2022-12-31

QED進学塾の2022年~本日は大みそか

QED進学塾の2022年があと22時間で終わります。
本日は大みそかです。

そういえば、樋口一葉の『大つごもり』(大みそかの意味)の最後の一文は、『それなら石之助はお峰の守り神だったのだろうか、この後が知りたいものだ。』で終わっています。
今年2022年のQED進学塾には、学業成就の守り神がついていてくれたのではないか、塾長はそのように感じています。

なぜなら、2022年8月1日にTくんが高校の、11月1日にYくんが大学の、それぞれの第1志望校合格を異例の早期に決めてくれたからです。
2022年は本当に良いことがたくさんあった年でした。
来年2023年も慶事に恵まれますように。

良いことばかりではありませんでした。
塾長が39度を超える高熱を出して、1日教室を開けられない土曜日がありました。
塾長は、連絡もできずに突然休講するという、多大なご迷惑をおかけしてしまいました。
塾生とその保護者さまに深くお詫びいたします。

2007年の3月9日にQED進学塾を開校してから、およそ15年と10か月が経ちましたが、塾長の体調不良による休講は、後にも先にもこの1度だけです。
悪い意味での珍事が起こってしまいました。

その日の塾長は、独りで寝込んでいて心細いことこの上ありませんでした。
そんな窮境にある塾長に救いの手が差し伸べられました。
塾生のお母さまが、熱さまシート、おかゆ、経口補水液、ポカリスエット、フルーツゼリーなどを差し入れてくれたのです。

塾長が甚大なご迷惑をおかけしてしまった保護者さまから、その日にこのような温情を賜るなんて!
それがどれほどありがたかったことでしょう。
本当にありがとうございました。

よく勉強する塾生、いつも協力してくれる保護者さま、有益な情報を提供してくださる出版社さま、相談に乗ってくれる公立校・私立校・予備校・学習塾の先生たち、QED進学塾のIT環境を全て整えてくれる情報処理技術者のHさん、本当に多くの方々に支えられて、塾長はこの1年間をどうにか無事に乗り切ることができました。
そのことをここに深く感謝いたします。

『この後が知りたいものだ。』(樋口一葉『大つごもり』より)
塾長は『この後』の2023年がどうなるか、早く知りたくて仕方ありません。
高校1年生のSくんが1月の英検準2級に合格して、高校受験生のRくんが第1志望の公立高校に合格して、初めての『北辰テスト』を3月に受験する中1生たち(Uくん・Kくん・Aくん)が揃って好成績を修めて・・・・・

塾長は、そんな未来を想像しているから「早く知りたい。」と思うのです。
よいイメージを持ったらあとはそれを実現するのみです。
2023年もいっしょにがんばって行きましょう。

2022-12-30

QED進学塾の高校受験生(R)~2022年の最後の授業

QED進学塾の高校受験生のRくんは、2022年の最後の授業を受講しました。

2022年は明日で終わりです。
この1年間、Rくんは本当によく頑張りました。
また、その頑張りがRくんの学力・成績として顕現した1年間でした。
今年のRくんの大活躍ぶりは、昨日塾長がQED日誌に詳述したので、今日のところは割愛します。

明後日から2023年が始まります。
世間一般では明後日からがお正月ですが、Rくんは違います。
受験生のお正月は「合格発表の日」だからです。
埼玉県公立高校入試までの1か月+3週間、最後の受験勉強を一緒に頑張りましょう。

今年最後の授業だったためか、Rくんはいつも以上にたくさんの質問を抱えて登塾してきました。
たくさん質問があるということは、Rくんがそれだけ家庭学習を頑張っている証拠に他ならず、塾長は質問を大歓迎しています。

最後の授業のハイライトは「中心角と円周角」でした。
Rくんは、この授業で同単元での疑問点が一気に解決されたようです。
「分かった♪分かりやすかった(^^)」
Rくんは、そう言って気分よく帰宅して行きました。
この1年の良い締めくくりとなったに違いありません。

それでは良いお年を。
塾長は、また来年もRくんの大活躍を期待しています。

2022-12-29

QED進学塾の2022年~本日は授業納め

QED進学塾の2022年が終わります。
本日は授業納めの日です。

今年は良い1年でした。
8月1日にTくんが第1志望の高校の合格を決めてくれたこと。
11月1日にYくんが第1志望の大学に受かったこと。
この2つがQED進学塾の今年の2大ニュースです。

あと3か月ちょっとでQED進学塾は満16歳になります。
Tくんの高校合格とYくんの大学合格は、そのどちらもQED史上最速の記録でした。
嬉しい限りです。

一方、高校受験生のRくんは、受験勉強の最後の追い込みです。
埼玉県公立高校入試まで残り1か月と3週間。
いよいよラストスパートです。
悔いを残さないよう、全力で駆け抜けてほしいものです。

これまでRくんがどんなに一生懸命勉強して来たかを、塾長は約2年間に渡って見続けてきました。
また、Rくんが勉強の成果を結果で示し続けてくれたことも。

Rくんは、学校の定期試験で毎回毎回自己ベストの学年順位を更新し続けてきました。
2年もの間、Rくんが学年順位を下げたことはただの1度もありませんでした。

Rくんは、北辰テストでも毎回毎回自己ベストの北辰偏差値を更新し続けてきました。
4月から12月まで、Rくんは1度も欠かすことなく全7回の北辰テストを受け続けました。
そして、その間にRくんが5教科の北辰偏差値を下げたのはただの1度だけで、しかもその下げ幅はわずか0.4ポイントでした。
Rくんは、7か月強の間に北辰偏差値を7.2ポイントも上昇させるという、離れ技をやってのけたのです。

ですから、入試日が目前に迫っても焦る必要は全くありません。
Rくんは、自分が今までやってきた勉強を信じて、そして勉強の結果が目に見えて表れていることを自信にして、積み上げてきたことの復習に全力投球しましょう。
これから新たに学校で習う単元で、なおかつ入試頻出の単元は、学校授業の当日の家庭学習にて復習しましょう。
これでもう盤石の構えです。
最後の最後だからこそ、地に足をつけて着実に歩みを進めてほしいところです。

塾長は、「全力で駆け抜けろ。」と言ったり、「着実に歩みを。」と言ったり、何だか矛盾していますね(笑)
この矛盾を解決してくれる、適切なたとえは「競歩」でしょうか。

競歩は、読んで字の如く「歩く速さ」を競う競技です。
両足が同時に地面から離れる瞬間が一瞬でもあれば、それは反則行為なのです。
最悪の場合、失格となることもあります。
だから、「地に足を着けて」全速力で前へと進むのです。

Rくんが競歩さながらのラストスパートを見せてくれることを、そしてその結果として第1志望校合格の栄冠を掴み取ってくれることを、塾長は心から願っています。

さて、2022年のQED進学塾の授業は、まだ今日1日残っています。
塾長もRくんに負けないよう、本年のラストスパートに全力を出し切りたいと思います。

2022-12-28

QED進学塾の採択教材~塾教材の2023年度版『総合カタログ』(昨日の続編)

QED日誌の昨日の記事の続きです。

【受験学年以外の塾生】
QED進学塾が開校したのは、2007年3月9日のことでした。
それから13年後の2020年度まで、受験学年以外の塾生についても、受験学年に準ずる教材を採択してきました。
たとえば、中3生の英語の主教材がTM出版社のものであれば、中1・中2生の主教材も同社のものを採択してきたのです。
こうすることで、中1・中2生が高校受験生となったときに、使い慣れた出版社の使い慣れたシリーズの教材で勉強することができるからです。
また、この方法なら塾長が昨日の日誌の記事に書いたような「教科の専門性」も担保されます。

しかしながら、昨年度教材すなわち2021年度版の教材から、塾長はこの方針を一変させました。
5教科の主教材を全てEN出版社のもので統一したのです。
方針転換の理由は以下の通りです。

同社の教科書準拠教材は2020年度版以前も優秀でしたが、2021年度版の全面改訂で大幅に改良されました。
中1・中2生の定期試験対策を優先するならば、同書が最適であると塾長は判断したのです。

そして、5教科の主教材を1社で、しかも1シリーズで統一することにより、生徒は5教科をバランスよく勉強しやすくなります。
なぜならば、全教科の主教材の構成が同一のものとなるからです。

たとえば、同書にて社会科の地理を勉強する生徒を、仮に中1生のAくんとします。
Aくんは、学校で習ったばかりの単元を、同書の各単元の3ページ目の「確認問題」にて勉強します。
「確認問題」には、1問1答式問題などの基礎固めに適した問題が掲載されています。
3ページ目の問題でAくんの解けない問題があれば、Aくんは1・2ページ目の「要点の整理」を調べます。
すると、そのページのどこかに3ページ目の答えが書いてあります。
このようにして、自分で説明を読みながら正解を探す作業は、大変良い勉強になります。
少なくとも、分からない問題の答えを写すよりは100倍いい勉強法です。
また、同書には学校教科書の対応するページが必ず書いてあるので、Aくんが「今日学校で習ったページ」を同書のどの問題で勉強すればよいか迷うことはありません。
これならば、Aくんがストレスなく勉強できるというものです。
そして、Aくんは、社会科以外の4教科についても同様の方法で勉強します。
それができるのも、同シリーズの教材が全教科ともページ配列が同じだからです。

1.Aくんと同学年のUくんの両名が、3ページ目の「1問1答」問題を音読する。
2.難読漢字や難解用語などを塾長が板書解説する。
3.両名が家庭学習で2.を勉強してくる。(これが宿題0.5ページ分)
4.次回授業で両名がじゃんけんをする。
5.勝った人が1問目の問題を音読し、負けた人は1問目の答えを言う。
6.負けた人が2問目の問題を音読し、勝った人は2問目の答えを言う。
7.3問目以降も5.6.を繰り返す。(奇数係と偶数係で役割分担)
8.塾長が補足説明が必要と判断した事項を板書解説する。
9.毎週の授業ごとに1.から8.までを繰り返す。
このようにして、両名の社会科の勉強が毎週1単元ずつ進んでいきます。

