2023-05-29

QED進学塾の中学1年生(E)~総合的学習(数学+理科+地理)

QED進学塾の中学1年生のEくんの総合的学習(数学+理科+地理)です。

前回授業でEくんは、1学期中間試験の数学のテスト反省をしました。
試験問題の1問に速さに関する文章問題があって、Eくんは同問題を「てんとうむし」を3段活用(言葉+単位+数字)して解く解法を学びました。

この「てんとうむし」の円図は実に優れもので、1つの円を「T」の字で3分割しただけの円図を一目見ただけで「比例」「反比例」の関係性が丸分かりになるのです。
「てんとうむし」を小学生が算数で使う道具だと思ったら大間違いです。

たとえば大学入試の化学の計算問題。
これを解くのに、公式を丸暗記してそこに問題文の数字を当てはめて、答えを出そうとする大学受験生の何と多いことでしょうか。
頭を使わずに「公式暗記→数値代入」で化学の計算問題を乗り切ろうとする受験生が、見事に罠に嵌まるような入試問題を、問題作成者は狙って作っています。
何もわざわざ地雷を踏みに行くことはありません。
題意を正しく理解して、比例・反比例の関係を適宜に利用できる受験生が、公式を覚えていなくても最短最速で正解にたどり着くことができる、そのような入試問題を塾長は数多く目にしています。

「比例」「比例式」は「てんとうむし」だけでなく「たすきがけ」でも解くことができます。
むしろ「たすきがけ」のほうが実用的と言える場面も多々あります。
Eくんが前回授業で学んだ「てんとうむし」と、今回授業で学んだ「たすきがけ」とが、次回授業で学習する「時差」で大活躍してくれます。

Eくんの1学期中間試験の社会科で「時差」(地理)が5問出題されました。
残念ながらEくんは5戦5敗。
しかし、ピンチはチャンスです。

次回授業でEくんは「地球の自転」「太陽の日周運動」(理科)を学習します。
そして、「経線」「標準時」「時差」(地理)を学習します。
以上の計算に役立つのが、Eくんが前回と今回の授業で学んだ「比例」「比例式」「たすきがけ」(数学・算数)です。
これに来週新たに「時間の引き算」(算数)の学習が加わります。
Eくんは、前回授業と今回授業で学んだことをフル活用して、次回授業で学ぶことを習得するのです。

数学+理科+地理。
これらの教科の垣根を越えてEくんが学んだことは、血肉となった知識としてEくんの体に刻まれることでしょう。
地理の時差の計算問題の学習を通して、数学や理科をも学習するEくんは、5教科の学力を総合的に押し上げることができるでしょう。

小手先の解法の「技術」で問題を解くのではなく、問題の「本質」を見極めてそこにある「理」を知って問題を解いてこそ、真の学力が身についてくるのだと、塾長はそう信じて疑いません。
また、Eくんが全教科においてそのような学習をしてくれることを、塾長は切に願っています。

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