2009-09-05

夏期講習完了

本日Q.E.D.進学塾の夏期講習の全日程を終了しました。
明日9月5日は対外模試。
夏期講習の成果が試されるときです。
ただし模試の対策授業は一切行いませんでした。
対策どころか模試の出題範囲すら見ていません。
まさに「真の学力」が問われる試験になります。

2009-07-01

夏期講習日程相談会

7月4日12時から夏期講習の時間割を決定するための会合です。
夏休みの時間割を左右するのは
①学校のプールの日程
②お盆の帰省日程
の2つ。
ひとりひとりの都合をよく聞いて無理のない夏期講習日程を組みます。
夏休み明けの9月5日に全塾生が公開会場模試を受験します。
夏期講習の成果が試されるときです。
充実した夏にしたいものです。

2009-06-01

子どものやる気スイッチ

今日見たTV番組から。
①子どもは競争好き。
②子どもは真似したがる。
③子どもは「少し難しいこと」が好き。
④子どもは認められたがる。
この4つの性質を利用して上手にやる気を引き出す。
要約すると上記のような内容でした。
4つとも実践していることなのですがひとつだけ気になる点が。
③は必ずしもそうでないと思っていたのです。
生徒A・・・・難しい問題にチャレンジすることにこの上ない喜びを感じる。
生徒B・・・・やさしめの問題でも全問正解することに喜びを感じる。
対照的な2名の塾生がいるからです。
③が間違いなのかチャレンジのさせ方に工夫が足りないのか。
再考してみる必要がありそうです。

2009-05-01

門前の小僧 習わぬ経を読む

Q.E.D.進学塾の小3クラスの算数の時間の出来事です。
本日のおやつは「ダース」という名のチョコレートでした。
生徒「ダースって聞いたことあるけど。。。」
塾長「1ダース=12よ(*^.^*)」
生徒「2ダース=24 3ダース=36(●^o^●)」
塾長「すごい! よく知ってるね(*´∀`)ノ」
春期講習中の国私立中学受験クラス(小5)の算数の時間の
連続した2つの単元「最小公倍数」「体積」でダースを教えたのを
この子は後ろで聞いていて覚えてしまったようです。
上の学年の履修内容は下の子にとって興味の対象なのでしょう。
休み時間を多く取った時間割の思わぬ副次効果に大喜びした瞬間でした。

2009-04-30

野外学習(4)

その後、教室に戻ってからの学習に対する集中力は
普段よりも1~2割増しでした。
休み時間を多く取った時間割を組んだ春休みにも感じたことですが
遊んだあとは学習効率が大きく向上するようです。
平常授業では時間の制約があってそれほど休み時間を取れないので
せめて講習時くらいは余裕ある時間割を組みたいと思います。

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野外学習(3)

しかし固定式遊具は設置されていました。
ジャングルジム、滑り台、鉄棒、
それらを見つめる子供たちの熱い視線に抗えず
20分だけ遊んで行くことにしました。

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2009-04-29

野外学習(2)

ところがその公園にはシーソーがありませんでした。
ゴンドラ型のブランコで死亡事故が起きたことが
ニュースで大きく報道されたのを思い出しました。
ゴンドラ型どころか普通のブランコすらなく
可動式遊具が一切ないのです。
安全対策だとは思いますが過剰なのでは?との疑念を抱きました。

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2009-04-28

野外学習

Q.E.D.進学塾の国私立中学受験クラス(小5)。
算数は先週、6年生のワークの最終単元=比の学習を完了しました。
ワークでは「逆比」を取り扱っていなかったため
シーソーを求めて塾から徒歩1分のところにある公園へ。
シーソーは逆比を学ぶのに最適な教材なのです。

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2009-04-26

準備万端

Q.E.D.進学塾の国私立中学受験クラス(小5)。
昨日の授業で6年生のワーク(算数)1冊の履修が完了しました。
3か月という短期間でよく頑張ってくれたと思います。
さてこれで算数の入試問題を解くための最低限の道具が揃ったことになります。
週明けからはいよいよ実戦問題に取り掛かる段階。
道具を駆使して欲しいものです。
受験問題に取り組む前にワークを仕上げた目的のひとつは
今後の学習に対する生徒の考え方を前向きにするため。
決して「習ってないとは言わせない」ためではありません。
「ひととおりは習っている」という安心感のある生徒は
少々難しい問題に当たっても習ったことを思い出したり
自分のノートを調べたりしながら
何とか自力で解こうとするものです。

2009-04-24

振り替え授業

先週の金曜日、Yちゃん(8つ)が授業を欠席しました。
保護者様が送り迎えできない日だったからです。
今日はその振り替え授業でした。
学習のリズムという観点からは
通常どおりの通塾が望ましいのですが
子どもたちの安全を守ることが最優先です。

2009-04-23

学習単元および他教科との連携

Q.E.D.進学塾の国私立中学受験クラス(小5)。
いよいよ本日から「比」の学習に入りました。
初めて「比」を見たにもかかわらず
直前に「比例」を学習したことが奏功し
理解の速度・定着ともに目をみはるものがありました。
金曜日は「比例配分」を学習する予定です。

2009-04-21

受験算数のハイライト

Q.E.D.進学塾の国私立中学受験クラス。
日付変わって昨日の授業では「比例(グラフ)」を履修しました。
残る単元は「比」のみ。
ここは中学受験の肝となる単元だけに
1週間かけてじっくりと学習する予定です。
①学習順序の工夫。
②紛れを生じやすい部分の削除・差し替え。
③特に演習を必要とする問題の増補(自作問題)
を念入りに行い、準備万端です。

2009-04-18

快速運転

Q.E.D.進学塾の国私立受験クラス(小5)の算数。
日付変わって昨日になりましたが
「時間と分数」「比例(表)」の2つの単元を
1日で履修することができました。
余裕あるペースでもこれだけの快速運転が可能なのは
生徒がはつらつと勉強してくれるおかげです。
残る単元は「比例(グラフ)」と「比」の2つ。
特に「比」は応用範囲が非常に広く
受験算数のハイライトとなる単元だけに
じっくりと取り組みたいと思います。

2009-04-16

km/h⇔m/sの単位変換

Q.E.D.進学塾の国私立中学受験クラス(小5)の
本日の算数の授業からです。
速さの単位変換の宿題の正答率が50%しかありませんでした。
ある程度予想されていたこととは言え
この単元における最難関だったようです。
km⇔mの単位変換はよくできていました。
しかし問題は/h⇔/sの単位変換。
h⇔sとは逆数の関係
という数式的な意味の理解には至らず。
「1秒で進める距離はちょっとだけど
1時間だったら遠くまで行けるよね(^_-)-☆」
を理解できただけでも
良しとすべきなのでしょう。

2009-04-14

順調

Q.E.D.進学塾の国私立中学受験クラス(小5)。
春期講習で完全に学習のペースをつかんだようです。
本日「速さ」の学習を完了し、次回から「時間と分数」です。
時間に余裕ができた分は受験算数のハイライト=「比」
の学習に充当しようと思っています。

2009-04-13

保護者面談

今日はQ.E.D.進学塾の面談日でした。
ケーキを食べながらゆっくり2時間近く
いろいろなお話を聞いたり話したり。
保護者様は塾での様子を知り、
塾長はご家庭での様子を知る。
そのことが肌理の細かい学習指導に直結するのだと思います。
季節講習の前にも後にもこのような機会を作りたいものです。

2009-04-11

速さ

Q.E.D.進学塾の国私立中学受験クラス(小5)の算数は
今日から速さの学習に入りました。
km/h⇔m/sの単位変換
初回ですがいきなり最難関の問題にも取り組んでもらいました。
速さの問題ではわざと単位を不統一にしてある問題がよく見られます。
①道のり=速さ×時間
②①のとなりに単位を書き込む
③②のとなりに数値を書き込む
この習慣を定着させるために単位を学習したのです。
何事も初めが肝心です。

2009-04-10

保護者面談

Q.E.D.進学塾の在塾生の保護者様を対象とする
面談の日程が4月12日の日曜日に決まりました。
①春期講習会の報告をする。
(進捗・塾でのようすなど)
②新学期~来年1月までのおおまかな予定を説明する。
③平常授業・夏期講習会へのご要望をうかがう。
(日程・時間割・宿題等)
④ご家庭での様子をうかがう。
(学習・課外活動への取り組み方など)
1時間で終わるのか心配になるほど盛りだくさんです。
お忙しい中お集まりいただく保護者様に感謝です。

