2022-04-30

QED進学塾の高校受験生(R)~今回の英数と次回の学習予定

QED進学塾の高校受験生のRくんの今回の英数と次回の学習予定です。

【英語】
人称代名詞一覧表のテストを実施しました。
Rくんは見事満点を取ることができました。
よくがんばりました。
この調子でどんどん先へと進みましょう。
Rくんが同表を最後まで覚えた暁には、次なる目標の英作文を履修開始します。
英作文の学習は、英文法を英単語を同時に鍛えるフェーズです。
Rくんが毎日少しずつでも文法力と語彙力を積み上げて行ってくれることを塾長は期待しています。

【数学】
因数分解の公式判別表と平方数の1~20のテストを行いました。
Rくんは、ここでも満点!(平方数の12番目まで)
お見事でした。
次回のテストでは、13番目から20番目の平方数に挑戦しましょう。
数学のテストも英語同様かそれ以上に「完走」が近いです。
Rくんが全力でラストスパートをかけてくれることを塾長は願っています。

さて、次回の学習予定です。
1.「地震の計算問題」の続き。
2.人称代名詞一覧表のテスト。
3.因数分解の公式判別表のテスト。
4.平方数のテスト。
5.『計算の級別トレーニング』3級「因数分解」の問題演習。
6.情報の取捨選択。
以上の6本立てです。

情報化社会の発展に伴い、入試問題や模試問題にも情報の取捨選択が求められる問題が増えてきました。
このような問題は、年々増加傾向にあり、その流れは今後も続くものと見られます。
つまるところ、世の中の流れと入試問題の傾向とは相関関係があり、その関係はいつの時代においても変わらないのです。

その最も顕著な例が「第1回北辰テスト」の理科の大問1の1番でした。
同問題は、地震の問題でした。
地震波には、P波(速い波・縦波)とS波(遅い波・横波)があります。

(注)
ほかにL波(表面波)と呼ばれる地震波もあるのですが、それは地学の大学入試の範囲なので高校入試に出題されることはありません。

同問題には、P波とS波の両方のデータが掲載されていますが、問題を解くために必要なデータはP波のみで、S波はこの問題に全く関係がありません。

つまり、全データ(あるいは全文)を読んでから問題を解こうとすると、余計な情報を取り入れたばかりに問題を解くのに時間がかかったり、頭の整理がしにくくなったりといった弊害が生じるのです。

ということは、何が必要な情報で何が不要な情報なのかを瞬時に見抜く力、すなわち「情報の取捨選択」の能力が、同模試の最初の問題(大問1の1番)からいきなり問われていることになります。

ところで、Rくんは細部にこだわり過ぎることが多々あります。
問題を隅々まで読んで、その全てを理解して問題を解こうとする傾向があるのです。
それでは、試験時間的にも、正答率的にも、ダブルで不利になってしまいます。

一方、Rくんは人が気付かないところを直ぐに気付く「目」を持っています。
塾長が全く気付いていない、作り始めたばかりの小さなハチの巣に気付いてくれたのもRくんでした。
(おかげで巣が小さいうちにダスキンターミニックスに駆除してもらうことができました。)

これらのことを総合的に見て、Rくんの得点を増やすための最も有効な手段は、「目の付け所」を鍛えることではないかと塾長は考え、そのことをRくん本人にも伝えています。

1.問題を解くために必要な知識を身に着けること。
2.1.を答案作成・得点に結び付けること。
3.2.のために問題を見る「目」を鍛えること。

この3つが達成されたとき、Rくんの点数が飛躍的に伸びることを、塾長は信じて疑いません。
Rくんは伸び代(のびしろ)だらけなのです。
にもかかわらずRくんの成績を伸ばせなければ塾長の責任であると、塾長は自らにプレッシャーをかけて、Rくんの指導に全力であたる覚悟です。
Rくんがこれから一皮も二皮も剥けてくれると塾長は確信しています。
そして、その日が1日も早く訪れることを切に願っています。

2022-04-29

QED進学塾の高校受験生(T)~今回の理科・国語と次回の学習予定

QED進学塾の高校受験生のTくんの今回の理科・国語と次回の学習予定です。

【理科】
Tくんは以下のような植物の仕組みを学習しました。

師管+道管+形成層=維管束。
胚珠→種子。
子房→果実。

Tくんが前回学習した、合力(力の合成・ベクトルの合成)と分力(力の分解・ベクトルの分解)の作図が熟達しています。
塾長は、Tちゃんが作図を学校の先生に褒められたとの報告を聞いて、大変うれしく思いました。
Tくんが平行四辺形とリレー方式の両方とも作図の腕を上げ、1学期中間テストの理科の得点源にしてくれることを塾長は期待しています。

【国語】
Tくんは「第1回北辰テスト」の国語で出題された文法問題を今回学習しました。
Tくんは、以前学んだ品詞分類表を頭に思い浮かべながら、それを文章で説明して、品詞が何であるかを論理的に述べることができました。

Tくんはお家でお母さまに同問題を説明します。
品詞分類表を見ながらの説明です。
人に説明すること(アウトプット)は、自分が学んだ知識を自らの血肉として身に着け、完全に自分のものにするために非常に有効な手段です。
ぜひ挑戦してほしいところです。

【休み時間】
塾長は、Tくんの描いた絵画を見せてもらいました。
作品のテーマは「生命の繋がり」でした。
心温まる色彩と図柄に、塾長は我知らずほっこりした笑みを浮かべていました。
これからもTくんが塾長に絵画や書道などの芸術作品を見せてくれることを、塾長は楽しみにしています。

【次回の学習予定】
1.『家庭学習ノート。』
2.『第1回北辰テスト。』(理科=地震の計算問題など)
3.『計算の級別トレーニング』3級「因数分解。」
4.『第2回北辰のかこもん。』
以上の4本立てです。

2022-04-28

QED進学塾の大学受験生(Y)~今回の現代国語・小論文と次回の学習予定

QED進学塾の大学受験生のYくんの今回の現代国語・小論文と次回の学習予定です。

Yくんは、私立文系の大学・学部に進学を希望しています。
今回Yくんは、現代国語の大学受験対策問題集を塾に初めて持参しました。
2時間の塾の授業時間のうち、1時間50分を現代国語に、残りの10分を小論文の学習に充てた今回は、国語づくしの1日となりました。
Yくんは、問題文の読み進め方などの大枠や、50字を超える文字数を短時間で数える小技などを学習し、文章理解を深めることと解答速度を速めることとを両立させる術を学びました。

Yくんは、推薦入試での大学受験を予定しています。
推薦入試では、小論文や面接が課せられるケースが多く、そのための入試対策は欠かせません。
今回Yくんは、「結論→本論→結論」という3部構成の小論文の書き方を学習しました。
Yくんがこの構成を自分の「型」として、その熟練度を上げる演習を積んでほしいところです。
練習した分だけ確実に上達するのが小論文です。
1週間に1本ずつでもよいので、小論文を書く訓練を継続的に行いましょう。

さて、次回の学習予定です。
今回の現代国語・小論文に関する追加質問があれば、最初にそれを受け付けます。
そののちに、通常通りの英数の学習に戻ります。

2022-04-27

QED進学塾の高校受験生(R)~今回の国語・理科と次回の学習予定

QED進学塾の高校受験生のRくんの今回の国語・理科と次回の学習予定です。

Rくんは、埼玉県随一の公開会場模試である「第1回北辰テスト」を受験したばかりです。
塾長が何も言わずとも、Rくんは同模試の5教科の問題を一式揃えて登塾してきました。
「自分は今日これを勉強するんだ。」
そんなRくんの意思が塾長に伝わってきました。
鉄は熱いうちに打て。
早速塾長は、同模試の国語と理科の問題を塾の授業で取り上げました。

【国語】
Rくんは、漢字をその成り立ちから学習しました。
漢字の大部分は「形声文字」です。
「形」は意味を、「声」は音読みを、それぞれ表しています。
すなわち、「形声文字」は、意味を表す部分と音読みを表す部分とで構成されているのです。

模試や入試の国語の問題には、必ず漢字の「読み」と「書き」が出題されます。
「書き」の問題は、その漢字を知らないと書けないので、文字力と語彙力の勝負です。
ところが「読み」(音読み)は、そうではありません。

たとえば、「泳」の字が読めない子がいたとします。
それでも、「さんずい」が水を意味することを知っていれば、その部分が「意味」を表す部分だと理解できます。
そこで、「泳」の「さんずい」を指で隠すと「永」になります。
つまり、「永」の部分は「音読み」を表す部分と分かります。
ということは、その子が「永」(エイ)という読み方さえ知っていれば、「泳」を「エイ」と音読みすることができるのです。
このようにして、読み方を知らない漢字であっても、その漢字の一部分の「音読み」を知るだけで読めてしまうことは多々あるのです。

さて、同模試には漢字の問題が5問出題されました。
「音読み」を問う問題が2問。
「訓読み」を問う問題が1問。
「書き」の問題が2問。
以上で計5問です。

このことからも分かるように、漢字の「読み」の問題は、「訓読み」よりも「音読み」が多く出題される傾向にあります。
ですから、知らない漢字の音読みを問われたら、その字の「一部分を指で隠す」作戦が有効なのです。

ところで、2字熟語の9割は「音+音」「訓+訓」のように同種の読み方をします。
これが基本です。
「音+訓」の「重箱読み」や「訓+音」の「湯桶読み」は、中学入試ではよく出題されても、高校入試や大学入試にはあまり出題されません。
なので、基本通りに「音+音」「訓+訓」で読んだほうが得策なのです。

今回Rくんは、上記のような感じに関する知識を学びました。
知らない漢字の読みが試験問題に出題されたら、諦めてしまうのがこれまでのRくん。
知らない漢字の読みが試験問題に出題されたら、「指で隠す」作戦で「音+音」の読み方を解答用紙に書くのがこれからのRくんです。

今回Rくんが学んだのは、漢字だけではありません。
Rくんは「指で隠す」作戦を学習することで、分からない問題でも諦めずに何とかして「答えを捻りだす」姿勢をも学ぶことができたのです。
この姿勢は、どんな試験のどんな教科にも有効です。
「得点を1点でも多くもぎ取ってやる。」
そんな貪欲な姿勢が、テストの点数を押し上げるのです。

翻って理科。
今回Rくんは、「第1回北辰テスト」に出題された「地震の計算問題」の初歩を学びました。

さて、次回の学習予定です。
1.「地震の計算問題」の続き。
2.人称代名詞一覧表のテスト。
3.因数分解の公式判別表のテスト。
4.『計算の級別トレーニング』3級「因数分解」の問題演習。
以上の4本立てです。

2022-04-26

QED進学塾の高校受験生(T)~第1回北辰テストを終えて(2)

QED日誌の前回記事の続きです。

鉄は熱いうちに打て。
今回の授業でTくんは、受験したばかりの「第1回北辰テスト」の国語のテスト反省をしました。
学習テーマは「文法」の品詞分類でした。

Tくんは、塾で「品詞分類表」を既に習っています。
そして、それをよく覚えています。
今回の授業で塾長は、その表を文章化して教えました。

一例を挙げると、
「活用のある自立語で連体修飾語になる単語を連体詞という。」
「活用のある自立語で連用修飾語になる単語を副詞という。」
おまけですが、「連用詞」という言葉はありません(笑)