この社会科の勉強法はまだ始まったばかりで、今週が第2回目です。
先週の第1回目のテストは、なんと両名とも満点!
しかも両名は楽しそうに勉強しています。
早くも軌道に乗った香りがいっぱいです。
塾長は、社会科以外の教科にも同様の勉強法を拡大して行こうと、その機会を虎視眈々と窺っています。
もちろん両名の無理のない範囲で。

塾長は、昨年度版(2021年度版)から、現在の方法で教材を採択しています。
そして、今年度版(2022年度版)で、この方法が上手く行っていると感じています。
そう感じる具体例のひとつが、前述の1.~9.です。
なので、先日塾に『総合カタログ』が届いたばかりの来年度版(2023年度版)でも、これを継続して行こうと考えています。

ですが、塾長は「これで安心」とは思っていません。
毎年毎年、塾教材の全面改訂や一部改訂、あるいは新規刊行などに目を光らせ、現行の教材よりもさらに良書が見つかれば、直ぐに採択教材の変更を行います。
(特に新刊は念入りにチェック。)

いつまでも進取の気象に富む人間であり続けたい、塾長はこのように考えています。
「進取」とは、新しいものを積極的に取り入れることです。
「気象」とは、お天気のことではなく、姿勢・精神・心意気のことです。
毎日勉強さえしていれば、情報は自然とアップデートされて行きます。
情報も気持ちも常にフレッシュな塾長で生徒に接し続けたいと思うのです。

2022-12-27

QED進学塾の採択教材~塾教材の2023年度版『総合カタログ』が昨日到着

QED進学塾の採択教材を決定するための資料となる、塾教材の『総合カタログ』の最新号(2023年度版)が昨日塾に届きました。
塾長が現塾生とその弟妹たちに関連するページだけをピックアップして同書を読み進めたところ、あっという間に1時間が経過していました。
やはり児童・生徒たちの未来を思い描く時間は楽しいものですね。

はじめに、QED日誌の昨日の記事の補足です。
塾長は、同記事に「教科の垣根を超えた総合学習」について書きました。
その中で『それを実現するのにうってつけの教材が既刊本にある。』と書きました。

塾に届いたばかりの『総合カタログ』には、塾長のお気に入りの『読解はかせ 社会編』が今年も掲載されていました。
同書には、3R(リユース・リサイクル・リデュース)や地球温暖化など、社会科で学習する内容をテーマにした文章ばかりが掲載されています。
同書は、国語の読解力を鍛えながら社会科の知識をも増強できる、良書であると塾長は考えています。
ちなみに、この本を出版しているTM出版社は、国語・英語・社会科の文型3教科に強い会社です。

さて、QED進学塾では、受験学年用のテキストと他の学年用のテキストとを、異なる基準で選定し、そして採択しています。
今日の記事は、前者について書きます。

【受験学年】
受験生の塾生が勉強する教材は、5教科バラバラです。
現中3生の場合、5教科の主教材は4社5種に及びます。
英語と数学には副教材があり、その3冊を含めた8冊で見ると「7社8種」です。
塾長が、ここまで採択教材を細分化しているのは、各教科の専門性を重視してのことです。

前述のTM出版社のように文系科目に強い会社もあれば、逆に理系科目に強い会社もあります。
たとえば、高校受験生の理科の教材ならば、塾長は毎年のようにMM出版社のテキストを採択してます。

高校受験生用の問題集を制作するには、高い専門性と知見が必要とされます。
その教科の入試過去問を研究して、それに即した問題を掲載するには、十分な分析力が要求されるでしょう。
そして、それらの入試対策問題を学問体系に沿って受験生が学びやすいように配列するのにも、その教科に関する高い教務力が求められることでしょう。

そうすると、特定の1社の「〇〇シリーズ」などで5教科を揃えてしまえばよい、などという単純な話ではなくなります。
1教科1教科の教材をよく吟味して最善と思える主教材を採択し、必要に応じて主教材に欠けている部分を補完するための副教材を採択するのは、多くの労力と時間を要します。
しかしながら、その手間暇を惜しむ気は全くありません。
受験生の人生がかかっているのですから当然です。

とは言え、採択教材が「各教科バラバラ」であるのは、良いことばかりではありません。
教材の構成や問題配列などが5教科とも異なることによって、生徒の「勉強しやすさ」が損なわれるという短所もあるからです。

塾長が5教科の教材を画一的に採択しないのは、各教科に統一感のない欠点よりも、各教科の専門性を高める美点のほうが大きいと判断したからです。

埼玉県公立高校入試まで、残り1か月を切っています。
いよいよ最後の追い込みです。
受験生たちが手持ちの教材をフル活用して、第1志望校合格への道を真っ直ぐに歩いて行ってほしい、塾長は常にそう願い続けてきました。
そして、受験戦線の最終盤である今ここにきて、その思いはますます強くなるばかりです。
最後までいっしょに頑張って行きましょう。

2022-12-26

QED進学塾の高校受験生(R)~今回の数学・理科

QED進学塾の高校受験生のRくんの今回の数学・理科です。

Rくんは、先週から引き続いて今週も『埼玉県公立高校入試 予想問題 数学大問1』にて、空間図形を学習しました。
ここまでの学習でRくんは、柱の体積・すいの体積・柱の表面積を学びました。
ものはついでです。
次週は、同書に問題の掲載がない「すいの表面積」を学習して、柱とすいの体積と表面積の学習の仕上げとします。

Rくんは、柱の表面積の学習の「ものはついで」に理科の圧力の計算問題と記述式問題とを学びました。
Rくんが解いたのは、埼玉県公立高校入試の理科の問題の出題傾向に即した、「塾長の自作問題」です。
「ついで」というには、あまりにへビーな学習内容だったかもしれません。

その学習教材はティッシュ箱でした。
箱の形は直方体なので、全部で6つの面があります。
上下・前後・左右がそれぞれ合同な面なので、面の種類は3つです。
この3種の面を、その面積が小さい順にA・B・Cと名前を付け、それぞれの面を底面とした場合の圧力の違いについて、Rくんに考察してもらいました。
狙いはもちろんRくんの計算力と記述力の両方を鍛えるためです。
Rくんは、この難問を見事にクリアしました。
大変よく頑張りました。

教科の垣根を超えた融合問題を解くことには意義があります。
1.関連性を学ぶことで、より一層理解が深まる。
2.学んだことが血肉になる、身に着けたことを忘れない。
3.ばらばらに学ぶよりも、短時間で学習できる。

上記の3.について、もう少し詳しく書きます。
たとえば、Rくんが今回の数学の学習内容を習得するのに1時間かかったと仮定します。
理科も同様に1時間とすると、学習時間の合計は2時間です。
ところが、数学と理科の学習内容に関連性を持たせて、融合問題の形で総合的な学習をすると、もっと短時間で勉強することができます。
実際に、Rくんがこの学習に要した時間は1時間半でした。
そのうえ、上記1.2.の効果が得られるのですから、これはもう総合学習をやらない手はないのです。

今回Rくんは、数学の「空間図形」と理科の「圧力」の2つを学びました。
と同時に「学び方」を学びました。
これをRくんが今後の学習に生かして行ってほしいと塾長は願っています。

生かせるのは、理数科目だけではありません。
文系科目でも、同様の学習ができます。
現実に、国語と社会科を同時並行で学習するための教材がTM出版社の既刊本にあったりします。
(さらに詳しい情報は、QED日誌に教材に関する記事を後日書きますので、そのときにお読みください。)

教材に頼らなくても、工夫次第で総合学習はできます。
その一例が、国語でも社会科でも学ぶ文学史です。
国語で文学の内容を学ぶと同時に、歴史で同書物の書かれた時代背景を学ぶ、このようなこともできます。
要は、どれだけ興味関心を持って学ぶかなのです。
Rくんが探求心を持って楽しみながら勉強を続けてくれること、そしてその結果として学力と成績とがついてくること、それが塾長の変わらぬ願いです。

2022-12-25

QED進学塾の小学4年生(Y)~今回の算数

QED進学塾の小学4年生のYくんの今回の算数です。

Yくんは、先週に引き続き今週も「帯分数の引き算」(繰り下がりあり)を学習しました。
Yくんが今週に学んだのは、先週に習った解法の別解です。

先週Yくんは、引かれる帯分数の分数部分を「1以上2未満」の仮分数に変形することによって、引けない状態(引かれる数よりも引く数のほうが大きい状態)から、引ける状態(引かれる数よりも引く数のほうが小さい状態)へと直すことができました。

今週Yくんは、整数同士の引き算(繰り下がりあり)と完全に同じ筆算の形で、「帯分数の引き算」(繰り下がりあり)を実行する解法を新たに学びました。

「57-19」を筆算すると、10の位は「5-1=4」→「4-1=3」です。
1の位は、「10-9=1」→「1+7=8」です。
よって、差(引き算の答え)は、「38」です。

Yくんは、上記の1の位の計算を、
「上-下=差」→「差+中=和。」
このようにして、「言葉の式」に直すことに成功しました。

実は、以上のような「数式の言語化」ができる子は少ないのです。
Yくんが言語化できたのは、Yくんが式の意味を完璧に理解している証拠であり、Yくんの国語力の高さの証明でもあります。
本当によくがんばりました。

「10の位の1」は「10円玉1枚」に相当します。
これを1円玉に両替すると「1円玉10枚」です。
これが引き算の繰り下がりの仕組みなのです。

Yくんは、このことを理解したうえで、さらに帯分数に応用させることにも成功しました。
帯分数の「整数部分の1」は「5分の5」に両替できます。
この「5分の5」を帯分数の「分数部分」へと繰り下げて、
Yくんが整数の式で学んだばかりの「上-下=差」→「差+中=和。」を実行します。
かくして、Yくんは「分数の筆算」(繰り下がりのある引き算)を習得することができました。

幸いなことに、Yくんの学習教材の『チャレンジ』には、「分数の筆算」(繰り下がりのある引き算)の問題が数多く掲載されています。
この演習量の多さが、小学4年生にとっては難しい計算であることを物語っています。

