2009-01-20

中学受験~国私立中学入試問題における良問とは(4)

1月15日の国私立中学受験クラスの算数の授業から
入試過去問題集(中堅私立中学校)の1問です。
【問題】
Q.E.D.日誌: 中学受験~国私立中学入試問題における良問とは(1)

【解答3】
もし2冊多く買わなかったら
(当初予定通りの冊数を買っていたら)
余る金額は
120×2=240(円)
1冊当たりの差額は
150-120=30(円)
よって当初予定の冊数は
240÷30=8(冊)
150×8=1200(円)・・・答え
現実には予定冊数よりも2冊多く買ったのですが
「もし当初予定通りの冊数しか買わなかったと仮定したら」
と考えるところがこの解法のスタートです。
算数・数学では現実とは異なる「仮定」を考えることにより
スッキリと解ける問題が数多くあります。
「仮定を思いつくのが難しい」と感じている生徒の率は
学年が下がるほど高くなる傾向があります。
なるべく早い時期から授業で「仮定」を立てることに
慣れさせることが重要だと思っています。
算数の時間に限らず、他教科の授業においてもです。
また、読書量の多い子ほど仮定を思いつきやすい傾向があります。
想像力を育てるのはやはり読書なのでしょう。
①国語はすべての教科の基礎
②国語力は読書量に比例する
春休み・夏休み・冬休みの期間は特に
読書量を確保したいものです。

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