。

定期試験前にはできないことですが、そうでない時期にはこのような総合的な学習ができます。
こうして楽しく学びながら、幅広い知識を身に着け、5教科の学力の底上げをして、しかも有機的な結びつきで覚えられるので忘れにくい、これぞ理想的な学習です。
少なくとも、塾長はそう考えています。

【休み時間】
大寒波の到来です。
温かいものが欲しくなります。
Kくんは、塾のお菓子棚から「おしるこ」(インスタント)を見つけました。
Uくん・Kくん・塾長の3名は、お湯を沸かして「おしるこ」を飲みました。

甘いものに合うおやつは、ハッピーターン(豚キムチ味=期間限定品)です。
両名は、塩に甘味を引き立てる効果があることを学びました。
これは、舌の「味蕾」の味の感じ方によるものです。
塩が味蕾をリフレッシュして、より甘みを強く感じるようになるのです。

机にかじりついて勉強することだけが「学び」ではありません。
普段の生活の中に、たとえばおやつの時間の中にも、「学び」の機会はふんだんにあるのです。

2023-01-25

QED進学塾の中学1年生(U,A)~今週の学習予定

QED進学塾の中学1年生のUくんとAくんの今週の学習予定です。

両名は、社会科の「1問1答」を毎週学習しています。
じゃんけんで先攻・後攻を決めて、お互いに問題を出し合うという形式で、毎週の小テストを実施しているのです。

今週は、初めて「1答1問」のテストも併せて行います。
各回の「1問1答」テストで最も難しかった用語について、説明文を作れるかどうかをテストします。

これまでの試験結果は、極めて良好です。
両名ともが満点を連発していて、これ以上を望むべくもないほどに。

毎週の社会科のテストによって、両名は2つの大収穫を得ることができました。
一つは「学習習慣」で、もう一つは「成功体験」です。

両名は、毎週のテスト勉強を自宅で行うことで学習習慣を身に着けました。
その過程で「覚え方」という、最も基本的な学習のし方をも会得しました。
そして、自らの努力が「満点」という目に見える形で表れて「成功体験」を積むこともできました。

塾長は、両名がこの経験を生かして、社会科以外の教科についても同様の家庭学習ができるようになってくれることを期待しています。

社会科の学習の功罪は、圧倒的に「功」のほうが大きかったです。
しかしながら、ただひとつだけ「罪」もありました。
それは、毎回の授業時間の30分間を、ときにはそれ以上の時間を、社会科に投入してきた結果、数英の授業時間が圧迫されてしまったことです。

今後は「罪」を消去して「功」だけを得ることはできないか、そんな虫のいいことを塾長は考えました。

1.両名が社会科の「1問1答」を家庭学習で音読する。
2.両名が1.の過程で読めなかったり、意味が分からなかったりした用語を、塾で質問する。
3.塾長が2.を板書解説する。
4.両名が改めて同問題を家庭学習で覚えてくる。
5.塾で小テストを実施する。
6.次のページを1.から繰り返す。

以上のような方式ならば、2週間に1ページずつ、すなわち1週間に0.5ページずつ進む計算です。
すると、今まで30分間を要していたものが、半分の15分間で済むことになります。
そして、浮いた15分間を英数の学習時間に充当するのです。

早速、今週から新方式を試してみることにします。
浮いた15分で両名が学習するのは、塾長が両名に先週配布したばかりの『不規則動詞変化表』のプリントです。

塾長は、今週から導入する新方式で、両名の数英の学力向上を期待しています。

2023-01-24

QED進学塾の中学1年生(K)~英検を学校受検

QED進学塾の中学1年生のKくんは、先週の土曜日に英検を学校受検しました。

毎日通っている学校で受検できる子はホームで試合を、不慣れな一般会場で受検する子はアウェーで試合をしているようなものですから、やはり学校受検組が有利と言えるでしょう。

見方を変えれば、一般会場組は通い慣れた学校以外の場所での受験経験を積むことができます。
その経験は、北辰テストなどの公開会場模試を受験する際に生きることでしょう。

近視眼的に目の前の戦い(英検)に勝つことだけを考えればホームが有利ですが、この先もずっと続く戦いを見据えればアウェーも悪くないのかもしれません。

さて、英検を受ける子は、受検前にほぼ全員が英検対策の受検勉強をします。
しかしながら、受検後に再学習する子は意外と少ないものです。
つまり、ここで差がつくのです。

Kくんが「差をつける」側に回ってくれることを、塾長が期待するのは当然のことです。
というわけで、Kくんには英検の問題を塾に持参してもらい、塾長がKくんにどこができてどこができなかったかを確認したうえで、英検のアフターフォロー授業を今週実施します。

その授業は、次回の英検に向けてという意味ももちろんあるのですが、それ以上に塾長がKくんの今後の英語学習の進め方を微調整したり、再考したりする目的のほうが大きいです。
今回の英検が、Kくんの英語の学力を、特に英文法の力をこれから伸長させていくための、貴重な資料となってくれることを塾長は期待しています。
英語学習の基礎工事、すなわち土台となる文法力を一緒に築いて行きましょう。

2023-01-23

QED進学塾の小学4年生(Y)~見事な自主学習

QED進学塾の小学4年生のYくんは、持参の問題集の『チャレンジ』にて「分数のたし算・ひき算」を学習中です。

今回、Yくんは、A4用紙1枚にびっしり「分数のたし算」の問題を手書きして、それを塾に持参しました。
塾長が宿題を出したわけではありません。
Yくんが自主的に書いてきたのです。
もちろん、塾長は、Yくんをべた褒めしました。

塾長「よく書いてきました。えらい。」(拍手!)
塾長「早速いっしょに(Yくんが書いてきた)問題を解こうか。」
Yくん「ひとりで解けるよ。」

Yくんは、自宅で計算問題だけを書いてきて、計算結果(答え)をまだ書いていませんでした。
それを見た塾長は、「Yくんは塾長といっしょに問題を解きたい。」と勝手に解釈してしまったのです。

ところが、Yくんの真意はそうではありませんでした。
Yくんは、「分数のたし算ができるようになった自分」を塾長に見せたかったのです。
そして、Yくんが自信満々で解いた計算結果は、見事全問正解でした。

塾長「Yくん天才!」
Yくん「うん♪」
塾長に褒められて、すこぶるご機嫌のYくんです。

塾長は、今がチャンスとばかりに、先週Yくんが苦戦していた「線分図」(おび図)を、Yくんにもう一度教えながら、いっしょに問題を解き進めました。

気分の良いときは、頭の回転も良くなるというものです。
Yくんは、先週の苦戦がうそのように、問題を最後まで解き切ることができました。

塾生が自主的に家庭学習をしてきて、その成果を塾長の目の前で誇らしげに披露してくれて、これ以上なにを望むと言うのでしょう。

翻って、入塾してまだ10日のLくん。
先週、Yくんは、塾長が貸与した『アポロン数学』の問題を自主的に解いて、早速そのノートを次回の登塾日に塾に持ってきてくれました。

全塾生が自主的に勉強するQED進学塾!
そんな校風が根付いてくれることが、塾長の思い描く塾の理想形です。
これからも共に積極的に学び続けて行きましょう。

2023-01-22

QED進学塾の高校受験生(R)~埼玉県公立高校入試まで1か月

QED進学塾の高校受験生のRくんは、2023年2月22日に埼玉県公立高校入試を受験します。
入試日まで残すところ1か月となりました。
いよいよラストスパートです。

今Rくんは、5教科をバランスよく勉強しています。
残り1か月で特定の教科の得点を10点upすることは困難ですが、1教科2点ずつの上積みで5教科の総合得点を10点upならば十分に可能です。
また、入試の合否は5科の総得点で決まるのですから、Rくんのバランス型の受験勉強は理にかなっています。
さらに、現在のRくんの学習の質も量も申し分ありません。
最後までこの調子で、残りの1か月間を走り切ってほしいところです。

埼玉県公立高校入試の数学大問1(配点65点)は、毎年出題される問題が決まっています。
しかも、大問1の小問1から小問7までは、その出題順まで毎年同じです。
そして、Rくんは、この7問をすらすら解けるまでに熟達しています。
Rくんは、毎年必ず入試に出る問題を確実な得点源としているのですから心強い限りです。

というわけで、今Rくんは上記以外の問題で如何に得点するかを考えて、数学の受験勉強に取り組んでいます。
今回、Rくんは『埼玉県公立高校入試 予想問題集 数学大問1』を学習しました。
そして、Rくんは塾長に同書の1問(関数)を質問しました

塾長は、この1問を解いて終わりとはしませんでした。
なぜならば、塾長は、Rくんがこの1問から非常に多くのことを学べると考えたからです。
高校入試範囲の数学、すなわち中学履修範囲の数学では、4つの関数を学びます。
中1で比例と反比例を、中2で1次関数を、中3で2次関数を、それぞれの学年で学習します。

今週1週間でRくんは、比例と反比例をもうこれ以上ないくらい徹底的に学習しました。
入試問題は、「何となく分かる。」や「大体知っている。」で解けるほど甘くありません。
「人に説明できる。」レベルまで到達してようやく「解ける。」と言い切れるのが入試問題です。
もちろん、Rくんはそこを目指して猛勉強中です。
来週は、1次関数と2次関数を学習予定です。

泣いても笑っても残り1か月です。
最後まで、地に足を着けて、全速力で歩を進めて行きましょう。
さながら競歩のラストスパートのように。

2023-01-21

QED進学塾の中学1年生(L)~第1週の授業を終えて(後編)

QED日誌の前回記事のつづきです。
後編の今回は、Lくんのお母さまのことを書きます。

お母さまは、Lくんの登塾・下塾の際に送り迎えを毎回しています。
つまり、Lくんの塾のある日は、1日に自宅と塾を2往復するのです。
さぞ大変なことと思います。
おかげさまで、塾長はLくんの登下塾の心配を一切することがありません。
本当にありがとうございます。

ですが、お母さまにもお疲れの日があることと思われます。
そんなときには、(言葉は良くないですが)手を抜いてほしいとも思います。
たとえば、「送り」はできなくても「迎え」だけするなどして。

ところで、Lくんの同学年の子にAくんという塾生がいます。
塾長は、塾の授業の終了後に、AくんをAくんの自宅付近まで車で送って行ったことがあります。
その日は、たまたまAくんの家族の全員が、Aくんを迎えに来ることのできない日でした。
そこで、Aくんのお母さまの依頼を受けた塾長が、Aくんを自宅の近くまで送り届けたのです。

