2023-05-31

QED進学塾の塾長~運動は計画的に

QED進学塾の塾長はフィットネスクラブに毎日通っています。
昨日も元気いっぱいに5本のプログラムに参戦してきました。
1週間前から左の股関節が痛むのですが、あまり気にせず力いっぱい動きました。
おそらくやりすぎたのでしょう、今朝起きると痛みがましていました。
というわけで、本日塾長は中青木の整形外科に行ってきました。
テニス肘の治療がやっと終わったと思った矢先だったのに・・・

1.2年かけて筋肉と脂肪を10㎏ずつ、計20㎏体重を増やした分だけ、足に荷重がかかっている。
2.筋力増→スピードup→関節にかかる負担増。
3.テニス肘で上半身が使えなかった4か月半、徹底的に下半身をいじめ抜いた。
4.そもそも塾長の動き方が激しすぎる。(常に全力プレー)

運動は計画的に。
塾長は、一旦動き始めると夢中になってしまって加減ができません。
昨日も「ちょっと股関節が痛いな。」と感じていたのに、思いっ切り動いてしまいました。
なので、自分の体を守る手段はひとつ、「激しく動いた次の日は休む。」しかありません。

本日の診断結果は「左股関節の関節唇損傷疑い」でした。
医師が大きい病院への紹介状を書いてくれてMRI検査をすることになりました。
手術が必要な場合は、その道のスペシャリストがいるようで、また別の病院に紹介状を書いてくれるそうです。

運動は計画的に。
健康増進のために毎日ジムに通っているのに、それで体を壊してしまっては元も子もありません。
1週間の運動日とその日の運動量、運動を休む日(完全休養日)を決めて、これ以上整形外科のお世話にならないようにしたいと思います。

2023-05-30

QED進学塾の小学5年生(Y)~家庭学習の習慣

QED進学塾の小学5年生のYくんの家庭学習の習慣です。

Yくんは、お母さまの前でフォニックスを毎日音読しています。
お母さまのお話しによると、Yくんは英語が好きだということで、毎日の家庭学習が全く苦になっていない、それどころか楽しそうに勉強しているそうです。
もうこうなればしめたもの。
Yくんの家庭学習の習慣は完全に身に着いたと言って間違いないでしょう。

翻って算数。
こちらは英語のようには行かず、Yくんにとって苦痛でしかないようです。
Yくんの塾での三須の学習状況から塾長が推察するに、Yくんは1問1問に時間がかかりすぎて嫌になっている節があります。

たとえ54と36の通分。
180度の2倍角が360度で、3倍角が540度であることを知っていれば、これは一発で解けます。
54×2=108。
36×3=108。
これで通分完了だからです。
スノーボードやスケートボードが好きな子ならばさらに簡単でしょう。
「テン・エイティ」という技(1080度の回転技)が3回転であることを知っているからです。

とは言え、これは理想論であり、「一発」で通分できる子は少数派でしょう。
ならば、次善の策はと言うと、それは「かけ算九九」の活用に他なりません。
54と36がともに6の段の数であることを瞬時に見抜くことができれば、とりあえず54と36をそれぞれ6で割って9と6にできます。
ここまでくれば3の段と気づかない子はいません。
9と6を3で割って3と2にしてから、
54×2=108。
36×3=108。
の2行を導き出すことができるのです。

Yくんは「6の段」であることに気付きませんでした。
Yくんの鉛筆がぴたと止まり、Yくんは苦悶の表情です。
これでは計算が嫌になるのも分かります。

「かけ算九九」にどれだけ精通しているかが、計算の巧拙を大きく左右します。
そのことを如実に表しているのが「54と36の通分」なのです。

九九が得意になるための方策として、塾長が推奨したいのが「逆引き九九」の学習カードです。
このカードは塾長の手作りで、たとえば表が「36」のカードの裏には、「6×6」「4×9」「9×4」の3行が記されています。
このカードを毎日練習すれば、「54と36がともに6の段」と一瞬で気付けるようになるのです。

では、Yくんが毎日このカードを学習するには、どうしたらよいのでしょう。
塾長が提案したいのは、「フォニックスの直後に九九カード」を学習することです。

1.Yくんが好きな英語の学習で気分がよくなっていること。
2.フォニックスの音読で頭の回転がよくなっていること。
3.せっかくお母さまがYくんのフォニックスの音読を聞いてくださっているのですから、そのままの流れでカードの音読も聞いてもらえること。

以上のような理由から、Yくんがフォニックス→九九カードの順で学習することを、塾長は推奨します。

2023-05-29

QED進学塾の中学1年生(E)~総合的学習(数学+理科+地理)

QED進学塾の中学1年生のEくんの総合的学習(数学+理科+地理)です。

前回授業でEくんは、1学期中間試験の数学のテスト反省をしました。
試験問題の1問に速さに関する文章問題があって、Eくんは同問題を「てんとうむし」を3段活用(言葉+単位+数字)して解く解法を学びました。

この「てんとうむし」の円図は実に優れもので、1つの円を「T」の字で3分割しただけの円図を一目見ただけで「比例」「反比例」の関係性が丸分かりになるのです。
「てんとうむし」を小学生が算数で使う道具だと思ったら大間違いです。

たとえば大学入試の化学の計算問題。
これを解くのに、公式を丸暗記してそこに問題文の数字を当てはめて、答えを出そうとする大学受験生の何と多いことでしょうか。
頭を使わずに「公式暗記→数値代入」で化学の計算問題を乗り切ろうとする受験生が、見事に罠に嵌まるような入試問題を、問題作成者は狙って作っています。
何もわざわざ地雷を踏みに行くことはありません。
題意を正しく理解して、比例・反比例の関係を適宜に利用できる受験生が、公式を覚えていなくても最短最速で正解にたどり着くことができる、そのような入試問題を塾長は数多く目にしています。

「比例」「比例式」は「てんとうむし」だけでなく「たすきがけ」でも解くことができます。
むしろ「たすきがけ」のほうが実用的と言える場面も多々あります。
Eくんが前回授業で学んだ「てんとうむし」と、今回授業で学んだ「たすきがけ」とが、次回授業で学習する「時差」で大活躍してくれます。

Eくんの1学期中間試験の社会科で「時差」(地理)が5問出題されました。
残念ながらEくんは5戦5敗。
しかし、ピンチはチャンスです。

次回授業でEくんは「地球の自転」「太陽の日周運動」(理科)を学習します。
そして、「経線」「標準時」「時差」(地理)を学習します。
以上の計算に役立つのが、Eくんが前回と今回の授業で学んだ「比例」「比例式」「たすきがけ」(数学・算数)です。
これに来週新たに「時間の引き算」(算数)の学習が加わります。
Eくんは、前回授業と今回授業で学んだことをフル活用して、次回授業で学ぶことを習得するのです。

数学+理科+地理。
これらの教科の垣根を越えてEくんが学んだことは、血肉となった知識としてEくんの体に刻まれることでしょう。
地理の時差の計算問題の学習を通して、数学や理科をも学習するEくんは、5教科の学力を総合的に押し上げることができるでしょう。

小手先の解法の「技術」で問題を解くのではなく、問題の「本質」を見極めてそこにある「理」を知って問題を解いてこそ、真の学力が身についてくるのだと、塾長はそう信じて疑いません。
また、Eくんが全教科においてそのような学習をしてくれることを、塾長は切に願っています。

2023-05-28

QED進学塾の小学5年生(Y)~今回の算数

QED進学塾の小学5年生のYくんの今回の算数です。

現在Yくんは「分数のたし算・ひき算」を学習中で、塾での勉強も家での宿題も同級を演習しています。

今回は残念なことがありました。
Yくんが宿題をさぼったのです。
Yくんは、宿題の16級の問題をノートに写していました。
ですが、問題番号を書いていません。
Yくんは、丸つけをしています。
ですが、途中式は1行も合っていません。
途中がめちゃくちゃで答えだけ合うことは、ごくまれにあることです。
ただ、それが何問も続けば「私は計算していません。」と宣言しているようなものです。

塾長がYくんのノートをさらに詳しく見たところ、Yくんは通分のない問題を自力で解いていて、通分のある問題を解いていないことが分かりました。
もっと正確に言えば、後者の問題は「解いていないのに解いたふりをしている」わけで、それは前述したとおりです。

そこで、塾長はYくんにもう一度「通分」を教えました。
その日は、Yくんが中学1年生のEくんと一緒に勉強する日でしたので、塾長は一計を案じました。
「通分」だけを教えるのではなく、「ユークリッドの互除法」「比例」「比例式」「部分分数分解」などもまとめて教えてしまおうと考えたのです。
この計画は上手く行きました。
両名がこの日1日でたくさんの学習項目を関連付けて理解することに成功したからです。

