2023-04-30

QED進学塾の小学5年生(Y)~今回の算数

QED進学塾の小学5年生のYくんの今回の算数です。

【算数】
Yくんは『計算の級別トレーニング 』にて「分数のたし算・ひき算」を学習中です。
前回の宿題の1問に分母が54と27の分数を通分する問題がありました。
そうです、Yくんは今、大きい数の分母の通分に挑戦中なのです。
同問題にユークリッドの互除法を用いると、その第1段階として9でわり算をすることになるのですが・・・・・
それがスムーズにできるためには、以下の2つの要素が必要となります。

(1)54と27がともに存在するのは「9の段」であると気付くこと。
(2)「くいちがく」「くにじゅうはち」・・・と1つ1つ辿って行かずとも、
ダイレクトに「くろくごじゅうし」「くさんにじゅうしち」が言えること。

この2つのハードルがYくんにとって非常に高かったようです。
Yくんがこの壁を乗り越えるために、「逆引く九九」のカードを毎日練習して、九九の達人になってほしいと塾長は思います。

塾長は、27の2倍が54であることを知っています。
トランプの黒(26枚)+ジョーカー(1枚)=27枚。
トランプの赤(26枚)+ジョーカーの予備(1枚)=27枚。
27+27=54枚。
それは、トランプ遊びの中で自然に覚えたもので、机に向かって勉強したからではありません。
そして、普段の生活や遊びの中で覚える数字は、実在する物や実際の経験と結びついて、決して忘れない数字となってくれて、計算を楽に速く実行するための心強い味方となります。
たとえば「12」という数字を見た瞬間に「三菱鉛筆1ダース」の箱が思い浮かぶように、数字は「物」だったり「言語」だったりするわけです。

数字は友達。

塾長は塾生によくこの言葉を言っています。
それが算数・数学を得意になる近道だと知っているからです。
おまけに、スーパーマーケットで買い物をしたりする日常生活でも大いに役立ってくれると知っているからです。

しかしながら、現実的には数字と親友になることのできる生徒はそう多くはありません。
27と54を見た瞬間に「1:2」が思い浮かぶ生徒は3割もいないでしょう。
ですから、ユークリッドの互除法などの便法を活用して、問題を解く方法を会得して行くほうが、多くの生徒にとって理に適った勉強法というわけです。

先ほどの問題の解法に戻ります。

54と27をそれぞれ9で割ると、
6と3。
これをさらにそれぞれ3で割ると、
2と1。

最初の行と最後の行を【斜めにかけ】て、
54×1=54。
27×2=54。
(この2つのかけ算は、たしかめ算の役目も兼ね備えています。)
よって、54で通分すればよい。

Yくんがこの解法の熟練度を上げてくれることを、塾長は切に願っています。
そのために『計算級別』をがんばりましょう。

この【斜めにかける】は、比・比例・比例式・理科の計算問題などで大活躍してくれる解法です。
同解法を習得するメリットはとてつもなく大きいのです。

Yくんが「今」通分という課題を克服するために、Yくんが「将来」いろいろな問題を解くための有力な武器(解法)を手に入れるために、ぜひともYくんが同解法を身に着けてくれることを塾長は強く願います。

生徒が「今」目の前にあることに全力で取り組みながら、それが同時に「将来」への先行投資にもなっている、いつも塾長はそんな授業がしたいと思って授業準備をしています。
塾生が「今」楽しく学んでくれる姿と、「今」の勉強が「将来」生きる場面で塾生が「あのとき学んだことが生きている。」と喜んでくれる姿と、その両方を塾長は想像しながら授業準備・授業を行っています。
そして、塾長自身がそんな「楽しみ」を持って授業している姿は、塾生にも好影響を与えると塾長は信じて疑いません。

2023-04-29

QED進学塾のお引越し~日程と業者が本日決定

QED進学塾のお引越しの日程と業者が本日決定しました。
6月の後半にアート引越センターにお願いすることにしたのです。
引っ越し日まではあと1か月半以上あります。
とはいえ、のんびりとはしていられません。
その日までにやらなくてはいけないことが山積みだからです。
このゴールデンウイーク中に、持って行くものと処分するものとを分別するところまでは済ませておきたいところです。
処分品は可能な限りリサイクルに回します。
仕事柄どうしても紙が多くなってしまうのは仕方のないことですが、ベルク中青木店に回収ボックスがあるので、塾長はそこに紙を持ち込みます。
そして、再生紙として生まれ変わってもらいます。
そのほかにも「3R」のうちの2つ=リサイクル・リユースできそうなものはたくさんあります。
活用できるものは活用して、ごみを最小限にしたいものです。
お引越し先への案内は、これから1か月半かけて周知して行きます。
塾生とその保護者さまが決して迷うことのないようにいたしますので、どうぞご安心下さいませ。
移転後もこれまでと変わらぬご愛顧を何卒よろしくお願い申し上げます。

2023-04-28

QED進学塾の高校2年生(S)~英語の長文読解を演習

QED進学塾の高校2年生のSくんは、英語の長文読解を継続的に演習しています。

6月4日の日曜日にSくんは『英検』の「準2級」を受検します。
同級はSくんにとって2回目のチャレンジです。
Sくんは、1回目の受検の敗因を「読解で失点したから。」だと自分で分かっていて、そのため塾長に「読解の演習をしたい。」と要望してきたのです。
自己分析ができて、なおかつ対策を立てて、それを塾長に伝えられる、Sくんのような子はそう多くはありません。
これができる子は、「人に無理やりやらされる勉強」をすることがなく、常に「自ら進んでやる勉強」ができるので、学習意欲も学習への集中力も高値安定に保つことができます。
なので、塾長はSくんの伸びしろに大いに期待しているのです。

英語長文の読解力を支えるものとして昔から言われているのは、語彙力(英単語・英熟語)と国語力です。
塾長は、これを正しいと思っていますが、ただ闇雲に単語・熟語を覚えればよいとは思っていません。
ひたすら覚えるという作業が苦行である子が大多数です。
勉強とは、「勉め」「強いる」と書きますから、苦行は当然と考える人も多いでしょうが、塾長はこれにも否定的です。
人が「楽しくない。」と感じたとき、頭の回転は鈍化します。
人が「楽しくない。」ことを続けるのは困難です。
つまり、勉強が苦行である限り、学習の効率性も継続性も望めないということです。
では、楽しく学ぶにはどうすればよいのでしょう。
それは、より本質的・根源的な勉強をすることです。

英語の主人公は述語動詞です。
なので、塾長は「動詞50」を楽しく覚えるためのユーチューブ動画をSくんに推奨しました。
塾長はつい先ほど語彙力(英単語・英熟語)に触れましたが、英単語を覚えるならまずは基本的な動詞からというのが理に適っています。

動詞は、前置詞と組み合わさって英熟語を形成することがよくあります。
なので、塾長は「前置詞44」を楽しく覚えるためのユーチューブ動画をSくんに推奨しました。
英熟語を覚えるなら、まずは動詞と前置詞のセットから覚えてはどうでしょうか。

もう一歩進んで。
今回授業で塾長は、動詞+前置詞「up」の英熟語をSくんにさらっと教えました。
そして間髪を入れず、前置詞「up」のみを詳しく教えました。
「up」のもともとの意味は、下から上に(↑)移動することです。
ですが、それだけではありません。
そこから発展して「完全に」という意味も持つようになったのです。
アクセルを踏んでスピードを上げて行って(↑)ついにはメーターを振り切ってしまう、そんなイメージです。

この1つの英熟語を丸暗記して、また別の「up」を用いた英熟語を丸暗記して・・・・・
これを繰り返す勉強は楽しいでしょうか。
効率的な勉強法と言えるでしょうか。
塾長にはとてもそうだとは思えません。

ならば、「up」を詳細に学習したほうが得策でしょう。
そうすれば、たとえ「up」を用いた英熟語を覚えていなくても、それが英検の長文読解で出題されても、もっと言えばそれが熟語であることにすら気付かなくても、「up」本質的・根源的な意味を知っている子は、文意を把握することが可能なのですから。

塾長は、Sくんがより本質的・根源的な学習を楽しいと感じて、そのような学習を無理なく継続しながら、学力を積み上げ続けてほしいと願っています。
これからもいっしょに頑張って行きましょう。

2023-04-27

QED進学塾の中学1年生(E)~数学・英語の学び方(2)

QED進学塾の中学1年生のEくんの数学・英語の学び方(2)です。
この記事は、4月24日(月)の『QED日誌』の記事タイトル『QED進学塾の中学1年生(E)~数学の学び方』の続編です。

現在Eくんは『計算の級別トレーニング 』の13級「正負の数の加法・減法」と12級「正負の数の乗法・除法」とを同時並行で学習しています。
これを次回から、12級「正負の数の乗法・除法」と11級「正負の数の四則混合計算」との並行学習に切り替えます。

どうして塾長は、異なる級を同時並行で学習することを好むのでしょうか。
それは、以下のような現象を未然に防ぐためなのです。

(1)Eくんが13級「正負の数の加法・減法」をH問題まで完全習得する。
たし算・ひき算が大得意になる。

(2)Eくんが12級「正負の数の乗法・除法」をH問題まで完全習得する。
かけ算・わり算が大得意になる。

(3)Eくんが(1)と(2)の知識・技能を組み合わせて、11級「正負の数の四則混合計算」を解こうとする。
Eくんの記憶に新しい(2)はすらすらできるのに、(1)の記憶が薄れてしまっているせいで、なかなか正答率が上がらない。

この現象は、英語でも起こり得ます。
たとえば、学校の夏休みの課題テストに「不規則動詞125個」が出題されるとします。
ある生徒は、これを1週間に25個づつ覚えて、5週間で仕上げようと計画しました。
そして、その計画は上手く行きました。
ところが、5週目を終えたときにその生徒は気づきました。
最初の1週間で覚えたはずの25個の記憶が8割がた消え去ってしまっていることに。

