2012-08-23

Q.E.D.進学塾の小学4年生~ローマ字と社会科

Q.E.D.進学塾の小学4年生のAくんは 『栄光ワーク-小学4年-国語・算数』 を各2ページずつと 『アルファベットの名人』 を1ページの計5ページを毎日学習しています。 『アルファベットの名人』は、日本の地名や歴史上の人物名などの社会科の知識、ことわざ・慣用句・故事成語などの国語の知識、これらの文系科目全般の知識が身に着くように工夫されています。昨日Aくんが読めなかったのは「別府」「滋賀」「津」の3つ。ただ読み方を覚えるだけではもったいないので、別府温泉・大分県別府市、琵琶湖・滋賀県大津市(県庁所在地)、三重県津市(県庁所在地)と合わせて教えました。今日のAくんはこれらをまだ「うろ覚え」だったので明日再テストです。完全に覚えるまで繰り返し自宅学習してほしいものです。

「知識の詰め込みすぎはよくない。考える力を養おう。」というのが「ゆとり教育」でした。しかし知識不足による学力の低下を目の当たりにした文部科学省は、ゆとり教育が誤りであったことにようやく気付き、「脱ゆとり」へと舵を切りました。
考える力を養うには、考えるための材料となる知識が必要です。材料が足りなかったり、材料の品質が悪かったりすれば、よい製品はできません。「考える」ためには必要にして十分な知識の量と質が求められるのです。
数多くのことをただ覚えるだけでも知識の「量」は確保できます。しかしそれでは「質」が伴いません。単なる断片的知識にとどまってしまいます。知識と知識が複合的・有機的に結びついてこそ生きた知識といえるのです。「覚えた」知識を組み合わせて自分の頭で「考える」ために必要なのは、断片的知識でなく、生きた知識です。
そういう意味で、英語のテキストでありながら国語や社会を強く意識した『名人シリーズ』は秀逸であると言えます。Q.E.D.が同シリーズを好んで採用する最大の理由です。

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