Tくんは、家庭学習をものすごく頑張る子です。
「品詞分類表」と「その表を文章化したもの」とを比較対照しながら学習し、より理解を深めてくれることを塾長は期待しています。
(書道のない日にゆっくりでいいよ(^^)

翻って理科。
Tくんは、学校授業でベクトルの合成(力の合成・合力)を学習しました。
そして、その作図の仕方がよく分からないと、今回の授業で質問をしてきました。
塾長は、学校プリントを4枚コピーして、2つの方式で合力の作図を教えました。

1.平行四辺形。
2.リレー方式。

Tくんは、2通りの解き方でプリントの合力の問題の全問を最後まで解き切ることができました。
よくがんばりました。

今回の授業は、学習内容が濃密だったため大忙しでした。
Tくんが「塾長に見てほしい。」と言っていたプリントを、見る時間がなかったのが塾長の心残りです。
それは次回のお楽しみに取っておきたいと思います。

QED進学塾の高校受験生(T)~第1回北辰テストを終えて

QED進学塾の高校受験生のTくんは、埼玉県随一の公開会場模試である「第1回北辰テスト」を受験したばかりです。
その受験日の前日に、Tくんは『第2回北辰のかこもん』を模試本番と同じ時間帯・時間割で自宅受験し、翌日の模試当日を準備万端で迎えました。

これは、塾長の指示ではなく、Tくんが自ら進んで行ったことです。
Tくんは、模試をベストな状態で受験するために何をすればよいのかを自ら考え、そしてそれを実践することができました。
とても素晴らしいことです。

Tくんは、初めての公開会場模試をリズムよく受験できたことでしょう。
模試前日の『北辰のかこもん』の自宅受験と同じリズムで。

さて、今回の授業の冒頭で、Tくんは塾長に嬉しい報告をしてくれました。
「第1回北辰テストの社会科の問題に『第2回北辰のかこもん』とほとんど同じ問題が出題されていたよ。」

「運も実力のうち。」という慣用句があります。
塾長は、もう一歩踏み込んでこのように考えています。
「運を引き寄せる力のことを実力と言う。」

社会科で同じ問題が出題されたのは、運が良かったとも言えます。
しかしながら、それはTくんが実力で引き寄せた運に他なりません。

Tくんの学力の源は「努力する才能」にあります。
もっと言うなら「自ら進んで努力する才能」「努力し続ける才能」です。
今回の模試の社会科での「運」は、Tくんが持てる才能を存分に発揮して、自らの実力でつかみ取った「運」であると塾長は考えています。

つづく

2022-04-25

QED進学塾の中学1年生(U)~学習意欲満点

QED進学塾の中1生のUくんは、先々週に初めて塾の門を敲き、無料体験授業を受講しました。
先週Uくんは、通常授業の第1回目を受講したばかりです。
そして、来週からUくんは通塾回数を週1回から週2回に増やします。
回数増は、塾長が薦めたのではなく、Uくんが自ら決めたことでした。
このUくんの学習意欲の高さに、塾長は心からの拍手を送ります。

Uくんは、分からないことを決してそのままにしておきません。
「学校授業のここが分からなかった。」
そう正直に言える子です。
Uくんが通塾回数を増やしたのは、分からないことをもっと塾で質問したいという思いからでした。

塾長は、そんなUくんの思いに全力で応えます。
数英を学習の中心に据えて。
特に、数学の計算と英文法と英単語に力点を置いて。
欲張って理科の計算問題も、国語の文法も、社会科の用語も。

塾長は、Uくんが塾に来ない日も家庭学習を頑張れるようにしたいと考えています。
たとえば、社会科の用語には見慣れない漢字が使われていたり、意味の分かりづらい言葉があったり、難易度の高いものが多いです。
Uくんが学校授業で読めない・分からない用語があったら、直ぐに質問しましょう。

文字が読めること。
意味が分かること。
まずは、この2つが学習の基礎でありスタート地点です。
先の例に挙げた社会科の用語でも、英単語でも、文法用語でも、どんな教科でも。

Uくんが「読める+分かる」になって塾から帰宅すれば、家庭学習は驚くほどスムーズに進みます。
家庭学習がはかどれば、Uくんの学習意欲はさらに増します。
勉強すればするほどに成績が上がります。
すると、もっともっとと欲が出てきて、ますます熱心に勉強します。
これが理想的な好循環です。

まだ入塾したばかりのUくんが、1日も早く家庭学習の習慣を身に着け、学習のリズムをつかみ、前述のような好循環の輪の中に入ってくれることを、塾長は大いに期待しています。

2022-04-24

QED進学塾の高校受験生(R,T)~本日は第1回北辰テスト(2)

QED日誌の前回記事の続きです。

問題文には『気体を』と書かれています。
会話文8行のうちの最初の2行にたくさんの物質名が出てきますが、その中で明らかに「気体」と分かる物質名は「二酸化炭素」だけでした。

しかしながら、回答欄に「二酸化炭素」と書いてはいけません。
それは、題意と異なる答えだからです。

この問題文には『化学式で』と書かれていますから、「CO2」と書きます。
これが「題意に合った」答えの書き方です。

そして、この問題の正解は「CO2」でした。
ちなみに、この問題の配点は3点でした。

この問題の実験に関する長文の全文を読まずとも、長文中から会話文の部分だけを探し、その冒頭のたった2行だけを読んで、「題意に合った」答え、すなわち気体の化学式である「CO2」を導き出すことは可能です。
これができた子は、比較的短時間で「CO2」という正答を書くことができて、「3点」をゲットすることができたというわけです。

そして、理科の試験問題の全てを解き終わったとき(実際に解けたかどうかは別にして解答欄を埋め終わったとき)、それでも時間が余っていれば改めて長文を読み直せばよいのです。
そうすれば、「CO2」が本当に正しい答えなのかを確かめることができるでしょう。

最後にまとめです。
試験とは、有限な資源である「試験時間」を、如何にして最大限に有効活用できるかの勝負である。
極論かもしれませんが、これも「試験」の持つ一面であると塾長は考えています。

塾長は、本日の「第1回北辰テスト」を両名が全力で、しかも平常心で、試験時間を目一杯に活用して、最後の最後まで戦い抜いてくれることを願っています。

武運を祈ります。

QED進学塾の高校受験生(R,T)~本日は第1回北辰テスト

QED進学塾の高校受験生のRくんとTくんは「第1回北辰テスト」を本日受験します。
両名が公開会場模試を受験するのは、今日が初めてのことです。
初舞台ではあるものの、両名が「平常心」を保って普段通りの実力を発揮してくれることを塾長は期待しています。

試験時間は有限です。
ですから、時間配分の巧拙が得点を左右します。
これはどんなテストにおいても言えることです。
特に、公開会場模試では正答率が1割未満の難問から9割超えの易問まで幅広く出題されます。
すると、時間配分の重要性はさらに増します。

時間配分をどうするかは、受験生の主観によって判断します。
また、受験生が「どう判断したか」を自分で見て直ぐに分かるようにするために、問題番号に印をつけておくとよいでしょう。

1.受験生が「短時間で得点できる。」と判断した問題。(○印)
たしかめ算をするなどして、安全確実に得点に結び付けましょう。

2.受験生が「得点できそうだが時間がかかりそう。」と判断した問題。(△印)
時間をかけずに「仮の答え」を取り合えず書き込んでおきます。
そして、ひととおり最後まで試験問題を解き終わったのち、△印の問題をもう一度改めて考えてみましょう。

3.受験生が「時間をかけても得点できそうにない。」と判断した問題。(×印)
この種の問題に時間をかけてはいけませんし、解答欄を空欄にしてしまうのもいけません。
できるだけ短時間で「題意に合った」答えを答案に書き込みましょう。

さて、『北辰のかこもん』の第1回理科にこのような問題がありました。
【問題】
会話文から考えて、この実験で発生する気体を化学式で答えなさい。

この問題は、実験の記述をした文章がとても長いので、「○印」の問題には該当しません。
ほぼ全ての受験生は、この問題を「△印」か「×印」の問題と判断することでしょう。

長文を全部読む必要はありません。
問題文に『会話文から考えて』と書いてありますから、とりあえず会話文の部分を探してそこだけを読んでみましょう。

会話文では、発言している人の名前が左端に書かれています。
つまり、長文の左端だけをざっと見て、登場人物の名前があるところが会話文の部分です。
この問題では、8行程度の会話文でした。

つづく

2022-04-23

QED進学塾の高校受験生(R)~今回の数学と次回の学習予定

QED進学塾の高校受験生のRくんの今回の数学と次回の学習予定です。

今回の授業の冒頭にRくんはこう言いました。
「分数の計算を教えて下さい。」

Rくんは、学校の数学の授業で今『計算の級別トレーニング』の5級を履修中です。
その日の授業では、かけられる括弧とかける括弧の両方に分数がある式の展開を学習したそうです。
Rくんは、それがよく分からなかったという理由で「分数の計算を教えて下さい。」と言ったのです。

塾長は、大喜びしました。
Rくんが自分の学習課題・学習目的を持って登塾してきたことに。
Rくんが学校授業のどこがどう分からなかったを自分で把握できていたことに。
つまり、二重の喜びだったのです。

というわけで、今回Rくんは『計算の級別トレーニング』の5級の問題の中から、塾長が選んだ分数の問題を演習しました。

1.「プラス長い棒」と「マイナス長い棒」を用いた解法。
2.形は分数でも実際は整数と同様に計算できる解法。

Rくんは、上記の2つの解法を学び、それらを適材適所で使い分けることができるまでに習熟しました。

塾長は、同様の解法で解ける問題をRくんの宿題にしました。
ぜひ完答してほしいところです。

さて、次回の学習予定です。
(1)『計算の級別トレーニング』5級。(宿題の添削)
(2)『計算の級別トレーニング』3級。(Rくんが塾で履修中の因習分解の続き)
(3)『みるみるわかるステップ式英語1』巻末の「人称代名詞一覧表」
(4)「第1回北辰テスト」の模試反省。
以上の4本立てです。

2022-04-22

QED進学塾の高校受験生(T)~今回の理数と次回の学習予定

QED進学塾の高校受験生のTくんの今回の理数と次回の学習予定です。

【理科】
Tくんは、登塾すると直ぐに「理科を教えてほしい。」と塾長に言いました。
Tくんの通う学校では、理科の授業で新単元(物理・力学)を履修開始しました。
Tくんは、同単元で理解できないことがあって、それを塾長に質問してきたのでした。

1.2つの力がつり合うための3条件。
 1-1. 2つの力が同一直線上にある。
 1-2. 2つの力の向きが反対。
 1-3. 2つの力の大きさが等しい。

2.1.が成り立つ4つの具体例。
 2-1. 重力(物体が机を鉛直下向きに押す力)と垂直抗力(机が物体を垂直上向きに押し返す力)。
 2-2. 人が物体を水平方向に引っ張る力と摩擦力。
 2-3. 重力(物体がばねを鉛直下向きに引っ張る力)と弾性力(ばねがもとの形に戻ろうとする力)。
 2-4. 重力と浮力(物体が押しのけた水の重さ)。
 