それでは、どういう覚え方をしたらよかったのでしょうか。
その答えのひとつが「毎日全部テストする。」ことです。
最初は、覚えていない単語のほうが多くて大変かもしれません。
ですが、日数を経るごとに覚えている単語が増えて行きます。
「3日連続して正解した単語は合格とする。」などと決めて、合格した単語は次の日にはもうテストしないというルールを設定すれば、毎日書く単語数は少しずつ減って行きます。
そして、テストする単語が1語もなくなった時点で、再度125問の全問をテストするのです。

全問正解!これにて一件落着♪
ならばよいのですが・・・・・
そうは問屋が卸しません。
必ずと言ってよいほど何問か正答できない単語が発生します。
その何問かがその生徒の最も苦手な単語たちなのです。
あとはそれらの単語をロックオンして集中的に勉強するだけです。
そして、またまた125問の全問をテスト。
これで満点ならば、課題テストの本番でも満点が取れます。

実は、この覚え方はかつて塾長がテスト勉強で愛用してきたやり方なのです。
これが塾長にとって最も確実に満点が取れる方法だったので、常套手段となっていました。
完全に同じことが全ての生徒に通用するとは限りませんが、これで上手く行く場合が多いので、塾長は塾生にこの方法を推奨しています。

話を数学に戻します。
Eくんは、13級(たし算・ひき算)が大得意になりました。
もう免許皆伝です。
だから、もう13級を改めて学習する必要はないでしょう。

Eくんは、12級(かけ算・わり算)も熟練度が向上してきました。
ですが、11級(四則混合計算)はまだまだ未熟です。

というわけで、これからEくんは、以下のようにして数学を勉強します。
1.12級の難しい問題。(E・F・G・H問題)
2.11級の易しい問題。(A・B・C・D問題)
この2つを同時並行で学習するのです。

これならば、Eくんが12級の「かけ算・わり算」の勉強をしているうちに、13級の「たし算・ひき算」のやり方を忘れてしまうことも防げます。
そして、Eくんは、「1.」で「分数・小数・累乗を含む問題」の熟練度を上げながら、「2.」で四則混合計算の基礎を学ぶことができるのです。

そののちに、Eくんが、
3.11級の難しい問題。(E・F・G・H問題)
の2ページを集中的に解きまくって、総仕上げをするのです。
ここまでくれば、Eくんは13・12・11級のどの問題でも解ける計算力を身に着けることができます。
1学期の中間試験にH問題より難しい問題が出題されることはありません。
ですから、ここまで到達できたEくんが、計算問題で満点を取ることは約束されたも同然です。
これからいっしょに頑張って行きましょう。

2023-04-26

QED進学塾の塾長~新物件を本日契約

QED進学塾の大家さんが先月お亡くなりになり、相続の関係で現教室が取り壊されることは『QED日誌』の記事に既に記載したとおりです。
それに伴い、塾長は8月末までに新物件を探さなければならなくなった訳です。
幸いなことに、思いのほか早く優良物件が見つかり、早速塾長は、新たな賃貸物件の契約書に本日サインしてきました。
これまで塾長の物件探しにご協力くださった方々に、この場を借りて謝意を申し上げたいと思います。
この2か月間、本当にありがとうございました。
これで一安心です。
これから、引っ越しの準備を着々と進めて行きます。
最短で2か月後、すなわち6月末には完全移転したいと塾長は考えています。
と言っても、無理に急ぐ必要はありません。
「6月末の予定が結局8月末になってしまった。」
これでも問題ないのですから。
引っ越し業者の選定は、3社の合い見積もりを取って、どこにお願いするのかを決めます。
早速今週末、塾長が先週予約した業者が見積書を書きに塾を訪ねてきます。
火災保険も三井ホームにお願いすると年間1万円かかるので、これから自力で探します。
塾長がざっと見たところ、年間4千円以下で見つけられそうです。
その価格差は倍以上、これが毎年続くわけですから大変な差です。
できるだけ無駄な時間やお金はかけない、でも価値があるものには時間もお金もかける、限りある資源を最大限に有効活用したいものです。

時間とお金についてタイムリーなお話。
本日塾長が物件の契約に行ったのは大宮の『三井ホームエステート』です。
朝日から同店までのルートをカーナビで検索をすると、

1.有料道路を最大限に利用した場合、1250円で36分。
2.有料道路を一切利用しない(すべて一般道)場合、0円で1時間6分。

往復で、料金の差は2500円、時間の差は1時間。
2500円のために1時間使うのは、どう考えても割に合わないと思った塾長は、迷わず1.を選択しました。
お金よりも時間価値のほうが高いと判断したわけです。

自分なりの判断基準を持っていると、それは種々のものごとを即断即決するための武器となります。
基準そのものがずれていると正しい判断の妨げとなりますが、それでも基準がないよりはまだましだと塾長は考えています。
基準なく何かを判断しようとするとき、それは「考えて」いるのではなく、「迷って」いるだけだと思うからです。
決断力とは、決断に至るまでのプロセスが如何に確立しているかにかかっているものなのかもしれません。

2023-04-25

QED進学塾の塾長~6回目のワクチン接種

QED進学塾の塾長は、2022年12月5日に5回目のワクチン接種(オミクロン株)を受けました。
これまで5回とも、塾長がぜんそくの治療のために定期的・継続的に通院している呼吸器内科での接種です。
今日は、同医院の6回目の接種のインターネット予約の受付初日でした。
塾長は、受付開始時刻と同時にアクセスしたのですが・・・・・
予約サイトに繋がったときには、既にすべての予約枠が埋まってしまっていました。
それだけ需要があるということなのでしょう。
残念ですが仕方ありません。
来週の火曜日に電話での予約受付がありますので、そちらで申し込むことにします。
塾長は、5回目の接種のときもネット予約が埋まっていて電話で予約が取れたのですが、10回目の電話でようやく繋がるという混雑ぶりでした。
6回目の接種予約も回線が混み合うことが予想されますので、根気強く電話をかけ続けたいと思います。

塾長は注射が苦手です。
古典落語の「饅頭怖い」ではなく、本当に怖いのです。
ですから、ジムのダンス仲間に集団接種会場に誘われたとき、丁重にお断りを申し上げました。
なぜならば、慣れない環境で、初対面のお医者さん・看護師さんに注射を打たれることを想像しただけで、怖さが何倍にも増幅されてしまうからです。

塾長の通い慣れた病院で、顔なじみのお医者さん・看護師さんに囲まれての接種であれば、注射への恐怖心も半減するというもの。
だから、塾長は、いつもの病院でしか接種しないのです。

恐怖心は抑えられても、副反応は抑えられないようです。
1回目→36.7度。(平熱)
2回目→39.6度。(高熱)
3回目→39.6度。(高熱)
4回目→39.9度。(高熱)
5回目→39.9度。(高熱)

塾長は、1回目を除いて毎回40度近い高熱を出しています。
5回目までの法則(0.3度ずつ増える)が6回目以降も続くと仮定すると、6回目と7回目は40.2度ですね(笑)
ワクチン接種の約10時間後の深夜11時~12時ごろに高熱が出て、翌日の夕方4時ごろに平熱まで下がるというのが、これまでお決まりのパターンでした。
16時間の辛抱だと思えばまだ耐えられます。

説明が遅れましたが、塾長のワクチン接種の時期が早いのは、1回目・2回目の接種を「基礎疾患あり」(呼吸器疾患)で申し込んだからです。
3回目以降の接種についても、塾長が接種券の申し込みをしなくても市役所から郵送されてくるので、既に6回目の接種券が手元に届いているというわけです。
裏を返せば、「基礎疾患あり」の人はそうでない人よりも危険度が高いということなのでしょう。

塾長は、持病の関係で自分を守る必要性も、職業柄児童・生徒を守る必要性も、人よりも高いことを自覚しなければなりません。
だから、どれだけ注射が怖かろうが、毎回毎回高熱を出そうが、ワクチン接種をしないという選択肢はないのです。

明けない夜もなければ、止まない雨もありません。
ワクチン接種の必要のない日が来るのもそう遠くないと信じて、今は我慢のときだと思っています。

2023-04-24

QED進学塾の中学1年生(E)~数学の学び方

QED進学塾の中学1年生のEくんの数学の学び方です。

現在Eくんは『計算の級別トレーニング 』の13級「正負の数の加法・減法」と12級「正負の数の乗法・除法」とを同時並行で学習しています。
「加法・減法」の計算ルールと「乗法・除法」のそれとが「全くの別物」であることを、Eくんが強く意識することを狙いとして、今このような学習をしているのです。

(1)「加法・減法」(班分けする)=たし算・ひき算の『前で』点線(縦線)で切り分ける。
→点線(縦線)で切れている。

(2)「乗法・除法」(1つの班)=「プラス長い棒」または「マイナス長い棒」
→長い棒(横線)で繋がっている。

Eくんが狙いを持って学習していることが奏功して、早くもEくんは(1)と(2)のイメージをつかみつつあります。
このイメージが、今Eくんが学んでいる計算から、これから学ぶ方程式、さらにその先もずっと役に立つのです。
特に、2年生の冒頭で学習する「単項式と多項式」では、「班」の正式名称が実は「項」であったことにEくんが気付き、同単元がEくんの腑に落ちること間違いありません。

今の勉強が分かる、できる。
それがこの先の勉強に生きる。
また、より生きるように今から先行投資をしておく。
このような勉強を継続して行けば、学力の伸びはあとになればなるほど加速度を増していきます。

算数から数学へ。
Eくんは、今月から数学を学び始めたばかりです。
名前が新しくなっただけでなく、「学び方」も新たにバージョンアップしてほしいと、塾長は願っています。

