2023-06-29

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の英文法

QED進学塾の中学1年生のEくんの今回の英文法です。

Eくんの家庭学習は、もうこれ以上望むものが何もないほど理想的です。
Eくんは、5教科を少しずつ、しかも学校授業の進度に合わせて、毎日欠かさず家庭学習しています。
ですから、塾長はEくんの家庭学習ノートを見るのを毎回楽しみにしています。
Eくんが今の家庭学習を継続していけば、学力も成績も自然についてくることは間違いないので、塾長はEくんの2学期の飛躍が楽しみでしかたありません。

今回のEくんの家庭学習も素晴らしかったです。
中でも、理科の密度の計算問題は特筆すべきで、Eくんは先週塾で習ったばかりの解法を完全に自分のものにしていて、先週塾で解いたページの次のページを1ページ丸ごと満点でした。

そんな中、塾長が唯一気がかりだったのは英文法です。
今Eくんは、学校授業で「現在進行形」を学習しています。
ですが、学校では英文法をほとんど教えていないのではないかと、疑いたくなるようなことがありました。

それが今回の塾の授業での口頭試問です、

塾長「進行形の公式は?」
Eくん「うーん。」
塾長「ヒント。たし算だよ。」
Eくん「・・・・・」

答えは「beV+Ving」(be動詞+現在分詞)です。

というわけで、Eくんは今回の授業時間のほとんどを英文法の学習に投じました。

Eくんの言語感覚、すなわち言語学習のセンスは抜群です。

先々週のことです。
塾長の「何詞ですか?」の問いに、Eくんが「主語」と答えたことがありました。
これは厳密にいえば間違いです。
塾長の質問は品詞(単語の種類)を問うているのに、Eくんは文節の種類(主語)を答えたからです。

ですが、塾長はEくんを褒めちぎりました。
主語を構成する単語は、「名詞+助詞(格助詞または副助詞)」であり、「名詞」が答えとなる塾長の問いに対して、Eくんが「主語」と答えたことは、Eくんの言葉に対するセンスの良さを物語っていたからです。

しかしながら、感覚的に答えているのみでは間違ってしまうのが英文法・国文法です。
しかも、その間違いを犯すであろう受験生が多いことを見越して、そこを突いてくるのが入試問題です。
その陥穽にずっぽりと嵌ってしまわないためには、やはり文法力を養うよりないのです。

塾長は、昨日の『QED日誌』に「塾生ひとりひとりの持ち味を生かした英語教育をしたい。」と書きました。
Eくんに最も適した英語の勉強法は、Eくんの優れた言語感覚を最大限に生かしながら、同時に文法力を育てて行くことだと塾長は考えています。

今学校で習っている、数学の文章題や理科の密度の計算を得意気に解きまくっているEくんの、論理力が低かろうはずがありません。
論理的思考のできるEくんだからこそ、学校であまり詳しく教えていないであろう文法を、塾でしっかりと学ぶ価値は大いにあるのです。
それを学ばないことは、せっかくのEくんの論理的思考能力を生かし切れていなことに他ならないからです。

英語長文読解問題でも英作文問題でも、それを解くための基礎基本、すなわち土台となっているのは英文法です。
Eくんが堅牢な土台の基礎工事(英文法の力)の上に、立派な高層建築(総合的な英語の力=4技能)を築き上げてくれることを、塾長は切に願っています。

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