3.密度(g/cm3)・・・「2-4. 重力と浮力」に関連した発展学習。

Tくんは、以上のことを隅々まで理解することができました。

上記の3.は、問題集に掲載されている「2-4. 重力と浮力」の図に、塾長が数値を与えて作成した「塾長自作の計算問題」です。
塾長がこの問題を作ったのは、「第1回北辰テスト」の予想問題という意図があります。
同模試で「密度」が出題されて、Tくんがこれをすらすらと解いてくれれば作戦大成功です。

【数学】
Tくんは、『計算の級別トレーニング』5級の分数だらけの式の計算を学習しました。
Tくんは、形は分数でも実際の計算は整数のみという、お得な計算技術を習得することができました。

【休み時間】
Tくんは、塾長に「その日に起こった3大事件」をお話してくれました。
その3つともが「よい事件」で、塾長はTくんのお話を楽しく聞かせてもらいました。

よいお話はどんどん話してください、聞かせてください。
話すTくんも、聞く塾長も、お互いが楽しく過ごせます。

悪いお話もどんどん話してください、聞かせてください。
話したTくんはいくらかでも気が楽になるし、聞いた塾長は「よく話してくれたね、ありがとう。」という気持ちになれます。

塾長は、Tくんにお肌のお話をしました。
1.お肌のターンオーバー周期。(28日周期と42日周期)
2.全身手洗いの薦め。(タオルやスポンジなどでこすらない)

塾長は、フィットネスクラブに通い始めた8年前に、スポンジ洗いから手洗いに切り替えました。
ジム仲間からの薦めによって洗い方を変えたのです。
塾長が、泡だらけの手で全身を優しく洗うようになってから、わずか2週間でお肌の調子が劇的に良化しました。
ぜひTくんもお試しあれ(^^♪

2022-04-21

QED進学塾の中学1年生(U)~今回の英語と次回の学習予定

QED進学塾の中学1年生のUくんの今回の英語と次回の学習予定です。

塾長は、2022年度の採択教材の全教科をUくんに配布しました。
Uくんは、配布教材の1冊1冊に自分の名前をフルネームで記入しました。
これから1年間、Uくんが問題集が擦り切れるほど勉強してくれることを塾長は期待しています。

塾長は、Uくんに1冊1冊の問題集の学習法・活用法について説明しました。
説明を省略した本は1冊もありません。
そして、その説明は全てUくんのノートに塾長が鉛筆で記入しました。
Uくんは、説明を熱心に聞いていました。
Uくんがノートを見ながら、そこに記された手順に従って毎日の学習に励んでくれることを、塾長は切に願っています。

【英語】
今回Uくんは、塾のワークにて学校で習ったところの英単語とbe動詞とを復習しました。
そして、まだ学校で習っていないbe動詞の「is」を予習しました。

be動詞の英語=is,am,are。
be動詞の日本語訳=「です」「ある」「いる」「なる」。

今回Uくんが塾で習ったばかりの上記の2行を、家で何度も復習してすらすら言えるまで練習を重ねてほしいと思います。

さて、次回の学習予定です。
今回の英語の続きと、数学の新しい級(『計算の級別トレーニング』の13級)とを学習します。

また、今回Uくんが学んだ「問題集の学習法・活用法」の補足があります。
1.問題集に日付を記入する書き方。
2.1.に対応したノートの書き方。
塾長は、Uくんにこの2つを微に入り細を穿って詳説する予定です。

QED進学塾の大学受験生(Y)~今回の英語と次回の学習予定

QED進学塾の大学受験生のYくんの今回の英語と次回の学習予定です。

今回Yくんは、英語の質問を山のように抱えて登塾してきました。
現在完了形の4用法(継続・経験・完了・結果)、正誤序列問題の解法、英作文の書き方・語順、不定冠詞と定冠詞の使い分け・・・・・
以上のように、Yくんの質問は多岐に渡りました。

「今回の授業でこれを聞きたい。」
明確な目的意識を持って登塾してくれば、学習への意欲や集中力が高まるというものです。
そして、習ったことを家で何度も復習すれば、次の登塾日にはそれを完全に身に着けて塾に来ることができるでしょう。
その復習の段階で、実は理解が不十分だと自分で気が付いたことや、新たに生じた疑問点などを次回の登塾で質問すれば、さらに学力は伸長します。
これからも、Yくんがたくさんの質問を塾に持参してくれることを、塾長は心から願わずにはいれらません。

さて、次回の学習予定です。

【英語】
Yくんの質問を受け付けます。
質疑応答ののち、時間が残っていれば次の単元へと駒を進めます。

【数学】
今回授業の全時間を英語に投入したため、数学を学習する時間がありませんでした。
次回は、1問だけでも次の級の問題を演習します。

2022-04-20

QED進学塾の高校受験生(R)~今回の数英と次回の学習予定

QED進学塾の高校受験生のRくんの今回の数英と次回の学習予定です。

【英語】
人称代名詞一覧表の小テストを実施しました。
Rくんは見事満点!
大変よく頑張りました。
次回も同表の小テストを行います。
Rくんが覚えられるだけたくさん覚えてきましょう。

【数学】
「因数分解の公式0.1.2.3.」の小テストを実施しました。
Rくんは、いきなり1行目の「公式0.」が書けていなかったり、散々な内容でした。

そこで、塾長は即興で次のような問題を作成しました。
【塾長の自作問題】
「4x2乗-16」を因数分解しなさい。

(1)「公式3.→公式0.」の順で解いた場合。
いばらの道です。
「公式3.」を適用することができたとしても、それに続いて「公式0.」を適用しなければならないことに気付くのが容易ではありません。
それに気づいたとしても、計算の難易度は高いです。
自ずと時間もかかります。
難しくて、時間がかかって、正答に辿り着く確率も低い、つまり何もいいところがないのが、この「公式3.→公式0.」の解法です。

(2)「公式0.→公式3.」の順で解いた場合。
上記の(1)とは比べ物にならないくらい、簡単に速く解けます。
自ずと正答率も上がります。

Rくんは、この(1)(2)の2通りの解法で【塾長の自作問題】を実際に解いてみました。
その結果、Rくんは、セオリー通りの順番で解く解法が如何に優れているのかを痛感することができました。
さらに付け加えれば、Rくんが(1)を解いたことは決して無駄にはなっていません。
Rくんがいばらの道(難しい計算)を歩いたことは、「計算の筋トレ」になっているからです。

正しい手順で楽に速く解く。
もちろんこれが理想です。
そして、その理想を実現するための第1歩が「正しい手順」を正確に覚えることです。
次の第2歩が「覚えたことを使いこなせる」ために演習を積み重ねることです。

覚える→演習する。
実にシンプルですが、これに勝る数学の学習法はありません。

まずは「覚える」ことに全力投球しましょう。
そうしないと何も始まらないことを、Rくんは今回いやというほど学んだのです。
塾長は、次回こそRくんが数学の小テストで満点を取ってくれることを大いに期待しています。

2022-04-19

QED進学塾の高校受験生(T)~今回の4教科と次回の学習予定

QED進学塾の高校受験生のTくんの今回の4教科と次回の学習予定です。

【家庭学習ノート】
塾長は、Tくんの『家庭学習ノート』を見るのが毎回の楽しみです。
Tくんの勉強の充実ぶりがよく分かるからです。
今回もTくんの家庭学習は、勉強の量・質ともに言うことなしでした。
ぜひこの調子で学習を継続しましょう。

【数学】
Tくんの因数分解の習熟度が急上昇中です。
Tくんは、因数分解の「公式3.」をダイレクトに解けるまでに成長しました。
ここで言う「ダイレクト」とは、1行目に問題を写して、2行目にいきなり答えを書く、2行完結の解き方を指しています。

この解法は、速さに優れている反面、正確さに不安が残ることもあります。
それでも、塾長は、Tくんが「ダイレクト」にどんどんチャレンジしてほしいと思います。
毎回「たしかめ算」を行う習慣さえ身に着けていれば、正確さは保証されるからです。

【社会科】
Tくんは、塾長に「カルデラ」とは何か質問しました。
Tくんは、阿蘇の外輪山のできた仕組みを理解して、その質問の答えを知ることができました。
火山つながりで、Tくんは「桜島」についても学習しました。
さらに、Tくんは「シラス台地」「水はけのよい土」「さつまいも」を一連の流れで学びました。

【英語】
Tくんは、「比較」を学習しました。
最上級の「of」と「in」の使い分けをもう一度詳しく学びました。

【国語1】
塾長は、Tくんの課題作文を添削しました。(『新自習教室』の問題)
減点するところがないほどよく書けていました。
さらに上を目指すためにTくんは、「話し言葉」と「書き言葉」のような対照表現の使い方を学びました。

【国語2】
Tくんは、『北辰のかこもん』の文法問題を学習しました。
学習内容は、動詞の活用の種類(5つ)と活用形(6つ)についてでした。
前回Tくんが同内容を学習したときより一層深く詳しく学びました。
そして、Tくんはそれを十二分に理解することができました。

動詞の活用の種類と活用形は、「第1回北辰テスト」の頻出問題です。
『新自習教室』の類題を解くなどして、よく演習してほしい問題です。
(その問題がどこに掲載されているのか分かりにくければ、塾長に聞いてね。)

【進路】
Tくんは、私立高校の合格内定を「北辰テスト」の成績によって確保する方法について詳しく学びました。
私立高校が「北辰テスト」の第何回(何月号)を合否判断の基準として用いているのか、などにも踏み込んで学びました。

Tくんがそれらを知ったうえで、今は目の前の「第1回北辰テスト」の勉強に全力投球してくれることを、塾長は願っています。
それが内定獲得のための最良の方法だからです。

【休み時間】
Tくんは、修学旅行について不安に思っていることや、どきどきわくわくすることなどを、塾長に詳しくお話してくれました。
塾長は、Tちゃんに不安点の解決法を提示しましたが、本当に役に立ったかについては全く自信がありません。
ですが、「それでもいい。」と塾長は自分に言い聞かせています。
心配ごとを人に聞いてもらうだけでも、心を楽にする効果があるからです。
Tくんが塾長に何でも相談してくれることを、塾長はいつも願っています。

2022-04-18

QED進学塾の高校受験生(R,T)~第1回「北辰テスト」1週間前(2)

QED日誌の前回記事の続きです。

前回記事で塾長は、RくんとTくんの両名に共通することがらについて書き記しました。
いわば総論です。
今回の記事は各論です。
ひとりひとりについて書いて行きます。

【Rくん】
Rくんは、ある日の塾の授業時間の2時間を全投入して、『北辰のかこもん』の1問を学習したことがあります。
その教科は理科、単元は「オームの法則」でした。

理科の計算問題のほぼ全てが、「てんとうむし」と「比例式」のどちらか、あるいはその両方を用いて解くことができる問題です。
上記の1日は、Rくんがこれらの解法を完全習得するための日でした。

Rくんは、このたった1問を通して、「オームの法則」はもちろんのこと、他の単元の理科の計算問題を解くためのエッセンスをも身に着けることができたのです。
Rくんには、このような「1点突破→全面展開」の勉強法が向いています。

さて、今週のRくんのターゲットは数学の計算問題です。
『北辰のかこもん』第1回に収録されている計算問題のうち、
(1)Rくんが1つの知識・技能を完全習得できて、(1点突破)
(2)なおかつ汎用性が広範に及ぶ問題。(全面展開)
に照準を絞り込んだ学習をします。

