2022-01-22

QED進学塾の塾長~2022年「大学入学共通テスト」の初日から1週間

QED進学塾の塾長が「大学入学共通テスト」について思うところを書きます。

ちょうど先週の今日(土曜日)が「大学入学共通テスト」の初日でした。
その「大学入学共通テスト」の平均点は、例年と比べて大幅にダウンしました。
どうしてこんなにも難化してしまったのか。
その要因を探っていきたいと思います。
数学が専門の塾長の視点で。

「大学入学共通テスト」の数学で、最も受験者数が多い科目が「数学Ⅰ・A」です。
その「数学Ⅰ・A」の平均点が過去最低点(40点)を記録しました。
「大学入学共通テスト」の前身である「大学入試センター試験」の同最低点が48点でしたので、それを一気に8点も下回る大幅な記録更新です。

「数学Ⅰ・A」の何がそんなに難しかったのでしょうか。
結論から申し上げますと、
1.思考力。
2.計算力。
その両方が高いレベルで要求されたのが難化した理由です。

この1.と2.を考えるために「数学Ⅰ・A」の試験問題の1問にスポットを当てます。

その問題を一見すると、高校入試の社会科(地理)の問題のようにも見えます。
地図(地形図・断面図)が図示されているからです。
また、その問題を一見すると、中学入試の適性検査の問題のようにも見えます。
「太郎くんと花子さん」の会話文を通して、論理が展開されているからです。
これらを見ただけでも高度な「思考力」が試される1問であることが容易に想像できるのではないでしょうか。

想像通り、この問題は一筋縄では行きません。
いくつもの段階を経てようやく答えにたどりつくことができる問題です。
ステップ数が多いということは、すなわち計算量も多いということです。
今年の「数学Ⅰ・A」の問題を試験時間内に解き切れなかった受験生がさぞ多かったことでしょう。

と、分析はここまで。
ならば、どのように対策をすればよいのでしょうか。
その話はQED日誌の次回記事にて。

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