2024-02-29

QED進学塾の中学1年生(E)~学年末試験の対策授業

QED進学塾の中学1年生のEくんの通う学校では、今日と明日の両日に学年末試験が実施されます。
本日はEくんの塾の授業日ではなかったものの、明日の試験の対策授業を開講しました。
Eくんが今日勉強したのは専ら数学で、その学習単元は空間図形・平面図形でした。
塾長の判断で特に試験頻出問題と思しきところをピックアップし、そこをEくんは大急ぎで目一杯に詰め込みました。

塾長「塾長の予想問題がばっちり当たっても、Eくんが今の状態のまま明日の試験に臨んだら、たぶん(予想問題を)解けないよ。」

Eくん「うん。」

塾長「(だから家で同問題を)学校ワークと塾のワークと両方もう一度解き直して練習してね。」

Eくん「そうします。」

そうなのです。
「分かったつもり」では試験問題は解けません。
実際に手を動かして十分に練習を積んで、その問題が試験に出題されたときに初めて「すらすら解けた♪」となるのです。

Eくんは、2学期の期末試験の「比例」の問題で、自分が「分かったつもり」の問題が解けずに14点ごっそり失点してしまった苦い経験をしています。
その経験を糧に問題演習の重要性を認識したEくんだからこそ、今夜の試験勉強で「学校ワーク+塾のワーク」の両方の問題を解いてくれると塾長は確信しています。

勉強はスポーツと同じく、練習を重ねないと上手くなりません。
塾でラケットの振り方(問題の解き方)を1時間、実際に問題を解く練習を1時間、計2時間の勉強をしたのならば、自宅学習で実際にラケットを振ること(素振り)をもう1時間勉強してようやく学んだ技術が身に着くというものです。

Eくんの明日の奮闘を期待しています。
武運を祈る!

2024-01-05

QED進学塾の中学2年生(U)~2024年の「1年の計」(4)

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

夏は受験の天王山。
夏を制する者は受験を制す。

これらの言葉はもう半世紀以上昔からあり、受験における夏の重要性を説いた言葉です。
では、なぜ夏なのか。
これには、2つの意味があります。

1つ目は、年間最大の長期休暇が夏休みであること。
40日間の夏休みのお約束は「夏期講習会」です。
この長期間を全力で勉強した受験生と、「のほほん」と過ごした受験生とでは、とてつもない差がついてしまうことは自明です。
だから夏は勝負のときなのです。

2つ目は、偏差値が相対評価であること。
自分が学力を伸長させても、ライバルたちの伸びがそれ以上であれば、偏差値は下がります。
逆に、ライバルたちがそれ以下であれば、偏差値は上がります。
つまり、自分の学力が第一であることは言うまでもないのですが、ライバルたちの動向によって偏差値は上下するものなのです。

残念なことに、夏を「のほほん」と過ごしてしまう受験生は毎年存在します。
受験などどこ吹く風、といった受験生が。

ところが、秋風が吹いても「どこ吹く風」と悠長に構えていられる剛の者はそうそういません。
秋口になるとほとんどの受験生が目の色を変えて勉強に取り組むのです。

これを『北辰テスト』に当てはめると、夏休みの勉強の成果が如実に表れるのが9月号なので、ここまでは自分が頑張っただけ成績は伸びます。
ところが、10月号以降になると「自分はこれだけ勉強を頑張っているのに、どうして成績が上がらないのだろう。」と焦りだす生徒が発生します。
その理由は簡単で「周りも頑張っているから。」

前々回のQED日誌にも書いた通り、「北辰テスト7月号以降のベスト2回の平均偏差値」を合否判定基準としている高校が多い訳ですから、この場合の私立高校の併願合格内定への最短ルートは「7月号+9月号」(8月は北辰テストが実施されません)です。
つまり、9月に一勝負を決めてしまうのが、受験戦線を戦い抜くためのベスト戦略と言えるのです。
「9月までの北辰テストは私立のためだったけど、10月以降は公立のため。」
9月末にUくんがこう言い切れたとき、受験戦略はひとまず成功と言えるのです。
昨日のQED日誌に書いたようなスケジュールにて『北辰のかこもん』を解くことは、この戦略成功を実現させるために、欠かすことのできないものなのです。

2024-01-04

QED進学塾の中学2年生(U)~2024年の「1年の計」(3)

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

【2022年度 北辰テスト日程 改訂版】(得点)[偏差値]