そんな前例もあるので、Lくんのお母さまがご都合のつかないときには、どうぞご遠慮なさらずに塾長を頼ってくれるようお願いいたします。
塾長がLくんを家まで送り届けることは、決して難しいことではありません。

今ちょうど一年で最も寒い時期です。
寒風の吹きすさぶ中、お母さまが塾の外でLくんの授業終了を待つのは、あまりにも酷だと思います。
Lくんを待たせたくないという親心から、お母さまが塾に早く着きすぎてしまうこともあろうかと思います。

そんなときは、どうぞご遠慮なさらずに、むしろ積極的に、お母さまが教室に入ってきてほしいのです。
そうすれば、お母さまが寒さを凌ぐこともできるし、おまけにLくんの授業参観もできます。

Lくんがどんな勉強をしているのかを、お母さまがほんの一部でも知ることができれば、何を勉強しているのか分からないより何倍も、お母さまにご安心いただけることでしょう。
また、Lくんにとっても、自分の雄姿をお母さまに見せることができます。

さらに、短時間でも3者(Lくん+お母さま+塾長)でお話ができれば、これはもう毎回3者面談(プチ)をしているようなものです。
三位一体となってLくんの成長を見守る環境が、自然と出来上がることは大歓迎です。

QED進学塾の中学1年生(L)~第1週の授業を終えて(前編)

QED進学塾の中学1年生のLくんは、今週から通塾を開始して、無事に第1週の授業を終えることができました。
Lくんは、塾の授業でも家庭学習でも大変よく頑張りました。
Lくんがハイペースで飛ばし過ぎて息切れしてしまうことを、塾長が心配しなくてはならないほどに、Lくんは一生懸命勉強していました。
塾長は、Lくんに「頑張りすぎないでね。」と声をかけました。

継続は力なり。

学力を伸長させ続けるのは、毎日毎日の勉強の積み重ねです。
特に、積み重ねが命である数学と英語は、必ず毎日勉強したいものです。

たとえば、数学の勉強がとてもとても大変な日があったとします。
「だから、今日は英語を1秒も勉強しなかった。」

こんな日を作ってはいけないのです。
なぜならば、その日の英語の学力は、前日よりもダウンしてしまうに違いないからです。
これは、非常に勿体ないことです。

そんな日は、英語の音読を3分で済ませても良いでしょう。
基本文を1行だけでも暗唱できれば、なお良いでしょう。
とにかく毎日「積み上げて行く」ことが大切なのです。

Lくんの持っている数多くの長所の中で、塾長が特にLくんの美点であると考えているのが、この「積み上げ」と前日にも書いた「ノート」です。

塾長は、Lくんに『アポロン数学-中1』を貸与しました。
すると、間髪を入れずにLくんは、塾で習ったばかりの知識で解くことのできる、同書の問題を自力で探しました。
そして、Lくんは家庭学習で同問題を解いてから、それを塾に持参しました。
つまり、Lくんはベストのタイミングで積み上げ学習ができているのです。
こんなことができるLくんの、学力と成績の向上はもう約束されたようなもの、塾長はそう思います。

Lくんの数学の勉強ぶりを見せつけられた塾長は、当たり前のことですが「ならば英語も」と欲張りたくなります。
早速、塾長はLくんに『みるみるわかるステップ式 中1英語』を貸し出しました。
次回の登塾日に、Lくんが今学校で習っているところの同書の問題を解いて来るのではないかと、塾長は期待しています。

Lくんが数学の勉強で忙しいことは、塾長も知っています。
だから英語は「ちょっとだけ」でよいのです。
それは、塾長がこの記事で前述したとおりです。

つづく

2023-01-20

QED進学塾の中学1年生(L)~今週より通塾開始(3)

QED日誌の前回記事のつづきです。
これが最終回(3連載記事の3回目)です。

さて、前回記事で塾長はLくんの塾での勉強について書きました。
今回は、家庭学習についてです。

Lくんの初回授業で、塾長は確かな手応えを感じました。
また、Lくんも「やれる!」と思っていることでしょう。
塾の授業は、早くも軌道に乗りつつあります。

しかしながら、それだけでは不十分です。
なぜならば、塾で勉強する時間よりも家庭学習の時間のほうが長く、学校の授業時間はさらに長いからです。

1.塾。
2.家庭学習。
3.学校授業。
これらが機能的にリンクしてこそ、Lくんの学力向上が望めるというものです。

というわけで、Lくんの第1回授業で塾長は、Lくんの家庭学習についても指導しました。
ちょうどこの授業で、Lくんの隣の席には同学年のUくんが座っていました。
そこで、塾長は、Uくんが現在進行形で行っている家庭学習のやり方をLくんに説明したのです。
ですが、塾長は、Lくんに同様の勉強法を押し付ける気は全くありません。

第2回授業で、塾長は、自分が学生時代に行っていた学習法をLくんに伝えます。
そっくりそのまま伝えるのではなく、現代風にアレンジして伝えます。
電子機器の発達等によって、バージョンアップできるものも多々あるからです。

塾長は、Lくんに様々な家庭学習の方法を伝えます。
Lくんは、その中から選択したり、組み合わせたり、一部改訂したりして、自らの家庭学習をデザインします。
Lくん自身が「勉強しやすい。」と感じて、納得して実行する家庭学習が、Lくんにとっての最高の学習法なのですから。

翻って、学習教材です。

学年末試験まで約1か月というこの時期に、1学年分の教材を揃えるのは、さすがに勿体ないことでしょう。

というわけで、第1回授業の終わりに塾長は、Lくんに数学の問題集の『アポロン』を貸与しました。
また、Uくんの『栄光ワーク』の問題から、Lくんの『学校ワーク』の類題となる問題を塾長がピックアップして、同問題をLくんがノートに書き写しました。

第2回授業の終わりに塾長は、英語教材の『みるみるわかるステップ式 中1英語』をLくんに貸与します。
Lくんが自分の家庭学習のリズムをいち早くつかんでくれることを、塾長は期待しています。

QED進学塾の中学1年生(L)~今週より通塾開始(2)

QED日誌の前回記事のつづきです。

さて、Lくんの質問を受けて塾長は、早速板書解説を始めました。
Lくんは、塾長の説明を集中して聞いています。

前回授業で、Lくんのノートの取り方が抜群であることは分かっています。
Lくんは、板書の写し方が上手で、さらにそこに自分の言葉で説明を加えます。
これは、Lくんの高い集中力と理解力のなせる業です。

1.Lくんが塾長の説明を集中して聞く。
2.そして、1.を思い出しながらノートを取る。
3.もし、2.の途中で疑問点が浮かべば、直ぐに塾長に質問する。

これから、Lくんは、上記のようにして毎回の授業を受講します。
すると、Lくんはインプット(塾長の板書解説を聞く時間)とアウトプット(Lくんの得意なノートにまとめる時間)とを、交互に繰り返すことになります。

これが、Lくんの学力を伸ばします。
入出力の反復によって、記憶は定着して行くからです。

テストとは、
(1)テスト前に覚えたことを、(入力)
(2)テスト問題に即して、(読解力)
(3)自分の手で表現。(出力)
することです。

Lくんが「これは試験に出るから。」などとテストのことをあまり意識せずとも、前述の1.2.3.がそのまま試験対策になっていて、自然と(1)(2)(3)ができるようになって行きます。

塾長が目指すところはシンプルで、終始一貫しています。

Lくんが毎日の勉強を楽しむこと。
それを継続すること。
その積み重ねによって学力を伸ばし続けること。

そして、Lくんも目指すところは共通です。

つづく

追記。
第1回授業でLくんは、高校入試の頻出問題(塾長が即興で自作した問題)にチャレンジしました。
同問題は、中3履修範囲ではあるものの、工夫次第では中1生でも解ける問題です。
そのチャレンジをLくんは楽しんでいました。

楽しみながら力がつく!
こんな問題を「ときに」塾長は用意します。
「毎授業で」「何問も」用意したのでは、Lくんの頭から煙が出てしまいます(笑)
過負荷は禁物です。

簡単な問題ばかりではつまらないし、難しい問題ばかりでは頭がパンクします。
Lくんにとってちょうどいいラインを、これから塾長は探っていきます。
これにLくんも協力してくれれば、これほど嬉しいことはありません。

QED進学塾の中学1年生(L)~今週より通塾開始

QED進学塾の中学1年生のLくんは、無料体験授業を先週受講したばかりで、その日が初めての来塾でした。
もちろん、塾長とは初対面です。
それでも、Lくんは体験授業終了後に即入塾を決めてくれました。
塾長はそのことを心から嬉しく思い、Lくんとの再会を心待ちにしていました。

いよいよ今週より、Lくんは通塾を開始しました。
Lくんの記念すべき第1回授業は数学です。
学習教材はLくんの持参した『学校ワーク』で、学習単元は「おうぎ形の弧の長さと面積」でした。

Lくんが初めて塾長に質問したのは、同単元の公式でした。
塾長は、心の中でガッツポーズをしていました。
おそらく、塾長の表情にも喜びが顕現していたことでしょう。
塾長は、友人から「顔に出やすい。」と言われているので、その自覚はあります(笑)
塾長が喜んだ理由は、Lくんが基礎からしっかり勉強しようという意思を明示してくれたからです。

数学が苦手な子に多いパターンなのですが、「自分はどうせ分からないから。」と決めつけて、公式を丸暗記しようとする子が少なからず存在します。
そんな子は、覚えた公式に数値を代入して正答を得ようとします。

ですが、なかなか上手く行きません。
それもそのはず、理屈が分かっていない子は、応用が全く利かないのですから。
テスト問題の出題の仕方をほんの少し変えられただけで、さっぱり解けなくなってしまいます。

Lくんは、「意味を理解したうえで」公式を覚えようとします。
丸暗記しようとは、露ほどにも思っていないのです。
そんな学習姿勢のLくんが、これから学力と成績を伸ばせないはずがありません。

これは、Lくんが「ぼくは伸びる子!」と宣言してくれたも同然です。
しかも、Lくんが通塾を開始して第1回目の授業で。
さらに言えば、その授業の冒頭で。
だから、塾長は大喜びしたのです。

