2010-04-29

国語力(2)

国語力は読書量に比例すると言われています。
本の好きな子は自然と読解力・語彙力が向上して行くものです。
そうでない子は・・・
無理に「読みなさい」と言っても本人にとっては苦痛なだけ。
集中して読んでくれることなどまずあり得ません。
そこで「偏読のすすめ」です。
興味関心のあるジャンルの本なら
高い集中力を持って読むことができるからです。
算数の文章題が5行以上に及ぶと露骨に嫌そうな顔をする子。
これがポケモンの本となると話は一変します。
ものすごく分厚い本なのに隅から隅まで精読しています。
バランス良くいろいろなジャンルの本を読み
幅広い知識と教養、そして国語力を身につける。
それが理想形であることは否定しません。
しかし嫌々読んでいては身につくものも少なそうです。
それならば興味関心の持てる本を食い入るように読んでくれたほうが
よほど力がつくことでしょう。
ちなみに一昨年の国語教材のひとつは
どうぶつの森』(DS=ゲーム攻略本)でした。
難しい言葉も数多く含まれていたのですが
かなりのハイペースで読み進めることができました。
1冊読み終わった後には・・・
その子の文を読むことに対する抵抗感がなくなり
国語の成績も向上していました。

2010-04-28

昨日の解答

国語力(2)の記事を書く前に。
せっかくですので昨日の解答です。
【問・再掲】
A,B,Cの3つの容器に合計44.1Lの灯油が入っています。
A,B,Cから同量の灯油を使用したところ
Aにはもとの1/3,Bにはもとの1/4,Cにはもとの1/5だけ残りました。
最初Bに入っていた灯油は何Lですか。
【問・再掲終】
【解答例1】
使った灯油の量は
A×2/3=B×3/4=C×4/5・・・(式1)
∴A:B:C:合計
=3/2:4/3:5/4:-
=⑱:⑯:⑮:○49・・・(式2)
○49=44.1L
∴①=44.1÷49=0.9L
∴⑯=0.9×16=14.4L・・・(答え)
【解答例1終】
上記は逆比を使った解答例。
【解答例2】
(式1)=⑫(12は2と3と4の最小公倍数)とおいても
(式2)を導くことができます。
【解答例2終】
【解答例3】
(式1)=1とおいても
(式2)を導くことができます。
【解答例3終】
計算が簡単な順に
解答例1>解答例2>解答例3
です。
考え方の簡単な順は
解答例3>解答例2>解答例1
です。
より高度な道具を使うと計算が簡単になる。
算数にはよくあることです。

2010-04-26

国語力(1)

Q.E.D.進学塾の国私立中学受験クラス(小6)
昨年11月末からは算数の教材に
入試問題のみを集めた問題集を使用しています。
ときにはこんなやさしい問題も。
【問】
A,B,Cの3つの容器に合計44.1Lの灯油が入っています。
A,B,Cから同量の灯油を使用したところ
Aにはもとの1/3,Bにはもとの1/4,Cにはもとの1/5だけ残りました。
最初Bに入っていた灯油は何Lですか。
【問終】
全員がノーヒントで解けました。
しかし解答の速度には大きな差がありました。
ものの2分で解いたのは国語の得意な女児。
算数の得意な男児が4分ですから倍の速さです。
その女児のノートを見ると
『同量の灯油を使用』に下線が引いてありました。
文章の肝がどこにあるのかを見抜く力は
教科を問わずあらゆる場面で活かされます。
国語が全ての教科の基礎であることを
再認識させられたできごとでした。
ではその国語力はいかにして養うのか。
それは次回に譲ります。

2010-04-23

取捨選択(3)

しかしながら「質屋の息子」は大きなヒントをくれました。
長い年月をかけて本物を見せ続けることはできなくても
「本物」に帰着させる能力を養うことはできます。
基本となる形を見て分かるレベルではなく
真っ白な紙に自分で書いて説明できるレベルまで
習熟度を高めることです。
(特に図形の問題において効果大)
これなら比較的短時間でできます。
①図形問題を誰も解けなかったことに危機感を覚えた。
②そこで児童が三角形の分割を「白紙に書いて説明できる」まで学習。
③解けなかった問題をひとひねりした自作問題を児童に解いてもらう。
(2回転か3回転くらいひねっていますが)
すらすら解けたのでとりあえずは一安心です(*^.^*)

