2012-08-31

Q.E.D.進学塾の小学4年生~ローマ字の学習

Q.E.D.進学塾の小学4年生のRちゃんは今ローマ字を学習しているところです。ア行→カ行→サ行→タ行→ナ行とここまでは順に学習しました。そのあとハ行には進まずに、ガ行→ザ行→ダ行を学習し、前回がハ行、そして今日はバ行を学習しました。

塾長の小学校時代の算数の九九の授業では、2の段→3の段→4の段・・・・の順に学習しました。しかしより理に適っているのは、2の段→5の段→3の段・・・の順です。そのほうが子どもにとって覚えやすいからです。

順番を工夫することによって学習効率を向上させるのは何も算数に限ったことではなく、他の教科にも応用したいと考えました。国語で学ぶローマ字においてもです。ではローマ字を学習するのに理想的な手順は何か。ローマ字(特にヘボン式ローマ字)が「発音」を基準に決められた文字であること、これから学ぶ英語への橋渡しの役割を担っていること、この二点からフォニックスを重視した学習手順が最適であろうと考えています。

バ行 [b] 「ブッ」 が有声音ですから、次に学習するのはそれに対応した無声音のパ行 [p] 「プッ」です。その次にファ行 [f] 「フッ」を学習予定です。塾長は恥ずかしながらローマ字の学習手順をここまで突き詰めて考えたことがありませんでした。ローマ字が苦手なRちゃんに感謝です。塾長に熟考の機会を与えてくれたのですから。Rちゃんがすらすらローマ字を読み書きできるようになるのはもちろんのこと、覚えたことを英語の学習に活かせるようにしたいものです。 

2012-08-30

Q.E.D.進学塾の私立中学2年生~英語の新テキスト


Q.E.D.進学塾の私立中学2年生のMちゃんの英語の新テキストを昨日発注しました。 『トレーニングノートα(アルファ)』 です。高校1年生向けの英文法書で 英検 準2級の受験対策を本書から開始する予定です。といっても学習開始は11月12日の月曜日です。 英検3級-2次試験 が11月11日の日曜日だからです。少し気が早いようですが、昨日の小学4年生のmちゃんの 『みるみるわかる ステップ式 英語-中1』 と併せての発注でした。

Mちゃんは現在、10月12日(金)に学校にて受験する英検3級-1次試験に向けて 『英検3級予想問題ドリル 改訂新版-旺文社』 を学習中です。次に学習するのが 『英検3級 二次試験・面接 完全予想問題-旺文社』 、『トレーニングノートα』は更にその次です。

『みるみる』にて英検当該級の英文法を学び、『予想問題ドリル』で英単語・英熟語を補強しつつ出題傾向に慣れる、このようにしてMちゃんは英検5級・4級とも9割の得点を挙げ合格してきました。単に合格すればよいという勉強とは一線を画し、確かな英語の学力を培ってきたのです。

Mちゃんの英検準2級の受験に当たっても、まずは『みるみる』で英文法を学ぶところから学習をスタートさせたかったのですが・・・

1. 『みるみる』シリーズは中1・中2・中3の3冊のみで高校生用がないこと
2. 英検3級の出題範囲は「中学卒業程度」だが、準2級ではそれ以上、すなわち高校1年生で学ぶ内容を要求されること

というわけで高校1年生用の英文法書を探していたのです。『トレーニングノートα』は昨年発売されたばかりなので、まだ「実績のある本」とは言えません。それでも同書の採用に踏み切ったのは、
1. 英文法の基礎から学べるように解説が詳しいこと
2. 大学入試センター試験レベルの問題まで掲載されていること
3. 『みるみる』同様に書き込み式であること(Mちゃんは書き込み式が好き)
の3点が理由です。

英文法書が変わっても今までのように一歩一歩、着実に力を着けていってほしいものです。

2012-08-29

Q.E.D.進学塾の小学4年生~英語の新テキスト

Q.E.D.進学塾の小学4年生のMちゃんは本日、 『アルファベットの名人』 を履修完了しました。英語が好きで大得意なMちゃんです。英語の新テキスト 『みるみるわかる ステップ式 英語-中1』 を見せたところMちゃんは「やりたい」とのことでした。Mちゃんをお迎えに来たお母さまが『みるみる』の購入を快諾してくださったので即発注をかけました。Mちゃんが本格的に英文法の学習に取り組むのに本書は最適と考えます。そう考える理由は二つです。一つ目は現在中学2年生の子が英検5級と4級を9割の高得点で合格した、実績ある英文法書であること、二つ目はMちゃん本人が本書を気に入っていることです。どの教科でもそうですが、学習の成果を大きく左右するのは児童の学習意欲です。本人が「やりたい」と言ってくれるのは何よりも心強いのです。