授業の最後に、塾長は両名に宿題を出しました。
Yくんには『計算の級別トレーニング 』の16級の塾長が指定した問題を日割りで1日5問ずつ出題しました。
Eくんには同書の11級の問題から、何を解くかはEくんが自由に決めて良いこととして、1日5問ずつ解く宿題を出題しました。

塾長は、学年が異なる塾生が一緒に授業を受けられる工夫をしたり、宿題の級こそ違えど出題形式だけは統一(今回の場合は1日5問)したり、こういった足並みの揃え方をよくやります。
そうすることにより、授業への集中力も宿題の提出率も向上することを、経験的に知っているからです。

両名の「私は宿題をこんなに頑張ったんだよ。」という心の叫びが聞こえてきそうなノートを、塾長は来週の授業で見ることができると信じて楽しみに待っているところです。

2023-05-27

QED進学塾の中学1年生(E)~数学のテスト反省

QED進学塾の中学1年生のEくんの数学のテスト反省です。

Eくんの通う学校では、1学期中間試験が先週実施されました。
5教科のテストのうち数学と社会科の答案がいち早く返却されて、Eくんはその2教科について問題・答案・模範解答の3点セットを塾に持参しました。

塾長は「テスト直し」という言葉を使いたがりません。
その代わりに「テスト反省」という言葉を使います。
なぜなら、前者は狭義に間違い直しの意味で、後者は広義に試験全般を見通す意味で、それぞれ捉えられる傾向があるからです。

【計算問題(正負の数)】
Eくんが正答に至らなかった問題が十数題ありました。
塾長は、Eくんにそのうちの2問だけを詳細に授業解説しました。
そして、計算問題の13問を宿題に出しました。

Eくんは、その13問中の11問に正解!
Eくんが授業をよく聞いていた証拠です。
塾長が残りの2問を授業解説して、これにてEくんの1学期中間試験の数学の計算問題は免許皆伝です。
よく頑張りました。

【速さに関する文章問題】
Eくんは、同試験問題を見事正答し、3点満点中の3点を見事獲得していました。
しかしながら、Eくんの解法はあまり褒められたものではありませんでした。
そこで、塾長は同問題を授業で取り上げました。
テストで丸が付いている問題を再学習していることで、前述の「テスト反省は間違い直しではない」ことをご理解いただけたと思います。

【別解】
Eくんは、前記の計算問題も文章問題も、それぞれ別解を学習しました。
計算問題(11級)の別解ではEくんがこの先に学習する9級と8級の分数の計算に応用できる解法を、文章問題(速さ)の別解では理科の計算問題に広く活用できる解法を、Eくんはそれぞれ学んだのです。

過去を振り返るだけの反省に意味はありません。
反省は、未来に生かすことができて初めて意味を持ちます。
Eくんは大変充実した「テスト反省」ができました。
Eくんが今回の「テスト反省」の授業で学んだことを、家庭学習で完全に身に着けてくれることを、塾長は願わずにはいられません。

2023-05-26

QED進学塾の塾長~『QED日誌』の記事数が5,000本を突破

QED進学塾の塾長は『QED日誌』の記事を毎日執筆しています。
たまにお休みする日もありますが、それでも年間360日以上を10年以上書き続けてきました。
そして、これからも毎日更新を継続します。
どうぞご愛読をよろしくお願いいたします。

塾長は今日気付いたのですが、『QED日誌』の記事数が5,000本を突破していました。
一昨日の『QED進学塾の高校2年生(S)~英検準2級の受検日まであと10日』というタイトルの記事がちょうど5,000本目の記事でしたので、今日の記事は5,002本目の記事です。
よくぞここまで書いてきたものだと、自分で自分を褒めたい気持ちの塾長です。

4年に1度のうるう年を考慮して、1年を365.25日とすると、
5000÷365.25=13.69。
ということは、塾長が毎日1本ずつ記事を更新した場合、1万本達成は13年8か月後という計算です。
そのとき、塾長はちょうど70歳のお誕生日を迎えている頃です。
現役バリバリでその日を迎えられるよう、健康維持に最大限の努力をしたいと思います。

人間ドックの案内の郵便が昨日届いたばかりです。
ドックを毎年受けている塾長は、もちろん今年も受けます。
毎日のフィットネスクラブ通いも続けます。
睡眠、食事、サプリメントも今のペースを守り続けます。
きっとこれで大丈夫。
1日1日を健康的に過ごすことが、10年後、20年後の健康を作ると塾長は信じています。

2023-05-25

QED進学塾の高校2年生(S)~2者面談(進路面談)を実施

QED進学塾の高校2年生のSくんの2者面談(進路面談)を実施しました。

Sくんは、登塾して直ぐ塾長に相談してきました。
その相談内容は、
1.大学の受験科目。
2.受験対策教材。
3.受験制度・方式。
4.今すぐにやるべき勉強。
5.学校授業に関すること。
6.学校授業に関すること。
7.学力以外のこと。(それが入試の合否判定に与える影響)
など多岐に渡り、面談には50分間を要しました。

QED進学塾では、2者面談・3者面談を随時受け付けています。
授業時間外でも面談時間は別途設けます。
どうぞお気軽にご相談ください。

今回の面談のように、塾生が「今すぐ」相談したい場合もあります。
そんなときは、授業時間内でも即面談します。
今回は50分間の面談でした。

その50分間をそっくりそのまま授業延長してあげたいところだったのですが、実際に延長できたのは25分間でした。
なぜなら、それ以上延長すると塾長がお風呂に行けなくなってしまうからです。

50分-25分=25分。
なので、今回はいつもの120分授業よりも25分短い、95分授業でした。

塾長が『QED日誌』の前回記事に掲載したように、今回のSくんの授業はいつもと同等もしくはそれ以上に充実した学習内容でした。

面談終了後、Sくんは実に晴れやかな表情でした。
Sくんが今回の面談内容について塾長に相談してくるであろうことを、塾長はあらかじめ予想していて、既にその答えを用意していました。
塾長がSくんの質問に即答できたことも、Sくんの安心感を高める好材料となったようです。

Sくんは、悩みが解消されてすっきりとした気持ちで勉強を始めることができました。
だからこそ勉強に集中することができて、その結果として短時間でも多くのことを習得できたのです。
180㎝×90㎝の黒板1枚が、もう書き込むところがどこにもないほどに埋まっていました。
それをSくんは95分間で学び尽くしたのですから。

心理面が学習面に与える影響は、とてつもなく大きいのです。
だから、塾長は面談に力を入れています。
授業時間の内外を問わず、いつでも面談をお申し込みいただければ幸いです。
今回の面談のように、当日いきなりでも大歓迎です。

QED進学塾の高校2年生(S)~英検準2級の受検日まであと10日

QED進学塾の高校2年生のSくんは、6月4日の日曜日に『英検(実用英語技能検定)』の準2級を受検します。
本日は、その受検日のちょうど10日前です。

Sくんにとって同級の受検は2回目です。
残念ながら合格点に届かなかった1回目の敗因が「長文読解問題」にあると、Sくんはそのように自己分析しています。
そのため、塾長はここ2か月のSくんの英語の授業を専ら長文対策に充当しています。

1つの長文をまるごと勉強するには、1日2時間の塾の授業時間は短すぎます。
ざっと流して読むだけならば時間が足りるかもしれませんが、それでは何のための勉強なのか分からなくなってしまいます。
やはり丁寧に学んでこそ、そこから得るものは大きいのです。
というわけで、前回授業でもSくんは長文の最後まで勉強することができませんでした。

Sくんは、塾の授業だけでなく家庭学習にも一生懸命に取り組んでいます。
前回塾で終わらなかった長文の残りを、今回Sくんは家庭学習で最後の1文まで勉強してから登塾して来ました。
そのおかげで、今日はまた新たに次のページの長文読解問題の勉強を始めることができました。

1.進行形(進行中の動作)
2.進行形(近接未来)
3.進行形(反復動作)
4.不定詞(名詞的用法)「こと」
5.不定詞(形容詞的用法)「べき」「ための」
6.不定詞(副詞的用法)「して」「ために」
7.現在分詞(名詞的用法)「すること」=動名詞。
8.現在分詞(形容詞的用法)「している」
9.過去分詞(名詞的用法)「したこと」
10.過去分詞(形容詞的用法)「された」
11.現在分詞句(形容詞的用法)「している」←後置修飾。
12.過去分詞句(形容詞的用法)「された」←後置修飾。
13.現在完了形(経験用法)「したことがある」

今回のSくんの授業は、いつもより25分短い短縮授業でした。
(120分-25分=95分)
にもかかわらず、Sくんは素晴らしい集中力で上記の13個の学習事項を習得することができました。