2009-04-09

新学期

今日から新学期がスタートしました。
Q.E.D.進学塾の国私立中学受験クラス(新小5)は
今日から2時間×週3回(月・水・金)になりました。
昨日までの春期講習時間割では
間に1時間×2回の休憩をはさんで
1日3時間の授業でしたが
1日2時間の今日のほうが生徒は大変そうでした。
2時間の間の休憩の入れ方、授業進度と宿題のバランス等をもう一度練り直して
生徒の負担感を小さくしていかなければと思いました。
無理は決して長続きしないのですから。

2009-04-08

春期講習最終日

Q.E.D.進学塾の春期講習は本日が最終日でした。
国私立中学受験クラス(新小5)は毎日3時間、
新小3クラスも毎日2時間の授業を
計8日間よくがんばってくれたものです。
頑張ったご褒美に近くのハンバーガーショップへ連れて行きました。
子どもたちは大喜び。
気の早い子は夏期講習最終日に行きたいところをリクエストしていました。
季節講習の最終日のお楽しみを恒例にしていこうと思います。
「ご褒美」は大切ですものね。
子どもたちが高い集中力を発揮してくれたおかげで
当初予定を大幅に上回るペースの進捗がありました。
受験クラス(新小5)の算数は特に順調で
小6履修単元の過半数を履修できました。
残るは
①平均②速さ③比④比例
の4単元のみ。
来月中には上記4単元の履修が終わって
「受験に最低限必要な道具」を全て持った状態で
より高レベルの問題集に取り掛かれそうです。

2009-04-07

卒塾生来塾

2月に私立中学校に合格し3月に卒塾した子が
本日Q.E.D.進学塾を訪ねてくれました。
うれしいものです。
国私立中学受験クラスの後輩たちのミニテストを
にこにこしながら採点してくれました。
いつでも帰ってこられる場所。
そんな塾であり続けたいと思います。

2009-04-04

自然科学の学習法

Q.E.D.進学塾の春期講習は6日目までを完了。
残すところ来週の月・火の2日のみとなりました。
国私立中学受験クラス(新小5)の進度は当初予定よりも大幅に速く
本日は「円柱」を学習しました。
【紙で円柱を作る】
①円=直径5cmを2枚。
②長方形=15cm×31.4cmを1枚。
計3枚の紙を切り抜いてセロテープでとめました。
生徒たちは「図工の時間♪」と喜んで作ってくれました。
(1)昨年までは「どうすれば円柱が作れるか」を生徒に考えてもらって
「31.4cm」を求めてから円柱の製作をしていました。
(2)今年は生徒にまず作ってもらってから
「なぜ31.4cmでぴったりなのか」をあとで考えるという手法をとりました。
結果、生徒の納得を得られたのは(2)でした。
円柱ができたという「事実」から
なぜうまくいったのか「理由」を考えるのは
算数よりも理科に近い学習法ですがそこは同じ自然科学。
教科の枠にとらわれない柔軟さが必要なのだと
再認識させられる出来事でした。

2009-04-02

学習単元の連続性

Q.E.D.進学塾の春期講習は4日目が終了。
ちょうど折り返し地点です。
国私立中学受験クラス(小5)の算数は体積に入りました。
たて×よこ×高さ=3×4×5cmの直方体の体積。
「1cm3の立方体12個を5段積み上げる」という考え方をするのに
前単元(倍数と約数)で学習して慣れ親しんだ「12の倍数」が役立ちます。
教科書や問題集の配列にとらわれず
より効率的な学習手順を工夫できるのは
(=自由にカリキュラムを組めるのは)
小さい塾の強みなのかもしれません。

2009-04-01

最小公倍数

Q.E.D.進学塾の春期講習は3日目を終えました。
国私立中学受験クラス(小4)にて本日学習した最小公倍数の問題で
「長方形のタイルを並べて正方形を作る」
に苦戦していました。
典型問題であるとともに応用範囲の広い考え方なので
ぜひとも習得してもらいたいところ。
明日は実際に紙を切って「実験」してみます。

2009-03-31

自主性

Q.E.D.進学塾の春期講習は今日が2日目でした。
生徒の休み時間の使い方を見るに
早くもペースをつかんでいるようです。
50分×2回の休み時間に宿題をしているのですが
疲れ具合・自宅に持ち帰る量などを考えながら
各自が計画的に学習できています。

2009-03-29

春期講習初日

Q.E.D.進学塾の春期講習。
昨日が初日でした。
50分授業×3 の間に 50分休み×2 をはさむという初めての試み。
余裕のある時間割は生徒の評判もよく
学習効率はほぼ最大値に近いように感じました。
5日連続の講習となる来週が山場です。

2009-03-27

明日から春期講習

いよいよ明日からQ.E.D.進学塾の春期講習がスタートします。
3月27日の朝8時半開講・4月27日の昼12時40分閉講です。
閉講後にみんなでマクドナルドに行くことにしました。
生徒たちは大喜び。
最後に楽しみがあることで講習のがんばりが少しでもUPしてくれたらと思います。

2009-03-26

学習意欲

Q.E.D.進学塾の国私立中学受験クラス(小4)の4月からの時間割について
春期講習での集中力の持続を見て
無理がないと判断できたら週4時間→6時間に
と考えていました。
ところが今日、生徒からこのプランをすんなり受け入れる発言があり
嬉しい誤算だと喜んでいます。
「学習意欲に溢れ塾に来るのが楽しくて仕方ない」
この理想形にはまだまだ。
しかし生徒にとって塾が苦痛な空間ではないようです。
このペースを崩さずに充実の春期講習にしたいものです。

2009-03-25

春期講習への助走

今週の金曜日からQ.E.D.進学塾の春期講習が開講します。
明日の水曜日・明後日の木曜日はその助走の2日間。
通常授業とは異なる点を説明したり、予習課題を与えたり、
2日間を有効活用したいと思います。

2009-03-24

卒塾生への手紙

今週の金曜日からQ.E.D.進学塾の春期講習が始まります。
今日は卒塾生あてに手紙を出しました。
春期講習の時間割を同封して登塾のお誘いです。
私立中学校は入学前の春休みに課題が出るのが一般的。
宿題を抱えて来てくれるのかもしれません。

2009-03-20

2時間授業

本日のQ.E.D.進学塾の国私立中学受験クラス(小4)は2時間授業。
明日の振り替え授業を行ったためです。
50分授業→10分休憩→50分授業(計100分)
という時間割だったのですが
後半に集中力の低下が見られました。
春休み明けからは同じ100分でも
40分授業→10分休憩→30分授業→10分休憩→30分授業
を試してみる必要がありそうです。

2009-03-19

学習の持久力

明日は20日の振り替え授業があります。
現在、1時間×週4回の時間割となっている
Q.E.D.進学塾の国私立中学受験クラス(小4)は
明日のみ2時間授業(間に10分休憩)です。
春期講習で持久力をつけることができたなら
春休み明けからは2時間×週3回にしたいと考えています。
まずは明日の2時間授業で息切れしている生徒がいないか注意深く観察です。

2009-03-18

春期カリキュラム

Q.E.D.進学塾の国私立中学受験クラス(新小5)の
平常時の月間授業時間数は
1日1時間×週4日×月4週=16時間。
春期講習では
1日3時間×8日間=24時間。
なんと1.5倍の時間数です。
大きな飛躍が期待できる春期講習。
しかしながら生徒の負担もそれだけ大きなものになります。
その負担感を軽減するための時間割が
50分(授業)→50分(休み時間)→50分(授業)→50分(休み時間)→50分(授業)
です。

2009-03-17

春期講習日程

Q.E.D.進学塾の春期講習の時間割が決定しました。
期間:3月27日~4月7日
日数:計8日間(上記期間中の平日)
時間:8:30~12:40
午前中に学習→お昼ごはん→遊びに行く
生徒の希望通りの時間割にしました。
上記の4時間10分=250分間のうち
授業時間は最大でも150分間までです。
余裕ある時間割といえるでしょう。