取捨選択(2)

それでは情報を取捨選択する能力を
どのようにして養えばよいのでしょうか。
その方策のひとつが「質屋の息子」方式。
質屋を営む父親が息子を立派な跡取りにしたいと考えて
子どもが小さいうちから良い品だけを見せ続けたそうです。
その結果、息子は本物と偽物を見分ける
卓越した力を身につけることができました。
息子はまがいものを見た瞬間に
違和感や生理的嫌悪を覚える体になったからです。
いいかえるとAだけを見せ続けることによって
A以外のもの(Aバー)が瞬時に分かるということ。
「質屋の息子」は非常に有効な手段であるとは思いますが
教育の現場でそのまま適用することは難しい。。。
(3)に続く

2010-04-21

取捨選択

本日のQ.E.D.進学塾の受験算数の時間。
3角形の内部に5本の線が引いてある問題がありました。
(面積の6等分)
図を簡略化して書きなおすと
不要となる線が多数あって
非常に見やすく解きやすくなる問題。
補助線を引いて解く問題の逆バージョンです。
残念なことに誰も解けませんでした。
不要な情報が盛り込んである問題は
図形に限らずよく見られます。
インターネットの普及で情報が氾濫し
その取捨選択が求められる時代。
良問だと思いました。

2010-04-20

紙風船

紙風船を持参してきた子がいます。
春期講習の休み時間に
公園で遊んだバレーが楽しかったらしく
「室内でも遊びたい・+.(@▽@).+・」
と思って紙風船を持って来たそうです(*^.^*)
任天堂DS全盛のこの時代ですが
昔ながらのおもちゃも健在ですね。
公共施設からもらってきたメンコも
依然として人気の遊びの一つです。
そしてまたひとつ新しい遊びが生まれました。
台の上にメンコと紙風船を乗せて
①メンコを裏返したら勝ち(従来通り)
②ただし紙風船を台から落としたら無効。
というルールです。
このルールだとどこを狙うかや力加減など
いろいろ考えることが増えますよね。
子どもは遊びの天才です(*^.^*)

好奇心

Q.E.D.進学塾の国私立中学受験クラス。
食塩水が大得意になった子がいます。
前回日誌に書いた子です。
先週末に自作問題を宿題にしたのですが
問題の難易度を大きく上げたのにもかかわらず
すらすら解いてきてくれました(●^o^●)
宿題ノートにはシーソーの絵が!
てこ(のちに理科で学ぶ)と食塩水は原理が同じであることを
詳しく説明した甲斐がありました(*^.^*)
女児「先生!○○公園にはシーソーがあるんだって。
  夏休みになったら連れて行って・+.(@▽@).+・」
塾長「うん。メジャー持って行こうね(*^.^*)」
可動式遊具のない公園ばかりになっている昨今、
シーソーのある公園は少し遠いのですが
ぜひ連れて行かなければと思いました(*^.^*)
紙と鉛筆で勉強したこと。
それが実際の「もの」と結びつく。
学習したことが「身についた」と感じる瞬間です。

2010-04-17

階段

本日のQ.E.D.進学塾の2時間目。
児童に黒板で「授業」をしてもらいました(*^.^*)
学力は坂道を登るように向上していくのではなく
階段であると考えています。
苦手な単元というのはその階段の段差が大きいということ。
あの手この手でその段差を小さくして登りやすくする必要があります。
「今日は登れそうにない」と感じたらまた後日。
押すだけでなく引くことも大事です。
手を変え、品を変え、分かるまで。
根気勝負です。
今日、ひとつの階段を登りきった子がいます。
まったく同じタイプの問題に挑むこと7回目で。
「先生(^o^)丿 黒板でやっていい?・+.(@▽@).+・」
児童は満面の笑みです(●^o^●)
みんなの前で解いてもらう。
分かったつもりで実は理解が不十分であったところに気付く。
そこを補強する。
完全に血肉となった知識は二度と忘れることはありません。
本日その子が習得したのは最重要事項のひとつ。
食塩水、てこ、輪軸、滑車、平均、温度・・・
そして中学で学ぶ関数、
さらには高校で習う内分点、
確率の加重平均・・・・・
応用範囲の果てしなく広がる考え方です(*^.^*)

