2022-12-27

QED進学塾の採択教材~塾教材の2023年度版『総合カタログ』が昨日到着

QED進学塾の採択教材を決定するための資料となる、塾教材の『総合カタログ』の最新号(2023年度版)が昨日塾に届きました。
塾長が現塾生とその弟妹たちに関連するページだけをピックアップして同書を読み進めたところ、あっという間に1時間が経過していました。
やはり児童・生徒たちの未来を思い描く時間は楽しいものですね。

はじめに、QED日誌の昨日の記事の補足です。
塾長は、同記事に「教科の垣根を超えた総合学習」について書きました。
その中で『それを実現するのにうってつけの教材が既刊本にある。』と書きました。

塾に届いたばかりの『総合カタログ』には、塾長のお気に入りの『読解はかせ 社会編』が今年も掲載されていました。
同書には、3R(リユース・リサイクル・リデュース)や地球温暖化など、社会科で学習する内容をテーマにした文章ばかりが掲載されています。
同書は、国語の読解力を鍛えながら社会科の知識をも増強できる、良書であると塾長は考えています。
ちなみに、この本を出版しているTM出版社は、国語・英語・社会科の文型3教科に強い会社です。

さて、QED進学塾では、受験学年用のテキストと他の学年用のテキストとを、異なる基準で選定し、そして採択しています。
今日の記事は、前者について書きます。

【受験学年】
受験生の塾生が勉強する教材は、5教科バラバラです。
現中3生の場合、5教科の主教材は4社5種に及びます。
英語と数学には副教材があり、その3冊を含めた8冊で見ると「7社8種」です。
塾長が、ここまで採択教材を細分化しているのは、各教科の専門性を重視してのことです。

前述のTM出版社のように文系科目に強い会社もあれば、逆に理系科目に強い会社もあります。
たとえば、高校受験生の理科の教材ならば、塾長は毎年のようにMM出版社のテキストを採択してます。

高校受験生用の問題集を制作するには、高い専門性と知見が必要とされます。
その教科の入試過去問を研究して、それに即した問題を掲載するには、十分な分析力が要求されるでしょう。
そして、それらの入試対策問題を学問体系に沿って受験生が学びやすいように配列するのにも、その教科に関する高い教務力が求められることでしょう。

そうすると、特定の1社の「〇〇シリーズ」などで5教科を揃えてしまえばよい、などという単純な話ではなくなります。
1教科1教科の教材をよく吟味して最善と思える主教材を採択し、必要に応じて主教材に欠けている部分を補完するための副教材を採択するのは、多くの労力と時間を要します。
しかしながら、その手間暇を惜しむ気は全くありません。
受験生の人生がかかっているのですから当然です。

とは言え、採択教材が「各教科バラバラ」であるのは、良いことばかりではありません。
教材の構成や問題配列などが5教科とも異なることによって、生徒の「勉強しやすさ」が損なわれるという短所もあるからです。

塾長が5教科の教材を画一的に採択しないのは、各教科に統一感のない欠点よりも、各教科の専門性を高める美点のほうが大きいと判断したからです。

埼玉県公立高校入試まで、残り1か月を切っています。
いよいよ最後の追い込みです。
受験生たちが手持ちの教材をフル活用して、第1志望校合格への道を真っ直ぐに歩いて行ってほしい、塾長は常にそう願い続けてきました。
そして、受験戦線の最終盤である今ここにきて、その思いはますます強くなるばかりです。
最後までいっしょに頑張って行きましょう。

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