つづく

2023-01-19

QED進学塾の中学1年生(U,K,A)~今回の英語

QED進学塾の中学1年生のUくん、Kくん、Aくんの今回の英語です。

現在中1生の3名は『不規則動詞変化表』を学習中です。
もとはと言えば、Kくんの通う学校で『不規則動詞変化表』の「原形+過去形」のプリントが冬期課題として配布されたことが、3名が同表を履修開始するきっかけでした。

せっかくだからちょっと欲張って、塾長の持っている『不規則動詞変化表』の「原形+過去形+過去分詞形」のプリントで勉強しよう。
ちょうど冬休みで学校授業が止まっているのだから、KくんだけでなくUくんやAくんも一緒に勉強しよう。
こうして、3名の同表の履修開始と相成りました。

「せっかくだから」「おまけに」「ちょっと欲張って」「英語に関連して国語も」「ついでに数学も」・・・・・
このようにして、次々と学習の幅が広がって行きました。・・・・・【後述】

余談ですが、塾長のお誕生日は来週です。
その日までは、『不規則動詞変化表』の学習を継続します。
それ以降は再び、学校授業に即して英数を中心の授業です。
学年末試験をにらみながら。

同表の学習が先行しているのはKくんです。
それはそうですよね。
もともとKくんが塾に持参した『不規則動詞変化表』ですから、Kくんは家で予習をしてきています。
その分の「先行の利」があるわけです。

今回授業では、塾長がKくんに先を教えているときに、UくんとAくんは相互学習で復習をしていました。
ここで言う相互学習とは、お互いに教えたり教えられたり、塾生が先生役と生徒役の両方の役を担いながら進めて行く学習のことを指します。

すると、生徒役の塾生は、いつにも増して新鮮な気持ちで授業を受けることができます。
生徒が授業することは、それほど多くはないですから。
一方、先生役の塾生は、「教える」ことによって「教わる」塾生と同等もしくはそれ以上の勉強ができます。
アウトプットこそ最高の記憶定着法だからです。

いつもいつも同じような授業スタイルではマンネリ化してしまいます。
マンネリズムは、脳の活性化を妨げます。
ときには、普段と異なる授業形態を導入することで、頭のリフレッシュを図りたいものです。
授業に多くのオプションやバリエーションを持たせられるのも、1クラスに3名しかいない教室ならではのメリットと言えるでしょう。

さて、前述の「学習の幅」について、塾長は【後述】という印をつけておきました。
全部書くと長くなってしまうので、ここではメモ書き程度に留めます。
詳細は、1週間以内に『QED日誌』に書く予定です。

以下にメモだけしておきますので、読者の皆様もどんな内容か想像してみてください。

【memo】
leave left left
右・正しい・直角・権利
Cマーク・Sではない・複製・ディズニーシー・著作権・海賊版・違法コピー
乗合自動車・故郷の訛り懐かし停車場の・Kくん・上野・北の玄関口・岩手県・石川啄木・処女歌集

2023-01-18

QED進学塾の3者面談・2者面談・ミニ面談~いつでも受付中

QED進学塾では、各種面談を随時受付中です。

塾生+保護者さま+塾長=3者面談。
塾生+塾長=2者面談。
保護者さま+塾長=2者面談。
その他=ミニ面談など。

たとえば、中学1年生のUくんのお母さまと塾長は、ごく短時間の2者面談(プチ面談)を毎週実施しています。
「実施」と言うほど大げさなものではありませんが、最低でも週に1度はフィットネスクラブにて2者がお話をする機会があり、その際にUくんの近況、家庭学習の様子、部活の活動状況、などなどが話題に上るのです。
この短時間のやりとりが、塾生+保護者さま+塾長の3者がコンセンサスを得るのに大いに役立っています。
おかげさまで、Uくんの学習を大変円滑に進めることができています。

同じく中学1年生のAくんのお母さまと塾長は、お母さまがAくんのお迎えにご来塾の際に、塾長と毎週プチ面談を行うことが恒例です。
そのため、Uくんの場合と同様にさまざまなお話をすることができています。

しかしながら、みんながみんなUくんやAくんのようには行きません。
それでも、電子メールや電話など、顔を合わせなくても会話はできます。
それでは事足りない場合は、保護者さまのご都合の良い時間に面談を実施することもできます。
どうぞ遠慮なさらずに「面談希望」とお申し付けください。

コミュニケーションを密に取ることに「百利あって一害なし。」
塾長はそう考えています。
ですから、保護者さまにとって気がかりなことがあれば、どんな小さな事であってもお知らせいただければ幸いです。

小さなことを放置していたら、いつの間にか問題が大きくなってしまっていた。
そんな大火事は、何としてでも避けなければなりません。

問題が小さなうちに対処したことで、大事には至らなかった、事なきを得た。
そんなことは多々あります。
初動が早ければ、火事ではなくボヤ騒ぎで済むのです。

塾長は、先ほど「電子メール」と書きました。
ですが、保護者さまがお忙しい中、丁寧なメールを書くことは骨の折れることと思います。
そんなときこそ「1行メール」です。

保護者さまが塾長に気軽に相談できること。
それを受けて塾長は、拙速を厭わず素早いレスポンスを返すこと。
これさえできていれば、3者(塾生+保護者さま+塾長)が最も安心できる環境が整うのではないかと塾長は考えています。

2023-01-17

QED進学塾の高校1年生(S)~大学入学共通テストが一昨日終了

QED日誌の昨日の記事のつづきです。
昨日は【数学1A】について書きましたので、今日は【数学2B】についてです。

【数学2B】(2日目13:50-14:50=60分間)
昨年度よりも問題文が増量されています。
ページ数が増加しているので、目に見えて増えています。
大学入試センターから大学入学共通テストへ切り替わったときに、問題文とページ数が一気に増加しましたが、今年はさらに増加しています。
問題文を「速く」「正確に」読み取る力が必要です。
「会話形式」の問題文を読み取って解く問題も多数ありました。
昨日のQED日誌にも書きましたが、この科目でも国語力が求められています。

昨年度との比較では、昨日書いた【数学1A】が誰が見ても分かるくらい大幅に易化したのに対して、【数学2B】は少しだけ易化しているように塾長は感じました。
より細かく見て行くと、必答問題が易化、選択問題がやや難化、全体としてやや易化といったところでしょうか。

塾長が目を引かれた問題は、第2問[2]の積分の問題です。
同問題は、定積分を用いてソメイヨシノの開花時期を推定する問題でした。
これまでには見られなかったタイプの問題で、新傾向問題と言えるでしょう。

とは言え、定積分の計算自体は簡単でした。
定積分の性質も利用するのですが、これも基礎的なものでした。
発想も計算も決して難しくはなく、問題文を正しく「読み取る」ことさえできれば解ける問題です。

もう1問取り上げるとすれば、第3問の「確率分布と統計的な推測」の問題です。
同問は、ピーマン1個の重さについてのデータを分析する問題でした。
問題の後半では、ピーマンの重さの分散を小さくするには、どのような手法を取ればよいか、考察が求められました。
この問題も、発想力や計算力は特に求められておらず、設問内容を理解することができれば簡単に解ける問題でした。
本問も前述のソメイヨシノの問題と同様に「題意把握」さえできれば勝ちという、読解力勝負の問題だったと思います。

幕末の寺子屋から明治時代の初等教育において、「読み書きそろばん」が重視されました。
ここで言う「そろばん」とは、計算力のことです。
また、「読み書きそろばん」の3つの能力のことを、英語では「3R's」と言います。
この3つが学習の3本柱であることは、洋の東西を問いません。

大学入試センター試験から大学入学共通テストになって、問題のページ数が増加しました。
問題文が長文化することによって、より読解力が試されるテストとなりました。
昨年は特にひどかったのですが、計算量も一気に増加しました。
よって、より計算力を求められるテストとなりました。

これは「読み書きそろばん」への原点回帰とも言えるのではないでしょうか。
大学や大学院での高度な学問研究を支えるのは、「読み書きそろばん」の基礎学力であると塾長は考えます。
だから、塾長はこの原点回帰を歓迎しています。
小手先の受験テクニックではなく、より本質的な基礎学力が求められる時代になったことを嬉しく思います。

QED進学塾でも受験テクニックを教えます。
ただし、それだけを教えることも、「覚えてね。」の一言で済ますこともありません。
塾長が塾生に解法の技術を教えるときには、必ず「どうしてそうなるのか。」について板書解説しています。

その一例が、2次方程式の解の公式です。
塾長は、同公式を導く手順(平方完成)を黒板1枚まるごと使って説明します。
何行かの説明文と、膨大な計算量とで、黒板1枚が埋まってしまうのです。

塾生は、この手順を学ぶことによって、公式の成り立ち・仕組みを理解します。
万が一、生徒が公式を忘れてしまったとしても、自力で公式を導き出すことができます。

塾生は、膨大な計算を最後まで解き切ることで、計算力を養います。
解の公式を導く過程は、高校入試までの範囲においてトップクラスの計算量です。
生徒がこれを解き切った自信は、ほかの計算問題を解くときに心の支えとなります。

楽しく学ぶこと。
それを継続すること。
これにより学力を積み上げて行くこと。
QED進学塾の指導方針は不変です。

方針は不変ですが、その内容の微調整は常に行っています。
大学入学共通テストの問題を見て塾長が思うことは、「読み書きそろばん」の基礎学力をこれまで以上に重視しなければならないということです。
(もともと基礎基本を重視していましたが更に。)

塾生が基礎学力を養うことは、大学入学共通テストで得点するための必要条件であると同時に、大学・大学院で学問研究を深化させていくための十分条件ではないか、塾長はこのように考えています。

「十分条件」は言いすぎだと思われる方もいるでしょう。
それでも、塾長は決して過言ではないと思っています。
十分に堅牢な土台さえあれば、その上にいくらでも高層建築ができるのですから。

2023-01-16

QED進学塾の高校1年生(S)~大学入学共通テストが昨日終了

QED進学塾の高校1年生のSくんに向けて、昨日終了したばかりの大学入学共通テストの「数学1A」と「数学2B」について、塾長の思うところを書き記します。

Sくんにとって共通テストは、まだ2年も先のことです。
ですから、今はあまりイメージがわかないかもしれません。
しかしながら、どのような出題傾向にあるかの凡そのところだけでも、せひ知っていてほしいと塾長は思うのです。
というわけで、【数学1A】と【数学2B】の2科目について簡単に触れておきましょう。