と同時に、家庭学習も進化させてほしいところです。
提出日の前日にまとめて宿題をやる。→×
日割りで少しずつ宿題をやる。→〇

計画学習の大切さを知り、分散学習の効果を実感する。
学習のリズムを体に刻み、その快適さを知る。
「分かる・できる」喜びを感じ、「継続は力なり」を納得する。

まだ入学式から1か月も経っていない今だからこそ、Eくんが上の3行を体感しながら、中学生活のスタートダッシュを切ってほしいものです。

さて、今回の授業で初めて、塾長はEくんに「11級」(正負の数の四則混合計算)を1問だけ授業解説しました。
決してEくんに11級の解法を覚えてほしかったからではありません。
先の級(11級)を垣間見ることで、前の級(13級と12級)の理解がはかどることを、Eくんに知ってもらいたかったというのが、塾長が11級を授業した狙いだったのです。

これと同じことは、この先の勉強でも頻発します。
最も近いところでは、Eくんが1か月後には学習しているであろう9級(文字式の計算)の分数式を学ぶのに、8級(方程式)で学ぶことが大いに役に立ちます。

近視眼的に「今はこれだけ勉強する。」ではなく、もっと広範に俯瞰的に「使えるものは何でも使う。」という学習姿勢を、Eくんがいち早く身に着けてくれることを塾長は望み、またEくんならばそれができると確信し、そのような道筋に沿って今の勉強を進めているところです。
Eくんは、今自分の目の前にある問題の解き方を学びながら、教科の「学び方」そのものを学んでいる最中なのです。
これからいっしょに頑張って行きましょう。

2023-04-23

QED進学塾の小学5年生(Y)~毎日の計算練習

QED進学塾の小学5年生のYくんの毎日の計算練習です。

Yくんは、先週から家庭学習に「100ます計算」を導入しました。
毎日欠かさず練習しているようです。
それと同時並行で塾長の制作した「逆引き九九」カードも毎日演習しています。

「逆引き九九」とは、文字通り「逆引き」でかけ算九九を演習するためのカードです。
たとえばカードの表面に「24」と書かれていたならば、裏面には「3×8」「8×3」「4×6」「6×4」と書かれています。

Yくんは「24」を見て、「さんぱにじゅうし」「はっさんにじゅうし」「しろくにじゅうし」「ろくしにじゅうし」と言います。
まずは、カードを見た瞬間にこれらをすらすら言えるようになることが第1目標です。

これで終わりではありません。
まだ上級編があるのです。
これに加えて「1×24」「24×1」「2ダース」「2×12」「12×2」も併せて言えるようになったら免許皆伝です。

『キャプテン翼』というサッカー漫画があります。
「ボールは友達。」
これは、主人公の翼くんの名セリフです。

「数字は友達。」
これは、塾長が塾生にいつも言っているセリフです。

数学会では「整数論は数学の女王さま」と言われています。
わがまま放題で扱いが難しいからです。
敵に回したら大変です。
逆に友達になってしまえば、これほど力強い味方はいません。

今Yくんは、『計算の級別トレーニング 』12級「分数のたし算・ひき算」を学習中です。
分母が16と24の分数をたし算・ひき算するには通分が必要です。

Yくんが「逆引き九九」に熟達したならば、16と24が8の段であることに気付くのは一瞬でしょう。
そこから、
16÷8=2。
2×24=48。

24÷8=3。
よって、3×16=48。
ここまでを「立て板に水」で言えることでしょう。

それでこそ、分母が16の分数には、分母・分子に3をかけ、
分母が24の分数には、分母・分子に2をかけることが、
呼吸をするようにできるというものです。

おまけ。
「ダース」に熟練している子は、24が2ダースであることも、48が4ダースであることも、当たり前のように頭に浮かびます。
そんな子は、前述の「2×24=48。」の式を「2ダースの2倍だから4ダースに決まっているよね。」と無意識下でたしかめ算してしまうのです。
このような状態になったときが「数字は親友。」と言えるときなのでしょう。

2023-04-22

QED進学塾の塾長~お引越し先が決定

QED進学塾の塾長のお引越し先が決定しました。

新しい賃貸物件が決まりました。
早速来週に契約してきます。

(1)「三井ホームエステート」の物件で、施工はもちろん「三井ホーム」です。
駅から徒歩2分というのも、その割に家賃が安いのも魅力です。
また、敷地内に駐車場(アスファルト舗装)も完備。
駐車料金は月額8,800円(税込み)で、駅2分とは思えないほど廉価です。

(2)築23年の古い木造アパートです。
2000年1月の完成なので、2000年の建築基準法の大改正の前です。
そのため、耐震基準に不安があります。
しかも、南鳩ヶ谷という土地柄、表層地盤増幅率も大きいので、地震の心配はさらに大きくなります。

上記の(1)だけ見るとぜひ住みたい物件、(2)だけ見ると絶対に住みたくない物件です。

塾長は、昼に同物件を内見して、夜にもう一度足を運んで、昼夜両方の様子を確認しました。
夜には、物件のすぐ近くに30年以上住んでいる、おじいちゃん(推定70歳くらい)のお話も聞けました。
それによると「静かな環境。」「駅が近い。」「住みやすい。」とのことで、塾長の安心材料になりました。
住人の話が聞けたのは、本当に偶然のたまもので、塾長にとっては非常に大きな幸運でした。

旧建築基準の木造物件ですが、造りはしっかりしていているように感じました。
それに、四半世紀近い年月を経たとは思えない程きれいな物件でした。
「さすが三井。」と思いました。

物件は決まりましたが、引っ越しの日程はまだまだ先です。
1か月先になるか、2か月先になるか、もっと先になるか・・・・・
引っ越しをするのに手配しなければならないことは山ほどあるので、ゆっくり万全の準備をしたいと思います。
日程が決まり次第、塾長は『QED日誌』にて告知します。

2023-04-21

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の数学と英語

QED進学塾の中学1年生のEくんの今回の数学と英語です。

【数学】
Eくんは『計算の級別トレーニング 』13級「正負の数・加法・減法」と12級「正負の数・乗法・除法」とを学習しました。
塾長が当初予定していた授業計画より2倍以上も早く進みました。
これもひとえにEくんの高い学習意欲のなせる業です。

13級「正負の数・加法・減法」の整数の復習、同級の小数・分数の混合問題を分数に統一して解く解法、2乗と平方の意味、3乗と立方の意味、それらを面積や体積の公式に当てはめて理解を深めること、12の段(ダース)、15の段(時計)、25の段(プール)、てんとうむし(みはじ)、言葉・単位・数字の3つのてんとうむしの活用法、12級の小数→分数→プラス長い棒とマイナス長い棒→括弧の外の累乗(社長室)と中の累乗の違い、「1分の」(いちぶんの)を付けたほうが分かりやすくなる分数の計算法、累乗を計算しないで表記して約分で楽をする方法・・・・・・
などなど数えきれないほどの学習量でした。
これだけの勉強を難なくこなすEくんは、本当に素晴らしいの一言です。
大変よく頑張りました。

さらに驚くべきは、Eくんがこれだけやっているのに、決して急いで詰め込んではいない点です。
Eくんは、ひとつひとつの学習項目を噛みしめるように、また関連性を確認しながら、文字通り「咀嚼」して勉強していました。
そして、Eくんは塾長の授業解説を聞いたのちに、板書とは別に「自分の言葉で」ノートに開設を書き込んでいました。
こうして作成したノートは、Eくんにとって宝物となります。
ほかのどんな参考書も問題集もこのノートには敵いません。

今回のような勉強をEくんが継続して行ったその先に、どれほどの学力の爆発が見られることか、塾長は楽しみで仕方がありません。
これからもこの調子で頑張って行きましょう。

【英語】
Eくんは、前述のように数学をものすごく勉強しました。
それでいて、授業時間が10分ほど余っていたのですから、さらにびっくりです。
その10分間を英語の学習に充当しました。

今回Eくんが勉強したのは、be動詞の復習、第2文型SVCの復習です。
主語が1人称のときの「am」
主語が2人称のときの「are」
主語が複数のときの「are」
主語が3人称(he)のときの「is」
主語が3人称(she)のときの「is」
主語が3人称(it)のときの「is」
以上の6パターンをまとめておさらいしました。

Eくんは、これ以上ないほど充実した学習ができました。
よくぞ2時間でこんなに勉強できたものです。
しかも丁寧に学びながら。

次回は今回とは逆に英語の時間を多めに取りたいと塾長は考えています。
be動詞の名人を目指してがんばりましょう。

2023-04-20

QED進学塾の中学2年生(A)~化学を基礎から丁寧に

QED進学塾の中学2年生のAくんは、化学を基礎から丁寧に学習中です。

【炭酸水素ナトリウム→(加熱分解)→炭酸ナトリウム+水+二酸化炭素】

1学期の冒頭に中学2年生は、上記の式を学校で習います。
学校教科書には、上記の反応の実験は掲載されているものの、反応式のメカニズムまでは掲載されていません。
そのせいで、頭の中が疑問符だらけになってしまう中2生が毎年続出してしまうのです。

覚えることに苦労したことのないごく一部の生徒ならば、上記の式を丸暗記してしまうことはさほど難しくないのかもしれません。
しかしながら、たとえ暗記が可能な生徒だとしても、塾長はその子に「とりあえず覚えてしまおう。」とは言いません。
それは、生徒が誤った認識を体に刻み込んでしまうことを避けたいとの思いからです。
誤った認識とは、「式を丸暗記してしまえばOK。」「(計算問題を除いて)理科とはそういうもの。」といった思い込みのことです。

