2023-08-25

QED進学塾の中学1年生(E)~今回の数学・算数

QED進学塾の中学1年生のEくんの今回の数学・算数です。

先週、Eくんは「11の倍数」の調べ方を勉強しました。
今回の授業の冒頭、早速塾長はEくんに口頭試問を行いました。
その試験結果を発表します。

Eくんは「+」「-」「+」「-」を1の位から順に繰り返すという、手順を正しく覚えていました。
そして、最終的にそれらの和が「0」となることを、Eくんの得意の化学の知識を生かして「酸化数の和が0」という覚え方で正しく覚えていました。
よくできました(●^o^●)

しかしながら、Eくんは以上の2つのことを正しく覚えていても、それが「11の倍数」であるという肝心なことを忘れていました。
これは大ピンチ!
・・・・・ではなく「大チャンス」かもしれないと、塾長は瞬時に考えました。

塾長「『小の月』って知ってる?」
Eくん「うーん・・・」

というわけでカレンダーの勉強です。
カレンダー問題(過去や未来のある時点の日付けや曜日を問う問題)は、受験算数の頻出問題です。
中学入試より頻度が少ないものの、高校入試でも(特に、考察の過程を問う思考力問題で)出題されることがあります。
ですから、塾長はEくんがこの機会にカレンダーを学んでほしいと思ったのです。

「小の月」が「31日のない月」という意味であること。
「小の月」を「西向く士」(にしむくさむらい=2・4・6・9・11)と語呂合わせで覚える方法があること。
「さむらい」は「武士」だから「士」であること。
「士」を分解すると「十」(じゅう)と「一」(いち)になるので「11月」であること。
Eくんは、以上のことを学習しました。

ここから更に発展して、
「十」(じゅう)と「一」(いち)は、「+」(たす)と「一」(ひく)とそっくりさんであること。
だから「+」「-」「+」「-」して(酸化数が)0になるのは、11の倍数であること。
Eくんは、このように関連付けて覚えることができたのです。

つづく

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