【Tくん】
Tくんの『家庭学習ノート』の充実ぶりには目を見張るものがあります。
Tくんは、いつも膨大な量の家庭学習をして登塾して来ては、その学習内容の質疑応答・演習補題・発展学習などで1日の授業が埋まることも珍しくありません。

そんなTくんのことですから、『北辰のかこもん』の第1回の5教科からの質問が山のようにあるであろうことは想像に難くありません。
その山は宝の山です。
塾長は、宝の山の中から、最も価値の高い宝石を見つけ出さなくてはなりません。
すなわち、塾長の問題の取捨選択の手腕が問われるときです。

とは言え、やみくもに探し回る訳ではありません。
ある程度の目付けはできています。

(1)理科の計算問題。(再質問を含む)
(2)数学の計算問題。
(3)数学の1行問題。(文章問題・図形問題)
(4)英語の短文問題。
(5)国語の文法問題。
(6)社会科の記述問題。

塾長がQED日誌の前回記事に「授業でどの問題を取り上げるか。」の判断基準を書きましたが、その基準を満たすものが上記の5教科6項目です。

Tくんは、既に現時点で明確な「第1志望校」があります。
「同校の内定を取りたい。それも可能な限り早い段階で。」
Tくんは、そんな気持ちで毎日の受験勉強を頑張っています。

Tくんの目標達成のためには、北辰テストや学校の定期試験でそれぞれ好成績を修める必要があります。
その中でも、目前に迫っているのが実施日まで1週間を切った「第1回北辰テスト」です。
まずは目の前のことに全力投球をしたい今週です。

2022-04-17

QED進学塾の高校受験生(R,T)~第1回「北辰テスト」1週間前

QED進学塾の高校受験生のRくんとTくんは、「第1回北辰テスト」を受験します。
本日は、同模試の実施日のちょうど1週間前です。

「北辰テスト」は、埼玉県で最も信頼できる模試です。
同模試は、歴史の長さでも受験者数の多さでも他の追随を許しません。
よって、同模試の偏差値が受験生の現在地を正しく表していると考えて間違いありません。

彼を知り己を知れば百戦殆(あやう)からず。
彼=敵。己=自分。百戦殆(あやう)からず=何度戦っても勝てる。

今自分が立っている位置を知り、第1志望校との距離がどのくらい離れているのかを知り、そのうえで自分がこれから受験戦線をどう戦っていくのかを考えなければなりません。
「北辰テスト」を受験することは、それを考えるための必須条件と言えるでしょう。

本日Rくんは、第1回『北辰のかこもん』の5教科を全て解き終わります。
Tくんは、もう既に解き終わっています。
つまり、今週は両名ともが過去問を5教科とも解いた状態で登塾してきます。

というわけで、今週の授業は『北辰のかこもん』の質問し放題です。
RくんとTくんの両名が、今週中に過去問の疑問点を解消したうえで、日曜日の「第1回北辰テスト」に自信を持って臨んでほしいと塾長は願っています。

もちろん、両名が間違えた問題の全てを授業解説することは不可能です。
両名が「もう一押しで解けそうだった問題。」(解けそうで解けなかった問題)を重点的に解説して行きたいと塾長は考えています。

問題の難易度(予想正答率)、出題頻度(今年も出題される確率が高いかどうか)、配点、その問題を解くために必要な知識・理解・技能などを習得するのにかかる時間・・・・・
これらを塾長が総合的に勘案して、今週の授業でどの問題を取り上げるかを判断・決定します。

さて、両名は『北辰のかこもん』を解いて、「北辰テスト」の問題の難易度や、同模試で自分が取れるであろう得点・偏差値などに、おおよその見当がついていることと思われます。
この「だいたいこのくらい。」という感覚が大切なのです。

「北辰テスト」は、今回が第1回です。
「『北辰テスト』が海のものとも山のものとも分からない。皆目見当がつかない。」という状態で、今回の模試を受験する中3生は少なからずいます。
そのような受験生に比べ、両名は「大まかな予想」を立ててから模試本番を迎えるわけですから、その分だけ心の余裕があるでしょう。

平常心。
普段通りの実力を模試本番で発揮するには、普段通りの心理状態で模試の問題と向き合うことが何より大切です。
RくんとTくんの両名が「自分は十分な準備ができているから何も心配ない。」という心持ちで、生まれて初めての公開会場模試を落ち着いて受験してくれることを、塾長は願わずにはいられません。

つづく

2022-04-16

QED進学塾の高校受験生(R)~今回の英数と次回の学習予定

QED進学塾の高校受験生のRくんの今回の英数と次回の学習予定です。

【英語】
Rくんは、人称代名詞一覧表の小テストを受験しました。
見事満点でした。
しかも、Rくんは前回のテスト範囲よりも自主的に1行多く覚えてきていました。
自ら進んでハードルを高くして、なおかつそれを乗り越えて見せたRくんに、塾長は心からの拍手を送りたいと思います。
次回の小テストもがんばって行きましょう。

Rくんは、英語の5つの文型(5文型)、それぞれの文型で用いられる動詞、文法用語、これらを総復習しました。
残念なことに、Rくんの記憶からすっぽりと抜け落ちてしまっているものが数多くありました。

しかしながら、それは悪いことばかりではありません。
Rくんが復習の大切さを知ることができたからです。
塾長は、「復習は大切だよね。」の一言で終わらせませんでした。

1.覚えたい英文法を完全に覚える切るまでは、とにかく毎日勉強する。
2.もう完全に身に着いたと判断したら、1週間に1回の復習に切り替える。
3.さらに自信がついたら、1か月に1回の復習でよい。

これを聞いたRくんは、なるほどと納得していました。
あとは実行あるのみ。
上記1.2.3.をぜひ実践してほしいものです。

【数学1】=『計算の級別トレーニング』3級「因数分解」
Rくんは、因数分解の「公式0.1.2.3.」のテストを受験しました。
Rくんは、公式の1行目と2行目とを逆に書いてしまったため、満点を取ることができませんでした。
次回こそ満点が取れるよう、徹底的に覚えてきましょう。

【数学2】=『計算の級別トレーニング』6級「連立方程式」
3級の因数分解の3解法「公式1.2.3.」は、「しっぽが」というキーワードによって3つに枝分かれします。
6級の連立方程式の3解法「等置法・代入法・加減法」は、「x=(またはy=)が」というキーワードによって3つに枝分かれします。
というわけで、今回Rくんは、連立方程式の3解法の総復習をしました。

埼玉県公立高校入試の数学大問1の(1)から(7)までは、毎年同じ単元の計算問題が出題されます。
しかも、出題される順番までもが固定化されています。
この「7問×5点=35点」は、入試数学の命綱であり、決して落としてはいけない35点なのです。
そして、7問中の2問が、今まさにRくんが学習中の「因数分解」と「連立方程式」なのです。
特に、「因数分解」は3年1学期中間試験のテスト範囲となることが予想されるため、ますます重要度の高い単元です。
全力で勉強しましょう。

【次回の学習予定】
英数の小テストを行います。
Rくんが今回満点を取った英語は次の試験範囲で、そうでなかった数学は今回と同じ試験範囲で、それぞれ実施します。

英文法のおさらいをします。
「5文型」「述語動詞」「語と格」の3本立てです。

『計算の級別トレーニング』3級「因数分解」と6級「連立方程式」(代入法)とを学習します。
前述したとおりの理由で、「因数分解」のほうをより多く学習します。

2022-04-15

QED進学塾の高校受験生(T)~今回の英数国と次回の学習予定+進路

QED進学塾の高校受験生のTくんの今回の英数国と次回の学習予定+進路です。

【英語】
many-more-most ⇔ few-less-least
much-more-most ⇔ little-less-least

今回Tくんは、前回に引き続いて「比較」を学習しました。
そして、上記2行の不規則変化をおさらいしました。

【数学】
今回Tくんは、『計算の級別トレーニング』3級「因数分解」のC問題の全問を演習しました。

(1)「公式0.→ 公式1.2.3.」の順に調べる。
(2)問題番号の左に(1)で調べた公式の番号を記入する。
(3)公式0.→ 直ぐに共通因数を○で囲む。
(4)公式1.→ 直ぐに「(x   )(x   )」を書く。
(5)公式2.→ 直ぐに「(x   )2」を書く。
(6)公式3.→ 直ぐに「(  )2ー(  )2」(2乗-2乗)を書く。
(7)必要に応じて途中式を書く。(主として公式3.のとき)

Tくんは、上記7行を「T方式」と呼んでいます。
「T方式」とは、まさにその名のとおり、Tくんが最もスムーズに問題を解くことのできる解法のことです。
問題演習を積み重ねて「T方式」を完全に身に着けましょう。

【国語】
今回Tくんは、作文を学習しました。
作文の課題は、「漢和辞典のよいところを書け。」でした。
ただし、「7つのキーワードのうち1つ以上を使って書け。」
という条件が付いていました。

まず、Tくんは、漢和辞典の調べ方を学びました。
塾長は、7つのキーワードを全て使った説明文を作文して音読しました。
それを聞いたTくんは、説明文の意味・内容を十分に理解することができました。
何も質問することがないほどに。

【次回の学習予定】
1.Tくんの『家庭学習ノート。』
2.『計算の級別トレーニング』3級「因数分解。」
3.『北辰のかこもん』の質疑応答。

【進路】
Tくんは、塾長に現時点での第1志望校を教えてくれました。
そして、Tくんがその高校のどこに魅力を感じているのかについても詳しく話してくれました。

目標校が定まっていることは、受験勉強の励みになります。
学習意欲や集中力が増します。
そして、その増加量は、今の自分の学力・成績よりも少しだけ上位の高校を目標校にしたときに最大化されます。

Tくんの目標校は、まさにこの条件に当てはまっています。
だから、塾長は、Tくんの考えに大賛成なのです。
そして、Tくんならば必ず目標を達成できると、塾長は信じています。

いっしょに受験勉強をがんばって行きましょう。
第1志望校を真っ直ぐに見つめて。

2022-04-14

QED進学塾の大学受験生(Y)~今回の英数と次回の学習予定

QED進学塾の大学受験生のYくんの今回の英数と次回の学習予定です。

【英語】
今回Yくんは、英文法と英作文を学習しました。
Yくんは、英文の定型構文ともいえる「英文法の公式」を学び、それに対応する適切な日本語訳をできるようになりました。
塾長は、その文法を用いた「英作文」を即興で8文作りました。
そして、Yくんは、この8行を理解することができました。
あとは演習あるのみ。
今回Yくんが学習したことを自宅で毎日復習して、完全に身に着けてくれることを塾長は願っています。

次回は、公式と作文のテストをします。
Yくんがこれに合格すれば、次の単元へと駒を進めます。

【数学】
今回Yくんは、「割り切れる数の見つけ方」(倍数の見つけ方)を学習しました。
Yくんは、1の位だけを調べて「2と5」(2の倍数と5の倍数)を見つけたり、各位の和を求めて「3と9」を見つけたりする技を習得しました。
さらに、Yくんは以上の知識をフル活用して、素因数分解の形に持って行ってから約分を簡単にする技法も覚えました。
さらにさらに、Yくんは、理科の計算問題で役に立つ「分数を小数に直す」技までも習得してしまいました。
しかも、わり算の筆算に頼ることなく。