「仕組みを理解すれば、化学反応式は書ける。」「丸暗記など愚の骨頂。」
塾長は、塾生にこのような考え方を持ってほしいと願っています。

というわけで、今回の理科の授業でAくんは、前述の反応式を次のように学習しました。

ナトリウムイオンNa+(Naの酸化数=+1)
水素イオンH+(Hの酸化数=+1)
炭酸イオンCO3 2-

Na  H  COO  O  
Na  H  CO3 

Naが2個(酸化数=+1×2個=+2)とCO3(酸化数=-2)からNa2CO3ができる。
Hが2個(酸化数=+1×2個=+2)とO(酸化数=-2)からH2Oができる。
最後にCO2が1個余る。

よって、炭酸水素ナトリウムの加熱分解の化学反応式は、
2NaHCO3 → 2Na2CO3 + H20 + CO2

これを言葉の式に表せば、
【炭酸水素ナトリウム→(加熱分解)→炭酸ナトリウム+水+二酸化炭素】
(学校教科書に掲載されている式)

以上のことを理解するためには、原子の周期表、族、酸化数、陽イオンと陰イオン、イオン団、などなど多くのことを学ばなければなりません。
それでも、これらのことを時間をかけて体系的に学ぶ価値は十二分にあります。

急がば回れ。
今だけ、目の前の1学期中間試験だけ点数を取ればよいと考えるならば、学校教科書に書いてある式を何度も書いて丸暗記してしまったほうが、もしかしたら手っ取り早いのかもしれません。
しかし、それをやったところで何も得るものはありません。
1学期の理科の点数だけは「得るもの」があったとしても、なまじっか点数が取れたばっかりに、生徒が「テストは丸暗記で何とかなる。」と思い込んでしまえば、当該生徒のその先の勉強にはむしろマイナスに働きます。

今Aくんは、化学反応式を基礎から、すなわちその「仕組み」から、一から丁寧に学んでいます。
そこで学んだ知識は、この先の勉強、中3の理科でも高校の化学でも、ずっと役に立ちます。
そして何より、Aくんが今の勉強を通して学んだ「学び方」は、ここでAくんが得た知識以上の価値を持ちます。
なぜならば、Aくんがここで身に着けた「学び方」は、Aくんのこの先の勉強はもちろんのこと、Aくんが最終の学校を卒業して社会人になってからもずっと、一生の財産となるからです。

そして、最後にもうひとつ大事なことがあります。
それは、勉強に「楽しさ」は必要不可欠であるということです。

(1)ただひたすら丸暗記する。→勉強が楽しくない。ただ苦痛なだけ。→継続できるわけがない。→学力が伸びない。

(2)「仕組み」を理解する。→勉強が楽しい。→だから継続できる。→学力が伸びる。→「仕組み」が分かっているから、その先の学年でも勉強がよく分かる。→もっと勉強が楽しくなる。→さらに学力が伸びる。

ぜひとも(2)の軌道に乗れるよう、これからも一緒にがんばって行きましょう。

2023-04-19

QED進学塾の新教室~今週は物件を内見

QED進学塾の現教室は、最長でも8月末までしか使用できないことを、塾長は『QED日誌』の以前の記事に書きました。
その最終期限まで残り4か月以上あるわけですが、時間があるあると思っているといつの間にか期限が迫っているというのもよくある話なので、塾長は既に先月から物件探しを始めています。
そして、今週塾長は新教室の候補となる物件を内見してきます。
その物件は、つい先週に住人が退去したばかりの物件で、施工が三井、しかも南鳩ヶ谷駅から徒歩2分という好立地です。
これは期待が高まります。

新築や築浅の物件は、価格的に折り合いがつかなさそうで、どちらかと言えば敬遠しています。
築年数が古くても、頑強な物件が見つかればと塾長は思っています。
むしろそのほうが安心です。
というのは、塾長の現教室での経験によるものです。
現教室は、築47年の古い木造の一軒家です。
しかしながら、職人さんの匠の技で釘を一本も使用せず、「木組み」のみで建てられた建築物なのです。
そのために建物自体が非常に丈夫にできていて、東日本大震災のときにも本棚から問題集が2冊落下しただけで、教室はほとんど無傷と言ってよい状態でした。

ですが、「木組み」の物件は希少で、同様の物件を探すことが困難であることは容易に想像できます。
ですから、塾長は他の条件から丈夫な建物を探したいと思います。

建築基準法の大きな改正の直近の2回は、1回目が1981年で、2回目が2000年です。
1回目の改正以前の建築物は、よほどほかの条件が優れていない限り、回避するのが無難でしょう。
1回目と2回目の間に建てられた建物は、明らかに丈夫と分かる、壁式鉄筋コンクリート(WRC)であれば問題ないでしょう。
今世紀の建物、すなわち2001年以降に建てられた建築物ならば、2000年の建築基準法の大改正より後の建物ということになるので、これが最も安心できます。

このことと、築20年を超えると家賃がぐっと安くなる傾向とを併せ考えると、築22年~築20年、すなわち2001年から2003年に建てられた物件がベストの選択ではないかと、塾長は考えているところです。

塾長は、塾生の保護者さまにも物件情報のご提供をお願いしています。
新教室の候補となり得る物件がございましたら、ぜひお知らせいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

2023-04-18

QED進学塾の高校2年生(S)~英検の長文読解

QED進学塾の高校2年生のSくんは、6月4日(日)に英検準2級を受験します。
同検定試験問題の大問4のAと大問4のBが長文読解問題で、多くの英検の受検者がそうであるように、Sくんもまたこの長文の大問4を苦手としています。
Sくんは、前回の英検でも準2級を受検しましたが、残念ながら合格点に到達することができませんでした。
その原因として最も大きかったのが、長文読解問題で得点できなかったことでした。
Sくん自身がそのことをいちばんよく分かっていて、塾長が指導するまでもなくSくんのほうから「長文対策の勉強をしたい。」と言ってきたほどです。
受検日まであと1か月半の期間があります。
その間にできる対策を全てやり切って、今度こそ合格しましょう。

さて、英検の長文読解問題の対策ですが、
1.過去問を解いて出題傾向に慣れること。
2.語彙力を増強すること。
3.読む速度を上げること。
の3つが挙げられます。

この3つのうち「1.」は、既にSくんがやっていることなので、ここでは割愛させていただきます。

「2.」についてSくんは、「イングリッシュおさる」氏がユーチューブにupしている、2本の動画「前置詞44」「動詞50」の合計94単語を覚えることから取り組んでいます。
おさる氏の動画の解説は大変分かりやすいので、ぜひ繰り返し動画を見て、徹底的に覚えこんでほしいものです。
また、英単語を覚えるときにも大活躍してくれるのが「フォニックス」です。
有効活用できるものは何でも駆使して、語彙力をどんどん補強して行きましょう。

「3.」についてSくんは、先月から「パラグラフ・リーディング」の演習を開始しました。
「パラグラフ・リーディング」とは、英文を意味のまとまり(パラグラフ)ごとに区切りながら読み進めて行く、長文読解法のことです。

この「区切り」として代表的なものが、
(1)述語動詞Vの前と後ろ。
(2)前置詞の前。
の2つです。

(1)述語動詞Vの前は主語Sです。
述語動詞Vの後ろには、補語C、直接目的語O1、間接目的語O2などが来ます。
英語の文型は5つしかないので、Vの後ろは「なし」「C」「O」「OO」「OC」の5とおりです。
そして、5つのうちのどれになるのか、そのカギはVが握っています。
以上のことから、英語の主人公は述語動詞Vであると言えるでしょう。
まずは、英語でいちばん大切な言葉であるVを何よりも先に勉強しましょう。

(2)前置詞の後ろには必ず名詞、または名詞と同じ働きをする言葉が来ます。
話を単純化するために、これらを一括りにして「名詞」と表すこととします。
すると、「前置詞+名詞」のセットが出来上がります。
そして、このセットのことを「前置詞句」と呼びます。
ちなみに「句」は「と、その仲間たち」という意味で、「仲間たち」=「意味のまとまり」(パラグラフ)なのです。

これで、パラグラフ・リーディングの練習をするのに、(1)と(2)がどれだけ役に立つのかお分かりいただけたと思います。

ただひたすらに数をこなすことで、すなわち1本でも多くの長文を読むことで、読解力の向上を図ろうとする考え方を、塾長は否定しません。
しかしながら、ここに述べてきたような「技術」をフル活用すれば、読解力向上の速度は2倍にも3倍にもなる、塾長はそのように考えています。

これから1か月半という短期間で、Sくんが英語長文の読解力を大きく押し上げて、英検準2級合格の原動力としてくれることを、塾長は大いに期待し、またSくんならばそれができると信じています。
いっしょに頑張って行きましょう。

2023-04-17

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の数学

QED進学塾の中学1年生のEくんの今回の数学です。

Eくんは、家族そろっての用事のために、今回の授業を30分間だけ受講しました。
QED日誌の昨日の記事に塾長は、小学5年生のYくんの「最大公約数」と「最小公倍数」の授業について書いたのですが、Eくんもその授業に便乗して、Yくんよりももう一歩進んだ勉強をすることができました。

熱心に授業を受講するEくんに塾長が「学校では(最大公約数と最小公倍数の求め方の)このやり方(ユークリッドの互除法)は習った?」と尋ねると、「短時間で授業が終わってしまって、ほとんどやってない。」との答えが返って来ました。
なので、今回の数学の授業は、まさに「渡りに船」でした。

Eくんは、週に1度だけ2学年下のYくんと同じ時間帯に塾に来ている日があります。
そして、たとえば今回の数学や先週の英語などの授業を一緒に受講しています。
これがEくんにとって良い復習になるのです。

それだけではありません。
Eくんは、Yくんの一歩先、二歩先の発展学習にも取り組みます。
5年生のYくんには難しすぎる内容でも、中1生のEくんならば十分に理解できるからです。
理解力の高いEくんの面目躍如です。

