2023-01-07

QED進学塾の高校1年生(S)~今回の英作文(第2講)

QED進学塾の高校1年生のSくんは、1月22日の日曜日に英検の準2級を受検します。
明日がちょうど同検定試験の2週間前です。
いよいよ受検勉強のラストスパート、同級の一発合格を目指していっしょに頑張りましょう。

塾長は、Sくんのお母さまからお菓子の差し入れをいただきました。
おいしいお菓子をありがとうございました。
お菓子は「いちご」「れもん」「ピスタチオ」「ジャンドゥーヤ」の4種のミルフィユの詰め合わせでした。

お菓子が大好きで、中でも洋菓子が大好物の塾長ですから、深夜に甘いものを食べてはいけないと分かっていても我慢できるはずがありません。
このQED日誌を書き始める前に、さらにその前にメールを書き始める前に、塾長は4種とも味見してしまいました。
4つも食べていて「味見」とは言えないですよね(笑)

「いちご」の甘酸っぱさ、「れもん」の爽やかな香り、「ピスタチオ」の濃厚さ、「ジャンドゥーヤ」の強いナッツ感、4者4様にどれも美味で、お箸が止まりません。
大変おいしゅうございました。
ありがとうございました。

というわけで、Sくんの英語の授業の冒頭はフランス語でした(笑)
フランス語→英語→日本語(仏→英→日)の順に、
(ミル→ミリ→千)・(フィユ→リーフ→葉)です。
よって、ミルフィユは千葉県・・・ではなくて、
「千枚の葉」という意味なのです。

「ミリ=千(分の1)」を知っておくだけで、mm(ミリメートル)、mg(ミリグラム)、mL(ミリリットル)などが理解できるので、数学や理科の単位変換の問題を解く際に役立ちます。

また、お菓子などの実物を見ながら、つまり具体物とセットで覚えた知識は、頭に残りやすい傾向があります。
だから塾長は、物と知識をセットで学べる機会を常に窺っていて、その好機が来ると逃すことなく、いつも嬉々として教えているのです。

さて、本題の英検に戻ります。

Sくんは、自分から「英検の勉強がしたい。」と塾長に言ってきました。
そして、英検対策講座の第1回目から「英作文を練習したい。」とも言いました。
Sくんは、自分が何を勉強したいかが明確になっていて、かつそれを明示することができます。

今回の授業の開始時に、既にSくんの机上には英作文を学習するための教材が出してありました。
Sくんは「今日は塾でこれを勉強する。」という目的意識を持って登塾してきます。
これからもぜひこれを続けてほしいと思います。

というわけで、今回の英検対策講座の2回目は、「英作文」(第2講)でした。
英検準2級の英作文(課題英作文)は、次のようにして出題されます。

【問題】
あなたは、(今現在よりも)多くのボランティア活動をすべきだと思いますか。
これについて、600語程度の英語で書きなさい。

英作文を書く際の条件は、
1.自分の考えを明記する。
2.1.の理由を2つ書く。
3.まとめ(結論)を書く。
の3つです。

まず、Sくんは、国語の小論文の書き方に、
(1)「序論→本論→結論」の3段落構成。
(2)「起→承→転→結」の4段落構成。
(3)「結論→本論→結論」の3段落構成。(双括型)
の3つの型があることを学びました。
そして、この英作文は「双括型」であることを理解しました。

ところで、英作文は人が採点しています。
AIの発達の目覚ましい昨今ですが、今でも採点は人力なのです。
人間が採点している以上、採点の甘さ・辛さにはぶれが生じます。

採点者は、大量の英作文を読まされます。
人間ですからだんだんと疲れてきます。
そんなときに、読みにくい英作文と、読みやすい英作文とがあったらどうでしょう。
採点者は、前者を見て嫌な気持ちになり、後者を見てはほっとすることでしょう。
どう考えても心証が良いのは後者です。

採点者は、いつも公平・公正を心がけています。
それでも、前者の採点は厳しくなり、後者の採点は甘くなりがちです。
それが人情というものです。
ならば、極力読みやすく書くことが大切なのは言うまでもありません。

これは、英検の点数を稼ぐための技術です。
ですが、その根底にあるのは単なる技術論ではなく、疲れているであろう採点者を気遣う気持ち、すなわち思いやりの心です。

「採点者の目にどう映るか。」
フィギュアスケートや体操などの「採点競技」では、これが重視されます。
マークシート方式や記号選択式などを除くすべての試験も、採点者の裁量の入り込む余地がある「採点競技」だと考えれば、「どう映るか」は決して無視できるものではありません。

では、採点しやすい答案を書くには、どのような点に留意すればよいのでしょうか。
そのために必要なのは「見やすさ」と「分かりやすさ」です。
先ほどの英作文(1.2.3.)を例にとります。
特に、「2.理由を2つ書く。」のところを詳しく書きます。

1.自分の考えを1行で書く。(結論)
2.  First , because ・・・・
2.  Second , because ・・・・
3.まとめを1行で書く。(結論)=(1.と同じ内容を別の表現で)

2.を書く際に、上記のような「字下げ」を行います。
これにより、段落の始まりが格段に「見やすく」なります。

また、2.の書き始めの2単語を上記のように揃えます。
これにより、それぞれの段落が、「第1の理由」が書いてある段落と、「第2の理由」が書いてある段落であることが、誰の目にも「分かりやすく」なります。

記事が長くなってしまったので、ここからは簡略に書きます。

さらに、Sくんは5文型をも完全攻略してしまいました。

Sくんは、ここまでの学習内容をわずか2時間で習得してしまいました。
素晴らしい集中力です。
あとは復習あるのみ。
せっかく習得したことを忘れてしまっては、あまりにも勿体なさすぎます。
Sくんが今回の授業内容を家庭学習で自分の血肉となる知識として定着させてくれることを、
その知識を次回授業(英作文の第3講)でフル活用して英文を書いてくれることを、塾長は大いに期待しています。

Sくんは、第2講で英作文の大枠(骨格)を学びました。
次回の第3講では、これに肉付けをして行きます。
自分が「書きやすく。」
採点者が「見やすく。」
その結果として高得点が「得やすく。」
そんな英作文の書き方をいっしょに学んでいきましょう(^^)/

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