2012-08-28

Q.E.D.進学塾の小学6年生~理数に見せる冴え

Q.E.D.進学塾の小学6年生のKちゃんの考える力がついてきました。Kちゃんは公立中学校に進学する予定ですが、国語・算数・理科・社会の4教科とも私立中学校入試対策教材をずっと使い続けています。その甲斐あって頭が鍛えられているのです。Kちゃんが特に冴えを見せるのは理科や算数の時間です。今日の理科では日食と月食を学習しました。Kちゃんは全問正解でした。結果を暗記していたのではなく、図示によって日食や月食の仕組みを理解して正解にたどり着いているところが立派です。一方、算数は比の利用を学習しました。先ず比を求めたのちに実際の数を求めるという昨日履修したばかりの解法を更に一工夫して見事に解いてくれました。

【昨日の解法】A:B→A:B:和A+B
【今日の解法】A:B→A:B:差A-B

問題にAとBの比が与えられている点は同じです。昨日の問題は和を求めて連比で表すことで解けました。今日の問題も同様に解こうとしたKちゃんでしたが途中でうまくいかないことに気づき、機転を利かせて「差」を求めてくれました。このように「自分で気づく」ことが増えてくると理数の力が飛躍的に向上するのです。解法のヒントを必要最小限に、それもできるだけ小出しにしながら、Kちゃんの考える力をさらに伸ばしていきたいものです。

2012-08-27

Q.E.D.進学塾の私立中学2年生~連立方程式の文章題

Q.E.D.進学塾の私立中学2年生のMちゃんの夏休みの数学のテーマは連立方程式の文章題です。これまでに同単元の 『Apollon』(アポロン)中2-数学 を全問解き終わり、今学習中の  『標準新演習-中2-数学』 の同単元も残すところ章末問題+1ページのみとなりました。多種多様な問題に当たることで力をつけています。その中には同一の問題を複数の解法で解いた問題も数多く、数学的思考力が飛躍的に向上しています。

今週の土曜日の9月1日には漢字テストがあり、その直後に始業式です。2学期のスタートです。1学期と同様に学校授業の復習を中心としたカリキュラムに戻します。夏休みに学んだことを忘れないように、そしてさらに力をつけるために 『ビルダー受験版-中3-数学』 『サミングアップ-中3-数学』 から連立方程式の文章題を毎日1問ずつ、10月12日の金曜日の英検3級の受験に向けて 『英検3級予想問題ドリル 改訂新版-旺文社』 を週に2章のペースでこちらも毎日学習します。充実の秋にしたいものです。

2012-08-26

Q.E.D.進学塾の夏期講習会~明日から第6週(最終週)

Q.E.D.進学塾の夏期講習会は明日から第6週です。夏期講習会日程の全6週間の最終週です。ここまで塾生たちは塾の勉強に学校の宿題にとがんばってきました。学校の夏期課題を既に終えている子は塾の勉強に専念し、まだ終えていない子は塾に宿題を持ち込んで授業時間の最大8割を夏期課題に充当します。この5週間、夏の疲れも見せず学習を積み重ねてきた子たちです。残り1週間もこのままの勢いで走り切ってほしいものです。

2012-08-25

Q.E.D.進学塾の夏期講習会~第5週まで終了

Q.E.D.進学塾の夏期講習会の全6週のうち第5週までを昨日終了しました。残すところ第6週の1週間のみです。どの塾生も各自のテーマに沿ったカリキュラムを、夏休みを通して継続的に学習してきました。相当な学力の積み上げができたここまでの一か月強です。

重大な学習課題の見つかった子もいます。読めない字があっても放置してしまうのです。学校の授業でも同じことをしているのではないかと危惧されます。読めないままでは覚えられるはずもありません。読めない字は自分で調べるなりそれでも分からなければ聞くなりする習慣を早期に身につけさせたいと思います。

