2023-01-09

QED進学塾の高校受験生(R)~埼玉県公立高校入試まであと44日

QED進学塾の高校受験生のRくんは、2023年2月22日に埼玉県公立高校入試を受験します。
入試日まで残すところ44日となりました。
残り44日と聞くと「日にちがない!」と焦ってしまいそうです。
しかしながら、言い方を変えれば「1か月と2週間も」たっぷり時間が残されていると考えることもできます。
塾長の考えは後者です。
Rくんも同様に考えて、地に足の着いた受験勉強を最後まで続けてくれることを、塾長は望んでいます。

【英語】
埼玉県公立高校入試の英語の問題に、5行の課題英作文が毎年出題されます。
これは、通称「5文」と言われます。
「5文」は、今年も間違いなく出題されることでしょう。

「5文」が試験に出ることが分かっていて、しかもその配点も高く、なおかつ部分点も稼ぎやすい、これだけの好条件が揃っているのですから、落ちている点数を拾いに行かない手はありません。

というわけで、Rくんは今「5文」を学習中です。
と言っても、Rくんはまだ英作文を書く演習を積み重ねる段階にありません。
今Rくんは、英作文を書くために必要な英文法の知識を充実させているところです。
そのために、Rくんは既習の英文法を毎日家でテストしまくっています。

英作文の演習を毎日行って熟練度を上げる「実戦練習」は、入試直前の3週間で十分間に合います。
今焦って演習を開始することは得策ではありません。
もし、Rくんが不安点を数多く抱えたまま見切り発車してしまえば、間違いだらけの英作文を書いてしまうこととなってしまいます。
間違いを反復演習すると、その間違いが体に染みついてしまうので、逆効果でしかないのです。

Rくんの演習開始時期は、早ければ来週の頭、遅くともその1週間後を塾長は予定しています。
これは、塾長が「覚えて来てね。」と言った英文法を、Rくんがどれだけ早く覚えてくるかにかかっています。
Rくんが毎日毎日の自己診断テストの繰り返しによって、できるだけ早期に、なおかつ正確に、文法事項を覚えてくれることを塾長は期待しています。

【数学】
現在Rくんは、「中心角」と「円周角」を学習中です。
こちらは、英語よりも進度が速く、既に「実戦練習」すなわち演習問題を解きまくる段階に入っています。

たとえば、Rくんは「直径の円周角は90度。」をすらすら言えます。
実際に、Rくんがこの知識を使う演習問題を解くと・・・・
鉛筆が止まってしまいました。
なぜこうなってしまったかと言うと、「知っている」ことと「解ける」ことは異なるからです。

塾長は、Rくんに「問題図の円の中心をいの一番に見なさい。」と教えました。
円の中心を通る線分=直径だからです。
すると、Rくんは瞬時に「直径」に気付くようになりました。
あとは、Rくんのお得意の「直径の円周角は90度。」という知識を活用するだけです。
こうして、Rくんは同問題をスムーズに解けるように進化したのです。

この問題の肝は「着眼点」にあります。
Rくんは、どこを真っ先に見るべきかを知ったことで、自らの持てる知識を直ぐに活用できるようになりました。
そこから先は反復演習です。
Rくんは、演習問題を数多く解いて、「体が勝手に動く。」「目が自然と円の中心に向く。」ところまで、熟練度を上げていく必要があります。
つまり、「頭が覚えている。」を、もう一段階上の「体が覚えている。」に変えるための演習なのです。

【5教科共通】
1.まず、必要な知識を覚える。
2.次に、着眼点を知る。
3.1.と2.(あるいは2.と1.)を用いて問題演習を積み重ねる。
4.すると、2.に自然に目が向き、瞬時に1.を引き出すことが可能になる。
5.結果、問題を短時間で正確に解ける。

Rくんがこのようなステップを踏んで、最後の最後の入試前日まで、得点力を向上させ続けてくれることを、塾長は切に願っています。

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