Yくんが、同書の演習問題をテキストの解法と別解(筆算)の2通りで解いて、分数の引き算の達人になってくれることを、塾長は大いに期待しています。

2022-12-24

QED進学塾の高校受験生(R)~今回の数学とショートケーキ

QED進学塾の高校受験生のRくんの今回の数学です。
Rくんは、等式の変形を学習しました。

埼玉県公立高校入試まで2か月を切りました。
いよいよ全力で追い込みをかける時期です。

同入試には、毎年必ず「等式の変形」が出題されます。
その出題パターンは、
1.最初から等式が記述されていて、その式を変形する問題。
2.もとになる等式を「自力で」作成して、その式を変形する問題。
(もとの式=図形の周や面積の公式など)
の2通りがあります。

難易度が高いのは後者です。
Rくんは、先週の宿題の「周および面積の公式」をよく覚えて登塾してきました。
そのため、Rくんが上記2.のもとになる等式を「自力で」作成することがスムーズにできました。
Rくんは、今回授業で少しだけ作成のコツをならっただけで、もとの式がサラサラと書けるようになったのです。
ここにRくんの自宅学習の成果が如実に表れています。
大変よくがんばりました。

自力での作成ができてしまえば、あとは等式を変形することだけに全集中できます。
Rくんは、2通りの変形の方法を1日で習得してしまいました。
(1)等式の性質をフル活用した変形。
(2)分数式の性質・簡便法をフル活用した変形。
Rくんは、この両方を習得できたのです。

上記の(1)は、学校教科書にも塾専用教材にも詳細に掲載されています。
なので、Rくんは、塾教材の『アポロン数学』を見て(1)の復習をしました。

一方、(2)は、学校・塾のどちらの教材にも掲載がありません。
そこで、Rくんは、「6分の4=3分の2」という、たった1つの式から、以下の法則を勉強しました。

【分数式の法則】
分数式は「ななめ」を自由に操作できる。
a. かけ算ができる。
b. 入れ替えができる。
c. 上記2つを同時に実行できる。
d. 以上の操作の結果、誰もいなくなった場所には「1」を記入する。
【法則終わり】
この法則を活用すれば、非常に高速かつ簡便に等式の変形を行えます。

Rくんは、時間はかかっても基本に忠実に解き進めることのできる(1)と、より実戦的な(2)との両方を習得しました。
鬼に金棒です。
もうRくんは「等式の変形」で困ることはないでしょう。

今回の授業でRくんが解き切れなかった問題を、塾長は宿題に出しました。
これをRくんがすいすい解いて、自信を深めるとともに熟練度も向上させてくれれば幸いです。
今回授業のようにして、入試本番での「得点源」となる問題を、これからもいっしょに増やして行きましょう。

おまけ。

Rくんは、思いやりのある子です。
特に、妹や弟たちに優しいです。
前回のクリスマスアイスケーキでも、Rくんは弟妹(ていまい)を優先して、自分は1口しか食べなかったそうです。
それでも、Rくんは「いつものことだから。」と事も無げに言っていました。
本当に良い子です。

そんなこともあろうかと、今回授業の前に塾長は、シャトレーゼでショートケーキを買って来ていました。
大正解でした。
Rくんは、それをおいしそうに食べてくれました。
それを見た塾長も幸せな気持ちになれました。

2022-12-23

QED進学塾の中学1年生(U,A)~クリスマスケーキのあとの社会科テスト

QED進学塾の中学1年生の中学1年生のUくんとAくんの、クリスマスケーキのあとの社会科テストです。
QED日誌の昨日の記事の続きです。

中1生たちは、アイスケーキ・アソートの10ピース・8種類の味の中から、各自の好みの2種類を自分で選んでそれを喫食しました。
ついでにミニコーラとミニファンタのどちらかを選んで喫茶しました。
ささやかなクリスマス会でしたが、中1生たちの気分はアゲアゲです。

タイミングの良いことに、先週の宿題の『必修テキスト 地理1』の「1問1答」(p56の大問2)の初テストの日と、クリスマス会が重なりました。
このチャンスを逃す手はありません。

QED進学塾の通常の授業の中心の科目は英数です。
ときに理科の計算問題や国語の文法を学習する日もあります。
それでも今回、塾長が思い切って社会科に全振りしたのは、これからも毎週継続的に中1生の宿題にする社会科の1問1答に、良いイメージを持ってもらおうという意図があってのことでした。

作戦は大成功でした。
中1生たちは、社会科の勉強はもとより、国語で習う「熟語の成り立ち」までも習得することができました。
本当に大収穫でした。
中1生が密度の濃い学習をして賢くなったあとに、上機嫌で帰宅していったのですから言うことなしです。

来週からはまた英数中心の授業に戻ります。
もちろん社会科の小テストは来週以降も継続しますが、それは20分程度の短時間で実施しすることとします。

ところで、社会科の小テストはUくんが希望して始まったものでした。
第1回テストで好スタートが切れました。
このまま順調に軌道に乗せられそうで、まずは第1関門クリアといったところです。

そうなると欲張りたくなるというもの。
次は、Aくんの希望を聞いて、また別のテストを導入したいと塾長は考えています。
新テストを早く導入したいのはやまやまですが、決して焦ってはいけません。
Aくんが「これをテストしてほしい!」と言い出すまで、時間の余裕を持って待ちたいと思います。
人からやらされる勉強より、自分からやりたいと思う勉強のほうが、楽しさも身に着きやすさも段違いに優れているのですから。

楽しく学び続けながら、血肉となる知識・技能を身に着けて行きましょう。


2022-12-22

QED進学塾のクリスマス会~一足お先にアイスケーキで

QED進学塾のクリスマス会です。

クリスマスにはまだ少し早いような気もしますが、塾生が最も多く集まる日を狙って、シャトレーゼのクリスマス・アイスケーキ・アソートを2個ずつ、4名の塾生と塾長とでおいしくいただきました。
アイスケーキを食べるのが初めてという塾生も複数いました。
その子たちも含めて全員が「おいしい。」と喜んでくれたので、ほっと一安心の塾長です。

以前、サーティーワンのクリスマス・アイスケーキを予約した年もありました。
確かに「アイス」の部分はおいしかったのですが、「ケーキ」の部分がややぱさついていて今一歩だったのです。
というわけで、塾長は来年のクリスマスもシャトレーゼに予約注文します。
気が早すぎですね(笑)

学校行事などのため、アイスケーキを食べられなかった塾生もいました。
でも大丈夫。
その子たちが希望するケーキで、また別日にささやかなクリスマス会をします。

小学生の塾生の兄弟は、わざわざケーキのためだけに車で塾まで来てくれました。
せっかくなので、サンタさんのTシャツや帽子などを児童たちに身に着けてもらって記念撮影をしました。
このミニイベントが子供たちに喜ばれて良かったです。

小学生を脱したばかりの中1生たちも、児童たちと同じくらいご機嫌でした。
気分が乗ると頭の回転も良くなって、ケーキを食べた後の勉強もいつも以上にはかどりました。
勉強の話はまた明日のQED日誌にて。

2022-12-21

QED進学塾の高校受験生(R)~埼玉県公立高校入試(学力検査)まで2か月

QED進学塾の高校受験生のRくんの埼玉県公立高校入試の、ちょうど2か月前の日が明日です。

【埼玉県公立高校入試日程】
初日(2月22日・水曜日)=学力検査。
2日目(2月23日・木曜日)=実技試験・面接試験。
※学校によっては、2日目の試験を実施しない。
【日程おわり】

いよいよ入試本番まで残り2か月、受験勉強のラストスパートに最後の力を振り絞るときです。
しかしながら、焦りは禁物です。
入試直前になると急に不安になって、あれもこれもと手を広げようとする受験生をよく見かけます。

ですがそれは良い作戦とは言えません。
なぜならば、入試直前期には手広さを捨てて、ターゲットを絞り込んだ勉強をしたほうが、入試本番の得点に結びつけやすいからです。

というわけで、最後の2か月の追い込みにどんな受験勉強をすべきかを、3項目に分けて以下に書き記します。

(1)これまでの受験勉強の復習。
まず何を置いてもすべきことは、Rくんがこれまで力を入れてきたことを再度復習することです。
入試問題は「だいたい分かっている。」「何となく分かったつもり。」で得点できるほど甘くはありません。
ですから、Rくんが「ここまでやればもう完璧。」と自信満々で言えるほど、既習事項の復習を徹底する必要があるのです。

(2)100%出題される問題の演習。
次にすべきことは、埼玉県公立高校入試に毎年出題されている問題の演習を十分に積むことです。
たとえば、英語の5文(英作文)、数学の等式の変形(主として面積公式の変形)、理科の計算問題(てんとうむしで解ける問題)、これらが「毎年出題」に該当します。
毎年出ると分かっている問題なので、ほかの受験生もそこで点を取りに来るのは当然のことです。
その問題でRくんが得点できなければ、落とした点数の分だけハンデを負う羽目になってしまいます。
ここでの失点は命取りになると肝に銘じて、毎年出る問題がすらすら解けるまでに熟練度を上げましょう。

(3)未修事項。(これから学校で習うところ)
Rくんがまだ学校で習っていないところも入試の試験範囲です。
ここでもターゲットを絞り込みます。
上記(2)の「毎年出題」の問題のみに絞るのです。
数学の「ピタゴラスの定理」などがこれに該当します。
そして、該当単元を学習するタイミングは「学校授業に合わせて」がベストです。

Rくんが(1)や(2)の学習に多くの時間を取られることは容易に予想されます。
だからこそ、(3)の学習を最短時間で済ませる必要があります。
そのための「学校授業に合わせて」なのです。

泣いても笑ってもあと2か月です。
最後までいっしょに走り切りましょう。

2022-12-20

QED進学塾の中1生(U,K,A)~今回の英語・数学・社会科(3/3)

QED進学塾の中1生のUくん・Kくん・Aくん(入塾順)の今回の英語・数学・社会科です。
塾長は、4日前から3部作で連載記事を書いています。
今日は、その第3回目です。
今回の主人公はKくんです。

【時間割】
1時間目=英語=Kくんの質問した「There is」の文。~学校の冬季課題の問題から。
2時間目=数学=Aくんの質問した「方程式」の文章問題。~2学期期末試験の問題から。
3時間目=社会科=Uくんの質問した「1問1答式問題」の学習法。~学年末試験の試験範囲から。
以上が今回の時間割です。