一方、Yくんは、塾長がEくんに説明していることが十分に理解できないまでも、「何とか分かるところはないか。」といった学習姿勢で、一生懸命に話を聞いています。
「門前の小僧、習わぬ経を読む。」
塾長は、今Yくんが英語や数学の用語を耳にすることで、それがのちに役立ってくれることを信じて、Yくんに語りかけています。

EくんとYくんが共に受講する授業は週に1度だけですが、この1回が英語でも数学でもお互いの学習に良い相乗効果をもたらしていることを、塾長はここ1か月の授業で体感することができました。
「相性が良い。」や「組み合わせの妙。」と言ったところでしょうか。
塾長は、この幸便をフル活用したいと考えています。
EくんとYくんが互いに好影響を与え合いながら、共に学力を伸ばし続けてくれることを、塾長は大いに期待しています。
これからも一緒にがんばって行きましょう。

2023-04-16

QED進学塾の小学5年生(Y)~今回の算数

QED進学塾の小学5年生のYくんの今回の算数です。

【算数】
現在Yくんは『計算の級別トレーニング 』にて「分数のたし算・ひき算」を学習中です。
今回の学習テーマも前回に引き続いて「通分」だったのですが、「通分」のレベルが1段階・2段階upしました。

【前回の通分】
分母が5の分数と10の分数の通分。
前者の分母と分子に2をかけ算して完成。

【今回の通分】(1段階up)
分母が3の分数と4の分数の通分。
前者の分母と分子に4を、後者の分母と分子に3を、それぞれかけ算して完成。

【今回の通分】(2段階up)
分母が12の分数と8の分数の通分。
前者の分母と分子に2を、後者の分母と分子に3を、それぞれかけ算して完成。

今回Yくんが最も苦戦したのがこの(2段階up)の通分です。
まずは、12と8の最大公約数が「4」であることに気付くのが第1のハードルで、Yくんがこれをクリアするのに約1分間を要しました。

続いて、第2のハードルは最小公倍数。
Yくんは、今回初めて「ユークリッドの互除法」を学び、そして早速使ってみました。

12÷4=3
8÷4=2
よって、
最小公倍数は4×3×2=24。

【別解】(たすきがけ)
12÷4=3・・・・・・・・・・(1)
8÷4=2・・・・・・・・・・・(2)
よって、
最小公倍数は12×2=24。
最小公倍数は8×3=24。

Yくんは、この【別解】のほうを気に入ってくれました。
ななめにかけ算(たすきがけ)するときの2本の直線が交わって、ちょうどかけ算の「×」の記号になるところが、視覚的に分かりやすかったようです。

もうひとつ【別解】には利点があります。
上記の(1)式を見れば、分母が12の分数の分子・分母に2をかけ算することが、
上記の(2)式を見れば、分母が8の分数の分子・分母に3をかけ算することが、
それぞれ一目瞭然だからです。

【習うより慣れよ。】
今回の授業では「習う」だけで精一杯だったYくんですが、これから少しずつ「慣れて」行ってほしいところです。
せっかく便利な解き方を習っても、実戦で使いこなせなければ意味がありません。
便利な道具を駆使できるまでに熟練度を向上させるには、毎日少しずつ練習するのが一番の近道です。
週に1度まとめてやったりする方法では、なかなか定着しないのです。

だから、塾長はYくんの宿題をいつも「日割り」で出題しています。
宿題の1日の演習量は『計算の級別トレーニング 』の5問だけという少ない問題数なのですが、Yくんにとって無理のない量を毎日こつこつ続けることが大切なのです。
「分数の達人」を目指していっしょにがんばって行きましょう。

2023-04-15

QED進学塾の中学2年生(U)~今回の数学

QED進学塾の中学2年生のUくんの今回の数学です。

現在Uくんは『計算の級別トレーニング』6級(連立方程式)を学習中です。
前回の数学の時間に同書で最も難しいH問題の10番を解き切ったUくんですが、今回はH9番→H8番→H7番→・・・・・のように逆順で問題番号を遡りながら演習を重ねています。

前回授業の分数に引き続いて、今回授業では小数が登場しました。
塾長「小数のまま計算するのは嫌だよね。どうする?」
Uくん「10をかける。」
塾長「正解!」
Uくんは、基本をよく分かっています。

今回Uくんが学んだのは、上記の応用編です。
「×10」が分かっているUくんは、他の問題で「×100」「×1000」・・・・・のように「10のn乗倍」すればよいことも理解できました。

さらに、ここからが発展学習です。
(1)「×10」→「×2」「×5」
(2)「×100」→「×4」「×25」
(3)「×1000」→「×8」「×125」
Uくんは、上記のようにして「10のn乗倍」を分解する技を覚えました。

今回の『計算の級別トレーニング』の演習問題には、「1.5」「4.5」のように小数部分が「.5」である数が連続で登場しました。
前述の口頭試問では「10をかける。」と自信満々に答えて見事正解したUくんは、上記の(1)を学んだ直後に「10をかける。」でもいいけど「2をかける。」ならもっといい、と気づくことができました。

翻って、理科の計算問題です。
中学2年生の理科でUくんはこれから「電気回路」を履修します。
この回路の計算には「÷0.4」のように小数の割り算が頻出です。
そのたびに筆算で割り算するのは、間違いやすいし、疲れるし、何問も解けば解くほど嫌になってくるし、何もいいことがありません。

そんなときこそ、前述の(2)を活用するのです。
「÷0.4」を「/0.4」にして分数で表すのは、Uくんの得意技です。
その技に(2)の技を組み合わせます。
つまり、分母と分子にそれぞれ「25」をかけるのです。
すると、たちどころに分母が「10」になってくれて計算が非常に楽になるのです。
分母が「10」ならば、分子の小数点をひとつ左に動かすだけなのですから。

Uくんは、多種多様な技を着々と身に着けて行っています。
Uくんがそれらの技を複数組み合わせて用いること、すなわち「合わせ技」を駆使することも、このところよく見られるようになってきました。
計算の熟練度が向上して、「楽に」「速く」「正確に」計算できれば、数学・理科の計算問題を進んで勉強したくなるというものです。
事実、今回の授業の冒頭に塾長が「Uくん、今日は何をいちばん勉強したい?」と尋ねたところ、即答で「数学!」と返って来ました。

いろいろな技を覚えて、それらを駆使できるように訓練を積むことには、部活動のような楽しみがあります。
計算問題をただ機械的にこなして、計算の速度と正確さを上げるだけのつまらない作業としてしまうのか、それとも部活のように楽しみながら計算力を向上させて行くのか、その差はとてつもなく大きいのです。
そして、もちろんUくんは後者に該当します。

今後も塾長はUくんに新技を教え続けます。
Uくんはそれを楽しみながら貪欲に吸収し、計算力を向上させ続けます。
計算を「苦行」ではなく「楽しみ」とすることで、「続ける」ことが可能になるのです。
これぞまさしく「SDGs」です(笑)
これからもいっしょに頑張って行きましょう。

2023-04-14

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の数学・英語

QED進学塾の中学1年生のEくんの今回の数学・英語です。

【数学】
現在Eくんは『計算の級別トレーニング』13級(正負の数の加法・減法)を学習中です。
今回の授業では、同級のA・B・C問題の30問のうち、Eくんの解けなかった5問を再学習しました。
そこでEくんが学んだことは「フォーム」の大切さです。
Eくんが再度トライしても解けなかった問題は、解き方の「フォーム」が崩れていました。
せっかく学習した「AーB」の形(+軍もー軍もいるときの形)が、ノートにその通りに書けていなかったのです。
さて、気を取り直してEくんは同じ問題に再々挑戦しました。
そして、Eくんが先ほど書けなかった「AーB」の形も、そこからもう一歩進んで「AーB」がひき算できなかった場合の「ー(BーA)」の形も、見事に書き切って正答にたどり着くことができたのです。
本当によく頑張りました。

【英語1】
フォニックスのテスト(口頭試問)を実施しました。
Eくんは、フォニックスを勉強し始めてまだ2週間ですが、驚くほど上達しています。
なんと今回は「紙を見ずに」アルファベット読みとフォニックス読みとをつなげて読むことに見事成功したのでした。

計算をすると、脳の計算を司る部分(左側)の温度が上昇します。
音読をすると、脳の全体(左右両側)の温度が上昇します。
つまり、Eくんが家庭学習を始めるとき、その冒頭に音読をすることは、頭のウォーミングアップに最適と言えるのです。

塾長は、音読に代えてフォニックスを生徒に推奨しています。
どちらも「声に出して読む」点で共通なのですから。

家庭学習の冒頭にフォニックスを音読することは、
1.家庭学習の能率を上げること。(頭の回転数が上がった状態で勉強を始められる、ウォーミングアップの効果)
2.長い文章を音読するよりも短時間で済むこと。
3.英語の成績が上がること。
4.学習のリズムを作りやすいこと。(毎回同じ発音だから)
の4つのメリットがあります。
ぜひ毎日続けましょう。

【英語2】
Eくんは、be動詞の日本語4つ「です」「ある」「いる」「なる」を完璧に覚えています。
そして、今回はbe動詞の英語3つ「am」「are」「is」を改めて学習しました。
実は、前回授業でこの3つの使い分けをさらっと勉強したのですが、そこまで細分化して覚えるのは次回授業でも遅くありません。
まずは、登場人物の3人が誰であるかを覚えることが先決なのです。

【数学の宿題】
計算の級別トレーニング』13級(正負の数の加法・減法)C問題の10問。

【英語の宿題】
フォニックスを毎日音読する。
be動詞の登場人物3人を覚えてくる。

【全教科共通】
今回の数学の授業でEくんは、フォームを身に着けることが如何に大切であるかを学びました。
これは、何も数学だけに限ったことではなく、すべての教科に共通して言えることです。
今Eくんが学習中の「英語の5文型」などは、文字通り「型」ですからその典型例です。

