2023-04-23

QED進学塾の小学5年生(Y)~毎日の計算練習

QED進学塾の小学5年生のYくんの毎日の計算練習です。

Yくんは、先週から家庭学習に「100ます計算」を導入しました。
毎日欠かさず練習しているようです。
それと同時並行で塾長の制作した「逆引き九九」カードも毎日演習しています。

「逆引き九九」とは、文字通り「逆引き」でかけ算九九を演習するためのカードです。
たとえばカードの表面に「24」と書かれていたならば、裏面には「3×8」「8×3」「4×6」「6×4」と書かれています。

Yくんは「24」を見て、「さんぱにじゅうし」「はっさんにじゅうし」「しろくにじゅうし」「ろくしにじゅうし」と言います。
まずは、カードを見た瞬間にこれらをすらすら言えるようになることが第1目標です。

これで終わりではありません。
まだ上級編があるのです。
これに加えて「1×24」「24×1」「2ダース」「2×12」「12×2」も併せて言えるようになったら免許皆伝です。

『キャプテン翼』というサッカー漫画があります。
「ボールは友達。」
これは、主人公の翼くんの名セリフです。

「数字は友達。」
これは、塾長が塾生にいつも言っているセリフです。

数学会では「整数論は数学の女王さま」と言われています。
わがまま放題で扱いが難しいからです。
敵に回したら大変です。
逆に友達になってしまえば、これほど力強い味方はいません。

今Yくんは、『計算の級別トレーニング 』12級「分数のたし算・ひき算」を学習中です。
分母が16と24の分数をたし算・ひき算するには通分が必要です。

Yくんが「逆引き九九」に熟達したならば、16と24が8の段であることに気付くのは一瞬でしょう。
そこから、
16÷8=2。
2×24=48。

24÷8=3。
よって、3×16=48。
ここまでを「立て板に水」で言えることでしょう。

それでこそ、分母が16の分数には、分母・分子に3をかけ、
分母が24の分数には、分母・分子に2をかけることが、
呼吸をするようにできるというものです。

おまけ。
「ダース」に熟練している子は、24が2ダースであることも、48が4ダースであることも、当たり前のように頭に浮かびます。
そんな子は、前述の「2×24=48。」の式を「2ダースの2倍だから4ダースに決まっているよね。」と無意識下でたしかめ算してしまうのです。
このような状態になったときが「数字は親友。」と言えるときなのでしょう。

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