2012-08-24

Q.E.D.進学塾の公立中学2年生~友より吉報届く

Q.E.D.進学塾の公立中学2年生のSちゃんは夏休みの宿題と連日格闘中です。昨日は社会科の宿題を10時過ぎまでがんばって仕上げました。そして今日は家庭科の宿題を10時近くまで。ただ宿題をこなしているのではなく、毎日の塾の勉強を終えたのちに宿題に着手しているところが立派です。そんなSちゃんに吉報が届きました。大の仲良しのNちゃんの退院のお知らせです。Nちゃんがいない間も孤軍奮闘がんばってきたSちゃんですが、Nちゃんが復活すれば勇気百倍です。切磋琢磨しながら勉学に励んでほしいものです。

Sちゃんは夏期講習期間中ずっと継続して、毎日少しずつ一次関数を学習しています。重要事項の小テストでは満点を連発です。細部まで正確に覚えられているのです。今はその知識をフル活用して「どれをどう使えば最短・最速で問題を解けるか」という実戦的なトレーニングの最中です。今日は学校課題の数学の比例・反比例を学習しました。一次関数を学ぶ上での基礎となる単元です。今まさに磨かれつつあるSちゃんの応用力・活用力を更に伸長すべく、単元間の関連性をていねいに学習していきたいと思います。

2012-08-23

Q.E.D.進学塾の小学4年生~ローマ字と社会科

Q.E.D.進学塾の小学4年生のAくんは 『栄光ワーク-小学4年-国語・算数』 を各2ページずつと 『アルファベットの名人』 を1ページの計5ページを毎日学習しています。 『アルファベットの名人』は、日本の地名や歴史上の人物名などの社会科の知識、ことわざ・慣用句・故事成語などの国語の知識、これらの文系科目全般の知識が身に着くように工夫されています。昨日Aくんが読めなかったのは「別府」「滋賀」「津」の3つ。ただ読み方を覚えるだけではもったいないので、別府温泉・大分県別府市、琵琶湖・滋賀県大津市(県庁所在地)、三重県津市(県庁所在地)と合わせて教えました。今日のAくんはこれらをまだ「うろ覚え」だったので明日再テストです。完全に覚えるまで繰り返し自宅学習してほしいものです。

「知識の詰め込みすぎはよくない。考える力を養おう。」というのが「ゆとり教育」でした。しかし知識不足による学力の低下を目の当たりにした文部科学省は、ゆとり教育が誤りであったことにようやく気付き、「脱ゆとり」へと舵を切りました。
考える力を養うには、考えるための材料となる知識が必要です。材料が足りなかったり、材料の品質が悪かったりすれば、よい製品はできません。「考える」ためには必要にして十分な知識の量と質が求められるのです。
数多くのことをただ覚えるだけでも知識の「量」は確保できます。しかしそれでは「質」が伴いません。単なる断片的知識にとどまってしまいます。知識と知識が複合的・有機的に結びついてこそ生きた知識といえるのです。「覚えた」知識を組み合わせて自分の頭で「考える」ために必要なのは、断片的知識でなく、生きた知識です。
そういう意味で、英語のテキストでありながら国語や社会を強く意識した『名人シリーズ』は秀逸であると言えます。Q.E.D.が同シリーズを好んで採用する最大の理由です。

2012-08-22

Q.E.D.進学塾の小学6年生~机上と実生活

Q.E.D.進学塾の小学6年生のKちゃんの本日の理科の1問です。
【問題】図の上弦の月が南西に見える時刻を求めよ。
Kちゃんは地球が自転すると方角が分からなくなってしまって解くことができませんでした。

塾長「Kちゃんは何枕?」
Kちゃん「西枕。」
塾長「朝起きたら東枕になってる?」
Kちゃん「西枕のまんま。」

時間が経過しても方角が変わらないことを理解してもらうための質問でした。おうちの南窓は朝でも昼でも夜でも南窓です。考えてみれば当たり前のことでも、いざ机に向かって問題を解く段になると分からなくなるのは、机上の学習と実際の生活が結びついていないからです。ともすれば隔たりができてしまう机上と実生活の両者を、同一のものとして捉えられる頭を作る必要があるのです。そのためには常日頃から両者が結びつく学習をしなければなりません。机に向かって勉強しているときに自宅の方位を考えたり、車に乗っているときに天体の方位を考えたりすることが最良のトレーニングなのです。