2010-04-16

三年先の稽古

相撲の世界に
「三年先の稽古をしろ」
という言葉があります。
好きな言葉の一つです。
中学受験で完結する大手塾。
何校も受験させます。
合格者数が増えるから。。。
少しでも偏差値の高い学校に入れようとします。
合格実績を作りたいがために。。。
そんな思想は当然授業にも表れ、
目先の点数を取らせることだけに全力投球。
その結果なんとか滑り込みで合格しても
ぎりぎりで補欠合格→授業についていけない→落ちこぼれる・・・・
大手塾勤務時代にはこんなパターンを何人も見てきています><
大学附属の中学校に入学すれば
中学校3年+高等学校3年+大学4年=10年間。
受験勉強している時間とは比較にならないほど
「入学後」の時間は長いのです。
本当の力をつけてほしい。
そう願う一心で「本質的なこと」を教えます。
入学後も順調に伸びて行ってほしい。
その一心で「先につながる授業」をします。

2010-04-14

学ぶということ

大手進学塾に通い、連日夜遅くまで勉強して
私立中学校に合格したもののその後の伸びがない。
燃え尽き症候群です。
がんばりすぎて、疲れきって、
だからそのあとががんばれない?
ほんとうにそれだけでしょうか。
他にも原因があるように思えます。
大きく分けて二つ。
ひとつは大手塾での授業のあり方です。
昨日の日誌記事の円錐台を例にとるならば
③の公式による解法を教える。
(児童がその意味を理解できないことは百も承知の上で)
試験でそれが使えるように反復練習する。
出題されれば最短・最速で答えが出せる。
そこで生まれた時間は他の問題を解く時間に回せる。
目先の試験で効率よく点数を取らせることだけを考えるならば
上記は最善手であるといえます。
しかしそんなことで点が取れたとしても
本当の学力が身についたことにはなりません。
たとえ回り道であっても理解可能な解法で
(昨日の円錐台なら②の解法)
そこから多くのことを学ぶ。
本当の力をつけること。
いいかえると血肉になる知識を身につけるには
地道に取り組むよりほか道がないと思っています。

2010-04-13

円錐台(2)

円錐台の体積の求め方として
①大きい円錐の体積から小さい円錐の体積を引く。
②体積比を使う。
③円錐台の体積の公式を使う。
の3つがあります。
速度では③<②<①
分かりやすさでは①<②<③です。
より高度な考え方を用いると
計算が簡単になって速度が向上する。
理数科目にはよくあることです。
問題集の解答に掲載されているのは①③でした。
①は最も基本的な解き方ですが
学ぶことが少なすぎること、
実戦的でないこと(解くのに時間がかかりすぎる)
の2つの理由から割愛。
③は最短・最速の解き方なのですが
小学生は公式を理解できないのでこれも割愛。
(高校で習う3乗の乗法公式を利用している)
意味も分からず公式を丸暗記したところで
何も得るものはないと思うからです。
というわけで詳しく教えたのは②です。
そこに流れている思想については明日。

2010-04-12

円錐台(1)

昨日土曜日に行われたQ.E.D.進学塾の保護者面談。
チョークレスボードには金曜日の算数の板書がそのまま残っていました。
お母様方は興味津津。
円錐台(プリンの形)の体積を求める問題で
図をどんどん簡略化して行く過程が
ボードにそのまま残っていたのです。
円錐台を台形に書き換える過程で「投影図」を。
台形を半分にして「回転体」を。
その中の特定の線分に注目して「関数」を。
さらに「相似比と体積比」を。
たった1問の問題から様々なことを学べるように。
工夫できるところはたくさんあります。
最初の図とは全く違った形に変わって行くのを
面白いと感じてくれたようです。
大人も子供もいっしょなんですね(*^.^*)