どうして今回が短縮授業だったのか、なぜSくんはいつも以上に勉強に集中できたのか、その理由は『QED日誌』の次回記事にて。

2023-05-23

QED進学塾の中学1年生(E)~1学期中間試験を終えて

QED進学塾の中学1年生のEくんの通う学校では、1学期中間試験が昨日実施されました。
Eくんにとって生まれて初めての定期試験の手応えはどうだったのでしょうか。
その結果成績は今週中に出揃うことでしょう。
Eくんの5教科の答案返却を塾長は楽しみに待ちたいと思います。

3月から通塾を開始したEくんの勉強は、学校授業よりも大分先に進んでいます。
たとえば数学なら、今回の1学期中間試験のテスト範囲が『計算の級別トレーニング 』の13級「正負の数の加法・減法」に相当するのに対して、Eくんはその2つ先の11級「正負の数の四則混合計算」を学習中です。

というわけで、Eくんはこれ以上を先を急ぐ必要はありません。
ですから、今週のEくんは、せっかく先行している貯金を目減りさせないための復習(数学なら11級・英語ならbe動詞)を少しだけ勉強して、あとは1学期中間試験のテスト反省をみっちり勉強する予定です。

Eくんが試験答案をつぶさに眺め、上手く行ったこと行かなかったことを整理して、ぜひとも1学期期末試験以降の定期試験対策に生かしてほしいと、塾長はそのように思うのです。
Eくんのお姉さん(長女)もその下のお兄さん(長男)も、高校入試の試験前日まで順調に学力と成績を伸長させ続けて、見事に第1志望校合格を達成しました。
ぜひEくんもあとに続いてほしいと思います。

塾長は、Eくんの前でお姉さん・お兄さんの素晴らしかった点をよく褒めます。
ただし、それは絶対評価であって、Eくんと比較しての相対評価ではありません。
兄弟姉妹との比較を嫌がる子は多いですし、実際に塾長の弟もそうでしたから。

今週のEくんの授業は、
1.Eくんが急ぎ足で進めてきた、学校授業の先行学習の復習。(2割)
2.Eくんが昨日受験したばかりの、1学期中間試験のテスト反省。(8割)
このような時間配分です。

鉄は熱いうちに打て。
テストが終わったばかりの今が、Eくんの刀を鍛える絶好機なのです。

2023-05-22

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の数学

QED進学塾の中学1年生のEくんの今回の数学です。

1.『計算の級別トレーニング 』13級「正負の数の加法・減法」
2.『計算の級別トレーニング 』12級「正負の数の乗法・除法」
3.『計算の級別トレーニング 』11級「正負の数の四則混合計算」

Eくんは、上記を段階を踏みながら、あるいは同時並行的に、学習しているところです。
そして、今回の授業でEくんが「3.」に専念できる体制が整いつつあります。

今回Eくんは、「3.」のH問題の9番(最後から2番目の問題)に挑戦しました。
同問題はEくんが宿題で解けなかった問題で、これを言語化して再学習しようというものでした。

【解法の手順】
(1)班分けをする。
班分けとは「たし算・ひき算の前で切る。」こと。
なぜこれが有効かというと、四則混合の計算順序は「乗法・除法が先。」で「加法・減法が後。」という規則があるからです。
言い換えると、「乗法・除法は繋がっている。」のに対して、「加法・減法は切れている。」ということです。

(2)各班の符号を決める。
1つ1つの班を「プラス長い棒」もしくは「マイナス長い棒」のいずれかで表記します。
どちらかはっきりさせるために、先に符号を決めておくのです。
そののち、棒の上(分子)もしくは棒の下(分母)のいずれかに数字を割り振ります。

(3)班を一つにまとめる。
前記の(2)の計算が終わった時点で「乗法・除法」は残っていません。
残るは「加法・減法」だけです。
これは、13級で習った知識・技能で解くことができます。
【手順終わり】

【手順の略記】
(1)班分け。
(2)班ごとに12級の計算をする。
(3)班を統合するために13級の計算をする。
(4)これにて11級の計算が解ける。
【略記終わり】

Eくんは、以上のように言語化することで、11級の計算を整理整頓して理解することに成功しました。
大変よく頑張りました(●^o^●)

11級の問題を解くのに「数字」は問題によって変わりますが、「言語」は同級の全問題に共通です。
このような「共通言語」を学ぶことで、数学の学習が容易になったりより本質的な理解が可能になったりするのです。

さらに言えば、数学の難問とされる問題の大多数は、基本事項を複数個組み合わせて作成されています。
つまり複数の事項を「組み合わせること」が難しいだけであって、ひとつひとつの事項が難しいわけではないのです。
この「どう組み合わせるか」を考えるのに最も有効なのが「言語化」なのです。

『数式は言葉だ。計算じゃない。』
これは、とある大学受験予備校の物理の先生のテレビ広告での発言です。
このコピーが実に核心を突いていると塾長は考えていて、この『QED日誌』にも複数回登場させています。

小学校の「算数」が中学校の「数学」に代わり、その「数学」を先月学び始めたばかりのEくんは「数学は言葉で学ぶもの」という感覚を既に身に着け始めました。
なおかつ、今回授業でEくんは「言語による理解」という「成功体験」を手にすることができました。
このことがEくんの今後の数学学習に与える好影響は、とてつもなく大きいものであると塾長は考えています。
これからもEくんが数学を言語で理解して、数学を大の得意科目としてくれることを塾長は期待せずにはいられません。

2023-05-21

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の英語

QED進学塾の中学1年生のEくんの今回の英語です。

いつも塾でEくんが勉強している教科は英語と数学です。
2学年年下の小学5年生のYくんが、Eくんの英語の授業に必死で食らいついて来てくれるので、
塾長はそれを最大限に利用しようと思って、Eくんの塾の時間割を以下のようにしています。

1.EくんがYくんと一緒に勉強する日=Eくんの授業時間の8割が英語で2割が数学。
2.EくんがYくんと一緒に勉強しない日=Eくんの授業時間の8割が数学で2割が英語。
もっと極端に、一方が9割で他方が1割という日もあります。

しかしながら、両名の2学年の差は大きいので、両名が完全に同じ授業内容というわけには行きません。
たとえば、昨日の『QED日誌』に塾長は、Yくんが「there」を学習したと書きました。
これは、Eくんの学習している『定期テスト対策ワーク (栄光ワーク)』に掲載されている「基本文」を、Yくんもいっしょに便乗して学習したものです。

「there」の「th」の発音について、塾長は両名に同じ授業をしました。
「there」の「re」の発音について、塾長はEくんに多くの関連知識を教え、Yくんには「『アー』だけ覚えればいいよ。」と言いました。

このようにして、同じ「there」の学習でも両者にハンデを付けることによって、両者にとって「ちょうどいい」学習内容となっています。
また、両名が互いによい刺激を与え合って、その相乗効果によって学習効果が向上しています。

今回の英語の授業では、Eくんの教材の基本文の学習にYくんが便乗しました。
前回の英語の授業では、Yくんの教材の『栄光ワーク 小学英語(教科書準拠版教材)』の学習にEくんが便乗しました。
塾長が2冊の教材の「いいとこどり」をして授業を展開できるのも、両名が一緒に勉強するメリットです。
両名が切磋琢磨しながら英語の学力をともに向上させ続けてくれることを塾長は願っています。

2023-05-20

QED進学塾の小学5年生(Y)~今回の英語

QED進学塾の小学5年生のYくんの今回の英語です。

いつも授業の冒頭に、Yくんはフォニックスの小テストをします。
今回は「オー」を「オウ」と直しただけで、それ以外は大変よくできていました。
Yくんが家でお母さんに聞いてもらいながら、フォニックスを毎日音読している成果が表れています。

正しくは「オウ」と発音すべきところを、誤って「オー」と発音してしまうことが、日本人に多いのには理由があります。
たとえば小学校1年生で習う漢字の「王。」
この漢字の「よみかたをかきなさい。」という問題がテストに出たら「おう」と書くのが正解です。
表記は「おう」で正しいのですが、実際の発音は「オー」です。
これに対して、アルファベットの「o」はカタカナ表記が「オウ」で、実際の発音でも「オウ」です。
このような国語と英語の違いが、日本人が前述のような発音の間違いを犯してしまう主因となっているのではないか、塾長はそう考えています。

今回塾長は、「オー」と「オウ」に関する上記の内容をYくんに授業解説しました。
Yくんは、合点がいったようで直ぐに修正することができました。
せっかくYくんが毎日の音読を頑張っているのですから、正しい発音で読まないと勿体ないです。
間違った発音を毎日繰り返してしまえば、体に誤情報が浸透してしまい、その修正は容易なことではなくなってしまうからです。

最初は、ゆっくりていねいに慎重に「正しく」読むことです。
毎日読み続けているうちに、自然と速く正確に「すらすら」読めるようになってきます。
この一連の流れは、毎日ピアノを練習することに酷似しています。

