2023-04-28

QED進学塾の高校2年生(S)~英語の長文読解を演習

QED進学塾の高校2年生のSくんは、英語の長文読解を継続的に演習しています。

6月4日の日曜日にSくんは『英検』の「準2級」を受検します。
同級はSくんにとって2回目のチャレンジです。
Sくんは、1回目の受検の敗因を「読解で失点したから。」だと自分で分かっていて、そのため塾長に「読解の演習をしたい。」と要望してきたのです。
自己分析ができて、なおかつ対策を立てて、それを塾長に伝えられる、Sくんのような子はそう多くはありません。
これができる子は、「人に無理やりやらされる勉強」をすることがなく、常に「自ら進んでやる勉強」ができるので、学習意欲も学習への集中力も高値安定に保つことができます。
なので、塾長はSくんの伸びしろに大いに期待しているのです。

英語長文の読解力を支えるものとして昔から言われているのは、語彙力(英単語・英熟語)と国語力です。
塾長は、これを正しいと思っていますが、ただ闇雲に単語・熟語を覚えればよいとは思っていません。
ひたすら覚えるという作業が苦行である子が大多数です。
勉強とは、「勉め」「強いる」と書きますから、苦行は当然と考える人も多いでしょうが、塾長はこれにも否定的です。
人が「楽しくない。」と感じたとき、頭の回転は鈍化します。
人が「楽しくない。」ことを続けるのは困難です。
つまり、勉強が苦行である限り、学習の効率性も継続性も望めないということです。
では、楽しく学ぶにはどうすればよいのでしょう。
それは、より本質的・根源的な勉強をすることです。

英語の主人公は述語動詞です。
なので、塾長は「動詞50」を楽しく覚えるためのユーチューブ動画をSくんに推奨しました。
塾長はつい先ほど語彙力(英単語・英熟語)に触れましたが、英単語を覚えるならまずは基本的な動詞からというのが理に適っています。

動詞は、前置詞と組み合わさって英熟語を形成することがよくあります。
なので、塾長は「前置詞44」を楽しく覚えるためのユーチューブ動画をSくんに推奨しました。
英熟語を覚えるなら、まずは動詞と前置詞のセットから覚えてはどうでしょうか。

もう一歩進んで。
今回授業で塾長は、動詞+前置詞「up」の英熟語をSくんにさらっと教えました。
そして間髪を入れず、前置詞「up」のみを詳しく教えました。
「up」のもともとの意味は、下から上に(↑)移動することです。
ですが、それだけではありません。
そこから発展して「完全に」という意味も持つようになったのです。
アクセルを踏んでスピードを上げて行って(↑)ついにはメーターを振り切ってしまう、そんなイメージです。

この1つの英熟語を丸暗記して、また別の「up」を用いた英熟語を丸暗記して・・・・・
これを繰り返す勉強は楽しいでしょうか。
効率的な勉強法と言えるでしょうか。
塾長にはとてもそうだとは思えません。

ならば、「up」を詳細に学習したほうが得策でしょう。
そうすれば、たとえ「up」を用いた英熟語を覚えていなくても、それが英検の長文読解で出題されても、もっと言えばそれが熟語であることにすら気付かなくても、「up」本質的・根源的な意味を知っている子は、文意を把握することが可能なのですから。

塾長は、Sくんがより本質的・根源的な学習を楽しいと感じて、そのような学習を無理なく継続しながら、学力を積み上げ続けてほしいと願っています。
これからもいっしょに頑張って行きましょう。

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