【数学1A】(2日目11:20-12:30=70分間)
毎年塾長が同科目の問題を解くのに、試験時間の3分の1(23分くらい)を要するのですが、昨年は様子が違いました。
昨年の同科目の問題は、計算量が膨大であったため、例年の倍の時間がかかってしまったのです。
案の定、試験時間内に問題を解き終わらない受験生も多発していました。
同科目の難易度があまりにも高すぎた昨年でした。

計算量が極端に多すぎた昨年の反省からでしょうか、今年は計算量が大きく減らされていて、問題の難易度も大幅に易化していました。
それでも、例年と比較して計算量は多いと言わざるを得ず、この傾向は来年以降も続くと塾長は予想しています。

その対策として、計算の速度を上げる訓練も必要でしょうし、計算の工夫も日頃の学習からふんだんに取り入れることも必要でしょう。

前者は、Sくんの家庭学習にかかっています。
塾の授業時間内に計算練習の時間を多く設けることは現実的ではありませんから、Sくんが自宅で問題演習をする際にタイムを計るなどして、スピードアップに努めてほしいと思います。

一方、後者は、塾の授業が頼りでしょうか。
生徒に自分で計算の工夫を考えろと言っても、数学がよほど得意な子ならばいざ知らず、大半の生徒はそれができないことが多いものです。

塾長は、単に計算の工夫を教えるだけでは不十分と考えます。
その工夫を思いつくのに、どのような発想や思考回路でそこに辿り着いたかを教える必要があると思うのです。
塾生がその「考え方」を知ってこそ、他の問題への応用が利くというものです。

最後に、【数学1A】の問題から塾長が1問をピックアップします。
それは、第4問「整数の性質」です。
同問題は、長方形を敷き詰めてできた長方形・正方形についての問題で、約数・倍数に関する知識と考察とが求められる問題でした。

同問題の文中には、数式がただの1行も与えられていません。
これは、その点で特徴的な問題と言えます。
題意を読み取る力、すなわち読解力と理解力とが試される問題でした。
国語力を要求する問題は、今後ますます増加傾向にあるのではないかと塾長は予想しています。

当然のことながら、どんな教科・科目でも問題文は日本語で書かれています。
(一部の大学・学部の英問英答の入試問題を除く)
ということは、国語力を増強すれば、それは全科目の得点を押し上げることに繋がります。

そして、その国語力の向上は、国語以外の教科の勉強でも図れると塾長は考えています。
塾長が授業中に質疑応答・口頭試問の時間を多く設けているのは、生徒の理解度を上げながら、同時に国語力をも向上させることが狙いなのです。

今のところ、この作戦は奏功しています。
塾の国語の授業では、文法・漢字・文学史などを勉強することはあっても、読解問題を解くことはほぼありません。

にもかかわず、5教科の中で国語の北辰偏差値が最も高い塾生が8割です。
(直近の高校受験生の5名中4名。)
このことが「国語の勉強以外でも国語力は養える」ことの証明になっているのではないかと、塾長は考えています。

塾長は、これまでも国語力の向上を常に念頭に置いて授業をしてきました。
数学の時間でも、英語の時間でも。
今後、塾長はその意識をさらに強化して授業を進めて行きます。

つづく

2023-01-15

QED進学塾の小学4年生(Y)~今回の漢字・分数

QED進学塾の小学4年生のYくんの今回の漢字・分数です。

【漢字】
Yくんは、漢字を正確に覚えるには「書き順」と「形」の両方ともが大切だと知りました。
たとえば「悪」という漢字。
Yくんは、この字の「書き順」を正しく書くことができました。
ですが、どうもお手本と字の形が異なります。
そこで、塾長はYくんに「悪」の真ん中の部屋の数を数えてもらいました。

塾長「(Yくんが書いた「悪」の字に)部屋はいくつある?」
Yくん「2つ。」
塾長「じゃあ、お手本は?」
Yくん「あれ?(部屋が)3つある。」

ここで、Yくんは、自分が書いた「悪」の一番左の部屋が潰れてしまっていることに気付きます。
さらに、部屋を分割している壁(2本のたて棒)が部屋の天井も床も貫いていることにも気付きました。
こうして、Yくんは、字の形がお手本と合っているかどうかをチェックする術を覚えたのでした。

以前、Yくんが学習した「未」と「末」もそうでしたが、漢字は細部までよく見ないと正解にたどり着けないことが多々あります。
塾長は、Yくんがお手本の漢字を隅々まで観察する習慣を、少しずつでもいいから身に着けて行ってくれることを願っています。

【分数】
算数の勉強では、こんなことがよく起こります。

1ページ目が、よく分からない。
2ページ目は、もっと分からない。
3ページ目は、何語が書いてあるのかすら分からない。

積み上げの教科と言われる算数・数学・英語の学習においては、これは決して珍しい現象ではありません。
今回授業のYくんの身にも同様のことが起こっていました。

そこで、Yくんは、授業時間の最後の20分間で「分数の線分図(おび図)」に戻ってフィードバック学習をしました。
算数が時間割の最後になったのは、Yくんが算数の勉強をしたがらなかったから。
塾長が算数の学習時間を20分間に設定したのは、それがYくんの集中力が保てる最長時間だからです。

塾長は、Yくんに付きっ切りで、Yくんのペースに合わせて、Yくんの理解度をひとつひとつ確認しながら、ゆっくりゆっくり勉強を進めて行きます。
Yくんは、頭から煙を出しながらも、何とか理解が追い付いて行きます。
塾長も、Yくんが追い付くまでポイントポイントで待ちながら一緒に歩いて行きます。

そして、とうとうYくんは『チャレンジ』(問題集の名前)の分数の線分図のページの再学習、そして完全制覇に成功しました。
このとき、Yくんの顔は充実感に満ちていました。

Yくんは、つい先日10歳のお誕生日を迎えたばかりです。
年齢が少なければ少ないほど、一度嫌いになってしまった単元にそのあともずっと拒絶感を持ち続ける傾向があります。
塾長は、Yくんが分数を本気で嫌いになる前にリカバリーできたことに安堵していました。

しかしながら、安心するのはまだ早いです。
Yくんは、ひとりで分数の家庭学習を進められる段階には未だ至っていません。
来週の算数の時間も、今回と同様に最後の20分間で付きっ切りでの授業となることでしょう。
Yくんが分数を得意になるその日まで、2人3脚で、Yくんも塾長も笑顔のままで、一緒に分数の勉強を続けて行きましょう。

2023-01-14

QED進学塾の中学1年生(L)~ようこそQED進学塾へ(3)

QED日誌の前回記事のつづきです。
これが完結編です。

Lくんは、初対面の塾長に自分のことをいろいろと話してくれました。
勉強のこと、部活のこと、将来就きたい職業のこと、第1志望校のこと、などなど。
塾長も自分のことをたくさん話しました。
これからも、塾長はLくんのお話をもっともっと聞きたいと思っています。
勉強や進路に関係のないことでも、どんどん積極的に話してくれたら嬉しいです。

Lくんと塾長の好きなキャラクターが、2つもかぶっていたのには驚きました。
2つとも別会社のキャラにもかかわらず。
塾長がLくんにプレゼントしたカレンダーのキャラも、見せるだけだった塾長の手帳のキャラも、見事にかぶっていましたね(笑)
Lくんがこれから楽しく勉強を続けて行くために、塾長との相性の良さも味方してくれそうです(^^)

塾長からLくんへ、
1.ノート。
2.カレンダー。
3.計算ドリル。
をプレゼントします。
ささやかな入塾祝いです。

今回塾長は、Lくんに3.を渡すのを忘れてしまいました。
ごめんなさい。
せっかくLくんが塾長に「計算がちょっと苦手」と教えてくれたのに。
上記の3.は来週のお楽しみということにしておいてください。
それでも塾長がまた忘れそうだったら、Lくんから言ってくださいね。

いよいよ来週から授業開始です。
塾長は、Lくんの初回授業の日を首を長くして待っています。
これからいっしょに頑張って行きましょう。

QED進学塾の中学1年生(L)~ようこそQED進学塾へ(2)

QED日誌の前回記事のつづきです。

塾長が前回記事に書いたように、Lくんは伸びしろ満点です。
塾長は、今回記事にもLくんにとっての好材料を書きます。

学力の増加量=学習の質×勉強時間。

この公式を目にしたことのある人は多いのではないでしょうか。
「勉強時間」は簡単に測定できますが、「学習の質」はそうではありません。
そこで、定量的に表すことの難しい「学習の質」をいくつかの要素に分けて考えてみましょう。

1.集中力。
Lくんは、集中してものごとを考えることができていました。
おやつを食べながらでもそれができたのですから、高い集中力を持っていることは確かです。
お母さまは「家でもそんな感じ。」と言っていましたが、塾長もそれでいいと思います。
集中力を高めるのに「程よい緊張感」は必要ですが、「過度な緊張感」はむしろ集中の妨げです。

2.勉強のし方。
Lくんは、毎日の学習習慣が身に着いています。
「勉強慣れ」しているので、学習の進め方も効率的です。
塾長は、Lくんが自分に合った勉強のし方をしていると思います。
この調子でがんばりましょう。

もし、塾長が軌道修正が必要だと思う点があれば、直ぐLくんに言います。
さらに改善の余地があると気付いた点があれば、直ぐに提案します。
だから、Lくんが安心して勉強を続けてほしいと思います。

3.気持ち。
技術面以上に学習に影響を与えるのが精神面であると塾長は考えています。
気持ちが乗れば勉強もはかどるし、嫌な気持ちのときは頭の回転も悪くなります。
Lくんは、無料体験授業で気分よく勉強できていました。
とてもよい傾向です。

Lくんが楽しく勉強しながら、その積み重ねによって学力と成績とを伸長させ続けることを塾長は願っています。
それを実現させるために、これからいっしょに頑張って行きましょう。

つづく

QED進学塾の中学1年生(L)~ようこそQED進学塾へ

QED進学塾の中学1年生のLくんは新入塾生です。
Lくんは、無料体験授業を受講して直ぐに入塾してくれました。
ようこそQED進学塾へ!
早速、来週から授業開始です。
これからいっしょに頑張って行きましょう。

Lくんは、数学のよくできる子です。
そして、英語と国語はさらによくできます。
なので、主要3科の比較対照では「数学がやや不得手。」ということになります。
ですが、数学が人一倍できることに間違いありません。

Lくん自身が今いちばん力を入れて勉強したいと思っている教科は数学です。
数学をざっくりと「代数」と「幾何」に分けると、
(私立中学校の時間割では分けられていることが多い)
Lくんは前者が苦手だと自己診断しています。

