2023-08-31

QED進学塾の中1生(E)・中2生(U)~夏期講習会を終えて

QED進学塾の中学1年生のEくんと中学2年生のUくんは、夏期講習会を本日修了しました。
夏期講習会最終日に両名が勉強したのは、国語・理科・社会科の3教科でした。
塾長は、その時間割で授業時間の大半を占めた「酸性雨」について、今回の『QED日誌』に書き記します。

Eくんは、家庭学習で5教科を1問ずつ、あるいはそれ以上を毎日解いています。
つまり「今日はこの教科を勉強しなかった。」という日がありません。
Eくんは、毎日5教科の問題を解くことで、総合的な学力の底上げを図っているのです。
継続は力なり。
とにかく毎日それを続けているEくんは立派です。

Eくんは、社会科の1問1答式問題を毎日解いています。
その中の1問に答えが「酸性雨」となる問題がありました。
Eくんは、「酸性雨」の説明文を読んでも今一つぴんと来なかったようで、塾長に質問をしてきました。

折しも、EくんとUくんは原子記号の20番までを覚えて、さらに結合手と酸化数について詳細に学習したばかり、今このタイミングならば以下のことを両名が理解できると判断した塾長は、授業時間の8割を投入して「酸性雨」の勉強に充当したのでした。

酸性雨の元凶は、窒素酸化物NxOyと硫黄酸化物SmOnです。
(x,y,m,nは自然数)
たとえば、(x,y,m,n)=(1,2,1,3)の場合、
窒素酸化物と硫黄酸化物が水に溶けると、硝酸と硫酸が生成します。
両名は、これを化学反応式を書いて理解することができました。

そこから、さらに両名は関連事項を次々と学んでいきます。
硝酸、硫酸、水溶液、電離、水素イオン、酸性、pHが7より小、硝酸イオン、硫酸イオン、水酸化物イオン、アルカリ性、pHが7より大、水のイオン積(和がー14になる法則)、酸化数の絶対値の和が8になる法則(N=-3,+5やS=-2,+6など)、金属の酸化物、酸性酸化物、非金属の酸化物、塩基性酸化物、・・・・・
よくこれだけのことを学習できたものです。
両名の高い集中力に拍手です。

さあ、明日から2学期が始まります。
学習意欲と集中力とを高値安定に保ったまま、2学期も勉学に勤しんで行きましょう。

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