2009-03-13

自然科学の基礎

Q.E.D.進学塾の国私立中学受験クラス(小4)では
今週から「□を使った式」を学習中です。
最初の関門となる
8-□=3
□=8-3
□=5
については線分図によって理解することができました。
中学生なら
a-x=b
∴-x=b-a
∴x=a-b
としてきちんと証明することが可能でしょう。
しかしそこは小学生。
幾通りかの数字を当てはめて実験することにより
上記の解法の正しいことを確認しました。
厳密に正しい証明とはいえませんが
それでも子どもに「実験」してもらったのは
自然科学の基礎は実験と観察
と考えているからです。
法則性に気付きかけたとき
あるいは解法の正しさに疑問をもったとき
簡単な数値を当てはめてみて実験によって確かめる
ことが自然にできるようになって欲しいと願っています。

2009-03-12

国私立中学受験への橋渡し(3)

受験用の問題集を離れて基礎問題集に戻ることは
一見、回り道のようですがここは急がば回れです。
Q.E.D.進学塾の主眼とする
問題を解き切る力を身につけよう
に沿ったカリキュラムなのです。
中学受験~国私立中学入試問題における良問とは
からの連載記事のような複数の解き方を考えるためには
まず考えるための道具を揃えることが必要です。
多くの基礎事項を学ぶことは使える道具を増やすことです。
多数の道具の中からどれをどう使うか考える習慣ができてこそ
考える力応用力が身につくのだと思います。

2009-03-11

国私立中学受験への橋渡し(2)

「□を使った式」履修後は受験用テキストを一旦離れて
基礎問題集に戻ります。
P2:5年生の復習
P6:倍数と約数
P30:平均
P42:速さ
P60:時間と分数
P66:分数の倍
P92:比
P100:比例
P72:直方体と立方体
P82:体積
小学校6年間で学ぶ事項の基礎のみを
ひととおり学習するのです。

2009-03-10

国私立中学受験への橋渡し(1)

本日、Q.E.D.進学塾の国私立中学受験クラス(小4)の算数は
四則・分数・小数の混合計算までを完了しました。
読み書きそろばんの「算盤」について
小学校6年間で学ぶひととおりが終わったことになります。
水曜日からはいよいよ受験用のテキストを使用して
中学受験必須の「□を使った式」の学習に入ります。

2009-03-06

読み書き算盤

昨日からQ.E.D.進学塾の新小3クラスがスタートしました。
木曜・金曜の各1時間=週2時間の授業です。
読み・書き・そろばん基礎学力を育成するのが主目的です。
そのため、受験クラス・非受験クラスといった区分けもなければ
理科・社会の授業もありません。
無学年方式のテキストや教科書準拠版のワークを使って
国語・算数の2教科を学習します。
国私立中学受験用のテキストより格段に易しいので
すいすい進んで行くことができます。
1年間で2学年分を完了させてしまう子もいます。
①無理なく進める
学びの楽しさを実感
学習意欲の向上
→理解度=高
②付いて行くのがやっと
→ずっと苦しい状態
→学習意欲の減退
→理解度=低
進度が速い点では同じでも
①②には雲泥の差があります。

卒塾生

国私立中学受験クラス(小4)の授業時間は17時半から18時半。
その時間帯に合わせたかのように卒塾生が来塾してくれました。
光合成が大得意のその卒塾生は
小4クラスが来週から光合成を学習することを知ると
黒板に図解(木や葉の絵)を書き始めました。
興味津津の4年生たち。
携帯電話のカメラでその絵を撮影していました。
卒塾生は4年生の目に
「入試解禁日の午前中に一発合格した偉大な先輩」
と映っているようです。
思いがけない訪問にうれしい思いの一日でした。

2009-03-04

地図学習(中学受験・社会)2

テキストとは別に配布物→生徒のカバンが重くなる

という悩みを解決してくれるものを、昨日池袋で見つけました。
チェックペン(筆記用)とチェックシートです。
「マーク用」のチェックペンの存在は知っていたのですが
「筆記用」を発見してテキストに直接書き込めるようになりました。
今まではテキストにボールペンで書き込んだあと
その上から専用マーカーで塗る作業をしてましたが
「筆記用」を使うことでかなりの時間短縮になります。
子どもたちは新しいおもちゃを手にしたように喜んでいました。

【関連記事】
Q.E.D.日誌: 地図学習(中学受験・社会)1

地図学習(中学受験・社会)1

Q.E.D.進学塾の国私立中学受験クラス(小4)で
現在使用している問題集(社会)は
地理分野・歴史分野とも各章の1ページ目が
必ず地図で始まる構成になっています。
その地図が書き込み式になっているのですが
テキストに直接書き込むとあとで使えなくなってしまいます。
そこで昨年までは地図のページのみをコピーして使用していました。
しかし、テキストとは別に配布物→生徒のカバンが重くなる
が悩みの種。
体重が大人の約半分の4年生にとっては
単純計算で体感重量が大人の2倍なのです。

【関連記事】
Q.E.D.日誌: 地図学習(中学受験・社会)2

2009-03-03

ひなまつり

Q.E.D.進学塾の国私立中学受験クラス(小4)は
今日から17時30分~18時30分に時間割が変わります。
月・水・木・金の週4日で国語・算数・理科・社会の
4教科を学習します。
明日3月3日の火曜日はこのクラスの授業日でないため
1日早いひな祭りを今日行うことにしました。
近くのケーキ屋さんのショーケースには
ひな祭りバージョンのショートケーキがずらりと並んでいて
そのうちの2種類を買ってきました。
女の子にまず選んでもらって残りを男の子が
という運びに当然なるのですがw
これから紅茶とケーキの準備です。
昨年のひなまつりを経験していない小4生。
ひな祭りのことは内緒にしてあるので
びっくりしてくれることを期待しています。

2009-03-02

保護者面談(2)

一昨日19時から20時半までの1時間半
Q.E.D.進学塾の教室にて面談を行いました。
(授業終了後のため面談室でなく教室で)
保護者様よりご家庭での様子を詳細に聞かせていただきました。
朝の10分間学習の習慣が定着していると聞いて
その時間にぴったりの宿題を用意したり、
読書習慣のないことや興味関心のある分野を聞いて
そのジャンルの偏読をお勧めしたり、
詳しくお話いただくことで「傾向と対策」が見えてきます。

【関連記事】
Q.E.D.日誌: 保護者面談(1)

2009-02-27

保護者面談(1)

3月から新入会の子の保護者様が明日来塾されます。
新学期を迎えるにあたってテキストも出そろいました。
カリキュラムの詳細をお話しする際に
具体的な教材が手元にあるのはよいことです。
問題集の進度予定とその振幅についてご説明できるからです。
新入会の子はまだ小学2年生。
無理のない進度で学びの楽しさを体感して欲しいものです。

【関連記事】
Q.E.D.日誌: 保護者面談(2)

2009-02-26

問題集の完成度(2)

……承前

①歴史も人気もある問題集
②初版からまだ日の浅い問題集
③新刊
通常①がいちばん安心できます。
3月新入塾の小学校2年生用のテキストを
ここ1週間ほど探していたのですが
②の中から最適な1冊を見つけました。
①と②は全くと言っていいほど同種の問題集で
歴史(知名度)では①に敵わない②は
(1)②の価格設定を①より低くする
(2)①が単色なのに対して②はカラー
(3)内容的にも①を改良(問題配列等)
などの工夫をして①に対抗しようとしています。
結果、①よりも良い仕上がりとなっていて
②を採用することとしました。

2009-02-25

問題集の完成度(1)

前回の Q.E.D.日誌 『学習環境』
にて50冊の問題集が届いたことをお伝えしましたが、
今回からの記事は問題集(塾専用教材)の内容についてです。
学習塾専用教材の大幅な改訂は教科書改訂に合わせて行われます。
車ならフルモデルチェンジと言ったところでしょうか。
教科書改訂がなくてもマイナーチェンジは頻繁に行われているので
塾としては毎年のチェックが欠かせません。

続きます……

2009-02-24

学習環境

新しい絨毯について書きましたが、
ついでに本棚も増設することになりました。
毎年この時期、出版社が大量に新刊・既刊の問題集を送ってくれるのですが
先週Q.E.D.進学塾にも50冊ほど到着しました。
塾長「ブックエンドは何色がいい?(*^.^*)」
6年生の女の子「黒(●^o^●)」
こんなやり取りがあって、そのとおり黒にしたところ
女の子はとても喜んでくれました。
みんなの教室。
よりよい空間にしていきたいものです。

