2023-06-11

QED進学塾の小学5年生(Y)~今回の英語

QED進学塾の小学5年生のYくんの今回の英語です。

今回Yくんは、象のダンボのTシャツを着て登塾して来ました。
たとえ勉強嫌いな児童・生徒でも、その勉強が好きなものと結びつくと、途端にやる気を出す子は多いものです。
これは、英語に限らずどんな教科にも言えることですが。
ましてや、英語が大好きなYくんのことです。
塾長がYくんに「今日はダンボの勉強をしよう。」と言うと、Yくんは目をキラキラさせて「うん♪」と返事をしました。

塾長「『D』のフルネームを言って。」
Yくん「ディー・ドゥ。」
塾長「よくできました。じゃあ、『ドゥ』を5文字に増やして。」
Yくん「ダ・ディ・ドゥ・デ・ド。」
塾長「お見事。次は『u』のフルネーム。」
Yくん「ユー・ア。」
塾長「正解。母音(アイウエオ)が登場したら何をする?」
Yくん「前の子音とたし算する。」
塾長「たしてみて。」
Yくん「ダ。」
塾長「大正解。ほら、ダンボのダになったでしょ。」
Y「ほんとだ。」

このようにして、Yくんは、毎日家庭学習しているフォニックスをフル活用して英語を発音します。
つまり、塾の英語の授業でYくんは、毎日の家庭学習の演習問題を解いているようなものです。

さらに、今回授業でYくんは「ン」の使い分けを初めて学習しました。
英語やヘボン式ローマ字では、「b」(ブ)「m」(ム)「p」(プ)の前の「ン」に「n」ではなく「m」を用います。
今回Yくんはその理由を学びました。

「b」「m」「p」を口を開けたまま(上唇と下唇をくっつけないで)発音することはできません。
そこで、この3つを発音する前の「ン」は「m」を用いるのです。
つまり、次の音を発音するために口を閉じなくてはならないことが確定しているので、あらかじめ「m」で口を閉じて次の音の事前準備を済ませておくということなのです。

この知識があれば、英語の綴り字で「ン」を「n」で書くべきか「m」で書くべきかを、いちいち覚えたりする必要もなければ、「どっちだっけ?」と考える必要もありません。
余計なストレスを感じたり、無駄に勉強時間を使ったりすることがないのです。

Yくんは、「Dumbo」(ダンボ)のTシャツ1枚から、実に多くのことを学びました。
名前(固有名詞)の最初の1文字は必ず大文字で書き始めること、Yくんが毎日音読しているフォニックスの実践演習、「ン」の使い分けなど。

「Dumbo」を完全習得してご機嫌のYくんに、塾長はこう問いかけました。
塾長「アンパンマンは好き?」
Yくん「好き。」

アンパンマンの3つの「ン」にかぎかっこ「」をつけます。
A「m」pa「m」ma「n」

Yくんは、「Dumbo」で「b」の前の「m」(ン)を、「Ampamman」で「p」と「m」の前の「m」(ン)を、それぞれ学習しました。
これにて「b」「m」「p」の三役揃い踏みです。

つづく

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