4月 3日(日)自宅受験 ・・・ 『北辰のかこもん』 第1回-理科(   )[   ]   /  
4月 9日(土)自宅受験 ・・・ 『北辰のかこもん』 第1回-国語(   )[   ]   /  
4月10日(日)自宅受験 ・・・ 『北辰のかこもん』 第1回-数学(   )[   ]   /  
4月16日(土)自宅受験 ・・・ 『北辰のかこもん』 第1回-英語(   )[   ]   /  
4月17日(日)自宅受験 ・・・ 『北辰のかこもん』 第1回-社会(   )[   ]   /  
第1回『北辰のかこもん』・・・・ 3科(   )[   ]・5科(   )[   ]   /  

4月24日(日)第1回 北辰テスト(会場)3科(   )[   ] 5科(   )[   ]
数(  )[  ]理(  )[  ] 英(  ) [  ]国(  )[  ]社(  )[  ]

4月17日(日)自宅受験 ・・・ 『北辰のかこもん』 第2回-理科(   )[   ]   /  
5月 1日(日)自宅受験 ・・・ 『北辰のかこもん』 第2回-国語(   )[   ]   /  
5月 8日(日)自宅受験 ・・・ 『北辰のかこもん』 第2回-数学(   )[   ]   /  
5月15日(日)自宅受験 ・・・ 『北辰のかこもん』 第2回-英語(   )[   ]   /  
5月22日(日)自宅受験 ・・・ 『北辰のかこもん』 第2回-社会(   )[   ]   /  
第2回『北辰のかこもん』・・・・ 3科(   )[   ]・5科(   )[   ]   /  

6月19日(日)第2回 北辰テスト(会場)3科(   )[   ] 5科(   )[   ]
数(  )[  ]理(  )[  ] 英(  ) [  ]国(  )[  ]社(  )[  ]

中略

12月4日(日)第7回 北辰テスト(会場)3科(   )[   ] 5科(   )[   ]
数(  )[  ]理(  )[  ] 英(  ) [  ]国(  )[  ]社(  )[  ]

12月11日(日)自宅受験 ・・・『北辰のかこもん』 第8回-理科(   )[   ]   /  
12月18日(日)自宅受験 ・・・『北辰のかこもん』 第8回-国語(   )[   ]   /  
12月25日(日)自宅受験・・・ 『北辰のかこもん』 第8回-数学(   )[   ]   /  
 1月 8日(日)自宅受験・・・ 『北辰のかこもん』 第8回-英語(   )[   ]   /  
 1月15日(日)自宅受験・・・ 『北辰のかこもん』 第8回-社会(   )[   ]   /  
第8回『北辰のかこもん』・・・・ 3科(   )[   ]・5科(   )[   ]   /  

1月29日(日)第8回 北辰テスト(会場)3科(   )[   ] 5科(   )[   ]
数(  )[  ]理(  )[  ] 英(  ) [  ]国(  )[  ]社(  )[  ]

【日程終わり】

つづく

2024-01-03

QED進学塾の中学2年生(U)~2024年の「1年の計」(2)

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

2つ目は実戦練習。
埼玉県公立高校入試対策として最有力となる実戦練習は『北辰テスト』です。
学校の定期試験も実戦練習になりますが、それは校内の紅白戦のようなもので、他校との練習試合である対外試合すなわち『北辰テスト』には敵いません。
より本番に近い形で試験を受けるには、『北辰テスト』(公開会場模試)が最適なのです。

そのうえ、古くから「埼玉県方式」と呼ばれる、埼玉県特有の受験方式があります。
これは、『北辰テスト』の偏差値によって私立高校の併願の内定という保険をかけてから、安心して公立高校入試に挑戦できるシステムのことです。
残念ながら公立高校の受験に失敗してしまったとしても、私立高校の「抑え」が効いているという安心感から、受験生は公立高校の受験で思い切ったチャレンジができるのです。

つまり、『北辰テスト』は、最高の実戦練習をしながら保険にもなるという、一石二鳥の公開会場模試であり、これを積極的に活用しない手はありません。
もちろん、Uくんにもぜひ受けてほしい模試です。

北辰テストの偏差値を合格内定に活用している私立高校は、埼玉県内のほぼ全ての高校と東京都の一部の高校(主として北部)です。
それらの高校で最も多いパターンは、
7月以降の北辰テストの偏差値で、
5科または3科のベスト2回の平均値が、
同校の定める偏差値の基準に到達していること。
です。
(4月からの偏差値を対象としていたり、ベスト1回でもよかったり、そんな高校もありますが、それは少数派です。)

