2012-07-31

Q.E.D.進学塾の小学6年生~社会科の好きな子

Q.E.D.進学塾の小学6年生のKちゃんが『 ウェイ・アップ-中3-社会 』を学習し始めてから3日目です。毎日1ページずつ学習しているので3ページ目です。Kちゃんはとても優秀で、解けなかった問題は1問だけ。今日はその1問、世界地図の図法について詳細に学習しました。高校入試に必要な図法は、
1. 正角円筒図法(メルカトル図法)
2. 正積図法
3. 正距方位図法
以上の3図法です。
しかし高校入試では、この3つの図法の名称が問われることはありません。問われるのはそれぞれの図法の特徴(長所・短所)、およびその特長を生かした利用法についてです。

図法の名称をそのまま覚えるのは難しく、とはいえ名無しのままでは整理して覚えられない・・・
そこで以下のように別名を付けました。

1. 正角円筒図法(メルカトル図法)→船乗りさん用の地図
2. 正積図法→分布図用の地図
3. 正距方位図法→パイロット用の地図
Kちゃんは60分間の授業で「なぜ上記の用法なのか」を十二分に理解してくれました。

社会科が好きで、正答率の高いKちゃんです。今日のように焦点を絞り込んで深く学ぶことを繰り返しながら、さらに力を着けて行ってほしいものです。

2012-07-30

Q.E.D.進学塾の夏期講習会~本日より参加の小学4年生

Q.E.D.進学塾の夏期講習会は今日から第2週に入りました。小学4年生のAちゃんとMちゃんが仲良く登塾してきました。この子たちにとっては本日が夏期講習初日です。2人とも元気いっぱい、体も頭もよく動いています。

Mちゃんは漢字で苦労していました。字が分からないというより語句の意味が分からなくて書けないのです。「説く」「特急」のように馴染みの薄い言葉が多く出題されていました。日常会話で登場する機会の少ない言葉は読書によって覚えていくほかありません。
算数は「180度より大きい角」を求めることができるようになりました。分度器は180度までしか表示がないので直接測ることができません。1周360度から小さい角を引くことを理解して、得意顔のMちゃんでした。

Aちゃんは算数をがんばりました。分数・小数・百分率(%)・歩合(割・分・厘)・比・比の値・・・1時間半に渡って非常に多くのことを学びました。特に今日初めて学ぶ「比・比の値」の吸収が驚くほど速く、1ページのA問題5問を全て解ききってくれました。学習進度にスピード感があります。しかし、このままの勢いで突き進むと、思わぬ穴が発生したり消化不良を起こしてしまったりする危険が大きそうです。適宜に復習問題を入れながら着実に進んでいきたいと思います。

2012-07-29

Q.E.D.進学塾の夏期講習会~明日から2週目

Q.E.D.進学塾の夏期講習会は明日から2週目です。ここのところの暑さで子どもの体力が心配されますが、土曜日・日曜日の休塾日にリフレッシュして、また明日からの5日間の勉学に励んでくれることでしょう。

夏期講習会の第一週を振り返って、児童・生徒たちの学習への集中力が日を追うごとに向上してきたように思います。塾生の問題を解く時間が短縮され、かつ正答率が上昇しているからです。 通塾を含めた一日の生活のリズムをつかみつつあるようです。

都合により夏期講習会の第一週を休塾し第二週以降からの講習会参加となる子たちもいます。学習する空気の完全に出来上がった教室で、先行する児童たちの学習の流れに乗って行ってほしいものです。

夏期講習会の第一週は参加して第二週をお休みする子もいます。部活の合宿のためです。流れを途切れさせないために毎日少量ずつの宿題を出しています。その宿題の出来栄えを見て、第三週から新しい単元に進むのか、既習単元の復習をするのかを決めたいと思います。

2012-07-28

Q.E.D.進学塾の小学4年生~学習の総量と自主性

Q.E.D.進学塾の小学4年生たちは夏期講習会の午前の部に参加しています。朝の9時から正午まで学ぶ毎日です。国語を2ページ、算数を2ページ、英語を1文字(例:Q q キュー クッ)、以上のように学習の総量は決めてあります。しかし、どこを学習するのかは児童が自分で決めます。国語も算数も英語も、学習項目の選択権を児童に与えているのです。

易しいところ、自分ができると思うページを選んで学習する子もいます。その選択の過程で問題を見る目が養われます。これは実戦練習です。テストでは「解ける問題から解く」が鉄則なのですから。
しかし、実際に問題を解いてみると思うように解けないことも多々あります。ここで児童は自分が「分かったつもり」でいたことに気付くのです。その問題を板書解説すると児童の食いつきが違います。児童はできなかった問題をできるようになろうという強い意志を持って授業に真剣に取り組のです。

やや難しい問題に挑戦する子もいます。興味関心のおもむくままに問題を選択する子もいます。どちらの子も高い集中力で問題を解いています。児童が自ら選択した問題を解くことは学習への意欲を向上させるのです。

昨日の算数の時間にRちゃんはまとめの問題を選びました。4ページを飛ばしての挑戦でしたが苦戦していました。児童はこういう経験を通して順序良く学んでいくこと、すなわち基礎からの積み上げの大切さを理解していくのです。

2012-07-27

Q.E.D.進学塾の小学6年生~社会科の新テキスト

Q.E.D.進学塾の小学6年生のKちゃんは本日、『 中受新演習コンプリーション-小6-社会 』全144ページを履修完了しました。毎日1ページずつこつこつとよくがんばりました。
新テキスト『 ウェイ・アップ-中3-社会 』をプレゼントしました。早速明日の宿題に1ページ出題です。こちらも毎日学習します。

今日もKちゃんは英語・算数・国語・理科・社会の5教科を普段通りに学習しました。いつもより短時間で5教科を終えたので、
塾長「何をしたい?」
Kちゃん「白地図。社会が好きだもん。」

数時間後にロンドンオリンピックの開会式が始まります。
Kちゃん「がんばって起きておく。9時間遅いんだよね。。。」
塾長「すごい。よく分かったね。で、どうして9時間なの?」
Kちゃん「135÷15=9時間。」
社会の地理で習った「ロンドン旧グリニッジ天文台=本初子午線=経度0度」と、理科の天体で習った「地球の自転=24時間360度→1時間15度」が頭に入っているのが立派です。そしてそれらを組み合わせて活用できたことが更に立派です。学力の地力がついてきました。「好きこそものの上手」です。

社会科の新テキストを選択するにあたって、2つの選択肢を考えていました。ひとつは上記の『ウエイアップ』で、高校受験用のテキストとしては最も易しい部類に入ります。もうひとつは『 サーパス 中学入試対策-小6-社会 』で、中堅~難関私立中学受験用です。『コンプリーション・小6』の次に学習するテキストとして『サーパス・小6』は難しすぎると考えて、より易しい『ウエイ・アップ・中3』を選択しました。Kちゃんの社会好きが今後も続くように少しずつステップアップしていきたいと思います。