2009-02-21

模様替え

3月1日はどの塾も新学期を迎えます。
(今年のQ.E.D.進学塾は2月2日(月)が新学期)
春はもうそこです。
教室の模様替えをしました。
絨毯を大人しいピンク色に。
①机=白②椅子=青③机&椅子の脚=黒
とのマッチングもぴったり。
教室がより明るい感じになって大成功でした。
今まで以上に楽しい気持ちで授業できています。

2009-02-20

学習の集中力と持久力

①国語50分
②算数50分
③理科・社会(2教科合計)50分
4教科合計150分。
上記は今年行われた中学入試における
ある私立中学校の試験時間割(午前の部)です。
まずまず標準的な時間割と言えます。
この学校を実際に受験した塾生は
午前の部・午後の部とも受験したため
1日に300分を戦ったことになります。
小学生にとっては相当にハードな時間割です。
2月現在、Q.E.D.進学塾の国私立中学受験クラス(小4)の時間割は
(50分授業→10分休憩→50分授業)×週2日。
長時間の戦いとなる入試で要求される持久力の養成を意識した時間割となっています。

授業参観でのご意見から3月より、
Q.E.D.進学塾の国私立中学受験クラス(小4)の時間割を
「50分授業×週4日」に変更します。
持久力の養成は季節講習時に行うこととして
短時間集中による学習効率UPを図るべきと考えたからです。

【関連記事】
Q.E.D.日誌: 授業参観(1)
Q.E.D.日誌: 授業参観(2)

2009-02-19

授業参観(2)

授業参観にお母さまがいらっしゃったのは先週のことです。
2人兄弟のお兄さんが通塾中なのですが妹さんの体験学習を兼ねてでした。
Q.E.D.進学塾・国私立中学受験クラス(小4)の履修時間は
(50分授業→10分休憩→50分授業)×週2日。
お母さまが気付かれたのは
「子どもたちが2時間目の授業後半に息切れ
(集中力が持続しない)してるように見えた。」
感じたことをその場で言ってもらえるのは大変ありがたいことです。
改善のチャンスを得ることができるのですから。
結果、来月からの時間割変更に至ったのですが詳しい経緯は次回に。

2009-02-18

授業参観(1)

Q.E.D.進学塾では授業参観を随時受け付けしています。
事前予約なしの飛び入り参加も大歓迎です。
授業参観は
①子どもにとってはよい刺激になる
②親御さんが普段の塾での学習の様子を知ることができる
③学習に関する親子間での話題が増える
④塾が把握できる情報量が増える
といったメリットがあります。
④については次回、実例を挙げて詳しく書くこととします。

2009-02-17

教え合い学習(4)

……承前

気をつけなくてはならないのは役割を固定しないことです。
教える側に回る生徒・教えられる側に回る生徒が
いつも同じというのは問題です。
教えられる側が劣等感を持ってしまうおそれがあるからです。
あくまでも教え合いなのです。
前回までの例では同じ時間内(算数)で
教える側と教えられる側の役割を相互交換することができました。
しかしこれはうまくいきすぎた例で必ずしも同じ時間でなくてもよいでしょう。
教科によって得手不得手があるのが普通ですし
全教科を通して見たときに役割交換できていれば十分と思います。

【関連記事】
Q.E.D.日誌: 教え合い学習(1)
Q.E.D.日誌: 教え合い学習(2)
Q.E.D.日誌: 教え合い学習(3)

2009-02-14

教え合い学習(3)

……承前

教えられる側に回った生徒は弱点補強をすることができます。
では教える側に回った生徒はどうでしょうか。
①説明しながら知識の整理ができる。
②定着度が増す。
新しい発見をすることがある。
毎回確実に効果のある①②に対して
頻度は少ないものの(1割~2割程度でしょうか)
大きな飛躍のチャンスとなるのが③です。
説明しているうちに
「あれ?同じ考え方がこっちの問題にも使えないかしら」
「こうしたほうが更によいかしら」
といった気づきがあるのです。
学びの楽しさを実感できる瞬間です。

【関連記事】
Q.E.D.日誌: 教え合い学習(1)
Q.E.D.日誌: 教え合い学習(2)
Q.E.D.日誌: 教え合い学習(4)

2009-02-13

教え合い学習(2)

……承前

途中式の書き方に問題があるために正答率の低かった男の子に
「途中式をていねいに書くと間違えなくなるよ。」
と言ってノート指導するのもよいでしょう。
しかしこれでは印象度も薄く、学習意欲の向上も図れません。
2月9日の授業では途中式をきちんと書けている女の子を
「わぁ。すごくきれいに書けてるね(●^o^●)」
とほめちぎりました。
女の子はとてもうれしそうです。
男の子は女の子のノートに興味津津。
男の子「どんなふうに書いてるの?」
塾長「○ちゃん、△くんに教えてあげて(^_-)-☆」
女の子(ノートを見せながら)「ここはね。。。」
ほめられた女の子は今後も喜んで途中式をきちんと書いてくれるでしょう。
男の子も「ノートが雑だと注意された」と劣等感を感じることなく
しかも直接注意されるよりも大きな改善が見られるに違いありません。
教え合い学習は生徒の解法の中に光るものを見つけるところから始まります。
教えられる側の生徒はその光るものに注目し弱点補強をすることができ、
教える側の生徒は長所を更に伸ばすことができるのです。
①強い印象を与えてしっかりと記憶に残すこと。
②学びの楽しさを実感し学習意欲を向上させること。
学習を継続し積み上げていくにはどちらも欠かすことができないのです。

【関連記事】
Q.E.D.日誌: 教え合い学習(1)
Q.E.D.日誌: 教え合い学習(3)
Q.E.D.日誌: 教え合い学習(4)

2009-02-12

教え合い学習(1)

Q.E.D.進学塾では生徒が生徒を教えることがあり
これを教え合い学習と呼んでいます。
2月9日の国私立中学受験クラス(小4)の算数の授業から
その実例を見ていくことにしましょう。
正答率の高かったのは女の子。
 1/2+1/3
=1×3/2×3+1×2/3×2
の太字部分を暗算でなくきちんとノートに書いていたのが勝因です。
「きちんと書く」ことは数字が大きくなるほど威力を発揮します。
まず、女の子が男の子にその技を伝授。
ひらめきを見せてくれたのは男の子。
15と10を通分→30 に気付いてくれました。
公倍数・公約数の単元をまだ学習していない段階で
どうして「30」だと分かったのか聞いたところ
「15分が2回でも10分が3回でも30分になるから」
との回答が返ってきました。
お返しに、男の子が女の子にその技を伝授。
以上の実例には幾つものポイントが含まれています。
それについては次回から……

【関連記事】
Q.E.D.日誌: 教え合い学習(2)
Q.E.D.日誌: 教え合い学習(3)
Q.E.D.日誌: 教え合い学習(4)

2009-02-11

学習意欲向上(2)

……承前
Q.E.D.日誌: 学習意欲向上(1)

結局Gを授業にて学習することにして
女の子には「E,Fで100点を狙ってね(^_-)-☆」
男の子には「Hが何問解けるか挑戦してみよう(^o^)丿」
と宿題の目標を明確化しました。
個別指導の塾なら
女の子にはHを授業してE,F,Gを宿題
男の子にはEを授業してF,G,Hを宿題
とすることができたのでしょう。
少人数ゼミよりも個別指導のほうが
より小回りが利く点において有利と言えます。
Q.E.D.進学塾では少人数ゼミ方式を採っています。
最小回転半径の不利を補って余りある有利さがあるからです。
その有利さのひとつが次回記事に予定している教え合い学習なのです。

学習意欲向上(1)

