2023-04-12

QED進学塾の小5生(Y)・中1生(E)~共にフォニックスを学ぶ

QED進学塾の小学5年生のYくんと中学1年生のEくんは、今回の英語の授業で共にフォニックスを学びました。

両名はじゃんけんをします。
勝ったYくんの先攻です。

Yくん「エイ。→ェア。」
Eくん「ビー。→ブ。」
Yくん「スィー。→ク・ス。」
Eくん「ディー。→ドゥ。」

以上のように両名は、「アルファベット読み。→フォニックス読み。」の順で交互に読み上げて行きます。
この方法ならば、口頭試問の1人分の時間で2人がテストを受けることができます。
また、自分のせいでリズムが乱れてはいけないという緊張感も生まれます。
加えて、自分は発音しないで人の発音を聞く時間、すなわちリスニングの時間も交互に発生します。
そして何より、1人でひたすら口頭試問を繰り返すことの何倍もの楽しさがあります。
塾長は、フォニックスのテストはもちろんのこと、そのほかの試験でも「じゃんけん→交互」方式を、これからもぜひ続けて行きたいと思います。

Yくんの『栄光ワーク 小学英語(学校教科書準拠版教材)』に初めてbe動詞が登場する基本文は「My name is  Ken Oka.」でした。

最後がeで終わる英単語は、
最後のeを発音しないで、
1つ前の母音(a i u e o)を、
アルファベット読みする。

次回の英語の時間に両名は、上記の法則を学習します。
その際の具体例が前述の基本文に登場する「name」という英単語です。
これを法則に従って両名が「ネイム」と読むのです。

ここで、塾長が両名に伝えたいことがもうひとつあります。
それは、「読めれば意味が分かる英単語が非常に多い。」ということです。
カタカナ言葉として日本語になっている英語は実に数多くあります。
たとえば、乗り物の「バス」。
これを「乗合自動車」と日本語で言うよりも、「バス」と言ったほうが分かりやすい日本人が10人中10人です。
日本語以上に日本語化している英語の一例が「バス」なのです。
これは極端な例かもしれませんが、「ドッグ」と聞いて「犬」と分からない日本人が少ないように、英語はカタカナとして日本語にすっかり入り込んでしまっています。
つまり、英語が「読める。→分かる。」ことは多々あります。
この「読める。→分かる。」を塾長は両名にどうしても伝えたいのです。

両名が「読める。→分かる。」を納得すればもうしめたものです。
「読む」ことの価値が非常に高いことに気付いた両名は、フォニックスを一生懸命勉強するようになります。
今両名が勉強しているフォニックスは「1文字のみ」ですが、これから直ぐに「2文字セット」を履修開始予定です。
「ea」の「2文字セット」を、1.イー。2.エ。3.エイ。の3種類で読むことや、番号の少ないほうの読み方が確率的に高いことなどを、これから両名は学んでいくわけです。
加えて、前述の「最後がeで終わる英単語」のような読み方の法則性も学んでいきます。
「読む」ことがとてつもなく重要と知っている両名ならば、塾長の「読み方」の授業を吸収して自分のものにしようとする意識が強く、学習意欲を高値安定に保つことができます。

「ヴィジットゥ」(visit)のように、読めただけでは意味の分かりづらい単語もあります。
でもここで一工夫。
「ヴィジター」(visiter)ならばすっかり日本語になっていますから、ここから攻める手もあります。
これは、ついでに「er」が「人・物」を表わすことを両名が学ぶ好機でもあります。
このようにして、両名の日本語の能力をフル活用しながら、両名の英語の4技能を伸長して行きたいと、塾長は考えているのです。

これからいっしょに英語の4技能を磨いて行きましょう。
と同時に、国語の4技能も磨いて行きましょう。

「母国語を超える言語はない。」と言われています。
しかしながら、超えることはできずとも近づけていくことは可能ではないでしょうか。
このとき、日本語の能力が低ければ、英語の能力の上限値も低く抑えられてしまいます。
ですから、英語を学びながら同時に国語も学ぶという姿勢が大切なのだと、塾長はそう信じて疑わないのです。

英語も日本語も同時に上達させる授業をしながら、すなわち日米の両言語能力を総合的に押し上げる授業をする過程で、塾長の言語能力も磨かれていくことでしょう。
Yくん・Eくん・塾長が三位一体となって、3名ともが言語能力を向上させ続けられるように、これからいっしょに頑張って行きましょう。

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