「計算が大得意♪」
Lくんが自信を持ってそう言える日が直ぐ来ます。
そうなるようにこれから勉強して行きましょう。
体験授業でも「計算の工夫」を学びましたね。
Lくんはそれをあっという間に理解できたのですから、今から自信を持ってもいいくらいです。

「僕はできる。」「これからさらに伸びる。」
そう信じて疑わない子のほうが、学力・成績の伸びがよい傾向にあります。
前向きな気持ちで楽しく学び続ける子がいちばん伸びるのです。

塾長は、Lくんに1度会っただけです。
それでも、塾長はLくんに「伸びしろ」を感じています。
根拠のない思い込みではありません。
Lくんには伸びる要素が満載です。

Lくんは、板書をノートに取るときに「自分の言葉」を書き込んでいました。
塾長は、そのことを褒めちぎりました。
ノートは、自分があとで見返すためのものです。
ノートに書き込まれた文字は、未来の自分へのメッセージです。
未来の自分に伝わるように、今の自分が言葉を選んで書く、Lくんは既にこれができています。
だから、塾長はつい嬉しくなってLくんをべた褒めしてしまったのです。

Lくんは、自分の未来図を思い描いています。
将来就きたい仕事が決まっていて、その前段階として第1志望校も決まっています。
目標に向かって進もうとする力は、そのまま勉強を推し進める力になります。
その推進力が学力・成績を向上させる原動力になります。

Lくんは、高い理解力と思考力とを持ち合わせています。
体験授業でLくんは、Lくんにとって既知の「みはじ」の「てんとうむし」の例から、
「単位量当たりの大きさ」の「『まい』と『あたり』」を直ぐに理解することができました。
自分が「よく分からない。」と感じたものを、自分が「知っているもの」「分かっているもの」をベースとして、それを応用・発展させて理解することは、数学はもちろんのこと他の教科の勉強を進めるにも有効な手段です。
そして、そのような手法を反復的・継続的に取り続けることで、もともと高いLくんの理解力と思考力とを、今以上に伸長させることができるでしょう。

つづく

2023-01-13

QED進学塾の無料体験授業~QED日誌を見てのお問い合わせ

QED進学塾の無料体験授業を近日中に実施します。

新しい生徒が来塾してくれることは、いつでも嬉しいものです。
特に、今回は喜びもひとしおです。
初めてQED進学塾にメールしてくださった保護者さまが、その文中で『QED日誌を見てお問い合わせ』とおっしゃってくださったからです。

当ブログの『QED日誌』は毎日更新です。
昨年2022年は365日更新しました。
今年2023年も365日更新を、気が早いですが来年2024年には366日更新を、それぞれ目指して毎日更新を継続したいと塾長は考えています。

継続は力なり。
毎日こつこつと書き続けてきた『QED日誌』の記事数は、今回の記事が4854本目になりました。
このまま行けば、今年の6月には5000本の大台に乗ることでしょう。
塾長は、これまで積み上げてきた記事の山が、QED進学塾の歴史を表しているように感じています。
だから書いていて楽しいのかもしれません。

塾長が『QED日誌』を毎日更新しているのには、大きく分けて2つの理由があります。

1.保護者さまが『QED日誌』を読んで、わが子が塾でどんな勉強をしているのか、勉強以外のことについても塾での様子がどうなのか、知ることができるから。
そうすることで、わが子が塾でどう過ごしているのか分からないより、保護者さまが100倍安心できるから。

2.塾長が『QED日誌』に「授業日報」のような役割を持たせることができるから。
それによって、塾生の授業方針を定めて一貫性のある授業を計画的に進めることができるから。

今のところ、上記の2つは順調に機能しています。

今回のお問い合わせによって、

3.まだQED進学塾に来たことのないお子さんやその保護者さまに、塾の様子を詳しく知っていただくことができる。
それによって、興味関心を持ってくださる方もいらっしゃる。

という、3つ目の効果があることが顕現しました。

おかげさまで塾長のやる気UPです。
これからも『QED日誌』を毎日更新する気満々です(笑)

塾長は、お問い合わせしてくださった生徒とその保護者さまに感謝しながら、無料体験授業の日を楽しみに待っています。

2023-01-12

QED進学塾の中学1年生(A)~今回の社会科・英語・プレゼント・休み時間

QED進学塾の中学1年生のAくんの今回の社会科・英語です。

【社会科】
毎週Aくんは、『栄光ワーク』の「1問1答式問題」の約0.5ページ分のテスト勉強をしてきます。
そして、塾で同ページの小テストを受け、次のページの漢字や用語を勉強して、その日の社会科の授業を終えています。

さらに、今回から「1答1問」が2問だけ追加されました。
これは、「1問1答式問題」の答えの1単語すなわち「1答」を見て、問題文すなわち「1問」を説明するという、記述式テストです。
ただし、説明文は問題文と完全一致する必要はなく、文章の意味が合っていれば正解とします。

学校の定期テスト、その先の北辰テスト、さらにずっと先の埼玉県公立高校入試など、さまざまな試験で出題される「記述式問題」の対策を常日頃から行いたい、そのような目的で塾長が導入したのが、毎週の「1答1問テスト」なのです。

ここで鍛えた記述力・論述力は、社会科だけでなく5教科すべてで大いに役に立つことでしょう。
塾長は、5教科の中でも国語の、特に作文などの表現力の強化にも期待を寄せています。

今回は、Uくんが病欠したために社会科の進度を一時停止しました。
また来週のテストに向けて家庭学習をがんばりましょう。

【英語】
Aくんは、塾長の配布したプリントにて『不規則動詞変化表』を学習しました。
そして、塾長は、A4サイズの同プリントの2枚組のうちの1枚目の約0.3ページ分を、Aくんの宿題に出しました。
この宿題は、そっくりそのまま次回の小テストのテスト範囲です。
次回テストは、問題も答えもそっくり同じで、問題の出題の順番も同じにして出題します。
満点を取るチャンスですので、張り切って覚えてきましょう。

【プレセント】
塾長は、ディズニープリンセスの卓上カレンダーと壁掛けカレンダーとを、毎年ダイソーで購入しています。
教室用と自室用を各1部ずつなので、計4部の購入です。

今年は、その倍の8部を仕入れました。
例年よりも+4部です。

その4部の内訳は、
昨年、ディズニー大好きな小学4年生に2部(卓上と壁掛けを各1部ずつ)を配布済み、
今回、Aくんの希望により1部(卓上)を配布済み、
今週末、Sくんに1部(壁掛け)を配布予定、
以上のようになっています。

自宅と同じカレンダーが塾にもあることが、塾生が教室をより居心地のよい空間と感じてくれるために一役買ってくれるのではないか、塾長はそう期待しています。

【休み時間】
つい先日にセブンイレブンで塾長が購入したばかりのおやつが、今回授業の休み時間に早速活躍してくれました。
中1生たちは、目を輝かせて23種類のおやつの中から2種類を選んでくれました。
そして、これらのおやつをちびコーラやちびファンタとともに喫食・喫茶しながら、勉強で疲れた頭を小休止させていました。

授業中は全集中、休み時間は完全休養、めりはりのある勉強で学習効果を高めてほしいものです。

2023-01-11

QED進学塾の中学1年生(K)~英語の冬期課題テスト

QED進学塾の中学1年生のKくんの通う学校では、英語の冬期課題が2つ出題されています。
そして、冬期課題テストも実施されます。

1.不規則動詞変化表。(過去分詞形を除く)
2.冬期講習テキスト。(私立校+塾の専用教材)(公立校への納入不可)

冬期課題は、上記の1.2.です。
しかしながら、課題テストの試験範囲は1.のみで、2.は試験範囲から外れています。
つまり、課題と課題テストの範囲が一致しないという、やや変則的な出題パターンなのです。

前々回の授業で、Kくんは上記1.を学習しました。
そして、表の覚え方を学びました。

前回授業では上記2.を学習しました。
そして、Kくんが自力で解けなかった問題についての疑問点を解消しました。

このバランス感覚がKくんの素晴らしいところです。
課題テストに1.だけが出題されるのならば、1.に全集中しようとする生徒が多数派でしょう。
ところが、Kくんは、1.と2.をそれぞれ1日ずつ学習することを希望しました。
試験に出るところだけを勉強しようとはしなかったのです。

前回授業での会話です。
塾長「表は自力で覚えられそう?」
Kくん「(自信ありげに)はい。」
なるほど、そういうことでしたか。

(1)自力では戦えないと判断したところを塾で聞こうとする。
(2)質問して「もう自力で勉強できる。」と判断したら、直ぐ次の問題にとりかかる。
(3)試験のためだけの勉強ではなく、学力を伸ばすための勉強ができる。

Kくんは、この3つができています。
塾長が押し付けたわけでも、助言したわけでもないのに、Kくんが「自分で考えて」3つともできている点を塾長は高く評価しています。
塾長は、Kくんがこの学習姿勢を今後も続けてくれることを願っています。

しかしながら、完全にこのままで良いとは言い切れません。
それは、Kくんの覚えものが「少々難あり」だからです。

前述したように、Kくんは「できた。→よし次に行こう。」と、切り替えを速くして勉強を進めて行くことができています。

ただし、Kくんは、覚えものに関して「できた。」の判断基準が甘い傾向にあります。
そのため、Kくんが「できた。」と思っていたものが、少し時間が経過しただけで「忘却の彼方」ということが、これまでに何度もありました。

その改善策は単純明快です。
Kくんが「できた。」と思ってから更にもう一押しすることです。
覚えたことが寝ぼけていても言えるくらいまで、反復練習を繰り返すことです。
このスタイルさえ身に着ければ、Kくんの成績が継続的に伸長することは約束されたも同然です。

「1字1句たがわずにスラスラ言える。」
基礎基本の最重要項目について、Kくんがここまでやってくれることを、塾長は切に願っています。
一緒に頑張って行きましょう。

2023-01-10

QED進学塾の2連休~7品目のおやつを増強

QED進学塾は、昨年から土曜授業を実施しています。
一昨日と昨日は、日曜日と国民の祝日(成人の日)で2連休でした。
わずか2日間でも授業から離れる日があると、塾長にとって良い心身の休養になります。
特に「心」ですね。
肉体的な疲労は1晩寝れば確実に全回復しますが、精神的な疲労は回復しない場合もあるからです。