今回Yくんが学んだ技は、そのどれもが「計算を楽に速く正確に」するための実戦的な技ばかりです。
Yくんが同じ問題を繰り返し解いて、複数の技を組み合わせてとことん楽に解く計算技能を身に着けてほしいと思います。

次回は、同問題のテストをします。
Yくんがこれを解くことができれば、直ぐに次の級へと進級します。

QED進学塾の中1生(U)~今回の無料体験授業

QED進学塾の中1生のUくんの今回の無料体験授業です。

4月9日のQED日誌の記事に、新入会生のUくんのことを塾長は初めて書きました。
そして今回がUくんと塾長の初顔合わせでした。

ようこそQED進学塾へ!
これからいっしょにがんばって行きましょう。

Uくんが無料体験授業を受講したその直後に、早速塾長はUくんが今年度に学習する教材を選びました。

即断即決。
Uくんの2022年度の採択教材は直ぐに決まりました。
今年はとある問題集の改定版が出版されていて、それが改訂前よりも格段に良くなっていたからです。
良書との出会いは本当に嬉しいものですね。

行動迅速。
塾長は、もう既にUくんの2022年度の採択教材を発注しました。
来週のUくんの登塾日には、新しい問題集が塾に届いていることでしょう。

次回Uくんは、問題集の学習法・活用法について学びます。
Uくんが問題集を最大限に活用しながら、毎日の学習習慣を1日も早く身に着けてくれることを塾長は期待しています。
Uくんが楽しみながら毎日の勉強を積み重ねてほしい、塾長はそう願っています。
それさえ実現できれば、自ずとUくんの学力と成績は向上して行くことでしょう。

2022-04-13

QED進学塾の高校受験生(R)~今回の英数と次回の学習予定

QED進学塾の高校受験生のRくんの今回の英数と次回の学習予定です。

【英語】
Rくんは、人称代名詞一覧表の小テストを受けました。
1.英文法4問×2行=8問。
2.英単語4問×2行=8問。
計16問のテストでした。
Rくんの成績は、1.が2問間違い、2.が全問正解でした。
そこで、Rくんは間違えた英文法を再学習し、格変化とその日本語訳、そしてどうしてその訳が正しいのかの理由とを理解することができました。

【数学】
Rくんは、因数分解の小テストを受験しました。
試験範囲は、
3.因数分解の4公式。
4.平方数。(1から10まで必須+11から20までの覚えられるところまで)
以上の2本立てでした。

Rくんは、3.の公式を全問正解しました。
よく頑張りました。
しかしながら、公式の日本語訳(短文による説明)が1問だけ抜け落ちていました。
次回のテストでは、その1問も含めて「完璧」を目指しましょう。

また、Rくんは、4.の平方数の「11」(の2乗が121)まで正解できました。
次回は少なくとも「15」まで、理想は20までを目標に、覚えられるだけ覚えてから登塾してきてください。
なお、「平方数」は、1学期期末試験の試験範囲となるであろう「平方根」(『計算の級別トレーニング』2級)でも大活躍してくれます。
つまり、「平方数」は、1学期の中間・期末試験の両方で使えるのです。
張り切って覚えましょう。

Rくんは『計算の級別トレーニング』3級「因数分解」の問題を演習しました。
これからさらに演習を積み重ねて、熟練度を上げて行きましょう。

【次回の学習予定】
英数の小テストを実施します。
英語の試験範囲は前回と同じ(再テスト)、数学の試験範囲は再テスト+(Rくんが覚えられたところまでの)平方数です。
Rくんは、英語も数学も再テスト分の満点をもって、次の試験範囲を履修開始します。
次へと駒を進められるよう、「自宅学習→自己診断テスト」を繰り返し練習しましょう。

2022-04-12

QED進学塾の高校受験生(T)~今回の英数と次回の学習予定

QED進学塾の高校受験生のTくんの今回の英数と次回の学習予定です。

【次回の学習予定】
5教科・・・いの一番にTくんの『家庭学習ノート。』
国語・・・『北辰のかこもん』・作文。
数学・・・『計算の級別トレーニング』
時間が許せば、
理科・・・NaHCO3(炭酸水素ナトリウム)の加熱分解の化学反応式。
【予定終わり】

上記は、塾長が前回のQED日誌に書き記した学習予定の再掲です。
これがそのまま次回の学習予定となります。

Tくんは『家庭学習ノート』をハイペースで消費しています。
新しいノートに切り替えるまでの期間が短いのは、それだけTくんが毎日の家庭学習を頑張っている証拠です。
塾長は、そのことを大変うれしく思っています。
この調子でTくんが日々学び続けてくれることを塾長は期待しています。

【英語】
Tくんは「比較」を学習しました。
今回の英語の授業の初めに、
good-better-best
well-better-best
の不規則変化をおさらいしました。

比較級「より」
1音節の形容詞・副詞・・・er than
2音節の以上の形容詞・副詞・・・more than

最上級「いちばん」
1音節の形容詞・副詞・・・・・・(the) est of(数またはall)
1音節の形容詞・副詞・・・・・・(the) est in(範囲)
2音節の以上の形容詞・副詞・・・(the) most of(数またはall)
2音節の以上の形容詞・副詞・・・(the) most in(範囲)
副詞の最上級は、theを省略してもよい。

ざっくり言うと、
er,estを使うのは、短い形容詞・副詞、
more,mostを使うのは、長い形容詞・副詞。
まずはこれを覚えます。

そして、何を基準に「短い」「長い」を判断するかと言えば、上記のように「音節」です。
辞書には、英単語を「・」(黒丸)で区切った表記が掲載されていて、黒丸が0個なら1音節、黒丸が1個なら2音節、黒丸が2個なら3音節、と数えることができます。
簡略的に言うと「母音の数=音節の数」です。

しかしながら、この「音節」が分かりにくいと感じる生徒は多数います。
そこで、塾長は以下の1文を教えています。

「ful,ly,ous(フル・リィ・アス)が付く形容詞・副詞は、6文字以下でもmore,most。」

この文中の『6文字以下でも』という表現は、通常は6文字以下を「短い」形容詞・副詞として扱うことを意味します。
ということは、7文字以上が「長い」ことを意味します。
つまり、『6文字以下でも』の特例を先に覚えてしまえば、一般論は自ずと分かる仕組みなのです。

今回Tくんは、「ふるりあす」の1文を初めて学びました。
この文をTくんが完璧に覚えて、「er,estなのか、それともmore,mostなのか」の判別に迷わなくなってくれることを、塾長は願っています。

【数学】
Tくんは『計算の級別トレーニング』3級「因数分解」を学習しました。
Tくんが今回初めて学んだのは、「2段階の因数分解」でした。
その問題は、最初に「公式0.」で因数分解したのち、その式がさらに「公式3.」で因数分解できるという問題でした。

因数分解するにあたって、いの一番にやるべきことは「共通因数を前に出す」ことです。
塾長は、Tくんにこれを真っ先にしてほしくて、「公式0.」と教えました。
これだけで完答できる問題ももちろんあります。

しかしながら、問題のレベルが上がってくると、「公式0.」だけで安心はできないのです。
「公式0.」のあとに「公式1.2.3.」のいずれかを用いて、さらに因数分解できる問題があるからです。
これを塾長は、「2段階の因数分解」と呼んでいます。

今回Tくんは「2段階」が初見だったにもかかわらず、その技を見事習得することができました。
Tくんがせっかく会得(えとく)(身に着けること)した技ですから、家でもこの問題やこの問題の類題を演習して、この技をTくんの血肉としてほしいと思います。

2022-04-11

QED進学塾の短期集中講座~英検対策授業(全6回)

QED進学塾の短期集中講座(英検対策授業・全6回)を開講します。
新中1生(在塾生の弟)が来週から同講座を受講開始します。

学習教材は旺文社の『英検対策・7日間完成』です。
新中1生は、同書を6回の授業で学習します。

そこで、中1生は、最初の授業だけは同書の「第1日目」と「第2日目」を学習します。
そして、2回目の授業が「第3日目」、3回目の授業が「第4日目」、(中略)、そして最後の6回目の授業が「第7日目」となって、中1生は1冊を履修完了する予定です。

英検対策授業は、学校の英語の授業よりもはるか先を学習することになるので、新中1生にとってはハードな学習内容であることに間違いありません。
それでも挑戦しようという中1生の心意気やよしです。

塾長が新中1生に望むのは、毎授業の予習をしてから登塾してきてほしいということです。
少なくとも単語調べと熟語調べだけは完璧に予習してほしいです。
それだけで、授業の密度が格段に向上します。
週1回の授業なので、予習する時間は十分にあります。

また、塾でリスニングをしている時間はおそらくないと思われます。
塾で習う「第〇日目」の分のリスニングは、家で予め済ませておきましょう。

英検合格への道筋はシンプルです。
1.英単語・英熟語を予習する。
2.塾で英文法を学習する。
3.復習して1.2.を身に着ける。
やるべきことを一つ一つ実行したその先にこそ、合格の栄冠は待っているのです。
いっしょにがんばりましょう。

2022-04-10

QED進学塾の高校受験生(R)~今回の数理英と次回の授業予定

QED進学塾の高校受験生のRくんの今回の数理英と次回の授業予定です。

【数学】
因数分解の「公式0.1.2.3.」の4公式をテストしました。
Rくんは、残念ながら合格することができませんでした。

(1)まずは、公式を覚えること。
(2)そして、(もし公式を忘れたときの保険のために)公式の作り方を覚えること。
(3)最後に、(公式を適用するための)実戦演習を積むこと。

因数分解の腕前は、このような3stepを踏んで上達して行きます。
塾長は、Rくんが1段ずつ階段を上って行ってくれることを期待しています。
次回こそ(1)をクリアしましょう。

【英語】
Rくんは、人称代名詞のテスト(3行)を実施する前に「まだ覚えていません。」と自己申告してくれました。
Rくんが3行を覚えて来なかったことは残念ですが、Rくんが正直に言ってくれたおかげで貴重な授業期間を無駄にぜずに済んだことは評価できます。

英語の小テストの試験範囲は、わずか3行(英単語12個)ですから、決して覚えきれない量ではありません。
次回Rくんが同試験に満点で合格してくれることを、塾長は切に願っています。

【理科】
Rくんは「オームの法則」を適用した計算問題の演習をしました。
学習教材は「塾長の自作問題」です。
言い換えれば「第1回北辰テスト(理科)の予想問題」です。

公立高校入試の試験範囲においては、理科の計算問題のほぼ全てが「てんとうむし」または「比例式」の何れ(いずれ)かを用いて解ける問題ばかりです。
そして、その何れの解法においても「小数のわり算」の計算技能は必須です。

しかしながら、「小数のわり算」の筆算の練習を積めばいいというものではありません。
筆算に頼っていては、計算に時間がかかりすぎるし、計算間違いも多くなってしまうからです。

では、どうすればよいのか?
その解決策は、小数を分数の形に表して計算を簡略化することです。

そうすれば、
1.わり算の筆算どころか、わり算そのものが不要になる。
2.わり算の必要はあるものの、そのまま筆算(分数の形にしないまま筆算)するよりも、計算が大幅に楽になる。
この2つのどちらかの道をたどることができます。