Yくんは、毎日フォニックスを音読するという、大変良い学習習慣を身に着けることができました。
この習慣の効果は、フォニックスが得意になるだけではありません。
音読は脳全体を活性化させるので、勉強時間の冒頭に音読を持って来るだけで、そのあとの勉強の学習効果が向上します。
フォニックスの音読は、一石二鳥の学習習慣なのです。
これからもぜひ毎日続けてほしいです。

いつも英語の時間を楽しみにしているYくんが、今回は特に楽しそうに発音したり、ノートを取ったりしていました。
Yくんがご機嫌なのはビッグチャンスです。
今回塾長は、Yくんに2文字セットのフォニックスに挑戦してもらいました。
Yくんは、これをあっさりクリアしました。
そのうえ、Yくんは「2文字セットの2種盛り合わせ」である、「there」という英単語まで習得してしまいました。
大収穫です(●^o^●)
これからもYくんが気分よく英語を学習し、真綿が水を吸い込むように吸収して行ってくれることを、塾長は大いに期待しています。

2023-05-19

QED進学塾の塾長~新居のカギが昨夜到着

QED進学塾の塾長は、来月お引越しをします。
その新居のカギが昨夜ヤマト便にて届きました。
塾長は3日以内に返送用封筒にてカギの『受領書』を三井ホームエステートに郵送しなければなりません。
そのほかにもう1枚、返送する必要のある書類があります。
それは『入居時確認書』で、こちらは急ぎではありません。
何を確認するかというと、床・壁・備品などに瑕疵がないかをチェックリストに従って、塾長が点検するのです。
点検はお引越し前に済ませておかなければなりません。
引っ越しが近づく6月はバタバタすることが予想されるので、できれば今月中に点検したいところです。
塾長は今、引っ越しの事前準備を毎日1つずつ片付けています。
今日は、長年お付き合いのある業者さんに、お引越しの日程と引っ越し先とを連絡しまくる日です。
メールで用件だけ一括送信が手っ取り早いのですが・・・
せっかくの機会なので、お引越しの事務連絡以外のこと(近況や今後の予定など)も併せてご連絡させていただくつもりです。

今の家は、塾長の人生で最も長期間(16年4か月)に渡って住み続けた家です。
2番目に長いのが、塾長が生まれ育った生家で、小学4年生の4月末(9歳3か月)に一家で引っ越すまでの9年3か月です。
その差は7年1か月。
2倍までは行かないものの、倍近い差がありますね。
それだけに、塾長は今の住居に愛着が強く、離れるのが寂しいという気持ちでいっぱいです。
ですが、1日も早く気持ちを切り替えて、新居で仕事も趣味も今まで以上に充実させたいと思います。
新居は、最寄り駅まで徒歩で2分表示(実際は3分かかる)、国道に出るまで車で30秒(実測値)、こんなに利便性の高い立地ですから、これまで以上の機動性を期待せずにはいられない塾長です。

2023-05-18

QED進学塾の中学1年生(E)~本日は1学期中間試験の3日前

QED進学塾の中学1年生のEくんの通う学校では、週明けの22日の月曜日に1学期中間試験が実施されます。
よって、本日は試験の4日前です。
テスト前にEくんが登塾するのはあと1日だけ。
その日がEくんの5教科のテスト勉強の総仕上げの日です。
Eくんが疑問点をすべて解消し、安心して試験当日を迎えてくれることが塾長の願いです。

【今回の数学】
Eくんは『計算の級別トレーニング 』の12級(正負の数の乗法・除法)と11級(正負の数の四則混合計算)とを同時並行で学習しています。
今回の授業でEくんは、宿題で解けなかった12級の問題を質問し、その問題を解けるようになったのち、類題演習にて計算の知識・技能の定着化に成功しました。
これでEくんが11級に専念できる状況になりました。
大変よくがんばりました。

【今回の宿題】
テスト前なので宿題は大幅に減らしました。
11級のH問題を毎日1問ずつ日割りで出題しました。
Eくんは1問を5分以内に解き切ることができるでしょう。
5分はEくんのテスト勉強の邪魔にならない時間です。
なおかつ、テスト後にEくんが「せっかく覚えた11級の解き方を忘れた。」となってしまう心配もありません。

2023-05-17

QED進学塾の中学2年生(U,A)~1学期中間試験の対策授業

QED進学塾の中学2年生のUくんとAくんは、ともに体調不良により先週登塾することができませんでした。
一昨日の『QED日誌』に塾長は、6月18日(日)に実施される、2年1回『北辰テスト』に関する記事を書きましたが、その前に1学期中間試験があります。
北辰テスト』は申し込みのことだけ考えるとして、まずは中間試験に全力投球です。
今週、両名が揃って登塾できますように。
両名とも快復していますように。
塾長はそう祈っています。
(塾長はこれから寝て全快復します(^^)/)

両名の1学期中間試験の5教科の対策授業は、
1.数学の連立方程式。『計算の級別トレーニング 』の6級。
2.英語の第4文型SVOO。『定期テスト対策ワーク (栄光ワーク)』の基本文。
3.理科の化学分野。「周期表」「酸化数」「化学反応式」
4.国語の漢字・語句・文法。『定期テスト対策ワーク (栄光ワーク)』の該当ページ。
5.地理・歴史の1問1答問題。『定期テスト対策ワーク (栄光ワーク)』の確認問題の後半。
今のところ塾長は、上記のように数理英国社を一通り授業したり、宿題に出したりする予定です。

それよりも最優先なのは、
6.Uくん・Aくんからの要望。
塾長が授業準備していることを後回しにしても、両名が喫緊の課題と考えているものを塾長は授業します。

「(もうちょっとで解けそうなのに解けない)この問題を質問したい。」
「(何を言っているのか全く分からない)ここを基礎から教えてほしい。」
両名がこのような目標・目的を持って登塾してほしいと、塾長は願っています。

2023-05-16

QED進学塾の塾長~ワクチン接種6回目もまた高熱

QED進学塾の塾長は、新型コロナウイルスのm-RNAワクチンの6回目を昨日接種しました。
(6回ともファイザー。前回の5回目と今回の6回目はオミクロン株対応ワクチン。)
そして、その日の深夜0時ごろ、いつものように高熱を出してしまいました。
1回目だけは熱が出なかったものの、2回目から6回目まで5回連続での発熱です。
しかも、5回とも四捨五入すると40度になる高熱なので、体へのダメージが大きいです。

お約束のように、今回も接種翌日の夕方4時ごろに平熱に戻りました。
こうして『QED日誌』を書いている今も体がだるいのは、それだけ消耗が激しかった証拠でしょう。
高熱を出してから平熱に下がるまでに約16時間を要するのも、2回目から6回目まで5回連続です。
考えようによっては、1日24時間未満(3分の2日)しか苦しまなくて済むとも言えます。
また、発熱のパターンが決まっているので、事前の準備がしやすいです。
発熱する前にお布団を敷いておいたり、接種の翌日をお休みにしたり。

このあと塾長は、もう一本だけ『QED日誌』に記事を書きます。
書いたら直ぐに寝ます。
そうすれば、明日の朝には全快復することもほぼ確定でしょう。
全快復のタイミングも過去5回の接種のパターンから予測できます。

7回目以降の接種があるのかないのか、もしあるならば接種時期がいつになるのか、今のところ分かっていませんが、塾長は接種券が届く限りワクチンを打ち続ける所存です。
自分と自分の周りの人たちを守るために、中でも特に子どもたちを守るために、ワクチン接種が有効な手段であると、塾長は考えているからです。

2023-05-15

QED進学塾の中学2年生(U,A)~2年1回『北辰テスト』は6月18日(日)実施

QED進学塾の中学2年生のUくんとAくんは、2023年3月5日(日)に1年1回『北辰テスト』を受験しました。
これが両名にとって生まれて初めての公開会場模試でした。
それから3か月半後の6月18日(日)に2年1回『北辰テスト』が実施されます。
2年2回の1学期中間試験が終わったら直ぐに、北辰偏差値up(前回比)を目指して勉強しましょう。

一昨日の土曜日に北辰図書から塾に届いた『北辰テストのご案内』には、以下のような【お願い】が目立つところに書かれていました。

【お願い】
6月は修学旅行・部活の大会のシーズンです。北辰テスト実施日の6月18日(日)に修学旅行や部活の大会が重なる可能性があります。申し込み書の必着日の5月31日(水)を過ぎてのキャンセルはできませんので、お申し込みの生徒に受験可能であることをご確認ください。
【お願い終わり】

申し込み受け付け期間は、5月18日(木)から5月29日(月)までです。
つまり、3日後から受け付け開始ということです。
今週、塾長はUくんとAくんの両名に「受験可能」の確認を取ります。
確認が取れたら即申し込みです。