Q.E.D.進学塾の国私立中学受験クラス(小4)の算数は今
分数の計算(たしざん・ひきざん=通分あり)を学習中です。
計算専門のテキスト(級別式)を1冊使用していて
1つの級がA(易しい)~H(最高難度)の8段階に分かれています。
先週の授業+宿題にてA~Dまでが完了したので今週はE~Hです。
E①~⑩
F①~⑩
G①~⑩
H①~⑩
10題を授業、残り30題は宿題(1日10問×3日)です。
授業の10題をどこにするかについて
女の子「Hにして(^_-)-☆」
男の子「Eがいい(●^o^●)」
その心は
女の子「この時間に一番難しいHができるようになれば
   宿題のE,F,Gは100点とれるかも♪」
男の子「難しい問題に挑戦してみたい!」
どちらの言い分にも一理あって
ちゃんと考えての発言だったようです。
女の子は確実に解きたい気持ちが強く
男の子はチャレンジ精神旺盛。
確実に問題を解くことで成功体験を積み重ねることも
難問にチャレンジしてみることも
どちらも学習意欲の向上に有効です。

続きます……
Q.E.D.日誌: 学習意欲向上(2)

2009-02-09

積み上げ学習

今日はQ.E.D.進学塾の土曜授業(中2理科)からです。
小学6年生で「金属+塩酸→水素↑」を学習します。
中2クラスの土曜授業では「なぜそうなるか」を学習しました。
生徒がFe2+,H+,Cl-を含む12種類のイオンをしっかり覚えてきてくれたので
早速、「化学反応式を書け」を出題したところ
Fe+HCl→FeCl2+H2↑
ときれいに書けていました。
ここまで来るのにかなり時間がかかりましたが
急がば回れです。
生徒の顔は理解できた喜びに満ちていました。

2009-02-08

教育の機会均等

昨日2月7日の土曜日、現役教師との会食の席で
「『教育の機会均等』の意味を履き違えている人が増えている」
ことが話題に上りました。
下記はその極端な例です。
「中学時代の仲間がいる地元の普通高校へ通わせてあげたい」→「入試の問題を知的障害者でも解けるように」: エクストリームオフライン
知的障害者が県立の普通高校へ入学できやすくするよう特別の配慮を求める要望書を15日、知的障害者の家族会が県教委に提出した。入試の問題を知的障害者でも解けるように一部変更するなどの特別措置を求めている。
要望したのは「愛媛・知的障害児の家族と理解者の連絡会」(白石勇代表)。県教委によると、知的障害者も県立の普通高校を受験できるが、現在は入試の筆記試験の得点への配慮はしていない。ただし、知的障害者の受験者は「特別措置願」を提出し、別室での受験や中学校の教師が介助者として入試に同席することなどは出来る。
しかし、同会は「知的障害者に中学時代の仲間がいる地元の普通高校へ通わせてあげたい」として、入試の際は、筆記試験の内容を記述式から選択式にしたり、課題を与えられて書く作文に自分の受験に対する思いを書いてもよいようにしたりするなどの特別措置を求めている。
白石代表は「生徒たちは懸命に努力しているが、健常者と同じテストでは点を取れない。点数以外の部分も評価してほしい」と訴えている。
これに対し、県教委は「これまで、知的障害者にだけ筆記試験の内容を変えるのは公平性の確保につながらないと判断して認めてこなかった。今後は高校長と協議して判断したい」(高校教育課)としている。(鈴木洋和)
仮に普通高校へ入学することができたとしても
授業についていけなくなることは自明です。
まったく意味不明の授業を3年間に渡って受け続けることは
その生徒にとって地獄の日々の連続に他なりません。
生徒が意欲的に学習できて能力を伸ばせる環境が他にあるにもかかわらず
それを放棄することは「教育の機会均等」どころか
生徒の「学ぶ権利」を奪っていることになるでしょう。
①チャレンジ校
②実力相応校
③滑り止め校
を受験するよう指導している塾は多いです。
しかしQ.E.D.進学塾ではこのような進路指導はしていません。
たとえ合格ラインぎりぎりでチャレンジ校に合格できても
授業についていくことが困難になれば
学習意欲を失ってしまって伸びる者も伸びなくなる
と考えているからです。
進学した学校の授業が「分かる」ことが重要なのです。
具体的には進学先の定期テストで50点では不足で
60点以上得点できることが望ましいでしょう。
50点というのはちょうど半分なのですが生徒の感覚では
「半分は分かる」ではなく
「半分しか分からない」なのです。
これでは学習意欲が湧きにくいと言わざるを得ません。
50点を60点にすることは思いのほか困難な道のりです。
これに対し「60点を70点にする」「70点を80点にする」という目標は
あっさりと達成できてしまうことが多いのです。
その学校の成績上位者はよく伸びるが中位以下の生徒はあまり伸びない
という現象は、附属の大学を持たない私立高において最も顕著です。
たとえば私立A高校のMARCH合格者が毎年20名前後であったとします。
A高校は成績上位者30名を1つのクラスに集めて
そこに主力の先生を集中させます。
こうして鍛えることで合格実績を挙げることが可能になるのです。
注)MARCHとは・・・
M=明治大学
A=青山学院大学
R=立教大学
C=中央大学
H=法政大学
の頭文字を取ったものです。
私立高は大学への合格実績が翌年以降の生徒募集に直結します。
言い換えれば経営がかかっているということです。
上位30名の学習意欲をいかに高めるか、
どうすれば成績を向上させることができるのか、
総力を挙げて取り組むのは当然でしょう。
以上のことからQ.E.D.進学塾の高校受験指導は
①公立高校対策に絞った学習
②①により公開会場模試の成績が向上する
(模試の出題は公立高校型であるから)
③②の偏差値によって私立高校のB推薦の内定を取る
④③の私立高校は特進クラス(成績最上位者クラス)とする
このような方式を採っています。
注)B推薦とは・・・
「公立高校に不合格の際には貴校に入学します」
「他の私立高校に行くことはありません」
という約束のことです。

2009-02-07

携帯電話

兵庫県尼崎市教委が中学生約3000人を対象に
3年間の学力の変遷を調査したところ
平均偏差値が次のような結果になったそうです。
携帯電話を3年間持たなかった男子生徒=52.9
携帯電話を3年間持たなかった女子生徒=53.0
携帯電話を3年間持ち続けた男子生徒=48.9
携帯電話を3年間持ち続けた女子生徒=49.1
また別の調査(大阪府教委)によると
携帯の使用時間が長くなるほど成績が低い傾向が分かったようです。
携帯電話が学習時間を侵害しているという論調ですが
私はそうは思っていません。
携帯電話に時間をとられることを理由に勉強しない子は
携帯電話がなくても他の事をすると考えられるからです。
よく学び、よく遊べ
必要な学習量を確保することが大切なのであって
遊ばないことが大切なのではありません。
他にしたいことがあると
集中して学習することを覚えたり
スケジュール管理能力が向上したり
良い方向に働くことも多いのです。
Q.E.D.進学塾では携帯電話について何も制限をしていません。
通塾する生徒の安全面から携帯電話はあったほうがよいと考えています。

2009-02-06

体験授業(小2)

昨日2月5日17時から18時、小学2年生の体験授業を行いました。
Q.E.D.進学塾では初めての2年生です。
50分間座っていられるのかが一番の心配だったのですが
途中で席を立つことはありませんでした。
間に5分休憩を2回入れながら算数を2ページがんばってくれました。
算数でも(ほかの教科でも)基礎となるのはやはり国語力。
文章題を解いてもらったのですが
「お姉ちゃんが妹におはじきをあげる」
という題意を正確に読み取れていました。
国語力のある子は先生の話がよく分かり
分かる→楽しいの好循環で学力が伸びていきます。
学びの楽しさを実感しながら
一歩一歩成長していってもらいたいものです。

2009-02-05

公立高校受験クラス(中2)

Q.E.D.進学塾の公立高校受験クラス(中2)は
既に学校で習っているところまでの復習を完了し、
次週より確認テスト問題にて総復習を行います。
公立高校入試まであと1年。
今は先を急ぐより基礎固めをしっかり行うべき時期です。
ここで養成された基礎学力は後になるほど効いてきます。
夏休み以降の伸びが格段に違ってくるのです。
しかしQ.E.D.進学塾の授業は先取り学習を全くしないわけではありません。
昨日の理科の授業(化学分野)では中3になってから学習する
イオンについて詳しく学習しました。
これは先取り学習をすることが目的なのではなく
化学式・化学反応式の意味を十分理解した上で覚えてもらうためです。
酸化銅CuOと酸化銀Ag2Oの違いが分らないまま覚えるのと
電気的にゼロになることが分かって覚えるのとでは
理解度・定着度(忘れにくさ)に雲泥の差があるからです。