2012-08-21

Q.E.D.進学塾の私立中学2年生~英検3級を受験

Q.E.D.進学塾の私立中学2年生のMちゃんは10月12日の金曜日に英検3級を学校受験します。既に履修を終えた『みるみるわかるステップ式英語-中1・中2・中3』の三冊で中学卒業程度の英文法を学び、今学習中の『英検3級予想問題ドリル』で英単語・英熟語・リスニングの力をつけているところです。Mちゃんは旅行休みで9連休の予定でしたが、肺炎を患ったため11連休に延びてしまいました。明日から元気に登塾です。

英検3級の受験準備については余裕のあるカリキュラムを組んであります。11連休があっても慌てる必要はありません。しかしながらMちゃんは英単語・英熟語を覚えるのに苦戦しているのが現状です。そこで英単語・英熟語のプリントを用意しました。Mちゃんが塾をお休みしている昨日・今日を有効活用です。そのプリントを繰り返し学習して完全に覚えてほしいものです。明日から口頭試問と筆記試験を毎日欠かさず行いたいと思います。

2012-08-20

Q.E.D.進学塾の小学4年生~三者三様の学習

Q.E.D.進学塾の小学4年生たちは三者三様の学習でした。
Aくんは国語で、変わる(変える)、代わる(代える)、替わる(替える)の使い分けを学びました。同訓異義語です。
Mちゃんは英語で、「最後がeで終わる英単語は、最後のeを発音しないで、ひとつ前の母音(a i u e o)をアルファベット読みする。」を学びました。未知の単語を読む演習問題(kite,pineなど)をたくさん解きました。
Rちゃんは算数で、「鋭角、鈍角、180度より大きい角」の測り方と計算を学びました。更に2種類の三角定規の角、三角形の内角の和・・・盛りだくさんでした。

2012-08-19

Q.E.D.進学塾の夏期講習会~明日から第5週

Q.E.D.進学塾の夏期講習会は明日から第5週です。今年の夏期講習会は全6週間ですから残りは3分の1、ここから終盤戦に突入します。明日8月20日のカレンダーを見て夏休みが残りわずかであると感じる子が多いことでしょう。ここまでの学習は大変順調です。最後までこのペースで走り切りたいものです。

第4週をまるまるお休みした子も帰ってきます。その子には英語と数学の宿題を毎日0.5ページずつ、日割りで出題しています。プレゼントしたばかりの『標準新演習-数学-中2』と、第一章を学習中の『英検3級ドリル』からの出題です。どちらも新鮮な気持ちで日々の学習ができていることでしょう。学習の成果を確かめるべく、早速明日テストします。好結果を期待しています。

2012-08-18

Q.E.D.進学塾の土曜授業~1年半ぶり

Q.E.D.進学塾の授業日はカレンダー通りです。毎月の29日、30日、31日も授業日です。土日・祝日が休塾日です。
今日はSちゃんの希望で13時から17時まで土曜授業です。今ちょうどSちゃんが学校の宿題と格闘している最中です。土曜授業は1年半ぶりのことです。現在中学2年生のMちゃんの私立中学入試の直前の半年間だけ土曜授業をしていて、それ以来です。

Sちゃんは今日の午前中に英語を8ページも学習してきたそうです。あと1ページで英語の宿題を終えます。ゴールが見えてきて元気百倍のSちゃんです。

もうすぐ3時のおやつです。その準備で紅茶のスプーンを探していたSちゃんは、
1、(動詞) 探す=look for
2、(前置詞) ~の上に(くっついている)=on
3、(前置詞) ~の上に(はなれている)=over
4、(名詞) 冷蔵庫=refrigerator
を学習しました。
冷蔵庫の上のコップにスプーンが入っているのです。生活に密着した英語は生きた英語です。覚えやすく忘れにくいのです。