塾は勉強するところですが、と同時に勉強の「し方」を学ぶ場所でもあります。
Eくんは、つい3日前に入学式を終えたばかりで、学校では教科の授業がまだ始まっていません。
これからずっと続いていく毎日の勉強の、学習効果をどうしたら最大化できるのか、その方法をEくんが少しずつ学び、そして身に着けて行ってくれることを、塾長は切に願っています。
そして、Eくんは早くもそれを身に着けつつあります。
今後の成長が楽しみで仕方ありません。
これから一緒に頑張っていきましょう。

2023-04-13

QED進学塾の中学2年生(U)~連立方程式を演習

QED進学塾の中学2年生のUくんは、今回の数学の時間に連立方程式をみっちり演習しました。

現在Uくんは『計算の級別トレーニング』6級(連立方程式)を学習中です。
先週からの宿題は、同書のA問題とB問題の各10問ずつで計20問でした。
Uくんは20問中14問を正解、正答率70%という優秀な成績でした。
大変よく頑張りました。
今回の授業でUくんは、宿題で解けなかった6問をすべて完答して自信を付けました。
そして、勇躍H問題の10番に挑戦しました。
計算の級別トレーニング』は各級がA問題(最も易しい)からH問題(最難関)までの8段階のレベルで構成されています。
各レベルとも10問ずつなので、10問×8レベル=80問が各級の問題数です。
これは、必要にして十分な演習量と言えるでしょう。

というわけで、前述したH問題の10番は「ボスキャラ」です。
6級のそれもまさしくボスと呼ぶに相応しい問題で、分数式の連発、しかも一方の分数式の長い棒の前の符号を-にしてあるという念の入れようでした。
さすがにこれは難しすぎたようで、Uくんは1回目の挑戦では正解にたどり着くことができませんでした。

しかし、Uくんはあきらめません。
Uくんにとって最大のネックとなっていた「長い棒」の処理方法を、塾長の授業説明を真剣に聞いて理解したUくんは、早速覚えたばかりの技を用いてHの10番に再挑戦しました。
そして、2回目の挑戦で見事完答できました。
完答おめでとう!

今回の宿題は『計算の級別トレーニング』のC問題とD問題です。
前回の宿題よりも問題の難易度が2段階upしています。
それでも、Uくんが今回の授業でHの10番を解き切った自信を胸に、前回の宿題の正答率70%をさらに上回る数字を叩き出してくれることを塾長は信じて、来週Uくんが宿題を持参する日を楽しみに待ちたいと思います。

2023-04-12

QED進学塾の小5生(Y)・中1生(E)~共にフォニックスを学ぶ

QED進学塾の小学5年生のYくんと中学1年生のEくんは、今回の英語の授業で共にフォニックスを学びました。

両名はじゃんけんをします。
勝ったYくんの先攻です。

Yくん「エイ。→ェア。」
Eくん「ビー。→ブ。」
Yくん「スィー。→ク・ス。」
Eくん「ディー。→ドゥ。」

以上のように両名は、「アルファベット読み。→フォニックス読み。」の順で交互に読み上げて行きます。
この方法ならば、口頭試問の1人分の時間で2人がテストを受けることができます。
また、自分のせいでリズムが乱れてはいけないという緊張感も生まれます。
加えて、自分は発音しないで人の発音を聞く時間、すなわちリスニングの時間も交互に発生します。
そして何より、1人でひたすら口頭試問を繰り返すことの何倍もの楽しさがあります。
塾長は、フォニックスのテストはもちろんのこと、そのほかの試験でも「じゃんけん→交互」方式を、これからもぜひ続けて行きたいと思います。

Yくんの『栄光ワーク 小学英語(学校教科書準拠版教材)』に初めてbe動詞が登場する基本文は「My name is  Ken Oka.」でした。

最後がeで終わる英単語は、
最後のeを発音しないで、
1つ前の母音(a i u e o)を、
アルファベット読みする。

次回の英語の時間に両名は、上記の法則を学習します。
その際の具体例が前述の基本文に登場する「name」という英単語です。
これを法則に従って両名が「ネイム」と読むのです。

ここで、塾長が両名に伝えたいことがもうひとつあります。
それは、「読めれば意味が分かる英単語が非常に多い。」ということです。
カタカナ言葉として日本語になっている英語は実に数多くあります。
たとえば、乗り物の「バス」。
これを「乗合自動車」と日本語で言うよりも、「バス」と言ったほうが分かりやすい日本人が10人中10人です。
日本語以上に日本語化している英語の一例が「バス」なのです。
これは極端な例かもしれませんが、「ドッグ」と聞いて「犬」と分からない日本人が少ないように、英語はカタカナとして日本語にすっかり入り込んでしまっています。
つまり、英語が「読める。→分かる。」ことは多々あります。
この「読める。→分かる。」を塾長は両名にどうしても伝えたいのです。

両名が「読める。→分かる。」を納得すればもうしめたものです。
「読む」ことの価値が非常に高いことに気付いた両名は、フォニックスを一生懸命勉強するようになります。
今両名が勉強しているフォニックスは「1文字のみ」ですが、これから直ぐに「2文字セット」を履修開始予定です。
「ea」の「2文字セット」を、1.イー。2.エ。3.エイ。の3種類で読むことや、番号の少ないほうの読み方が確率的に高いことなどを、これから両名は学んでいくわけです。
加えて、前述の「最後がeで終わる英単語」のような読み方の法則性も学んでいきます。
「読む」ことがとてつもなく重要と知っている両名ならば、塾長の「読み方」の授業を吸収して自分のものにしようとする意識が強く、学習意欲を高値安定に保つことができます。

「ヴィジットゥ」(visit)のように、読めただけでは意味の分かりづらい単語もあります。
でもここで一工夫。
「ヴィジター」(visiter)ならばすっかり日本語になっていますから、ここから攻める手もあります。
これは、ついでに「er」が「人・物」を表わすことを両名が学ぶ好機でもあります。
このようにして、両名の日本語の能力をフル活用しながら、両名の英語の4技能を伸長して行きたいと、塾長は考えているのです。

これからいっしょに英語の4技能を磨いて行きましょう。
と同時に、国語の4技能も磨いて行きましょう。

「母国語を超える言語はない。」と言われています。
しかしながら、超えることはできずとも近づけていくことは可能ではないでしょうか。
このとき、日本語の能力が低ければ、英語の能力の上限値も低く抑えられてしまいます。
ですから、英語を学びながら同時に国語も学ぶという姿勢が大切なのだと、塾長はそう信じて疑わないのです。

英語も日本語も同時に上達させる授業をしながら、すなわち日米の両言語能力を総合的に押し上げる授業をする過程で、塾長の言語能力も磨かれていくことでしょう。
Yくん・Eくん・塾長が三位一体となって、3名ともが言語能力を向上させ続けられるように、これからいっしょに頑張って行きましょう。

2023-04-11

QED進学塾の小5生(Y)・中1生(E)~共にbe動詞を学ぶ

QED進学塾の小学5年生のYくんと中学1年生のEくんは、今回の英語の授業で共にbe動詞を学びました。

Yくんの教科書でいちばん早く登場するbe動詞は「is」でした。
その際の基本文は「My name is  Ken Oka.」でした。

一方、Eくんの教科書では「am」でした。
基本文は「I'm Eri.」で、いきなり短縮形での搭乗でした。

塾長は、「are」を補足説明しました。
これにてbe動詞の現在形が三役揃い踏みです。

1.主語が[I]「私は」のとき、be動詞は[am]。
2.主語が[you]「あなた(たち)は」と複数のとき、be動詞は[are]。
3.主語が上記の1.2.以外のとき、be動詞は[is]。

YくんとEくんの両名は、「SV」(主語と述語動詞)の関係を1.2.3.のようにして理解することができました。

今回の授業は、塾長がこれから両名に英語を教えて行くのに大変参考になる授業でした。
なぜならば、
(2)Eくんの『定期テスト対策ワーク (栄光ワーク) 』の問題。[am]
(3)塾長の自作問題・補充問題。[are]
の3つを組み合わせて、両名がbe動詞の現在形を一通り覚えることができたからです。

今後も塾長は(1)(2)(3)を適宜に織り交ぜながら、英語の授業を展開して行くつもりです。
今回、両名ともが今回のライブ感満載の授業を楽しんで受講してくれたので、これを継続しない手はないと塾長は考えたのです。

翻って、2学年の差についてです。

小5のYくんと中1のEくんとでは、互いの国語力に差があります。
そのため、塾長はYくんにはできるだけ易しい言葉で、Eくんには多少難しくても正確な文法用語で、それぞれ説明をしています。

Eくんは、塾長がYくんに説明するのを聞けば、難解な文法用語を理解する助けとなります。
一方、Yくんは、塾長がYくんに説明するのを聞いて、英文法の用語に耳を慣らすことができます。
つまり、両名にとってそれぞれにメリットがあるのです。

それだけではなく、塾長にも有益です。
塾長が異なる学年の塾生に同じテーマで授業をすることは、間違いなく自分自身の授業スキルの向上に役立ちます。
つまり、両名の英語の授業が塾長の教務力向上に一役買ってくれるということです。

「三方一両損」という、古典落語の有名な作品があります。
両名の英語の授業は「三方一両得」です。
Yくん・Eくん・塾長が三位一体となって、ぜひ一緒に成長して行きましょう。

2023-04-10

QED進学塾の中学1年生(E)~2023年度版の5教科教材を配布(2)

QED進学塾の中学1年生のEくんの2023年度版の5教科教材(計7冊)は既に配布済みです。
そして、Eくんは7冊のうち、数学の『計算の級別トレーニング 』と英語の『定期テスト対策ワーク (栄光ワーク)』の2冊を現在学習中です。