2012-07-26

Q.E.D.進学塾の最年少~昨日5歳のお誕生日

Q.E.D.進学塾の小学6年生のKちゃんの妹のAちゃんは、昨日5歳のお誕生日を迎えました。5歳はQ.E.D.進学塾でお勉強をした子の最年少記録です。Aちゃんは勉強が大好きです。

塾長「よくがんばりました。」
Aちゃん「お母さんが来るまで勉強したい。」
11時10分から50分までの40分間では飽き足らずもっと勉強したい様子でした。

【算数】
1の段を学習しました。1×1=1,  1×2=2,  1×3=3・・・・・
この3つまでをノートに書いたときに「閃いた」という顔をしたAちゃんは、自信満々で 「1×4=4」から後ろを書いていました。規則性・法則性を見つける能力の高さは、5歳になったばかりとは思えないほどです。

【英語】
「S s エス ス」を学習しました。小学4年生の授業を聞いていたAちゃんは、それに便乗してノートに「S s エス ス」を書き始めたのです。未知のことがらに対する興味関心が強いようです。ひとつ気になったのは小文字のsが鏡文字になってしまったこと。小さく書こうとすると上手に書けないようなので、ノートはできるだけ大きい文字で書いてもらうとよいでしょう。

【理科】
光合成を学習しました。

にんげんの こうじょうは でんきで うごく
はっぱの こうじょうは ひかりで うごく
みどりの こうじょうは たべもの (えいよう) をつくる

最初の板書では 『(えいよう)』 の文字はありませんでした。板書を終えたときのAちゃんの「野菜は栄養。」の一言を聞いて、後から板書に加筆したのです。Aちゃんは語彙が豊富です。そのためAちゃんには最初に少し難しめの言葉で教えて、理解できないようなら易しい言葉に言い換える方法が適していると考えます。Aちゃんの語彙力を更に鍛えるためです。語彙力は国語力に直結します。国語は全ての教科の礎(いしずえ)です。

2012-07-25

Q.E.D.進学塾の公立中学1年生~英語も数学も毎日

Q.E.D.進学塾の公立中学1年生のWちゃんは登塾するとすぐに英語を解き始めます。『みるみるわかるステップ式英語-中1』です。解き終わると「1行音読→1行和訳」の繰り返しです。英文も和文もテンポよく読めるようになってきました。最初に英語を学習することで一日の学習のリズムを作っているようです。昨日は英語→数学→理科の順で3教科を学習しました。(英語の次に学習する教科を数学に固定して、その次の3教科目を流動的にしています。 )毎日2時間、充実した学習ができています。

夏休みに入ってからの数学は方程式の計算を継続して学習中です。『アポロン数学-中1』です。昨日は分配法則を学習しました。分配法則は小学校で既出ですが、「項と項をかけて」分配法則を使うのは中学1年生が初出です。負の数をかけるときに符号の間違いがいくつか見られましたが、初出にしてはよくできていました。これから慣れて行ってほしいものです。

国語・理科・社会の3教科については学校課題と塾の自由課題を学習しています。Wちゃん自らが選択した範囲のテストが「自由課題」です。

2012-07-24

Q.E.D.進学塾の公立中学2年生~1次関数の5行テスト

Q.E.D.進学塾の公立中学2年生のSちゃんとNちゃんが昨日1次関数の5行テストで満点を取りました。下記の5行をそのまま書いてもらうテストです。よく覚えてきてくれました。

1. y=ax+b 
2. 一次関数の式
3. 直線の式
4. b=y切片=y軸との交点(0,b) 
5. a=傾き=変化の割合=↑/→=Δy/Δx=y2-y1/x2-x1

昨日の授業では『直線の式を求めなさい。』という問題を解きました。生徒たちは「直線の式」が「y=ax+b」と同義であると直ぐに気づくことができました。上記を覚えた成果です。数学は覚えることが少ない教科ですが、用語とその定義だけはどうしても知っておく必要があります。問題文に「直線の式を書け。」と言われて、何を答えに書けばいいのか分からないのでは困るのです。問題文を読めば瞬時に答えの書き方、すなわち「形」が浮かぶことが肝要です。

夏期講習期間中を通して上記の5行を毎日テストします。夢に出てくるくらいに定着を図りたいのです。その上で「覚えたことをいかに使うか。」を学ぶのです。数学の1次関数は夏休みに学習する5教科のうち唯一の予習単元です。2学期の中間テストに向けてのアドバンテージを取りに行く唯一の単元とも言えます。

定期テストが目先の目標であることは確かです。しかし、最大の目標ではありません。1次関数の学習を通して「学び方」を知ってもらうことがいちばんの狙いなのです。まず定義を学ぶこと。そしてその使い方を学ぶこと。その場しのぎではない、本質的な「学び方」を身に着けてほしいものです。

2012-07-23

Q.E.D.進学塾の私立中学2年生~本日3冊の英文法書を履修完了

Q.E.D.進学塾の私立中学2年生のMちゃんは、3冊の英文法書を本日履修完了しました。小学6年生から学習してきた『みるみるわかるステップ式英語 - 中1・中2・中3』の3冊です。通塾日の月曜日から金曜日も、休塾日の土曜日・日曜日も、毎日1ページの学習を欠かすことなく続けた結果です。

3冊を完了後に塾長が英作文の問題を即興で2問ほど作りました。中学3年間で履修する英文法のうち最難関の「関係代名詞の目的格」を用いた英作文です。Mちゃんはあっさりと解いてしましました。文法の力がついた証拠です。

明日からは『 英検3級予想問題ドリル 改訂新版 旺文社 』を学習します。本書は7章立てです。各章の冒頭の2ページに学習事項のまとめがあり、3ページ目からが問題集になっている構成です。第一章『英単語』の2ページを見たMちゃんは「知らない単語ばっかり。」と不安を隠せない様子でした。

英検3級の試験範囲は「中学卒業程度」です。中学3年間のまだ半分にも満たない、2年生の1学期を終えたばかりのMちゃんですから、「知らない単語」が多いのは当然のことでしょう。Mちゃんの希望により2ページを10日に分割して少しずつ覚えることにしました。

英文法書3冊で培った高いレベルの英文法の枠組みに、語彙力という内容物を注入していく夏休みです。

2012-07-22

Q.E.D.進学塾の夏期講習会~いよいよ明日開講

Q.E.D.進学塾の夏期講習会が明日7月23日(月)から開講します。多くの学年で既に実質的に開講していますが、小学4年生にとっては文字通り「開講初日」です。Q.E.D.の塾生たち全員が毎日夏期講習会に参加します。そのため7月と8月の塾での学習時間の総計が1,000時間を超える子もいます。

本日は大相撲名古屋場所の千秋楽でした。全勝優勝した日馬富士関が繰り返し口にしていた言葉は「全身全霊」と「一日一日」でした。塾生たちにも夏休みの一日一日を大切に過ごしてほしいと思います。