QED進学塾の塾長~本日は第6回目のワクチン接種

QED進学塾の塾長は、新型コロナウイルスのm-RNAワクチン(ファイザー)の第6回目を本日接種します。

塾長の過去5回の接種での副反応は、第1回目こそ軽い筋肉痛だけで発熱なしだったものの、第2回目から第5回目まで4回連続で40度近い高熱が出ています。
その4回とも接種日の深夜0時ごろに急な発熱して、翌日の夕方4時ごろに平熱に下がる、というのがお決まりのパターンです。

前回の第5回からオミクロン株対応ワクチンに切り替わっているのですが、株には無関係に発熱していることから、本日の接種でも過去5回の接種と同様の高熱が予想されます。
そうなれば、塾長が『QED日誌』に記事を書くこともままならないわけで、だから今こうして同日誌を執筆しているのです。

これから塾長は『QED日誌』に『北辰テスト』に関する記事を書きます。
記事の対象は、中学2年生のUくんとAくんです。

2023-05-14

QED進学塾の土曜授業~塾生都合により昨日休講

QED進学塾の土曜授業は、昨年度の2022年に開講したばかりで、今年度の2023年が2年目です。
土曜授業が始まってまだ日は浅いながらも、塾長も塾生もずっと前から開講していると錯覚するほど、同授業は塾の授業時間割の一部としてすっかり馴染んでいます。
昨日の土曜授業は初めて全休講でした。
塾生の都合によるものでした。
塾生の保護者さまが塾長に昨日のお休みのことを知らせてくれたのは、2週間前のことでした。
保護者さまが早めにおっしゃってくださったおかげで、塾長は余裕を持って時間割の調整ができて、大変ありがたかったです。
平日の授業においても、休講のご連絡を早めにいただけると助かります。
(体調不良などを除く)

体調不良と言えば、このところ病気やけがなどで思うように通塾できない塾生もいます。
振り替え授業を実施したり、一時的に休塾としたり、塾生の健康状態に合わせて融通を効かせますので、お気軽にご相談ください。
小回りの利くことが小さい塾の最大のメリットだと塾長は考えています。

QED進学の新教室~定期清掃の契約更新

QED進学の新教室への移転の日が1か月後に迫ってきました。
現教室ではダスキンさんと定期清掃の法人契約を締結していましたが、新教室でも同条件で契約更新することが昨日決定しました。
値上げラッシュのこのご時世なので、料金の据え置きに正直ほっとしている塾長です。

塾長は、ダスキンさんのおかげで随分と助かっています。
たとえば、ダスキンさんがトイレ清掃をしてくれるのは3か月に1回。
しかしながら、塾長はその効果を次の清掃までの3か月間ずっと感じることができます。
防汚コートが実にしっかりしているので、塾長はトイレに流せるタイプのシートで毎日さっと一拭きするだけで、トイレの美しさがキープできるのです。
これと同じことが、教室のトイレ以外の水回り・床・机などにも言えます。
やはり餅は餅屋ですね。

2023-05-13

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の英文法

QED進学塾の中学1年生のEくんの今回の英文法です。

Eくんは、学校の授業をよく聞いています。
板書を写して終わりではなく、先生が黒板に書かずにつぶやいたことまで聞いて覚えています。

今回の授業でこんなやり取りがありました。

Eくん「英語の先生が単語を教えるときにね、『これは名詞。』とかぶつぶつ言ってる。黒板には書かないけど。」

塾長「素晴らしい。Eくんは授業をよく聞いているんだね。ところで、『名詞』って何か説明できる?」

Eくん「うーん。詳しく説明できないけど・・・・たとえば『山』とか。」

塾長「正解。」

このあと塾長は、
「名詞=『が』を付けられる単語。」
「名詞=『を』が付けられる単語。」
の2行を板書解説しました。

これにより、

「寒い」は形容詞だけど、(Eくんは何となく理解)
「寒さ」は名詞。(Eくんは完璧に理解)
→理由=「寒さ『が』厳しい。」と言えるから。

「走る」は動詞だけど、(Eくんは「u。」で理解)
「走り」は名詞。(Eくんは完璧に理解)
→理由=「走り『が』素晴らしい。」と言えるから。

以上の2つをEくんは理解することができたのです。

この2つはいずれも転成名詞なのですが、転成名詞の詳細はまた別の機会に教えます。

これからも、Eくんが学校で聞いてきた話を塾長が聞いて、それについて塾長が授業をすることは多々ありそうです。
Eくんは、学校と塾とで2回聞いた授業を忘れないでしょう。
だから、塾長は「2回」の効果を積極的に狙っていくつもりです。

塾長がそれを狙い続けることで、もうひとつの副次的効果も生まれます。
それは、Eくんが塾長に学校の話をしてくれる頻度が増えることです。
そのことは、Eくんの学力を伸長させるのに役立ってくれることでしょう。
学習面と心理面の両面において。
Eくんの成長にプラスになることなら何でも貪欲に取り入れていきたいものです。

2023-05-12

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の数学

QED進学塾の中学1年生のEくんの今回の数学です。

現在Eくんは『計算の級別トレーニング 』の12級「正負の数の乗法・除法」と11級「正負の数の四則混合計算」とを並行学習しています。
今回の授業では、分数と小数が混在している問題を分数に一本化して解く演習を行いました。

【覚える】
Eくんは、1台のホールケーキをナイフで切り分ける絵と一緒に、
0.5=2分の1。
0.25=4分の1。
0.125=8分の1。
0.75=4分の3。
を覚えることができました。
上記はどれも頻出問題なので、活用の機会が多いのです。

【鏡】
「0.1」の右側に鏡を縦にして置きます。
(小数点は指で隠します。)
すると、左右が「逆に」映るので「10」になります。
これを「0.1の『逆数』は10。」と言います。

「/1」(割る1)(1ぶんの)は、いつでも自由に付けられるので、
さきほどの「10」にこれを適用して「10/1」にします。
この「10/1」下側に鏡を横にして置きます。

すると、上下が「逆に」映るので「10分の1」になります。
これを「10/1の『逆数』は10分の1。」と言います。

ここまでで2回「逆数」にしています。
逆数の逆数はもとの数なので、
スタートの「0.1」は、ゴールの「10分の1」と同じ数です。
よって、「0.1=10分の1」が成り立ちます。

【計算】
「0.1」を「0.1/1」にして、
分詞と分母を10倍すると、
「10分の1」ができます。
この計算は、10のn乗倍による小数点の移動の法則を知っている子ならば、一瞬で理解することができます。
「10のn乗倍」の理解ができていない子でも、前述の【鏡】による方法ならば、小数を分数に直すことができます。

生徒の理解を深めるためにも、一つのやり方を忘れたときにもうひとつの解法が使える「保険」のためにも、複数の解法を知ることは大切です。

2023-05-11

QED進学塾の塾長~『QED日誌』記事の少量化

QED進学塾の塾長は『QED日誌』の記事を毎日更新しています。
厳密には更新をお休みする日もあるのですが、それでもここ10年、年間の更新日数360日以上を継続中です。
しかしながら、ここ2日間ほど記事の更新が滞っていました。
その原因は、約1か月後に迫っている引っ越しの準備にありました。
これから引っ越しまでの1か月、そののち引っ越してからの1か月、計2か月の間はばたばたしてしまうことが予想されます。
そこで、塾長は『QED日誌』記事の文章量を減らすことにしました。
記事の少量化は、2か月間の限定措置の予定です。

記事が長文だと、塾長が記事を書くのも読者さまが記事を読むのも長時間になってしまうので、塾長が記事の文章量をもう少し減量できないかと考えることは以前からありました。
それを実行するには、この引っ越しという大イベントが好機であるやもしれません。

文章を短くするにあたって、塾長がイメージしているのは「要約文」ではなく「俳句・短歌」です。
要約文が「圧縮」だとすると、短歌や俳句は「切り取り」でしょうか。
塾長がそれに慣れるまで時間がかかるかもしれませんが何事も練習です。
早速、次の『QED日誌』記事からやってみます。

2023-05-10

QED進学塾の高校2年生(S)~英検の準2級を来月受検

QED進学塾の高校2年生のSくんは、6月4日の日曜日に『英検』の「準2級」を受検します。

同級はSくんにとって2回目のチャレンジです。
Sくんは、1回目の受検の敗因が長文読解問題の失点によるものであることを自覚していて、塾長に「読解の勉強をしたい。」と自己申告してきました。
その意に沿って塾長は、先月からずっと英検の準2級の長文読解問題の対策授業をしてきて、今も継続中です。

今回の授業で取り上げた長文読解問題で、「upset」が「be angry」(怒っている)の意味で用いられている文がありました。
Sくんは、この「upset」を「up」と「set」とに分解して、その意味を類推することに成功しました。

塾長が『QED日誌』の4月28日の記事に書いたとおり、先々週にSくんは、前置詞「up」について微に入り細を穿つような学習をしていました。
この学習があったからこそ、今回授業でSくんは前述の「upset」を正しく理解することができたのです。