【1時間目=英語】(Kくんの質問)
Kくんは、学校採択教材の『冬期テキスト 中1英語』を塾に持参して、「There is」の文の仕組みを学習しました。
授業時間はぴったり60分間でした。
UくんとAくんもKくんに便乗して、1時間の授業を受講しました。

1.「There」は、「そこに・そこで」という意味の副詞ではない。
2.天気や時間の「It」が仮主語であるのと同様に、「There」もまた仮主語である。
3.be動詞の後ろに意味上の主語を置く。
4.be動詞は、漠然とした人または物が「いる」または「ある」ことを表わす。

Kくんの持参した教材には、詳しい説明が書いてありません。
そこで、塾長はまず上記の4行を説明しました。
ですが、これだけでは何のことか分かるはずもなく、3名とも「?」「?」「?」でした。

英語は、日本語以上に名詞を細分化します。
その名詞は、数えられるのか否か、
(=その名詞は、決まった形があるのか否か、)

もし数えられるのならば、
(=決まった形があるのならば、)
それは単数なのか複数なのか、

さらには、その名詞は特定できるのか否か、
以上のような観点から名詞を細分化するのです。

たとえば「本。」
日本語では「本」だけで済ますところですが、英語は「book」だけという訳には行きません。

1.これと決まっている1冊の本(その本)=「the book」
2.これと決まっていない1冊の本=「a book」
3.これと決まっている2冊以上の本(その本)=「the books」
4.これと決まっていない2冊以上の本=「books」

ざっと書いただけでも上記の4種類があります。
日本人の感覚では理解しがたいところですが、英国人の感覚ではこれが普通なのでしょう。
これはもう文化の違いとしか言いようがありません。

「外国語を学ぶことは、異国の文化を学ぶことである。」
上記は、塾長が高3のときの英語の先生の言葉です。
塾長は、その通りだと思っています。
だから、塾生にもこの言葉を教えているのです。

【例文1】Tom is in the park.
(トムくんがその公園の中にいます。)
この例文では「トムくん」とはっきり決まっています。
ですから、これは前述の「1.」に該当します。

【例文2】There is a boy in the park.
(1人の少年がその公園の中にいます。)
この例文では「少年」が誰なのか、はっきり決まっていません。
ですから、これは前述の「2.」に該当します。

また、単数の「1.」と「2.」を、複数に代えたものが「3.」と「4.」ですから、
「There is」を「There are」に代えればよいことを、3名は直ぐに理解してくれました。

ここまで勉強すれば、【例文1】と【例文2】の使い分けが理解できます。
この授業を受講した3名は、理屈が分かって納得の表情でした。

大事なことなのでもう一度書きます。
「外国語を学ぶことは、異国の文化を学ぶことである。」

今回の授業で3名が得たものは、「There is」「There are」を用いた英作文の書き方だけではありません。
もちろん、書き方を覚えたことは大きいですが、それ以上に大きかったのは「文化の学び方」であったと塾長は考えています。

「There is」「There are」の文の書き方をパターン学習で覚えて終わり、そんな学び方をした子の収穫は「There is」「There are」だけです。

ところが、「There is」「There are」の文の背景にある、「英国人のものの考え方」や「英国の文化」を学んだ子は、「英語の学び方」を学んだと言えるでしょう。

3名はまだ中学1年生です。
中学3年間+高校3年間+大学4年間=10年間。
仮に3名が大学院に進学しなかったとしても、この先10年間も英語学習は続くのです。

その間に学ぶ膨大な英文法をパターン学習で何とか覚えようとするのは、「労多くして、益少なし。」です。
なぜならば、それは本質から外れた英語の学び方だからです。
そして、そんな英語の勉強が楽しいはずがないと塾長は思うのです。

「英国人はどのように考えているのだろう。」
「この英文の背景にある英国の文化は何だろう。」
このように考えながら英文法を学べば、無味乾燥な暗記の100倍楽しいでしょう。
塾長は、これが本質的な勉強の仕方だと考えます。

「学問に王道なし。」と言われます。
しかしながら、もし王道があるとすれば、それは本質・核心を突いた学習ではないでしょうか。
「文化」を学ぶことは、一見回り道のようでも、実は近道であると塾長は考えています。
それは、英語学習の10年間にも及ぶ長期戦の、後になればなるほどに、学力の伸びが加速度的に増加して行く勉強法だと思うからです。

3名が楽しく英語を学びながら、自然に「学び方」を身に着け、学ぶほどに英語力が加速度的に伸びていく、そんな未来を常に思い描きながら、塾長は授業をしています。

2022-12-19

QED進学塾の小学4年生(Y)~今回の算数

QED進学塾の小学4年生のYくんの今回の算数です。

Yくんは、いつも塾に『チャレンジ』や『漢字ドリル』などを持参して、国語・算数・理科・社会を勉強します。
今回授業のハイライトは、『チャレンジ』の算数の「帯分数の引き算」(繰り下がりあり)でした。

帯分数の引き算は、
1.帯分数の整数部分から整数部分を引く。
2.帯分数の分数部分から分数部分を引く。
3.上記の1.と2.の和を、帯分数の形で答えに書く。
この3stepで完成します。

今回、Yくんは、そのままでは上記の2.ができない問題、すなわち分数部分が「引かれる数より引く数が大きい」問題に挑戦しました。
2.の分数の引き算を実行するには、整数部分から「もらってくる」必要があります。

この「もらってくる」を視覚的に分かりやすくするために、
(1)『チャレンジ』に掲載されている、「正方形を分割する」方法。
(2)塾長が今回授業で採用した、「さくらんぼ計算」を利用する方法。
(3)塾長が次回授業で教える予定の、「筆算の形」で繰り下がりさせる方法。
の3つの方法がまず浮かびます。

Yくんは、(1)で大苦戦していたので、塾長が(2)を教えたのでした。
Yくんの反応は、「(1)よりは(2)のほうが分かりやすいけれども、それでもまだ難しい。」というものでした。

というわけで、次回授業でYくんは、上記の(3)を学習します。
塾長は、この解法がYくんの腑に落ちてくれることを期待しています。

また、(3)の解法は、時間の計算などのほかの計算への応用範囲が広い解法です。
ぜひ、この機会に習得してほしいところです。

翻って、休み時間。
今回塾には何と15種類ものお菓子がありました。
Yくんにとって、休み時間のおやつは大の楽しみです。
今回もYくんは実に真剣な目でおやつを選んでいました。
Yくんは、これ以上ないほど集中した目をしていました。

今週はクリスマス。
塾ではシャトレーゼのアイスケーキのアソートでお祝いします。
もちろん予約済み(^^)
きっとYくんも楽しみにしていてくれることでしょう。

2022-12-18

QED進学塾の高校1年生(S)~英検準2級の受検勉強

QED進学塾の高校1年生のSくんは、2023年1月22日の日曜日に英検準2級を受検します。

各級の目安 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会によると、英検3級のレベルは「中学卒業程度」で、準2級は「高校中級程度」です。
Sくんは、中学2年生のときに既に英検3級に合格していて、高校1年生で準2級に挑戦します。
それほど英語が得意なのです。

受検日まであと1か月あります。
その間にSくんが得意な英語をさらに伸ばし、準2級に見事合格してくれることを塾長は願い、そして期待しています。
1か月間の受検勉強をいっしょに頑張っていきましょう。

今回、Sくんは、学校が配布してくれた英検準2級の対策プリントを塾に持参しました。
そして、Sくんが真っ先に開いたページは「英作文」でした。
Sくんが言うには、「(準2級の試験範囲で)いちばんの難所は英作文。」だそうです。

というわけで、Sくんの英検対策授業の第1回目は、「英作文の書き方」講座でした。
Sくんは、授業時間の2時間をフルに使って英作文を学習します。
Sくんの学習の密度があまりにも高すぎて、授業時間の前半が終わっての休み時間には相当疲れが見えました。
それでも、Sくんは最後まで集中して受講していました。
大変よくがんばりました。

塾長「今回ものすごく多くのことを学習したね。」
Sくん「(満足そうに)はい。」
塾長「今日1日で習ったことを覚えるのに、家庭学習が3日必要だね。」
Sくん「ほんとにそうですね。」

来週の英検対策授業(第2回)で、Sくんが第1回授業で習った英文法の土台の上に、さらなる積み上げをしてほしいと、塾長は考えています。
そのためには、Sくんが第1回の学習内容を身に着けた状態で第2回に臨むことが必要条件です。
ぜひ復習に全力投球してほしいところです。

おまけ。
塾長は、Sくんに手袋とフェイスマスクをプレゼントしました。
手袋は、100円ショップの廉価品です。
フェイスマスクは、塾長が毎週土曜日に使っているもので、1枚4役(化粧水+美容液+乳液+パック)の優れものです。
これが1箱に5枚入っています。
薬剤師が開発したフェイスマスクで、敏感肌の人でも問題なく使えます。
アトピーの塾長が毎週使っているのですが、何もトラブルはありません。

冬は寒さと乾燥でお肌の傷みやすい季節です。
Sくんも「肌荒れが気になる。」と言っていました。
フェイスマスクでSくんのお肌がつやつやになってくれることを、塾長は願っています。
上手にお肌のお手入れをしながら、いっしょにこの冬を乗り切って行きましょう。

2022-12-17

QED進学塾の中1生(U,K,A)~今回の英語・数学・社会科(2/3)

QED進学塾の中1生のUくん・Kくん・Aくん(入塾順)の今回の英語・数学・社会科です。
塾長は、一昨日から3部作で連載記事を書いています。
今日は、その第2回目です。
今回の主人公はUくんです。

【休み時間】
Aくんのお母さまからいただいたバームクーヘンと、塾長がセブンイレブンで購入したドンタコス(期間限定品の半額処分品)とを喫食しながら、中1生3名と塾長との計4名で10分間の休み時間を取りました。
社会科の1問1答式問題に登場した「希少」という言葉の説明に、ドンタコスが一役買ってくれました。

【時間割】
1時間目=英語=Kくんの質問した「There is」の文。~学校の冬季課題の問題から。
2時間目=数学=Aくんの質問した「方程式」の文章問題。~2学期期末試験の問題から。
3時間目=社会科=Uくんの質問した「1問1答式問題」の学習法。~学年末試験の試験範囲から。
以上が今回の時間割です。

