2023-05-06

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の英語

QED進学塾の中学1年生のEくんの今回の英語です。

前回Eくんは、
I'm Eri.
を学習しました。

そして今回、
I am a student there.
を学習しました。

同ワークは、川口市が採択している学校教科書の準拠版です。
よって、同書の基本文は教科書の基本文と完全一致しています。

今回Eくんは、第2番目の基本文を1時間半かけて学習しました。
行数にして1行、単語数にして5語、たったこれだけを学習するための所要時間が1時間半です。
このことから、Eくんがどれだけ微に入り細を穿つ勉強をしたのかが分かります。

英語力を支える両輪は、文法力と語彙力です。

数学には、意味や成り立ちを理解して覚えた公式に、数値や文字を代入することで解ける問題が多々あります。

数学の公式に当たるものが英文法、数学の数値や文字に当たるものが英単語、こう考えると英作文を書くのも、数学の問題を解くのも、何ら変わりがないように見えます。

ですが、決定的に異なる点があります。
数学では代入する文字や数字を覚えておく必要性が全くないのに対して、英語では代入する英単語を知らなければ英作文を書くことはできません。
つまり、語彙力が求められるか否かが大きな違いなのです。

I am a student there.(再掲)

Eくんは、この文が第2文型SVCであることを直ぐに見抜きました。
そして、
(1)S=主語=I=私は、
(2)V=述語動詞(be動詞)=am=です。
(3)C=補語=a student=生徒。
であることも理解できました。

さらに、文型に関係のない言葉はすべて修飾語Mであり、
この文においては、
(4)M=修飾語=there=そこに(で)(の)
だと知りました。

Eくんが前回までの授業で既に習っている、第2文型SVCを完璧に覚えていたのが素晴らしいです。
なので、「おまけ」の(4)が「文型に関係のない言葉」にあることに、Eくんは一瞬で気付くことができたのです。

ここまでが英文法のお話でした。

ここからが英単語。
塾長は、英単語の読み方と意味を教えて終わり、という授業はしません。
それならば、家庭学習で十分だと思うからです。

Eくんは、「student」という単語を今回初めて見ました。
塾長は「『u』だけアルファベット読みだよ。」というヒントをEくんに出しました。
何と、Eくんはそのヒントだけで「スチューデントゥ」と発音できてしまったのです。

Eくんは、塾長がわざわざ指摘した「u」以外は、全部「フォニックス読み」だという推定をもとに「スチューデントゥ」と読みました。
これは、Eくんが「8割がフォニックス読み。2割がアルファベット読み。」ということを覚えていたからこそ成せる業です。

また、前回までの授業で覚えたことを、今回の授業の新出の学習事項に即活用できるところも、Eくんの応用力の高さを示しています。

1.正しく覚えること。
2.覚えたことを使って考えること。
これが学習の両輪です。
ちなみに、論語ではこの両輪のことを「学ぶ」と「思う」という2つの単語で表しています。

両輪のどちらが欠けても車両は走れません。
「学ぶ」と「思う」の両輪を円滑に回し続けながら、順調に走り続けたいものです。
そして、既にEくんはそのような勉強ができています。
この調子で勉強を続けて行きましょう。

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