2023-05-10

QED進学塾の高校2年生(S)~英検の準2級を来月受検

QED進学塾の高校2年生のSくんは、6月4日の日曜日に『英検』の「準2級」を受検します。

同級はSくんにとって2回目のチャレンジです。
Sくんは、1回目の受検の敗因が長文読解問題の失点によるものであることを自覚していて、塾長に「読解の勉強をしたい。」と自己申告してきました。
その意に沿って塾長は、先月からずっと英検の準2級の長文読解問題の対策授業をしてきて、今も継続中です。

今回の授業で取り上げた長文読解問題で、「upset」が「be angry」(怒っている)の意味で用いられている文がありました。
Sくんは、この「upset」を「up」と「set」とに分解して、その意味を類推することに成功しました。

塾長が『QED日誌』の4月28日の記事に書いたとおり、先々週にSくんは、前置詞「up」について微に入り細を穿つような学習をしていました。
この学習があったからこそ、今回授業でSくんは前述の「upset」を正しく理解することができたのです。

もし、Sくんが「up」を「上に」としか覚えていなければ、この理解もなかったことでしょう。
基本単語であればあるほど、その単語の意味を深く知ることが非常に大切なのだと、再認識させられた今日の授業でした。

読解力は、語彙力と強い正の相関関係があります。
より多くの英単語を知っている子は、語彙力のある子と言えます。・・・(1)
基本的な英単語の意味をより深く知っている子も、語彙力のある子と言えるでしょう。・・・(2)
両方とも兼ね備えている子は、語彙力モンスターです。
みながみなモンスターになれればそれが理想的ですが、現実はそう甘くありません。

であるならば、前述の(1)の「広く浅く」か(2)の「狭く深く」か、どちらかを優先させることになるわけですが、塾長は後者を推奨しています。
その理由は2つあります。
1つ目は、後者のほうが少ない勉強時間で習得できること。
2つ目は、後者のほうが知らない単語の意味を類推するのに役立つこと。
ちなみに、今日の授業ではまさに2つ目が該当しました。

Sくんは、今回の授業の長文読解問題で「解き方」を学びながら、この先どんな勉強を継続して行けば読解力が身に着くかという「学び方」をも学びました。
大変収穫の多い、今回の2時間授業でした。

これから、Sくんが「学び方」の指針に沿って長文読解問題を解いて行けば、ただ何となく解くのに比べて2倍も3倍も読解力が身に着いてくることでしょう。
ぜひとも今後の学習に今回学んだ「学び方」を生かしてほしいところです。

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