「今日はこれができるようになった。」一日にひとつでも構いません。必ず何かをつかんで帰る毎日であってほしいものです。そのわずかな積み重ねを毎日続けることで学力は飛躍的に向上するのです。Little by little, one goes far. 明日中学生たちに教えたいことわざです。夏期講習会の最終日に「気づくと遠くへ来ていた。」と全塾生が言えるように。

2012-07-21

Q.E.D.進学塾の小学4年生~学習量が増加

Q.E.D.進学塾の小学4年生のRちゃんの学習量が少しずつ増えてきました。通塾開始直後は2ページを学習するのがいっぱいいっぱいだったのですが、今では5ページ・6ページできるようになってきたのです。学習習慣が身に着きつつある証拠です。

ただ学習量をこなすだけではありません。学習の質も確実に向上しています。金曜日の国語の授業では板書をノートに全て書き、更に塾長の補足説明をもメモしていました。こうして作ったノートは自宅で復習するときに威力を発揮します。今後も継続してほしいものです。

金曜日の国語はまずローマ字を学習しました。先週学習したaiueoを自宅でよく復習して完全に覚えてきてくれたので、ka ki ku ke ko へと進みました。k(クッ)+a(ア)=ka(カ)のように発音の足し算を習得しました。Rちゃんは始め「クア」「クワ」「キャ」と言っていたのですが試行錯誤の末に「カ」にたどり着くことができたのです。

試行錯誤には時間がかかります。 ダイレクトに答えを教えたほうが早いのです。しかし時間をかけるだけの価値は十分にあります。児童が授業に積極的に参加できるからです。すると受け身の授業では得ることのできない「学習の楽しさ」を感じられます。こうして学んだことは忘れません。長期記憶として児童の頭に残れば、そこに新たな知識を上積みしていくことができます。確かな学力は積み上げ学習の繰り返しによって得られるのです。

2012-07-20

Q.E.D.進学塾の夏期講習会~既に実質的開講(3)

Q.E.D.進学塾の夏期講習会は来週の月曜日の7月23日が開講日です。しかし私立中学校2年生のMちゃんは既に夏期講習会の真っただ中です。昨日はまず英語の『みるみる』にて関係代名詞を、続いて数学の『アポロン』にて連立方程式の文章題を、最後に理科の学校課題にて光の性質を、と淀みなく学習できています。

Mちゃんは7月23日に英語の『みるみる』を履修完了予定です。それに代わって7月24日からは『英検3級ドリル』を学習します。しかし今後も学習の流れは変わりません。『英検3級』→『アポロン』→『学校課題』の順です。

昨日、数学の『アポロン』を学習していたときのことです。今日塾をお休みするMちゃんは、
Mちゃん「63ページは塾でやって、62ページを宿題でやってくる。毎日やらないと忘れちゃうもん。」
塾長「えらいねぇ(*^.^*)」

「えらい」の内容は2点です。1点目は「毎日」学習することの大切さをMちゃんがよく分かっていること、2点目は自分で学習計画を立てられたことです。

62ページと63ページはどちらも連立方程式の文章題(割合)です。テキストに載っていない解法を教えたのですが、Mちゃんはそれをすぐに習得して早く正確に解くことができ るようになりました。せっかく覚えた解法を忘れたくなかったのでしょう。それがよく表れた前記の「毎日やらないと忘れちゃう」発言です。

Mちゃんは問題の難易度を見る目が肥えてきています。独力で解ききることができる問題か否かの目算が立てられるのです。それでMちゃんは「62ページを宿題で」と指定してきたのです。

そのMちゃんの「見る目」を英検の学習にも活かしたいと思います。塾長は「この2ページの英単語を5日で満点にする。」という大枠のみを指示します。そしてその5日間の学習の割り振りはMちゃん自身に決めてもらうのです。

やらされる勉強よりやる勉強です。自ら計画し実行することは学習意欲を高めるのです。すると早く覚えて遅く忘れます。つまり習得期間が短縮され、しかも長期間忘れずに覚えておくことができるのです。「やらされる」ことのほうが多かった6年生の受験期の学習から脱皮して、「やる勉強」が身に着いてきたMちゃんの成長をうれしく思います。

Aちゃんはこれから受験期へと向かいます。いかに「やる勉強」を増やして「やらされる勉強」を減らすか、そのための種を今蒔いているところです。その種が芽を出す時期にしたい夏期講習会です。

2012-07-19

Q.E.D.進学塾の夏期講習会~既に実質的開講(2)

Q.E.D.進学塾の夏期講習会は来週の月曜日の7月23日が開講日です。しかしながら小学4年生を除くすべての学年において夏期講習は実質的に始まっています。

公立中学校2年生のSちゃんとNちゃんの数学は1次関数を学習しています。
1. y=ax+b 
2. 一次関数の式
3. 直線の式
4. b=y切片=y軸との交点(0,b) 
5. a=傾き=変化の割合=↑/→=Δy/Δx=y2-y1/x2-x1

教科書では約20ページの内容を凝縮して5行にまとめました。昨日は上記5問のテストから授業開始でした。結果は50点。1次関数の学習において必須となる5行なのでぜひとも覚えてほしいものです。本日、問題も出題の順番も変えずに予告テストを行います。再テストでは満点がとれますように。

数学・理科・英語・国語・社会・家庭科・美術の7教科について学校から夏休みの宿題が出題されています。7教科の学習量の総量が非常に多いため、夏期講習会で学校の夏期課題を学習したいと、NちゃんとSちゃんの両名が希望してきました。そのため1学期の復習として夏期課題+塾ワークを学習することにしました。特に弱点の単元では多くの補題を学習したいと思います。その補題が塾ワークです。

夏期講習会では1学期の復習(5教科)+2学期の予習(数学)、更に余裕があれば2学期の予習(英語・理科)を学習します。特に数学の1次関数は『アポロン』と『学校ワーク』の2冊を完璧に仕上げたいものです。

2012-07-18

Q.E.D.進学塾の夏期講習会~既に実質的開講

Q.E.D.進学塾の夏期講習会は来週の月曜日の7月23日が開講日です。しかしながら小学4年生を除くすべての学年において、夏休みと変わらないカリキュラムで既に学習中のため、実質的に夏期講習はもう始まっているのです。

中学1年生のWちゃんは学習意欲が向上しています。それが最も顕著に見られるのが英語です。今日もWちゃん自ら「『みるみる』を読みたい。」と申し出てくれました。まず音読、それから日本語訳という型が定着してきたようです。『みるみる』1ページが日課なのですが、Wちゃんは「3ページやりたい。」と自己申告し、be動詞の否定文と疑問文を学習しました。ノルマ以上の学習量を自ら進んで学ぶ姿やよしです。「読める→わかる」が学習意欲の原動力となっています。

数学は方程式の計算を学習中です。だんだん計算のレベルが上がって、途中の計算をテキストに書き込むには手狭になってきました。ノートに計算するように指導したところWちゃんは「途中計算をノートに書いて答えはテキストに書きたい。」と言いました。より勉強しやすいように見やすいように自分なりの工夫をしようとしているのです。

