2014-03-10

Q.E.D.進学塾の高校受験生~埼玉県公立高校入試(学科試験)を終えて(5)

Q.E.D.日誌の昨日の記事の続きです。
5日間連続で書いてきた「埼玉県公立高校入試」シリーズの最終回です。

易しい問題では点の取りこぼしなく完答すること、難しい問題では部分点の加点を一点でも多く取りに行くこと、入試の合計点を伸ばすにはこの両方が必要です。

部分点の与え方で最も分かり易いのはキーワード方式です。正しい用語が書かれていれば点数を与えるという採点方法です。たとえば雲のでき方を説明させる問題なら「断熱膨張」という用語が加点対象となるのです。

中学1年生のKちゃんの学校では、数学の定期試験に「数学用語」が毎回出題されます。その配点はいつも10点です。この出題形式から数学の先生の「正しい用語を覚えてほしい。」という意思が伝わってくるようです。

この先生に触発された塾長は、以前にも増して「用語の説明」に授業時間の多くを割くようになりました。よいと思ったものは積極的に取り入れて行きたいものです。

用語を覚えることは、単に部分点を取りに行くだけでなく、論述力そのものの強化にも役立ちます。これは数学に限らず全ての教科に言えることです。

1年生のうちから用語を正しく覚える学習習慣を身に着けてほしいものです。そうすることで、5教科すべてにおいて「書く力」を伸長し、結果入試総合得点を押し上げるのです。

Q.E.D.進学塾の開校日は2007年5月1日です。その初日から受講した子、すなわち塾生第一号が当時小学5年生で新高校3年生のMoちゃんです。塾長はMoちゃんのお父さんの「基礎を教えてほしい。」という7年前の言葉を今でも覚えています。教育理念の一致をみてうれしかったのです。

「読み」「書き」「そろばん」は寺子屋の時代から変わることのない学習の三本柱です。これらの柱に「用語」という筋交いを入れて、学力の堅牢な土台を築き上げたいものです。

(終わり)

0 件のコメント:

コメントを投稿