これならば、計算も簡単ですし、その計算が本当に正しいのか「たしかめ算」するのも容易です。

塾長は、Rくんに上記の解法をぜひ身に着けて欲しくて「塾長の自作問題」(北辰テスト予想問題)を作ったのです。
Rくんは、今回の授業時間の9割を投じて、同問題を隅から隅まで学んでくれました。

その結果、Rくんは理科の計算問題に対する熟練度を大幅に向上させることに成功しました。
今回Rくんが学んだことは、今後Rくんが理科の計算問題や数学の文章問題を解くのに、間違いなく生かされることでしょう。

【次回の学習予定】
1.英語の小テスト。(人称代名詞一覧表)
2.数学の小テスト。(因数分解の公式4つ)
3.『計算の級別トレーニング』3級。(因数分解)
4.『計算の級別トレーニング』6級。(連立方程式・代入法)
以上の4本立てです。

2022-04-09

QED進学塾の新中学1年生~毎日の学習習慣

QED進学塾に昨日1名の新入塾生がありました。
その生徒は、中学校の入学式を昨日迎えたばかりの新中学1年生です。
新中1生は、真新しい制服に身を包み、これから始まる中学校生活への期待に胸を膨らませていることでしょう。
初心忘るべからず。
新中1生が今の新鮮な気持ちを忘れず、勉学にそして部活動にと文武両道で活躍してくれることを塾長は願っています。

新中1生のお母さまは、塾長の通うフィットネスクラブのズンバ仲間です。
昨日お母さまが塾長に子どもの勉強の様子を教えてくれました。
そして、来週から塾で数英を勉強することになりました。
約1か月後には、新中1生にとって初めての定期試験となる「1年1学期中間試験」が実施されます。
何事も初めが肝心です。
よいスタートダッシュを決めるに越したことはありません。
新中1生が同試験で好成績を修め、気分よく中学生活をスタートさせてくれることを、塾長は切望しています。
そして、そのための最大限の助力をすることが塾長の仕事です。

成績を上げるには、毎日毎日の勉強を頑張ることです。
学校授業をよく聞くこと。
そして、学校で習ったことをその日のうちに復習すること。
これができれば自ずと成績は付いてきます。

言うは易し、行うは難し。
前述の理想形を実現できない子もいます。
というより、それができる子のほうがむしろ少数派です。

だから塾長は、理想論とは別に、100%の生徒が実現できる目標を明示します。
その目標を具体的に詳述すれば長くなるので、ここでは運動にたとえます。

塾長は、自宅での筋トレに「腕立て1回」のような最低目標を設定しています。
すると、どんなに疲れていようが忙しかろうが「1回」実行することができます。
ところが、1回では終わらないのが常で、気づけば5回・10回とやってしまいます。

勉強にも同じことが言えます。
最高目標と最低目標の両方を設定することで、「今日の勉強時間は0だった。」という最悪の事態は回避できます。
決して、勉強時間ゼロの日を作ってはいけません。
中1の1学期に「さぼりぐせ」が身に着いてしまっては、お先真っ暗と言わざるを得ません。

1日に5分でも10分でもよいのです。
とにかく毎日家庭学習をする習慣を身に着けることが肝要です。
学習習慣さえできてしまえば、あとから学習量を増やしていくことは、さほど難しいことではありません。
勉強時間が「毎日0分」の子が「毎日5分」に進化するのは大変でも、「5分→10分→20分」に進化するのは容易なのです。

入学式が終わったばかりのこの時期に、ぜひとも毎日の学習習慣を身に着けたいものです。

2022-04-08

QED進学塾の高校受験生(T)~今回の5教科と次回の授業予定(2)

QED日誌の前回記事の続きです。

塾長が前回記事に書いたとおり、Tくんの『家庭学習ノート』には目を見張るものがあります。
塾長は、Tくんの努力を最大限に生かそうと、張り切って授業をします。
しかしながら、授業時間は有限です。

なので、困った問題が発生します。
Tくんが家庭学習を頑張れば頑張るほど、授業時間が足りなくなるのです。
ですが、これは嬉しい悲鳴です。
塾長が時間に困るくらいの量を、Tくんが毎日勉強してくれている、そのことを塾長は大変うれしく思うのです。

今回の授業でも、塾長が時間の都合で割愛したことがあります。
(割愛「かつあい」とは、惜しいと思うものを無理して削ることです。)
それを以下に記します。

【国語・理科】(今回授業で割愛したこと)
社会科の今回授業でTくんは「産業の空洞化」を学習しました。
そこから派生して、観光名所となっている「鍾乳洞」が全国各地にあることもTくんは学びました。

「洞」は「形声文字」です。
「さんずい」(水)が意味を表します。(形)
「ドウ」(同)が音(オン)を表します。(声)
漢字の約8割が、意味を表す部分(形)と音を表す部分(声)が合体してできた「形声文字」なのです。

ところで、鍾乳洞の鍾乳石の話です。
「洞」の「さんずい」は「水」を表しますが、水だけでは鍾乳石はできません。
では、水に何が溶けているのでしょうか。
答えは、CaCO3(炭酸カルシウム)(骨の主成分)です。
CaCO3(炭酸カルシウム)は、2価の陽イオン(Ca2+)と2価の陰イオン団(CO3 2-)に分けて考えることができます。

また、NaHCO3(炭酸水素ナトリウム)は、CaCO3(炭酸カルシウム)と構造が似通っています。
Tくんが学習して間もない、第1回『北辰のかこもん』の理科の問題に「NaHCO3(炭酸水素ナトリウム)の加熱分解」に関する問題が出題されていました。

というわけで、Tくんがこの加熱分解の化学反応式を学び直す好機だと塾長は考えたのですが、授業時間の関係で割愛してしまったのでした。
ぜひまた別の機会に勉強したい、この化学反応式です。

【次回の学習予定】
5教科・・・いの一番にTくんの『家庭学習ノート。』
国語・・・『北辰のかこもん』・作文。
数学・・・『計算の級別トレーニング』
時間が許せば、
理科・・・NaHCO3(炭酸水素ナトリウム)の加熱分解の化学反応式。
【予定終わり】

互いに関連付けられた学習をしながら、5教科の学力を総合的に伸長して行きましょう。
Tくんの学力が5教科とも向上して行くこと(to不定詞)を塾長は熱望(wish)しています。

QED進学塾の高校受験生(T)~今回の5教科と次回の授業予定

QED進学塾の高校受験生のTくんの今回の5教科と次回の授業予定です。

Tくんの前回授業と今回授業の間に書道教室の日が2日間ありました。
Tくんは忙しかったはずなのに、Tくんの『家庭学習ノート』は相変わらずの充実ぶりでした。
本当によく勉強しています。
また、『家庭学習ノート』には、Tくんが塾長に質問したいことが、一目で分かるように書き込まれています。

Tくんのそんな勉強ぶりを見せられては、その努力に全力で応えたいと思うのが人情です。
塾長は、Tくんの『家庭学習ノート』を骨までしゃぶりつくす勢いで今回の授業をしました。
同ノートの質疑応答・関連事項・演習問題・発展学習・・・・・
まさに味わい尽くすような今回の学習でした。

【英語】
1.現在分詞(動名詞)
2.to不定詞(名詞的用法)
Tくんは、これらを目的語に取る動詞を学習しました。

(1)1.も2.も目的語に取るし、意味も変わらない動詞。(likeなど)
(2)1.も2.も目的語に取るが、意味が変わってくる動詞。(tryなど)
(3)1.の場合は目的語だが、2.の場合は目的語ではない。(2.は副詞的用法)
1.と2.で意味も全く違う。(stop)
(4)1.しか取らない動詞。=気持ちが後ろ向き・過去。(メガフェップス)
(5)2.しか取らない動詞。=気持ちが前向き・未来。(want,hope,wishなど)

Tくんは、enjoyの目的語が1.のみであることを、「気持ちは前向きだけど過去だから。」という理由で納得することができました。

【数学】
Tくんは、因数分解を学習しました。

因数分解の解法の手順は、
■1 共通因数を前に出す。(共通因数でくくる。)「公式0.」
■2 「しっぽ」によって「公式1.」「公式2.」「公式3.」を識別する。
■3 ■2で選んだ公式を適用する。
の3stepです。

Tくんは、問題演習を重ねながら3stepを身に着けて行きました。

【社会科・国語】
Tくんは「産業の空洞化」などの難しい用語を勉強しました。
塾長がTくんの『家庭学習ノート』を見ると、「洞」の字が「銅」になっていました。
「洞」の訓読み「ほこら」、洞窟、鍾乳洞、釣鐘、乳白色・・・・・・
Tくんは、上記を学習して文字力と語彙(ごい)力とを鍛えました。

文字力と語彙力は、国語力を支える両輪です。
また、国語力は全教科の学習の土台です。
社会科の用語には、難しい漢字が使われていたり、意味を理解するのに苦労したりする言葉が数多くあります。
これらをていねいに学ぶことで、社会科と国語の両方の力をつけていきたいものです。

つづく

2022-04-07

QED進学塾の大学受験生(Y)~今回の英数と次回の学習予定

QED進学塾の大学受験生のYくんの今回の英数と次回の学習予定です。

【英語】
今回Yくんは、前回授業で学習した句と節について質問をしてきました。
Yくんは、前回よりもさらに詳しく学んで理解を深めました。
さらに、もう一歩進んだ発展学習もしました。

■ 時や条件を表す副詞節は、未来のことであっても現在形。

Yくんは、これをif節を例に演習しました。

1.もし明日が晴れならば、
2.明日貼れるかどうかを、

上記1.は、if節が条件を表す副詞節なので現在形を用います。
しかし、上記2.は、if節が目的語となる名詞節なので未来形です。

これは入試頻出問題なので、1.2.の違いを人に説明できるレベルまで理解しておきたいところです。

【数学】
今回Yくんは、『計算の級別トレーニング』の新級を履修開始しました。
今回の授業でYくんが習得したのは、商の求め方です。
Yくんは、筆算をせずに商を求める技術と、式を極限まで簡略化してから筆算をする技術とを学びました。
この技は、理科の計算問題でも大活躍してくれます。
何度も演習して身に着けましょう。

【次回の学習予定】
1.英語の小テスト。
2.数学の小テスト。
これらにYくんが合格すれば即、英語は新章、数学は新級へと駒を進めます。

2022-04-06

QED進学塾の高校受験生(R)~今回の理数と次回の学習予定

QED進学塾の高校受験生のRくんの今回の理科・数学と次回の学習予定です。

Rくんは、『北辰のかこもん』の第1回理科を自宅受験し、その答案を塾に持参しました。
第1回理科には、計算問題が2問出題されていて、1問は「オームの法則」、もう1問は「化学反応式の量的関係」でした。
塾長の経験則から問題の難易度を判断し、全受験生の正答率を推定したところ、前者が7割で後者が1割という結論に至りました。
となれば話は簡単です。
Rくんは前者を徹底的に学習し、後者を捨て問にしました。