小学6年生のKちゃんの算数は割合を学習しています。今日から食塩水に入りました。Kちゃんは食塩水のことを「水溶液」と言いました。まさにその通りで理科をよく勉強している証拠です。 Kちゃんがうろ覚えだった「食塩g=食塩水g×濃度□%/100」の公式を再学習しました。前回学習した時よりもKちゃんの理解度が格段に向上したのは、ここ2週間ですっかり「□%=□/100」が定着したおかげです。このように関連単元の連携によって理解を深める学習を今後も継続していきたいものです。

理科は天体を学習しています。 今日は経度と南中時刻に関する計算問題でした。理科の問題ですが社会科の「時差」の問題にも応用できる考え方です。解き方をすべて教えるのではなく、解法にたどり着くためのヒントを少しずつ与えていきながらの学習でした。Kちゃんの算数の力がついてきたからこそできる学習方法です。児童が自らの頭で「考える」学習は学力を大きく伸ばします。その分、児童の疲労度が大きいのも事実です。

Kちゃん「もう頭がパンクする><今日はここまででいい?」
塾長「続きはまた明後日ね(*^.^*)」
これはKちゃんが頭をフル回転させた証拠です。

2012-07-17

Q.E.D.進学塾の小学4年生~学習習慣を定着させる夏休み

Q.E.D.進学塾の小学4年生たちは通常時、週1回または週2回の通塾です。夏休みは朝の9時から正午までの3時間、月曜日から金曜日まで毎日塾に通います。膨大な量の学習時間です。時間数に比例した学習量が確保できます。

長期休暇は学校がないために児童の生活が不規則になる心配があるのが通例です。しかし毎日決まった時間に通塾することで生活習慣を安定させ、学習習慣を定着させる夏休みにすることができます。そしてこの夏に培った学習習慣を2学期以降にも生かしてほしいと思います。

【公立中学志望の児童】
国語と算数は1学期に引き続いて(1)栄光ワークを学習します。進度の早い子は同書対応の(2)確認テストを学習します。(1)(2)のどちらを学習しても、国語2ページ+算数2ページ=4ページを毎日学習します。

小学生には英語の時間がありません。そのため学校では「国語」でローマ字を習います。しかしローマ字の読み書きを苦手とする子が多いのが実情です。そこで昨年の夏期講習会ではローマ字を学習しました。今年はもう一歩進めてフォニックスを学習したいと思います。文字と発音の相関を学ぶことで自然とローマ字の読み書きができるようになります。今後の英語学習の足掛かりを築いておきたいこの夏休みです。


【私立中学志望の児童】
こちらも1学期に引き続いてのカリキュラムです。国語と算数は公立志望の児童と別メニュー、英語(フォニックス)は同一メニューを予定しています。

夏休みの学習の中心は算数です。まとまった時間数の確保できる夏休みですから、それに見合った進度も期待できます。『計算トレーニング』の「比」までを履修完了したいところです。更に余裕があれば『算数の達人』の学習を開始したいと考えています。しかしただ先を急ぐつもりはありません。児童が過負荷に陥ることだけは回避したいのです。無理のない学習ペースは児童の学習意欲を保つための必要条件です。

毎日通塾するので分散学習の効果は大きいと思います。その効果を受験算数のハイライトである「比」に照準を合わせて存分に活用したいものです。しかもAちゃんの志望校は「比」の出題数と配点が高いのですから尚更です。

2012-07-16

Q.E.D.進学塾の公立中学1年生~夏休みの学習計画

Q.E.D.進学塾の公立中学1年生のWちゃんの学習が軌道に乗ってきました。英語はbe動詞を、数学は方程式を学習中です。英語と数学は今も夏休み中も、そして2学期になっても毎日学習を継続します。既に学校で習っている単元か未だ習っていない単元か、すなわち復習か予習かにこだわらず、学習の継続性を最重要視したいと考えています。積み上げ教科である英語と数学は系統的な学習が求められるのです。

積み残しの多い英語は7:3で復習が多くなり、逆に数学は予習が多くなる夏休みです。1学期の学習単元を十分に理解して2学期からの授業について行けるようにしなくてはなりません。積み残しの少ない数学は2学期の予習に多くの時間を割くことができます。2学期中間試験での高得点を期待しています。ここで自信をつけて学習意欲を更に向上させたいのです。

【英語】
読める単語の数が飛躍的に増えてきました。フォニックスを継続的に学習している成果です。しかしthなどの子音字+子音字、ouなどの母音字+母音字、cなどの複数の読みを持つ字についてはまだまだ覚え切れていません。Wちゃんに『みるみる』の全文を毎日1ページ音読してもらい、正しい発音と文字との相関を一単語一単語ていねいに教えていきたいと思います。

夏休みの到達目標は、
(1)『みるみる』の全文を読めること。
(2)be動詞の肯定文・疑問文・否定文を読み書きできること。
(3)代名詞の表をそのまま全て書けること。
(4)第二文型SVCの該当単語(群)を瞬時に見抜けること。
の4つです。

更に余力があれば
(5)一般動詞の肯定文。
(6)自動詞と第一文型SV。
(7)他動詞と第二文型SVC。
についても学習したいと思います。

【数学】
整数の方程式が解けるようになってきました。学校では「移項」を習ったばかりですが、金曜日にはもう複数の項の移項を同時にできるようになってくれました。途中目標「●x=定数」から最終目標「x=定数」に持って行く手順を早期に定着させたいと思います。そのためにアポロンを毎日1ページずつ学習します。

夏休みの到達目標は、

(1)方程式の計算(整数)『アポロン』P78~88
(2)方程式の計算(分数・小数)『アポロン』P89~93
(3)方程式の文章題(例題・基本問題)『アポロン』P94~103
(4)方程式の文章題(強化・発展問題)『アポロン』P104~108
の4つです。

総計31ページに及び問題数も多いですが十分学習できる量と考えています。

2012-07-15

Q.E.D.進学塾の私立中学2年生~英語と数学の積み重ね

Q.E.D.進学塾の私立中学2年生のMちゃんは既に先週月曜日から夏休みに入っています。学校からはたくさんの課題が出されています。Mちゃんはその夏期課題に追われながらも、英語と数学を欠かさず学習する毎日です。よくがんばっていると思います。英語は小学校6年生から勉強している『みるみる』シリーズ、数学は先週から勉強している『アポロン 』です。

昨日・今日・明日の3連休も英語を数学を毎日学習してもらうための宿題を出しています。 (数学1問+英語1ページ)×3日間=計4ページです。Mちゃんは「3ページじゃだめ?」と聞いてきました。学校の宿題が多いので早く片づけたいのでしょう。ですが英数を勉強しない日を作りたくなかったので当初予定通り4ページを宿題にしました。

Mちゃんが夏休み突入と同時に学習を開始した『アポロン』は、構成・配列の良さと例題・解説の詳細さとを高く評価して採用を決めたテキストです。しかし全てが完璧なはずもなく、ところどころ手直しをしながら使っています。