もし、Sくんが「up」を「上に」としか覚えていなければ、この理解もなかったことでしょう。
基本単語であればあるほど、その単語の意味を深く知ることが非常に大切なのだと、再認識させられた今日の授業でした。

読解力は、語彙力と強い正の相関関係があります。
より多くの英単語を知っている子は、語彙力のある子と言えます。・・・(1)
基本的な英単語の意味をより深く知っている子も、語彙力のある子と言えるでしょう。・・・(2)
両方とも兼ね備えている子は、語彙力モンスターです。
みながみなモンスターになれればそれが理想的ですが、現実はそう甘くありません。

であるならば、前述の(1)の「広く浅く」か(2)の「狭く深く」か、どちらかを優先させることになるわけですが、塾長は後者を推奨しています。
その理由は2つあります。
1つ目は、後者のほうが少ない勉強時間で習得できること。
2つ目は、後者のほうが知らない単語の意味を類推するのに役立つこと。
ちなみに、今日の授業ではまさに2つ目が該当しました。

Sくんは、今回の授業の長文読解問題で「解き方」を学びながら、この先どんな勉強を継続して行けば読解力が身に着くかという「学び方」をも学びました。
大変収穫の多い、今回の2時間授業でした。

これから、Sくんが「学び方」の指針に沿って長文読解問題を解いて行けば、ただ何となく解くのに比べて2倍も3倍も読解力が身に着いてくることでしょう。
ぜひとも今後の学習に今回学んだ「学び方」を生かしてほしいところです。

2023-05-09

QED進学塾の中2生(U,A)・中1生(E)~1学期中間試験のテスト勉強(国理社編)

QED進学塾の中学2年生のUくん・Aくんと、中学1年生のEくんの1学期中間試験のテスト勉強について、『QED日誌』に2連載で記事を掲載します。
2日目の今日は「国語・理科・社会科編」です。

【地理】【歴史】【理科(計算なし)】
定期テスト対策ワーク (栄光ワーク)』の『確認問題』を勉強しましょう。
『確認問題』は、主として1問1答式問題で構成されています。
1問1答式問題を学習するには、家で覚えてきたものを塾でテストするのが有効です。
塾長にどしどし「ここテストしてください。」と言えるように家庭学習を頑張りましょう。

【理科(計算あり)】
理科の計算問題の勉強は上記とは別です。
計算問題の第1歩は「てんとうむし」(円図)で公式を覚えることです。
ですが、覚えただけではどうにもならないのが計算問題。

というわけで『定期テスト対策ワーク (栄光ワーク)』の理科の『計算のトレーニング』で演習を積みましょう。
『計算のトレーニング』は計算問題の解き方を学ぶための特設コーナーです。
いの一番に『計算のトレーニング』を演習しましょう。
ここさえ完璧に勉強しておけば、1学期中間試験で理科の計算問題に困ることはありません。

【国語(文法以外)】
『定期テスト対策ワーク (栄光ワーク)』の国語には、『漢字の読み書き』と『重要な語句』のコーナーあります。
1学期中間試験のテスト問題に、漢字は100%出題されます。
学校の国語の先生の中には、語句の意味を出題しない先生も一部いますが、語句も90%以上の確率で出題されます。
出ると分かっている問題を勉強しないことほど勿体ないことはありません。
「やればやっただけ点数になる。」
そう思えば、漢字や語句を勉強したくなるはずです。
1に漢字、2に語句、余力があればそのほかを勉強する、そんな気構えで国語の試験勉強に取り組んでください。

【国語(文法)】
試験範囲に文法があれば、塾で勉強しましょう。
文法を自力でも勉強できなくはないですが、塾で習ったほうが何倍も速く、易しく習得することができます。

塾では『栄光ワーク』の文法問題のほか【塾長の自作問題】を勉強します。
これよりも難しい文法問題が学校の定期試験に出題されることはまずありません。
学校で習った文法問題より難しい問題を、学校で習ったよりも簡単な方法で解く、そのために塾で勉強するのです。

塾長の教える文法は単純明快です。
たとえば、名詞ならば、
「が」を付けられる言葉。
「を」が付けられる言葉。
たったこれだけです。

これならば、
「走る」は動詞(「u。」で終わる)だけど「走り」は名詞。
「寒い」は形容詞(「い。」で終わる)だけど「寒さ」は名詞。
これらをすっきりと理解することができるのです。

QED進学塾の中2生(U,A)・中1生(E)~1学期中間試験のテスト勉強(数英編)

QED進学塾の中学2年生のUくん・Aくんと、中学1年生のEくんの1学期中間試験のテスト勉強について、『QED日誌』に2連載で記事を掲載します。
初日の今日は「数学・英語編」です。

【5教科共通】『学校提出物』
まずは何を置いても『学校提出物』を仕上げましょう。
『学校提出物』の代表的なものは『学校ワーク』です。
直ぐに着手して、できるだけ早期に完成させましょう。

最悪のパターンは、
なかなか着手しない。
提出日が迫ってきて仕方なく解き始める。
時間が足りない。
解くのをあきらめて答えを写す。
何も頭に入っていない。
その状態で試験を受ける。
点数が取れるはずがない。

こうならないように「早く」やりましょう。

最良のパターンは、
提出日の1週間前に全教科のワークを1周する。
そこから1週間かけて、解けなかった問題を再演習する。(2周目)
2周目の問題のみ「自己診断テスト」する。
解けた問題→もう大丈夫。
解けなかった問題→試験勉強の残り時間と相談して、
(あ)解けるまでやる。
(い)すっぱりあきらめて別の問題を解く。

どう見ても無理そうな問題には見切りをつけて、他の勉強に取り掛かるのも有効な手段です。
試験勉強の時間には限りがあります。
限りある資源を最大限に有効活用できるよう、各教科の自分の習熟度に合った時間配分をしましょう。

UくんとAくんは、同書の6級の「連立方程式」を、Eくんは「正負の数」を学習しましょう。
数学の試験で最も点数が取りやすいのは計算問題です。
計算で満点が取れるように熟練度を上げて行きましょう。
問題を見た瞬間に最短最速の解法が浮かぶようになればもうしめたもの、「勝ち確」です。

純粋な計算問題以外の問題は、同書を学習しして試験対策としましょう。
『例題』と『確認問題』の全問が解けるまで頑張りましょう。

【英語】『定期テスト対策ワーク (栄光ワーク)』
まずは『基本文』を徹底学習しましょう。
『基本文』は英文を日本文に、日本文を英文に、それぞれ直せることはもちろんのこと、英文の構造が文法的に詳説できるレベルまで、勉強し尽くしましょう。

それでも時間に余裕があるならば、その先の問題を解くとよいでしょう。
しかしながら、そんな余裕のある子は5%もいないのが実情です。
『基本文』が徹底的に学習できていないのに、他の問題に手を出すのは愚の骨頂です。
もうこれ以上勉強するところは何もない、そう言えるまで『基本文』を勉強してください。

【英語】『不規則動詞変化表』(中2のみ)
「原形→過去形→過去分詞形」を6拍子のリズム(英語・日本語の各3つずつ)で覚えましょう。

2023-05-07

QED進学塾の小学5年生(Y)~今回の英語

QED進学塾の小学5年生のYくんの今回の英語です。

今回授業の最終盤にYくんのお母さまが少しだけ授業参観をしてくださいました。
そのとき、Yくんは、今ちょうど練習中のフォニックスを、語彙力の強化にどう活用して行くのかを、『みるみるわかる ステップ式英語 』の英単語学習の特集ページに登場する英単語を例に取って、実践的に学習しているところでした。

お母さまは、自分が中学生の時の英語で、月の名前・季節の名前・基数・序数などの基本英単語をまとめてテストされたことがあり「8月のAugustが覚えにくかったことを記憶している。」とお話ししてくれました。

塾長は、即興で「オーガストゥ」を「August」に変換する授業をしました。
「オー」=「au」→月の名前の先頭は大文字なので「Au」・・・(1)
「ガ」=「グ」+「ア」=「g」+「u」→「gu」・・・(2)
「ス」=「s」・・・(3)
「トゥ」=「t」・・・(4)
よって、
(1)+(2)+(3)+(4)より、
「オーガストゥ」=「August」。

なお、上記は、(1)のみ「2文字セットのフォニックス」で、あとの(2)(3)(4)は「1文字のフォニックス」です。

塾長が塾生たちに教えているフォニックスは、全部で40個あります。
その内訳は、
1.1文字=26個。(アルファベットは26文字なので当たり前ですねw)
2.2文字セット=12個。
3.3文字セット=2個。
です。
よって、
1.+2.+3.=40個。

