2022-04-01

QED進学塾の高校受験生(T)~今回の国社数と次回の学習予定

QED進学塾の高校受験生のTくんの今回の国語・社会科・数学と次回の学習予定です。

【国語】
Tくんは、毎日少しずつ『家庭学習ノート』に『新自習教室』の作文の問題を演習しています。
作文を得意とするTくんの文章には、減点対象となるところがほとんどありません。
今回、減点箇所(ー1点)は、たった1つだけでした。

埼玉県が発表している「作文の評価の観点」に、『文章 ○文脈(主・述の照応など)・用語などに不適切なところはないか。』という項目があります。
それに鑑みて、Tくんの減点(ー1点)は、上記の「用語の適切さ」によるものでした。

作文に限ったことではないのですが、国語力の礎(いしずえ)となる二本の柱は、「文字力」と「語彙(い)力」です。
そして、国語はすべての教科の土台となる教科です。
(英語の試験であっても、問題文は通常日本語で書かれています。)
ということは、文字力と語彙力とを鍛えれば5教科の成績が総合的に向上するのです。

ですが、これは一朝一夕に成せるものではありません。
今回の授業でTくんは、文字力の不足分を語彙力で補う方法を学習しました。
このようにして、文字力と語彙力とをやりくりしながら文章を書き上げるのも、作文に必要な能力なのです。

また、Tくんは、漢字の文字と音(音読み)の相関を学び、文字力を向上させました。
(例)
「博」=音読みが「ハク」なので、点が必要。
「専」=音読みが「セン」なので、点が不要。

上記の(例)は、
音読みの最初の文字が、「ハヒフヘホ」「パピプペポ」「バビブベボ」の何れかのときに点が必要で、それ以外のときには点が不要であるという、法則に則っています。

文字力を向上させるには、一つ一つの文字について、音読み・訓読み・熟語などを丁寧に学習して行くことが大切です。
ですが、上記の(例)のような法則性や、漢字の成り立ちの4パターンなどを知ることにより、文字力の全体を一気に底上げすることも可能です。

塾長は、「漢字をひたすら書いて覚えなさい。」とは言いません。
人間は、単純作業の果てしない繰り返しに耐えられないからです。
ところが、絶対的な法則性やよくあるパターンに当てはめながら、つまりは「考えながら」漢字を学べば、それはもう単純作業ではありません。
Tちゃんが楽しみながら飽きずに漢字の勉強を続けてくれること、そして漢字学習を通して文字力と語彙力とを同時に鍛えてくれること、これを塾長は期待しています。

Rome was not built in a day. 「ローマは一日にして成らず。」
Little by little, one goes far. 「塵(ちり)も積もれば山となる。」

Tちゃんがゆっくりと、しかしながら一歩一歩着実に、しかも楽しみながら、日々の勉強の積み重ねによって学力を伸長させ続けてくれることが、塾長のいちばんの願いです。

つづく

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