たとえば速さの問題でいちばん分かりやすい式は「道のり=速さ×時間」です。よって表を作るときも(中学生なのでてんとうむしではなく表)「み・は・じ」の順番が分かりやすいのです。ところが同テキストは問題によって「み・は・じ」の表の順番がまちまちになっています。

このように手直しが必要となるところがあちこちに見受けられます。Mちゃんは例題を見て自分で理解し、先に進むことのできる子です。そこで塾長は先手を打って2週間先の学習予定のページまで、Mちゃんのテキストに鉛筆で加筆修正をしてあります。備えあれば憂いなしです。

Mちゃんの1学期期末試験の答案が返ってきました。今回もよくできていて褒めました。残念なのは数学で満点がとれなかったことです。中間試験に続いての満点を期待していたのです。再学習の必要があるのは証明問題です。こちらはアポロンではなく学校課題の証明問題を詳しく学びたいと思います。

2012-07-14

Q.E.D.進学塾の小学6年生~4教科を毎日

Q.E.D.進学塾の小学6年生のKちゃんは毎日、国語・算数・理科・社会の4教科を学習しています。6月中は算数が解けなくて時間をとられてしまい、1日に2教科あるいは3教科の学習という日もしばしばありました。7月に入ってからはその算数がスムーズに解けるようになったおかげで毎日4教科を学習できています。

算数では割合を学習中です。昨日は新たに「□に対する△」という表現が登場しました。□と△のどちらが主人公なのかを明確にすることがまず先決です。そのための例に「10点に対する5点」を用いました。Kちゃんは「半分しか取れてない。」と言ってくれたので第一関門クリアです。主人公が□だと分かったところで用語を説明しました。

具体例を示すことを先にするか、用語の説明を先にするかは児童によって異なります。少し長めの単語、たとえば「平等院鳳凰堂」をすんなり覚えられる子なら用語を先に、そうでなければ具体例を先に説明するのです。

算数・数学は定義が非常に重視される教科です。そのためまずは用語の正確な定義を教えてから各論に入るのが本筋と言えます。しかし単語を覚えることに苦労する子に用語の説明から入っても用語を覚えるだけで手一杯になってしまって、その先のことが頭に入らなくなってしまいます。そこで順序を逆転させて具体例を先に、用語を後にするのです。

昨日はてんとうむしを使って「く・も・わ」を学びました。「く」は比べる量、「も」はもとにする量、「わ」は割合です。「比べる量=もとにする量×割合」です。先ほどの「10点に対する5点」をてんとうむしの中に書き込んでから、隣のてんとうむしの対応する場所に「く・も・わ」をあてはめることでKちゃんは納得して覚えてくれました。

(補足説明)
てんとうむしとは円を3分割した図のことです。(1)A=B×C (2)B=A÷C (3)C=A÷Bの3つが一目で分かる図です。最も有名なてんとうむしは「み・は・じ」(道のり=速さ×時間)です。

理科は先月から継続して天体を学習中です。昨日は「棒の位置とその影」についてでした。Kちゃんに定規で実際に長さを測ってもらいながら詳細に学習しました。Kちゃんは高校数学の「1対1の上への写像」と全く同じ考え方を理科の「実験」で理解することができたのです。

国語と社会は毎日1ページずつ学習しています。1ページを数日かけて学習している算数や理科に比べて学習量の多い国語と社会です。しかし要する時間は、国語+社会=算数+理科。Kちゃんは国語や社会を自分で調べるこつが分かってきたので解く速度が向上しているのです。

今日から3連休です。連休中のKちゃんの宿題は国語と社会を各2ページずつの計4ページです。明日と明後日に宿題をする予定だそうです。今日はKちゃんが楽しみにしていたお食事会の日です。ゆっくり楽しんできてほしいと思います。

2012-07-13

Q.E.D.進学塾の公立中学2年生~意見文を執筆中

Q.E.D.進学塾の公立中学2年生は国語の課題である「意見文」を執筆中です。提出期限は2段階に設定されていて、(1)夏休み前、(2)夏休み明けです。Nちゃんが言うには「(1)のほうが点数が高いと先生が言ってた。」そうです。そのためNちゃんは何とか来週中に提出すべく鋭意執筆中なのです。より高い得点を目指して努力するその姿は意欲的です。

Nちゃんは学校から配布されたプリントの構想表1、構想表2の2枚を既に書き上げ、今は下書きが300字を超えたところです。筆の速さは相当なものです。
Nちゃん「日記を書き慣れているから。」
毎日の練習の成果がよく表れています。

『うわさと予言は信じないべきである』がNちゃんの決めた主題だったのですが、『うわさと予言は信じるべきでない』に直してもらいました。このように表現の修正は最小限にとどめるようにしています。

Nちゃん「段落を変えるときは改行して、1字下げるんだよね?」
塾長「合ってる(*^.^*)」
原稿用紙の使い方にも気を使いたいものです。

学校の先生の指示は「4段落構成または3段落構成にしなさい。」だったそうです。塾長はその言葉を「『起-承-転-結』または『序論-本論-結論』のいずれかを選択しなさい。」と解釈しました。Nちゃんは今『起-承-転-結』の4段落構成に挑戦中です。

Nちゃん「3段落から4段落へのつなぎ方がうまくいかない。」
塾長「『そんなことがあるはずはないのに。』の1行を入れてみて。」
Nちゃん「つながった(*^.^*)」
加筆も最小限にとどめたいものです。

「承」 から「転」へのつなぎ方が2番目の難所、そして「転」がいちばんの難所となりやすいのが起承転結の4段落構成です。そのため3段落構成より難易度が高いのです。

もしどうしてもうまくいかなければ清書の段階で4段落から3段落に組み替えることはさほど難しくありません。 失敗を恐れず果敢に挑戦してほしいものです。

Nちゃん「トトロの録画をお母さんに頼むのを忘れた!」
もう番組開始から20分が経過しています・・・・
それだけ夢中で筆を走らせていた証拠です。

2012-07-12

Q.E.D.進学塾の小学4年生~計算とその補強

Q.E.D.進学塾の小学4年生の算数は学級によって進度の差が大きいようです。その差は単元にしてほぼ丸々一つ分です。塾の授業も学校の進度になるべく合わせるようにしています。そのため今日の算数の授業は二本立てでした。図形を学習する子と数量を学習する子です。

3けた÷1けたの割り算を本日学習していた子がぽつりと漏らした一言は「割り算が苦手なんだよなぁ。」でした。正答にはたどり着けるものの時間がかかりすぎて途中で嫌になってしまうのです。計算の速度を向上させるためには練習を重ねるよりありません。

陸上部は当然のことながら「走る」ことが練習の中心です。しかしながら腹筋・背筋・腕立てといった「補強」も練習の中に組み込まれています。

算数の勉強も同様に考えてよいでしょう。割り算の「補強」は九九と引き算です。「割り算が苦手。」と言った子は九九はすらすらできていました。しかし繰り下がりのある引き算に難がありました。授業中にその場で引き算の練習をしてもらいましたが、家庭でも毎日少しずつ練習を積み重ねてほしいものです。