【3時間目=社会科】(Uくんの質問)
今回Uくんが、2学期期末試験で大苦戦した科目、すなわち最も得点の低かった科目が社会でした。
そこで、今回Uくんは『必修テキスト 地理1』の第8章「アフリカ」の「1問1答」を学習しました。
また、Aくんもこの授業をUくんと一緒に受講しました。
このとき、Kくんは1時間目に英語で習ったことを活用した演習問題を解いていました。

【来週までの宿題】
塾長は、UくんとAくんの両名の来週までの宿題に、今回学習した「1問1答」(問題集の0.5ページ分)を出題しました。
宿題の内容は、ただ問題を解いてくるだけではありません。
来週「1問1答」の小テストをするので、その試験勉強をしてくるのが宿題です。

【来週の小テスト】
1.UくんとAくんがじゃんけんをする。
2.勝った人が先攻。
3.もしAくんが勝ったならば、Aくんが第1問目の問題を音読する。
4.Uくんが第1問目の正解を答える。
5.次にUくんが第2問目の問題を音読する。
6.Aくんが第2問目の正解を答える。
7.以下、Aくんが奇数問目を音読して、Uくんがそれに答える。
8.また、Uくんが偶数問目を音読して、Aくんがそれに答える。
9.最後の問題までこれを繰り返す。

この方法の特長は3つ。
(1)自分が奇数・偶数のどちらが当たるか分からないので、両方勉強するしかないこと。
(2)1人で黙々とテストするよりも、2人で交互に問題を出し合ったほうが楽しいこと。
(3)自宅学習がしやすいこと。
※上記(3)の自宅学習については後述します。

【今回の授業】
社会科の自宅学習は簡単。
だって「覚えるだけ。」だから。
このように言う人もいます。

ところが、話はそう簡単ではありません。
社会科の用語には、読み方が難しかったり、意味が難しかったりするものが数多くあるからです。
つまり、難読・難解な社会科用語に苦しめられる生徒が多数存在するのです。
ですから、その「難読」「難解」という障壁を、まずは取り払ってあげる必要があります。
この障壁がなくなって初めて、「自宅学習は簡単」と言えるのです。

というわけで、今回の授業では「今回の宿題=次回の小テスト」の「1問1答式問題」を、まずAくんに音読してもらいました。
この段階で、「難読」な用語を洗い出します。

そして、傍らでAくんの音読を聞いていたUくんに、意味不明な単語の質問をしてもらいました。
そのあと、Aくんにも同様の質問をしてもらいました。
塾長がその質問に答えることで、両名は「難解」な用語を理解することができました。
ちなみに、今回授業で「難読・難解」に該当した用語は、「希少」と「鉱産資源」の2つでした。

塾長は、ドンタコスが活躍してくれたことを【休み時間】の欄に前述しました。
それは、期間限定品の同お菓子が「希少」の具体的な説明に役立ったからです。
さらに、塾長は、両名が中3で習う「公民」の経済分野に登場する「需要と供給」の予習にもドンタコスを活用しました。
このような先行投資があとから地味に効いてくるのです。

また、今回Uくんは、社会科のほか英語や数学でも大きな収穫がありました。
数学は連載記事の第1回目に既に書いていますし、英語はこのあとの第3回目に詳細を記述予定ですので、今回は英語と数学について割愛させていただきました。

【ギブアンドテイク】
今回、Uくんの社会科の勉強にAくんを付き合わせる形となりました。
これで両名の社会科の成績が上がってくれれば万々歳だと、塾長は考えています。

次は、Aくんの勉強にUくんを付き合わせる番です。
「何の勉強をするか考えて来てね。」
塾長は、こう言ってAくんにもうひとつの宿題を出しました。
これでイーブンです。

塾生たちが楽しくわいわいお互いに問題を出し合って、それが切磋琢磨しながら相互の成績を伸ばし合う結果になれば、こんなに嬉しいことはないと塾長は思うのです。

2022-12-16

QED進学塾の高校受験生(R)~第7回北辰テスト(12月号)の結果成績

QED進学塾の高校受験生のRくんは『北辰テスト』を毎回受験しています。
2022年4月24日(日)に実施された第1回北辰テスト(4月号)から、12月4日(日)に実施されたばかりの第7回北辰テスト(12月号)まで、ただの1度も受験しなかったことはありません。
つまり、ここまで皆勤賞なのです。
Rくんは、本当によく頑張っています。

そして、Rくんは、2023年1月29日(日)に実施される第8回北辰テスト(1月号=最終号)をも受験予定です。
年間8回の北辰テストを全て受験する受験生はそう多くはありません。
Rくんの北辰テスト年間コンプリートは目前です。
最後まで走り切りましょう。

第8回北辰テスト(1月号=最終号)の受験申し込み書の受付が、今日から始まっています。
たった今、塾長は同申し込み書をポストに投函したばかりです。
同時に、受験料の払い込みも済ませました。
これで受験の準備は万端です。

昨日、Rくんの北辰テスト12月号の結果成績が塾に届きました。
Rくんは、またしても5教科の北辰偏差値の自己ベストを更新しました。
素晴らしいことです。

2022年4月24日(日)の第1回北辰テストから、12月4日(日)の第7回北辰テストまでの期間は、7か月と10日(7.3か月)です。
その途中、Rくんの5教科の北辰偏差値が下がったことが1回だけあります。
それでも、その下げ幅はわずか0.2ポイントでした。

その1回を除いては、Rくんは5教科の北辰偏差値を毎回上げてきています。
すなわち、自己ベストを毎回更新しているのです。
いったいどれほど勉強したらこんなことができるのでしょう。
塾長は、Rくんの毎日の努力の積み重ねに頭が下がる思いです。

第1回から第7回の北辰テストまでの7か月強の間に、Rくんは5教科偏差値を何と7.2ポイントも上昇させることに成功しました。
単純計算で、毎月1ポイントずつの上昇です。
こんなものすごい勢いで偏差値を上げ続ける子を、塾長は見たことがありません。
塾長がRくんをどれだけ褒めても褒め足りないくらいです。

そんなRくんでも苦手なものはあります。
それは「覚える」ことです。
Rくんが得意な「考える」能力を100とすると、「覚える」は40くらいでしょうか。

しかしながら、今のRくんはその弱点をも克服しようとしています。

1.覚えることの各行の「頭文字」だけをまず覚える。
2.次に、上記の1.を含む文節を「1文節」だけを覚える。
3.最後に、全文を覚える。

こうして、覚えることを少しずつ増やして行く手法を、Rくんは自分のものにしつつあるのです。
これが奏功してくれることを塾長は願わずにはいられません。
そして、その成果が見られるのは、北辰テストの最終号の結果成績が塾に届く、来年の2月9日です。
この日ににっこり笑えるよう、これからいっしょにがんばって行きましょう。

2022-12-15

QED進学塾の中1生(U,K,A)~今回の英語・数学・社会科(1/3)

QED進学塾の中1生のUくん・Kくん・Aくん(入塾順)の今回の英語・数学・社会科です。
塾長は、今日から3部作で連載記事を書きます。
今日は、その第1回目です。

明日塾長は、高1生のSくんの記事を書くので、中1生の連載記事はお休みです。
連載の続きは、明後日以降に書く予定です。
記事のアップロードは日程的に連続していませんが、内容的には連続しているので、飽きずに読んでいただければ幸いです。

今回の主人公はAくんです。

【休み時間】
Aくんのお母さまからバームクーヘンとおかきの差し入れをいただきました。
ありがとうございました。
早速、中1生3名と塾長との4名でバームクーヘンを喫食いたしました。
おいしゅうございました。
おかきは、また次回にいただきます。
おかきを次回に回して、今回ドンタコス(セブンイレブンの期間限定品の半額処分品)を食したのは、社会科の教材としてドンタコスに活躍してもらうためでした。

【時間割】
1時間目=英語=Kくんの質問した「There is」の文。~学校の冬季課題の問題から。
2時間目=数学=Aくんの質問した「方程式」の文章問題。~2学期期末試験の問題から。
3時間目=社会科=Uくんの質問した「1問1答式問題」の学習法。~学年末試験の試験範囲から。

今回授業の時間割は、上記のとおりです。

【2時間目=数学】(Aくんの質問)
今回Aくんは、2学期期末試験に出題された試験問題の中から「方程式の利用」(代金に関する問題)を指名して、塾長に質問しました。
また、Uくんもこの授業をAくんと一緒に受講しました。
このとき、Kくんは1時間目に英語で習ったことを活用した演習問題を解いていました。

1.りんごが1個のときの計算式。
2.りんごが2個のときの計算式。
3.りんごが3個のときの計算式。
4.りんごがx個のときの方程式。
5.上記4.の計算。(筆算あり。)
6.上記4.の計算。(筆算を簡単にするための計算の工夫。)
7.上記4.の計算。(筆算を用いないで解くための計算の工夫。)
8.xの値(方程式の解)を求める。
9.上記8.に単位をつけて答えを書く。

Aくんは、自分が質問した問題をこれ以上ないほど詳細に学習して、その学習内容のすべてを吸収することができました。
しかしながら、ここで安心してはいけません。
なぜなら、このまま何もしないでいると、来週の今頃にはせっかく習ったことが全部消えてしまうかもしれないからです。
そうならないためには、とにかく復習に力を入れることです。
同じ問題を繰り返し解いてみましょう。
Aくんがこの問題を人に説明できるまでに、熟練度を上げることができたら大成功です。
それを目標にがんばりましょう。

また、今回Aくんは、数学のほか英語や社会科でも大きな収穫がありました。
社会科は連載記事の第2回目に、英語は同3回目に、それぞれ詳しく書くので、今回は割愛させていただきます。

2022-12-14

QED進学塾の高校受験生(R)~「思う」ためにはまず「学ぶ」

QED日誌の昨日の記事の続きです。

昨日塾長が同日誌に書いたように、Rくんは思考力に優れています。
「思う」素養は十分です。
しかしながら、「学ぶ」はRくんの苦手分野です。
Rくんは、せっかく思考力があるのに、それを生かすための材料をインプットすることにいつも苦戦してしまうのです。
これは実にもったいないことです。