2010-04-11

保護者面談

Q.E.D.進学塾では年6回の保護者面談を行っています。
春期講習・夏期講習・冬期講習。
年3回の講習会の前後がそのタイミングです。
今朝は10時から春期講習後の面談でした。
ご家庭での児童の様子。
塾での様子。
春期講習の報告。
届いたばかりの模試結果。
今後の授業予定。
今後の公開会場模試。
志望校。
他にも盛りだくさん。
あっと言う間の2時間でした。
お母様方がいちばん熱心に質問してくれたのは家庭学習について。
マンガ日本史。
音読(教材はすでに配布済み)
ニュースを見る(欲を言えば会話も)
などをお勧めしました。
机にかじりついてやるだけが勉強ではなく
むしろそれ以外の場所で学習したことのほうが
より深く理解できたり、ずっと忘れなかったりするものです。
そのことをお母様方にお伝えできたのが
今日のいちばんの収穫だったのかもしれません(*^.^*)
「春期講習中、ブランコでふりこの等時性を学習しました。
次回ブランコに乗るときはエネルギーを学習します(●^o^●)」

2010-04-10

入学式

今日は小学校の入学式でした。
いつものようにランチを食べに行くと
入学式を終えた直後の家族連れが複数。
これから16年、欲を言えば18年、更に言えば21年、
ゆっくりと楽しみながら学習して行ってね(●^o^●)
生まれてから死ぬまでずっと勉強なのですが(*^.^*)
さて明日。
懇意にしていただいている千葉県のある塾では
保護者説明会が開催予定です。
入学式の翌日。
タイムリーですね(●^o^●)
明日はQ.E.D.進学塾でも保護者面談を予定しています。
生徒が主人公なのは言うまでもありませんが
保護者さま、塾が三位一体となって全力で
生徒をサポートして行きたいものです(*^.^*)

2010-04-09

模試の結果

お昼前に宅急便が届きました。
4月4日の模試の成績表です。
成績の伸びが最も小さかった子でも総合偏差値で3ポイントの上昇。
前回模試の受験が1月ですから3か月に満たない短期間で
よくこんなに頑張ってくれたものだと思います(*^.^*)
春期講習期間中の休み時間には外で遊ぶ毎日。
お母様方の話によると子どもたちは
「家ではおやつと遊びに行った話しかしない」
のだそうです^^;;
塾が楽しい空間であること。
これがいちばん大切なことではないかと思います。
いやいや通っているのでは学習意欲も低下してしまいますものね。
「笑う門には福来る」です(●^o^●)

2010-04-08

春期講習終了

Q.E.D.進学塾の春期講習。
本日無事全日程を終了しました。
①4教科のテスト(前日授業と同一問題=復習テスト)
②4教科の授業(合計3時間)
を毎日がんばってくれました(*^.^*)
生徒からの質問内容が具体的になってきている点。
集中力が向上し、それに伴って速度も向上している点。
そして何より「解く」という意識・「解ける」という自信が感じられる点。
力が付いてきていることが伺えます。
明日には模試の結果が郵送されてくる予定。
楽しみです(*^.^*)

2010-04-07

学びて時に

之を習う亦説ばしからずや
《「論語」学而から》
学んだことを、時に応じて反復し、理解を深める、
これもまた楽しいことではないか。
タイムリーな復習は大切です。
しかしそれは復習に限ったことではありません。
Q.E.D.進学塾の休み時間。
いつもは徒歩1分の公園に行くのですが
塾生「今日は○○公園に行きたい・+.(@▽@).+・」
模試が終わった後の解放感から↑の発言になったのでしょうか(*^.^*)
というわけで徒歩8分ほどの公園に
ちょっと遠征することになりました(*^.^*)
公園から可動式遊具が撤去され
固定式遊具ばかりになっている昨今、
しかし○○公園にはブランコがあるのです・+.(@▽@).+・
この「時」を逃すまいと【ふりこの等時性】について学習です。
2台並んだブランコの一方を大きく、他方を小さく揺らします。
塾生は
大きく揺れてるブランコ→スピードが速い→周期も短い
と思っていたようで
最下点のタイミングが一致することに新鮮な驚きを感じてくれました(*^.^*)
塾長「鎖の長さがいっしょだからね(^_-)-☆」
今日の体験は、のちにふりこを学習するときに
きっと大きな力となってくれることでしょう。
紙の上だけの勉強と実際に体験したこと。
記憶の残り方には雲泥の差があります。