【問題】
「オーガストゥ」を英語に直しなさい。
ただし、先頭の文字のみ大文字で書きなさい。
【問題終わり】

「August」を見たことも聞いたこともない、ましてや書いたことなど1度もない、そんな生徒に塾長が上記の【問題】を出題したとします。
それでも、その生徒は「August」を書くことができます。
なぜならば、その生徒は40個のフォニックスを完璧に覚えていたからです。

つまり、フォニックスさえ覚えてしまえば、こんなことまで可能だということです。
もちろん、すべての英単語がフォニックスの知識のみで書けるわけではありません。
ですが、「August」のようにフォニックスだけで書けてしまう英単語は非常に多いのです。

前述の『みるみるわかる ステップ式英語 』の英単語ページをサンプルに、塾長が「フォニックスの知識だけで書けてしまう英単語数」を調べたところ、なんとその4分の3すなわち75%がそれに該当したのです。

ということは、フォニックスを完璧にマスターしている子は、残りの25%の英単語だけ覚えればよいのです。
したがって、その子が覚える英単語数は、フォニックスを知らない子の4分の1で済むということです。

公立高校受験に必要な英単語数は、600語と言われています。
そのうちの75%すなわち450語の綴りを覚えなくてよいとしたらどれほど楽でしょう。
残りの150語さえ覚えてしまえばよいのですから。

塾長が塾生に配布している『フォニックス学習プリント』はA4用紙2枚で、2枚ともスカスカ(紙の白い面積が大きい)です。
スカスカの2枚を覚えるのと、450語の英単語の綴りを覚えるのと、どちらが楽は考えるまでもありません。

授業参観のわずかな時間で、塾長はYくん親子に以上のような話をしました。
「フォニックスを覚えなかったら大損。」ということは、十分に伝わったことと思います。
家でYくんがフォニックスを音読するのを、Yくんのお母さまが聞いてくれます。
そうすることで、毎日続けることができるのです。
Yくんがフォニックスを「お買い得♪」と言いながら、るんるん気分で覚えてくれたならこれほど嬉しいことはありません。

2023-05-06

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の英語

QED進学塾の中学1年生のEくんの今回の英語です。

前回Eくんは、
I'm Eri.
を学習しました。

そして今回、
I am a student there.
を学習しました。

同ワークは、川口市が採択している学校教科書の準拠版です。
よって、同書の基本文は教科書の基本文と完全一致しています。

今回Eくんは、第2番目の基本文を1時間半かけて学習しました。
行数にして1行、単語数にして5語、たったこれだけを学習するための所要時間が1時間半です。
このことから、Eくんがどれだけ微に入り細を穿つ勉強をしたのかが分かります。

英語力を支える両輪は、文法力と語彙力です。

数学には、意味や成り立ちを理解して覚えた公式に、数値や文字を代入することで解ける問題が多々あります。

数学の公式に当たるものが英文法、数学の数値や文字に当たるものが英単語、こう考えると英作文を書くのも、数学の問題を解くのも、何ら変わりがないように見えます。

ですが、決定的に異なる点があります。
数学では代入する文字や数字を覚えておく必要性が全くないのに対して、英語では代入する英単語を知らなければ英作文を書くことはできません。
つまり、語彙力が求められるか否かが大きな違いなのです。

I am a student there.(再掲)

Eくんは、この文が第2文型SVCであることを直ぐに見抜きました。
そして、
(1)S=主語=I=私は、
(2)V=述語動詞(be動詞)=am=です。
(3)C=補語=a student=生徒。
であることも理解できました。

さらに、文型に関係のない言葉はすべて修飾語Mであり、
この文においては、
(4)M=修飾語=there=そこに(で)(の)
だと知りました。

Eくんが前回までの授業で既に習っている、第2文型SVCを完璧に覚えていたのが素晴らしいです。
なので、「おまけ」の(4)が「文型に関係のない言葉」にあることに、Eくんは一瞬で気付くことができたのです。

ここまでが英文法のお話でした。

ここからが英単語。
塾長は、英単語の読み方と意味を教えて終わり、という授業はしません。
それならば、家庭学習で十分だと思うからです。

Eくんは、「student」という単語を今回初めて見ました。
塾長は「『u』だけアルファベット読みだよ。」というヒントをEくんに出しました。
何と、Eくんはそのヒントだけで「スチューデントゥ」と発音できてしまったのです。

Eくんは、塾長がわざわざ指摘した「u」以外は、全部「フォニックス読み」だという推定をもとに「スチューデントゥ」と読みました。
これは、Eくんが「8割がフォニックス読み。2割がアルファベット読み。」ということを覚えていたからこそ成せる業です。

また、前回までの授業で覚えたことを、今回の授業の新出の学習事項に即活用できるところも、Eくんの応用力の高さを示しています。

1.正しく覚えること。
2.覚えたことを使って考えること。
これが学習の両輪です。
ちなみに、論語ではこの両輪のことを「学ぶ」と「思う」という2つの単語で表しています。

両輪のどちらが欠けても車両は走れません。
「学ぶ」と「思う」の両輪を円滑に回し続けながら、順調に走り続けたいものです。
そして、既にEくんはそのような勉強ができています。
この調子で勉強を続けて行きましょう。

2023-05-05

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の数学(2)

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

まずは、昨日の記事の補足から。
塾長は、Eくんの授業に文学作品や歴史的事実などを可能な限り多く取り入れようとしています。
それがたとえ英語や数学の授業であってもです。
そうすることで、Eくんの国語や社会科の学力を伸ばすことができるからです。
昨日の『ガリバー旅行記』もその一環でした。

文学作品を研究するのは「人文科学」ですが、文学作品の中にも「自然科学」の香りのする作品は意外に多いものです。
物理学者の寺田寅彦の文学作品などはその好例でしょう。
今回の授業で塾長は、このことには触れませんでした。
ですが、今回取り上げた『ガリバー旅行記』のような有名な作品に算数・数学に関する記述が含まれていることにEくんが気付いてくれて、今後そのような観点で文学作品中の数字を読み解くという発想がEくんの中に生まれてくれれば、という欲張った考え方を塾長はしてしまいます。
子どもの可能性は無限大ですから、どれだけ欲張っても良いと塾長は思っています。
また、いつも塾長はその可能性を広げるための種をまき続けたいと思いながら授業を組み立てています。
夢物語のように聞こえるかもしれませんが、夢は大きいほうが楽しいに決まっています。
そして、Eくんもそんな塾長の気持ちを、塾長が楽しみながら授業しているということを、どこかで感じ取ってくれていると塾長は信じています。

昨日の『QED日誌』に塾長が【悪い解答例】と【良い解答例】の両方を教えたことを書いたのは、Eくんが【塾長の自作問題】とは別の問題(計算級別の宿題)で後者の解き方をしてしまったのを、塾長がEくんのノートに発見したからなのです。

失敗は成功のもと。

後者の解き方は、先にかけ算をしてから、そのあとでわり算(約分)するという非効率的なものです。
今回の授業でEくんは、その非効率性を強く認識することができました。
もう二度と同じ失敗を繰り返すことはないでしょう。

1.もうどこも約分するところがなくなるまで、徹底的に約分する。
2.そのあとで分子同士のかけ算・分母同士のかけ算を実行する。

Eくんは、この「約分→かけ算」の鉄則を、なぜそうなのかを熟知したうえで覚えることができました。
「理由を知り尽くす」ことは、自然科学の学習においてこれ以上ないほど理想的なことです。
今回Eくんはそれができたのですから、「失敗は大成功のもと」だったと言えるでしょう。

【11級】(正負の数の四則混合計算)
Eくんは、12級と11級を同時並行で学習しています。
塾長が昨日からの『QED日誌』に書いてきたのは、12級の問題についてです。
今回Eくんが学習した12級の知識は、同じく今回学習した11級の問題に早速生かされました。
また、今回の学習は、Eくんが前回授業で学んだ13級「正負の数の加法・減法」で、つい忘れてしまっていたことを思い出させることにも、早速一役買ってくれたのです。
というわけで、しばらくの間Eくんは、12級と11級の並行学習を継続します。
これが13級の復習にも役立ちます。

つまり、Eくんは13・12・11の3つの級を一度にまとめて学習しているようなものです。
しかも、Eくんが混乱したり、許容量超過に陥ったりすることもなく、無理のない学習ができています。
何より、Eくんが楽しく勉強できているのですから言うことなしです。
こんな効率的な学習を継続しない手はありません。
Eくんが「正負の数」を完全攻略するその日まで、12級と11級の並行学習を続ける理由は以上です。

これからも楽しく学びながら、学力を伸長させ続けて行きましょう。

2023-05-04

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の数学(1)

