2009-01-26

問題を解き切る力を身につけよう(4)

それでは実際の授業の例を取り上げて具体的に見ていくことにしましょう。

【設定】
1.ある問題集の大問②は速さの問題(中堅私立中学校の入試問題レベル)
2.小問6題(1)~(6)がある。
3.②(4)には優劣の付け難い3つの解法がある。

【大手塾の授業例】
1.②(1)~(6)を黒板で説明する。
2.別ページの類題を宿題とする。
最短・最速の解法をひとつ示します。
当然、生徒はその解き方で宿題をこなします。
結果、「パターンに当てはめて解く能力」は向上します。
しかしパターンから少しでも外れる問題や設問の仕方の異なる問題が
出題された途端に解けなくなってしまうのです。
変化への対応力が全く養われていないからです。
大手塾の先生がみな、そのような授業を望んでいる訳ではないと思います
進度のノルマがあるために「仕方なく」という先生も多いことでしょう。
次回模試の出題範囲が食塩水の濃度までならそこまでは
是が非でも終わらせなければならないのですから。

【Q.E.D.進学塾の授業例】


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