2022-12-06

QED進学塾の高校受験生(R)~今回の数学

QED進学塾の高校受験生のRくんの今回の数学です。

Rくんは、『埼玉県公立高校入試 数学大問1予想問題』にて放物線(2次関数)を学習しました。
放物線の軸の方程式が「x=0」すなわちy軸であることや、「y=0」すなわちx軸について線対称な放物線は比例定数の符号が異なることなどを、図形的に理解することができました。

Rくんは、自分の得意分野も苦手分野もよく知っています。
Rくんは、それが分かっているからこそ、自宅でも塾でもツボを押さえた勉強ができるのです。

そんなRくんが弱点補強に力を入れても、それでもずっと残ってしまっている苦手なこともあります。
そのひとつが「座標軸」です。
「x軸」と「y=0」が完全に同一のものであり、原点を通る「よこ線」であることを、なかなか覚えられないでいるのです。

もちろん、塾長はRくんになぜそうなるのかの理由をきちんと説明しています。
Rくんが、理屈を理解することができて、納得したうえで覚えてくれたのならば、それが理想的であることはもちろんです。

ですが、それがいつもできる訳ではありません。
前述の「x軸」がその一例です。

そんなときは、理論から一旦距離を取ってとりあえず覚える、そののちにもう一度理屈を考える、これが塾長のお薦めです。
それでも意味が分からなければ、「理解」をきっぱりとあきらめて「覚える」に専念しましょう。

「x軸」は「『y0』こ線」(よこ線)だから、『y0』の間に「=」を入れて「y=0」である。
こんなふうに単純化してしまってもよいのです。
どんなにくだらない覚え方でも構いません。

理解して覚えることが理想。
でもどうしても理解できないこともある。
そんなときは「覚える」ことだけに全集中する。
覚え方は何でもよい。
受験勉強には割り切りも大切です。

埼玉県公立高校入試まで、「もう」残り3か月を切っています。
ですが「まだ」2か月半以上あると考えることもできます。
地に足の着いた受験勉強をして着実に実力を蓄えるには、塾長は断然後者の考え方を推奨します。
いよいよラストスパート。
最後まで一緒に走り切りましょう。

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