2012-08-07

Q.E.D.進学塾のお誕生会~8月生まれの子

Q.E.D.進学塾には8月生まれの子が2名います。小学4年生のMちゃんと中学2年生のSちゃんです。今日はその子たちのお誕生会の日でした。ショートケーキ4個とチョコレートケーキ4個の計8個を先週の木曜日に予約しておいたのですが、そのお店の心配りに嬉しくなりました。ショートケーキに乗っている砂糖菓子の絵柄を、くま、とら、うさぎ、パンダの4種類用意してくれていたのです。子どもたちはその絵柄の選択で盛り上がっていました。とりわけ女の子は「選ぶ」という行為が大好きなようです。

選択を好む女の子の性質を最大限に活用しているのが男女別教育の先進国であるアメリカです。女子クラスでは授業の導入から複数の解法を提示し、その中から児童・生徒が自分好みの解法を選択できるようにしているのです。

クラス授業を行う場合には上記の方法は正解だと思います。しかしながら女子児童・生徒という集合でひとくくりにできないところもあります。選択肢を提示するに適したタイミングには個人差があるからです。

Wちゃんは本日の数学の授業で解を代入する問題を間違えてしまいました。テキストの例題に掲載されている通りの解法(a)では正解に至らなかったのです。そこで本に載っていない解法(b)を教えました。Wちゃんは解法(b)によって正答にたどり着くことができました。今後Wちゃんは自ずと解法(b)を選択することになるでしょう。
初めから複数の解法を提示すると、それらを混ぜこぜにしてしまう傾向があるWちゃんです。ですからWちゃんに最適な選択肢提示のタイミングは「間違えたとき」なのです。

一方、中学2年生のMちゃんのように最初から複数の選択肢を知りたがる子もいます。「Mはこれがいい。」と即答するMちゃんは、将棋で言うところの「早見え、早指し」タイプです。このような子には初手からの複数提示が適していると思います。

それぞれに特長の異なる児童・生徒たちです。その一人一人にとって最適な学び方ができるよう常に気を配りたいものです。

0 件のコメント:

コメントを投稿