2023-05-28

QED進学塾の小学5年生(Y)~今回の算数

QED進学塾の小学5年生のYくんの今回の算数です。

現在Yくんは「分数のたし算・ひき算」を学習中で、塾での勉強も家での宿題も同級を演習しています。

今回は残念なことがありました。
Yくんが宿題をさぼったのです。
Yくんは、宿題の16級の問題をノートに写していました。
ですが、問題番号を書いていません。
Yくんは、丸つけをしています。
ですが、途中式は1行も合っていません。
途中がめちゃくちゃで答えだけ合うことは、ごくまれにあることです。
ただ、それが何問も続けば「私は計算していません。」と宣言しているようなものです。

塾長がYくんのノートをさらに詳しく見たところ、Yくんは通分のない問題を自力で解いていて、通分のある問題を解いていないことが分かりました。
もっと正確に言えば、後者の問題は「解いていないのに解いたふりをしている」わけで、それは前述したとおりです。

そこで、塾長はYくんにもう一度「通分」を教えました。
その日は、Yくんが中学1年生のEくんと一緒に勉強する日でしたので、塾長は一計を案じました。
「通分」だけを教えるのではなく、「ユークリッドの互除法」「比例」「比例式」「部分分数分解」などもまとめて教えてしまおうと考えたのです。
この計画は上手く行きました。
両名がこの日1日でたくさんの学習項目を関連付けて理解することに成功したからです。

授業の最後に、塾長は両名に宿題を出しました。
Yくんには『計算の級別トレーニング 』の16級の塾長が指定した問題を日割りで1日5問ずつ出題しました。
Eくんには同書の11級の問題から、何を解くかはEくんが自由に決めて良いこととして、1日5問ずつ解く宿題を出題しました。

塾長は、学年が異なる塾生が一緒に授業を受けられる工夫をしたり、宿題の級こそ違えど出題形式だけは統一(今回の場合は1日5問)したり、こういった足並みの揃え方をよくやります。
そうすることにより、授業への集中力も宿題の提出率も向上することを、経験的に知っているからです。

両名の「私は宿題をこんなに頑張ったんだよ。」という心の叫びが聞こえてきそうなノートを、塾長は来週の授業で見ることができると信じて楽しみに待っているところです。

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