2022-04-18

QED進学塾の高校受験生(R,T)~第1回「北辰テスト」1週間前(2)

QED日誌の前回記事の続きです。

前回記事で塾長は、RくんとTくんの両名に共通することがらについて書き記しました。
いわば総論です。
今回の記事は各論です。
ひとりひとりについて書いて行きます。

【Rくん】
Rくんは、ある日の塾の授業時間の2時間を全投入して、『北辰のかこもん』の1問を学習したことがあります。
その教科は理科、単元は「オームの法則」でした。

理科の計算問題のほぼ全てが、「てんとうむし」と「比例式」のどちらか、あるいはその両方を用いて解くことができる問題です。
上記の1日は、Rくんがこれらの解法を完全習得するための日でした。

Rくんは、このたった1問を通して、「オームの法則」はもちろんのこと、他の単元の理科の計算問題を解くためのエッセンスをも身に着けることができたのです。
Rくんには、このような「1点突破→全面展開」の勉強法が向いています。

さて、今週のRくんのターゲットは数学の計算問題です。
『北辰のかこもん』第1回に収録されている計算問題のうち、
(1)Rくんが1つの知識・技能を完全習得できて、(1点突破)
(2)なおかつ汎用性が広範に及ぶ問題。(全面展開)
に照準を絞り込んだ学習をします。

【Tくん】
Tくんの『家庭学習ノート』の充実ぶりには目を見張るものがあります。
Tくんは、いつも膨大な量の家庭学習をして登塾して来ては、その学習内容の質疑応答・演習補題・発展学習などで1日の授業が埋まることも珍しくありません。

そんなTくんのことですから、『北辰のかこもん』の第1回の5教科からの質問が山のようにあるであろうことは想像に難くありません。
その山は宝の山です。
塾長は、宝の山の中から、最も価値の高い宝石を見つけ出さなくてはなりません。
すなわち、塾長の問題の取捨選択の手腕が問われるときです。

とは言え、やみくもに探し回る訳ではありません。
ある程度の目付けはできています。

(1)理科の計算問題。(再質問を含む)
(2)数学の計算問題。
(3)数学の1行問題。(文章問題・図形問題)
(4)英語の短文問題。
(5)国語の文法問題。
(6)社会科の記述問題。

塾長がQED日誌の前回記事に「授業でどの問題を取り上げるか。」の判断基準を書きましたが、その基準を満たすものが上記の5教科6項目です。

Tくんは、既に現時点で明確な「第1志望校」があります。
「同校の内定を取りたい。それも可能な限り早い段階で。」
Tくんは、そんな気持ちで毎日の受験勉強を頑張っています。

Tくんの目標達成のためには、北辰テストや学校の定期試験でそれぞれ好成績を修める必要があります。
その中でも、目前に迫っているのが実施日まで1週間を切った「第1回北辰テスト」です。
まずは目の前のことに全力投球をしたい今週です。

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