2023-06-15

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の5教科(2連載記事=その1)

QED進学塾の中学1年生のEくんの今回の5教科です。
今日は2連載記事の第1回目です。

Eくんは、家庭学習で5教科を毎日勉強しています。
しかも、勉強した日付けを問題集に記入しているので、いつどの問題を解いたのか一目瞭然です。
こうして、自分が勉強した足跡を記録することは、毎日の学習のリズムを快調にします。
記録は、学習習慣を身に着けるにも、一度身に着いた習慣を手放さないためにも、大いに役立ってくれるのです。

そのうえ、Eくんは、自分が解いた問題を決して解きっ放しにしません。
問題を解く→丸つけをする→赤ペンで間違い直しをする、ここまでがワンセットで、それを毎日確実に実行しています。

しかも、Eくんは、自分が勉強しやすいように様々な工夫をしています。
たとえば国語。
Eくんは、国語の家庭学習で『定期テスト対策ワーク (栄光ワーク)』の漢字と語句のコーナーを毎日少しずつ勉強します。
この「少しずつ」が肝要なのです。

1.分散学習効果。
人間の脳は、一度に大量の覚えものをするよりも、小分けにして覚えたほうが覚えやすく、なおかつ忘れにくいという性質を持っています。

2.心に余裕。
毎日国語を1ページ、などと自分に義務を課してしまって、それがだんだんつらくなってきてしまう子がよく見受けられます。
今日は調子がいいから漢字・語句を5行勉強しよう、今日は疲れているから2行だけ、今日は理科の密度の計算問題に集中したいから【1行でいいや】、こんなふうに臨機応変に勉強することが当たり前になってくると、心に余裕が生まれます。
自分の体調やほかの教科との兼ね合いなどによって、柔軟に対応するのが長続きのこつです。

塾長が【1行でいいや】をすみつきかっこで括ったのは、「0と1では大違い。」と言いたかったからです。
たとえ1行でもいいから、5教科を毎日勉強する習慣をEくんが身に着けてくれることを塾長は切に願い、Eくんはその習慣がもうほとんど身に着いています。
ぜひこれを継続してほしいところです。

3.自分なりの工夫。
Eくんが家庭学習で、漢字と語句の問題を途中の2行ほど解いていないところがありました。
その2行だけ紙が白いので、塾長は直ぐに見つけることができました。

塾長「ここ(白い2行)は、問題が難しかった?」
Eくん「うん。」
これでいいのです。
ボスキャラと戦うのは、体力・気力の充実しているときがいいに決まっているからです。

このやり方は、塾長が学習指導したものではありません。
Eくんが自分で編み出したものです。
自分の頭で自分に合ったやり方を考えられることは素晴らしいことです。

ボスキャラとの対戦は、日を改めて再挑戦するもよし。
敵が強大すぎると思えば、次回登塾日に塾長に聞くもよし。
決して無理をしないことです。

勉強量、勉強時間、問題レベル、この3つのうち1つでも無理をしてはいけません。
ですが、「今日はこの教科の問題を1問も解かなかった。」という日を作るのもいけません。

最小の勉強量=1問×5教科=5問。
最大の勉強量=Eくんが気分よく勉強できる量まで。
1日1日、学力を積み上げて行ってほしいものです。

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