2023-08-07

QED進学塾の中学2年生(U)~先週の復帰初戦

QED進学塾の中学2年生のUくんは、病気のため休塾していました。
病状が快方に向かったので、今月から塾に復帰しました。
先週の復帰初戦、Uくんは数学と理科を学習しました。
数学はおさらいから。
休塾前にUくんは、比例式と分数式の両方に共通する性質として、「ななめ」の「かけ算」と「入れ替え」が自由自在にできることを学んでいました。
そして、Uくんはそれを覚えていました。
学んだことを時間が経っても忘れないのは、その学習事項が完全に身に着いている証拠です。
ブランクを心配していた塾長は、これで一安心しました。
折よく、Uくんの隣の席で勉強している中学1年生のEくんが、ちょうど「方程式」の「分数式」を解いていました。
渡りに船とばかりに塾長は、比例式と分数式の両方に共通する性質として、「たて」でも「よこ」でも約分ができることを教えました。
Uくんは、それをすんなりと理解することができました。

さて、塾長がUくんの復帰初戦の学習事項に「比例式」と「分数式」とを選んだのは、それが数学と理科の計算問題に両式が生かせること、すなわち活用範囲の広いことがその理由でした。
Uくんの復帰後の通塾回数は週に1度です。
正直に言って足りないと塾長は思っています。
それでも、Uくんの学習時間の少ない中にあっても、Uくんの学習効果を最大化するためには何をすればよいかを塾長は考えました。
その方策の一つが、前述した「活用範囲の広いこと」を学ぶことでした。

これは、理数に限ったことではなく、たとえば語学においても当てはまります。
英文法を学びながら、「同時に」国文法をも学ぶことは十分に可能です。
実際のところ、塾長は毎年そのような授業を行っています。
特に、Uくんの授業に関しては、普段以上に「同時に」複数教科を学習する機会を増やしたいと塾長は思うのです。

一度後れを取ってしまえば、後から挽回が利かなくなる、何とかリカバリーしようとしても多くの時間を費やさなければならない、それが数英です。
よって、Uくんの塾での学習教科は、どうしても数学と英語が多くなることでしょう。
そのような状況下で、英文法を学びながら同時に国文法を学んだり、理科の計算問題をまなびながら同時に数学を学んだりすることを、塾長は意識的に増やして行く所存です。

Uくんの体調が全快して、以前のように週2回の通塾ができる日がそう遠からず来ると塾長は信じています。
そのときにアクセルを全開で踏めるよう、そのための準備を今からしておくべきなのです。

Uくんは、復帰初戦を勝利で飾りました。
長期休養明けながらも、それを感じさせない学習効果を得ることができました。
その勢いのまま勉強してほしいので、塾長はUくんが確実にやれるであろう宿題(化学の原子記号)を出題しました。
Uくんが学校授業・家庭学習・塾の授業の3つのサイクルの好循環を、いち早く取り戻してくれることを、塾長は切に願っています。
これから一緒に頑張って行きましょう。

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