Sちゃんは楽しく勉強できています。自宅での学習量も、塾での学習の質も十分です。この調子でがんばってほしいものです。

2012-08-17

Q.E.D.進学塾の三者面談~中学2年生とお母さま

Q.E.D.進学塾の公立中学2年生のSちゃんとそのお母さまが塾を訪ねてくれました。そして4時半から5時半までの1時間に渡って三者面談を行いました。お話の中心はB推薦(埼玉県方式・併願推薦)についてでした。Sちゃんが長女かつ長子であるため、B推薦の仕組みから説明いたしました。公立高校受験に先立って私立高校の合格内定を確保するためのシステムであること、よその私立高校に行かないことが条件であること、私立高校の保険のおかげでより難易度の高い公立高校の受験に挑戦できること、私立高校の入試対策が不要で公立高校対策に専念できること、北辰テストの偏差値がものをいうこと・・・・これらのことをノートに記入しながらのご説明でした。

具体的な志望校のお話もしました。すばらしいのは第一志望校の公立高校も、保険となる私立高校も、狙いがはっきり定まっていることです。更に特筆すべきは親子での意見の一致を見たことです。中学2年生のこの時期にここまで照準を合わせているのは立派です。

2012-08-16

Q.E.D.進学塾の夏期講習会~お盆が明けて

Q.E.D.進学塾の夏期講習会に塾生たちが帰ってきました。お盆が明けて急に賑やかになった教室です。児童たちの学習ペースも普段より速度アップしていました。気分が高揚すると頭の回転も手の動きも速くなるようです。

児童たちは国語2ページ+算数2ページ+英語1ページ= 計5ページを毎日学習中です。ローマ字を学習中(現在ナ行まで)の子の英語のみ別メニューです。その子は文字そのもの(特にsとn)や足し算(k+a=ka)(クッ+ア=カ)の仕組みの理解が不十分で、このままハ行に進むべきではないと判断しました。

1. A 大文字
2. a 小文字
3. エイ アルファベット読み
4. ア ローマ字読み
5. ェア フォニックス(英語読み)

そこで1文字1文字を再学習することにしました。上記の1~5のように、2種の文字と3種の読みです。文字を詳細に学ぶことで定着を図るとともに、のちの英語学習への橋渡しにしたいものです。

2012-08-15

Q.E.D.進学塾の小学4年生~割り算に挑戦(2)

Q.E.D.進学塾の小学4年生のSくんは昨日に続いて今日も割り算に挑戦です。

43÷14=3あまり1

昨日の問題より難易度が上がっています。商の見当がつけにくいからです。14の一の位を四捨五入すると10なので商の見当は4です。しかし商が4では引けないので正しい商は3。これが基本に忠実な解き方、教科書に載っている正攻法です。Sくんはこの解法ですいすい解けるようになってくれました。そこで発展学習です。

42=7×6=14×3

九九を利用して商を見つけるのです。Sくんは昨日学習した「ロッカーとレターケース」同様の方法で仕組みを分かってくれました。 実は「逆数」「反比例」といった6年生で学習する単元内容を含んでいますが、その用語は教えませんでした。実践によって感覚をつかむことを優先したいと思ったからです。

16×4=8×8=64
18×3=9×6=54

上記のような問題を即興で作りました。Sくんは頭をフル回転させながら何とか解いていきました。頭を鍛えること、数字に親しむこと、未習単元への橋渡しをすること。意義のある学習ができました。

2012-08-14

Q.E.D.進学塾の小学4年生~割り算に挑戦

Q.E.D.進学塾の小学4年生のSくんは今日「割る数が2けたの割り算」を学習しました。学校ではまだ習っていないところでしたが、Sくんが「自力でやってみる。」と言うので挑戦してもらいました。

(1)80÷20=4 正答
(2)110÷30=3あまり2 誤答
(3)98÷32=3あまり2 正答
(4)検算 32×3+2=98 正答
以上のような結果でした。

(2)の誤答には11÷3を計算した形跡があり、工夫して計算しようとしている証拠です。まずはその点をほめました。 Sくんは検算の大切さが身に染みたことと思います。

110cm幅のロッカーに30cm幅のレターケースを入れると、3個入って20cm余ります。その模型を作ると、やはり3個入りますが余りは2cmです。つまり模型を製作するとロッカーも、レターケースも、隙間も、すべてが縮小されるのです。これを塾の備品を使って説明したところ、Sくんの顔が輝きました。実物がそこにあると理解しやすいのです。ここまで詳しい説明をしたのは、のちに学ぶ「拡大図・縮図」への繋がりを考慮してのことです。同単元の授業の導入時にロッカーとレターケースに再登場してもらいます。