前者の数学については『QED日誌』の4月1日の記事に塾長が今加筆したばかりなので、本日の『QED日誌』は後者の英語について書きます。

Eくんは『栄光ワーク』の英語の最初の【基本文】を学習しました。

【基本文】
I'm Eei.
私は絵里です。

Eくんが学習したのは、この【基本文】の1文のみです。
たかが1文。
されど1文。
Eくんは、この1文を学ぶ過程で「英語の学び方」を学んだのです。

(1)Eくんは、塾で最初の英語の授業で「フォニックス読み」を学習しました。
だから、Eくんは「I」を「アイ」と読んだときに、直ぐに「アルファベット読み」だと気付くことができました。

(2)Eくんは、塾で2回目の英語の授業で「5文型」を学習しました。
だから、Eくんは【基本文】が「第2文型SVC」だと直ぐに気付きました。

Eくんは、上記の(1)では2種類の読み方を知っていたから、上記の(2)では5種類の文型を知っていたから、「そのうちのこっちがわ」という理解のし方ができたのです。

このように、全体像を知ったうえでその中の「ココ」という理解のし方は、これからEくんが英語を学習するのに強い味方・武器となってくれるのです。

【良くある間違い】
Are you play tennis ?
あなたはテニスをしますか。

上記の英文には「Are」というV(be動詞)と 「play」というV(一般動詞) の「2つのV」が存在します。

5文型を学んだ子は、その5つの共通項である「SV」が英語の鉄則だと知っていますから、「2つのV」はありえないだろうと直ぐに気付くわけです。
「SVV」はどう考えてもおかしいと思うわけです。

英文法を学習しないで、英語を「何となく」覚えようとした子は、間違った英語を正しいと信じ込んで覚えてしまう恐れが多分にあります。
そして、それを矯正するのに苦労します。
さらに悪いことに、何とか矯正に成功したとしても、時間が経つと再び「間違った英語」に戻ってしまうことも多いのです。

英文法を十分に学習して、英語を「理詰めで」覚えようとした子は、間違った英語を間違っていると直ぐに気付くのです。
ですから、常に正しい道を歩き続けることができるわけです。

もちろん、Eくんが後者の子になってくれることを塾長は切望しています。
これからいっしょに英文法を学んで行きましょう。

2023-04-09

QED進学塾の塾長~4月1日の『QED日誌』記事に加筆

QED進学塾の塾長は、4月1日の『QED日誌』記事にたった今加筆を行いました。

同記事のタイトルは、
『QED進学塾の中学1年生(E)~2023年度版の5教科教材を配布』
です。
同記事の内容は、Eくんの5教科の勉強の進め方と、Eくんが現在学習している数学についてです。

今から塾長は、
『QED進学塾の中学1年生(E)~2023年度版の5教科教材を配布(2)』
を書きます。
同記事の内容は、Eくんの英語の学習についてです。

2023-04-08

QED進学塾の高校2年生(S)~英語の長文読解(3)

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

昨日は【(1)動詞】について書いたので、今日は【(2)前置詞】についてです。

「前置詞」とは、(「名」詞の)「前」に「置」く「詞」(品詞=単語)です。
これを「名前置詞」としたほうが意味的にはぴったりなのですが、それだと日本人は「名前」を「メイゼン」ではなく「なまえ」と読んでしまいそうですね。
だから、「前置詞」の名付け親は、「名前置詞」ではなく「前置詞」を採用したのだと、塾長は推測しています。

ところで、「句」も「節」も「○○と、その仲間たち」という意味なのですが、その違いは何でしょうか。
それは、「節」はsv(主語と述語動詞)が揃っていて、「句」は揃っていない点にあります。
単位としては「節」が大きく「句」が小さいとイメージしてください。

前置詞の話に戻ります。
前述のように、前置詞の後ろには必ず名詞が来ます。
もしくは、名詞と同じ働きをする現在分詞(動名詞)などが来ます。
名詞と同じ働きをするものも一括りにして「名詞」と書けば、
「前置詞句(前置詞とその仲間たち)=前置詞+名詞」です。
「パラグラフ・リーディング」では、昨日の記事に書いた「述語動詞の前後」で区切ることと、「前置詞の前」で区切ることは鉄則です。

前置詞を覚えるのに「日本語訳」をたくさん覚えようとするのは愚の骨頂です。
なぜならば、「日本語訳」は、前置詞の持つ本来の意味から派生したものに過ぎないからです。
前置詞を覚えるには、まず「本質」を押さえることが先決で、それだけで前置詞の学習の9割は終わっています。
日本語訳は、おまけの1割だと思ってください。

Sくんの前回の英語の授業の長文読解問題では、「転居する」「引っ越す」という意味の英熟語の「move to」が登場しました。
ですが、この英熟語を知らなくても意味を理解することは十分に可能です。

「to Tokyo」も「for Tokyo」も、日本語訳は「東京に」で合っています。
しかしながら、その意味するところは大きく異なります。
前者は必ず東京に到着しますが、後者はそうとは限りません。

「to A」は、Aに向かって移動して、最終的にAに到達します。
つまり、「to」は「方向」と「ゴール」の両方を表わしています。

「for A」は、Aに向かって行くのですが、最終的にAに到達するとは限りません。
東京行きの電車の表示が「for Tokyo」となっているのはそのためで、途中下車もありなのです。
つまり、「to」は「方向」は指し示していても「ゴール」は表わしていません。

まとめると、ゴールを含むのが「to」で含まないのが「for」なのです。

以上のことを学んだSくんは、読解問題の「moved to A」を「Aがゴールでもう移動が終わっている」ことから、「引っ越した」と解釈することに成功しました。
前述の「英熟語を知らなくても理解できる」とは、こういうことなのです。

英単語や英熟語の意味をたくさん知っていることは、もちろん長文読解の武器になります。
しかしながら、その武器を手にするために、どれほど多くの時間投資が必要でしょうか。
そう考えれば、ひたすら英単語や英単語を覚えまくるよりも、「本質的な意味」を理解することに努めたほうが、はるかに時間効率がよいのではないかというのが塾長の見解です。

ひたすら覚えまくるという苦行を修行僧のように実行できる生徒は、そうそう多くはありません。
英語を楽しく学ぶことと、試験の得点をupさせることは両立できます。
前者の「楽しみ」と後者の「実利」とを一挙両得にするのが、「本質的な意味」を学ぶ勉強法であると、塾長はそう考えているのです。

Sくんが「to」を見た瞬間に「あ、ゴールまで行くのね。」といったイメージを持ちながら、英文を読み進められる日が一日も早く訪れることを、塾長は切に願っています。
これからも一緒にがんばって行きましょう。

2023-04-07

QED進学塾の高校2年生(S)~英語の長文読解(2)

QED日誌の3月31日の記事のつづきです。
(『新高校2年生』が『高校2年生』に替わったのは、4月から新年度・新学年になったからです。)
QED進学塾の高校2年生のSくんは、毎週塾で英語の長文読解問題を解いています。

3.技術力。(パラグラフ・リーディング)
最後の3つ目が技術力です。

大手の大学受験予備校の英語のM崎先生は「M崎式英文読解」と称して、すべての前置詞を抜いて英文を読みます。
ですが、この方式の効果が確実にあると言えるのは、おそらく英語の偏差値が65以上ある大学受験生に限られるのではないかと、塾長はそう考えています。
「M崎式」がどちらかと言えばマイナーな読解法に分類されるのは、上級者向けの技術だからではないでしょうか。
(塾長は「M崎式」を英語が大得意な生徒にのみ紹介しています。)

英語長文の読解法として非常にメジャーなのが「パラグラフ・リーディング」です。
「パラグラフ・リーディング」とは、英文を「句」(意味のまとまり)ごとに区切って読む読解法で、英文を日本文に翻訳する際の常套手段である「返り読み」を一切行いません。
この読解法は、英文を一度読んでから再び戻る手間と時間が不要なので、英文がストレスなく読めて、なおかつ試験時間の点でも有利という優れものです。
また、英語が苦手な子でも得意な子でも、ほぼ万人に効果があるというところも、同読解法の美点と言えるでしょう。
というわけで、塾長は塾生に「パラグラフ・リーディング」を推奨しているのです。

塾長は、QED日誌の3月31日の記事にて『1.語彙力。(英単語・英熟語)』を養うために、「まずは『(1)基本的な動詞=50語』と『(2)前置詞=44語』を覚えましょう。」と書きました。
この(1)と(2)が「パラグラフ・リーディング」でも効いてくるのです。

【(1)動詞】
英文を構成する形は、たった5つしかありません。
これが「5文型」と言われるもので、
第1文型SV。
第2文型SVC。
第3文型SVO。
第4文型SVOO。
第5文型SVOC。
の5通りがあります。

そして、この文型を決定するカギとなるのが「述語動詞」(V)であり、Vが英語の主役と言っても過言ではありません。
塾長が塾生に「できるだけ早期に述語動詞を覚えましょう。」と言うのは、このような理由によるものです。

5つの文型には共通点があります。
1番バッターが「S」で2番バッターが「V」であるという点です。
つまり、「SV」の1・2番コンビの打順は常に固定(平叙文)で、これが変わることはないわけです。

ということは、「V」がどこにいるのか、それさえ発見してしまえば、その「V」の前にいる人は全員「S」だという理屈になります。
よって、この時点で「SV」が確定します。

しかも、「SV」の後ろに続く英単語(修飾語を除く)があるのかないのか、もしあるとすればそれが「C」「O」「OO」「OC」の何れであるのか、その決定権は「V」が握っているわけですから、
受験生は英文の「その先」を常に予測しながら読み進めることができます。

