2022-12-26

QED進学塾の高校受験生(R)~今回の数学・理科

QED進学塾の高校受験生のRくんの今回の数学・理科です。

Rくんは、先週から引き続いて今週も『埼玉県公立高校入試 予想問題 数学大問1』にて、空間図形を学習しました。
ここまでの学習でRくんは、柱の体積・すいの体積・柱の表面積を学びました。
ものはついでです。
次週は、同書に問題の掲載がない「すいの表面積」を学習して、柱とすいの体積と表面積の学習の仕上げとします。

Rくんは、柱の表面積の学習の「ものはついで」に理科の圧力の計算問題と記述式問題とを学びました。
Rくんが解いたのは、埼玉県公立高校入試の理科の問題の出題傾向に即した、「塾長の自作問題」です。
「ついで」というには、あまりにへビーな学習内容だったかもしれません。

その学習教材はティッシュ箱でした。
箱の形は直方体なので、全部で6つの面があります。
上下・前後・左右がそれぞれ合同な面なので、面の種類は3つです。
この3種の面を、その面積が小さい順にA・B・Cと名前を付け、それぞれの面を底面とした場合の圧力の違いについて、Rくんに考察してもらいました。
狙いはもちろんRくんの計算力と記述力の両方を鍛えるためです。
Rくんは、この難問を見事にクリアしました。
大変よく頑張りました。

教科の垣根を超えた融合問題を解くことには意義があります。
1.関連性を学ぶことで、より一層理解が深まる。
2.学んだことが血肉になる、身に着けたことを忘れない。
3.ばらばらに学ぶよりも、短時間で学習できる。

上記の3.について、もう少し詳しく書きます。
たとえば、Rくんが今回の数学の学習内容を習得するのに1時間かかったと仮定します。
理科も同様に1時間とすると、学習時間の合計は2時間です。
ところが、数学と理科の学習内容に関連性を持たせて、融合問題の形で総合的な学習をすると、もっと短時間で勉強することができます。
実際に、Rくんがこの学習に要した時間は1時間半でした。
そのうえ、上記1.2.の効果が得られるのですから、これはもう総合学習をやらない手はないのです。

今回Rくんは、数学の「空間図形」と理科の「圧力」の2つを学びました。
と同時に「学び方」を学びました。
これをRくんが今後の学習に生かして行ってほしいと塾長は願っています。

生かせるのは、理数科目だけではありません。
文系科目でも、同様の学習ができます。
現実に、国語と社会科を同時並行で学習するための教材がTM出版社の既刊本にあったりします。
(さらに詳しい情報は、QED日誌に教材に関する記事を後日書きますので、そのときにお読みください。)

教材に頼らなくても、工夫次第で総合学習はできます。
その一例が、国語でも社会科でも学ぶ文学史です。
国語で文学の内容を学ぶと同時に、歴史で同書物の書かれた時代背景を学ぶ、このようなこともできます。
要は、どれだけ興味関心を持って学ぶかなのです。
Rくんが探求心を持って楽しみながら勉強を続けてくれること、そしてその結果として学力と成績とがついてくること、それが塾長の変わらぬ願いです。

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