2009-02-04

国私立中学受験クラス(小4)授業開始

Q.E.D.進学塾の国私立中学受験クラス(小6)は
2月1日の合格通知をもって幕を閉じました。
2月2日より国私立中学受験クラス(小4)がスタートしています。
この子たちの受験までちょうど2年。
成長の記録を当Q.E.D.日誌に記していきたいと思います。
授業見学~体験学習で過去2回登塾している子たちなので
2月2日の第1講は3回目の登塾となりました。
そのためか過度の緊張感もなく初授業を終えることができました。
また男女仲のいいクラスでもあります。
2月2日の月曜日は国語・算数・社会の3教科を学習しました。
2月6日の金曜日は国語・算数・理科の3教科を予定しています。

2009-02-03

合格報告

2月1日の東京都私立中学校入試→即日合格発表から
一夜明けた2月2日、6年生が合格報告をするために
Q.E.D.進学塾に登塾して来てくれました。
1月31日とは生徒の顔色が明らかに違うのを見て
子供なりに大きな重圧を感じていたことがよく分かります。
子どもにとっては人生で最初のそして最大の試練の時を
無事にクリアできた安堵感、
大事を成し遂げたという達成感・喜び、
が満ち溢れた表情でした。
今週1週間、6年生クラスはお休み。
夏休み以降ずっと月~金の週5日、
毎日2時間の授業と1時間の家庭学習を頑張ってきたのですから
ゆっくり休んで欲しいものです。
来週からは週2日で私立中学入学準備講座がスタートします。
受験という強力な縛りから解き放たれた授業。
学びの楽しさを体感するのに最適な時期です。
「国私立中学受験クラス(小4)」の記事は明日に回します。

2009-02-02

無事合格

昨日2月1日は東京都私立中学校の入試解禁日でした。
入試当日の即日合格発表の結果、
Q.E.D.進学塾の受験生全員が無事合格を果たしてくれました。
塾生がみな可愛いのは当然なのですが
小学5年生からの2年間の通塾で皆勤賞の子の合格を聞いたときには
思わず涙がこぼれそうになってしまいました。
今日2月2日から小4の国私立中学校受験クラスの授業がスタートします。
体験授業を除けば子どもにとっての「初登塾」となります。
その子たちの2年後の最高の笑顔のための第一歩です。

2009-02-01

本日入試日

東京都の私立中学校の入試が今日からスタートします。
本日が受験の生徒のみを対象に昨日は土曜授業を行いました。
過密カリキュラムを避けるために通常は土曜授業を行っていない
Q.E.D進学塾としては異例のことです。
入試前日の授業で学習したことが試験に出ることもありますが
それを期待しての土曜授業ではなく
メンタル面のケアを目的としています。
子どもにとっては人生初の入試。
緊張するなと言うほうが無理なのですが
少しでも平常心に近い心理状態で受験してもらいたいのです。
「これを怠ると落ちる><」ではなく
「こうすると合格に近づくよ(*^.^*)」という話をして
終始和やかな雰囲気で6年生最後の授業を終えました。
あとは無事を祈るばかりです。

2009-01-31

日曜解禁

東京都の私立中学校の入試解禁日は毎年2月1日。
今年はちょうど日曜日にあたります。
インターネットのニュースのタイトルの中には『サンデーショック』
という表現を使っているものも見受けられましたが
ここでは『日曜解禁』というタイトルにしてあります。
毎年2月1日に入試を行ってる私立中学校が
今年は2月2日に試験日をずらす
→例年なら不可能な併願作戦が今年は可能になる
→成績上位の受験者に有利
→それ以外の受験者には不利
私立中学校側としても受験者の動向が読みづらく
何点を合格ラインとするか(何人に合格通知を出すか)
その判断に頭を悩ませる年でもあります。
今週の月曜日、今年最後の【依頼書】を出し終えました。
進路指導に関して打てる手はすべて打ったことになります。
注)依頼書とは・・・
塾から私立中学校への提出書類。
「貴校に合格したら他所へは行きません」
という確約書のことです。
併願の自由度が増す『日曜解禁』を逆手に取った単願作戦です。
Q.E.D.進学塾の塾生においては過去一度も失敗例がないだけに
今年も成功することを期待しています。

問題を解き切る力を身につけよう(8)

つまり、「洗練された解法を与えすぎてはいけない。」と言うよりも
「洗練された解法『のみ』を与えてはいけない。」が正しい表現だと私は思います。
教える解法が1つだけであることが問題なのです。
たとえ最短・最速の解法であったとしても、それが生徒にとってのベストな解法とはならないからです。
「1つだけ」しか解法を示さないと
前回の①~⑤の通りになってしまいます。
複数の解法を学び、その中から自分に合った解法を身につけてこそ
真の学力=問題を解き切る力を養うことができるのです。

【関連記事】
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(1)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(2)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(3)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(4)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(5)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(6)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(7)

2009-01-29

問題を解き切る力を身につけよう(7)

ところで、学校・塾・予備校の現役教師・講師の集まった、
とある勉強会でこんな話がでたことがあります。
洗練された解法を与えすぎてはいけない。」
教師が最初から最短・最速の解法を教えてしまうと
①生徒がそれに頼りきりになってしまい、他の解法を受け入れなくなる。
②その解法の成り立ち・仕組みを理解しないまま暗記しようとする。
③意味の分かっていない記憶(丸暗記)は学力・考える力の向上に役立たない。
④そればかりか忘却の速度が増す(定着しない)
⑤結果、再学習の必要が生じ2度手間3度手間になってしまう。
以上が「与えすぎ厳禁」の理由だというのです。
はたして本当にそうなのでしょうか……

【関連記事】
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(1)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(2)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(3)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(4)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(5)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(6)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(8)

2009-01-27

問題を解き切る力を身につけよう(6)

さて今回は、前回の記事で1行しか触れなかった「宿題」についてです。
【Q.E.D.進学塾の授業例】
1.②(4)のみ説明する。
2.②の他の5題は宿題とする。

1.では「面積算」「仕事算」「流水算」の3つの解法を学びました。
2.の宿題は各生徒に好きな解法を選択してもらいます。
三つの解法のうち一つだけを選ぶもよし、
問題によって複数の解法を使い分けるもよしです。
1月13日の記事『脳の性差
にて男子生徒と女子生徒の学習方法に差異があることを書きましたが
それだけでは語れない、もっと大きな個人差があるのも事実です。
好きこそものの上手
自分が納得できる解法を選択することで理解・吸収は大幅に向上します。
いつでも引き出せる解法として定着するので
単にその問題が解けるだけでなく、
他の問題を解く際に応用が効くのです。
基礎学力の定着と応用力の養成を同時に図れます。
問題を解き切る力はこうして培われていくのです。

【関連記事】
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(1)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(2)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(3)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(4)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(5)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(7)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(8)

問題を解き切る力を身につけよう(5)

【大手塾の授業例】

【Q.E.D.進学塾の授業例】
1.②(4)のみ説明する。
2.②の他の5題は宿題とする。
最も良問と思われる1題のみをピックアップし複数の解法を示します。
ちなみに②(4)で教えた解法は「面積算」「仕事算」「流水算」でした。
1..②(4)を面積算を使って解く
2..②(4)を仕事算を使って解く
3..②(4)を流水算を使って解く
4..塾長がその場で作った問題(面積算)を解く
5..塾長がその場で作った問題(仕事算)を解く
6..塾長がその場で作った問題(流水算)を解く
②(4)にかけた時間は単純計算で6倍です。
②(1)(2)(3)(5)(6)の計5題を解く時間はなくなってしまいます。
それでもこの方式を採っているのは
「1題を詳しく」学習したほうが6題を急いで解くよりも学力が付くと
確信ているからに他なりません。
1問にじっくりと取り組むことで基礎事項が身についていき、
考える力が養われていきます。
基礎学力を定着させること・応用問題を解く力を養うこと
の両面において有利な学習方法なのです。
問題を解き切る力を身につけるための
Q.E.D.進学塾の授業の柱となっています。

【関連記事】
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(1)
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Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(8)

2009-01-26

問題を解き切る力を身につけよう(4)

それでは実際の授業の例を取り上げて具体的に見ていくことにしましょう。

【設定】
1.ある問題集の大問②は速さの問題(中堅私立中学校の入試問題レベル)
2.小問6題(1)~(6)がある。
3.②(4)には優劣の付け難い3つの解法がある。