塾長は『QED日誌』に「現代国語の読解問題」の読み方について、「予測が大切」という趣旨の記事を書いたことがあります。
これは「英語の読解問題」についても言えることです。

「予測どおり」ならばスムーズに読み進めることができますし、「予測に反して」ならばそこが文章のハイライトである確率が高いので、文章の肝をスルーしてしまう恐れがありません。

つづく

2023-04-06

QED進学塾の塾長~3月31日の『QED日誌』記事に加筆

QED進学塾の塾長は、3月31日の『QED日誌』記事にたった今加筆を行いました。
同記事のタイトルは、
『QED進学塾の新高校2年生(S)~英語の長文読解』
です。
同記事の内容は、英検の長文読解問題に強くなるために、どのような学習をすればよいかについてです。

このあと日付が変わって塾長は、
『QED進学塾の新高校2年生(S)~英語の長文読解(2)』
を書きます。
同記事の内容は、長文読解の技術(パラグラフリーディング)についてで、前回記事の「語彙力」とも関連性の深い内容となっています。

2023-04-05

QED進学塾の新中学2年生(U,A)~2023年度版の5教科6科目の教材を配布(2)

QED日誌の3月30日の記事のつづきです。

純粋に計算技能を鍛えるならこの1冊です。
今UくんとAくんは、同書の6級の「連立方程式」を学習中です。
問題を見た瞬間に、最短最速の解法が浮かぶまで演習を積みましょう。

計算以外の要素が入り込んでいる問題については、こちらを勉強します。
『例題』と『確認問題』の全問が解けるまで頑張りましょう。

『基本文』を徹底的に学習しましょう。
英文を日本文に、日本文を英文に、それぞれ直せることはもとより、英文の構造が文法的に詳説できるレベルまで、勉強し尽くしましょう。

【英語】『不規則動詞変化表』
1.「原形→過去形」
2.「原形→過去形→過去分詞形」

学校では、まず1.を学び、またしばらくしてから2.を学ぶのが一般的です。
ですが、いきなり2.にチャレンジしましょう。

「eat→ate→eaten」
「食べる→食べた→食べられた」
のようにして、6拍子のリズムで覚えてしまいましょう。

QED進学塾の塾長~3月30日の『QED日誌』記事に加筆

QED進学塾の塾長は、3月30日の『QED日誌』記事にたった今加筆を行いました。

2023-04-04

QED進学塾の小学5年生(Y)~2023年度版の3教科教材を配布(2)

QED進学塾の小学5年生のYくんは、教材配布当日に英語を1時間半、算数を30分間、それぞれ勉強しました。

英語の時間にYくんが何をどう勉強したのかは昨日の『QED日誌』に掲載しましたので、今日は算数について書きます。

Yくんは今『計算の級別トレーニング 』の16級の「分数のたし算・ひき算」(通分・約分を含む)を学習中です。

せっかくの教材配布日なので、塾長は配布したばかりの『栄光ワーク(小学)』の算数の「分数のたし算・ひき算」のページを開いて、Yくんにこう説明しました。

「計算の主教材は『計算の級別トレーニング 』で、副教材が『栄光ワーク(小学)』なんだよ。」
「計算だけじゃない単元は『ワーク』で勉強するね。」

これだけでYくんは、2冊の教材の役割分担を理解することができました。
賢い子です。

さて、今回Yくんが30分間の算数の授業で学んだのは「式の書き方」です。

(1)問題を写すときに「班分け」(たし算・ひき算の前で点線で区切る)をする。
(2)各班の後ろを2マス開ける。(通分を書き込めるように)
(3)「=」はいつも左端に書く。(班ごとに見やすくするため)
(4)通分ができたら「長い棒」を引く。(分母を何回も書かなくていいように)

Yくんは、この書き方を「分かりやすい。」と喜んでいました。
そして、Yくんの正答率が大幅に向上しました。
書く量が少なくて済むことと、視覚的に見やすくなることの相乗効果は、やはり大きかったようです。
同じことを学習していても、表現のし方ひとつで理解度は大きく左右されます。
美しいフォームを身に着けたいものですね。

2023-04-03

QED進学塾の小学5年生(Y)~2023年度版の3教科教材を配布

QED進学塾の小学5年生のYくんの2023年度版の3教科教材を配布しました。

教材を受け取ったYくんが、いの一番に開いたのは英語のワークです。
小学生が本格的に教科として英語を学ぶのは5年生から。
だからそれだけ気になってしまうのでしょう。

塾長は、Yくんに配布したばかりの『栄光ワーク 小学英語(教科書準拠版教材)5年 光村図書 』の4ページの「アルファベット」を開いて、「名前を書いたら今日はこれを勉強しようね。」と言いました。

Yくんは、早く英語を勉強したくて仕方のない様子です。
1.問題集。
2.解答。
3.確認テスト。
Yくんは、以上の3冊×3教科=9か所に、自分の名前を急いで書き込んでいました。

この日の授業は、算数をメインに予定を組んでいた塾長でしたが、急遽予定変更です。
Yくんの興味の趣くまま、アルファベットの発音を一から勉強しました。
Yくんが今いちばん勉強したいものを学習するのが、学んだことを身に着けるための最良の方法だからです。

塾長の血液型は「O型」です。
これを大半の日本人は「オーがた」と発音します。
たとえ「オウがた」とふりがなを振ってあっても、やはり「オーがた」と発音してしまいます。

これには理由があります。
小学校1年生の国語で「王さま」という漢字を習います。
ふりがなは「オウさま」ですが、発音は「オーさま」です。
つまり、「オウ」と書いて、「オー」と読む習慣ができあがっているのです。
そんなわけで「O」を「オー」と読む日本人が多数派なのです。

塾長「ちゃんと『ウ』を発音しようね。でも『ウ』よりも前の『オ』を強く発音してね。」
Yくん「オウ(『オ』にアクセント)」
塾長「よくできました(^^)/」

塾長は、Yくんがアルファベットをスラスラ発音できるようになってから、
(1)母音+母音=2重母音。
(2)2重母音は必ず最初の母音にアクセント。
を教えます。

今は、「オウ(『オ』にアクセント)」が正しく発音できればOKなのです。
少しずつ少しずつレベルアップして行きましょう。

2023-04-02

QED進学塾の塾長~直近3本の『QED日誌』記事について

QED進学塾の塾長は『QED日誌』の記事を毎日執筆しています。
そして、これからも毎日更新を続けて行く所存です。
本日の記事は、たった今upしたところです。

さて、昨日・一昨日・一昨昨日の3日間の『QED日誌』の記事が未完です。
塾長は、毎年とある会社から数学の入試予想問題の制作を依頼されています。
今回は依頼された問題数が特に多く、塾長は問題作成にかかりきりになっていました。
そのせいで3本の未完記事を発生させてしまったのです。

同日誌のご愛読者の皆様の中には「塾長どうしちゃったんだろう。」と心配なさった方がいらっしゃったかもしれません。
ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。

問題の制作がようやく一段落しました。
前述の3本の記事につきましては、これから加筆していきます。
加筆が完了しましたら、その旨を『QED日誌』にてお知らせいたします。
今後とも『QED日誌』をどうぞよろしくお願いいたします。

QED進学塾の中学2年生(K)~卒塾おめでとう

QED進学塾の中学2年生のKくんは、都内の私立中学校に通っています。
同中学校の偏差値は高く、Kくんはその中にあって英語学習に苦労してきました。
そして、英語を勉強するためにKくんは、同学年のUくんの紹介により、QED進学塾の門を敲きました。
Kくんは、1年生の学年末試験において目覚ましい成果を挙げました。
もうこれで大丈夫。
Kくんは、自力で勉強を続けて行くに十分な英語の学力と勉強法とを身に着けました。
というわけで、Kくんは3月いっぱいで卒塾したのです。
卒塾おめでとう。

QED進学塾が川口市に開校してから16年と1か月が経ちます。
今年度で17年目です。
その間の塾生たちは、受験に受かって卒塾というのが一般的なパターンでした。
成績が下がったという理由で塾をやめて行く塾生も、その逆に上がったからやめて行く塾生もいませんでした。
ですから、Kくんは栄えある後者の「第1号」卒塾生です。
自信を持って勉強を続けて行きましょう。

2023-04-01

QED進学塾の中学1年生(E)~2023年度版の5教科教材を配布

QED進学塾の中学1年生のEくんの2023年度版の5教科教材を配布しました。

Eくんの5教科6科目(社会科のみ2冊=地理1・歴史1)の教材は、全6冊が『定期テスト対策ワーク (栄光ワーク)』で統一されています。
そのほかに、数学の補助教材として『計算の級別トレーニング 』もあります。

以上の計7冊の学習方法については、


これらの2本の『QED日誌』の記事の内容に準じますので、今回の記事では割愛させていただきます。

さて、Eくんは早速『計算の級別トレーニング 』の13級「正負の数」(加法・減法)を学習しました。

Eくんは、
【塾長の自作問題】
1-(+2)-(-3)+(-4)+(+5)-6
=1-2+3-4+5-6
=(1+3+5)-(2+4+6)
=9-12
=-3

【解法】 ・・・・・・・・・・・・・【部分点】

step0. 問題をノートに写す。・・・・・・ 1点

step1. ()を外す。・・・・・・・・・・・ 1点

step2. 正の項を□、負の項を○で囲む。・ 2点

step3. (正の項の和)-(負の項の和)。 ・・ 2点

step4. A-B。 ・・・・・・・・・・・・・ 2点

step5. 答え。・・・・・・・・・・・・・ 2点

計 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・10点

を見ながら、「13級」の問題を解き進めています。
Eくんは、2回目の授業でコツをつかんだようで、あとは演習を積むほどにどんどん上達して行くことでしょう。
いっしょに頑張りましょう。