2023-04-18

QED進学塾の高校2年生(S)~英検の長文読解

QED進学塾の高校2年生のSくんは、6月4日(日)に英検準2級を受験します。
同検定試験問題の大問4のAと大問4のBが長文読解問題で、多くの英検の受検者がそうであるように、Sくんもまたこの長文の大問4を苦手としています。
Sくんは、前回の英検でも準2級を受検しましたが、残念ながら合格点に到達することができませんでした。
その原因として最も大きかったのが、長文読解問題で得点できなかったことでした。
Sくん自身がそのことをいちばんよく分かっていて、塾長が指導するまでもなくSくんのほうから「長文対策の勉強をしたい。」と言ってきたほどです。
受検日まであと1か月半の期間があります。
その間にできる対策を全てやり切って、今度こそ合格しましょう。

さて、英検の長文読解問題の対策ですが、
1.過去問を解いて出題傾向に慣れること。
2.語彙力を増強すること。
3.読む速度を上げること。
の3つが挙げられます。

この3つのうち「1.」は、既にSくんがやっていることなので、ここでは割愛させていただきます。

「2.」についてSくんは、「イングリッシュおさる」氏がユーチューブにupしている、2本の動画「前置詞44」「動詞50」の合計94単語を覚えることから取り組んでいます。
おさる氏の動画の解説は大変分かりやすいので、ぜひ繰り返し動画を見て、徹底的に覚えこんでほしいものです。
また、英単語を覚えるときにも大活躍してくれるのが「フォニックス」です。
有効活用できるものは何でも駆使して、語彙力をどんどん補強して行きましょう。

「3.」についてSくんは、先月から「パラグラフ・リーディング」の演習を開始しました。
「パラグラフ・リーディング」とは、英文を意味のまとまり(パラグラフ)ごとに区切りながら読み進めて行く、長文読解法のことです。

この「区切り」として代表的なものが、
(1)述語動詞Vの前と後ろ。
(2)前置詞の前。
の2つです。

(1)述語動詞Vの前は主語Sです。
述語動詞Vの後ろには、補語C、直接目的語O1、間接目的語O2などが来ます。
英語の文型は5つしかないので、Vの後ろは「なし」「C」「O」「OO」「OC」の5とおりです。
そして、5つのうちのどれになるのか、そのカギはVが握っています。
以上のことから、英語の主人公は述語動詞Vであると言えるでしょう。
まずは、英語でいちばん大切な言葉であるVを何よりも先に勉強しましょう。

(2)前置詞の後ろには必ず名詞、または名詞と同じ働きをする言葉が来ます。
話を単純化するために、これらを一括りにして「名詞」と表すこととします。
すると、「前置詞+名詞」のセットが出来上がります。
そして、このセットのことを「前置詞句」と呼びます。
ちなみに「句」は「と、その仲間たち」という意味で、「仲間たち」=「意味のまとまり」(パラグラフ)なのです。

これで、パラグラフ・リーディングの練習をするのに、(1)と(2)がどれだけ役に立つのかお分かりいただけたと思います。

ただひたすらに数をこなすことで、すなわち1本でも多くの長文を読むことで、読解力の向上を図ろうとする考え方を、塾長は否定しません。
しかしながら、ここに述べてきたような「技術」をフル活用すれば、読解力向上の速度は2倍にも3倍にもなる、塾長はそのように考えています。

これから1か月半という短期間で、Sくんが英語長文の読解力を大きく押し上げて、英検準2級合格の原動力としてくれることを、塾長は大いに期待し、またSくんならばそれができると信じています。
いっしょに頑張って行きましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