以上のことから、3年生の7月号から『北辰テスト』を受験開始するのが、最もコストパフォーマンスが良さそうに見えます。
にもかかわらず、QED進学塾では中1・中2からの受験を推奨しています。
どうして塾長がそうしているのかの理由については、また明日の『QED日誌』にて。

2024-01-02

QED進学塾の中学2年生(U)~2024年の「1年の計」

QED進学塾の中学2年生のUくんの2024年の「1年の計」です。

QED日誌の昨日の記事にて、2024年度の採択教材(特に新高校受験生=中2生)について触れましたが、教材の話はまた明日以降に詳しく書くこととして、今日はUくんの3学期の勉強の進め方についてです。

まだ冬休み中の中2生は「まだ3学期も始まっていない。高校入試なんて遠い先のこと。」
このように考えている生徒が多数派です。
中2生が来年2月下旬の県立高校入試を受検するまでの期間は、あと1年1か月以上もあるのですから「遠い先」と考えてしまうのも無理はありません。
ですが「光陰矢の如し。」
1年ちょっとの時間は思いのほか直ぐに来てしまいます。

では、中2の間にどんな受験準備をすればいいのか。
その答えは2つだけ。
1つ目は英数の復習、2つ目は実戦練習です。

英語と数学の2教科は「積み上げの教科」と言われます。
中1の「方程式」が解けない子が、中2の「連立方程式」を解けるはずがありません。
中1の「be動詞の現在形」が分からない子が、中2の「be動詞の過去形」を理解できる道理もありません。
一方、歴史の「平安時代」の知識がすっぽりと抜け落ちてしまっている子が、いきなり「明治時代」の勉強をすることは十分に可能です。
これが「英数は積み上げ教科」といわれる所以です。

したがって、中2の3学期は英数の復習、とりわけ中1履修範囲の復習に力を入れるべき時期なのです。
それができて初めて、中2履修範囲の復習に取り掛かれるというものです。
そして、埼玉県高校入試の英数の対策として最も有効であると塾長が考えているのは、
1.数学の計算問題。
2.英語の文法問題。
この2つに尽きます。
塾長がそう考える理由を一言でいえば、埼玉県公立高校の入試問題研究の結果です。
上記1.2.の詳細は『QED日誌』の別の記事に譲ります。

まとめです。
Uくんが中2の3学期に勉強すべき「必修課題」は2つ。
(1)中1履修範囲の計算問題。
(2)中1履修範囲の英文法問題。

上記を勉強したうえで、さらに余裕があれば、
(1)中2履修範囲の計算問題。
(2)中2履修範囲の英文法問題。
に着手します。

【再掲】
1つ目は英数の復習、2つ目は実戦練習です。
【再掲終わり】

今日のQED日誌では「1つ目」について書いたので、明日の記事は「2つ目」についてです。

つづく

2024-01-01

QED進学塾の2024年~1年の計は元日にあり

QED進学塾の2024年が始まります。
旧年中は大変お世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

1年の計は元日にあり。
というわけで早速、塾長はこれから年間計画を立てます。
例年ならば年明けに届く教材カタログが、2023年の年末に既に届いています。
カタログが早く届いた分、より具体的な計画を練ることができます。

教科によって各出版社の得手・不得手が特に分かれるのが受験用教材です。
今年は2名の塾生が受験生となる年です。
数学はE出版社、理科はM出版社、英語はB出版社、国語はS出版社、社会はK出版社、こんなふうに細分化して1冊1冊を厳選したうえで、2024年度の採択教材を決定します。

2023-12-31

QED進学塾の2023年~本日は大みそか

QED進学塾の2023年が終わります。
残り1時間を切りました。
本日は大みそかです。
関係者の皆様がたには大変お世話になりました。
また来年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年一番の大イベントは、何と言っても新教室へのお引越しでしょう。
決して自ら望んだ移転ではなかったものの、新教室が塾生たちに大好評で、結果的にはよかったのだと思います。
新教室移転から早くも半年が経過しましたが、特に収納関係を中心に着々と教室の整備が進んでいます。
来年も塾生たちがより良い環境で勉強できるよう、ハードとソフトの両面で万全の準備をしたいものです。
本当に1年間ありがとうございました。