2010-04-05

代休

本日は月曜日ですが休塾日です。
土曜日の授業の代休。
児童のお母さんたちの希望で
土曜日に授業 ~ 日曜日に模試 ~ 月曜に代休
の日程にしました。
1年間で3回だけ受験する模試。
児童にとってはかなりの緊張感があるようです。
なので試験の翌日が休みなのはちょうどいいのかもしれません。
Mちゃんは
「月曜日休みかぁ・・・・どんじゃらしたかったのになぁ。。。。」と
休みを歓迎してない様子^^;;
塾に何をしに来ているんでしょうねw
とはいってもちゃんと勉強してるMちゃん。
通塾期間はもう1年2か月になりますが
1度の宿題忘れもない子です(*^.^*)
こういう子を見ていると
「塾が楽しい空間であることは継続的に学習するための必要条件」
と思えるのです。

2010-04-04

全国模試(2)

日付変わって今日は模試当日。
Q.E.D.進学塾では年3回、全国模試を受験してもらっています。
春期講習・夏期講習・冬期講習の年3回の講習中、
または講習の終わった直後がそのタイミングです。
さて今日の模試。
試験範囲すら見ていないのはいつものとおりです。
見てしまうとそこを教えたくなってしまいますものね^^;;
模試の範囲に合わせて年間授業予定を変更することも
初めから模試を意識して年間予定を組むことも
どちらも本末転倒だと思っています。

全国模試

Q.E.D.進学塾の私国立中学受験クラス。
明日はいよいよ全国模試です。
新6年生として受ける最初の模試になります。
直近の模試を受験した1月から3か月弱が経過。
どれだけ力が付いたか試されるときです(*^.^*)
自主的に復習して分からなかった6問を質問してきた子は
「明日がんばれそうな気がする(●^o^●)」
意欲を見せてくれるのはうれしいものですね(*^.^*)

2010-04-03

成長(2)

何よりうれしかったのはその子が「先生、ここをもう一回教えて」
と問題番号を書いたメモを持ってきてくれたことです。
明後日の全国模試に備えて自主的に復習をしていて
どうしても分からなかった6問をメモに書いてきたとのこと。
「どこが分からないのかすら分からない」から
「ここが分からないから教えてほしい」へ。
子どもの成長力のすごさに驚かされるばかりです(*^.^*)
今日の算数の時間に学習する予定の問題は全てキャンセル。
メモに書かれた6問に全力投球でした(●^o^●)

【関連記事】
Q.E.D.日誌: 成長(1)

成長(1)

今から1年2か月前のこと。
とある大手塾から逃げるようにして
Q.E.D.進学塾に駆け込んで来た子がいました。
その大手塾での模試の偏差値は20台。
まったく分からない授業を聞かされ続けるのを
ただじっと座って耐えているだけの毎日。。。
どんなに辛かったことでしょう。
「分からないことだらけで何から手をつけていいのか分からない」
そんな状態から抜け出して
今年1月の同模試では初めて偏差値40台に乗せて来ました。
偏差値が絶対でないことは承知しています。
しかしながら「マグレ」で偏差値2ケタの上昇がありえるはずもなく
その子がコツコツ勉強を続けてきた成果だと思います。
「継続は力」ですね(*^.^*)

【関連記事】
Q.E.D.日誌: 成長(2)

2010-04-02

いよいよ4冊目\(^o^)/

今日から4月。
Q.E.D.進学塾の春期講習は折り返し点です。
私国立中学受験クラス(小6)の算数もちょうど折り返し点。
「達人ノート」全6冊のうち3冊が完了しました。
(入試問題のみを集めた問題集の問題を1問1ページずつ
貼りつけて作ったノートが「達人ノート」です)
単元別問題集1冊を終えたのち
単元混合の達人ノートに取り組み始めたのが昨年の11月末。
復習の時間を多く挟みながらゆっくり進めていても
わずか4カ月で半分(6冊中3冊)できてしまうものなのですね(*^.^*)
児童のがんばりをほめてあげたいと思います(●^o^●)

2010-04-01

チャレンジ精神

塾長「これはムズカシイよ~」
そう言うと目の色を変えて問題を解こうとする児童がいます。
K君です。
今日の算数の時間のこと。
使用テキストの中に慶応中等部の過去問の1題がありました。
K君の格闘すること5分・・・10分・・・・・
なんと解き切ってしまいました。
①難しい問題を解いた人が受かる
②やさしい問題を解けなかった人が落ちる
明らかに②が多いのが入試の実態です。
しかしながら、学習意欲向上のため
あるいは頭をフル回転させる時間を作るため
難問に挑戦するさせることもときに必要であると
改めて感じる出来事でした。