電圧=電流×抵抗。
V=A×Ω。

Rくんは、この関係式を「てんとう虫」の円図に書き込んで、前者の計算問題を解き進めることを試みましたが、計算技能の問題でなかなか先へと進めません。
そこで、塾長は今回の授業のターゲットを「オームの法則」1つに絞り込みました。

公立高校入試の理科の計算問題は、その全てが「てんとう虫」あるいは「比例式」のどちらかで解くことができます。
今回の授業でRくんは、「てんとう虫」の使い方を完全習得しました。
とてもよく頑張りました。
これで、理科の計算問題の基礎の50%を勉強したことになります。
しかしながら、せっかく習得した知識・技能であっても、練習を怠ればたちどころに0%に逆戻りしてしまいます。
Rくんが同じ問題を何回も練習して、解法を体に染み込ませてくれることを塾長は期待しています。

翻って数学。
Rくんは「しっぽが」で始まる、因数分解の3公式の分類表を覚えることができました。
今回は、その表の下に「公式」そのものを加筆できるようにもなりました。
あとは演習・実践あるのみです。

さて、Rくんの次回の学習予定です。
1.理科=オームの法則。【塾長の自作問題】
2.数学=『計算の級別トレーニング』3級「因数分解」
3.英語=人称代名詞一覧表。
以上の3本立てです。
いずれも、小テスト→問題演習の順で学習します。

2022-04-05

QED進学塾の高校受験生(T)~今回の4教科と次回の学習予定(2)

QED日誌の前回記事の続きです。

【理科1】(オームの法則)
Tくんは『北辰のかこもん』の計算問題(オームの法則)を見事正解していました。
塾長は大変嬉しく思います。
これまで塾で、家で、Tくんが計算問題の演習を数多く積んできたことが生かされたからです。

Tくんは、割り算の筆算をして答えを求めていました。
そこで、今回Tくんは、「通分」の手法で(分母と分子に同じ数をかける手法で)、筆算をせずに解くことを学習しました。
この解法の目的は、計算を楽に速く間違えにくくすることです。
Tくんは、「10分の」「100分の」「1000分の」の形を作って、一瞬で分数を小数に直す方法を習得することができました。

【理科2】(気象)
Tくんは、『北辰のかこもん』の書き込み問題(気象記号の書き方)を学習しました。
Tくんが学習したのは、「晴れ・南東の風・風力4」を書き込む問題です。
あと一歩のところでTくんが正答を逃した、実に惜しい問題でした。

今回の国語でTくんが学習した「東=青春」「南=朱夏」「西=白秋」「北=玄冬」に、太陽の日周運動の時刻を書き込むことで、Tくんのこの問題への理解が一気に深まりました。
教科の垣根を越えた学びは、複数教科の学力・成績を同時に押し上げます。
そして、そのような学びから得た知識は有機的に繋がり、本当の意味での「血肉となった知識」となります。
しかも、学びの過程そのものが楽しい点でも優れています。
そして、楽しみながら学んだことはなかなか忘れません。
Tくんがこのような学習を積み重ねて、学力と成績を伸長させ続けることを、塾長は願ってやみません。

【数学】(因数分解)
Tくんが『家庭学習ノート』に数多く解いてきた問題を塾でも学習しました。
同じ問題をもう一度、家で復習しましょう。
大急ぎではないので、書道のない日にでも。

前回Tくんは、「しっぽが」で始まる、因数分解の公式1.2.3.の識別表を学習しました。
今回Tくんは、その表に3公式を加筆しました。

【次回の学習予定】
1.『家庭学習ノート』
2.『計算の級別トレーニング』3級(因数分解)
3.『北辰のかこもん』(国語)
次回の1回で全部を学習できなくても問題ありません。
慌てず、急がず、ひとつひとつを丁寧に学んで行きましょう。

【休み時間】
Tくんは、自分の愛読書のうちの1冊を塾長に貸し出してくれました。

Tくん「涙が止まらなくなるよ。」
塾長「バスタオルを用意しとく。」

どんな感動の物語が待っているのか、塾長は楽しみで仕方ありません。

QED進学塾の高校受験生(T)~今回の4教科と次回の学習予定

QED進学塾の高校受験生のTくんの今回の国語・英語・理科・数学と次回の学習予定です。

今回もTくんは『家庭学習ノート』にものすごい量の勉強をしてきました。
Tくんは、毎日欠かさず家庭学習をする習慣が完全に身に着いています。
塾長は、Tくんの頑張りにいつもいつも感心させられっぱなしです。

Tくんの努力の詰まった『家庭学習ノート』や『北辰のかこもん』です。
塾長がそれらを最大限に活用したくなるのも当然です。
というわけで、今回Tくんはこの2つをみっちり学習しました。

【国語】
Tくんは『新自習教室』で作文を学習中です。
今回の同書の問題に『万葉集』の一首がテーマの作文が出題されていました。
Tくんは、この1問から「方角・色+季節・太陽の日周運動」などを学びました。

東・青色+春=青春・朝6時。
南・赤色+夏=朱夏・昼12時。
西・白色+秋=白秋・夕18時。
北=黒色+冬=玄冬・夜0時。

これらの知識は、漢文はもちろんのこと、古文や短歌・俳句・詩歌・理科の第2分野などに幅広く活用させることができます。
ぜひ覚えてほしいと思います。

【英語1】(文型)
Tくんは「第4文型SVOO」と「第3文型SVO」を学び、それらの書き換えを学習しました。
また、今回の授業で「第5文型SVOO」を初めて習いました。
Tくんは「第5文型SVOO」を「第3文型SVO」や「第2文型SVC」と比較し、照らし合わせながら深く学びました。

【英語2】(不規則動詞変化表)
Tくんは、不規則動詞変化表を学習中です。
今回の授業で塾長がTくんに詳しく説明できなかった「発音」について、ここに補足します。

wear-wore-worn(を着る。を着ている。)
「ウェア・ウォー・ウォーン」(英国英語・英語)・・・(2)
「ウェア・ウォア・ウォアン」(米国英語・米語)・・・(3)

塾長は、やや崩れた感のあるアメリカ英語よりも、本家本元のイギリス英語のほうが、どちらかと言えば好きです。
ですが、それに固執するつもりは毛頭ありません。

(1)「ウェア・ウォア・ウォーン」
長所=発音と文字の相性がよい。
短所=真ん中(過去形)だけアメリカ英語で美しくない。

(2)「ウェア・ウォー・ウォーン」
長所=本家本元の美しいイギリス英語。
短所=真ん中(過去形)の綴りを間違えそう。

本に例えると、(1)がライトノベルで(2)は純文学といったところでしょうか。
塾長のお薦めは(1)ですが、最終的にはTくんの好みでよいでしょう。

つづく

2022-04-04

QED進学塾の高校受験生~『北辰のかこもん』の質疑応答

QED進学塾の高校受験生の『北辰のかこもん』の質疑応答を次回授業にて行います。

昨日『北辰のかこもん』の第1回の第1番目の教科を自宅受験したばかりの子がいます。
1週間前に5教科の自宅受験を既に完了した子もいます。
塾長は、各受験生が自分の最も勉強しやすいペースで『北辰のかこもん』の学習を継続してくれることを望んでいます。

塾長は、『北辰のかこもん』の質疑応答も「受験生各自のペースで」と考えています。

1.受験生自身が「もう少しで解けそうだった。」と感じた問題。
2.塾長が受験生のこれまでの学習状況などから「もう少しで解けたのではないか。」と感じた問題。
3.塾長が「この問題はぜひ正答してほしい。」と思う問題。
(予想正答率が高い問題。)
上記1.2.は主観で、3.は客観です。

受験生がせっかく解いた『北辰のかこもん』です。
その学習効果を是非とも最大化させたいものです。

2022-04-03

QED進学塾の高校受験生(R)~今回の数学と次回の学習予定

QED進学塾の高校受験生のRくんの今回の数学と次回の学習予定です。

Rくんは『計算の級別トレーニング』5級・4級・3級をハイペースで学習中です。

5級の解法は、ひとつひとつの項をかけざんして多項式の展開をします。(公式0.)
一方、4級は、公式1.2.3.を駆使して一気に展開します。

5+5+5+5+5+5=30。
5級を上記のたし算に例えると、4級は下記のかけ算です。
5×6=30。

どちらの解き方でも答えは30になります。
ですが、かけ算を用いたほうが速く解けます。
もし、5×60だったら・・・
この答えを60回たし算して求めようと思う人はいないでしょう。

テストは時間との勝負です。
制限時間のないテストはないのですから。
時間短縮のために使える「技」は積極的に活用しましょう。
短時間で楽に問題を解けば、自ずと正答率もUPします。

受験勉強とは、どれだけ多くの「技」を覚えるかの勝負です。
しかしながら、覚えただけでは使えない「技」は数多(あまた)あります。
ということは、それらの「技」を如何に上手に使いこなせるかの練習もまた受験勉強です。

Rくんが4級の問題をわざわざ5級の解法を用いて時間をかけて解くことは、受験勉強ではありません。
塾長は、Rくんが4級の問題を速く正確にとくための「技」(公式1.2.3.)を1日も早く完璧に覚えて、その3公式を使いこなす演習を積んでくれることを期待しています。

さて、次回の学習予定です。
1.公式のテスト。
2.公式を用いた問題演習。

2022-04-02

QED進学塾の高校受験生(T)~今回の数学と次回の学習予定

QED進学塾の高校受験生のTくんの今回の数学と次回の学習予定です。

今回Tくんは、『計算の級別トレーニング』4級「乗法公式」と3級「因数分解」を学習しました。

【乗法公式】
塾長は、前回学習したばかりの公式1.2.3.を今回の授業の冒頭に小テストしました。
Tくんは、3つの公式をほぼ完璧に覚えていました。
早速Tくんは、3公式を用いて4級の問題を解きました。

【因数分解】
Tくんは「因数分解」を今回の授業から履修開始しました。
因数分解を初めて学習するとは思えないほど、Tくんの授業理解・吸収のスピードが速かったです。

「因数分解」の基本は「共通因数」を前に出す(「共通因数」でくくる)ことです。
塾長は、3公式の前に「共通因数」を探す習慣をTくんに身に着けて欲しいがために、上記の基本を「公式0.」として教えました。
Tくんがのちに「公式0.+公式3.」のようにして、複数の公式を組み合わせて解かなければならない計算問題に直面したとき、その習慣が役に立つことでしょう。

今回Tくんは、「しっぽ」に着目して3公式を識別する方法を学びました。

【公式1.2.3.の識別法】
「しっぽ」が、
(1)「○2乗」の形になっていない。→公式1.
(2)「+○2乗」の形になっている。→公式2.
(3)「ー○2乗」の形になっている。→公式3.
(4)「公式2.」に見えて、実は「公式1.」である問題もある。(約5%程度)
(5)途中で(4)だと気付くこともある。
もし途中で気付かなくても「たしかめ算」(展開)をする習慣さえ身に着けておけば、その段階で100%気付く。
【識別法終わり】

また、Tくんは、ぜひ覚えておきたい「平方数」を学習しました。

【平方数】(自然数を2乗した数)
1,4,9,16,25,36,49,64,81,100(1~10)
121,144,169,196,225(11~15)
256,289,324,361,400(16~20)