【大手塾の授業例】
1.②(1)~(6)を黒板で説明する。
2.別ページの類題を宿題とする。
最短・最速の解法をひとつ示します。
当然、生徒はその解き方で宿題をこなします。
結果、「パターンに当てはめて解く能力」は向上します。
しかしパターンから少しでも外れる問題や設問の仕方の異なる問題が
出題された途端に解けなくなってしまうのです。
変化への対応力が全く養われていないからです。
大手塾の先生がみな、そのような授業を望んでいる訳ではないと思います
進度のノルマがあるために「仕方なく」という先生も多いことでしょう。
次回模試の出題範囲が食塩水の濃度までならそこまでは
是が非でも終わらせなければならないのですから。

【Q.E.D.進学塾の授業例】


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Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(1)
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Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(7)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(8)

2009-01-25

問題を解き切る力を身につけよう(3)

前回記事の「血肉となった知識・理解・技能」すなわち「真の学力」を身につけるにはどうすればよいのでしょうか。
①急がば回れ
②学問に王道なし
この2つがキーワードであると思います。
中学受験~国私立中学入試問題における良問とは』からの5回シリーズで詳しく見てきたように、
優劣の付け難い複数の解法が存在する問題を授業で取り上げ
どの解法でも解ける力を養うことだと思います。

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Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(1)
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Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(4)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(5)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(6)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(7)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(8)

2009-01-23

問題を解き切る力を身につけよう(2)

それでは前回記事とは逆に、入学後も学力が伸びるためには、
さらに言えば学年が上がるほどに伸び率が上昇するようにするには、
どのようにすればいいのでしょうか。
そのためには基礎学力の充実が不可欠と考えます。
ここで言う基礎学力とは「基本問題が解ける」という意味ではありません。
①ひとつひとつの基礎事項を自分の言葉で人に説明できること
②基礎事項がいつでも瞬時に引き出せること
③複数の事項を自在に組み合わせられること
ここまでできて初めて「基礎学力が身についた」と言えるのではないでしょうか。
完全に血肉となった知識・学力は一生ものです。
たとえば小学校で習う「平均」を単に「足して割るだけ」ではなく
図形の「でこぼこを均す」ところまで理解できたとすると
中学校で「仮平均」を習ったときに一瞬で分ることでしょう。

【関連記事】
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(1)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(3)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(4)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(5)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(6)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(7)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(8)

2009-01-22

問題を解き切る力を身につけよう(1)

昨日まで5回シリーズで『中学受験~国私立中学入試問題における良問とは』について連載してきました。

今日からのテーマは
問題を解き切る力を身につけよう
です。
Q.E.D.進学塾の授業で決してやらないことがあります。
①詰め込み②パターン学習です。
①問題を解くのに必要な知識・解法を詰め込み、
②①のうちどれを使ったら最短・最速で解けるかを
 問題を見た瞬間に判断できるようにパターン化して整理。
入試頻出問題に絞って①②を反復演習すれば成績は上がります。
(入試頻出問題は公開会場模試頻出問題でもある)
しかしこれでは短期的に学習効果を上げることはできても
長期的にはむしろマイナスに働きます。
本質を理解することや考える力を養うことの妨げとなってしまうからです。
私立中学校合格後も学習は継続します。
入学してからの学力の伸びを阻害するような学習指導をしてはいけないのです。

【関連記事】
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(2)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(3)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(4)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(5)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(6)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(7)
Q.E.D.日誌: 問題を解き切る力を身につけよう(8)

2009-01-21

中学受験~国私立中学入試問題における良問とは(5)

1月15日の国私立中学受験クラスの算数の授業から
入試過去問題集(中堅私立中学校)の1問です。
【問題】
Q.E.D.日誌: 中学受験~国私立中学入試問題における良問とは(1)

【解答】
Q.E.D.日誌: 中学受験~国私立中学入試問題における良問とは(2)
Q.E.D.日誌: 中学受験~国私立中学入試問題における良問とは(3)
Q.E.D.日誌: 中学受験~国私立中学入試問題における良問とは(4)

【総括】
ここまで
①最小公倍数の利用による解法
②逆比を使った解法
③数量をそろえる解法
の3つを見てきました。
アプローチの仕方は異なる3者ですが
どの解法を採用しても解答時間には大差ありません。
入試問題における良問とは
①複数の解法がある
②①の解法による所要時間の差異が小さい
③正答率が60%前後である
の3条件を満たす問題ではないでしょうか。
Q.E.D.進学塾の授業はテキストの全問題に
バランスよく時間を割り振る授業ではありません。
上記の基準を満たす「良問」について
(特に算数・数学・理科の第1分野において)
多くの時間を割き、詳しく学習しています。
「入試問題の良問=最高の授業教材」と考えているからです。
そう考える理由は明日のQ.E.D.日誌の
問題を解き切る力を身につけよう(1)」
から連載していきたいと思います。

2009-01-20

中学受験~国私立中学入試問題における良問とは(4)

1月15日の国私立中学受験クラスの算数の授業から
入試過去問題集(中堅私立中学校)の1問です。
【問題】
Q.E.D.日誌: 中学受験~国私立中学入試問題における良問とは(1)

【解答3】
もし2冊多く買わなかったら
(当初予定通りの冊数を買っていたら)
余る金額は
120×2=240(円)
1冊当たりの差額は
150-120=30(円)
よって当初予定の冊数は
240÷30=8(冊)
150×8=1200(円)・・・答え
現実には予定冊数よりも2冊多く買ったのですが
「もし当初予定通りの冊数しか買わなかったと仮定したら」
と考えるところがこの解法のスタートです。
算数・数学では現実とは異なる「仮定」を考えることにより
スッキリと解ける問題が数多くあります。
「仮定を思いつくのが難しい」と感じている生徒の率は
学年が下がるほど高くなる傾向があります。
なるべく早い時期から授業で「仮定」を立てることに
慣れさせることが重要だと思っています。
算数の時間に限らず、他教科の授業においてもです。
また、読書量の多い子ほど仮定を思いつきやすい傾向があります。
想像力を育てるのはやはり読書なのでしょう。
①国語はすべての教科の基礎
②国語力は読書量に比例する
春休み・夏休み・冬休みの期間は特に
読書量を確保したいものです。

2009-01-18

中学受験~国私立中学入試問題における良問とは(3)

1月15日の国私立中学受験クラスの算数の授業から
入試過去問題集(中堅私立中学校)の1問です。
【問題】
Q.E.D.日誌: 中学受験~国私立中学入試問題における良問とは(1)

【解答2】
120円:150円:差
4円 :5円
⑤冊 :④冊:①冊
④=①×4
 =2×4
 =8
150×8=1200(円)・・・答え
金額の比が4:5なので冊数の比は⑤:④。
差の①=2冊なので④=8冊です。
この解法には比と逆比に習熟していることが必要です。
Q.E.D.進学塾では5年生の1学期から比を学習しているため
生徒がこの解き方を思いつきやすかったのだと思います。
比の考え方は非常に応用範囲が広いため
なるべく早い段階から学習して使いこなせるように
なって欲しいと常々思っています。

2009-01-17

中学受験~国私立中学入試問題における良問とは(2)

1月15日の国私立中学受験クラスの算数の授業から
入試過去問題集(中堅私立中学校)の1問です。
【問題】
Q.E.D.日誌: 中学受験~国私立中学入試問題における良問とは(1)

【解答1】
120と150の最小公倍数は600。
600÷150=4
600÷120=5
5-4=1
2÷1=2
600×2=1200(円)・・・答え
【解説1】
600円持っていたとすると買える冊数の差は1冊。
実際には2冊の差が生じているので
2倍の1200円持っていたことが分かります。
【解法へのアプローチ1】
150円のノート・120円のノートのどちらも
所持金で過不足なく買えたことに着目すると
①所持金=150の倍数
②所持金=120の倍数
よって、所持金=150と120の公倍数
ここで、120と150の最小公倍数は600なので
「所持金=600の倍数」であることに気付きます。

中学受験~国私立中学入試問題における良問とは(1)

