2012-07-04

Q.E.D.進学塾の私立中学2年生~進路参考資料

Q.E.D.進学塾の私立中学2年生のMちゃんのお母さまが塾に『進路参考資料』を持参してくれました。『進路参考資料』は大学進学のための資料で、例年は中学3年生を対象に配布されていました。今年から中学2年生にも配布されるようになったのです。

【内部進学】
附属中学校から附属高校、そして大学へと内部進学する生徒が大多数です。大学の附属校なのでよほど成績が悪くなければ大学への内部進学は保障されています。しかし希望の学部・学科に進学できるかは成績次第です。資格が取れる学科は人気が高いのです。

5教科オール4(評定平均4)の生徒が、管理栄養士の資格が取れる学科へ進学するための基準値(評定平均4.2)に到達していないため高校3年生の春から通塾を始めた例もあります。その子は数学の成績を4から5に上げて希望の学科へ進学することができました。

その学科の進学基準値が評定平均3.6だった年もあります。学科への進学希望者の多寡によって、要求される評定平均の数値は大きく左右されるのです。どの学科でも自由に選択できる「安全圏」は、過去の例から評定平均4.2以上と言えるでしょう。

評定平均値だけでなく各教科の成績にも注意したいところです。前述の管理栄養士の学科への進学では現在、「理科の評定平均3.95以上」が要求されているのです。1教科で「足切り」されてしまっては泣くに泣けません。苦手教科を作らないようにしたいものです。

【外部進学】
成績優秀者の中には外部進学を目指す子もいます。外部進学で最も有利なのが指定校推薦枠です。指定校推薦も「評定平均値いくつ以上」という基準値が設けられています。現在のところその最高値はN大学法学部法律学科の「4.3」です。

しかしこの値も年によって大きな変動があります。直近では「評定平均3.8以上」の学科に外部進学した子の評定平均が4.8だったこともあります。医学系私立大学の看護学科でした。指定校推薦枠がわずか1名の学科です。このように枠が小さい学科ほど要求される評定平均の変動が大きい傾向があります。


今のところ進路が明確に定まっていないMちゃんです。まだ中学2年生なのですからそれも当然です。今後、進みたい道がはっきりしてきたときに「この成績では行けない。」とならないように今のうちからしっかり勉強してほしいものです。

Mちゃんは毎日楽しく勉強しています。そして内部進学でも外部進学でも進路を自在に選べるほどの優秀な成績です。この調子で学習を継続してほしいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