2012-07-11

Q.E.D.進学塾の公立中学2年生~自信をつける2学期

Q.E.D.進学塾の公立中学2年生がおやつをたくさん持ってきてくれました。おばあちゃんからの差し入れだそうです。手提げ袋2つにいっぱいのおやつの山です。本当にありがとうございました。

数学では今「一次関数」を学習しています。中学2年生の数学でいちばんの難所です。数学の成績が4の子でも、分からなくなる子が続出する単元です。関数の基礎となるのが「座標」です。その座標がどうも読み取れていないように感じた塾長は生徒に尋ねました。
塾長「Nちゃん、分からないなら言ってね。」
Nちゃん「分からない^^;」

中学校1年生で既に学習した「座標」が読めなかったショックよりも、正直に言ってくれたことをうれしく思いました。学習意欲のある証拠だからです。意欲を失った子は、先生の説明を聞くことを回避するために、たとえ分からなくてもスルーしたがるのです。

1学期期末試験の答案が返却されました。結果は思わしくありませんでした。しかしそのことについての叱責はしませんでした。学習意欲十分な子たちです。必ず巻き返してくれます。2学期中間試験に期待したいと思います。

次回の定期試験では是が非でも成績を上げなければなりません。ただ点数を取るだけでなく学力そのものの底上げも必要です。地力を強化する夏期講習会にしたいものです。そのために次回試験範囲の予習に力を入れたいと思います。まず学校ワークを学習し、その補題に塾教材を学習します。

ただやみくもに先を急ぐつもりはありません。砂上の楼閣を建てても意味がないからです。2年生の「関数」を予習している最中に、1年生の「座標」を復習した前記の例のように、新規学習単元の基盤となる既習単元の復習にも力を注ぎます。必要とあれば小学校履修内容に立ち戻ることさえ厭いません。

Q.E.D.進学塾は築36年の木造建築です。しかし昨年3月11日の大地震では3冊の本が棚から落ちただけで、他は全くの無傷でした。不思議に思って大家さんに尋ねたところ、家は職人さんの手仕事だそうです。建築当時、大家さんの同級生のお父さんが工務店を経営していたためです。既製品、すなわち工場でできた部品をはめ込むだけの建築ではこうはいかないと思います。

下級学年で学んだことが「土台」です。その堅固な基礎工事の上に「手仕事」で丈夫な建物を築きたいものです。

2012-07-10

Q.E.D.進学塾の公立中学1年生~英語を初めから丁寧に

Q.E.D.進学塾の公立中学1年生の1学期期末試験の答案が返却されました。早速生徒がそれを持参してくれました。答案だけでなく学年平均点・クラス平均点・男女別平均点を詳細にメモした付箋紙も持参してくれました。中学1年生にしてここまできちんと報告できるのは大変立派だと思います。

「覚えるべきことが覚えられていない。」ことが答案を見てありありと分かりました。これは5教科に共通して言えることです。

「国語は漢字を、英語は単語を、理科・社会は一問一答を覚えなさい。」
「本当に覚えられたかどうか確かめるために必ず自己診断テストをしなさい。」
塾長はこのように指導してきました。
そして生徒はそれを忠実に守りました。

しかし結果がついてきていませんでした。
特に不出来だった漢字について尋ねました。
塾長「自分でテストしてみた?」
生徒「うん。」
塾長「100点になるまでやった?」
生徒「・・・・・」
原因が分かりました。

同じ轍を踏まないための対策として、自己診断テストを「人の目の前で」行うこととします。それを塾で行うのか、保護者さまの前で行うのかは生徒自身の選択に任せたいと思います。

「いついつまでに、これこれを覚えてきなさい。」というやり方もありますが・・・
これでは生徒の負担が大きすぎて長続きがしません。
そこで生徒が「自分はこれを覚えた。」と自信のあるものからテストしたいと考えています。


今日の英語は普段学習している『みるみるわかるステップ式英語-中1』をお休みにしました。生徒が持参した学校教材で英単語を学習することに差し替えたのです。生徒はひたすら書くことで単語を覚えこもうとしていました。

しかし「書く」ことよりまず「読む」ことが先なのです。読むことが不十分なまま書こうとしてもなかなかできるものではありません。

「最後がeで終わる単語は、最後のeを発音しないで、ひとつ前の母音をアルファベット読みする。」
「eaはイー、ouはアウ、phはフ、・・・・のように2文字セットで発音する。」
単語を読む上での基礎となるこれらの法則について、ひとつひとつ丁寧に授業しました。

「ここまでやるのか。」と思われる方も多いことでしょう。しかし英語だけ突出して詳しく教えるのには理由があるのです。
(1)学校では教えてくれない。時間的にここまで教えてはいられない。
(2)生徒が英語の学習を始めてからまだ日が浅いため、自分なりの学習法を確立できていない。
(3)「基礎の基礎」を学ぶことで今後の学習に加速度がつく。

「英語を初めから丁寧に」 学んでいきたいものです。英語は数学と並んで積み上げの要求される教科なのですから。

さて、国語・理科・社会ですが、こちらは英語と違って小学校からずっと学習してきています。生徒なりのやりやすい方法なり、覚え方なりがある程度は確立されていることでしょう。それらを最大限に尊重したいと考えています。そこに加えて「自己診断テスト」です。

最後に数学です。覚えることの最も少ない教科です。最低限知っておかなければならないことはもちろんありますが、その絶対量が少ないのです。計算では「技能」が、図形では「活用力」が、関数ではその両方が要求されます。問題を解きながら力をつけていくよりありません。
(1)英語が軌道に乗り次第、(2)夏休みの初日、この(1)(2)のどちらか早い日が『アポロン数学』の学習に復帰する日です。

2012-07-09

Q.E.D.進学塾の私立中学2年生~今日から実質的に夏休み

Q.E.D.進学塾の私立中学2年生のMちゃんは今日が1学期期末試験の最終日です。試験が終わった瞬間から、すなはち本日の午後から実質的に夏休みです。Mちゃんの夏休みの学習計画は大きく分けて三本立てです。

【学校課題】
昨年の夏休みは非常に多くの学校課題が出題されました。今年も昨年同様にかなりの量が課されることでしょう。課題内容は5教科とも1学期の復習が中心です。学校課題をていねいに学習することで1学期の復習は十二分にできると考えています。

【英語】
現在学習中の みるみるわかるステップ式英語-中3 は本日7月9日(月)から最終章の「第8章-関係代名詞」を学習開始します。関係代名詞の学習終了予定はちょうど2週間後の7月23日(月)です。これを以って中学校3年間で学ぶべき英文法のすべてを履修完了します。

7月24日(火)からは 英検3級予想問題ドリル 改訂新版-旺文社 を学習します。同書を学習する目的は3つあります。

1つめは 英検-日本英語検定協会 3級に合格することです。10月12日(金)に学校で受験します。Mちゃんは昨年10月に5級を、今年1月に4級を、いずれも9割の得点率で一発合格しています。次回の3級も高得点での合格を期待しています。

