2014-03-07

Q.E.D.進学塾の高校受験生~埼玉県公立高校入試(学科試験)を終えて(2)

Q.E.D.日誌の昨日の記事の続きです。

【数学】昨年同様に問題の難易度が高かったようです。
埼玉県公立高校入試の数学の平均点が低いのは、記述力を試される問題の配点が高い(今年の入試では23点)ことに起因していると塾長は考えています。
これは今に始まったことではなく、今後も同様の傾向が続くでしょう。

では、毎年数学の平均点が低い(40点強)中にあっても、50点を超えてくるにはどうすればよいのでしょうか。塾長の考える方策は2つです。

(1)易しい問題。
埼玉県公立高校入試の数学の大問1には計算問題が並びます。ここでの取りこぼしは命とりです。『アポロン数学』『計算の級別トレーニング』『埼玉県 予想問題 数学大問1』の計算問題を反復学習して確かな計算力を身に着けたいところです。

(2)難しい問題。
大問3以降には難しい問題が含まれます。しかし、大問ひとつまるごと難問ということはありません。大問3以降については、少なくとも小問(1)だけは確実に解き、できれば小問(2)も得点したいところです。一見して難しそうな問題でも小問単位でみれば易しい問題が必ず含まれているのです。ここを得点することで合計点を大きく伸ばせるのです。

【社会】昨年同様の難易度で平均点は50点前後でしょう。
記述で答える問題が昨年よりも増えました。今年は問題数にして18問、配点にして67点が記述解答問題でした。

Q.E.D.進学塾では地理・歴史・公民とも『中学 必修テキスト』を採択しています。勉強しやすいと塾生に人気のテキストです。同書は各章が4ページで構成され、そのうちの1ページが「確認問題」(一問一答式問題)です。

授業では、4ページを万遍なく学習するのではなく、「確認問題」を集中的に学習しています。まずは問題文を読んで一単語で解答すること、それができるようになると逆引き(答えの一単語を見て問題文を説明すること)を反復演習します。このような勉強を積み重ねている塾生にとっては、今年の社会科の入試問題は「組し易し」だったことでしょう。

記述による解答を求める入試問題は増加傾向にあります。昨年13問→今年18問と一気に5問増えました。「書く力」が要求されているのです。それに対応すべく、塾では今後も「確認問題」の集中学習を継続していくつもりです。

入試前々日の3月1日の土曜授業でSちゃんは「三権分立」を学習しました。そこがピンポイントで入試に出題されていました。Sちゃんも塾長も大喜びです。ちなみに出題されたのは、三権のうちの二つ、行政権と司法権の抑制と均衡を説明させる記述問題でした。

記述問題の増加を予想して(5問増は予想以上でしたが)「確認問題」を継続学習するという長期的な指導方針は正解でした。入試直前講座で「三権分立」が出題されることをピンポイント的中させたので短期的にも正解でした。

長期の指導方針については今後も上記を継続します。
そしてこれからも毎日のニュースを注意深く見て行きたいと塾長は考えています。入試問題の予想材料は日々のニュースなのです。

塾長が学生時代に最も得意な教科は数学でした。(塾長は数学の先生なので当たり前ですが)。最も不得手なのは社会でした。そして今塾長がいちばん力を入れて勉強している教科は社会科です。また塾長がこの1年間「教えてよかった。」と確かな手応えを感じている教科も社会科です。

やはり勉強は嘘をつかないことが証明されました。
「塾長は理系だから文系教科の指導が今一歩なんだよ。」と人に言われることのないようにしたいものです。今年の社会科の指導が成功したことを励みに、これからも文系科目の勉強に力を入れたいと思う塾長です。

(つづく)

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