QED進学塾の中学1年生のEくんの今回の数学です。

現在Eくんは『計算の級別トレーニング 』の12級「正負の数の乗法・除法」と11級「正負の数の四則混合計算」とを並行学習しています。

【12級】
Eくんは分数式の計算で「プラス長い棒」と「マイナス長い棒」の形を既に習得しています。
今回はその実践編でした。

【塾長の自作問題】(12級)
(12の3乗)÷(18の2乗) を計算しなさい。

塾長は『ガリバー旅行記』の書中の一節を引用しました。
『ガリバーは1728人分のご飯を食べました。』
そののち「12の3乗=12×12×12=1728」をEくんに教えました。

Eくんは、小学6年生の算数で習った「直方体の体積=たて×よこ×高さ」(1)と、「比」(2)の考え方と、今回習ったばかりの「12の3乗=12×12×12=1728」(3)の3つを融合させて、ガリバーの胃袋が小人さんの1728倍の容積であることを理解することができました。
Eくんの思考力と理解力とが両方とも高いからこそ成せる業でした。

今回Eくんは、小学校で学んだ(1)(2)の復習と、今日知った(3)と、中3で習う「相似比・面積比・体積比」(4)の予習とを、わずか1時間で学習してしまったのです。
Eくんがこのようにして「過去→現在→未来」の学習事項がきれいに繋がる学習、すなわち学問体系に沿った勉強を続けて行けば、知らず知らずのうちに本物の学力が身に着きます。
「地力」あるいは「底力」が着くと言ってもいいでしょう。

また、塾長はEくんに「18の2乗=81×4=324」と「この計算結果をEくんのお兄ちゃんが覚えていること」も教えました。

【悪い解答例】
12×12×12=1728を筆算する。
18×18=324を筆算する。
1728÷324=5.3333・・・・を筆算する。
これを帯分数「5と3分の1」に直す。
(答えは合っているものの、正答に至る過程がひどすぎる・・・)

【良い解答例】
12×12×12/18×18を約分してからかけ算をする。
答え 「16/3」

つづく

2023-05-03

QED進学塾の憲法記念日~ゴールデンウイーク中で唯一の休講日

QED進学塾の憲法記念日です。
本日はゴールデンウイーク中で唯一の休講日でした。
5月の水曜日が5回あるおかげで、本日お休みにできたのです。
塾長は、ゆっくり休めました。
明日の体力測定の日の前日に英気を養うことができました。
休養十分。
明日、よい測定結果となるように頑張ります!

塾長は、お昼はお友達と会ったり、夕方からジムに行ったり、夜はユーチューブ動画を見たりして、今日の休日を過ごしました。
数学・物理学・化学などの動画を配信している、人気ユーチューバーの「ヨビノリ」さんの動画も視聴しました。

その動画は大学数学の「線形代数学」に関する動画だったのですが、塾長はそれにアレンジを加えて、中学2年生のUくんとAくんの両名が連立方程式を解くための新解法を思いつきました。
アイデアは遊びの中から生まれたり、リラックスしているときに生まれたりします。
これは、塾長だけでなくほかの先生方にも見られる傾向です。

さて、早速塾長は本日の授業で両名に新解法を教えます。
気に入ってくれれば良し、没になっても良しです。
「没」は無駄ではありません。
新解法を学ぶことは、両名の頭を柔らかくすること、すなわち思考の柔軟性を育てるのに一役買ってくれるからです。

塾長は、仕事をしているつもりが1ミリもないときに、ふと新しいアイデアが浮かんでくると、ものすごく得したような幸せな気持ちになれます。
今日は本当に良い休日でした。

2023-05-02

QED進学塾の小学5年生(Y)・中学1年生(E)~今回の英語

QED進学塾の小学5年生のYくんと中学1年生のEくんの今回の英語です。

Yくんは、いつもEくんと一緒に英語を勉強しています。
そして、今回もいつも通りに2人でじゃんけんをするところから授業開始です。
じゃんけんに勝ったYくんの先攻で「エイ・ェア」、後攻のEくんが「ビー・ブ」、以下交互に発音して行きます。
Eくんはすらすら言えます。
先輩の面目躍如です。
Yくんも9割がた発音できています。
残りの1割は、Eくんが優しく教えてくれます。
最後の「ズィー・ズ」まで言い終わったところで、EくんがYくんに提案をしました。
それは、先攻と後攻とを入れ替えて、再度フォニックスを発音しようという提案でした。
これには、塾長も驚きました。
Eくんは、まだフォニックスの完璧でないYくんのためにこのような提案をしたのです。
なんと優しい子なのでしょうか。
もともと英語が好きなYくんは、Eくんのおかげでさらに楽しく英語を学習することができています。
フォニックスが終わると、前回授業の復習です。
今回は、be動詞の現在形の主語による使い分けの復習をしました。
2人とも100点満点で素晴らしい出来栄えでした。

両名には2学年の差があります。
塾長はそこを考慮して、たとえば次のように教えています。

Eくんは、今勉強しているbe動詞が述語動詞の仲間であること、そして述語動詞にはbe動詞のほかに一般動詞もあること、これらを学習しています。
つまり、述語動詞が2種類あるうちの1種類という捉え方でbe動詞を学んでいるのです。

一方、塾長はYくんには一般動詞の存在を無視するような教え方をしています。
それは、前々回の授業でYくんが述語動詞の2種類の使い分けについて、理解するのが難しそうだったからです。

こうすることで、2人ともが自分のぎりぎり理解できる範囲の英語を学ぶことができます。
授業が易しすぎてはつまらないし、難しすぎては嫌になる、ということで「ちょうどよい」難易度が求められるのです。

さて、今回の授業で両名は新たな品詞を学習しました。
述語動詞が被修飾語で、副詞が修飾語という、修飾・被修飾の関係。
名詞が被修飾語で、形容詞が修飾語という、修飾・被修飾の関係。
なんと、両名ともがこれを理解することができました。
塾長は「これがもしYくんに難しすぎるようならば、(塾長が授業前に準備しておいた)もう一段階易しい説明をしよう。」などと考えながら授業をしていたのですが、それは不要となりました。
(といっても、今後も準備だけはしておきますが。)
これからも両名が一緒に仲良く勉強しながら、両名ともが英語の学力を伸ばし続けてほしいと塾長は願っています。

2023-05-01

QED進学塾のゴールデンウイーク~4/29,5/4,5/6は開講日

QED進学塾のゴールデンウイークの開講日と休講日です。

【開講日】
4月29日(土)
5月4日(木)
5月6日(土)・・・(1)

【休講日】
5月3日(水)
5月13日(土)・・・(2)

本来ならば、4月29日よりも前にお知らせすべきところ、掲載が遅れまして申し訳ございませんでした。

上記の(2)は、その日どうしても登塾できない生徒がいるため臨時休講としました。
その代替日として(1)を開講日とさせていただきます。

5月の土曜日の開講日が「月に3日」となって、通常の「月に4日」より1日少なくなっています。
その代わりに、4月の土曜日を「月に5日」開講してバランスを取りました。

結局、このゴールデンウイーク中のQED進学塾の休講日は、5月3日(水)の憲法記念日の1日だけということになります。

たまたまですがその日は、塾長が15歳で高校1年生の冬に他界した、塾長の父の誕生日でもあります。
高校の物理の先生をしていた父が、まだ小学6年生の塾長に、風船を膨らませながら「微分」の考え方を分かりやすく教えてくれたことを、塾長は今も覚えています。

塾長の子ども時代に、父は「机に向かってやるだけが勉強ではない。」と言って、どこでもいろいろなことを教えてくれました。
まだ9歳の塾長にお風呂の中で国文法を、川遊びに行く車中で雲が発生する仕組みを、父の趣味の地質調査に連れて行ってもらって尾鈴酸性岩のでき方を、いつでもどこでも何でも教えてくれたものでした。

子ども時代の塾長にとって、それらを教わっている時間は「机に向かってやる勉強」の何倍も楽しかったことを、塾長ははっきりと覚えています。
塾長が父から学んだ知識・技能は大変役に立っていますが、塾長はそれ以上に大切なことをも同時に学びました。
それは「楽しく学ぶ」ことです。

塾長の仕事は「勉強を教えること」が本分ですが、「学ぶ楽しさ」を伝えることもそれと同等に、あるいはそれ以上に重要な任務なのではないかと、塾長は考えているところです。
なぜならば、「学ぶ楽しさ」を体感した生徒は、「勉強しなさい。」なんて言わなくても、「自ら進んで学ぶ子」に成長するからです。

塾長はまだまだ力量不足で「自ら進んで学ぶ子」を育てられていません。
それでも、塾長は、いつかきっとそれができる日が来ると信じて、これからも努力を積み重ねて行きます。
塾長は、自分がまだまだ成長できると信じています。
だから毎日の授業が楽しいのだと思います。
そんな塾長の姿を塾生に見せ続けることで、塾生が「自分も頑張ろう。」と思ってくれたら、これほど嬉しいことはありません。
これからもともに成長し続けて行きましょう。