2つめは英文法の総復習です。Mちゃんが今まで英文法書『みるみる』を毎日学習し培ってきた文法の力を、更に強化するのにうってつけなのが英検3級を受験することです。「中学3年間で学ぶすべての英文法」が英検3級の出題範囲だからです。

3つめは英単語・英熟語の補強です。文法事項の充実している『みるみる』は、単語や熟語については易しめに作られた本です。そのためMちゃんの英単語・英熟語の力はまだ英検3級を受験するのに十分とはいえません。 英検3級予想問題ドリルに登場する単語と熟語を細分化して、毎日小テストすることによってMちゃんの単語力を補強したいと思います。

【数学】
本日7月9日(月)より新たに アポロン数学-中2 の学習をスタートさせます。1ページから順に学習するのではありません。同書のP56第2章テーマ8(連立方程式の文章題)から学習開始です。

(1)4%の食塩水をxg、9%の食塩水をygとすると、食塩は0.04xg、0.09yg
(2)4%の食塩水を100xg、9%の食塩水を100ygとすると、食塩は4xg、9yg

同書には(1)が掲載されていますが、(2)を教えたいと考えています。
このような一工夫を随時、加えていきたいと思います。
Mちゃんが1年生のときに「方程式の文章題」を苦手としていたからです。

2012-07-08

Q.E.D.進学塾の保護者さま~金曜日に昼食会

Q.E.D.進学塾の保護者の方々からお誘いをいただいて一緒にお昼ご飯を食べに行きました。一昨日の金曜日のことでした。その席で子どもたちの学習から生活態度に至るまでたくさんの建設的ご意見を伺うことができました。貴重なお話をありがとうございました。早速明日月曜日から活かしていきたいと思います。

2012-07-07

Q.E.D.進学塾の私立中学2年生~1学期期末試験の中日

Q.E.D.進学塾の私立中学2年生のMちゃんは今日が1学期期末試験の中日でした。期末試験日程は、昨日7月6日(金)・今日7月7日(土)・明後日7月9日(月)の3日間です。公立中学校の期末試験日程が2日間なのに対し、私立中学校のそれは3日間で1日長いのです。この差は毎週の授業日数によるものでしょう。毎週6日間授業(土曜日も授業)だと余裕ある日程が組めます。

Mちゃんは『みるみるわかるステップ式英語-中3』を毎日1ページずつ学習しています。月曜日から金曜日までは塾で、土曜日と日曜日は自宅で、判で押したように1ページずつです。それは定期試験期間中でも変わることはありません。試験期間中も『みるみる』をやりなさいと塾長が指示したのではなくMちゃんが自ら進んで学習しているのです。昨日の金曜日の試験を終えて登塾してきたMちゃんは、いつも通りに『みるみる』を学習し、自宅でも学習するために同書を持ち帰りました。 定期試験があってもなくても同じペースで学習を継続できるのはすばらしいことです。

Mちゃんが試験中も普段通りなのは、常日頃から勉強しているというMちゃんの自信の表れかもしれませんが、それ以上に「いつものんびりマイペース」な性格によるものが大きいと感じています。
期末試験でもMちゃんの「いつもどおり」の力を発揮してほしいものです。

2012-07-06

Q.E.D.進学塾の小学4年生~進取の気象に富む子

Q.E.D.進学塾の小学4年生のAちゃんは2学年上級生の6年生の授業に興味津々です。高い集中力で熱心に授業を聞いているのです。しかもその内容を理解してしまうのですから驚きです。『門前の小僧、習わぬ経を読む。』と言います。無意味記憶(諳んじる・丸暗記する)の究極の形で、それができるだけでも十分にすごいことです。

しかし小僧さんはお経の意味までは理解していません。一方、Aちゃんは有意味記憶ができているのです。Aちゃんは優秀な小僧さんの更に一歩先を行っていることになりますが、その一歩の歩幅が非常に大きいのです。

しかもAちゃんは理解したことを活用しようとする意欲に溢れています。そのため活用力すなわち応用力が身に着きやすいのです。これほどまでに進取の気象に富む子はそうそういません。このAちゃんの特長をフル活用したいものです。

そのためには詰め込み過ぎないことが肝要です。今は多くの問題量をこなすことによって定着化を図るよりも、一問を深く学ぶべき時期だと考えています。私立中学受験用のテキストを学習し始めてからまだ日の浅いAちゃんです。その時間数に比例するように、蓄積された知識も習得した技能も僅少なのですから。

本日の算数の問題も少数精鋭でした。復習問題が1問と新問題が1問の計2問です。しかし内容は濃密でした。単位の変換、10のn乗のかけ算による小数点の移動法、逆算における約分の技能・・・・・・数多くのことを学習しました。

そして今日からAちゃんはテキストを自宅に持ち帰るようになりました。塾で学習したことを自宅で復習して定着させるためです。塾での集中力が抜群のAちゃんに自宅学習が加われば鬼に金棒です。

しかし気懸りなことが一つあります。Aちゃんが過負荷になってしまうことです。過負荷は学習意欲を減退させます。常態化している学校の宿題の多さと、塾の復習との板挟みでAちゃんが苦しむことだけは回避したいものです。Aちゃんの学習量の総体に細心の注意を払わなければなりません。

2012-07-05

Q.E.D.進学塾の小学4年生~解く速度と集中力

Q.E.D.進学塾の小学4年生たちの問題を解く速度が向上しています。それだけ集中力が着いてきた証拠です。9歳から10歳になるこの年代はいちばん「化ける」時期なのかもしれません。成長の速度を実感しています。『男児三日会はざれば括目して見よ。』です。

もうすぐSくんの10歳のお誕生日です。今日と明日の両日はSくんのお誕生会です。SくんとAくんが「ケーキよりアイスがいい。」と口を揃えて言うので今日は「アイスの日」でした。明日はいちばん希望者の多かった、チョコレートケーキでお祝いです。

今日も普段通り国語2ページ+算数2ページ+英語1ページ=計5ページを学習しました。
国語は「動く、考える、また動く。」でした。今のうちからPDCAサイクル(plan do check action)の基礎を学んで今後に役立ててほしいものです。
算数は「倍数の暗算」でした。頭から煙が出そうになりながらも、筆算に頼ることなく完答してくれました。
英語は「魔法のe」でした。最後がeで終わる単語はそのeを発音しないで、ひとつ前の母音をアルファベット読みすることを学習しました。bikeをバイクと発音するのはその一例です。

2012-07-04

Q.E.D.進学塾の私立中学2年生~進路参考資料

Q.E.D.進学塾の私立中学2年生のMちゃんのお母さまが塾に『進路参考資料』を持参してくれました。『進路参考資料』は大学進学のための資料で、例年は中学3年生を対象に配布されていました。今年から中学2年生にも配布されるようになったのです。

【内部進学】
附属中学校から附属高校、そして大学へと内部進学する生徒が大多数です。大学の附属校なのでよほど成績が悪くなければ大学への内部進学は保障されています。しかし希望の学部・学科に進学できるかは成績次第です。資格が取れる学科は人気が高いのです。