このところ、QED日誌はずっと勉強の記事ばかりでした。
まあ塾なのでそうなるのも当然なのですが。
たまには「おやつ」について書こうと思います。

塾長は、毎日フィットネスクラブに通っています。
そして、塾長は同クラブから自宅へ帰る途中、ちょうど中間点辺りにあるコンビニエンスストアに立ち寄って、1杯のコーヒー(セブンカフェ)を飲むことが日課となっています。

同店には、半額セールの専用棚が設置されています。
この棚に並んでいるお菓子のほとんどが期間限定品で、消費期限まで4か月以上あるものが大半です。
いつも塾長は、塾生が休み時間に喫食するおやつをこの棚から選んで購入しています。
そして、「はずれ」を引いたことがありません。
今のところ、100%の確率でおいしいおやつばかりです。

もちろん、塾生の評判も上々です。
セブンイレブンのお菓子は、スーパーマーケットのそれに比べて高価なものばかりですが、半額ならば話は別でむしろ安価です。
安くて、おいしくて、塾生が喜んでくれて、なおかつ消費期限にも余裕があって、本当にいいことずくめです。

2連休の初日には、専用棚はがらがらでした。
ところが、2日目には、商品が所狭しと並べられていました。
塾長は、その中から7品目のおやつをチョイスして購入しました。
購入前の時点で、塾には16品目のおやつがありました。
16+7=23品目!
これは誇れる品目数です。

人は「楽しい」と感じたとき、頭も体も活性化されます。
逆に「嫌だ」と思えば、頭の回転は悪くなり、体の動きも鈍化します。
塾長がおやつの充実に力を入れているのは、塾生の気分を高揚させて、楽しく塾に通ってもらって、脳を活性化させて、学習効率を高値安定に保って、学力と成績を向上させたい、そんな狙いがあってのことなのです。

もちろん、塾長自身の楽しみのためでもあります。
塾生の笑顔を見ながら食べるおやつは格別ですから。

たまに「勉強が好きでたまらない。」生徒もいます。
ですが「できれば勉強なんてしたくない。」と思っている生徒が多数派です。
それなのに、先生が嫌そうな顔で授業していたらどうでしょうか。
生徒の面白くない気持ちは100倍です。
先生が上機嫌で楽しそうに授業することは、教室の雰囲気をよくするための特効薬ではないかと、塾長はそう考えています。

もちろん、生徒の不勉強が明らかなときには、厳しいことも言わなくてはなりません。
耳の痛いことを言われた生徒には、緊張感が走るでしょう。
そんなときにもおやつは大活躍してくれます。
緊張した空気を一気に弛緩させてくれるからです。

「楽しさ」を追求すること自体が目的ではありません。
「厳しさ」も同じく目的ではありません。
目的は、あくまでも「学力と成績の向上」です。
そのために取るべき手段として、「楽しさ」をより重視したほうがよいのではないかというのが、塾長のこれまでの経験則から導き出された答えです。

苦しいだけでは長続きしないのです。
苦労が多い中でも、そのどこかに「楽しみ」を見出す必要があるのです。
「継続は力なり。」と言うではありませんか。
塾生が楽しみながら勉学に励み、それを長期安定的に継続してこそ、学力と成績の伸びが期待できるのだと、塾長はそのように考えています。

2023-01-09

QED進学塾の高校受験生(R)~埼玉県公立高校入試まであと44日

QED進学塾の高校受験生のRくんは、2023年2月22日に埼玉県公立高校入試を受験します。
入試日まで残すところ44日となりました。
残り44日と聞くと「日にちがない!」と焦ってしまいそうです。
しかしながら、言い方を変えれば「1か月と2週間も」たっぷり時間が残されていると考えることもできます。
塾長の考えは後者です。
Rくんも同様に考えて、地に足の着いた受験勉強を最後まで続けてくれることを、塾長は望んでいます。

【英語】
埼玉県公立高校入試の英語の問題に、5行の課題英作文が毎年出題されます。
これは、通称「5文」と言われます。
「5文」は、今年も間違いなく出題されることでしょう。

「5文」が試験に出ることが分かっていて、しかもその配点も高く、なおかつ部分点も稼ぎやすい、これだけの好条件が揃っているのですから、落ちている点数を拾いに行かない手はありません。

というわけで、Rくんは今「5文」を学習中です。
と言っても、Rくんはまだ英作文を書く演習を積み重ねる段階にありません。
今Rくんは、英作文を書くために必要な英文法の知識を充実させているところです。
そのために、Rくんは既習の英文法を毎日家でテストしまくっています。

英作文の演習を毎日行って熟練度を上げる「実戦練習」は、入試直前の3週間で十分間に合います。
今焦って演習を開始することは得策ではありません。
もし、Rくんが不安点を数多く抱えたまま見切り発車してしまえば、間違いだらけの英作文を書いてしまうこととなってしまいます。
間違いを反復演習すると、その間違いが体に染みついてしまうので、逆効果でしかないのです。

Rくんの演習開始時期は、早ければ来週の頭、遅くともその1週間後を塾長は予定しています。
これは、塾長が「覚えて来てね。」と言った英文法を、Rくんがどれだけ早く覚えてくるかにかかっています。
Rくんが毎日毎日の自己診断テストの繰り返しによって、できるだけ早期に、なおかつ正確に、文法事項を覚えてくれることを塾長は期待しています。

【数学】
現在Rくんは、「中心角」と「円周角」を学習中です。
こちらは、英語よりも進度が速く、既に「実戦練習」すなわち演習問題を解きまくる段階に入っています。

たとえば、Rくんは「直径の円周角は90度。」をすらすら言えます。
実際に、Rくんがこの知識を使う演習問題を解くと・・・・
鉛筆が止まってしまいました。
なぜこうなってしまったかと言うと、「知っている」ことと「解ける」ことは異なるからです。

塾長は、Rくんに「問題図の円の中心をいの一番に見なさい。」と教えました。
円の中心を通る線分=直径だからです。
すると、Rくんは瞬時に「直径」に気付くようになりました。
あとは、Rくんのお得意の「直径の円周角は90度。」という知識を活用するだけです。
こうして、Rくんは同問題をスムーズに解けるように進化したのです。

この問題の肝は「着眼点」にあります。
Rくんは、どこを真っ先に見るべきかを知ったことで、自らの持てる知識を直ぐに活用できるようになりました。
そこから先は反復演習です。
Rくんは、演習問題を数多く解いて、「体が勝手に動く。」「目が自然と円の中心に向く。」ところまで、熟練度を上げていく必要があります。
つまり、「頭が覚えている。」を、もう一段階上の「体が覚えている。」に変えるための演習なのです。

【5教科共通】
1.まず、必要な知識を覚える。
2.次に、着眼点を知る。
3.1.と2.(あるいは2.と1.)を用いて問題演習を積み重ねる。
4.すると、2.に自然に目が向き、瞬時に1.を引き出すことが可能になる。
5.結果、問題を短時間で正確に解ける。

Rくんがこのようなステップを踏んで、最後の最後の入試前日まで、得点力を向上させ続けてくれることを、塾長は切に願っています。

2023-01-08

QED進学塾の小学4年生(Y)~2分の1成人おめでとう+今回の算数

QED進学塾の小学4年生のYくんは、もうすぐ10歳になります。
お誕生日おめでとう(^o^

10歳と言えば「2分の1成人式。」
成人年齢が18歳に引き下げられてもなお、そのイメージを未だに強く持っている塾長です。

今回の授業の休み時間にYくんはこう言いました。
「〇〇日がお誕生日。」

これを聞いて塾長は、以前Yくんが自分の誕生日を塾長に教えてくれたことを思い出しました。
そうです、塾長はYくんの発言があるまで、Yくんのお誕生日を忘れていたのです。
大変申し訳ないことをしてしまいました。

Yくんが誕生日を教えてくれた日にはまだ、2023年のカレンダーが手許にありませんでした。
そのため、塾長は誕生日を暦に記入することができませんでした。
それならば、2022年のカレンダーにメモをしておけばよいものを、塾長がたった1行のメモを怠ったがために、Yくんをがっかりさせてしまいました。

大失敗です。
塾長は今猛省中です。
「大事なことは目立つところにメモをする。」
これを忘れてはいけません。
そのことを改めて肝に銘じた今回の出来事でした。

塾には、15種類のおやつの在庫がありました。
塾長は、その中からYくんに好きなお菓子を選んでもらいました。
Yくんは、湖池屋のポテトチップス、じゃがりこ、いちごあめ、(3つとも期間限定品)を選択しました。

Yくんは、優しい子です。
「お母さんはお汁粉が好き。」
そう言ってインスタント4食入りのお汁粉を手に取りました。
塾長が「Yくんは?」と尋ねると、Yくんは「まあまあ好き。」と返答しました。
さらに「うちは4人家族だから(4食入りが)ぴったり。」と付け加えました。
Yくんは、自分への誕生日プレゼントを選ぶときでも、お母さんをはじめ家族のことを考えるほど、思いやりの心を持っています。

以上の4種類のおやつを手にして、Yくんは大喜びでした。
塾長は、自分の失敗を何とかリカバリーできたことに、胸をなでおろしていました。

翻って、今回の算数です。

Yくんは、いつもの教材の『チャレンジ』を塾に持参して、「分数のたし算・ひき算」(整数・仮分数・帯分数の混合問題。繰り下がりあり。)を学習しました。

Yくんのテキストは書き込み式です。
なので、2022年の最後の授業から2023年の最初の授業までの、その間にYくんがどれだけ家庭学習をしたのかが一目瞭然です。
『チャレンジ』の同単元(分数)には、計算の特訓コーナーがあり、そのコーナーの問題が去年から進んでいないことに、塾長は気づきました。

そこで、塾長は、同コーナーの計算問題をYくんに解いてもらいました。
すると、案の定、Yくんは解法を忘れてしまっていました。
間髪を入れず、Yくんは同単元を再学習しました。
それでよいのです。
忘れたらまた学び直せばよいのです。

授業の最後には、Yくんは同種の問題をすらすら解けるまでに熟達していました。
あとは忘れないように復習するだけです。
Yくんが同単元を毎日の家庭学習で少しづつ解いて、解法を完全に身に着けて次回登塾してくれることを、大いに期待しています。

2023-01-07

QED進学塾の高校1年生(S)~今回の英作文(第2講)

QED進学塾の高校1年生のSくんは、1月22日の日曜日に英検の準2級を受検します。
明日がちょうど同検定試験の2週間前です。
いよいよ受検勉強のラストスパート、同級の一発合格を目指していっしょに頑張りましょう。