【家での復習】
以上のように、今回授業では「覚えもの」が大変多かったです。
いっぺんに覚えるのは大変でしょうから、平方数の(11~15)を後回し、(16~20)はもっと後回しにしても問題ありません。
この土日にTくんが(11~15)と(16~20)以外をよく復習してくれることを塾長は期待しています。

【次回の学習予定】
Tくんは、次回から本格的に3級の「因数分解」の問題を解いて行きます。
その際に、Tくんは自分が導き出した答えが本当に正しいのかを確認するために、毎回必ず「たしかめ算」(展開)を実施します。
その「たしかめ算」がそっくりそのまま4級の復習になります。

3年1学期の数学の中間試験のテスト範囲は、おそらく「5~3級」となることでしょう。
Tくんが今のうちから「5~3級」をしっかり予習しておけば、同試験での高得点は約束されたも同然です。
いっしょにがんばりましょう。

2022-04-01

QED進学塾の高校受験生(R)~2年生の通知表

QED進学塾の高校受験生のRくんが2年生の通知表を塾に持参してくれました。

【成績欄】
Rくんの通知表には、36個の数字が並んでいました。
9教科×4期分(1学期・2学期・3学期・通年)=36個です。
その36個の中で、納得が行かないほど低い数字が2個だけありました。
そして、その2個の原因を熟考した結果、最も疑わしいのは「提出物」であるという結論に至りました。

Rくんの通う学校で定期試験の度に配布されるのが、「テスト範囲・提出物一覧」というA4プリント1枚です。
そのプリントは「○印」で提出物が一目で分かるように工夫されています。

1.提出物を仕上げたら「○印」赤ペンで塗る。
2.提出物を提出したら「○印」の隣に提出日を記入する。

塾長は、Rくんに上記を提案し、Rくんも「これなら大丈夫。」と納得してくれました。

Rくんが受験する高校にもよりますが、「内申点」は、
(1)第1学年次の学校成績(中1の通知表)25%。
(2)第2学年次の学校成績(中2の通知表)25%。
(3)第3学年次の学校成績(中3の通知表)50%。
このような傾斜配点になっている高校が多いのです。

ということは、3年生の通知票に「納得できないほど低い数字」が記録されることは、是非とも回避したいところです。
そのための最も有効な手段は「提出物を確実に出すこと」、これに尽きます。
塾長は、Rくんが「提出物」で失敗しないことを前提に、Rくんの3年次の学校成績に大いに期待を寄せています。

【所見欄】
Rくんの通知表の「所見欄」で、最も塾長の目を引いたのは「家庭学習ノート」の項目でした。
毎日毎日Rくんは家庭学習に励んでいます。
その結果、Rくんの通知表には「年間500ページ」に及ぶ「家庭学習ノート」の提出があったことが明記されていました。
そのことを塾長は心から嬉しく思いました。
Rくんが倦まず弛まず日々の努力を継続できたことが嬉しかったです。
そのRくんの努力を学校の先生がよく見ていてくれて、しかも「500ページ」という客観的な数字で評価してくれて、それを公式文書である通知表に記録してくれたことが本当に嬉しかったのです。

もちろん塾長は、Rくんの家庭学習の充実ぶりを褒めちぎりました。
褒められたRくんは、とても誇らしげな顔をしていました。
その表情は自信に満ち溢れていました。

努力は報われる。
この言葉を塾長は信じていません。

報われるまでやり続けるのが努力。
塾長はこれを信じています。

Rくんは決してあきらめずに努力し続けることのできる人間である。
塾長はこれを信じています。

Rくんが2年次の「年間500ページ」の実績を根拠ある自信として、3年次も毎日毎日勉強し続けてくれることを、そしてその努力が「志望校合格」という形で必ずや実を結ぶことを、塾長は信じて疑いません。

QED進学塾の高校受験生(T)~今回の国社数と次回の学習予定(3)

QED日誌の前回記事の続きです。

【数学】
今回Tくんは、前回に引き続いて「乗法公式1.2.」を学びました。
そして、上記の2つの公式を用いた『計算の級別トレーニング』の問題を演習しました。

Tくんは「公式2.」の理解が不十分でした。
それを「分かったふり」をして誤魔化さないのがTくんの良いところ。
Tくんが正直に「分からない。」と言ってくれたので、塾長は「公式のでき方」に立ち返って授業しました。
すると、Tくんは「公式2.」の形と、どうしてその形になるのかの理由とを、十二分に理解することができました。
特に、「2」と「1班」と「2班」で「3人のかけ算」をすることに納得できた、Tくんの晴れやかな笑顔が印象的でした。
塾長は、Tくんがこれからも分からないところをどしどし質問してほしいと思っています。

次回、Tくんは「公式3.」と「因数分解の識別法」とを学習します。

【休み時間】
今回も塾長はTくんの小旅行の体験談を楽しく聞かせてもらいました。
Tくんは、その土地(旅行先)を大変気に入っています。
そして、その地は川口から近すぎず遠すぎずで、小旅行に丁度良い距離感です。
Tくんは、同地で行ってみたいところが、まだまだたくさんあるそうです。
なので、Tくんの次回の小旅行(同地訪問)の計画は既に立案済です。
塾長は、またもやTちゃんの旅行記が聞けることが、今から楽しみで仕方ありません。

話は変わります。
塾長は「洋服の青山」で洋服や小物を8点購入しました。
年度末で失効してしまう「青山ポイント」が1万円分あったからです。
それをどぶに捨ててしまうのは、あまりにも勿体ないことなので、塾長は慌てて青山に行って来たのでした。

Tくんは、美術部の副部長をしていて、美的センスが抜群に良いです。
(展覧会に絵画を出品して入賞しています。)
そんなTくんが「むっちゃおしゃれ。」と褒めてくれたのが、ビームスのデザイナーのネッカチーフでした。
さらに、Tくんは塾長の重ね着(ネッカチーフも含む)のコーディネートまでしてくれました。
授業終了後、塾長がその姿でジムに行ったところ、いつもおしゃれなジム友からファッションセンスを褒められました。
塾長は、正直に「コーディネーターは生徒」と言いました。
コーディネート料が今治のタオルハンカチ1枚で申し訳ないくらいです。(笑)

ネッカチーフには、主として赤と青が用いられていました。
そして、Tくんが選んだシャツの色は青で、ダウンジャケットの色は赤でした。
このようにして、「少しずつ色が重なっているとおしゃれに見える。」と、塾長のジム友が塾長にファッション理論を教えてくれました。

もしかしたら、Tくんは直感的にそんな色の合わせ方をしていたのかもしれません。
いつもおしゃれなTくんは、理論でも直感でも美意識が優れているのでしょう。
こと服飾に関しては、Tくんが「先生」で塾長が「生徒」です。
塾長は、これからもTくんにご教授願いたいと思っています。

おしゃれをすると気分が上がります。
おしゃれの話題で盛り上がるのも楽しいですし、おしゃれは勉強にも運動にも好影響を与えます。
(塾長が派手なズンバウェアを着て、ノリノリで運動量upしているように)
生徒も先生もおしゃれして、お互いが気持ちよく勉強して、学習効果が向上して・・・
いいことばかりです。

ふざけて言っているのではありません。
現実に、制服のかわいい高校の偏差値が上がったりするのはよくあることです。
生徒も先生もおしゃれを楽しみながら、文武両道のパフォーマンスを上げて行ければ最高だと塾長は思うのです。

QED進学塾の高校受験生(T)~今回の国社数と次回の学習予定(2)

QED日誌の前回記事の続きです。

【社会科】
今回Tくんは、「覇権国家の変遷」について学びました。
Tくんが学んだキーワードを簡潔に記します。

1.スペイン・ポルトガル。
大航海時代。造船技術。貿易。植民地支配。

2.イギリス。
産業革命。蒸気機関。大量生産。世界地図の中心。本初子午線。

3.米ソ冷戦時代。(東西冷戦時代)
アメリカ。ソ連。(現在のロシア)。資本主義。社会主義。共産主義。
NATO対ワルシャワ条約機構。
ベルリンの壁崩壊。東西ドイツ統一。ソ連崩壊。
おまけ=ウクライナは旧ソ連の穀倉地帯。

4.アメリカ。
基軸通貨ドル。世界の警察。9.11テロ。中国の台頭。NATO。

Tくんは、「覇権国家の変遷」の大まかな歴史の流れを把握することができました。
とは言っても、これだけの膨大な学習内容をたった1日で整理するのは至難の業です。
近く時間のあるときに(早ければ次回授業で)もう一度おさらいをしたいと塾長は考えています。

つづく

QED進学塾の高校受験生(T)~今回の国社数と次回の学習予定

QED進学塾の高校受験生のTくんの今回の国語・社会科・数学と次回の学習予定です。

【国語】
Tくんは、毎日少しずつ『家庭学習ノート』に『新自習教室』の作文の問題を演習しています。
作文を得意とするTくんの文章には、減点対象となるところがほとんどありません。
今回、減点箇所(ー1点)は、たった1つだけでした。

埼玉県が発表している「作文の評価の観点」に、『文章 ○文脈(主・述の照応など)・用語などに不適切なところはないか。』という項目があります。
それに鑑みて、Tくんの減点(ー1点)は、上記の「用語の適切さ」によるものでした。

作文に限ったことではないのですが、国語力の礎(いしずえ)となる二本の柱は、「文字力」と「語彙(い)力」です。
そして、国語はすべての教科の土台となる教科です。
(英語の試験であっても、問題文は通常日本語で書かれています。)
ということは、文字力と語彙力とを鍛えれば5教科の成績が総合的に向上するのです。

ですが、これは一朝一夕に成せるものではありません。
今回の授業でTくんは、文字力の不足分を語彙力で補う方法を学習しました。
このようにして、文字力と語彙力とをやりくりしながら文章を書き上げるのも、作文に必要な能力なのです。

また、Tくんは、漢字の文字と音(音読み)の相関を学び、文字力を向上させました。
(例)
「博」=音読みが「ハク」なので、点が必要。
「専」=音読みが「セン」なので、点が不要。

上記の(例)は、
音読みの最初の文字が、「ハヒフヘホ」「パピプペポ」「バビブベボ」の何れかのときに点が必要で、それ以外のときには点が不要であるという、法則に則っています。

文字力を向上させるには、一つ一つの文字について、音読み・訓読み・熟語などを丁寧に学習して行くことが大切です。
ですが、上記の(例)のような法則性や、漢字の成り立ちの4パターンなどを知ることにより、文字力の全体を一気に底上げすることも可能です。

塾長は、「漢字をひたすら書いて覚えなさい。」とは言いません。
人間は、単純作業の果てしない繰り返しに耐えられないからです。
ところが、絶対的な法則性やよくあるパターンに当てはめながら、つまりは「考えながら」漢字を学べば、それはもう単純作業ではありません。
Tちゃんが楽しみながら飽きずに漢字の勉強を続けてくれること、そして漢字学習を通して文字力と語彙力とを同時に鍛えてくれること、これを塾長は期待しています。

Rome was not built in a day. 「ローマは一日にして成らず。」
Little by little, one goes far. 「塵(ちり)も積もれば山となる。」

Tちゃんがゆっくりと、しかしながら一歩一歩着実に、しかも楽しみながら、日々の勉強の積み重ねによって学力を伸長させ続けてくれることが、塾長のいちばんの願いです。

つづく