2022-04-08

QED進学塾の高校受験生(T)~今回の5教科と次回の授業予定(2)

QED日誌の前回記事の続きです。

塾長が前回記事に書いたとおり、Tくんの『家庭学習ノート』には目を見張るものがあります。
塾長は、Tくんの努力を最大限に生かそうと、張り切って授業をします。
しかしながら、授業時間は有限です。

なので、困った問題が発生します。
Tくんが家庭学習を頑張れば頑張るほど、授業時間が足りなくなるのです。
ですが、これは嬉しい悲鳴です。
塾長が時間に困るくらいの量を、Tくんが毎日勉強してくれている、そのことを塾長は大変うれしく思うのです。

今回の授業でも、塾長が時間の都合で割愛したことがあります。
(割愛「かつあい」とは、惜しいと思うものを無理して削ることです。)
それを以下に記します。

【国語・理科】(今回授業で割愛したこと)
社会科の今回授業でTくんは「産業の空洞化」を学習しました。
そこから派生して、観光名所となっている「鍾乳洞」が全国各地にあることもTくんは学びました。

「洞」は「形声文字」です。
「さんずい」(水)が意味を表します。(形)
「ドウ」(同)が音(オン)を表します。(声)
漢字の約8割が、意味を表す部分(形)と音を表す部分(声)が合体してできた「形声文字」なのです。

ところで、鍾乳洞の鍾乳石の話です。
「洞」の「さんずい」は「水」を表しますが、水だけでは鍾乳石はできません。
では、水に何が溶けているのでしょうか。
答えは、CaCO3(炭酸カルシウム)(骨の主成分)です。
CaCO3(炭酸カルシウム)は、2価の陽イオン(Ca2+)と2価の陰イオン団(CO3 2-)に分けて考えることができます。

また、NaHCO3(炭酸水素ナトリウム)は、CaCO3(炭酸カルシウム)と構造が似通っています。
Tくんが学習して間もない、第1回『北辰のかこもん』の理科の問題に「NaHCO3(炭酸水素ナトリウム)の加熱分解」に関する問題が出題されていました。

というわけで、Tくんがこの加熱分解の化学反応式を学び直す好機だと塾長は考えたのですが、授業時間の関係で割愛してしまったのでした。
ぜひまた別の機会に勉強したい、この化学反応式です。

【次回の学習予定】
5教科・・・いの一番にTくんの『家庭学習ノート。』
国語・・・『北辰のかこもん』・作文。
数学・・・『計算の級別トレーニング』
時間が許せば、
理科・・・NaHCO3(炭酸水素ナトリウム)の加熱分解の化学反応式。
【予定終わり】

互いに関連付けられた学習をしながら、5教科の学力を総合的に伸長して行きましょう。
Tくんの学力が5教科とも向上して行くこと(to不定詞)を塾長は熱望(wish)しています。

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