塾長は、Sくんのお母さまからお菓子の差し入れをいただきました。
おいしいお菓子をありがとうございました。
お菓子は「いちご」「れもん」「ピスタチオ」「ジャンドゥーヤ」の4種のミルフィユの詰め合わせでした。

お菓子が大好きで、中でも洋菓子が大好物の塾長ですから、深夜に甘いものを食べてはいけないと分かっていても我慢できるはずがありません。
このQED日誌を書き始める前に、さらにその前にメールを書き始める前に、塾長は4種とも味見してしまいました。
4つも食べていて「味見」とは言えないですよね(笑)

「いちご」の甘酸っぱさ、「れもん」の爽やかな香り、「ピスタチオ」の濃厚さ、「ジャンドゥーヤ」の強いナッツ感、4者4様にどれも美味で、お箸が止まりません。
大変おいしゅうございました。
ありがとうございました。

というわけで、Sくんの英語の授業の冒頭はフランス語でした(笑)
フランス語→英語→日本語(仏→英→日)の順に、
(ミル→ミリ→千)・(フィユ→リーフ→葉)です。
よって、ミルフィユは千葉県・・・ではなくて、
「千枚の葉」という意味なのです。

「ミリ=千(分の1)」を知っておくだけで、mm(ミリメートル)、mg(ミリグラム)、mL(ミリリットル)などが理解できるので、数学や理科の単位変換の問題を解く際に役立ちます。

また、お菓子などの実物を見ながら、つまり具体物とセットで覚えた知識は、頭に残りやすい傾向があります。
だから塾長は、物と知識をセットで学べる機会を常に窺っていて、その好機が来ると逃すことなく、いつも嬉々として教えているのです。

さて、本題の英検に戻ります。

Sくんは、自分から「英検の勉強がしたい。」と塾長に言ってきました。
そして、英検対策講座の第1回目から「英作文を練習したい。」とも言いました。
Sくんは、自分が何を勉強したいかが明確になっていて、かつそれを明示することができます。

今回の授業の開始時に、既にSくんの机上には英作文を学習するための教材が出してありました。
Sくんは「今日は塾でこれを勉強する。」という目的意識を持って登塾してきます。
これからもぜひこれを続けてほしいと思います。

というわけで、今回の英検対策講座の2回目は、「英作文」(第2講)でした。
英検準2級の英作文(課題英作文)は、次のようにして出題されます。

【問題】
あなたは、(今現在よりも)多くのボランティア活動をすべきだと思いますか。
これについて、600語程度の英語で書きなさい。

英作文を書く際の条件は、
1.自分の考えを明記する。
2.1.の理由を2つ書く。
3.まとめ(結論)を書く。
の3つです。

まず、Sくんは、国語の小論文の書き方に、
(1)「序論→本論→結論」の3段落構成。
(2)「起→承→転→結」の4段落構成。
(3)「結論→本論→結論」の3段落構成。(双括型)
の3つの型があることを学びました。
そして、この英作文は「双括型」であることを理解しました。

ところで、英作文は人が採点しています。
AIの発達の目覚ましい昨今ですが、今でも採点は人力なのです。
人間が採点している以上、採点の甘さ・辛さにはぶれが生じます。

採点者は、大量の英作文を読まされます。
人間ですからだんだんと疲れてきます。
そんなときに、読みにくい英作文と、読みやすい英作文とがあったらどうでしょう。
採点者は、前者を見て嫌な気持ちになり、後者を見てはほっとすることでしょう。
どう考えても心証が良いのは後者です。

採点者は、いつも公平・公正を心がけています。
それでも、前者の採点は厳しくなり、後者の採点は甘くなりがちです。
それが人情というものです。
ならば、極力読みやすく書くことが大切なのは言うまでもありません。

これは、英検の点数を稼ぐための技術です。
ですが、その根底にあるのは単なる技術論ではなく、疲れているであろう採点者を気遣う気持ち、すなわち思いやりの心です。

「採点者の目にどう映るか。」
フィギュアスケートや体操などの「採点競技」では、これが重視されます。
マークシート方式や記号選択式などを除くすべての試験も、採点者の裁量の入り込む余地がある「採点競技」だと考えれば、「どう映るか」は決して無視できるものではありません。

では、採点しやすい答案を書くには、どのような点に留意すればよいのでしょうか。
そのために必要なのは「見やすさ」と「分かりやすさ」です。
先ほどの英作文(1.2.3.)を例にとります。
特に、「2.理由を2つ書く。」のところを詳しく書きます。

1.自分の考えを1行で書く。(結論)
2.  First , because ・・・・
2.  Second , because ・・・・
3.まとめを1行で書く。(結論)=(1.と同じ内容を別の表現で)

2.を書く際に、上記のような「字下げ」を行います。
これにより、段落の始まりが格段に「見やすく」なります。

また、2.の書き始めの2単語を上記のように揃えます。
これにより、それぞれの段落が、「第1の理由」が書いてある段落と、「第2の理由」が書いてある段落であることが、誰の目にも「分かりやすく」なります。

記事が長くなってしまったので、ここからは簡略に書きます。

さらに、Sくんは5文型をも完全攻略してしまいました。

Sくんは、ここまでの学習内容をわずか2時間で習得してしまいました。
素晴らしい集中力です。
あとは復習あるのみ。
せっかく習得したことを忘れてしまっては、あまりにも勿体なさすぎます。
Sくんが今回の授業内容を家庭学習で自分の血肉となる知識として定着させてくれることを、
その知識を次回授業(英作文の第3講)でフル活用して英文を書いてくれることを、塾長は大いに期待しています。

Sくんは、第2講で英作文の大枠(骨格)を学びました。
次回の第3講では、これに肉付けをして行きます。
自分が「書きやすく。」
採点者が「見やすく。」
その結果として高得点が「得やすく。」
そんな英作文の書き方をいっしょに学んでいきましょう(^^)/

2023-01-06

QED進学塾の中学1年生~(U,K,A)~今回の英語(昨日の続き)

QED日誌の昨日の記事の続きです。

中1生の3名は、塾長の6拍子のタクトに乗って『不規則動詞変化表』を学習しました。
すかさずAくんが「あ。これ習った。」と言いました。
ちょうど中1の音楽で、6拍子の指揮棒の振り方を習ったばかりという好タイミングだったからです。

音楽でも、歌詞だけを覚えようとするよりも、メロディーとリズムに乗せて覚えたほうが、ずっと早く覚えられてしかも忘れにくいものです。
また、同様の傾向は、どの教科の勉強をするときにも見られます。
「語呂合わせ暗記法」や「頭文字暗記法」などは、その最たるものでしょう。
これを英語にも利用しない手はありません。

【例0】
1.「原形(現在形)」 2.「過去形」 3.「過去分詞形」
4.「する」      5.「した」  6.「された」

【例1】
1.「イートゥ」 2.「エイトゥ」 3.「イートゥン」
4.「食べる」  5.「食べた」   6.「食べられた」

【例2】
1.「ラン」 2.「レァン」 3.「ラン」
4.「走る」 5.「走った」 6.「走られた」

上記は、【例2】だけ正しくありません。
なぜならば、ここでのrunは、「走る」という意味の自動詞だからです。

QED進学塾の中学生以上の全塾生は、既に塾で5文型を学んでいます。
生徒は、一般動詞の目的語(O)「何を」があれば第3文型SVO、なければ第1文型SVと覚えています。
だから、中1生でも欲張って「自動詞と他動詞」を勉強しようとすれば、それは可能です。

しかしながら、塾長には欲張って失敗した苦い経験があります。
失敗の原因は、6拍子のリズムが壊れてしまうことにありました。
なので、塾長は、6拍子で覚えてもらうことを最優先しているのです。

今あるものを後で削ること、すなわち「1を0にすること」は簡単にできます。
(頭の)消しゴムで消すだけだからです。

ところが、今ないものを後で足すこと、すなわち「0を1にすること」は簡単ではありません。
無から有を生じさせるのは大変なことなのです。

だから、本来ないはずのものも含めて6拍子のリズムで覚えて、なければないで後で消せばよい、という作戦を採用しています。

余談です。
塾長は、野球部員の塾生に真顔でこう言われたことがあります。

部員(捕手=キャッチャー)「先生、『走られた』って言うよ。」
塾長「そうだね!敵に盗塁を決められたときに『走られた』って使うよね。」

塾長は(英語にはないけど)「それもありか。」と思ったものでした(笑)

【休み時間】
1.ちびコーラ。
2.ちびファンタ。
3.ポテチ。(湖池屋・コンソメトリュフ味)
上記の1.2.は選択科目で、3.は必修科目です。
中1生の3名と塾長の4名でこれを喫食しました。
さすがは安定の湖池屋です。
全員が「おいしい。」の評価でした。

このとき、塾長は塾生から貴重な意見をもらいました。
炭酸でない飲料もほしいというのです。

というわけで、早速塾長はお茶を充実させました。
緑茶、抹茶ラテ、麦茶、無糖紅茶、の4種のお茶が今塾にあります。

本来の塾の存在意義は「学び舎」です。
お茶やお菓子は不要と考える、他塾の塾長も多いことでしょう。

しかしながら、塾長は塾を「学び舎」であると同時に、生徒の「居場所」とも考えています。
生徒が毎週毎週通ってくるわけですから。

楽しいことがあると頭の回転が速くなり、嫌なことがあると遅くなる、人にはこのような傾向があります。
ということは、塾生の学習効率を上げるには、塾に良いイメージを持ってもらったほうが有利に決まっています。

楽しく勉強すること、そしてそれを継続すること、その先に学力と成績の向上がある、塾長はこのように考えています。
これは、2007年のQED進学塾の開校以来ずっと変わっていません。
そして、塾長はこの校風をこれからも守り続けて行きます。

2023-01-05

QED進学塾の中学1年生~(U,K,A)~今回の英語

QED進学塾の中学1年生のU,K,Aくんの今回の英語です。

Kくんは、学校の冬期課題である『不規則動詞変化表』を塾に持参しました。
冬期課題はそっくりそのまま課題テストの試験範囲で、これはよくあるパターンです。

かねてより塾長は、早ければ冬期講習期間中に、遅くとも学年末試験試験終了後に、『不規則動詞変化表』を履修開始しようと考えており、そのつもりで同表のプリントを用意していました。
塾長は、今こそ同表を履修開始するときとばかりに、3名にA4プリント2枚ずつを配布したのです。