「学ぶ」の語源は「まねぶ」です。
つまり、まねをするということ。
たとえ理屈が分からなくても、最初は「見よう見まね」でよいのです。
理論は後から身に着けてもよいのです。

とはいっても、まったく意味が分からないまま覚えるのは、「労多くして功少なし。」となってしまう恐れが多分にあります。
そこで、一工夫が必要です。

以前Rくんが1次関数の基礎知識を覚えたときの話です。

3行6個2行2個2個。
いあうえお。

いったい何の呪文かと思ったことでしょう。
これは、1次関数を学習するための知識の頭文字が「いあうえお」で、「い=3行・あ=6個・以下略」であることを表わしています。
つまり、謎の2行は、頭文字とそれに続くものが何行・何個あるのかをまとめた呪文だったのです。

この覚え方は、英語にも応用できます。

【step1】

【step2】
一般Vの
一般Vの
打ち消しnotくんを
主語Sの

【step3】
一般Vの否定文は、
一般Vのかげにかくれている助動詞doが、
打ち消しnotくんを連れて、
主語Sの前に出る。

Rくんは、覚えることに苦手意識があります。
前回授業では「一生できない。」という、負のパワーワードがRくんの口から飛び出しました。
特に、長い文を覚えることに対して、Rくんは強烈な苦手意識を持っています。

ですから、前述のように、
【step1】で頭文字だけを、
【step2】で各行の最初の文節だけを、
【step3】で全文を、
3段階のステップを踏んで覚えるという手もあります。
これは、階段の1段の上昇幅を細かく刻んで覚える作戦です。

中学英語で習うすべての否定文と疑問文は、上記のようにして4行で説明ができます。
4行×4パターン=16行。
この16行だけで否定文と疑問文が完全制覇できるのです。
ならば、これを覚えない手はありません。

「一生できない。」と言ったRくんが、「これならできそう。」と思える、そんな覚え方の工夫を、塾長はRくんと一緒に考えて行きたいと思うのです。

2022-12-13

QED進学塾の高校受験生(R)~学びて思わざれば

QED進学塾の高校受験生のRくんは、物事の意味をよく「考える」習慣が身に着いています。
そのため、Rくんの思考力は順調に伸長しています。
それに対して、Rくんは、思考に必要な知識、すなわち思考を組み立てるための材料となるべき基礎知識を「覚える」ことが苦手です。

昨日のQED日誌の記事に塾長は、『説明したり、ずっと身に着けておいたり』がRくんの不得手とするところであるという趣旨の文を書きました。
塾長は、今日のQED日誌にそのことについてもっと詳しく書きたいと思います。

ある物事を「説明」できるということは、その物事についての必要な知識をその意味するところも含めて正確に「覚えて」いるということです。
そして、エビングハウスの忘却曲線が示すように、完璧に「覚えた」と言えるものは何十年経っても覚えているもので、おそらく一生忘れることはないでしょう。

たとえば、塾長が14歳のときに暗唱した、松尾芭蕉の『奥の細道。』
当時塾長は、1か月間毎日暗唱を続けたものでした。
その結果、それから41年が経過した今でも暗唱文を覚えています。
何十年経っても忘れないのは、30日間の「反復学習」と「分散学習」の効果であると塾長は考えています。

前回授業で塾長は、Rくんに「(英語の否定文・疑問文の作り方と面積公式とを)1か月間毎日覚えよう。」と言いました。
しかしながら、Rくんは「一生できそうにない・・・」と、自らの自信のなさを正直に話してくれました。

最初から「できない。」「無理だ。」と思っていることを、ただひたすら1か月間継続するという苦行に、人は耐えることができません。
ですから、塾長は、まずはRくんが「できる。」と思ってくれることが、それが根拠のない自信ではなく裏付けのある自信であることが、必要不可欠なのではないかと考えました。
それは、Rくんの口から出た「一生できない。」という単語を、塾長が重く受け止めての考えでした。

学びて思わざれば則ち罔く、思うて学ばざれば則ち殆し。
これは、論語の一節です。
「学ぶこと」すなわち基礎知識をまず「覚える」こと、
そして覚えたことを材料にして自分の頭で「考える」こと、
その両方が大切なのだと、孔子は説いているのです。
塾長がこれを意訳するならば、「『覚える』と『考える』は学問の両輪。」です。

つづく

2022-12-12

QED進学塾の高校受験生(R)~今回の数学

QED進学塾の高校受験生のRくんの今回の数学です。

Rくんは、『埼玉県公立高校入試 数学大問1予想問題集』にて「等式の変形」を学習しました。
これは、毎年入試に出題されている問題で、お決まりのパターンがあります。
面積や体積の公式を知っていること(あるいはその場で組み立てられること)を前提に、その公式について「等式の変形」を要求するという、出題パターンです。

つまり、この問題には、
1.そもそも公式を知っているか。(あるいは導き出せるか)
2.上記の1.を正しく変形できるか。
の2つの要素があって、
その両方をクリアした者だけが正答にたどり着けるのです。

Rくんは、1.が苦手で2.が得意です。
今回Rくんは、1.の公式を「覚える」ことに2割、「導く」ことに8割の時間を割いて、3角形・長方形・平行四辺形・台形のそれぞれの面積公式を、互いに連携させながら図示して公式化することに成功しました。
よくがんばりました。

塾長「(上記4つの面積公式を)全部まとめて説明できる?」
Rくん「一生無理・・・」

Rくんは、ひととおり理解することができても、それを説明したり、ずっと身に着けておいたりすることには自信がないようです。
塾長がRくんに克服してほしい、そして一皮むけてほしいと願っているのが、まさにこの2点です。

塾長は、そのための手段を既に考えてあります。
数学だけでなくほかの教科にも応用が利く方法を。
詳細は明日のQED日誌にて。

2022-12-11

QED進学塾の小学4年生(Y)~今回の国語・算数

QED進学塾の小学4年生のYくんの今回の国語・算数です。

【国語】(30分間)
今回Yくんは、学校教材の『漢字ドリル』を勉強しました。
前回授業でYくんは、「未」と「末」の違いを「『未』は『み』と同じで下が長い。」と覚えました。
今回授業でもYくんは、「土」と「士」の違いを知ったうえで、「周」には「土」が含まれていることに気付きました。
このようにして、細部に気を配る習慣が身についてくればもうしめたもの。
漢字が得意になること間違いなしです。

【算数】(1時間30分)
今回Yくんは、『チャレンジ』にて「分数」を学習しました。

Yくん「あ。これ昨日習った(^o^)」
塾長「ナイスタイミング♪」

前回授業でYくんは、国語・算数・理科・社会を勉強して、塾長に「1日に4教科も勉強できるなんて、Yくんはすごいね。」と褒められたばかりです。
それでも、今回授業は「分数」を詳しく学ぶときだと塾長が判断しました。
「鉄は熱いうちに打て」です。

1.整数。
2.真分数。
3.仮分数。
4.帯分数。(=1.+2.)
5.4.の帯分数を3.の仮分数に直す簡便法。
6.和差積商。(+-×÷)

Yくんは、上記の6つの知識・技能を習得することができました。
ものすごくよく頑張りました。

Yくんは、仮分数の「仮」の字を「『人』(にんべん)が『反』対になっている。」と見ました。
仮分数は、分母よりも分子のほうが大きい分数です。
絵的には、小さいお母さんの上に大きい子どもが乗ってます。
だから、「反対」なのだと、Yくんは面白がっていました。
これで、Yくんが「仮分数」を忘れることはないでしょう。

ここまで、Yくんは「言葉」で分数を理解しました。
さらに、Yくんはケーキの「図」でも分数の意味を知ることができました。
このようにして、1つのことをいろいろな角度から理解することで、知識を覚えやすくしたり、忘れにくくしたりすることができます。
つまり、知識が「身につく」のです。

Yくんは、楽しく勉強できていて、勉強したことを着実に身に着けて行っています。
極めて順調です。
今後もこの調子で学力を積み上げて行きたいものです。
いっしょにがんばりましょう。

2022-12-10

QED進学塾の中学1年生(K)~本日は2学期期末試験の最終日

QED進学塾の中学1年生のKくんの通う学校では、今週の水曜日から2学期期末試験が実施されています。
そして、今日が同試験の最終日です。
本日の試験科目は、現代文・代数・英語演習の3科目。
前回塾で代数のテスト勉強をしたKくんは、今回英語演習を学習しました。
Kくんは、塾長に質問したいことを全て出し尽くして、明日の英語の準備は万端です。
これで自信を持って明日の試験に臨んでくれることでしょう。
塾長は、Kくんの試験結果を今から楽しみにしています。
武運を祈る!