1月15日の国私立中学受験クラスの算数の授業から
入試過去問題集(中堅私立中学校)の1問です。
【問】
春子さんは150円のノート何冊かをちょうど買えるだけの
お金を持って家を出ました。
ところが150円のノートが売り切れていたので
代わりに120円のノートを買いました。
持っていたお金を全部使って予定より2冊多く買えました。
いくら持って家を出たのでしょう。
上記の問題にはいくつかの解法があります。
みなさんも考えてみてください。
1つ、あるいは複数の解き方が見つかるかもしれません。

以下に私の考える解法を3例ほど挙げてみます。

【解答】
Q.E.D.日誌: 中学受験~国私立中学入試問題における良問とは(2)
Q.E.D.日誌: 中学受験~国私立中学入試問題における良問とは(3)
Q.E.D.日誌: 中学受験~国私立中学入試問題における良問とは(4)

【総括】
Q.E.D.日誌: 中学受験~国私立中学入試問題における良問とは(5)

2009-01-15

化学式・原子・分子モデル

Q.E.D.進学塾の中2クラスでは既に理科・社会の授業が始まっています。
公立高校(県立高校)をにらんで高校受験対策をスタートさせる時期としては
川口の進学塾・学習塾の中で最も早い部類に入るのではないでしょうか。
日付変わって昨日の理科の授業から。
酸化銅CuOと酸化銀Ag2O。
どちらも金属の酸化物という点で同じなのに
どうしてAgOとはならないのか。
こういう素朴な疑問が出てくるのも当然かと思います。
中2では原子・イオン・結合手について詳しく学んでいないからです。
公立中学校のカリキュラムでは中2の段階で理由も定かでないまま
何となく覚えるしかないのが現状です。
しかしそれでは
 ①学ぶ楽しさがない
→②頭に入っていかない
→③力がつかない
になってしまいます。
なので当塾ではイオンを教え、結合手を教え、
構造式を書いてもらうところから学習しています。
身近な物質から少しずつです。
翻ってカリキュラムの自由度の大きい私立中学校では
理にかなった手順を踏んで教えることができます。
私立中学校の人気の理由のひとつだと思います。

2009-01-14

定義・基礎の重要性

日付変わって昨日になりましたが
中学受験の入試過去問題集に次のような問題がありました。
【問】
水210gに食塩□gを加えたら12.5%の食塩水ができた。
【生徒の解答】
食塩=食塩水×濃度/100 より
□=(□+210)×12.5/100
∴□=(□+210)×1/8
ここで□=⑧とおくと
⑧=(⑧+210)×1/8
∴⑧=①+105/4
∴⑦=105/4
∴①=15/4
∴□=⑧=30・・・答え
立式はできていたのですが
途中の計算を間違えて答えに辿り着けませんでした。
塾長「どうしてこう解こうと思ったの?」
生徒「食塩を求めるから『食塩=』の公式を使うと思った」
なるほど考え方は極めて自然です。
しかし欲を言えば立式段階で□が2か所になったとき
「計算が大変そう→他の解法がないか?」
と考えてくれたらなおよかったと思います。
【別解】
 食塩:水
=12.5:87.5
=1:7
=□:210
∴□=210/7=30・・・答え
別解を思いつくためには
「a%の食塩水はa%の食塩と100-a%の水でできている」
という基礎事項がしっかり頭に入っていて
なおかついつでも引き出せる状態にあることが必要です。
10年以上昔に東工大の2次試験問題で
微分の定義式にたちかえるとスッキリ解ける問題が
出題されていたことを思い出しました。
定義・基礎の重要性を再認識させられる出来事でした。

2009-01-13

脳の性差

昨日1月12日22時からのNHKスペシャルを見ました。
殊に性差の大きいものとして
①言語能力に優れる女性脳に対し、空間把握力に優れる男性脳。
②女性は共同学習に向いているのに対し、男性は競争心を刺激したほうが伸びること。
③プロセス重視型の女性に対し、結論重視型の男性。
以上の3つが取り上げられていました。
男女別クラスか共学クラスかを選択制にして
落ちこぼれを減らそうとする試みも紹介されていました。
QED進学塾の授業は
①図形の問題を解く際でも言語による知識・理解を図っていること。
②質疑応答形式をふんだんに取り入れていること。
③常に複数の解法を示し、解法の選択ができるようにしていること。
以上①②③のすべてにおいて女の子向きであることに気付かされました。
男の子を指導する際には、男の子の得意とする分野を
十分に活用できるよう配慮する必要があると感じました。

中学受験生のみ

今日は成人の日。
6年生だけは授業でした。
志望中学校の過去問題集の解答欄を自分でコピーして
自宅で解いてきてくれた子がいました。
より実戦に近い形で解きたいという意思・工夫が感じられます。
その心意気やよし!
・・・なのですが解答用紙を自宅に置き忘れてきました^^;;
解答用紙の持参忘れは過去にも多発していて
その防止策として普段のノートに解答して来てもらうようにしていたのですがw
忘れた子はばつが悪そうな様子でしたが
受験に対する意識の高いことをほめた上で
「明日、解答用紙を持っておいで(*^.^*)」
と言っておきました。

2009-01-12

帰宅

郡山の温泉1泊の新年会から今ちょうど帰宅したところです。
天候は雪でしたが旅館の人が雪かきをがんばってくれたおかげで
夏タイヤのままで往復することができました。
1年ぶりの再会となる人がほとんどで話は尽きず
朝の6時まで語り明かしました。

2009-01-10

新年会

これから郡山の温泉に行ってきます。
毎年恒例となっている一泊旅行です。
小・中学校の現役教員から現場の生の声を
聞くことのできる貴重な機会です

2009-01-09

始業式

日付変わって昨日になりましたが始業式でした。
冬休みの時間割と間違えて早い時間に登塾して来る生徒がいるのでは?
と思っていたら今年もいましたw
生活のリズムの中に塾がしっかり組み込まれているのでしょう。
学力の向上には学習習慣(ペース・リズム)を確立することが大切です。
時間を間違えてばつの悪そうな顔をしていた生徒に
「学習習慣ができてるんだよ(*^.^*)」と言ったら
うれしそうな表情に変わってくれました。

2009-01-08

学習の手順

今日は中2の理科(第1分野)の化学からです。
酸化銅CuO
酸化銀Ag2O
この違いに釈然としない様子の生徒がいました。
それもそのはず、イオンあるいは結合手を学習していないのですから。
Ag+,Cu2+他、頻出の原子についてのみイオンを学習しました。
他教科でも学習順序に疑問を感じることは多々あるのですが
そこは塾が補って行くしかないようです。

2009-01-07

学校説明会

本日1月7日の朝9時からある私立中学校の説明会が行われます。
これが今年度の最終便。
同校を単願の子がお父さんと一緒に参加の予定です。
入試での得点が当落線上にあるとき
①単願か併願か
②説明会参加回数
③会場模試成績
等が合否を分けることも。
1回の説明会も粗末にはできません。
今はまだ冬休み中。
そのため学校中を自由に見学できます。
生徒のモチベーションの向上に効果大です。

2009-01-06

出題傾向

私立中学校の入試問題には特色があります。
極端な例ですが毎年「豆電球」が出題される中学校も。
今年はその学校を受験する子がいます。
今QED進学塾では「志望校別問題」に絞った授業をしています。
前述の子は昨日の理科の時間、ひたすら豆電球でした。
100%出題されると分かっている分野の学習は
集中力が格段に違うようですねw

2009-01-05

初授業

大みそかと3が日の都合4日間の休塾でした。
日付変わって昨日(1月4日)がQED進学塾の
2009年の初授業でした。
中学入試まで1か月を切っているこの時期、
お正月だからと言って「宿題なし」にはできません。
しかしながら宿題をたくさん出すわけにもいかず
「1日1過去問」(50分)を宿題にしました。
「正確に計時して」
「本番のつもりで集中して」
との指示を出しておいたのですが
しっかりやってきてくれました。
過去問の質疑応答と類題演習。
密度の濃い初日の授業でした

2009-01-04

謹賀新年

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
本日よりQ.E.D.進学塾の2009年の授業開始です。
1月からの中学入試シーズン。
6年生に残された時間はわずかです。
今日は日曜日なのですが6年生のみ
一足先に授業開始です。
12月30日の2008年最後の授業では
6年生にあせりの色は見えませんでした。
新年、どんな顔で登塾してきてくれるのか楽しみです。