Sくんは午後から俳句の宿題をやるそうです。そこでとんちクイズを出してみました。
(あ) 8×1+9=17
(い) 5+7+5=17
819(俳句) は17文字です。

Sくんは「お母さんに出題してみる。」と言っていました。Sくんは「(あ)では気づかない、(い)で気づく。」と予想していました。明日、Fくんにも同じクイズを出してみたいと思います。

2012-08-13

Q.E.D.進学塾の夏期講習会~今日から後半戦

Q.E.D.進学塾の夏期講習会は今日から第4週がスタートしました。夏期講習会の全日程6週間の後半戦です。お盆で塾をお休みしている子が多いため静かな後半戦開始でした。静謐な教室で勉強に身が入った児童は密度の濃い学習ができていました。学習量をこなすのではなく、学習の質を追求したいお盆期間中です。

2012-08-12

Q.E.D.進学塾の夏期講習会~前半戦を終了(2)

Q.E.D.進学塾の夏期講習会は明日から第4週です。今年の夏期講習会の日程が全6週間ですから、明日から後半戦が始まります。第4週は塾をお休みする塾生の多い週です。お盆があるためです。昨日から9連休の子もいます。塾から宿題をたっぷり出して・・・・・と言いたいところですが、学校の宿題がまだまだ終わっていない子が多い現状ではそうもいきません。しかしせっかく塾で学んだことを9連休中に忘れてしまうのは勿体ないので、英語と数学の宿題を0.5ページずつ日割りで出題しておきました。毎日少しずつ復習問題を解いて、夏期講習会の前半戦で習ったことを完璧にしてきてほしいものです。夏期講習会の終盤戦の第5週・第6週ではまた新しいことを学習する予定です。

通塾の時間帯を一時的に変更したいと申し出てきた塾生もいます。今まで夜の部に参加していた子で、部活がお盆休みになるため、その間だけ朝の部に参加したいとのことでした。更に「午後も塾で勉強したい。」そうです。そこで「午後の部」を臨時開講します。期間は8月16日(木)から21日(火)まで、時間は各日とも午後3時から5時までです。他に参加希望の子がいましたら遠慮なくおっしゃってください。

2012-08-11

Q.E.D.進学塾の夏期講習会~前半戦を終了

Q.E.D.進学塾の夏期講習会は昨日その第3週を終えました。今年の夏期講習会の日程が全6週間なのでちょうど前半戦を終えたことになります。夏休み以前から学習のペースを確立している子たちは、夏休みに入ってもそれを崩すことなく日々の学習に取り組めています。夏休み前にはまだ学習習慣の身に着いていなかった子も、夏期講習会に毎日参加しているうちに集中力がついて、毎日一定の学習量を確保できるようになってきました。古参の児童たちと同じように国語2ページ+算数2ページを毎日学習しています。学習のリズムを定着させるには毎日の学習はもちろんのこと、児童生徒自身が「自分は何を学習すべきか」を理解していることも必要条件です。たとえば小学4年生のRちゃんの算数は今週から図形と数量を1日おきに交互に学習しています。Rちゃん自身が今日勉強するところを把握することが次週の目標のひとつです。「今日はここを解きなさい。」という指示待ちの子は受動的な学習に陥りやすく、「今日はここを学習するんだ。」と自分で分かっている子は能動的な学習ができるのです。

2012-08-07

Q.E.D.進学塾のお誕生会~8月生まれの子

Q.E.D.進学塾には8月生まれの子が2名います。小学4年生のMちゃんと中学2年生のSちゃんです。今日はその子たちのお誕生会の日でした。ショートケーキ4個とチョコレートケーキ4個の計8個を先週の木曜日に予約しておいたのですが、そのお店の心配りに嬉しくなりました。ショートケーキに乗っている砂糖菓子の絵柄を、くま、とら、うさぎ、パンダの4種類用意してくれていたのです。子どもたちはその絵柄の選択で盛り上がっていました。とりわけ女の子は「選ぶ」という行為が大好きなようです。

選択を好む女の子の性質を最大限に活用しているのが男女別教育の先進国であるアメリカです。女子クラスでは授業の導入から複数の解法を提示し、その中から児童・生徒が自分好みの解法を選択できるようにしているのです。

