2022-04-27

QED進学塾の高校受験生(R)~今回の国語・理科と次回の学習予定

QED進学塾の高校受験生のRくんの今回の国語・理科と次回の学習予定です。

Rくんは、埼玉県随一の公開会場模試である「第1回北辰テスト」を受験したばかりです。
塾長が何も言わずとも、Rくんは同模試の5教科の問題を一式揃えて登塾してきました。
「自分は今日これを勉強するんだ。」
そんなRくんの意思が塾長に伝わってきました。
鉄は熱いうちに打て。
早速塾長は、同模試の国語と理科の問題を塾の授業で取り上げました。

【国語】
Rくんは、漢字をその成り立ちから学習しました。
漢字の大部分は「形声文字」です。
「形」は意味を、「声」は音読みを、それぞれ表しています。
すなわち、「形声文字」は、意味を表す部分と音読みを表す部分とで構成されているのです。

模試や入試の国語の問題には、必ず漢字の「読み」と「書き」が出題されます。
「書き」の問題は、その漢字を知らないと書けないので、文字力と語彙力の勝負です。
ところが「読み」(音読み)は、そうではありません。

たとえば、「泳」の字が読めない子がいたとします。
それでも、「さんずい」が水を意味することを知っていれば、その部分が「意味」を表す部分だと理解できます。
そこで、「泳」の「さんずい」を指で隠すと「永」になります。
つまり、「永」の部分は「音読み」を表す部分と分かります。
ということは、その子が「永」(エイ)という読み方さえ知っていれば、「泳」を「エイ」と音読みすることができるのです。
このようにして、読み方を知らない漢字であっても、その漢字の一部分の「音読み」を知るだけで読めてしまうことは多々あるのです。

さて、同模試には漢字の問題が5問出題されました。
「音読み」を問う問題が2問。
「訓読み」を問う問題が1問。
「書き」の問題が2問。
以上で計5問です。

このことからも分かるように、漢字の「読み」の問題は、「訓読み」よりも「音読み」が多く出題される傾向にあります。
ですから、知らない漢字の音読みを問われたら、その字の「一部分を指で隠す」作戦が有効なのです。

ところで、2字熟語の9割は「音+音」「訓+訓」のように同種の読み方をします。
これが基本です。
「音+訓」の「重箱読み」や「訓+音」の「湯桶読み」は、中学入試ではよく出題されても、高校入試や大学入試にはあまり出題されません。
なので、基本通りに「音+音」「訓+訓」で読んだほうが得策なのです。

今回Rくんは、上記のような感じに関する知識を学びました。
知らない漢字の読みが試験問題に出題されたら、諦めてしまうのがこれまでのRくん。
知らない漢字の読みが試験問題に出題されたら、「指で隠す」作戦で「音+音」の読み方を解答用紙に書くのがこれからのRくんです。

今回Rくんが学んだのは、漢字だけではありません。
Rくんは「指で隠す」作戦を学習することで、分からない問題でも諦めずに何とかして「答えを捻りだす」姿勢をも学ぶことができたのです。
この姿勢は、どんな試験のどんな教科にも有効です。
「得点を1点でも多くもぎ取ってやる。」
そんな貪欲な姿勢が、テストの点数を押し上げるのです。

翻って理科。
今回Rくんは、「第1回北辰テスト」に出題された「地震の計算問題」の初歩を学びました。

さて、次回の学習予定です。
1.「地震の計算問題」の続き。
2.人称代名詞一覧表のテスト。
3.因数分解の公式判別表のテスト。
4.『計算の級別トレーニング』3級「因数分解」の問題演習。
以上の4本立てです。

0 件のコメント:

コメントを投稿