【今回の英語】
Kくんは、塾で習ったことをよく覚えています。
そして、その知識を活用しての考察も積極的に行います。
今後もKくんがこの学習姿勢を継続してほしいと塾長は願っています。

前回授業でKくんは「複文」を学習しました。
複文とは、
When s v ・・・・・, S V ・・・・・. のように、
主語S(s)と述語動詞V(v)の組み合わせが2組ある文のことです。
大文字のSVのある文を「主節」と言い、小文字のsvのある文を「従属節」または「従節」と言います。
上記の例文では、コンマよりも前の文が「従属節」=「When節」=「ときを表わす副詞節」です。
さらに付け加えれば、「ときや条件を表わす副詞節は、未来のことでも現在形で書く。」という、覚えておかなければまず間違ってしまいそうな特別ルールがあります。

今回授業でKくんは、
Which で始まる疑問文 ,(コンマ)A or B ?
の疑問文の「,(コンマ)」について質問をしてきました。

前述の「When」は接続詞(疑問詞ではない)、「Which」は疑問詞なので、それぞれの意味は異なるのですが、Kくんの目には似た形に映ったのでしょう。
これは、前回授業の内容をKくんがよく覚えていた証拠です。
塾長にはそのことが、Kくんの「どうして『,(コンマ)』があるの?」という短い質問で十分に伝わってきました。

質問の答えは「同格の『,(コンマ)』」です。
文頭の疑問詞の「Which」を「O」(目的語)とすると、
「,(コンマ)」のうしろの「A or B」は「O’」(目的語)で、
「O=O’」の関係が成り立ちます。
だから「同格」なのです。

塾長は、Kくんのこの質問に嬉しくなりました。
今回の質問は短文でしたが、その内容は、
(1)習ったことを正確に覚える。
(2)その知識をほかの英文にも活かそうとする。
(3)上記(1)の英文と(2)の英文の差異に気付く。
(4)上記(3)の理由を質問する。
という、非常に充実したものでした。

Kくんがこのような学習姿勢を継続して行けば、英語が得意にならないはずがありません。
塾長は、その手応えを感じて嬉しかったのです。
これからもこの調子で頑張って行きましょう。

2022-12-09

QED進学塾の中学1年生(U)~今回の数学と家庭学習指導

QED進学塾の中学1年生のUくんの今回の数学と家庭学習指導です。

【数学】
Uくんは、おうぎ形の弧の長さと面積の公式、その公式がどのようにしてできたかの仕組みと成り立ち、その公式から「等式の変形」(反射・移行・分数式の入れ替えなど)を用いて新たな公式を導き出すこと、導出した公式に題意に即した代入をすること、代入した式を計算すること、などなど非常に多くの学習項目を、互いに相関性を持たせながら一連の流れで学習することができました。
Uくんが断片的な知識の単なる詰め込みではなく、習った知識の全てが繋がってその意味を理解することができたので、「血肉となった知識」を身に着けることができたことと思います。

【家庭学習指導】
とは言うものの、Uくんが塾で習って直ぐのタイミングならば分かっていたことでも、十分な家庭学習をしないまま放置してしまえば、その知識・理解はあやふやなものとなり、やがては消失してしまいます。
これでは学力の蓄積は望めません。
Uくん学力を伸ばすために、家庭学習は必要不可欠なのです。

それでは、どのような家庭学習をすれば、その学習効果に期待できるのでしょうか。
効果的な家庭学習のコツを極論と言えるほどに単純化すれば、「1にテスト、2に再テスト、3に再再テスト」です。
とにかく満点になるまでテストしまくることです。
こうして、基礎知識を確実に自分のものとするのです。

これは、誰にも当てはまる学習法ですが、特にUくんには有効だと塾長は考えています。
塾長がそう考える理由は2つあります。

ひとつは、今回授業でのこと。
Uくんが「等式の変形」という言葉を習った3分後に、「等式の変化」とノートに書いているのを塾長が発見しました。
この出来事が意味することは、Uくんは習ったことを「忘れる」以前に、正確に「覚える」ことができていなかったということです。

もうひとつは、2学期期末試験でのこと。
Uくんの得点の最も低かった教科が社会科でした。
塾長がUくんに「1問1答を勉強した?」と聞いたところ、Uくんは正直に「してない。」と答えました。

この2つのことから、塾長はUくんにこう言いました。
「毎日自宅で5教科のテストをやろう。」
「たとえば社会科ならば、『1問1答』を1行だけテストしよう。」

塾長がUくんにこのような家庭学習指導をしたのは、以下の(1)(2)(3)によるものです。

(1)Uくんに極端な苦手科目を作ってほしくない。(今回試験の社会科のように)
5教科バランスよく勉強してほしい。

(2)Uくんに「正確に覚える」習慣を身に着けてほしい。
学校の定期試験で「大体合ってる」答案を書いても丸はもらえません。
(前述の、〇=「等式の変形」。×=「等式の変化」。がその一例)
一言一句を正確に覚えてほしいのです。

(3)学習量には目をつぶって。
正確に覚えるのは大変です。
そのためには高い集中力が必要で、はっきり言って疲れます。
そんな勉強を「大量に」やれと言っても、それは無理な相談です。
だから、最初は少しずつでよいのです。
慣れてきたら学習量をだんだん増やして行けばよいのですから。

■毎日5教科を自宅でテストしよう。
■1教科あたりの学習量は少なくてもかまわない。
■5教科とも満点になるまで再テストを繰り返そう。

Uくんがこの3行を当たり前にできるようになったときが、Uくんの化け始める瞬間なのだと、塾長はそのように考えています。
いっしょに頑張って行きましょう。

2022-12-08

QED進学塾の高校1年生(S)~本日は2学期期末試験(数学A)

QED進学塾の高校1年生のSくんの通う学校では、今まさに2学期期末試験が実施されているところです。
本日は数学Aの試験日です。
Sくんにとっては、昨日の数学1と今日の数学Aが2科目が最難関科目で、東西の横綱と連日対戦するようなハードスケジュールです。

Sくんは、塾の数学Aの対策授業で、わずか1日に膨大な知識量を詰め込み、同日にその知識を活用した演習問題を数多く解きました。
その日はもともと2時間授業だったのを1時間延長して、さらに30分間の再延長、結局3時間半も勉強したSくんでした。
これは、塾の授業時間のおよそ2日分に相当します。
本当によく頑張りました。

2学期期末試験の数学Aのテスト範囲の中心は「三角関数」です。
Sくんは、試験範囲の問題を「公式を暗記して」解くのではなく、「意味を理解して」解くために、幅広い分野にまたがって勉強しました。

Sくんは、中3で履修した「三平方の定理」(ピタゴラスの定理)を復習したり、同じく中3履修範囲の「特別角」(2種類の3角定規の角と辺の比)も復習したり、ピタゴラスの定理からの発展で今回の期末試験で即使える3つの公式を導いたり、今ちょうど学校で習っているサイン・コサイン・タンジェントの公式を用いたり、より分かりやすく問題を解くために直角三角形の活用法を覚えたり、試験範囲の問題を解く強力な補助輪となってくれる予習事項(高2履修範囲の単位円や象限など)を学んだり、とにかく使える道具は何でも駆使しようという姿勢で貪欲に勉強しました。

圧巻は、授業時間の最後の30分間でした。
Sくんは、その前の3時間で学んだことをフル活用して、高校の採択問題集の『クリアー数学1・A』の2ページ分の「A問題」をわずか30分間で解き切ってしまったのです。
もちろんのこと、塾長はSくんを褒めちぎりました。
Sくんは、充実感に満ちた表情をしていました。

Sくんは、休み時間に飲まなかったミニコーラと食べなかったおやつを手に、意気揚々と帰宅の途につきました。
Sくんが言うには「家では(数学Aの)ほかの教科をテスト勉強する。」そうです。
この発言は、Sくんが数学Aに対する自信が持てた証でしょう。
Sくんが数学Aでどれだけ得点を稼いでくれるのか、塾長は今から楽しみで仕方ありません。

2022-12-07

QED進学塾の塾長~5回目のワクチン接種

QED進学塾の塾長の5回目のワクチン接種です。

一昨日の月曜日にはしもと内科クリニックで、塾長は新型コロナウイルスのワクチンを接種しました。
同内科医院は塾長が毎月1回ぜんそくを診てもらっている病院で、塾長は5回ともここで接種しています。

1回目=発熱なし。
2回目=39.6度。
3回目=39.6度。
4回目=39.9度。
5回目=39.9度。

1回目だけは何ともなかったものの、そのあとは毎回のように40度近い熱が出ています。
発熱のパターンも決まっていて、接種した当日ではなく、日付が変わった翌日の0時~1時ごろに急に発熱します。
そして、発熱からおよそ16時間後に、平熱の36.7度に戻るのもお約束です。

やはり40度近い発熱は、体力を大幅に削るのでしょう。
熱が下がったあともその日はずっと体がだるく感じられて、ジムで運動どころではなく、お風呂だけ入って帰ってくるのが恒例です。

5回目の接種をした一昨日の月曜日も、その翌日の昨日の火曜日も、2回目~4回目と同様の流れでした。
ここまで型にはまっていると、体調の変化を容易に予測できるのがせめてもの救いです。
なお、今はすっかり体調回復しています(^^)

(1)塾長は、児童・生徒の保護者さまに信頼してもらって、ご子息・ご令嬢を預けていただいている身であること。
(2)塾長は、ぜんそくの持病があり、ひとたびコロナウイルスに感染すれば、重篤化のリスクが大きいこと。
(3)塾長は、ワクチン接種の翌日に高熱が出ることが分かっているものの、苦しむのは1日だけ(およそ16時間だけ)で済むこと。

以上のことから、ワクチンを接種しない手はないと塾長は考えています。
これからも、継続的に接種する予定です。
万が一、塾長のワクチン接種が授業に影響をおよぼしそうなときには、必ずご連絡を差し上げますのでご安心ください。

2022-12-06

QED進学塾の高校受験生(R)~今回の数学

QED進学塾の高校受験生のRくんの今回の数学です。

Rくんは、『埼玉県公立高校入試 数学大問1予想問題』にて放物線(2次関数)を学習しました。
放物線の軸の方程式が「x=0」すなわちy軸であることや、「y=0」すなわちx軸について線対称な放物線は比例定数の符号が異なることなどを、図形的に理解することができました。

Rくんは、自分の得意分野も苦手分野もよく知っています。
Rくんは、それが分かっているからこそ、自宅でも塾でもツボを押さえた勉強ができるのです。

そんなRくんが弱点補強に力を入れても、それでもずっと残ってしまっている苦手なこともあります。
そのひとつが「座標軸」です。
「x軸」と「y=0」が完全に同一のものであり、原点を通る「よこ線」であることを、なかなか覚えられないでいるのです。

もちろん、塾長はRくんになぜそうなるのかの理由をきちんと説明しています。
Rくんが、理屈を理解することができて、納得したうえで覚えてくれたのならば、それが理想的であることはもちろんです。

ですが、それがいつもできる訳ではありません。
前述の「x軸」がその一例です。

そんなときは、理論から一旦距離を取ってとりあえず覚える、そののちにもう一度理屈を考える、これが塾長のお薦めです。
それでも意味が分からなければ、「理解」をきっぱりとあきらめて「覚える」に専念しましょう。

「x軸」は「『y0』こ線」(よこ線)だから、『y0』の間に「=」を入れて「y=0」である。
こんなふうに単純化してしまってもよいのです。
どんなにくだらない覚え方でも構いません。

理解して覚えることが理想。
でもどうしても理解できないこともある。
そんなときは「覚える」ことだけに全集中する。
覚え方は何でもよい。
受験勉強には割り切りも大切です。

