2022-01-23

QED進学塾の塾長~2022年「大学入学共通テスト」を終えて1週間(2)

QED日誌の前回記事の続きです。

2.計算力。
最初に当たり前のことを言います。
練習あるのみ。
計算問題を数多く演習することです。
これは誰もが考えつくことでしょうが、有効な手段であることは間違いありません。

とにかくガリガリ計算する。
日々計算を繰り返して、計算力を鍛える。
力で押し切る。
パワー勝負。
こんな筋力にものを言わせる戦い方もありだとは思います。
この戦型が得意な子もいます。

とはいえ、力だけではどうしようもないこともあります。
たとえば京都大学の理系数学入試。
これを力任せに解こうとすると、計算量が膨大になり過ぎてしまいます。
どんな計算の達人でも2時間半の試験時間内に問題を解き切ることはできません。
時間内に解くためには、論理を飛躍させる思考力も計算を工夫する技術力も持ち合わせていなければならないのです。

逆に、技だけでもいけません。
何をするにも最低限の筋力(計算力)は必用なのですから。

力も技も申し分なし。
こんなスーパーマンのような人は実在します。
ですが多くはありませんし、現実的ではありません。

力任せに計算するのが性に合っている生徒でも、最低限の技は身に着ける必要があります。
がりがり計算をするのが大嫌いで、技を駆使して楽に答えを導き出す生徒もいます。
そんな生徒でも最低限の力は必用です。
要は、生徒それぞれの特性・性格に合った形で、力と技のバランスをとることです。
それが50:50でも10:90でも90:10でも、問題が解ければよいのですから。

つづく

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