5教科オール4(評定平均4)の生徒が、管理栄養士の資格が取れる学科へ進学するための基準値(評定平均4.2)に到達していないため高校3年生の春から通塾を始めた例もあります。その子は数学の成績を4から5に上げて希望の学科へ進学することができました。

その学科の進学基準値が評定平均3.6だった年もあります。学科への進学希望者の多寡によって、要求される評定平均の数値は大きく左右されるのです。どの学科でも自由に選択できる「安全圏」は、過去の例から評定平均4.2以上と言えるでしょう。

評定平均値だけでなく各教科の成績にも注意したいところです。前述の管理栄養士の学科への進学では現在、「理科の評定平均3.95以上」が要求されているのです。1教科で「足切り」されてしまっては泣くに泣けません。苦手教科を作らないようにしたいものです。

【外部進学】
成績優秀者の中には外部進学を目指す子もいます。外部進学で最も有利なのが指定校推薦枠です。指定校推薦も「評定平均値いくつ以上」という基準値が設けられています。現在のところその最高値はN大学法学部法律学科の「4.3」です。

しかしこの値も年によって大きな変動があります。直近では「評定平均3.8以上」の学科に外部進学した子の評定平均が4.8だったこともあります。医学系私立大学の看護学科でした。指定校推薦枠がわずか1名の学科です。このように枠が小さい学科ほど要求される評定平均の変動が大きい傾向があります。


今のところ進路が明確に定まっていないMちゃんです。まだ中学2年生なのですからそれも当然です。今後、進みたい道がはっきりしてきたときに「この成績では行けない。」とならないように今のうちからしっかり勉強してほしいものです。

Mちゃんは毎日楽しく勉強しています。そして内部進学でも外部進学でも進路を自在に選べるほどの優秀な成績です。この調子で学習を継続してほしいと思います。

2012-07-03

Q.E.D.進学塾の公立中学1年生~明日から1学期期末試験

Q.E.D.進学塾の公立中学1年生のWちゃんは明日・明後日の両日が1学期期末試験です。昨夜Wちゃんは英語の自己診断テスト用のノートを作っていました。英語を赤ペンで、日本語を鉛筆で書いたノートです。そのノートを赤色のチェックシートで隠すと、日本語を見て英語を書くことができるか自分でテストできる仕組みです。ノートを作っている過程そのものが勉強になり、作り終わったノートがチェックテストに活用できるので「一粒で二度おいしい」勉強法です。

今日はあいにくの雨天です。明日から期末試験のWちゃんは自宅で最後の追い込み=覚えものに集中したいとのことで、塾をお休みしています。自分が納得のいくまで自己診断テストを繰り返し、自信を持って明日の試験本番を迎えてほしいものです。

今ちょうど中学2年生のNちゃんのお母さまからお電話がありました。Nちゃんがかぜを引いて塾をお休みするそうです。昨日から頻繁に鼻をかんでいて体調がすぐれない様子でした。テスト中は寝不足になる生徒が多く、体調を崩しやすい時期といえます。手洗い・うがいを励行して予防に努めてほしいものです。

2012-07-02

Q.E.D.進学塾の公立中学2年生~今日と明日は1学期期末試験

Q.E.D.進学塾の公立中学2年生は今日から1学期期末試験です。今日と明日の2日間、今まで勉強してきた成果を十分に発揮してほしいものです。国語と社会にいくばくかの不安があるものの、数学・理科・英語の3教科については大いに期待しています。SちゃんもNちゃんも3教科の学校ワークを特に一生懸命勉強したからです。

さて、定期試験のたびに恒例の提出物となっているのが学校ワークです。提出物の各教科合計のページ数は毎回50~60ページに及び、その量の多さゆえ生徒たちの大きな負担となっています。そこで1学期期末試験の提出物を毎日少しずつ学習する計画を、1学期中間試験終了直後に立てたのですが頓挫してしまいました。

その理由は決して生徒たちが勉強をさぼったからではありません。中間試験後にワークが学校から返却されるのに2週間もかかったため、塾で学校ワークを学習する時間が大幅に削られてしまったのです。その上、学校の授業が自習になるとワークが自習課題になって、その日はワーク提出→塾にワークを持参できないという日もあり、更に学習時間が削られる結果になってしまいました。

(1)公立校向けの教材、(2)私立校・塾向けの教材、この2つは別ルートです。
私立中学校に通うMちゃんの英語の学校ワークは、Q.E.D.進学塾と全く同じものを使用しています。私立校と塾はともに(2)なので、このようなことは起こりえます。しかし公立校のワークと塾のワークが一致することはありません。(1)は塾への販売を行わないからです。

1.学校ワークを毎日少しずつ学習したい。
2.しかし学校ワークが生徒の手元にない日が多い。
3.そして学校ワークは塾への販売がない。

このような状況下でも1.を実現するためには学校ワークのコピーが有効です。生徒が既に自分で購入した教材を、自分でコピーして、自分の勉強のために使うことに、著作権上の問題はないでしょう。期末試験終了後の学校ワークの返却を待ってコピーしてもらおうと考えています。

塾長がいつも行っていると昨日のQ.E.D.日誌に書いたY店に、5円コピー機が設置してあるとNちゃんが教えてくれたのは金曜日でした。普段は利用者もなくひっそり佇んでいるコピー機の存在を、塾長は気付いていませんでしたが、昨日土曜日にそのコピー機を見つけました。

2012-07-01

Q.E.D.進学塾のおやつ~1番人気はミルキー

Q.E.D.進学塾のおやつで最も人気のあるお菓子はミルキーです。先週のミルキーの消費量が5袋だったので毎日1袋を食べていることになります。さてそのミルキー、とてもおいしいのですが1つだけ難点があります。銀歯の大敵なのです。

おとといの金曜日には塾長の銀歯が、その前日の木曜日にはHちゃん(Nちゃんの妹)の銀歯が、ミルキーによって奪われています。ミルキーを噛むと銀歯が取れやすいことは分かっていても、噛んだときにお口の中いっぱいに広がる甘さの魅力に勝てず、ついつい噛みしめてしまうのです。

しかし危険だからと言って一番人気のミルキーをおやつのラインナップから外すことはできません。塾長は今日知ったのですが「さくさくミルキー」というお菓子があるそうです。噛んでも銀歯の取れないミルキーです。近所のY店(塾長が1か月に20日くらい通っているスーパーマーケット)で明日、「さくさくミルキー」を探してみます。

そのY店のすぐ近くの歯医者さんが良いと、金曜日にAちゃんのお母さまに教えていただきました。ありがとうございました。金曜日に取れたのは右の銀歯ですが、昨年から取れたまま放置されている左の銀歯も合わせて治療したいと思います。

左の銀歯を奪った犯人はミルキーではなくチョコボール(キャラメル)でした。ミルキーよりも小粒なチョコボール(キャラメル)ですが、その堅さにはミルキーを凌ぐものがあり、銀歯への危険度は両者互角と言えるでしょう。こちらはミルキーほど人気のお菓子ではないため、購入を控えています。