埼玉県公立高校入試まで、「もう」残り3か月を切っています。
ですが「まだ」2か月半以上あると考えることもできます。
地に足の着いた受験勉強をして着実に実力を蓄えるには、塾長は断然後者の考え方を推奨します。
いよいよラストスパート。
最後まで一緒に走り切りましょう。

2022-12-05

QED進学塾の小学4年生(Y)~今回の国語・算数・理科・社会

QED進学塾の小学4年生のYくん今回の国語・算数・理科・社会です。

【国語】
Yくんは、学校教材の『漢字ドリル』にて漢字を勉強しました。
未来(ミライ)=未(いま)だ来(こ)ず。
月末(ゲツマツ)=月(つき)の末(すえ)。

ひらがなの「み」の横線は下のほうが長い。
だから、「未」の横線も下が長い。
こうして、Yくんは「未」と「末」の区別がつくようになりました。

【算数】
Yくんは、『チャレンジ』にて図形を学習しました。
今回の学習テーマは「対角線」でした。
「対角線が垂直に交わる四角形」が「ひし形・正方形」であることを、Yくんは図でも文章でも理解することができました。

【理科】
今回Yくんが塾長に質問をしなかった唯一の教科が理科でした。
Yくんは、『チャレンジ』の全問を完答、お見事でした。

【社会】
Yくんは、『チャレンジ』にて「資料を読み解く問題」を学びました。
『ゆたかになったと言えますか。』という問題の「ゆたか」という言葉がYくんには難しかったようです。
塾長が「お金や物や良心などがたくさんあること。」と説明すると、Yくんは直ぐに理解してくれました。

Yくんはまだ9歳児です。
「心のゆたかさ」という表現は9つの子には難しすぎるのではないか、塾長はそう思いながら授業していました。
それでもYくんはすんなりと理解してくれました。
Yくんの精神年齢の高さに驚かされた塾長でした。

さて、この問題には3つの資料が図示されていました。
Yくんは、3つのうちの1つに「年代別のお米の収穫量」があることに気付いて、「ゆたかになった」と結論付けることができました。

【おやつ】
Yくんは、休み時間におやつを食べることもしないで、一生懸命に勉強をしていました。
だからこそ、4教科も勉強できた訳ですが。

そんなYくんにはご褒美が必要です。
というわけで、塾長はYくんに「好きなおやつを1袋選んでいいよ。」と言いました。
Yくんは、勉強しているときと同じかそれ以上に真剣な顔でおやつを選んでいました。
そして、Yくんは気に入ったおやつを手に、にこにこ顔で帰宅して行きました。

2022-12-04

QED進学塾の中学1年生(K)~今回の英語

QED進学塾の中学1年生のKくんの今回の英語です。
Kくんは、持参した学校教材にて2学期期末試験のテスト勉強をしました。

【例文】Peter do not say anything because he was too tired.
Kくんは、同教材の上記の【例文】から非常に多くのことを学びました。
たった1行からこれほど学べるのかと驚くほどに。

「ェア+イ」(aiまたはay)=「エイ」
だから、sayは「セイ」と発音する。

原型ー過去形ー過去分詞形
say---said-----said
セイーセドゥーセドゥ
言うー言ったー言われた

肯定文=some=いくらかの。
疑問文=any=いくらかの。
否定文=not+any=no=全くない。

thing=もの・こと。
日本語の准体助詞(準体助詞)の「の」に相当する。

something・anything=いくらかのもの(こと)。
漠然としたもの(こと)なので「何か」という意味になる。

「ェア+ウ」(auまたはaw)=「オー」
だから、becauseは「ビコーズ」と発音する。

because節=理由を表す副詞節。
「節」も「句」も「と、その仲間たち」という意味。
svが両方とも揃っていれば「節」、そうでなければ「句」。

tooの日本語訳=「も」「あまりにも(形容詞・副詞)すぎる」

【例文】の日本語訳。
1.ピーターはあまりにも疲れすぎていたので、一言も話しませんでした。
2.ピーターは一言も話しませんでした。なぜならば、彼はあまりにも疲れすぎていたからです。

さて、ここまで書いてきた通り、今回Kくんは大変密度の濃い勉強をしました。
Kくんの得た知識は膨大でした。
収穫は大きかったと思います。

そして、それ以上の収穫が「勉強の仕方」をKくんが学べたことだと、塾長は考えています。
「何となく分かった。」は勉強したことになりません。
今回の勉強くらい詳細に学んでこそ「勉強した。」と言えるのです。
今回の授業でKくんがそのことを体感して、身をもって納得・理解してくれたのならば、これこそが最大の収穫であったと塾長は思うのです。

2022-12-03

QED進学塾の高校1年生(S)~今回の数学

QED進学塾の高校1年生のSくんの今回の数学です。

今回の授業の冒頭に、Sくんは前前回授業で学習した「xy座標平面」と、前回授業の「定義域・値域」のおさらいをしてから、今回の学習テーマである「位置関係」を学習しました。
これをもう少し詳しく言うと、「放物線と直線y=0(x軸)との位置関係」です。
この関係を利用して「2次不等式を解く」のが今回学習のメインテーマでした。

Sくんは、新しい知識を続々と吸収して行きます。
そして、その知識を活用して演習問題を次々と解き進めて行きます。
たまにSくんの鉛筆が止まることもありましたが、そんなときSくんは塾長に要領を得た質問をしてくれます。
Sくんの質問が分かりやすいので、質疑応答が実にスムーズです。

「位置関係」は3つに大別されます。
1.放物線がx軸と異なる2点で交わっている。
2.放物線がx軸と1点で接している。
3.放物線がx軸と離れている。

Sくんは、上記の「3択」を図示して問題を解く技を覚えました。
百聞は一見に如かず。
一目で分かる図ほど分かりやすいものはありません。

この図の見方についてのSくんの疑問点は、
放物線に「〇1 y=」を、x軸に「〇2 y=0」を、必要に応じて「〇3 y=k」を、それぞれ書き込むことで解決しました。

さらにSくんは、
(1)公式。
(2)代入。
(3)計算。
という、数学・物理・化学における定番と言っても過言ではない、3stepによる解法を覚えました。
Sくんがこの3stepを問題演習を積み重ねながら身に着けて行ってくれることを、塾長は期待しています。

さて、Sくんの通う学校では、いよいよ来週から2学期期末試験が始まります。
Sくんの数学の目標得点は明確です。
そこを超えられるよう一緒にがんばって行きましょう。

2022-12-02

QED進学塾の中学1年生(U)~2学期期末試験の答案返却

QED進学塾の中学1年生のUくんの通う学校では、2学期期末試験が先週末に実施されました。
今週、その答案が続々と返却されています。
Uくんは、試験問題と答案とをセットで大量に抱えて登塾してきました。
その中で塾長が特に気になった教科は社会科でした。

今回の試験でUくんの得点の最も低かった教科が社会科でした。
社会科の試験問題には難問も出題されていました。
資料を読み解く力や思考力の試される問題が、その難問に該当します。
しかしながら、そのような問題はごく一部で、難易度の低い問題のほうが主流でした。
さらに言えば、Uくんが普段勉強している『必修テキスト』の「1問1答」だけ(全ページ数の12分の1だけ)満点になるまで勉強しておけば、得点できる問題が大半だったのです。

塾長「1問1答を勉強した?」
Uくん「してません。」
塾長「(問題集の)12分の1なんだから、満点になるまで再テストしようよ。」
Uくん「はい。」
敗因は、シンプルでした。

さて、次の定期試験は、1年を締めくくる学年末試験です。
同試験でUくんが同じ過ちを繰り返さないことを塾長は願うばかりです。
「1問1答」に1点集中、全力投球。
脇目も振らずに頑張ってほしいところです。
やることはひとつ。
「1問1答」が満点になるまで、何度でも再テストを繰り返すことです。

捲土重来を期す。

2022-12-01

QED進学塾の中学1年生(A)~お誕生日おめでとう

QED進学塾の中学1年生のAくんは、直近の授業の当日に13歳になりました。
お誕生日おめでとう(^^)

塾長は、Aくんのお誕生日をその当日に知りました。
Aくんの希望した飲み物(カルピスソーダ)と、「ままどーる」とポテトチップスとハッピーターンとを、休み時間に喫食してささやかなお祝いをしました。
塾長からのお誕生プレゼントは、フェイスマスク(化粧水・美容液・乳液・パックの1枚4役×5回分)でした。
これらの全部が塾にあったものばかりで、急遽間に合わせた感が満載ですが、それでもAくんは嬉しそうでした。
本当に良い子です。
塾長は、13歳になったAくんのますますの成長を期待せずにはいられません。

Aくんの通う学校では、先週2学期期末試験が実施されました。
そして、テスト明けの今週から数学の新単元の図形を履修開始しました。
というわけで、今回塾でAくんは新単元をさっそく学習しました。

お誕生日でご機嫌のAくんは、いつにも増して頭の回転が速く、塾長の出題する問題を次々と正解して行きました。
最終問題は塾長の自作問題。
「同一の角を5通りの方法で書き記せ。」という難問でした。

これに対してAくんは、
「角B=角ABC=角CBA=角ABD=角DBA」という、
寸分たがわぬ正答を導き出しました。
角の表現方法を習ったばかりの中1生が、よくぞ完璧な答案を作成できたものです。
お見事でした。

これは、Aくんにとって大きな自信となったことでしょう。
Aくんが図形問題に手ごたえを感じたまま、よいイメージを持ったまま授業を終えることができ、気分よく帰途に就いたことが今回授業の最大の収穫でした。

生徒が新しい単元を履修開始したばかりの時期に、「なんだか難しそう。」と苦手意識を持つのと、「これならできそう。」と好感触をつかむのとでは、その後の学習の進み方に雲泥の差があります。
Aくんが後者に回ることができて、塾長はほっと一安心しているところです。
この調子で一緒にがんばって行きましょう。

【追記】
「今日は私のお誕生日。」
「ジャニーズの〇〇くんも同じ誕生日。」
Aくんは、嬉しそうにこう話してくれました。
塾長は、それをメモ(カレンダーに書き込み)しました。
これは「大事なこと」だからです。