クラス授業を行う場合には上記の方法は正解だと思います。しかしながら女子児童・生徒という集合でひとくくりにできないところもあります。選択肢を提示するに適したタイミングには個人差があるからです。

Wちゃんは本日の数学の授業で解を代入する問題を間違えてしまいました。テキストの例題に掲載されている通りの解法(a)では正解に至らなかったのです。そこで本に載っていない解法(b)を教えました。Wちゃんは解法(b)によって正答にたどり着くことができました。今後Wちゃんは自ずと解法(b)を選択することになるでしょう。
初めから複数の解法を提示すると、それらを混ぜこぜにしてしまう傾向があるWちゃんです。ですからWちゃんに最適な選択肢提示のタイミングは「間違えたとき」なのです。

一方、中学2年生のMちゃんのように最初から複数の選択肢を知りたがる子もいます。「Mはこれがいい。」と即答するMちゃんは、将棋で言うところの「早見え、早指し」タイプです。このような子には初手からの複数提示が適していると思います。

それぞれに特長の異なる児童・生徒たちです。その一人一人にとって最適な学び方ができるよう常に気を配りたいものです。

2012-08-06

Q.E.D.進学塾の小学6年生~単位変換入門

Q.E.D.進学塾の夏期講習会は今日から第3週目に入りました。第2週目までの復習の宿題の出来栄えがよかった小学6年生のKちゃんは、今日から新単元の「単位変換」を学習しています。中学生でも苦手な子の多い単位変換ですから小学生にとっては相当高いハードルです。それでも今のうちに単位の基礎を学んでおく必要があるのです。中学校に入学して間もなく学習する、数学の「文字と式」や理科の第一分野の「密度」「圧力」といった単元を理解するためには、単位を知ることが不可欠だからです。

0.4km=(      )m
1km=1000m
0.4×1000=400

まず1行目に「これから変換したい単位」を明示して、2行目にもとにする量「1」を書き、3行目で計算する、というのが上記の3ステップです。 Kちゃんはまだたどたどしいながらも、どうにか解き切れるようになってきました。もう少し練習を積んですらすら解けるまで習熟してほしいものです。

2012-08-05

Q.E.D.進学塾の夏期講習会~明日から第3週目

Q.E.D.進学塾の夏期講習会は明日から第3週目に入ります。今年の夏休みのカレンダーは8月31日が金曜日です。そのため6週間フルで夏期講習会の日程が組めます。ということは今ちょうど夏期講習全日程のうち序盤(2週間=3分の1)を終えて、このあと中盤・終盤(4週間=3分の2)を残す計算です。

序盤戦から中盤戦へと移行するこの時期はカリキュラムを見直す時期でもあります。見直すと言っても一新するのではなくバランスを調整するのです。たとえば既に2週目の段階で調整を入れた中学2年生のSちゃんのように。Sちゃんは予習8:復習2から予習2:復習8へとシフトしました。シフトさせた一番の理由はSちゃん本人の希望、二番は予習事項の基盤が固まったことです。ここで大切なことは10:0あるいは0:10のような極端なバランスにしないことです。0にしてしまうとせっかく学習したことを忘れてしまうからです。最重視すべきは学習の継続性なのです。

学習事項を追加した子もいます。中学1年生のWちゃんは毎日の学習に小テストを追加しました。英語の代名詞の表、理科の『暗記事項のまとめ』、社会の『確認問題』、国語の『漢字』、以上から毎日1教科をテストするのです。このように覚えものを毎日テストするのは、各教科の基礎となる知識量の補強を目的としています。

2012-08-04

Q.E.D.進学塾の夏期講習会~第2週を終えて

Q.E.D.進学塾の夏期講習会は昨日その第2週を終えました。ここのところ暑い日が続いています。体調を崩してしまった子もいましたが、塾生たちは連日おおむね元気に参加してくれました。どの塾生も各自の学習量を最後までやり遂げる毎日でした。ほんとうによくがんばっていると思います。

