2023-04-16

QED進学塾の小学5年生(Y)~今回の算数

QED進学塾の小学5年生のYくんの今回の算数です。

【算数】
現在Yくんは『計算の級別トレーニング 』にて「分数のたし算・ひき算」を学習中です。
今回の学習テーマも前回に引き続いて「通分」だったのですが、「通分」のレベルが1段階・2段階upしました。

【前回の通分】
分母が5の分数と10の分数の通分。
前者の分母と分子に2をかけ算して完成。

【今回の通分】(1段階up)
分母が3の分数と4の分数の通分。
前者の分母と分子に4を、後者の分母と分子に3を、それぞれかけ算して完成。

【今回の通分】(2段階up)
分母が12の分数と8の分数の通分。
前者の分母と分子に2を、後者の分母と分子に3を、それぞれかけ算して完成。

今回Yくんが最も苦戦したのがこの(2段階up)の通分です。
まずは、12と8の最大公約数が「4」であることに気付くのが第1のハードルで、Yくんがこれをクリアするのに約1分間を要しました。

続いて、第2のハードルは最小公倍数。
Yくんは、今回初めて「ユークリッドの互除法」を学び、そして早速使ってみました。

12÷4=3
8÷4=2
よって、
最小公倍数は4×3×2=24。

【別解】(たすきがけ)
12÷4=3・・・・・・・・・・(1)
8÷4=2・・・・・・・・・・・(2)
よって、
最小公倍数は12×2=24。
最小公倍数は8×3=24。

Yくんは、この【別解】のほうを気に入ってくれました。
ななめにかけ算(たすきがけ)するときの2本の直線が交わって、ちょうどかけ算の「×」の記号になるところが、視覚的に分かりやすかったようです。

もうひとつ【別解】には利点があります。
上記の(1)式を見れば、分母が12の分数の分子・分母に2をかけ算することが、
上記の(2)式を見れば、分母が8の分数の分子・分母に3をかけ算することが、
それぞれ一目瞭然だからです。

【習うより慣れよ。】
今回の授業では「習う」だけで精一杯だったYくんですが、これから少しずつ「慣れて」行ってほしいところです。
せっかく便利な解き方を習っても、実戦で使いこなせなければ意味がありません。
便利な道具を駆使できるまでに熟練度を向上させるには、毎日少しずつ練習するのが一番の近道です。
週に1度まとめてやったりする方法では、なかなか定着しないのです。

だから、塾長はYくんの宿題をいつも「日割り」で出題しています。
宿題の1日の演習量は『計算の級別トレーニング 』の5問だけという少ない問題数なのですが、Yくんにとって無理のない量を毎日こつこつ続けることが大切なのです。
「分数の達人」を目指していっしょにがんばって行きましょう。

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