2023-01-05

QED進学塾の中学1年生~(U,K,A)~今回の英語

QED進学塾の中学1年生のU,K,Aくんの今回の英語です。

Kくんは、学校の冬期課題である『不規則動詞変化表』を塾に持参しました。
冬期課題はそっくりそのまま課題テストの試験範囲で、これはよくあるパターンです。

かねてより塾長は、早ければ冬期講習期間中に、遅くとも学年末試験試験終了後に、『不規則動詞変化表』を履修開始しようと考えており、そのつもりで同表のプリントを用意していました。
塾長は、今こそ同表を履修開始するときとばかりに、3名にA4プリント2枚ずつを配布したのです。

Kくんが持参したプリントには、「原形」と「過去形」のみが記載されていました。
一方、塾長の用意していたプリントには、「原形」「(原形が現在形に含まれない動詞のみの)現在形」「過去形」「過去分詞形」が掲載されています。

塾長は、これまでの経験則から、
1.原形と過去形を先に学習する。+のちに過去分詞形を学習する。
2.原形・過去形・過去分詞形を最初からまとめて学習する。
の両者の学習時間を比較すると、後者のほうが2割から3割ほど短時間で同表を習得できることを知っています。

「分散学習」の効果は、世に広く知られているところであり、この理論に則れば「1.」のほうが学習効率は良いはずです。
ところが、塾長が実験してみたところ、それとは逆に「2.」のほうが優秀な結果が出たのです。

QED進学塾が開校してから2番目に入塾した児童で、Mちゃんという子がいました。
Mちゃんは、小学4年生の春に入塾し、中高一貫の私立中学に入学し、中高の6年間で学力を大きく伸ばし、このままエスカレーターで大学に進学するのは勿体ないほどの好成績を修め、より偏差値の高い大学を外部受験して無事合格しました。
塾長は、Mちゃんの小4から高3まで(中学受験から大学受験まで)ずっと学習指導しました。
塾長が9年間を連続して教えた子は、今のところMちゃん唯一人です。
Mちゃんの通った私立中学・高校は、100年以上の歴史ある学校で、大昔から英語教育に定評があります。
そして、Mちゃんが同校から配布された『不規則動詞変化表』は、上記の「2.」のパターンでした。

10年前のことです。
塾長は、公立中学校に通う塾生にも、「2.」の変化表を試してみることにしました。
すると、これが大成功。
生徒が表を覚える時間が短かく、なおかつ忘れるまでの時間が長くなりました。
それから、塾長は「2.」を愛用するようになったのです。

このことから、塾長は、
(1)原理原則を知って、それを忠実に実行すること。
(2)あえて(1)に反することを試してみる価値があると思われる正当な理由があれば、積極的に試してみること。
の両方が大切であることを学びました。

『不規則動詞変化表』の学習で言えば、
(1)の原理原則に該当するのが、分散学習の効果です。
(2)の理由にに該当するのが、英語学習に定評のある学校の教え方が「2.」だったことです。

これからも、原理原則だけでなくその例外則をも学び続けて行きたいと、塾長は思うのです。

つづく

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