Q.E.D.進学塾にお盆休みはありません。来塾できる塾生が一人もいない日があれば、その日を休塾日とするのですが、今のところその予定はないのです。各ご家庭のお盆休みがそれだけ分散化しているということでしょう。どの塾生も塾に来られる日は全て来てほしいと思います。できるだけ多くの学習量を、できるだけ多くの日に分散させて学習してほしいのです。それが確かな学力を身につけるための、最も愚直で最も確実な方法なのです。

2012-08-03

Q.E.D.進学塾の最年少~本日2回目の登塾

Q.E.D.進学塾の最年少5歳のAちゃんが本日11時に2回目の登塾をしました。Aちゃんは早くも教室に溶け込んでいて、気分よく鉛筆を走らせていました。Aちゃんの姉の小学6年生のKちゃんと、Aちゃんがよく知っているお姉ちゃんの中学2年生のMちゃんの、2人の「お姉ちゃん」が同じ時間に同じ教室にいてくれたことが大きかったのでしょう。

Aちゃん「お勉強大好き。あの塾(学研)もこの塾(Q.E.D.)も大好き。」

今日は学研の宿題を持参してくれました。その宿題を見る限り、学習量は公文よりもはるかに多いようです。算数の文章題の数も多く、計算の反復ではなく文章理解に重きを置いていることがよく分かる教材です。年中さんでありながら年長さんの問題を解いているAちゃんが、文意を正しくつかめない文章題がいくつも見られました。

今のAちゃんが楽しく勉強できて、1学年上の問題をこなすほどの学力を身につけているのは、今通っている学研の教材や教室の雰囲気がAちゃんに合っているからなのでしょう。「勉強が楽しい。」ことは学力を大きく伸ばすための最大の要素です。

今Aちゃんは楽しく意欲的に学習に取り組んでいます。しかも学研の教材、特に算数はよく練られていて、問題の質・配列・構成ともに優秀だと思います。ですから学研をやめてしまうのは勿体ないと思うのです。学研への通塾を継続してQ.E.D.はその補助として考えてほしいと、お迎えにいらっしゃったお母さまにお話ししました。

2012-08-02

Q.E.D.進学塾の私立中学2年生~部活の合宿を終えて

Q.E.D.進学塾の私立中学2年生のMちゃんは今日が1週間ぶりの登塾でした。部活の合宿に参加していたためです。Mちゃんがいないと何か物足りなく感じてしまいます。小学4年生からずっと毎日塾に通ってきている子だからでしょう。今日はいつもの風景が戻ってきた感がありました。

Mちゃんには英語と数学の1週間分の宿題を出していました。英語も数学も見事な出来栄えでした。英語は『みるみる』を終えて新テキスト『英検3級ドリル』が、数学は連立方程式の文章題を終えて章末問題が宿題でした。どちらも切りのよいところだったので、やりやすかったようです。

Mちゃんは自分の勉強をしっかりやるだけでなく、下級生の面倒もよく見てくれます。今日は小学4年生のmちゃんの英語を見てくれました。mちゃんはとても嬉しそうに英語を解いていました。上級生に勉強を見てもらうことを喜ぶ下級生は多いのです。

Mちゃんは『アポロン』の連立方程式の問題の全問を解き終わりました。
1.『アポロン』の次の単元の「1次関数」を学習する。
2.別テキストで「連立方程式」を学習する。
Mちゃんに上記の2つのどちらがよいか聞いたところ、2.を選択しました。

そこで『標準新演習-数学-中2』をプレゼントしました。Mちゃんが中1のときに同シリーズのテキストを使っていたこともあり、勉強しやすいと思ったからです。授業に宿題にと活躍してくれることでしょう。

2012-08-01

Q.E.D.進学塾の学習相談~2名の保護者さま

Q.E.D.進学塾の保護者さま2名が昨夜ご来塾でした。学習相談のためです。自宅での学習について、塾での小テストについて、各教科への比重のかけかたについて、今後の学習内容とその予定時期について・・・・・と盛りだくさんの内容でした。

塾長は保護者さまに児童・生徒の塾での様子を伝えます。「this 『これは』『この』がすんなりと出てきません。」このように言いにくいことでも伝えます。
保護者さまは塾長に家庭学習の様子を教えてくれます。「家で覚えものをしている姿を見たことがありません。」

まずは現状を正確に知ること、そして改善策です。連絡を密に取りながら随時微調整を加えていくのです。 大きく軌道を逸れることのないよう常に気を配りたいものです。