Kくんが持参したプリントには、「原形」と「過去形」のみが記載されていました。
一方、塾長の用意していたプリントには、「原形」「(原形が現在形に含まれない動詞のみの)現在形」「過去形」「過去分詞形」が掲載されています。

塾長は、これまでの経験則から、
1.原形と過去形を先に学習する。+のちに過去分詞形を学習する。
2.原形・過去形・過去分詞形を最初からまとめて学習する。
の両者の学習時間を比較すると、後者のほうが2割から3割ほど短時間で同表を習得できることを知っています。

「分散学習」の効果は、世に広く知られているところであり、この理論に則れば「1.」のほうが学習効率は良いはずです。
ところが、塾長が実験してみたところ、それとは逆に「2.」のほうが優秀な結果が出たのです。

QED進学塾が開校してから2番目に入塾した児童で、Mちゃんという子がいました。
Mちゃんは、小学4年生の春に入塾し、中高一貫の私立中学に入学し、中高の6年間で学力を大きく伸ばし、このままエスカレーターで大学に進学するのは勿体ないほどの好成績を修め、より偏差値の高い大学を外部受験して無事合格しました。
塾長は、Mちゃんの小4から高3まで(中学受験から大学受験まで)ずっと学習指導しました。
塾長が9年間を連続して教えた子は、今のところMちゃん唯一人です。
Mちゃんの通った私立中学・高校は、100年以上の歴史ある学校で、大昔から英語教育に定評があります。
そして、Mちゃんが同校から配布された『不規則動詞変化表』は、上記の「2.」のパターンでした。

10年前のことです。
塾長は、公立中学校に通う塾生にも、「2.」の変化表を試してみることにしました。
すると、これが大成功。
生徒が表を覚える時間が短かく、なおかつ忘れるまでの時間が長くなりました。
それから、塾長は「2.」を愛用するようになったのです。

このことから、塾長は、
(1)原理原則を知って、それを忠実に実行すること。
(2)あえて(1)に反することを試してみる価値があると思われる正当な理由があれば、積極的に試してみること。
の両方が大切であることを学びました。

『不規則動詞変化表』の学習で言えば、
(1)の原理原則に該当するのが、分散学習の効果です。
(2)の理由にに該当するのが、英語学習に定評のある学校の教え方が「2.」だったことです。

これからも、原理原則だけでなくその例外則をも学び続けて行きたいと、塾長は思うのです。

つづく

2023-01-04

QED進学塾の2023年~本日は授業始め

QED進学塾の2023年の授業始めです。
本年もよろしくお願いいたします。
今年も一緒に勉学に励みましょう。

QED日誌の昨日の記事で、塾長は中1生に『北辰テスト』を受験することを推奨しました。
今週塾長は、中1生に同模試を受験する意義を、一つの例とともに説明します。

現在の中1生のUくんとAくんは、社会科の1問1答問題を宿題で毎週勉強して、それを塾で毎週テストしています。

たとえば、『北辰テスト』の「中1スタートダッシュ号」の社会科で記述式の問題が出題されたとします。
仮に、同問題の配点が1問8点で、両名が得点できていなかったとします。

すると、塾長は両名に「これからは『1答1問』を勉強しよう。」と提案します。
『1答1問』とは、「1問1答」の答えとなる1単語を見て、その単語の問題文を言う演習です。
一字一句たがわず同じ文である必要はなく、文の意味が合っていればOKです。
こうして、説明文を書く演習を行うことで、生徒の記述力を鍛えます。

さらに、塾長はこう続けます。
「記述式問題には部分点というものがあってね、キーワードを2つ記述できて8点満点の問題を、そのうちの1つだけ答えられたとすると半分の4点がもらえるよ。1問で4点稼げたら嬉しいよね。」

『北辰テスト』は、埼玉県公立高校の入試問題に準拠して作成されています。
同模試を受験した生徒は、
1.埼玉県公立高校入試にはどんな問題が出題されるのか。
2.各問題の配点はどのようになっているのか。
3.同模試や入試本番で得点するには、普段からどんな勉強をすればよいのか。
以上のことを実感を伴って理解できるようになります。
もちろん、塾長は生徒が理解できるように説明します。

つまるところ、模試は普段の勉強に役立ててこそ価値を持ちます。
生徒の毎日の学習が、「先生が言うから、これをしぶしぶ勉強する。」という消極姿勢から、「この種の問題でこのくらいの得点を上げたいから、これを自ら進んで勉強する。」という積極姿勢に変われば、それはもう理想形と言えるでしょう。
生徒の学習意欲は、学力と成績を向上させるための特効薬なのです。

追記。
塾長が記述力の養成を重視するのは、学年が進むほどにその能力が求められるようになるからです。
そして、その傾向は5教科全てに当てはまります。
生徒が目の前の模試の対策として勉強している記述式問題が、今すぐに模試の得点に反映されることと、未来の学力を向上させるための投資となることと、その一挙両得を塾長は狙っているのです。

2023-01-03

QED進学塾の2023年~初めての北辰テストまで3か月

QED進学塾の2023年のお正月休みは今日までです。
みなさんは3が日をどう過ごされましたでしょうか。
塾長は、動画などを視聴してのんびりと過ごしました。
アマゾンプライムで映画を、ピッコマで漫画を、ユーチューブでMV(ミュージックビデオ)や将棋・英語・古文を、ほかにもいろいろと視聴して、目が疲れました(笑)
休みはもうおなかいっぱいで、2023年の授業始めである明日が待ち遠しく感じられます。

話は変わって『北辰テスト』です。
2023年の3月5日の日曜日に『北辰テスト』の「中1北辰スタート号」が実施されます。
中学1年生のUくん・Kくん・Aくんの3名には、同模試をぜひ受験してほしいと塾長は考えています。
欲を言えば、3名にお友達も誘ってもらって1人でも多くの中1生に受けてほしいところです。

中1生たちは、『北辰テスト』という言葉を聞いたことはあるかもしれませんが、実際にどのような模試なのかピンと来ていないと思われます。

1.『北辰テスト』とは一体何者なのか。(受験までの流れや受験会場などの外形的なこと)
2.同模試を受験する意義はどこにあるのか。
3.テスト勉強はどのように行えばよいのか。

以上について、塾長は中1生を対象に懇切丁寧に説明します。
休み時間などを活用して、質疑応答の時間を十分に確保するつもりです。
中1生たちが受験することの利を十分に知ったうえで、初めての『北辰テスト』に前向きな気持ちで臨んでくれることを塾長は期待しています。

2023-01-02

QED進学塾の2023年~1年の計は元日にあり

QED進学塾の2023年が始まりました。
始まったと思ったら、もう24時間が経過しています。
今年もあっという間の1年となりそうです。

1年の計は元日にあり。
というわけで、塾長の今年の「計」は文系科目の教務力向上です。
言わずもがな、本業の数学と副業の物理・化学も頑張ります。

塾長の部屋に食卓はありませんが、180㎝のゼミテーブルがあります。
なんだかんだ言っても、勉強机が一番落ち着くからです。
机上には、デスクトップコンピューターとディスプレイモニター、小型スピーカー、ラップトップコンピューター(ノートパソコン)、アラジンのグラファイトグリラー(焼肉用)、象印の魔法瓶型加湿器などが、1列に整列しています。

机の横のスチールラックのすぐ手が届く位置には、筆記用具の入ったマグカップとスチームオーブンレンジがあります。
塾長は、勉強も食事も1台の机とその周辺だけで済ませているのです。
これぞ究極の「コンパクトシティ」です(笑)

話が横道に逸れました。
「計」の話に戻します。

昨年の11月1日、大学受験生のYくんが第1志望校に合格しました。
塾長がYくんに教えていた科目は、9割が英語で1割が現代文でした。
塾長は、その過程で自分の英語の教務力をさらに向上させたいと思うようになりました。

Yくんの弟妹で現在高校1年生のSくんが、Yくんと入れ替わるようにして入塾してくれました。
兄の合格を間近で見ていたSくんは、塾長に「英作文を教えてほしい。」と言いました。
Sくんは、約3週間後の1月22日に英検準2級を受検します。
つまり英作文の勉強は英検対策です。

Sくんがこれに受かれば、次は2級を受検することになります。
塾長は、英検2級を持っています。
しかしながら、自分が問題を解ける学力があることと、人に教える教務力があることは、また別の話です。
ですから、塾長は今年の目標を「文系科目の教務力向上」としたのです。

思い立ったら即実行です。
早速1月1日に塾長は、youtubeの「イングリッシュおさる」さんの最新の動画にて『仮定法』を勉強しました。
同作品には、膨大な量の英文法の知識がわずか1時間4分の動画にコンパクトにまとめられています。
そして、いつものことながら、おさるさんの解説の分かりやすさは群を抜いています。
塾長は、おさるさんの動画を高く評価していて、塾生にも視聴を薦めています。

翻って、国語です。
昨年塾長がYくんに教えていたのは「現代文」のみでした。
「古文」が入試科目になかったからです。

Yくんの弟妹で現在高1生のSくんも、来年の秋に大学受験をすることでしょう。
お兄さんと同様に。
ですが、入試科目も同様とは限りません。
入試に「古文」が課せられる場合も十分に想定できます。
そこで、塾長は「古文」を勉強し直そうと思った訳です。

思い立ったら即実行。
早速1月1日に塾長は、youtubeの動画を検索して、大学受験予備校の古文の先生をはじめ、面白そうな動画を作ってくださっている方を3名ほど発見しました。
本日1月2日から、塾長はこの3名の動画を視聴します。

そして、ゆくゆくは最も自分に向いていそうな1名に絞って古文の勉強を続けます。
Sくんの大学受験までの22か月間で、塾長の古文の教務力がどれだけ向上できるでしょうか。
塾長は、成長した自分を思い描きながら、楽しく勉強を続けて行きたいと思います。

2023-01-01

QED進学塾の2023年~新年あけましておめでとうございます

QED進学塾の2023年です。
新年あけましておめでとうございます。
旧年中はお世話になりました。
本年も宜しくお願い致します。

塾長は、2022年にどれだけ多くの方々にお世話になったのか、また2023年の第1四半期のスタートダッシュをどのように切りたいのか、それらについてQED日誌の昨日の記事に書きました。
それ以降のことについては、明日・明後日の2日間連続で、同日誌に連載記事を書きます。
明々後日の1月4日は2023年の授業始めです。
また気持ちも新たに共に勉学に励みましょう。