2023-08-20

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の数学

QED進学塾の中学1年生のEくんの今回の数学です。

この夏休みにEくんは、1学期期末試験の数学のテスト問題の解き直しをしています。
今回Eくんが勉強したのは、同試験の大問2の「素因数分解」でした。
その中の1問に「1386を素因数分解しなさい。」という問題がありました。

【塾長の解法】
100×14=1400
1386=1400-14
よって、
1386=99×14
したがって、
1386=2×3×3×7×11・・・答え。
(小学生がこの問題を解くことを考慮して、累乗は使っていません。)

【補足説明】
1386を右から順に「+-+-」(6,8,3,1)すると合計が0になるので、
1386は11の倍数である。
これを式に書くと、「1-3+8-6=11」となるのですが、
塾長は「1+8=9」「3+6=9」「よしできた!(11の倍数)」というように、ほぼ無意識にやってしまいます。

1386→1+3+8+6=18
18は9の倍数なので、1386も9の倍数。
これも塾長は、つい先ほど「1+8=9」「3+6=9」とやっていますので、
和が9の倍数になることは計算しなくても分かります。
(9の倍数どうしの和は9の倍数です。)

以上のことから、1386は11の倍数でもあり、9の倍数でもあるので、
「1386は99の倍数」であることが分かります。
「99の倍数=99×整数」なのですが、
より計算しやすいのは「100×整数」ですよね。

だから、塾長は前述のように、
100×14=1400
1386=1400-14
とやったわけです。

塾長が「1386=2×3×3×7×11・・・答え。」を暗算で即答すると、
通塾を開始してから日の浅い生徒は「塾長の計算力はすごい!」と勘違いしますが、
長年通塾している生徒は「塾長がまた何か技を使ったな。」と思うのです。

つづく

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