2009-02-13

教え合い学習(2)

……承前

途中式の書き方に問題があるために正答率の低かった男の子に
「途中式をていねいに書くと間違えなくなるよ。」
と言ってノート指導するのもよいでしょう。
しかしこれでは印象度も薄く、学習意欲の向上も図れません。
2月9日の授業では途中式をきちんと書けている女の子を
「わぁ。すごくきれいに書けてるね(●^o^●)」
とほめちぎりました。
女の子はとてもうれしそうです。
男の子は女の子のノートに興味津津。
男の子「どんなふうに書いてるの?」
塾長「○ちゃん、△くんに教えてあげて(^_-)-☆」
女の子(ノートを見せながら)「ここはね。。。」
ほめられた女の子は今後も喜んで途中式をきちんと書いてくれるでしょう。
男の子も「ノートが雑だと注意された」と劣等感を感じることなく
しかも直接注意されるよりも大きな改善が見られるに違いありません。
教え合い学習は生徒の解法の中に光るものを見つけるところから始まります。
教えられる側の生徒はその光るものに注目し弱点補強をすることができ、
教える側の生徒は長所を更に伸ばすことができるのです。
①強い印象を与えてしっかりと記憶に残すこと。
②学びの楽しさを実感し学習意欲を向上させること。
学習を継続し積み上げていくにはどちらも欠かすことができないのです。

【関連記事】
Q.E.D.日誌: 教え合い学習(1)
Q.E.D.日誌: 教え合い学習(3)
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